JPH02268298A - 放射線遮蔽壁 - Google Patents

放射線遮蔽壁

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JPH02268298A
JPH02268298A JP1089750A JP8975089A JPH02268298A JP H02268298 A JPH02268298 A JP H02268298A JP 1089750 A JP1089750 A JP 1089750A JP 8975089 A JP8975089 A JP 8975089A JP H02268298 A JPH02268298 A JP H02268298A
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JP
Japan
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radiation
concrete
concrete layer
wall
layers
Prior art date
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Pending
Application number
JP1089750A
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English (en)
Inventor
Takemi Ishii
武美 石井
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば放射線実験施設や、放射線治療施設を
有する病院等の如き放射線を発生する施設の地下構築物
における放射線遮蔽壁に係るものである。
(従来の技術) 従来地下構築物に前記放射線遮蔽壁を構築する場合、(
i)地下地盤の土圧に耐えること、(iil地下室の壁
を通過して放射線が周囲の地盤を放射化しないこと、G
in地下水の汚染を防ぐこと、(ivl鉄筋鉄骨は放射
化され易いため、これらの鋼材を使用しない。等の条件
のもとに設計、施工される。
而して施工に際しては、地下構築物の地盤外周に山留め
を施し、掘削後、基礎工事をして地下構築物の外周を囲
繞する地下壁部は、前記の条件を満たすように壁厚の厚
い壁体コンクリートを打設し、地下地盤の土圧に耐える
とともに、地下構築物外周地盤の汚染を防止し、また鋼
材等の使用をできるだけ避けて、放射化を最小限に抑え
るものである。
(発明が解決しようとする課M) しかしながら前記従来の放射線遮蔽壁の施工方法は、鉄
筋や鉄骨等の放射化を防止するため、これらコンクリー
ト補強材の使用量をできるだけ少なくしたり、緻密なコ
ンクリートとして、放射線が漏洩し、て周辺地盤への汚
染を生起し7ないようにするためにも厖大な壁厚とする
必要がある。
更に従来の通常コンクリート中には、放射化され易い、
鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)等を
含有し7、放射線を吸収し易く、放射線施設における放
射性発生源の運転を停止したのちも、可成りの時間が経
過し7た後でなければ、人体に放射線による影客があり
、入室できなかったり、放射線防止用具を使用しなけれ
ばならない。
本発明は前記従来技術の有する問題点に濫みて提案され
たもので、その目的とする処は、従来のようにコンクリ
ート壁が過大な壁厚を有することなく、放射線による放
射化を低減し、周辺地盤への放射線の漏洩が防止され、
晦設の放射線発生源の運転停止後、速やかに壁体からの
放射線発生量が顕著に低減する放射線遮蔽壁を提供する
点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る放射線遮蔽壁
は、放射線を受ける地下壁における引張応力を生ずる部
位に配設された超高強度コンクリート層、及び圧縮応力
を生ずる部位に配設された普通フンクリート層、並に放
射線を受ける表層部位に配設された低放射化コンクリー
ト層を一体的に重層して構成されている。
(作用) 本発明に係る放射線遮蔽壁は前記し、たようC=、直接
放射線を受ける表層部位に配設された低放射化コンクリ
ート層によって、室内に設備された放射線施設から放射
線が照射された場合の放射化が著し、く低減されるもの
である。
一方、引張応力を生起する部位には超高強度コンクリー
トaを、また圧縮応力を生起する部位には普通コンクリ
ート層を配設すること番こよって放射線遮蔽壁にかかる
外力に十分に耐えろるようにしたものである。
また超高強コンクリートを用いて鋼材等の放射化され易
い補強鉄材をなくすことによって、同鉄材が放射線によ
り励起されて、放射線源が休止して放射線を照射しなく
なったのちにγ線等を放射することがなくなる。またコ
ンクリート中の鉄、コバルト、ニッケル等の微量成分の
放射線の照射による放射化が著しく低減されるものであ
る。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
地下壁における地下構築物の地盤外周側(2)に普通コ
ンクリート層(1)が配設され、室内に設備された放射
線発生施設からの放射線の照射を受ける表15+81部
位には低放射化コンクリートI!!(2)が配設され、
前記両コンクリート層(1)(2)の中間部位に超高強
