JPH02265952A - エポキシ樹脂組成物用添加剤 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物用添加剤

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JPH02265952A
JPH02265952A JP2191490A JP2191490A JPH02265952A JP H02265952 A JPH02265952 A JP H02265952A JP 2191490 A JP2191490 A JP 2191490A JP 2191490 A JP2191490 A JP 2191490A JP H02265952 A JPH02265952 A JP H02265952A
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JP
Japan
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epoxy resin
curing agent
weight
resin composition
component
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JP2191490A
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English (en)
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Steven A Lohnes
スチーブン・アンドルー・ローネス
Francis R Crowne
フランシス・レイモンド・クラウン
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Cappar Ltd
Original Assignee
Cappar Ltd
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Publication date
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/60After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone of only artificial stone
    • C04B41/61Coating or impregnation
    • C04B41/62Coating or impregnation with organic materials
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
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    • C04B41/48Macromolecular compounds
    • C04B41/4853Epoxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
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    • C08K5/053Polyhydroxylic alcohols

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  • Polymers & Plastics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、2成分系エボキン樹脂組成物用の新規な添
加剤および該樹脂組成物を用いてコンクリート中のクラ
ック(crack)またはジヨイント(ioir+t)
を充填する方法に関する。
径米巴反籠 エポキ・ン樹脂組成物は周知の組成物であり、股にJ6
ボギシと呼ばれる次式で表わされる反応性オキシラン環
構造を有する: / \ CH−(、:H 液状エポキシ樹脂は一般番こ、反応性エポキ7サイトに
おける反応によって、広範囲の用途を有すイ)強靭で、
不溶性かつ不融性の固体に変化する。液状エポキシ樹脂
は典型的には2成分系、即ち、液状エポキシ樹脂を含有
