JPH02267138A - 複層結晶化ガラス材 - Google Patents

複層結晶化ガラス材

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JPH02267138A
JPH02267138A JP8859789A JP8859789A JPH02267138A JP H02267138 A JPH02267138 A JP H02267138A JP 8859789 A JP8859789 A JP 8859789A JP 8859789 A JP8859789 A JP 8859789A JP H02267138 A JPH02267138 A JP H02267138A
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softening point
powder
glass powder
glass material
glass
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JP8859789A
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Yoshito Seto
瀬戸 良登
Yoshihiro Nakagawa
中川 義弘
Akitoshi Okabayashi
昭利 岡林
Hiroyuki Kimura
広之 木村
Takashi Shikata
志方 敬
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C14/00Glass compositions containing a non-glass component, e.g. compositions containing fibres, filaments, whiskers, platelets, or the like, dispersed in a glass matrix
    • C03C14/004Glass compositions containing a non-glass component, e.g. compositions containing fibres, filaments, whiskers, platelets, or the like, dispersed in a glass matrix the non-glass component being in the form of particles or flakes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2214/00Nature of the non-vitreous component
    • C03C2214/04Particles; Flakes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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    • C03C2214/20Glass-ceramics matrix

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建材や壁材等として使用される結晶化ガラス
材に関する。
(従来の技術) 近年、天然石材やガラス材とは質感のやや異なる結晶化
ガラス材が内外装材として多方面で使用されつつある。
前記結晶化ガラス材の好適な製造方法として、特願昭6
1−29Al2O3号において開示されているように、
低軟化点ガラス粉末および高軟化点ガラス粉末からなる
混合粉末に有機バインダ(例えば、ポリビニルアルコー
ル)を添加して混合した後、これを厚板成形用金型に入
れて常温で加圧成形(常温加圧成形)し、得られたガラ
ス粉末成形体に緻密化促進および結晶化のための熱処理
(結晶化熱処理)を施す方法がある。この場合、結晶化
熱処理の前段階で300〜400°Cで数十時間加熱処
理されて脱バインダ処理がなされる。一方、有機バイン
