JPH0226739B2 - - Google Patents

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JPH0226739B2
JPH0226739B2 JP57196665A JP19666582A JPH0226739B2 JP H0226739 B2 JPH0226739 B2 JP H0226739B2 JP 57196665 A JP57196665 A JP 57196665A JP 19666582 A JP19666582 A JP 19666582A JP H0226739 B2 JPH0226739 B2 JP H0226739B2
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sieve
cell
pressure
valve
mouth
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JP57196665A
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JPS58135447A (ja
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Edowaado Euansu Burian
Robaato Hemu Sutefuan
Ariku Uiriaazu Ratsuseru Rupaato
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Wiggins Teape UK PLC
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Wiggins Teape UK PLC
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Publication date
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Publication of JPH0226739B2 publication Critical patent/JPH0226739B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/34Paper
    • G01N33/343Paper pulp
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/60Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrostatic variables, e.g. electrographic flaw testing

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は繊維分散液の電気特性を測定する方法
と装置、さらに詳しくは製紙装置に供給される紙
料の、流動電位として知られている電気特性の測
定に関する。以下、本発明を流動電位の制御系統
および監視装置に関連して記載する。本発明は流
動電位の測定セルにも関する。 近年、製紙装置のワイヤ上での紙の滞留、形成
に及ぼすゼータ電位の影響に多大の関心が寄せら
れている。ゼータ電位とは、水中に懸濁された紙
料粒子に発生する荷電に関連した電気動力学的現
象であり、多用途の紙に一般に添加されるイオン
発生化学物質の影響を受ける。 通常、ゼータ電位は、その電位に依存した変数
を測定することにより間接的に測定される。変数
の一つは、静止荷電粒子を通る液流によつて確立
される電位差、つまり流動電位として知られてい
る。ゼータ電位およびその効果が「エレクトロカ
イネテツクス・イン・ペーパーメーキング−ポジ
シヨン・ペーパー」(Electrokinetics in
Papermaking−a Position Paper)、アール・
エー・ストラツトン(R.A.Stratton)、ジエー・
ダブリユー・スワンソン(J.W.Swanson)、「タ
ツピ」(TAPPI)、64、No.1、p.79(1981)に記載
され、流動電位とその測定方法が「コンテニア
ス・メジヤーメント・オブ・ザ・ストリーミン
グ・ポテンシヤル・オン・ア・ペーパー・マシ
ン」(Continuous Measurement of the
Streaming Potential on a Paper Machine)、
「ダス・パピエル」(Das Papier)、30、No.10A、
V42−V46(1976)に開示されている。 これらの刊行物から明らかなことは、ゼータ電
位がワイヤ上での滞留、フロツク化、水切りとい
つた紙形成因子に影響を及ぼすことは間違いない
ものの、その影響を正確に量定できないことであ
る。ある特定の場合の最適ゼータ電位は、被形成
紙つまり添加剤を含めた紙料の性質および製紙装
置の特性に左右される。しかし、大抵は過剰のゼ
ータ電位を避けるのが好ましく、またワイヤ上で
紙形成を最適に行なうには、ゼータ電位を零位ま
たはその近傍値に維持することが必要であると判
明している。 ある場合のゼータ電位の意義、その電位の紙形
成に及ぼす機構が判明しているとはいえ、製紙装
置内のゼータ電位の制御を可能ならしめ、その電
位または流動電位などの変数の一つの尺度を定め
ることが要望されている。本発明は、流動電位の
測定可能な装置と、流動電位測定値を零位に限ら
ず一定のレベルに保持できる制御系統に関する。 ワイヤーから排出された白水のサンプル流を横
設セルに通し、縦設ワイヤ篩により濾過すること
で、白水中の繊維やその他の粒子のパツドを篩上
に堆積させることにより、流動電位を測定する装
置が上述の第二刊行物に記載されている。流動電
位はパツドに交差して発生し、かつパツドの両側
部でセル内に配置された電極を介して測定され
る。引き続いて測定を行うためには、セルを洗浄
してパツドを除去する。 第二刊行物には、サンプルがプレストボツクス
からの白水または紙料であると言及されている
が、測定はすべて白水について行われたと思われ
る。一般にプレストボツクスからの紙料を高い信
頼度で使用可能な装置を提供することが好まし
い。大寸繊維はワイヤ上に補捉されるので、白水
には小寸繊維と微細繊維が多量に含まれているこ
とになる。 第二刊行物の装置が実用上満足できないことの
原因として、いくつかの因子が考えられる。同刊
行物に示された横設セルでは、パツドが堆積して
不均一形つまりセルの下部方向に肥大した楔形に
なるので、沈降を起こす恐れがある。この傾向は
白水についてよりも、紙料についての測定の場合
により頻繁になる。さらに、横設セルは内部を一
様に洗浄することが困難である。パツドは、略一
体物として脱離できる程度に固まつたものであ
り、フイルター上の残存粒子とともに可能な限り
完全に取り除かねばならない。さらにまた、第二
刊行物に記載の流動電位測定は、パツドを交差す
る圧力差に依存したもので、パツドの堆積時に行
われる。この流動電位は、低圧力でパツドが堆積
を開始したときに測定の電位と、パツドがほぼ完
全に形成される高圧力に到達したときに測定の電
位の差と見なされる。したがつて、その測定は同
一パツドを用いて行われたものではない。流動電
位およびその影響因子の詳細については、「コロ
イド・サイエンス」(Colloid Science)、Vol.
およびVol.、出版社エルセビアー(Elsevier)
を参照できる。 本発明の目的は、前記従来技術の欠点を解消
し、繊維分散液の電気特性を十分な信頼性のもと
に測定する方法と、装置と、測定用セルとを提供
することにある。 本発明の一つの態様によれば、繊維分散液の電
気特性を測定するのに使用される装置が提供され
る。この装置は、中空内部を形成している外被
と、流体を外被の略縦方向に流動させるために外
被内に配置された上口部および下口部と、外被内
に略水平に位置し、かつ中空内部を上下両区画室
に仕切る濾過篩とを有する測定用セルで構成され
ている。各区画室には、セル内に発生する流動電
位を測定するための電極が設置されている。この
装置はまた、上口部と下口部に接続された第一導
管体と第二導管体を有する。第一導管体は、洗浄
流体源の連結体と、ドレンの連結体と、これらの
連結体中での流体の流れを制御するバルブ手段を
含む。第二導管体は、粉末担持紙料源の連結体
と、ドレン源の連結体と、これらの連結体中での
流体の流れを制御するバルブ手段を含む。 流動電位を監視する際の圧力測定のために、セ
ルに、下部区画室内の圧力に応答する圧力変換器
を配置することが好ましい。本発明の装置は、流
動電位に影響を及ぼす因子である温度や導電率を
測定できるように構成してもよく、この場合、外
被下口部に連なる第二導管に測定器を接続する。 セルは、濾過篩上に形成されたパツドを除去す
べく、外被上口部に流入する洗浄流体を篩上に促
進的に分配せしめるために、上部区画室内に中空
の裁頭円錐部材を含むものであつてもよい。この
部材の下端部を外被の隣接内面から離隔させ、洗
浄流体をパツドの外周に接近せしめることが好ま
しい。好適な外被は、その中空内部に、濾過篩を
支持する中間領域と、上口部側上方に狭窄した裁
頭円錐状の上端領域と、下口部側下方に狭窄した
裁頭円錐状の下端領域を有している。 本発明の装置を正常に使用する場合、しばしば
濾過篩の交換を必要とするので、その取り替えに
手間を要しないことが望ましい。 本発明の別の態様によれば、セルは、上口部側
上方に狭窄した裁頭円錐状内面を形成している上
部外被領域と、下口部側下方に狭窄した裁頭円錐
状内面を形成している下部外被領域を有する。中
間領域が上下両外被領域の間に位置し、かつ濾過
