JPH02268952A - ストッパー型タンデイッシュの流量制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、鉄鋼等の連続鋳造設備において、タンディツ
シュから鋳型への溶鋼の注入流量を制御するストッパー
型タンディツシュの流量制御装置に関するものである。

［従来の技術］ 連続鋳造において、鋳型内の溶鋼の湯面制御のため、タ
ンディツシュから鋳型に注入する溶鋼の流量をストッパ
ーにより制御している。

このようなストッパー型タンディツシュにおいては、溶
鋼流量の微細制御の他に、特に鋳造の初期に手動操作に
よりストツパーを急激に開閉する必要がある。

ストッパー型タンディツシュの流量制御装置の一例とし
て、実開昭８３−４７０５７号公報に開示された考案が
ある。第２図はこの考案の斜視図で、耐火煉瓦２で内張
すされたタンディツシュ１の底部には溶鋼の注湯口（図
示せず）が設けられている。

３は上下のガイド４，４ａにより上下動可能に支持され
たストッパーロッドで、上部にはタンディツシュ１内に
おいて注湯口と同心的にストッパー６が取付けられたス
トッパーアーム５が装着されている。７はストッパーロ
ッド３の下部に設けられたラックで、タンディツシュ１
に装備した手動レバー８のセクターギヤ９と噛合ってい
る。ＩＯはストッパーロッド３と一体的に形成されたク
ランプフィンである。

１１は支持部材１８によりタンディツシュ１の鉄皮に取
付けられた流量制御用の油圧シリンダで、作動桿の端部
にはクランプ機構１２が取付けられている。このクラン
プ機構１２は、第３図に示すように、中点をピン１３で
枢支したクランプアーム１４．１４の一方の側に引張り
ばね１５と油圧シリンダ１Ｂを介装して開閉機構を構成
し、他方の側の内面にはライナー１７が設けられていて
、これを閉じることによりストッパーロッド３のクラン
プフィン１０を挾んでクランプするようになっている。

上記のように構成した流量制御装置においては、クラン
プ機構１２を閉じてクランプフィン１０をクランプする
ことにより、油圧シリンダ１１の推力をストッパーロッ
ド３に伝え、ストッパーアーム５を介してストッパー６
を微細に昇降させ、タンディツシュ１からの溶鋼の流量
を調整し、鋳型内の湯面を制御する。また、手動操作時
にはクランプ機構１２を開放したのち、手動レバー８に
よりラック７、ストッパーロッド３を介してストッパー
６を所望の位置に昇降させることができる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような流量制御装置においては、ストッパー６の
ストロークと注湯口の開度、したがって溶鋼の流量とは
、第５図の曲線ｌに示すように常に一定の関係にあるこ
とが必要で、このためには、第４図に示すようにストッ
パー６の中心は常に注湯口１ａの中心線上になければな
らない。

このような要件を満すため、前述の流量制御装置におい
ては、機構上第６図（ａ）に示すように、ストッパーロ
ッド３とストッパー６とがＡ−Ａ線上にあるとき、注湯
口１ａの中心とストッパー６の中心が一致するように構
成されている。

しかしながら、タンディツシュ１の鉄皮に変形などを生
じると、この鉄皮に固定されている支持部材１８も変位
し、これに装着された油圧シリンダ１１が変位する。い
ま、例えば第６図（ｂ）に示すように、油圧シリンダ１
１、シたがってクランプ機構１２がα０変位すると、ク
ランプ機構１２によって結合されたストッパーロッド３
もこれによって捩られ、β０回動する。この結果、スト
ッパー６は６ａの位置へ移動する。即ち、ストッパー６
の中心は６ｇだけずれたことになる（第４図参照）。こ
のため、第５図の曲線■に示すように溶鋼の流量特性が
大きく変動し、本来の鋳型の湯面制御が不可能になると
いう問題があった。