ダを用いることなく、混合粉末を成形用金型に入れて、
低軟化点ガラス粉末の軟化点以上でかつ高軟化点ガラス
粉末の軟化点以下の温度で緻密化しつつ加圧成形(熱間
加圧成形)し、得られたガラス粉末成形体に結晶化熱処
理を施す方法がある。
この方法によれば、低軟化点ガラス粉末がバインダとし
ての作用をなすため、有機バインダの添加が不要となり
、またガラス粉末の緻密化の過程で粉末の間に存在した
空気は未軟化の高軟化ガラス粉末等の粒子表面に沿って
外部へ容易に排出され、気泡や気孔のほとんど存在しな
い極めて緻密な結晶化ガラス材が容易に得られるという
利点がある。
(発明が解決しようとする課題) 前記加圧成形法により製造された結晶化ガラス材は緻密
で、研摩により良好な光沢が得られ、外内装用建材とし
て優れた品質を有する。しかも、1 mX 1 m程度
の大形の定寸材料も容易に製造することができるという
利点がある。そして、定寸外材を必要とする場合は、出
荷時あるいは施行時に定寸材より高速カッターを用いて
適宜切断して使用される。
しかしながら、第3図に示すように、結晶化ガラス材2
1を高速切断する時に切断用回転歯22の抜ける下面よ
り切断方向に沿って局部的欠損23が入り易いという問
題がある。前記下面は回転歯22の外周との間隔が小さ
くなっており、クラックが入り易く、このクランクが進
展して欠損に到るものと考えられる。
尚、結晶化ガラス材の裏面には、通常、破損時に同材の
細片が飛散するのを防止するために、合成樹脂皮膜が被
着されるが、かかる皮膜が形成されていても、前記欠損
を防止することはできない。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、高速切断
しても切断端面に局部的欠損の生しない結晶化ガラス材
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためになされた本発明の結晶化ガラ
ス材は、低軟化点ガラス粉末とアルミナ粉末とが低軟化
点ガラス粉末の軟化融着後に融着一体化し結晶化してな
る光沢質結晶化ガラス材で形成された表層と、低軟化点
ガラス粉末と高軟化点結晶性ガラス粉末とが融着一体化
し結晶化してなる結晶質ガラス材で形成された裏層とが
融着−体化してなることを発明の構成とするものである
この際低軟化点ガラス粉末は主成分が重量%でSiO□
:65〜80%    CaO:5〜15%Na2O+
に20  : 10−30% hgo:1o%以下八l
 203: 10%以下 であり、 高軟化点結晶性ガラス粉末は主成分が重量%で5i02
  : 25〜55%  八ρzoz  :  5〜2
0%CaO:25〜65% であるものを使用するのがよい。
(作  用) 表層の光沢質結晶化ガラス材は、低軟化点ガラス粉末と
アルミナ粉末とが低軟化点ガラス粉末の軟化融着後に融
着一体化し、結晶化したものであるから、低軟化点ガラ
ス粉末同士の軟化融着時に、ガラス粉末の間に存在した
空気は未軟化状態のアルミナ粉末の粒子表面に沿ってガ
ラス粉末の外部へ排出される。このため、両ガラス粉末
の融着体中には気泡が残留し難く、その結果、本発明の
結晶化ガラス材中には、気泡や気孔が可及的に排除され
たものとなる。
本発明で特に例示した低軟化点ガラス粉末は通常のソー
ダ石灰ガラスの組成であり、その主成分限定理由を下記
に示す。単位は重量%である。
0低軟化点ガラス粉末 SiO□:65〜80% 65%未満では結晶が析出し難く、一方80%を越える
と軟化点が高くなり、熱処理において高温加熱が必要と
なり、製造上好ましくない。
CaO:5〜10% 5%未満では軟化点が高くなり、一方10%を越えると
結晶が析出しにくくなる。
Na2O+LO: 10〜30% 10%未満では軟化点が高くなり、一方30%を越える
と結晶が析出しにくくなる。
MgO:  10%以下 10%を越えると結晶が析出しにくくなる。尚、2%以
上にすることにより、結晶の成長が遅くなり、十分な軟
化融着による緻密化が行われ易くなる。
へρ20:l:10%以下 lRAl2O3は含有量が増えるほど軟化点が高くなる