篩を収受するための孔部を有する担持部材を含
む。担持部材は、濾過篩が上下両外被領域の間に
位置する第一の作動位置と、濾過篩が上下両外被
領域と一側部に位置する第二の篩交換位置の間で
摺動自在に配置されている。第一位置において濾
過篩用の密封体を形成せしめるために、上下両外
被領域と担持部材の間に密封手段が配設されてい
る。 第一位置において担持部材を確実に密封せしめ
るために、着脱自在手段が上下両外被領域の間で
作動し、その手段が拘束状態下で操作可能であ
り、かつ解放状態下で担持部材を第二位置に移動
せしめることが好ましい。担持部材は平坦形状で
あつて、上下両外被領域の対向面の間で摺動自在
であることが至便である。濾過篩の孔部は担持部
材の一端部に位置し、密封手段は上下両外被領域
対向面の切欠部または溝部に支持された輪形リン
グであることが好ましい。このリングが第一位置
内で篩孔部を包囲し、かつ担持部材の周辺面に密
封係合する。 上下両外被領域の好ましい構造は、担持部材の
摺動方向に対して同部材の一側部に延びるフラン
ジを有し、着脱自在手段がそのフランジ間で作動
する。着脱自在手段は、フランジ間にスペーサー
を介装させた単純なナツト−ボルト締付具でもよ
い。拘束状態と解放状態の間での着脱自在手段の
移動を容易にするために、手動カム構造体を配置
せしめることが好適であり、好ましくはローラー
などの案内手段をフランジ間に配置して担持部材
を摺動案内させる。例えばローラーをスペーサー
によつて支持することができる。 第一導管構造体のバルブ手段は、上口部と、洗
浄流体源連結体およびドレンの連結体との間に接
続された第一バルブと第二バルブを有する。第二
バルブ手段は、下口部と、紙料源の連結体と、ド
レン連結体との間に接続された第三バルブと第四
バルブを有する。さらに、第一導管構造体は、紙
料を下口部に揚水するために、紙料源連結体と第
三バルブの間に接続されたポンプと、流量分留通
路を有する。その分留通路は制限手段とポンプと
第三バルブの間に接続された第五バルブ含み、制
限手段によつて測定された所定圧力を確立する。 本発明の測定装置は、第一バルブから第五バル
ブの作動を所定の順序で制御するために、これら
のバルブに連結された制御手段を有する。その順
序は第二バルブと第三バルブを開放し、かつ第
一バルブ、第四バルブと第五バルブを閉止するこ
とにより紙料を測定セルの上方向に揚水し、濾過
篩上にパツドを形成せしめる工程と、第二バル
ブ、第三バルブと第五バルブを開放する一方、第
一バルブと第四バルブを閉止し、下部区画室内で
制限手段により測定された圧力を確立し、篩上の
パツドに作用せしめる工程と、第一バルブと第
四バルブを開放、第二バルブと第三バルブを閉止
することで、洗浄流体を下方向に流出させてパツ
ドを除去、洗浄せしめる工程と、工程との
間、との間、その両方または一方において第
二バルブ、第三バルブと第四バルブを開放、第一
バルブを閉止し、下部区画室内に低圧力基準状態
を確立せしめる工程を含む。 上述のごとくに制御され、かつ圧力変換器を含
む本発明の測定装置は、流動電位測定用のため
に、電極および圧力変換器に接続された信号処理
手段を含んでもよい。この信号処理手段は、工程
とにおいて流動電位および圧力を発現ごとに
測定し、かつ工程で得られた測定値に基づいて
工程における流動電位−圧力比の尺度を算出す
るように作動する。好ましくは同信号発生手段
は、各工程において流動電位および圧力のそれぞ
れをサンプリングし、サンプリングを繰り返して
得られた平均値から流動電位−圧力比を算出する
ように作動する。 本発明のさらに別の態様によれば、中空内部を
形成している外被と、流体を外被内に通すために
その対向側部に取り付けた第一口部および第二口
部と、両口部の間に位置して中空内部を二つの区
画室に仕切つた濾過篩と、したがつて流体が一方
の口部から篩を通つて他方の口部に流動し、流動
電位を測定するために各区画室に配置された電極
とを有する測定用セルを使用し、さらに、第一口
部に連なる下部区画室内の圧力に応答する圧力変
換器を使用し、粒状物質を含む紙料を第一口部に
導入して篩上にパツドを堆積させ、下部区画室内
の圧力および電極電位の測定を行い、ついで、洗
浄流体を第二口部に導入して篩上のパツドを除去
せしめる繊維分散液の電気特性を測定する方法で
あつて、流体をセルの略縦方向に流動させるた
め、セルの位置決めにより第一口部および第二口
部をそれぞれ篩の下方および上方に位置させた状
態で、篩を実質的に水平に配置せしめたことと、
さらに(1)紙料を第1口部に導入し、セルの上方向
に流動させて篩の下面にパツドを堆積させる工程
と、(2)パツドに圧力パルスを伝達し、下部区画室
内の圧力および電極電位を測定する工程と、(3)工
程(2)の前後いずれか一方の段階でパツド圧力を略
零位に低下させ、零位圧力時またはその発生ごと
に下部区画室内の流動電位と圧力を測定し、かつ
工程(2)で得た測定値が工程(3)の測定値に比例する
と見なし、工程(2)の流動電位−圧力比を決定する
工程に従うことを特徴とする測定方法が提供され
る。 一連の測定を行い、その平均値を算出すること
により各工程における流動電位および圧力を決定
することが好ましい。 加えて、温度測定を行い、温度依存因子を乗算
して流動電位−圧力比を補正することができ、ま
た流体導電率測定を行い、一定の導電率値に正規
化された導電率依存因子を流動電位−圧力比また
は温度補正流動電位−圧力比に乗算してもよい。 添付図面に基づいて本発明を以下に詳しく説明
する。 後述する構造の測定セル12を有する装置10
が第1図に示されている。このセルは流体の流れ
に対して縦に配設され、下面に繊維質のパツドを
形成させるフイルタとして作用する水平の金網篩
14を備えている。 セル12の頂部と底部にそれぞれ口部16と口
部18が取り付けられている。これらの口部は、
各作業サイクルにおいて入口導管と出口導管とし
て作用する。上口部16はバルブ22を介して主
水などの清水20の圧力源に、またはバルブ24
を介して排出路(周囲)に選択的に接続できる。
下口部18はバルブ26を介して紙料源に、バル
ブ28を介して排出路にそれぞれ選択的に接続自
在である。製紙装置のブレストボツクス30から
採取されると仮定した紙料は、ポンプ32からバ
ルブ26を経てセルに揚水される。バルブ26の
ポンプ側にはポンプに連なる分流通路34が配設
され、この分流通路は制限体36と、制限体と直
列の別のバルブ38を含む。制限体36を経て分
流された紙料はいずれか適宜の時点で排出され
る。 バルブ類22,24,26,28,38は単純
なオン・オフ制御バルブであり、電気回路により
制御されるソレノイド操作型バルブが便利であ
る。この電気回路は第1図に符号140で示した
もので、第3図に関連して詳しく説明される。バ
ルブ・ソレノイドの制御接続は破線で示してあ
る。 セル12を洗浄するには、バルブ22とバルブ
28を開放し、バルブ24とバルブ26を閉止す
る。かくして清水が測定セルの下方向に流出し、
濾過篩14の下面に形成されたパツドを離脱させ
る。セル12を縦に配置してあるから、パツドの
離脱は自重によつて促進される。パツドを形成す
るには、バルブ22、バルブ28、バルブ38を
閉止し、バルブ24とバルブ26を開放すると、
紙料がセル12の下部から揚水されるので、篩1
4の下面にパツドが堆積する。濾過された紙料は
バルブ24から取り出される。バルブ38を閉止
すると、パツドが測定時の圧力よりも高い圧力で
形成される。このようにパツドを高圧力で堆積さ
せると、機械的に安定な状態でパツドのパルスを
測定できる。測定セル12の操作を簡単に述べた
が、分流通路34の機能を含めた測定サイクルを
以下に詳しく説明する。 パツドに交差して発現する流動電位を測定する
ために、セル12の上部室と下部室(篩の上下)
にそれぞれ電極40,42が配置されている。下
部室には、篩14に作用する圧力を感知する圧力
変換器44が設けられている。圧力は周囲大気に
対して測定される。圧力変換器44は電気出力信
号を発生する型のものである。電極40,42と
変換器44からの信号は、実線の接続線で示した
ごとくに回路140に伝送される。この回路は制
御と信号処理−演算の両機能を果す。 さらに、下口部18に続く導管に、ポンプ32
と分流通路の間に位置する別の二つの感知器が付
設されている。その一つは一対の測定用電極48
を有する液体導電率感知部材46であり、他の一
つは温度感知部材50である。両感知器とも電気
信号を発信し、その信号はリード線47,49を
経て回路140に送られる。 測定用セルの好ましい構造を第2図に部分軸断
面により示した。セル12は、長手縦軸を有する
略円筒形状の外被60を有する。内径約80mmの外
被を透明プラスチツク材質、例えばパースペクス
で形成すれば、セル内部を容易に検視できるので
好ましい。外被は頂部と底部に閉止部材62,6
4を備えている。これらの閉止部材は、第1図に
示した導管に接続するための適切な取付部材と同
一軸にある上下両口部16,18に連なる略裁頭
円錐内面を有する。外被は約20mmの厚肉構造であ
り、セル全体に強度と剛性を付与すると同時に、
セル壁に載置された感知部材を適切に支持する。
セル12は、下面に金網篩14が固定されている
孔設プラスチツク円板70を介在して上部室66
と下部室68に区分されている。円板70は、寸
法が約20〜200ミクロンの網目の篩14を強固に
支承するのに十分な厚みを有する。円板孔部の数
は無数であり、、流体が円板を自由に通過するの
に十分な孔径であるから、篩14による濾過作用
を達成できる。篩14による腐蝕電解を防止する
のに、円板70に金属以外のプラスチツク材料を
使用するのが好ましい。篩はステンレス鋼製であ
つてもよい。篩14の周辺縁部15は、その表裏