本発明は、上記の課題を解決すべくなされたもので、タ
ンディツシュの鉄皮等が変形しても溶鋼の流量特性が変
動することのないストッパー型タンデイッシコの流量制
御装置を得ることを目的としたものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係るストッパー型タンディツシュの流量制御装
置は、タンディツシュの外側にガイドにより昇降可能に
支持され、連結部が一体的に設けられかつ下部に手動レ
バーが連結されたストッパーロッドと、一端が該ストッ
パーロッドの上部に固定されたストッパーアームの他端
に取付けられ、前記タンディツシュの底部に設けた注湯
口を開閉するストッパーと、前記ストッパーロッドの連
結部と連結する連結機構を備えた流量制御用シリンダと
からなり、該流量制御用シリンダを支持部材を介して前
記ストッパーロッドのガイドに取付けたものである。

［作　用］ 流量制御用シリンダの連結機構がストッパーロッドの連
結部と連結しているときは、前記シリンダの推力により
ストッパーロッドを介してストッパーを微細に昇降させ
、そのストロークに対応シて溶鋼の流量を制御する。

手動操作を行なうときは、連結機構を開放し、手動レバ
ーによりストッパーロッドを介してストッパーを所望の
位置に昇降させる。

［実施例］ 第１図は本発明実施例の斜視図である。なお、第３図の
従来例と同じ部分には同じ符号を付し、説明を省略する
。図において、１８ａはストッパーロッド３の下部ガイ
ド４ａに固定された支持部材で、油圧シリンダ１１はこ
の支持部材１８ａに取付けられている。

本発明は上記のように構成したので、ストッパーロッド
３と油圧シリンダ１１とは常に一定関係位置にあり、タ
ンディツシュ１の鉄皮の変形等により油圧シリンダｉｔ
が変位することはない。このため、注湯口１ａの中心と
ストッパー６の中心とは常に一致し、油圧シリンダ１１
のストロークに対応して正確に溶鋼の流量を調整し、鋳
型の場面を高精度かつ微細に制御することができる。

上記の説明では、板状の支持部材を用いた場合を示した
が、本発明はこれに限定するものではなく、要は油圧シ
リンダ１１をストッパーロッド１３のガイドと一体的に
結合できるものであればよい。

また、上記の実施例ではストッパーロッド３にクランプ
フィンＩＯを設け、流量制御用の油圧シリンダ１１に設
けたクランプ機構１２によりクランプフィン１０を挾ん
で両者を連結する場合について説明したが、本発明はこ
れに限定するものではなく、例えば電磁石によりストッ
パーロッドと油圧シリンダとを連結するなど、他の連結
機構を用いてもよい。

［発明の効果コ 以上の説明から明らかなように、本発明はストッパーロ
ッド、したがってストッパーの上下動を制御する油圧シ
リンダを、タンディツシュから切り離してストッパーロ
ッドのガイドと一体的に取付けるようにしたので、タン
ディツシュの鉄皮等が変形してもその影響を受けること
がなく、溶鋼の流量を常に正確に調整し、鋳型内の溶鋼
の湯面を精度よく制御することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の斜視図、第２図は従来のストッ
パー型タンディツシュの流量制御装置の一例を示す斜視
図、第３図はそのクランプ機構の平面図、第４図は注湯
口とストッパーとの関係を示す模式図、第５図はストッ
パーのストロークと流量との関係を示す線図、第６図（
ａ）　、（ｂ）は上記従来の流量制御装置の作用説明図
である。 １ニタンデイ・ソシュ、３：ストッパー口・ソド、４．
４ａニガイド、５：ストッパーアーム、６：ストッパー
　　８：手動レバー１０：クランプフィン、１１、油圧
シリンダ、１２：クランプ機構、１８ａ：支持部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 タンデイッシュの外側にガイドにより昇降可能に支持さ
   れ、連結部が一体的に設けられかつ下部に手動レバーが
   連結されたストッパーロッドと、一端が該ストッパーロ
   ッドの上部に固定されたストッパーアームの他端に取付
   けられ、前記タンデイッシュの底部に設けた注湯口を開
   閉するストッパーと、 前記ストッパーロッドの連結部と連結する連結機構を備
   えた流量制御用シリンダとからなり、該流量制御用シリ
   ンダを支持部材を介して前記ストッパーロッドのガイド
   に取付けたことを特徴とするストッパー型タンデイッシ
   ュの流量制御装置。