ので10%以下にするのがよい。
低軟化点ガラス粉末の主成分は以上の通りであり、その
他、物性を低下させない範囲で適宜のガラス成分の含有
が許容されるが、適正な物性を保持するには主成分の合
計が90%以上とするのがよい。
低軟化点ガラス粉末と共に使用されるアルミナ粉末は、
その粉末粒界で軟化状態の低軟化点ガラス粉末との間で
成分の拡散が生して融着し、主として、NazOHA 
l z03  ・2Si02  晶を析出して結晶化す
る。
次に、裏層を形成する結晶質ガラス材についてその作用
を説明する。該結晶質ガラス材は結晶が多量に存在し、
非晶質のガラス部分が少量しか存在しない材質であり、
結晶部分がクランクの進展を阻止する作用をなす。結晶
化ガラス材に生じるクランクは、非晶質のガラス部分に
発生し、同部分内を進展するものと考えられる。このた
め、クランクの発生起点となる裏面を結晶質ガラス材で
被覆することによりクシツクの発生およびその後の進展
、欠損形成を有効に防止することができる。
前記結晶質ガラス材は前記低軟化点ガラス粉末と高軟化
点結晶性ガラス粉末とを融着一体化および結晶化するこ
とにより得られる。特に例示した高軟化点結晶性ガラス
粉末は低軟化点ガラス粉末と融着し易く、融着部に結晶
(主としてCaO・SiO□品と2CaO・ 八〇20
3  ・SiO□晶)が多量に析出するものであり、そ
の成分限定理由を下記に示す。
単位は重量%である。
0高軟化点結晶性ガラス粉末 5i(h : 25〜55% 25%未満では、早期に結晶化するため、低軟化点ガラ
ス粉末の軟化のみでは製品の緻密化不足による著しい強
度低下が起こり、裏層としての役割を果さなくなる。5
5%を越えると、結晶量が減少し、強度と硬さの面で不
足をきたす。
i20.  :  5〜20% 5%未満では、結晶化速度が大きくなり過ぎ、製品の緻
密化が不充分となり易く、一方、20%を越えると、結
晶を均一に析出させることが困難となる。
CaO:25〜65% 強度と硬さを得るだめの結晶量を確保するために25%
以上は必要であるが、65%を越えると、結晶化速度が
大きくなり過ぎ、製品の緻密化不足により著しい強度低
下が起こる。
高軟化点結晶性ガラス粉末の主成分は以上の通りであり
、その他、物性を低下させない範囲で適宜のガラス成分
の含有が許容されるが、適正な物性を保持するには、主
成分の合計が90%以上とするのがよい。
〈実施例) 第1図は本発明に係る複層結晶化ガラス材の断面図を示
しており、緻密で光沢を有し、高強度の結晶化ガラス材
で形成された表層1と、耐欠損性に優れた結晶質ガラス
材で形成された裏層2とが融着一体化されている。尚、
裏層2の下面には、既述の通り、必要に応じて飛散防止
用の合成樹脂皮膜が被着形成される。
前記表層1の結晶化ガラス材を形成するための好適な低
軟化点ガラス粉末の主成分については既述の通りである
が、ガラス粉末は、所期組成のガラスを溶製し、これを
水砕し、更に粉砕することによって得られるが、低軟化
点ガラス粉末原料としてはソーダ石灰ガラスのカレット
を利用すればよい。
低軟化点ガラス粉末およびアルミナ粉末の粒度は、粒度
が小さいほど、またその量が多いほど低軟化点ガラス粉
末同士の軟化融着が容易となり、またアルミナ粉末との
融着が容易となり、ひいてはガラス粉末成形体の緻密化
および結晶化が促進される。このため、ガラス粉末の粒
度は、200メツシユ以下の粉末を80%以上(好まし
くは90%以上)占めるようにしておくことが望ましい
。尚、アルミナ粉末は、粒度が粗くなると光沢が悪くな
るため細かいほどよいが、細かくなるほど価格も貰くな
るので、通常0.5〜20μmのものが使用される。
前記低軟化点ガラス粉末とアルミナ粉末との表層用混合
粉末におけるアルミナ粉末の配合量は、結晶化ガラス材
の光沢を劣化させるため、混合粉末の全量に対して10
重量%以下に止めておくのがよい。もっとも、粉末粒子
間の空気の有効な排出作用を得るには0.1重量%以上
添加することが望ましい。
尚、混合粉末に金属酸化物の着色剤(通常、200メツ
シユ以下の微粉が使用される。)を添加混合した添加混