する成分A(以下、樹脂成分という)および液状の硬化
剤(hardenerまたはcuringagent)
を含有する成分B(以下、硬化剤成分という)の一部と
して提供される。両方の成分を混合すると、これらの成
分はペースト状の樹脂組成物を生成し、該組成物は、配
合した個々の樹脂、硬化剤および添加剤の特性に応じて
硬化することによって可撓性もしくは非可撓性の固体に
変化する。
既知の液状エポキシ樹脂のうちで最も一般的なものは、
ビスフェノールAのような低級アルキリデン−ジフェノ
ールに、水酸化ツートリウムの存在下において、エビク
ロ(コヒドリンのようなユピハロヒドリンを縮合させる
ことによって形成されるビス(エポキシ低級アルキルフ
ェノール)低級アルカンまたはその誘導体である。この
明細書において、アルコキシ、アルカンまたはアルキリ
デンに関して用いるF低級」という用語はCi −C4
ユニツ(・を意味する。この発明において有用な最も一
般的なエポキシ樹脂は、ビスフェノールAとJ−ビクロ
ロヒドリンから形成される2、2−ビス[4−(2’:
3°エボキシブロボキシ)フェノール]プロパン、即ら
、ビスフェノールAのシフリシジルエーテルであり、該
化合物の典型的な分子量は約400ダルトンである。付
加的なヒドロIシル基を有する反応性サイトが導入され
たこれらの樹脂のより高分子量の同族体も周知である。
分子量が約1000ダルトンもしくはそれ以上のこの種
のエポキシ樹脂は一般に粘度が高く、固形分含量が高い
ので、用途が制限されている。この種の樹脂類は粘度が
高いので、シーラントとしての用途も制限される。この
明細書で使用する「シーラント」という用語は、セメン
ト質基体中のクラックまたはジヨイントを充填するのに
有用な樹脂を意味するう エポキシ樹脂の粘度を低下させるために該樹脂の製造時
に使用する添加剤が従来から提案きれている。この種の
添加剤は、例えば、1959年8月25日に公開された
アンダーソンらによる米国特許第2.90.462号お
よび1964年8月18r31:公開サレタ米国特H第
3,145,191号各明細書に記載されている。しか
しながら、この種の添加剤は縮合反応中に添加されるの
で、エポキシ樹脂自体の製造を複雑に一タる。また、溶
剤、例えばメチルエチルケトンまたはキシレンをエポキ
シ樹脂に添加して該樹脂の粘度を低下させることも知ら
れている。溶剤を添加して粘度を下げることによ−)で
樹脂の浸透性は改良されるが、硬化した樹脂組成物中に
、溶剤の蒸発に起因する空隙が形成される。コンクリー
トのような基体中のクラックやジヨイント、特に非常に
微細で深いクラック内へ浸透すると共に、このようなり
ラックの表面下の深層部においで付着!2て硬化し、得
るエポキシ樹脂組成物は上記のような従来の解決法によ
っては得られていないのが実情である。
コンクリ−1・基体に対して良好な浸透性と付着性を示
すクラック用シーラントが特に要請されている。従来か
ら、冬季の氷の溶解によってもたらされる塩に起因する
コンクリート中の鋼製補強材の腐食が大きな問題となっ
ている。このため、ジゴインi・やクラック内へ浸透す
ることによってこのような腐食を制限もしくは防止する
コンクリート用シー・ラントが要請されている。
発明が解決しようとする課題 この発明は、このような要請に応え、新規な添加剤を含
有するエポキシ樹脂組成物を提供4゛るためになされた
ものである。
課題を解決するだめの手段 即ち本発明は、(1)低級アルキリデン−シフf−ノー
ルとエビハロヒドリンとの縮合によって得うねるビス(
エポキシ低級アルコキシフェニル)低級アルカン型の液
状エポキシ樹脂、(ii)グリセリン、エチレングリコ
ール、ジ↓チレ:/クリコールJiよびトリュチレング
リコールから成る群から選択される少なくとも1種のグ
リコール添加剤、および(ii)該エポキシ樹脂中1こ
存在するオギシラン基と架4Jii 、得る官能基を有
する少なくとも1種の硬化剤全含イf4−るコーボギシ
樹脂組成物に関する。
本明細書にJりいて用いる全ての数値は、特に明ホし2
ない限り1!Ii数であり、ま、た、成分の量は、特に
明示ない限り重量百分率を意味する。
「グリコール」という用語は当該分野においては二価ア
ルコールのみを示すものとして一般に使用されているが
、本明細書において用いるグリコール添加剤にはグリセ
リンも包含される。