両面がシリコンゴム化合物でコーテングされてい
る。その結果、後述するように、フイルタ組立体
の周辺をより確実に密封できる。 本発明のセル外被60の構造によれば、セル内
の洗浄または構成部材の取替えが容易であり、ま
たパツドを篩14に速やかに堆積させるととも
に、洗浄によりパツドをセルから極めて簡便に除
去できる。上述したように、パツドは略単一物体
として取り除かれる。 さらに詳しくは、外被60は上部から下部にわ
たつて連続した浅絞りのロート形状の端部材6
2、上部円筒領域72、輪形リング74、下部円
筒領域、長方尖角ロート形状の下端部材64で構
成されている。上部円筒領域72は、それぞれ端
部材62の下面とリング74の上面に形成された
溝部90,92により同軸的に放射状に位置す
る。同様に、下部円筒領域76は、リング74の
下面と下端部材64の上面に形成された切欠部9
4,96により同軸的に放射状に位置する。Oリ
ングがこれら外被部材の接触面の間に配置されて
いる。外被部材は、それらが一体に密封される際
の圧力下で、同軸的に延びるボルトまたはスタツ
ド100を収受するのに十分な厚みを有してい
る。この種の4本のボルトを外被60の周辺に配
置することができる。第2図では2本のボルトを
図示した。外被周囲に加締力を拡散させるため
に、大型ワツシヤー101が装着されている。 下端部材64のロート形状は、紙料を下口部1
8に流入されたときのパツドの堆積に影響を及ぼ
す点で重要である。紙料は篩上に均一かつ平坦に
分配しなければならない。そのためには、下端部
材64の内部の円錐面120の尖端半角が約7°を
越えないように流量力学的考慮を払う必要があ
る。円錐面120は平滑な截頭状に形成され、円
筒領域76の下端部から下口部18に延在してい
るので、繊維質パツド本体が下口部18の方向に
降下するにつれて折り重なつた際、そのパツドを
洗い落すことができる。 リング74には、支持円板70の周辺縁部およ
び篩14の周辺縁部15を補捉する大きさの内部
切欠部102が刻設されている。Oリング104
は篩14の周辺縁部シリコンゴム化合物と接触
し、円板と篩組立体の周辺部からの漏れを防止せ
しめる。 上下両円筒領域72,76の比較的厚肉側壁内
に収納されているのはブツシユ106,108で
あり、これらのブツシユから電極40,42がフ
イルタ組立体の上部と下部に位置する区画室6
6,68の内部に突入している。電極は同一材質
であり、ステンレス鋼が適している。下部電極は
下方向に鋭角に傾斜しているため(ほぼ90°)、洗
浄相におけるパツドの除外に何ら支障を来たすこ
とがない。ブツシユ106,108は、電極を外
部回路に接続せしめるのに適した外部連結体11
0,112を有している。 下端部材64は、円筒領域76に当接している
拡大端部65を含む。この端部65は、下部区画
室68の内部から螺刻孔部118に延びる半径方
向穴部114を有し、孔部118には、感知され
た圧力を対応の電気信号に転換する圧力変換器4
4の入力部品116が収納(螺設)されている。 上部外被区画室66には、符号125で示す多
数のねじを介して円板70に固定された輪形フラ
ンジ124を有する裁頭円錐形状の流量分配部材
122が配置してある。区画室66の隣接壁から
離隔した円板70の上面に、フランジ124が位
置していることに注目すべきである。円錐部材1
22は、上部の中央開口部127に加え、壁内に
多数の大径孔部126を有する。この有孔円錐部
材を配設することの目的は、フイルタ組立体に洗
浄水をより均一に分配し、その組立体上に形成さ
れたパツドを除去するためである。洗浄水は開口
部127からパツドの中央部に、孔部126から
外側部にそれぞれ放射状に分配される。さらに、
区画室の壁が離隔している関係上、洗浄水をパツ
ドの周辺に直接作用させることができる。 セル12および第1図の流体回路へのセルの適
用について記載したが、次に第3図から第5図に
関連して実際の測定サイクルを説明する。第3図
は、第1図のバルブの制御配列体として、また
種々の感知器信号の信号処理配列体として第1図
に符号140で示した電気回路のブロツクダイヤ
グラムである。第4図は測定サイクルに伴われる
操作順序のタイムダイヤグラムであり、第5図は
主要機能のフローダイヤグラムである。回路14
0は、制御と測定の両機能を果すようにプログラ
ムされたマイクロプロセツサに基づいている。回
路を詳述する前に、測定対象値を説明しながら、
機能について記載する。 繊維質パツドに交差する流動電位Eは次式で表
わされる。 E=Z.P.e/4π.n.1 …(1) 式中、Zはゼータ電位、Pはパツド交差圧力、
e、1、nはそれぞれ紙料の誘電定数、誘電率、
粘度を表わす。数量はすべてS.I.単位である。 上記の式を整理すると次式が得られる。 Z=(E/P)(4π.n.1/e) 本発明の装置は、比(E/P)がセル12から
の信号により測定される測定サイクルを実行す
る。その他の因子は既定値と仮定するか、もしく
はその因子自体を測定して算出することができ
る。実用上、e(水の誘電定数)、n、1を個別に
測定してもよく、一定値と仮定してもよい。上記
の整理式をさらに次式に簡潔に整理することがで
きる。 Z=K(T).1.(E/P) …(2) 式中、K(T)はeとnとこれらの温度依存性
を考慮した場合の温度依存定数を表わす。媒体は
もちろん水と仮定する。 したがつて、被測定値は、必要に応じて導電率
修正を行い得る温度修正を伴つたE/P比であ
る。ゼータ電位を正確に算出しなくとも、一貫し
た信頼の高いE/P比または修正E/P比を測定
すれば実質上は十分であると思われる。 第3図に関し、回路140は、バルブの操作、
セルの感知部材からのデータの取得、そのデータ
の演算を制御するマイクロプロセツサである[例
えばジログZ80(Zilog Z80]。このマイクロプロ
セツサは入力制御信号にも応答し、各測定サイク
ルの時間を制御する。 セントラル・プロセツサー・ユニツト(CPU)
の詳細な結線、その関連回路は図示されていな
い。第3図は、信号データの制御と入力をどのよ
うにして実施するか説明するための回路機構を例
示したものである。この回路の大部分は、適切な
データとともにモステツク(Mostek)から入手
可能な標準Z80周辺板を利用すれば実現できる。
Z80装置およびその関連装置についてはジログや
メーカー、第三者により多くのデータが公表され
ている。 プログラムについても詳細な説明は省く。第4
図および第5図は操作の説明は機能的要件を示す
ものであり、そのプログラムについては当業者に
とつて自明である。 第3図の回路140に関し、Z80装置はCPU1
42を提供する。CPUに直接関連するのは、
CPUを操作するのをはじめ、後述の時限順序を
誘導するためのリード・オンリー・メモリ
(ROM)146とランダム・アクセス・メモリ
(RAM)148をも操作する時計144である。
CPUは、データ母線152を導く8ビツトデー
タ入力/出力口150を有し、さらに16ビツトア
ドレス口と、アドレス/コントロール母線156
を導く単一アドレス/コントロール口154とし
て一体に例示してある種々の制御端子を有してい
る。この母線は時計信号をソース144から種々
の周辺部へ伝送する。ROMおよびRAMは、デ
ータ母線に接続されたデータ口を有し、かつアド
レス/コントロール母線上でCPUにより制御さ
れる。 扱者コントロールとデスプレイはコントロール
パネル160に関連し、データに関する限りその
構成要素はユニバーサル・アズシンクロナス・ト
ランスミツタ/レシバ(Universal
Asynchronous Transmitter/Receiver)
(UATR)の板構造体162を経てCPUに接続さ
れている。UART板はデータおよびアドレス/
コントロール母線152,156に接続されてい
る。これらの母線には、パラレル・インプツト/
アウトプツト(PIO)の板構造体164も接続さ
れている。PIO構造体164は、概略的に断面と
して図示した3つのアクセサリ口165,16
6,167を有する。これらの口部は、後述する
ように、他の周辺装置および回路用としてCPU
を呼び出す。PIO構造体における口の選択はアド
レス/コントロール母線上で操作される。1回当
りに主要データ母線156とデータ通信を行い得
るのは1つの口のみである。口165がデータと
コントロールをプリンタ(図示せず)に呼び出
す。このプリンタはRAM148に記憶されたデ
ータおよび演算結果をプリントするのに使用され
るものである。実際上、口165は、それぞれ、
データとコントロールを呼び出す2つの8ビツト
口を組み合せたものである。口165を詳しく述
べる必要はないと思われる。別の口167は第1
図のバルブ22,24,26,28,38を制御
するのに使用される。同上バルブのソレノイドは
第3図で参照番号にプライム符号を付して表示し
てある。以下に説明するように、これら5組のバ
ルブは、リレー構造体180として図中Y1〜Y
3で表わした3組の出力端子により制御される。
第三の口166がコントロールパネル上の種々の
プツシユボタンスイツチを呼び出し、そのパネル
の指令が端子X1とX2において入力される。口
166,167は、PIO164の単一口の8つの
端子を分割することで実現される。アナログ板構
造体170が種々のアナログ信号入力を収受し、
かつ演算E/P比のアナログ出力を提供する。ア
ナログ板上の装置はアドレス/コントロール母線
156を経由してCPU142により制御される。
図示したごとく、板170は母線156に接続さ
れたアドレス口Aを有する。母線156には、後
述の装置のアドレスコントロール入力A1,A
2,A3が接続されている(その結線を概略的に
図示した)。板170は、主要データ母線152