度コンクリ−1[(3)が介在し、前記3つのコンクリ
ート層(1) (2) (3)が重層一体化された放射
線遮蔽壁が構成される。
なお前記放射線の照射を受ける表層(印部位に配設され
る低放射化コンクリート層(2)は、コンクリートを構
成する粗骨材(砕石・砂利・砂セメント)混和材・鉄筋
に替わる補強材(炭素・炭化けい素等の長繊維補強材)
・名種ファインセラミックス構造材(鉄系非鉄金物・チ
タン系・エンジニアリングプラスチック)等の素材に関
し、予め素材の放射化実験を行ない素材の持つ含有微量
元素の放射化量を測定し、施設の規模や用途により前記
の素材を選択して調合するものである。
具体的には、粗骨材は特定地産のもの、混和材・鉄筋に
替わる補強材は特定のメーカー品、更には、ファインセ
ラミックス構造材は特定のメーカー品からの適正素材を
組合せて行なうもので、例えば、放射線量低減率を普通
コンクリートと比べてl/100にすることが可能であ
る。
よって、従来のような普通コンクリートに比べ、鉄筋を
無くしコンクリート厚を薄くしても放射線が外部に漏洩
することを防いだり、施設の放射線が照射されたあと放
射化による残留放射能が減少し、作業員の被ば(量を低
減することができる。
また中間部に配設される超高強度コンクリート層(3)
は、各種類毎に夫々はぼ単一の粒径を有する一種類若し
くは複数種類の粗骨材をコンクリート中に、同コンクリ
ートの容積と前記素管材の嵩容積とがほぼ同一になるよ
うに混合し、水セメント比を25%未満°とし、前記粗
骨材が機械的に互いが噛合せるようにしたものであって
、その詳細は本出願人の出願に係る特願昭63−303
996号に詳述されている。
この超高強度コンクリートの特性は、前記したように構
成されているので、コンクリート中に前記粗骨材がほぼ
均等に分布し、粗骨材同志が互いに晴合い、応力は骨材
から骨材へ直接伝わることによって粗骨材間の付着力が
コンクリートの強度に寄与し、てコンクリートの強度が
増大する。
更に、第4図の超高強度コンクリートの引張り及び圧縮
強度の強さを示す図の通り圧縮強度の増加に伴って引張
りの強さも逓増する。
これによれば、例えば前記超高強度フンクリートの圧縮
強度Sc = 1.000kg / caで、引張強度
St=80kg/c−程度の強度が得られ、梓通コン〃
リートのような圧縮強度Sc = 20Q kg / 
cd程変で引張強変St=20kg/i程度である。
従って、地下構築物における放射線遮蔽壁において地盤
の外周から土圧を受けると固壁の中間部に位置する超高
強度コンクリート層(3)は引張側となり引張強度で対
抗し1、地盤外周側は圧縮側となり普通コンクリート層
(1)で圧縮力を負担する。
よって、引張力と圧縮力を受持つ超高強度コンクリート
と普通コンクリートで無筋化したり壁圧t、を薄<シて
も壁r’t t +なる従来の地下壁に相当するものが
得られる。(第2図及び第3図参照)また、前記のよう
な構成によって形成された放射線遮蔽壁は、前記無筋化
コンクリートにより放射化しやすい鉄筋を除去すること
により、前記低放射化コンクリートと相俟って性能の良
い放射線遮蔽壁とすることができる。
従来の地下放射線遮蔽壁は、放射化しやすい鉄筋が使え
ず、普通コンクリ=1・の厚さによって地下地盤の土圧
に耐えたり、放射線の漏洩を防ぐ方法のため普通コンク
リートの厚さが膨大であり、このため、コンクリ−1−
中に含まれる鉄筋(Fe)・コバルト(Co)等はコン
クリートの厚さに比例して相対的に増加し、ここに放射
線発生源を停止してもこれらに放射能が残留し放射線を
照射し続ける。
そこで、第一次的には低放射化コンクリート層(2)に
より放射能化を防ぎ、二次的に超高強度コンクリート層
(3)で無筋化し普通コンクリートとで従来のコンクリ
ート厚さを薄くすることによりコンクリート中にも鉄筋
(Fe)・コバル) (Co)等の微量成分を相対的に
低減させれば放射化が減少しT線等の放出も低減するこ
とができるものである。
(発明の効果) 本発明に係る放射線遮蔽壁は前記したように、超高強度
コンクリート層及び普通コンクリート層、並に低放射化
コンクリート層の、3層より構成され、前記低放射化コ
ンクリート層によって放射化を低減し、前記高強度コン
クリート層で引張応力を負担するとともに、前記普通コ
ンクリート層で圧縮応力を負担して間両コンクリート層
を地下地盤の土圧に耐える従来の地下壁のコンクリート
壁厚とし、壁厚が従来の放射線遮蔽壁におけるように過
大な壁厚となることがな(、しかも周辺地盤への放射線
の漏洩を防止して汚染を阻止し、また室内の放射線施設
における放射線発生源の運転を停止してから僅かな時間
の経過後でも、壁体からの放射線の発生が顕著に低下し
、人体への放射線の影響が低減し、速やかに作業員の入
室が行なわれ、更に放射線防止用具で防護する必要がな
くな
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る放射線遮蔽壁の一実施例を示す斜
視図、第2図は固壁に対する土庄の作用状態を示す縦断
面図、第3図は従来の地下放射線遮蔽壁の縦断面図、第
4図は超高強度コンクリートの引張及び圧縮強さを示す
図である。 (1)−普通コンクリート層、 (2)−低放射化コンクリート層、 (3)−超高強度コンクリート層。 代理人 弁理士 岡 本 重 文 外2名 躬1閃 躬耳ト閃 躬3図 ←−−−−−→ 右l