合粉末を使用することによって、着色結晶化ガラス材の
製造が可能である。着色剤は、結晶化ガラス材に要求さ
れる物性(特に強度)を低下させない範囲で添加される
が、その添加量の一例を下記に示す。添加量は添加混合
粉末に対するものであり、単位は重量%である。
CrzO3、CuO、Mn0z  ・++ 1%以下C
oo         ・・・3%以下FeO、Fe3
O4、FezOz ”・10%以下複層結晶化ガラス材
の裏層2の結晶質ガラス材を形成するだめの低軟化点ガ
ラス粉末は表層1のものと同様のものが使用される。一
方、高軟化点結晶性ガラス粉末としては、既述の組成の
ガラスを溶製し、水砕し、粉砕することによって得られ
る。
高軟化点結晶性ガラス粉末の粒径は、前記高軟化点ガラ
ス粉末のように微細なものでなくてもよい。結晶性ガラ
ス粉末の配合量が多い程、また粒径が大きい程、結晶質
ガラス材中の微細気孔量が増加するが、気孔の存在はク
ランクの進展を防止する作用を有するため、裏層材とし
て特に気孔を除去しなければならない理由はない。尚、
結晶質ガラス材も気孔が無く、緻密な程、強度が高いの
で、裏層2をクランクの発生、進展防止のためのみなら
ず、強度部材としての機能も併有させる場合は、微細粒
を使用すればよい。
低軟化点ガラス粉末と高軟化点結晶性ガラス粉末との配
合割合は、低軟化点ガラス粉末が多量に存在すると非晶
質のガラス部分が相当量残存するようになり、欠損防止
効果が失われるので、高軟化点結晶性ガラス粉末は、低
軟化点ガラス粉末との裏層用混合粉末の全量に対して2
0〜70重量%程度配合するのがよい。20%未満では
結晶量が不足し、一方70%を越えると緻密化不足によ
り著しい強度不足を招来する。
裏層2の厚さは、クラックの発生、進展防止のためには
1 mm程度有れば十分であるが、製造の容易性を考慮
すると、3〜5mm程度とするのがよい。
尚、裏層2は複層材の全厚の95%程度まで設けてもよ
い。もっとも建築用外装材としての使用目的で裏層を厚
くする場合は、裏層材として表層材と同程度以上の高強
度、緻密材を用いる必要がある。
また、表層1と裏層2とは後述のように一体的に加圧成
形、結晶化され、融着および結晶化により一体化される
が、両層1,2の熱膨張率が著しく異なると、境界部に
剥離が生じ易くなるため、熱膨張率の差が±1xlO−
’/°Cの範囲に止めておくのがよい。熱膨張率の調整
は、例えば表層材におけるアルミナ粉未配合量を調整す
ることによって行うことができる。
本発明の複層結晶化ガラス材を製造するには、以上説明
した表層用および表層用の混合粉末を調製した後、第2
図に示すように、いずれか一方の混合粉末(通常は表層
用混合粉末)11を成形用金型13に散布充填し、その
上に他方の混合粉末12を散布装填した後、上型14を
嵌入し、常温加圧成形もしくは熱間加圧成形した後、結
晶化熱処理を施すことによって製造される。加圧圧力は
、常温加圧成形では100〜200 kgf/c+fl
  程度、熱間加圧成形では3〜50kgf/c+fl
程度でよい。また、熱間加圧成形を行う場合、緻密化温
度は、通常、600〜800°Cとされる。結晶化熱処
理は、ガラス粉末成形体を800〜950°Cで3〜3
011r保持することによって行われる。結晶化熱処理
において、表層用混合粉末中のアルミナ粉末や高軟化点
結晶性ガラス粉末は未軟化状態であるため骨材としての
役目を果たすので、ガラス粉末成形体を単独で熱処理し
ても形崩れの生しるおそれはない。もっとも、アルミナ
粉末が3%程度以下と少ない場合、結晶量が少なくなり
、表層の形崩れが生し易くなるが、この場合でも、裏層
を上側にして結晶化熱処理を行うことにより、形崩れの
防止が可能である。尚、常温加圧成形を行う場合、混合
粉末に有機バインダーを添加することや結晶化熱処理前
に脱バインダー処理を行うことは既述の通りである。
次に具体的実施例について説明する。
(])第1表に示した組成(帆%)の粉末を各種調製し
た。G、 W材の粉末の平均粒径は13μm  (20
0メツシ1以下の粉末が97%)、へ材は1.8pmと
した。尚、G材(低軟化点ガラス粉末)の原料としてカ
レントを利用した。