一般に、本発明に用いるグリコール添加剤は、樹脂成分
と硬化剤成分のいずれか一方もしくは両方に配合しても
よい。しかしながら、以Fに説明するように、エポキシ
樹脂組成物をコンクリ=1・用ンーランドとして使用す
る場合には、シラン添加剤を樹脂成分または硬化剤成分
のいずれか一方に配合することによって、湿潤コンクリ
ートに対する付着性が改良される。このような場合、グ
リコール添加剤はシランと反応するので、該添加剤は、
シラン添加剤を含何しない成分系へ配合するのが好まし
い。
好ましいエポキシ樹脂は、ビスフェノールAまt二(ま
ヒ゛スフエノールF1こエヒ゛り[70ヒドリンヲ反応
させることによって1qられるビスフL、ノールA土た
はビスフェノールFのジグリシジルエーテルである。最
も好ましくは、樹脂は、液状1ポキシ樹脂の粘度を低減
させ6単官能性、二官能性または二官能性のグリシジル
ユーテルから成る群から選択される反応性希釈剤を含有
する。一般的には、この種の樹脂にグリコール添加剤を
約l〜10重量%配合することによって優れた浸透性と
付着性が得られる。最も好ましいグリコール添加剤はグ
リセリンである。
好ましい硬化剤は、当該分野において一般的に知られて
いるポリアミン型のものであり、例えば脂肪族(脂環式
を含む)の第一級または第二級アミン、アルコールアミ
ン、ポリアルキレンアミン、芳香族アミン、ポリエーテ
ルアミン、ポリアミド、アミドアミンおよびこれらのア
ミン類の混合物が挙げられる。
硬化剤ど共に、好ましくは硬化剤成分に配合される他の
添加剤は、1種または2種以上の促進剤、例えば07〜
C12−アルキルフェノールおよび/またはビスフェノ
ールA等、および水分捕捉剤、例えばMgO等である。
これらの添加剤は結合するものではないが、該促進剤の
有するヒドロキシル基は、基体のクラックやジヨイント
内におけるエポキシ樹脂組成物の付着特性を改良すると
考えられる。これらの添加剤の好ましい配合量は、硬化
剤70〜100重量%、促進剤とビスフェノールAの混
合物0〜30重量%および水分捕捉剤0〜0.5重量%
である。グリコール添加剤を硬化剤成分に配合する場合
には、該添加剤を最終的なエポキシ樹脂組成物中に約1
−1o!i量%存在させ、シラン添加剤は省略するか、
樹脂成分中に配合する。
本発明には、上述の液状エポキシ樹脂と硬化剤を含有し
、樹脂成分と硬化剤成分の一方もしくは両方に本発明に
よるグリコール添加剤を配合した2成分系エポキシ樹脂
組成物を被充填領域に塗布することを含む、コンクリー
ト中のクラックまたはジョイン]・を充填する方法が含
まれる。
本発明による好ましいエポキシ樹脂組成物は次の配合処
方によって調製されるものである=(A)樹脂成分 (i)液状エポキシ樹脂50〜99重量%(最も好まし
くは60〜 80重量%) (i)反応性希釈剤  0〜20重量%(最も好ましく
は10〜 20重量%) (ii)調節剤     0〜30重量%(最も好まし
くはlO〜 30重量%) (1v)グリコール添加剤1〜lO重量%(最も好まし
くは3〜 8重量%) (B )硬化剤成分 (i)硬化剤 (ii)促進剤 (ii)シラン添加剤 60〜lOO重量%(R も好ましくは70〜 90重量%) 0〜30重量%(最 も好ましくはC2 〜CtZ−アルキル フェノール4〜10 重量%およびビス フェノールA10〜 20重量%) 0〜lO重量%(最 も好ましくは2〜 7重量%) (iv)水分捕捉剤   0〜0.5重量%(最も好ま
しくはOl 〜0.5重量%) グリコール添加剤を硬化剤成分に配合する場合1こは、
シラン添加剤を省略し、グリコール添加剤が最終的なエ
ポキシ樹脂組成物中に約1〜10重量%存在するように
し、他の成分の配合量はこれに応じて調整すればよい。
グリコール添加剤の典型的な配合量は硬化剤成分の約1
0〜30重量%である。
樹脂成分と硬化剤成分の配合比は個々の配合成分に応じ
て変化させればよいが、典型的には約2コ1〜4:1で
ある。
入手の容易性という見地から最も好ましい液状エポキシ
樹脂は、ビスフェノールAまたはビスフェノールFとエ
ビクロロヒドリンとの縮合によって得られるビスフェノ
ールAまたはビスフェノールFのジグリシジルエーテル
である。ビスフエノールAおよびビスフェノールF樹脂
としては、[ザ・ドウ・ケミカル・カンパニー(The
 Dow Chen+−1cal Company) 