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 放射線を受ける地下壁における引張応力を生ずる部位に
    配設された超高強度コンクリート層、及び圧縮応力を生
    ずる部位に配設された普通コンクリート層、並に放射線
    を受ける表層部位に配設された低放射化コンクリート層
    を一体的に重層してなることを特徴とする放射線遮蔽壁
JP1089750A 1989-04-11 1989-04-11 放射線遮蔽壁 Pending JPH02268298A (ja)

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JP1089750A JPH02268298A (ja) 1989-04-11 1989-04-11 放射線遮蔽壁

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JP1089750A JPH02268298A (ja) 1989-04-11 1989-04-11 放射線遮蔽壁

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JPH02268298A true JPH02268298A (ja) 1990-11-01

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JP (1) JPH02268298A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006072279A1 (de) * 2004-12-29 2006-07-13 Gesellschaft für Schwerionenforschung mbH Mehrschichtige strahlenschutzwand und strahlenchutzkammer
DE10327466B4 (de) * 2003-01-13 2008-08-07 Jan Forster Baukörper für Strahlenschutzbauwerke

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10327466B4 (de) * 2003-01-13 2008-08-07 Jan Forster Baukörper für Strahlenschutzbauwerke
WO2006072279A1 (de) * 2004-12-29 2006-07-13 Gesellschaft für Schwerionenforschung mbH Mehrschichtige strahlenschutzwand und strahlenchutzkammer
US7820993B2 (en) 2004-12-29 2010-10-26 Gsi Helmholtzzentrum Fur Schwerionenforschung Gmbh Multi-layered radiation protection wall and radiation protection chamber

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