次        葉 第1表 (注)G材・・イ漱化点力゛ラス扮末 A材・・・アルミナ粉末 W材・・・高軟化点拮晶1生ガラス粉末(2)第2表の
配合により表層用および裏層用混合粉末を調整すると共
に、同表の熱間加圧成形条件によって、900 X90
0髄、全層厚さ20mmの複層ガラス粉末成形体を製造
した。尚、比較のため、表層材のみ又は裏層材のみのガ
ラス粉末成形体も同時に製作した。比較例1は実施例と
同寸法、比較例2および3は300 X300 mmX
厚さ20mmである。実施例の裏層の厚さは10mmと
した。
次       葉 第2表 砥石であり、切断条件は回転数174ORPM、送り速
度0.75 m/分とした。これらの測定、試験結果を
第3表に示す。尚、吸水率は気孔率の目安となるもので
ある。欠損発生率は5mm以上のクラックを欠損として
測定したものである。
第3表 (3)熱間加圧成形後、ガラス粉末成形体を成形用金型
から取り出して、600°Cに保持した加熱炉に挿入し
均熱した後、実施例および比較例とも850°Cに昇温
し、4時間保持して結晶化を図った後、徐冷した。
(4)得られた板状結晶化ガラス材の曲げ強度、吸水率
および、50〜500°Cにおける熱膨張率を調べた。
尚、試験片の厚さは15mmとし、実施例では表層12
mm、裏層3 mmとした。曲げ強度は実施例について
は、表層側より荷重を作用させた。
また、切断試験を行った。使用した回転歯は直径360
IIILL1のダイヤモンド砥粒メタルボンド円盤(5
)第3表より、本発明の裏層を形成する結晶質ガラス材
は比較例2および3から明らかなように、結晶量が多い
故に曲げ強度も高く、欠損防止効果に優れることが判る
。また、この結晶質ガラス材を裏層に形成した実施例の
複層結晶化ガラス材は単層の比較例1のものと比較して
、折損発生率の低下が著しい。
(発明の効果) 以上説明した通り、本発明の複層結晶化ガラス材は、緻
密で光沢に冨んだ結晶化ガラス材で表層を形成し、その
裏面に低軟化点ガラス粉末と高軟化点結晶性ガラス粉末
とが融着一体化し結晶化してなる結晶質ガラス材で形成
された裏層を融着−体化したので、裏層中に存在する多
量の結晶がクランクの発生、進展を阻止し、切断面にク
ランクの進展により欠損が生しるのを有効に防止するこ
とができる。
また、表層および裏層の形成に際し、低軟化点ガラス粉
末として、安価で入手容易かつ融着し易い特定組成のソ
ーダ石灰ガラスを用いることにより、生産性および経済
性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複層結晶化ガラス材の部分断面図、第
2図は複層ガラス粉末成形体の成形状態を示す成形用金
型の断面図、第3図は結晶化ガラス材の切断状態を示す
部分断面図を示す。 1・・・表層、 2・・・裏層。 久保田鉄工株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低軟化点ガラス粉末とアルミナ粉末とが低軟化点
    ガラス粉末の軟化融着後に融着一体化し結晶化してなる
    光沢質結晶化ガラス材で形成された表層と、低軟化点ガ
    ラス粉末と高軟化点結晶性ガラス粉末とが融着一体化し
    結晶化してなる結晶質ガラス材で形成された裏層とが融
    着一体化してなることを特徴とする複層結晶化ガラス材
  2. (2)低軟化点ガラス粉末は主成分が重量%でSiO_
    2:65〜80% CaO:5〜15%Na_2O+K
    _2O:10〜30% MgO:10%以下Al_2O
    _3:10%以下 であり、 高軟化点結晶性ガラス粉末は主成分が重量%で SiO_2:25〜55% Al_2O_3:5〜20
    %CaO:25〜65% であることを特徴とする請求項(1)に記載の複層結晶
    化ガラス材。
JP8859789A 1989-04-07 1989-04-07 複層結晶化ガラス材 Pending JPH02267138A (ja)

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