Jの市販品rD、E、R,331J、rD、E、R,3
51JおよびrD、E、R,352J等が例示される。
液状エポキシ樹脂の粘度を下げるためには、反応性希釈
剤を該樹脂に配合するのが好ましい。このような反応性
希釈剤は当該分野において既知であり、また、この種の
希釈剤を配合した樹脂は市販されている。一般に、これ
らの反応性希釈剤は単官能性、二官能性または三官能性
のグリシジルエーテル、例えば、エビハロヒドリンに種
々の脂肪族または芳香族のポリエーテルを縮合させるこ
とによって調製されるものである。このような反応性希
釈剤としては、ウィルミングトン・ケミカル・コーポレ
ーション(Wilmington Chesaical
Corporat 1on)から[ヘロキシ(Helo
xy) Jの商標で市販されている以下に挙げるものが
例示される: WC−7(C,〜C1,−アルキルグリシジルエーテル
)、 WC8(C+x〜Cl4−アルキルグリシジルエーテル
)、 WC−9(C+*〜C1,−アルキルグリシジルエーテ
ル)、 We−61(ブチルグリシジルエーテル)、WC−63
(フェニルグリシジルエーテル)、WC−64Cノニル
フエニルグリシジルエーテル)、 WC−65(p−t−ブチルフェニルグリシジルエーテ
ル)、 MK−116(2−エチルへキシルグリシジルエーテル
)、 WC−67(1,4−ブタンジオールのジグリシジルエ
ーテル)、 WC−68(ネオペンチルグリコールのジグリシジルエ
ーテル)、 MK−107(シクロヘキサンジメタツールのジグリシ
ジルエーテル)、 wc−69(レゾルシノールのジグリシジルエーテル)
、 WC−97(トリメチロールプロパンのトリグリシジル
エーテル)、 WC−9314リメチロールエタンのトリグリシジルエ
ーテル) 本発明において用いる好ましいエポキシ樹脂は、ザ・ド
ウ・ケミカル・カンパニーからrD、E、R。
324」の商標で市販されている樹脂である。この樹脂
は前述のビスフェノールA型のものであるが、上記の反
応性希釈剤WC−8が約17重量%配合されている。
樹脂成分に配合する別の好ましい添加剤は、ポリグリコ
ールジエポキシド型樹脂の調節剤であり、該調節剤を前
記の樹脂成分と混合すると、可撓性、伸長性および改良
された衝撃抵抗が付与される。
この調節剤は粘度低減剤としても作用する。好ましい調
節剤としては、ザ・ドウ・ケミカル・カンパニーからr
D、E、R,732JおよびII)、E。
R,,736Jの商標で市販されている添加剤が例示さ
れる。
特に好ましい硬化剤はポリオキシアルキレンアミン、例
えばポリオキシアルキレンアミン、脂肪族アミン、例え
ばジエチレントリアミン(DETA)およびトリエチレ
ンテトラミン(TETA)等、アミノアルキルピペラジ
ン、例えばn−アミノエチルピペラジン(NAEP)等
である。ポリオキシアルキレンアミン、特にポリオキン
プロピレンアミンはテキサコ・ケミカッ1ハカンパニー
(Tsxaco Chea+1cal Company
)から「シェフアミン(J affamine) Jの
商標で多数市販されている。
次式: %式% (式中、Xは約2.6の数を示す) で表わされる[シェフアミンD!30Jは特に好ましい
。テキサコ・ケミカル・カンパニーから「ジェ7ァーソ
ン(Jefferson)EDRl 48J  ()リ
エチレングリコールジアミン)の商標で市販されている
化合物も好ましいものである。
別の好ましい硬化剤としては、ヘンケル・コーボレーシ
ヨン(Henkel Corporation)から以
下の商標で市販されているものが例示される:[ジェナ
ミド(Genamid) 151または601CEJ 
 (アミドアミン)、 [ヴアーサミド(Va−rsa
mid)  115または113CEJ(ポリアミド)
「ヴアーサミン(Versamine) C31または
671CEJ  (脂環式ポリアミン)および「ヴアー
サミン908または640CEJ  (脂肪族ポリアミ
ン)。
上記の硬化剤は単独で使用してもよいが、硬化剤混合物
として硬化剤成分に配合するのが最も好ましい。エポキ
シ樹脂組成物をコンクリートに適用する場合に有効な特
に好ましい配合例は、ポリオキシプロピレンアミン、D
ETA、TETA。
NAEPおよびジェナミド151のようなアミドアミン
の組合わせである。
コンクリート表面、特に湿潤状態のコンクリート表面へ