に直接接続された8ビツトデータ母線を内蔵して
いる。 前記したように、第3図は4つの主要領域に分
割されている。つまり、CPUと、データ母線
とアドレス/コントロール母線によりCPUに接
続されたROMおよびRAM、主としてUART
インターフエース162を経て接続されたいわゆ
る扱者回路160、PIO構造体164の1つの
口を経て接続されたバルブ制御回路180、
CPUに直接接続されたアナログ回路170であ
る。次に回路およびその操作について説明する。 第1図の装置を制御するために、CPUがリレ
ー構造体180を制御する。この構造体は、バル
ブソレノイドを制御する3組のリレー181,1
82,183を含み、リレーは従来の電気−機械
型式のものでもよい。接点そのものは図示されて
いない。バルブ24,26は常に同時に開閉さ
れ、バルブ22は常にバルブ24,26と対向す
る状態に配置される。したがつて、3組のバルブ
ソレノイド24′,26′,22′は、1組のリレ
ー181を経て制御される励起回路を有してもよ
い。リレー181の対向出力は概略的にQ、で
表示されている。他の2組のバルブソレノイド2
8′,38′はリレー182,183を介して別個
に制御される。これら3組のリレー181,18
2,183はPIO構造体164の口167の3組
の端子Y1〜Y3を経てCPU142により操作
される。ポンプ32は測定中は連続的に運転され
る。 アナログ板上において、流動電位40,42が
差動緩衝増幅器172に接続されている。この増
幅器は100のゲインを有し、±5Vの範囲の出力を
多重通信器に送る型式のもので、流動電位Eは正
側または負側に揺れる。増幅器172は10メガオ
ーム以上の高入力抵抗を付与するように設計され
ている。電位Eに必要な代表的な分解能は0.1m
Vである。他の感知器からの信号は、単一の陽極
であるにもかかわらず、類似の電圧範囲(後記の
アナログ板では±5V)に収まるように入力回路
(図示せず)によつて調節される。圧力変換器4
4は、0.01バールの分解能をもつて0〜5バール
の範囲で作動する。温度感知器46は0〜100℃
の範囲で作動し、必要分解能は1℃である。導電
率感知器48は0〜2000ミクロオームの範囲で作
動し、必要分解能は2ミクロンオームである。 感知器信号はマルチプレクサ・ユニツト
(MPX)173に移送される。MPXはCPU14
2により制御され、所望の1つの信号入力を選択
する。選択された信号はアナログ−デジタル・コ
ンバータ(ADC)174に移送される。ADCも
CPUによつて制御され、選択されたアナログ信
号の陽極ビツトの数字表示値はCPUに伝送され
てRAM148に記憶される。その記憶値は以降
のE/P比の演算に使用できる。アナログ板は、
高低2つのバイトのADC出力をRAM中へ送信す
るために、ADC出力を8ビツト母線に伝送させ
る緩衝器(図示せず)を含むものでもよい。 アナログ回路170の回路素子は、緩衝増幅器
172は例外として、後記のモステツク板上にす
べて装備されている。他の入力信号を緩衝する場
合、別の緩衝器が必要である。騒音ピツクアツプ
を最小限に抑えるためには、緩衝増幅器172を
できるだけセルに近接して載置させ、リード線を
短縮しなければならない。第3図の全回路140
をセルに隣接して配置させることが可能である。
CPUが遠隔にあるならば、アナログ板170と
その関連緩衝器をセルの近傍に配置できるが、そ
の場合はデジタル信号のみを一定距離だけ送信し
なければならない。 CPUはE/P比を数字表示として出力する。
この出力は、チヤートレコーダ178でのプロツ
トのために、デジタル・アナログ・コンバータ
(DAC)176によりアナログ信号に転換され
る。チヤート伝送の始動と停止は、口167の端
子Y4を経てCPUにより制御される。 扱者パネル160の回路は6進式キーパツド1
90とマルチ−デジツトデスプレイ192を含
む。デスプレイ192は約7位数であり、その最
初の位数つまり左側の位置が標識(陽極)インジ
ケーターとして使用され、次位の位数は表示対象
物の性質をコード表示するための6進式デスプレ
イである。残りの位数は数値データを表示する。
このデスプレイを使用すれば、オペレータはデー
タを速やかに挿入でき、また制御プログラムを通
して、CPUレジスタに記憶されている変数の現
状を把握することができる。ここに述べた説明
は、本発明の装置の操作順序を理解するのに必要
な範囲に留めた。 オペレータはキーパツド190を用いることに
より、測定サイクルにおける一定の変数を確立す
ることが可能である。このようなデータ挿入は洗
浄操作時にCPUによりはじめて取り上げられ、
かつ第4図に関連して記載される操作順序の時間
制御に使用される。オペレータはまたキーパツド
を用い、測定サイクルを連続操作、単独操作のい
ずれにすべきかをCPUに知らせることもできる。 さらに、制御パネルは3つのプツシユボタン式
スイツチ194,195,196を有し、これら
のスイツチはそれぞれ「ラン」、「ストツプ」、「リ
セツト」の機能を備えている。「ラン」ボタンを
押すことにより、単独測定を始動させるか、ある
いは連続測定の第1サイクルを始動させることが
必要である。スイツチ194はPIO構造体164
の口166の端子X2に接続されているので、そ
の状態はCPUにより検索される(ラツチスイツ
チの使用可能)。「ストツプ」スイツチ195によ
り、オペレータは測定サイクルを遮断し、装置を
洗浄状態に復帰させることができる。この場合、
スイツチ195がCPU142のZ80でNMIと表
示されている遮断入力を操作する。スイツチ19
5も口166の端子X1に接続されているので、
このスイツチがCPUに信号を発してCPUをサブ
ルーチンの状態とし、その結果として、装置が洗
浄状態下に置かれる。「リセツト」スイツチを操
作すると、Z80CPUの「リセツト」入力の信号が
発信する。この入力はすべてのプログラムカウン
ターを零位つまり全プログラムを初期の状態にセ
ツトする。CPUが始動手順を検索し、すべての
周辺装置および作動メモリーを始動させる。この
手順の中には、後述のプレセツト変数値を挿入す
る手順も含まれる。装置のスイツチを入れると同
時に、CPUの「リセツト」が作動する。装置の
初期状態は、測定サイクルを進行させるとの指示
のない零入力状態と見なされる洗浄状態である。 キーパツド190とデスプレイ192とCPU
142との間のデータ通過は直列搬送リンクを介
して行われる。このリンクは、搬送のために並列
データを直列データに転換させ、次いで再び並列
に戻す必要がある。このデータ転換、搬送制御お
よび受信はUART装置を用いて行われる。この
装置は容易に入手できるため、ここでは詳述を省
く。 例えばRS232フオーマツトにおけるごとくデー
タの直列搬送、受信および情報制御を行うため
に、CPUデータ母線152はリンク198を経
てUART内面構造体162に接続されている。
デスプレイおよびキーパツドはリンク198を連
結するための内部直列入力内面ユニツト200を
有している。このユニツトは、接続体201,2
02で示したように、リンク198を経てキーパ
ツドから搬送されるデータの受信と、リンク19
8を経て直列形状で受信された状態のまま並列デ
ータのデスプレイへの搬送を制御する。キーパツ
ド、デスプレイおよび直列内面ユニツトは、単一
組立体としてブル・ブラウン・インコーポレーテ
ツド(Burr Brown、Inc.)から入手できる−タ
イプ・テー・エム25、300エツチ・テー(Type
TM25、300HT)。 一つの測定サイクルを実行するために、プログ
ラム制御下でCPUにより行なわれる操作順序を
第4図に関連して記載する。第4図は種々の操作
と出力を時間の函数として示す一連の時間ダイヤ
グラムである。第4a図ないし第4c図は測定サ
イクル中のバルブ24,26,38,28の状態
を示す。バルブ22の操作は第4a図の逆であ
る。第4d図の斜線部は測定サイクル中にオペレ
ータが選別し得る持続時間相を示し、選別時間相
に制限値(秒)が注記されている。第4e図は圧
力変換器44からの圧力信号を多少図案的に表わ
した図である。流動電位Eはほぼ類似した波状を
示す。 前記のように、本発明の装置は「ワン・シヨツ
ト」操作にセツトできる。つまり、装置が零入力
状態にある場合に単独の測定サイクルを行うか、
あるいはサイクルを繰り返してもよい。第1図に
関連して第4図図示のサイクル相を見ると、サイ
クル相はROM146に記憶された制御プログラ
ム下で自動的に運転され、プログラムが進行する
につれてCPUが特定の時間情報をコールする。
これはキーパツド190からオペレータにより挿
入された時間情報、またはこのような情報の不存
在下でのプレセツト時間である。セル12を初期
零入力状態に置いた状態で、バルブ22,28を
開放し、バルブ24,26を閉止すれば、清水が
セル12の下方に流れる。バルブ38を開放する
と、ループ34を経てブレストボツクス30から
採取された紙料の少量を揚水するに過ぎない。装
置が連続測定サイクルの第2サイクルまたはそれ
以降のサイクルにある場合、時間t1が選別された
洗浄時間の終期である。これが第1サイクルまた
はワン・シヨツト測定を選別した場合であれば、
「ラン」ボタンスイツチ194を押してさらに動
作を開始させることが必要である。この時点で導
電度1および温度Tの測定が所望されるならば、
その測定を洗浄状態の終了前に行い、結果を
RAM148に挿入することに注目すべきであ
る。 時間t1でバルブ22を閉止すると同時に、バル
ブ24,26を開放する。ここでポンプ32が比
較的少量の紙料をセル12を上方向に揚水を開始
し、多量の紙料がバルブ28を経て流れる。紙料
粉末が濾過篩14に堆積を開始する。時間T1の
経過後、t2でバルブ28,38を閉止すると、ポ
ンプ32が紙料を完全にセル12へ揚水する。紙
料がセル12の上方向に流れるにつれて、篩14
に堆積する繊維や微細粉末などによりパツドが形
成される。これはパツド形成相と呼ばれる。パツ
ドの厚みが増大すると、圧力波状Pで示したよう
に、パツドに交差する圧力が上昇する。 時間T1を約0.8秒に設定する。ダイヤグラムd
においてBで示したパツド形成時間は1〜50秒の
間で選別され、オペレータによる特定の選別がな
い場合は10秒である。 パツド形成相に引き続いて、時間t3でバルブ2
8を開放すれば、セル12の下部内の圧力が急速
に降下する(公称零位まで)。この状態はパツ
ド・ホールド1(Pad Hold1)と称される時間に
わたつて保持される。この時間は第1時間部C1
に区分される。C1は、後述のサンプリングによ
り圧力Pと流動電位Eを測定する測定部D1(ダ
イヤグラムd)の前段階で出現する。C1は、D
1における測定開始前に、セル12を低圧力状態
下で安定化させることができる。C1は1〜19秒
の間で選別され、特定の選別がない場合は2秒で
ある。D1は0.1〜25秒の間で選別され、特定の
選別がない場合は0〜5秒である。 時間t4で、ドレンバルブ28を閉止し、制限手
段側のバルブ38を開放することにより、一定圧
力のパルスをセル12に付加する(セルの上端部
はドレンに接続されたままの状態)。パルス内で
の圧力パルスはほぼ一定になつているが、パルス
−パルス変動を招来することがある。この変動は
既述の測定手順をもつて解消される。別の固定持
続時間T1は、スイツチ切換え後に圧力過渡を消
滅させる。ダイヤグラムdの後続期間Eの間に、
制御手段36により固定された圧力パルスを篩1
4上のパツドに伝達される。パルス測定時間Eの
は0.5〜25秒の間で選別され、特定の選別がない
場合は0.5秒である。圧力波状eから明らかなよ
うに、圧力パルスは、ポンプ32の揚水能に起因
したリプルを包含することがある。リプルが存在
しても、後述のサンプリング測定技術を用いて演
算した結果に何ら支障を来たすことはない。 持続時間Eを25秒まで延長してもよい。この時
間内においてパツド上に蓄積する物質の量は無視
できる程度に少ない。換言すれば、セル内への流
入は実質的に皆無である。しかし、通常はパツド
形成時間Bに対して持続時間Eを短縮すべきであ
る。これらの選別設定値の比率はそれぞれ0.5か
ら10秒である。 固定圧力でのパツド上の測定に引き続いて、時
間t5で制限バルブ38を閉止し、下部ドレンバル
ブ28を開放することによりセル12の下部を公
称零圧力に復帰させる。約0.5秒の固定時間T2
過後、セルの安定化を図るために、第2のパツド
保持器PAD HOLD 2を挿入する。この時間の
第1部分D2にわたつて公称零圧力で測定を続け
る。D2を第1零圧力測定時間D1を均等にする
(プログラム中で)。この測定時間のあと、時間C
1と等しい別の時間C2が発生する。かくしてC
2とD2はC1とD1とに左右対称となつて、プ
ログラムタイミングへのエントリー数を単純化で
きる。時間t6でバルブ24,26を閉止し、清水
入口バルブ22とバルブ38を開放する。ドレン
バルブ28はすでに開放されているので、パツド
にかかる水圧によりパツドを篩14から脱離で
き、しかもセル12の上部に流入する水によりパ
ツドをセルから除去せしめることが可能である。
前記したように、円錐台122を含む内部構造
は、パツドと残存粒子を篩から洗い落すと同時
に、すべての物質を完全に洗浄できるように設計
されている。洗浄相は、20から999秒(999秒=約
16.5分)の間でセツト自在な持続時間A(ダイヤ
グラムd)を有しており、特定の選別がない場合
は60秒である。これは装置を連続測定サイクルに
セツトしたときに限つて適用される。ワン・シヨ
ツト法による操作の場合、次位の測定サイクルが
始動するまで、装置は洗浄状態下に置かれる。 上述の測定サイクルは、例えば多重回転カム作
動型のカム作動スイツチを用いて行なう制御を含
む。マイクロプロセツサ制御による制御はプログ
ラミングの知識を有する者にとつて容易に理解さ
れる。マイクロプロセツサ制御の採用による利点
は、ダイヤグラムdの時間AからEを迅速に調節
することができ、プログラムがサイクルの進行に
伴つて選別時間をコールし特定のデータが挿入さ
れない場合はプレセツト数値に作用することであ
る。 マイクロプロセツサ制御を用いると、測定上も
有利である。その理由は、相当数の測定と演算を
記憶させることができるからである。 本発明により測定されるのがE/P比であり、
この比が粘度の温度依存性および水の誘電定数を
表わす式(2)に基づいて修正可能であることは先に
述べた通りである。導電率についても修正を行な
うことができる。導電率修正と温度修正はさてお
き、基本的なE/P比を導くために、電極40,
42およびセル12の圧力感知器44による流動
電位Eと圧力Pの測定についてまず考察する。 第4図に示した測定サイクルには3つの測定時
間D1,E,D2が存在し、D1とD2は公称零
圧力レベルでの時間が等しく、圧力パルスレベル
ではEのどちらかの側に偏位する。これらの測定
時間中にCPU(第3図)が多重通信スイツチを制
御しADC174により数字表示された電位Eと
圧力Pの一連の値を交互に読み取り、その数字表
示値をRAMの既知位置に記憶させる。測定は時
計44と同調し、各測定時間中に変数E、Pのそ
れぞれについて0.01秒間隔でサンプリングが行わ
れる。時間の最大長さは25秒で、EとPの各サン
プル採取数は2500である。RAMの記憶量が過大
になるのを防ぐために、各時間中の最初の2秒間
のサンプル数つまり200サンプルのみを記憶させ
るようにプログラムを調整してもよい。これらの
サンプルは洗浄時間時にプリントされる。RAM
の記憶は、CPUの作動メモリーにおける各測定
時間の始動時からのEとP値を蓄積(統計で)す
るように制御される。この操作には合計数の計算
も含まれている関係上、平均値を簡単に演算でき
る。 サイクルごとの3つの測定時間が終結すると、
CPUが次位の洗浄時間中にE/P比を演算する。 圧力パルス時間Eの平均E値および平均P値
は、公称零圧力時間D1,D2のE、P値つまり
P信号とE信号の平均パルス高さに対して演算さ
れる。これらの値をPm、Emで表わせば、時間
D1,P1,E1におけるP、Eの測定平均値、
時間D2,P2,E2におけるP、Eの測定平均
値、パルス時間E、Py、EyにおけるP、Eの平
均値はそれぞれ次式で表わされる。 Pm=2Py−P1−P2 Em=2Ey−E1−E2 …(3) かくして、式(3)の右側のP、Eの平均値は、各
時間に蓄積され、かつ作動メモリー中のカウンタ
ーにより確立される値で割つたP、Eの合計値か
ら簡単に演算できる。演算されたE/P比は
Em/Pmである。このサンプリング−平均値演
算技法を使用すれば、パルス時間Eにおける圧力
脈動またはその他の小さな外乱の圧力脈動が結果
に影響を及ぼさない。 導電率と温度の少くとも一方に修正が必要な場
合、基本Em/Pm比に対して行う。 温度修正には、ROM146(第3図)に記憶
でき検索テーブルが適用される。式(2)によると、
K(T)因子は5度間隔で記憶される。温度修正
を行う場合、CPUが時間t6(第4図)で洗浄操作
を開始後、セル12の温度を温度感知器46によ
り測定する。温度の近似類は5度である。温度修
正とK(T)因子の関係を表1に示す。
【表】 K(T)・Em/Pmの演算を行つて温度修正値
を読み取る。もしオペレータが温度を修正しない
と指示すると、無修正Em/Pm比の温度はK
(T)=1で20℃と仮定される。 最後に、導電率修正が必要な場合、時間t6のあ
とで感知器48を用いて導電率測定を行う。得ら
れた値を500で割り、結果を修正因子L(=1/
500)として基本比つまり温度修正Em/Pm比に
算出する。Lは500ミクロオームまでの測定導電
率値を示す。CPUが導電率修正不要の指示をオ
ペレータから受けると、L=1の値つまり500ミ
リオームの導電率が仮定される。この場合、導電
率の温度依存性を許容するようにK(T)を調節
してもよい。 測定時間の平均値を取れば、短時間変動を排除
できるため、得られた結果は不当な変動を受けな
い。実測時間外の圧力監視を行つて、セルを損傷
するような潜在的な過剰圧力を検出する。この場
合、得られた数字表示値を照査し、その値が所定
の最大圧力値に相当する値を越えているかどうか
を確認するため、0.01秒間隔で(サンプル測定も
含めて)時間t2(第4図)から時間D2の終了ま
で圧力感知器を連続的にサンプリングする。セル
12を用いた場合の最大圧力限界は4バールにセ
ツトされる。限界値を越えると、CPUが測定サ
イクルを停止し(「ストツプ」ボタン操作)、装置
は洗浄相に移り、デスプレイ192に過誤の表示
が現われる。サイクルの停止時点までに得られた
すべての結果は破棄される。 CPU142により実施された制御プログラム
および測定プログラムの主要因子が第5図に示し
てある。第5図のフローチヤートを第4図と関連
して参照すべきである。 スイツチオン(工程208)と同時に、または
「ストツプ」ボタンの押し入れ(工程209)(また
は均等な操作)と同時に、あるいは測定サイクル
の終期に零入力(洗浄)相210が挿入される。
後者の場合、CPUによる洗浄状態確立と平行し
て、CPUが工程212においてE/P比を演算し、
予め、指示されておれば修正も合せて行い、結果
および工程214においてRAM148(第3図)
に記憶された情報をプリントする。この時点にお
いてもE/P比をチヤートレコーダ178にプロ
ツトしてもよい。RAMのサンプル値の記憶容量
が限られているが、通常は測定期間ごとの各サン
プル値はその期間全体を代表するものである。
E、P値を対で記憶させ、かつ対で抽出、プリン
トできるようにRAMの記憶を調整することが好
ましい。このような対の値を例えば統計分析に用
いることができる。 これらの操作に引き続いて、工程216で示され
ているように、オペレーターがキーボード190
を操作してメモリーに記憶されているデータを呼
び出し、あるいは変数データを挿入する。両工程
はそれぞれ符号217,218で示されている
が、その順序はどちらでもよい。例えば、データ
を呼び出す場合、流動電位および圧力についての
現状の全平均値を請求してもよく、あるいは温度
および導電率(さらに後述)についての現状の値
を請求することができる。その際、規定のコード
に準拠してセツトされた。6進式キーパツドの任
意の数値キーを押せばよい。値がデスプレイ19
2に表示される。 データ挿入は次のようにして行う。 ・期間A、B、C(C1=C2)、D(D1=D2)、E
(第4d図)の持続時間 ・連続操作またはワンシヨツト操作の選別 ・導電率修正の選別 持続時間の選別は、例えば上記の期間表示に相
当する参照記号の付いた6進式キーを押し、かつ
0.1秒までに必要な数値を挿入せしめることによ
つて行われる。 それぞれが2つの選択枝を含んだその他の選別
を挿入する場合、規定のコードに合わせて適切な
キーを押し、次いで選択枝に基づいて「0」また
は「1」を挿入させる。 このデータ挿入は挿入された通りに表示され、
プログラム実行に使用されるCPUと関連したメ
モリーにデータを挿入させる。期間A〜Eの範囲
外選別を行うと、過誤の表示が現われる。 洗浄期間が連続操作サイクルの間にあると、任
意に選択されたデータをこの期間に挿入すること
ができる。一方、オペレータによる所望の前デー
タ挿入前に洗浄期間がすでに終了した場合、洗浄
期間終了の時点までに挿入されたデータは次位の
サイクルにおいて回復される。しかし、洗浄層終
了にキーを押すと、それがCPUに察知され、測
定サイクル終了時に過誤表示が現われる。洗浄相
の時間長さが短時間であつて、工程214でのプリ
ントが未発生であれば、洗浄相は停止されない。
洗浄相は、プリント終了の信号がでるまでそのま
ま維持される。洗浄相を終了させる作用は別体の
工程211として図示され、その作用がプリント停
止に左右されることが点線220で示してある。
したがつて、操作変数を確立するには、新しい変
数を適切に挿入するまで既存変数を保持すべきで
ある。 プログラムを進行させると、CPUが工程222に
おいて洗浄相210が測定の第1サイクルを先行
しているかどうかを査証する。この査証は洗浄相
の進行中に開始され、連続操作の第1サイクルま
たはワン・シヨツト操作の単独サイクルであれ
ば、査証の答えは「イエス」(YES)であり、
「ラン(RUN)ボタン194を駆動せしめるまで
(工程224)、何の作用の生起しない。つまり、洗
浄相が維持する。査証224を介して第1サイク
ルでないことが判明すると、工程226で示された
ように、連続操作とワン・シヨツト操作のいずれ
が選別されたかに基づいて決定が下される。連続
法(イエス)であれば、プログラムが次位の測定
サイクルとともに維持する。ワン・シヨツトの場
合、答えは「ノー」(NO)であり、装置が零入
力の洗浄状態に戻される。 サイクルを維持し、あるいは「ラン」ボタンを
押せば、第4図の時間t1で発生する特定の工程
221において洗浄相を停止させることができる。
固定遅延T1に伴うこの作用の後、第4図のt2にお
けるパツド形成主要相が発生する。 第4図の連続工程であるPAD BUILD、PAD
HOLD 1、PAD PULSE、PAD HOLD 2お
よびそれらの遅延は第5図においては工程236、
237、240、242の順序で示されている。工程238、
240、242と平行して、流動電位Eと圧力Pのサン
プル値が演算の目的で工程244、246、248におい
て取り上げられる。後者の3工程は第4図の測定
間隔D1,E,D2にそれぞれ相応する。これら
の工程の時間は、工程218においてオーパツドを
経由して挿入された特定の選別データに基づいて
進行する。 PAD BUILD236が開始すると、圧力監視工程
250も始動してPAD HOLD 2の終了まで維持す
る。この工程はサンプル測定工程244、246、248
を包含するものとして例示されている。これは、
圧力に関連し、当該3工程で取り上げられた圧力
サンプルが演算と監視の両方を使用されるからで
ある。もし過剰圧力が検出されると、接続線25
2で示したように、「ストツプ」信号209の均
等物が発生してプログラムを解釈し、かつCPU
を実行させることにより装置を定期の正常状態に
戻す。この戻りはデスブレイ192に表示され
る。 PAD HOLD 2を経た後、過剰圧の問題が生
じなかつたと過程すれは、プログラムが装置を洗
浄状態に戻し、これと平行してCPUが先行位の
サイクルにおいて蓄積されたデータと事前に挿入
された指示に合わせてE/P比を演算する。E/
P比を達成する際に温度および導電率の少なくと
も一方を含むとの指示に従うためには、これらの
両変数の値を取り上げねばならない。これは多種
の仕方で行なわれるが、例えば主要操作サイクル
中に測定工程を含めることができる。しかし、本
発明の場合は上記両変数を別体の連続定期工程
230と実施するのが好ましい。定期工程230は工程
232における温度Tと工程234におけるA1の連続
サンプル測定からなつている。両変数の少なくと
も一方の要件を満すべきと指示されたとき、
CPUが最終サンプル値を修正E/P比の演算に
適用する。最終サンプル値は洗浄開始前に読み取
られた値である。 DAC176(第3図)を駆動させることによ
り対応信号をチヤートレコーダー178に送る時
点、つまりプリントに備えた状態で、修正E/P
比をデスプレイ192に表示させることが至便で
ある。チヤート紙の移行はCPUにより、例えば
チヤート紙を時間t2〜t6の間に限つて進行させ、
その結果サイクルが何らかの理由で停止した場
合、紙の送りも停止するように制御される。 第6図はE/P比を製紙装置に応用せしめて圧
力値を零位またはその他のセツト値に制御するこ
とを示す。 本発明の装置は、連続法でかつブレストボツク
ス223から採集された紙料上で測定可能なブロ
ツク270として図示されている。バルブ組立体
276の制御下で貯蔵源272,274からそれ
ぞれ得た陽オン添加剤と陰イオン添加剤を用いて
紙料を補足させてもよい。E/P比、例えば
DAC176(第3図により供給されたアナログ
値を接続線278経てコンパレーター280に移
送させ、ここでアナログ値を電位デバイダー28
2から誘導された設定値と比較する。デバイダー
282は、被形成紙に適していると考えられてい
るごとく、圧力を零位あるいは正圧または負圧に
セツトできる。コンパレーターは適切な駆動回路
284を経てバルブ組立体276を制御するのに
使用される過誤出力を発生させる。バルブ組立体
は、過誤の発生を零または低減させるために両方
の添加剤源を遮断し、かつ過誤の極性と度合に応
じて添加剤源の一方または他方を累進的に解放さ
せることにより修正添加剤を定量に供給せしめる
ように構成されている。E/P測定は間欠的であ
るから、制御方式によつては瞬時値が所望値に対
して変動することがある。使用するE/P信号は
もちろんデジタルコンパレーターを使用しての数
値表示信号である。 第3図の装置に関し、回路の大部分は、モステ
ツクから入手可能な標準Z280板によつて実現可
能であり、データもモステツクから取得できる。
例えば、差込み型ROMとRAMをそそなえた
CPU板「エム・デ・エツクス・シー・ピー・ユ
ー(MDXCPU)」がタイプ エム・ケー 77853
(Type MK77853)の商品名で入手できる。
UART構造体162は、デバツグの取付可能な
ボード「エム・デー・エツクス・エー・ピー・ア
ール・エム/ユー・エー・アール・テー
(MDXEPROM/uart)」としてタイプ エム・
ケー・77753−4(Type MK7753−4)」の商品
名のもとに入手できる。PIO構造体164は4−
口板「エム・デー・エツク ピー・アイ・オー
(MDX PIO)、タイプ エム・ケー77654(Type
MK77654)を用いれば実現可能である。前記の
ように、キーパツド/デスブレイはユニツトとい
てブルブラウンから入手できる「タイプ テー・
エム25300エツチ・テー(TM25300HT)。 第3図ないし第5図に関連して記載した装置の
器および操作は現在入手可能な他のCPU装置に
適用できる。 マイクロプロセツサーおよびその周辺チツプ、
RAM、ROMは内臓エー・デー・シー(ADC)、
デー・エー・シー・(DAC)を有する。単一のチ
ツプマイクロコンピユーターを使用すれば実現可
能である。これらの装置は多くの製造業者、例え
ばインテル(Intel)から入手できる。 次に、第2図の測定セル12の構造及び組立て
を簡単に、かつフイルタ交換を容易ならしめるよ
うな変形例を説明する。 第7図及び第8図は、変形測定セルをそれぞれ
フイルタキヤリヤ組立体の摺動方向と、この方向
に対して垂直に見た図である。セル300は上下
ハウジング部材310,312からなつており、
これらの間にはフイルタキヤリヤ組立体314が
位置している。第9図は、以下で説明するもうひ
とつの変形例を示すものであるが、上部材310
及び組立体314の平面については同図を参照す
ればよい。上ハウジング部材310は、浅い裁頭
円錐面318に通じる軸口316(導管部品は図
示せず)を有するパースペクス材に機械加工を施
したものである。同様に、下ハウジング部材31
2は、パースペクスを機械加工したものであり、
面318と同軸で傾斜のより急な裁頭円錐面32
2に連続し、約9度の頂点角度を有する軸口を有
している。この内側形状は、上下両区画室を形成
している第2図のものと同じである。 ハウジング部材310及び312は、それぞれ
各部材の対向側に位置する一対の一体に形成され
たフランジ部324及び326を有しており、一
方の部材の各フランジ部は他方の部材の角フラン
ジ部とそれぞれ対向している。これらの2対の対
向するフランジ部は、それぞれフイルタキヤリヤ
組立体の各側をその移動方向に沿つて延びてい
る。これらフランジ部は、4組の、ナツトとボル
トとの組み合せ328を介して各角フランジ部で
固定されており、かつ角ボルトに嵌合して凹部を
規定する一対の中空柱部材330,332を介し
て離隔している。この凹部の上をローラー336
が回転して以下で説明するフイルタキヤリヤを案
内する。 第2図の構成と同様に、上ハウジング部材31
0はその上区画室に円錐形の変流部材すなわち分
流部材338を有している。分流部材は、前述の
ような液体の激流作用を促すためフイルタの周縁
部より内方に離隔しており、かつ孔明きとなつて
いる。この実施例において、分流部材338は、
等角に設けられた6個のスタツドによつて固定さ
れており、これらのスタツドの1個が第8図に示
されている。スタツド340は、ハウジング部材
310の円錐面のねじ穴342に嵌合し、分流部
材338を適正位置に保持するためスペーサ34
4を保持する。 上、下ハウジング部材310及び312は、流
動電位を検知するためそれぞれ区画室内まで延び
るステンレス性の電極が取付けられる内筒346
及び348がそれぞれ収受されるようになつてい
る。 図面に示されるように、上、下ハウジング部材
は、柱部材330,332によつて離隔されてい
る。回転可能なフイルタキヤリヤ組立体314は
この空〓に収受されている。組立体は、第8図及
び第9図にもつとも詳しく示されるように長尺で
平坦なキヤリヤ350を有している。これらの図
面は、作用時にある組立体を示している。キヤリ
ヤ350の左側端部、は、第8図に示されるよう
に孔部352を有しており、この孔部の周縁部に
は、第2図のフイルタ支持円盤70の場合と同様
に液体の自由な流通を許容するよう多孔構造され
た円形のフイルタ支持円盤356の周縁部に設け
られた段部が収受される段部が符号354で示す
位置に形成されている。円盤356は、その下面
に濾過篩14を支持している。篩14の周縁部
は、その周縁より漏れが生じないよう環状の水密
Oリング360を介してキヤリヤ350の下段部
358と円盤356の円盤との間に嵌つている。
円盤356の厚さは、その円盤が孔部352に位
置し、キヤリヤ350の面と同一の上面を呈する
ような寸法となつており、またその円盤356は
キヤリヤの周縁部に複数の皿ねじ362(1個の
み図示)を介して固定されている。 上、下ハウジング部材310及び312の対向
面は、内側チヤンバーより大きい内径を有し、か
つキヤリヤの上、下面と係合して孔部352を包
囲し、内側チヤンバを閉塞する水密Oリング36
4及び366のそれぞれを収受する対向するさね
はぎ溝を有している。水密部材364及び366
の曲げやずれは、複数のねじ368(第8図に1
個のみ図示)を介して固定されている環状の差し
込み物365及び367によつて防止されてい
る。水密リングと孔部352を包囲するキヤリヤ
面との水密係合とは、ナツトとボルトとの組み合
せ328を締めることによつて効果ならしめら
れ、この際スペーサ柱部材は圧力がかかり過ぎな
いよう制限する働きをなしている。以上が、第7
図及び第8図に示された構成である。この測定室
は、すでに説明した要領で使用可能である。 フイルタを交換するためハウジングを分解する
必要はない。第8図に示されるように、ボルト及
びナツトを充分に緩め、キヤリヤ350はその長
手側に係合しているローラ336を介して案内で
きるようになつているので、これを左方向に移動
する。キヤリヤは、円盤356をハウジング外に
移動できるよう充分長くされているので、円盤3
56及び篩14を孔部352により引抜けるよう
ねじ362を取り外すことができる。新しい篩を
取付ける場合、以上の手順を逆に行えばよい。キ
ヤリヤ350の各端部には、それぞれストツパ3
69および370が設けられている。ストツパ3
69は、フイルタを交換する際キヤリヤがハウジ
ングから抜けおちるのを防止する。ストツパ37
0は、作用状態においてハウジングに当接してお
り、よつて、フイルタを内側チヤンバの適正位置
に維持する働きをなす。 第9図及び第10図には、フイルタ組立体の滑
動を可能ならしめる解除機構のもうひとつの変形
例が示されている。第9図は、上ハウジング部材
310の輪郭と、長尺のキヤリヤ板350を有す
るキヤリヤ組立体314とを示す平面図である。
上ハウジングフランジ部324は、単なるナツト
及びボルトを用いて固定するかわりに、各角部に
ボス380が用いられている。ひとつの角部を示
す第10図に詳細に示されているように、ねじ山
の設けられたスタツド382は、上、下フランジ
部の符合する孔部を通つてボスの底部のねじ孔3
83に嵌合している。各スタツドは、ローラ33
6を支持しているスペーサ柱部材330,332
を有しており、この実施例においてはさらに一対
の弓状スプリングワツシヤ387を有している。
再び第9図を参照すれば、各フランジ部324上
の一対のボス380の間には、符号385で示さ
れるように各ボスに軸支されている円形シリンダ
384が配設されており、このシリンダが偏心的
に回転するようにそのジヤーナルはシリンダの軸
よりずれている。該シリンダはこれを回転するた
めの作動ハンドル386を有している。各フラン
ジ部上のボス380の間には、シリンダによつて
作用するようされた差し込み板388が設けられ
ている。 シリンダ384は偏心カムの働きをなす。第9
図に示される略水平位置から第10図の直立位置
に移動すれば偏心率が漸次高まつてシリンダが差
し込み板388を押圧し、差し込み板が対向する
各一対のフランジ部324,326をスプリング
ワツシヤ387の弾性に抗して引締めて第7図及
び第8図のような作動可能な水密状態にキヤリヤ
板350を固定する。フイルタを交換する際は、
ハンドル386を水平位置に移動するのみでキヤ
リヤ板が固定状態から解除されるので、そのキヤ
リヤ板をフイルタ交換位置に摺動させればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した装置の水圧回路を示
す図、第2図は内部にパツドを形成した第1図の
測定セルの拡大部分断面図、第3図は前記装置の
電気制御と測定回路のブロツクダイアグラムを示
す図、第4図は前記セルの操作を示す一連の時間
ダイアグラムを示す図、第5図はフローチヤート
を示す図、第6図は紙料中のゼータ電位を調節す
るために前記装置を組み入れた製紙装置の制御方
法を示す概略図、第7図及び第8図は濾過器変更
を簡便ならしめるための摺動自在濾過器担体組立
体を有する変形セルの一部断面の正面図で、それ
ぞれ前記セルを垂直にかつ摺動運動方向にみた
図、第9図は第7図及び第8図に示したセルに類
似するが、脱離位置にある濾過器担体組立体用の
変形着脱機構を有するセルの上面図、第10図は
停止位置にある第9図の着脱機構の詳細図であ
る。 12:セル、14:濾過篩、16:上部口、1
8:下部口、40,42:電極、44:圧力変換
器、60:外被、66:上部区画室、68:下部
区画室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中空内部を形成している外被と、流体を外被
    内に通すためにその対向側部に取り付けた第一口
    部および第二口部と、両口部の間に位置して中空
    内部を二つの区画室に仕切つた濾過篩と、したが
    つて流体が一方の口部から篩を通つて他方の口部
    に流動し、流動電位を測定するために各区画室に
    配置された電極とを有する測定用セルを使用し、
    さらに、第一口部に連なる下部区画室内の圧力に
    応答する圧力変換器を使用し、粒状物質を含む紙
    料を第一口部に導入して篩上にパツドを堆積さ
    せ、下部区画室内の圧力および電極電位の測定を
    行い、ついで、洗浄流体を第二口部に導入して篩
    上のパツドを除去せしめる繊維分散液の電気特性
    を測定する方法であつて、流体をセルの略縦方向
    に流動させるため、セルの位置決めにより第一口
    部および第二口部をそれぞれ篩の下方および上方
    に位置させた状態で、篩を実質的に水平に配置せ
    しめたことと、さらに(1)紙料を第1口部に導入
    し、セルの上方向に流動させて篩の下面にパツド
    を堆積させる工程と、(2)パツドに圧力パルスを伝
    達し、下部区画室内の圧力および電極電位を測定
    する工程と、(3)工程(2)の前後いずれか一方の段階
    でパツド圧力を略零位に低下させ、零位圧力時ま
    たはその発生ごとに下部区画室内の流動電位と圧
    力を測定し、かつ工程(2)で得た測定値が工程(3)の
    測定値に比例すると見なし、工程(2)の流動電位−
    圧力比を決定する工程に従うことを特徴とする測
    定方法。 2 工程(2)と工程(3)のそれぞれにおいて、一連の
    測定を行い、平均値を求めることにより流動電位
    と圧力を決定する特許請求の範囲第1項記載の測
    定方法。 3 温度測定を行い、流動電位−圧力比に温度依
    存因子を乗算してその比を補正する特許請求の範
    囲第1項記載の測定方法。 4 流体導電率測定を行い、流動電位−圧力比ま
    たは温度補正流動電位−圧力比に、一定の導電値
    に正規化された導電率依存因子を乗算する特許請
    求の範囲第1項記載の測定方法。 5 中空内部を形成している外被と、流体を外被
    内に通すためにその対向側部に取り付けた第一口
    部および第二口部と、両口部の間に位置して中空
    内部を二つの区画室に仕切つた濾過篩と、したが
    つて流体が一方の口部から篩を通つて他方の口部
    に流動し、粒状物質を含む紙料を第一口部に導入
    する一方、洗浄流体を第二口部に供給するために
    第一口部および第二口部に接続した第一導管体お
    よび第二導管体とを有する測定用セルからなる繊
    維分散液の電気特性を測定する装置であつて、液
    体をセルの略縦方向に流動させるため、セルの位
    置決めにより第一口部および第二口部をそれぞれ
    篩の下方および上方に位置させた状態で、篩を実
    質的に水平に配置せしめ、第一導管体に紙料源の
    連結体と、ドレンの連結体と、これらの連結体中
    での流体の流れを制御するためのバルブ手段とを
    取り付け、セル中に紙料を第一口部から導入して
    篩の下面に粒状物質のパツド堆積させ、ついでそ
    のパツドを篩から流し取り、ドレンを第一口部か
    ら抜去することを特徴とする測定装置。 6 前記セルがその上部区画室内に中空の裁頭円
    錐部材を含み、その円錐部材が円錐壁に孔部を有
    し、第二口部に流入する洗浄流体を篩の中央部と
    外部に対して軸方向に分配せしめることにより、
    篩上に堆積したパツドを除去する特許請求の範囲
    第5項記載の測定装置。 7 前記中空内部が、篩を支持する中間領域と、
    第二口部側に上方に狭窄した裁頭円錐形状の上端
    領域と、第一口部側に下方に狭窄した下端領域と
    を有する特許請求の範囲第5項または第6項記載
    の測定装置。 8 前記セルが、第二口部側に上方に狭窄した裁
    頭円錐内面を形成する上部外被領域と、第一口部
    側に下方に狭窄した裁頭円錐内面を形成する下部
    外被領域と、その上下両外被領域の間に位置し、
    かつ篩を収受する孔部を備えた担持部材を有する
    中間領域と、ここでその担持部材が、篩を上下両
    外被領域間に位置させた第一位置と、篩を上下両
    外被領域の一側部に位置させた第二位置の間で摺
    動自在に取り付けられ、第一位置および第二位置
    を定めるために担持部材の摺動を規制せしめる停
    止部材と、第一位置内で篩用の密封包囲体を形成
    するために担持部材と上下両外被領域の間で作動
    する密封手段とを含む特許請求の範囲第5項記載
    の測定装置。 9 前記担持部材が平坦細長の形状で、上下両外
    被領域の対向面の間で摺動自在であつて、一端部
    に孔部を有し、前記密封手段が上下両対向外被領
    域の対向面内で切欠部または溝部に支持された輪
    形密封材であつて、第一位置において担持部材の
    孔部を包囲して担持部材の周辺面に係合する特許
    請求の範囲第8項記載の測定装置。 10 前記密封手段が、第一位置で前記担持部材
    を確実に密封するために、上下両外被領域間で作
    動し、かつ拘束状態下で操作可能な着脱自在手段
    を含む特許請求の範囲第9項記載の測定装置。 11 前記上下両外被領域のそれぞれが、前記担
    持部材の摺動方向に対してその一側部上に延出し
    たフランジを有し、その両フランジの間で前記着
    脱手段を作動させる特許請求の範囲第10項記載
    の測定装置。 12 前記セルがその上部区画室内に中空の裁頭
    円錐部材と、その円錐部材を前記上部外被領域の
    裁頭円錐内面から離隔して支承する手段とを含
    み、篩上に堆積したパツドを除去する際、篩を越
    えて第二口部に流入する洗浄流体の分配をその円
    錐部材によつて補助する特許請求の範囲第8項記
    載の測定装置。 13 前記セルが、その下部区画室内の圧力に応
    答する圧力変換器を含む特許請求の範囲第5項記
    載の測定装置。 14 前記第二導管体が第二口部と、洗浄流体の
    連結体と、ドレンの連結体の間に接続された第一
    バルブおよび第二バルブを有し、前記第一導管体
    のバルブ手段が第一口部と、紙料源の連結体と、
    ドレンの連結体の間に接続された第三バルブおよ
    び第四バルブを有し、さらに前記第一導管体が、
    紙料を第一口部に揚水させるために紙料源の連結
    体と第三バルブの間に連結されたポンプと、所定
    圧力を確立するために制限手段およびポンプと第
    三バルブの間に接続された第五バルブを有する流
    量分流通路を含む特許請求の範囲第5項記載の測
    定装置。 15 前記第一バルブから第五バルブの作動を所
    定の順序で制御するために、これらのバルブ群に
    接続された制御手段を含み、その所定順序が(1)第
    二バルブおよび第三バルブを開放する一方、第一
    バルブ、第四バルブおよび第五バルブを閉止する
    ことにより、紙料を測定用セルの上方に揚水して
    篩上にパツドを堆積させる工程と、(2)第二バル
    ブ、第三バルブおよび第五バルブを開放し、第一
    バルブおよび第四バルブを閉止することにより、
    制限手段により測定された下部区画室の圧力を確
    立して篩上のパツドに作用させる工程と、(3)第一
    バルブおよび第四バルブを開放、第二バルブおよ
    び第三バルブを閉止し、洗浄流体を下方に流動さ
    せてパツドを除去、洗浄してドレンとして排出せ
    しめる工程と、(4)工程(1)と工程(2)の間、工程(2)と
    工程(3)の間またはその両方の間において第二バル
    ブ、第三バルブおよび第四バルブを開放し、第一
    バルブを閉止することにより、下部区画室内に低
    圧力基準状態を確立せしめる工程とを含む特許請
    求の範囲第14項記載載の測定装置。 16 電気特性として流動電位を測定する場合、
    前記セルが下部区画室内の圧力に応答する圧力変
    換器を有し、さらにその圧力変換器に接続された
    信号処理手段を含み、その処理手段を作動させて
    工程(2)と工程(4)における流動電位および圧力を発
    現ごとに測定し、工程(4)で得た測定値から工程(2)
    の流動電位−圧力比の尺度を算出する特許請求の
    範囲第15項記載の測定装置。 17 前記信号処理手段を作動させて、各工程ご
    とに流動電位および圧力をサンプリングし、その
    サンプリングから得た平均値に基づいて流動電位
    −圧力比を算出する特許請求の範囲第16項記載
    の測定装置。 18 中空内部を形成している外被と、流体を外
    被内に通すためにその対向側部に取り付けた第一
    口部および第二口部と、両口部の間で外被内に位
    置して中空内部を二つの区画室に仕切つた濾過篩
    とを有し、したがつて流体が一方の口部から篩を
    通つて他方の口部に流動する、繊維分散液の電気
    特性を測定する測定用セルであつて、その外被の
    構造が第一口部および第二口部をそれぞれ篩の下
    方および上方に位置させた状態で、篩を実質的に
    水平に配置せしめたこと、さらにその外被が、第
    二口部側に上方に狭窄した裁頭円錐状内面を形成
    する上部外被領域と、第一口部側に下方に狭窄し
    た裁頭円錐状内面を形成する下部外被領域と、そ
    の上下両外被領域の間に位置し、かつ篩を収受す
    る孔部を備えた担持部材を有する中間領域と、こ
    こでその担持部材が、篩を上下両外被領域の間に
    位置させた第一位置と、篩を上下両外被領域の一
    側部に位置させた第二位置の間で摺動自在に取り
    付けられ、第一位置および第二位置を定めるため
    に担持部材の摺動を規制せしめる停止部材と、第
    一位置内で篩用の密封包囲体を形成するために担
    持部材と上下両外被領域の間で作動する密封手段
    とを含むことを特徴とするセル。 19 前記担持部材が平坦細長の形状で、上下両
    外被領域の対向面の間で摺動自在であつて、一端
    部に孔部を有し、前記密封手段が上下両外被領域
    の対向面内で切欠部または溝部に支持された輪形
    密封材であつて、第一位置において担持部材の孔
    部を包囲してその担持部材の周辺面に係合する特
    許請求の範囲第18項記載のセル。 20 前記密封手段が、第一位置で前記担持部材
    を確実に密封するために、上下両外被領域間で作
    動し、かつ拘束状態下で操作可能な着脱自在手段
    を含む特許請求の範囲第19項記載のセル。 21 前記上下両外被領域のそれぞれが、前記担
    持部材の摺動方向に対してその一側部上に延出し
    たフランジを有し、そのフランジの間で前記着脱
    手段を作動させる特許請求の範囲第20項記載の
    セル。 22 前記セルがその上部区画室内に中空の裁頭
    円錐部材と、その円錐部材を前記上部外被領域の
    裁頭円錐内面から離隔して支承する手段とを含
    み、篩上に堆積したパツドを除去する際、篩を越
    えて第二口部に流入する洗浄流体の分配をその円
    錐部材によつて補助する特許請求の範囲第18項
    から第21項のいずれか1項記載のセル。
JP57196665A 1981-11-09 1982-11-09 繊維状分散液の電気特性測定方法、その測定装置およびその測定セル Granted JPS58135447A (ja)

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