の付着性を改良するt;めには、本発明によるエポキシ
樹脂組成物にシラン添加剤を配合するのが好ましい。こ
のような目的のために、樹脂成分または硬化剤成分のい
ずれか一方にシラン添加剤を配合することは当該分野に
おいて知られている。硬化剤成分に配合するシラン添加
剤としては、ユニオン・カーバイド社(iinion 
Carbids)の市販品[シランA−1120Jが例
示される。
樹脂成分に配合するシラン添加剤としてはγ−メタクリ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシランおよ
びγ−グリシドオキシプロビルトリメトキシシランが例
示される。
水分捕捉剤、例えば酸化マグネシウム等を硬化剤成分ま
たは樹脂成分に配合することによって、シランを保護し
てもよい。−収約には、エポキシ樹脂組成物中の他成分
が乾燥状態の場合には、水分捕捉剤は不要である。
2成分系エポキシ樹脂において通常おこなわれているよ
うに、1種または2種以上の促進剤を硬化剤成分に配合
することによって、混合組成物の硬化時間を短縮させる
のが好ましい。このような促進剤は、架橋反応の触媒と
して作用する。好ましい促進剤としては、アルコール性
ヒドロキシル基またはフェノール性ヒドロキシル基を有
する化合物、例工If 、C7〜CI!−アルキルフェ
ノール等が挙げられるが、特に好ましいものはノニルフ
ェノールとビスフェノールAである。促進剤は結合する
ことな(、ヒドロキシル基の作用に基づき、本発明によ
るグリコール添加剤と共働することによって、コンクリ
ートのような基体中のクラックやジヨイント内における
エポキシ樹脂組成物の付着性を改良する。
以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 本発明によるエポキシ樹脂組成物が、コンクリートクラ
ックの深部まで浸透して付着することを明らかにするた
めに、以下の4種の樹脂組成物を調製し、これらのm酸
物をクラックを有するコンクリート製立方体(4”X4
”)に塗布した(クラックの大きさは上部面から底部に
かけて、る)。即ち、立方体の側壁部と底部はワックス
を用いて封止し、上部面に小さな凹部を形成させ、樹脂
組成物に赤色染料を混合し、これをクラックの上部に貯
留させた。
樹脂l 樹脂成分:D、E、R,324ioo重量%硬化剤成分
: (a)硬化剤1432−8    44重量%(b)シ
ェフアミンD−23044重量%CC>グリセリン  
      12重量%1432−B硬化剤は、脂肪族
アミンとアミドアミンを混合して120℃まで加熱し、
次いでビスフェノールAをi加し、冷却後、ノニルフエ
ノ−ルとシェフアミンD−230を添加することによっ
て調製した。
硬化剤成分は、上記の(a)、(b)および(C)成分
を所定量混合することによって調製した。
樹脂成分および硬化剤成分を78 : 22の重量比で
混合したところ、200gで25℃におけるゲル時間は
70分間であった。
層重( 樹脂成分: D、E、R,324100重量%硬化剤成
分+NAEP       100重量%樹脂成分およ
び硬化剤成分を82:18の重量比で混合したところ、
200gで25℃におけるゲル時間は24分間であった
樹脂3 この樹脂の配合処方は、グリセリン添加剤を使用しない
以外は樹脂lの場合と同様である。樹脂成分および硬化
剤成分を80 : 20の重量比で混合したところ、2
00gで25℃におけるゲル時間は85分間であった。
樹脂4 この樹脂の配合処方は、NAEP硬化剤にグリセリンを
12重量%添加する以外は樹脂2の場合と同様である。
樹脂成分および硬化剤成分を80:20の重量比で混合
したところ、200gで25℃におけるゲル時間は22
分間であった。
樹脂が硬化した後、ブロックから3”のコアを取り出し
て調べた。樹脂lはコアに全体的に充填され、小さな空
気の空隙は全てクラックに近接した。この樹脂組成物は
、ブロックを通って単に流れ出ることなく、クラック内
に全体的に充填された。このことは、グリセリン添加剤
を含有するこの組成物がクラックの深部まで浸透して付
着する特性を有することを示す。グリセリン添加剤を含
有しない以外は樹脂lと同様の配合成分を有する樹脂3
はクラック内へ浸透するが、大部分はクラックから流出
し、クラックに付着してこれを充填せず、クラックの約
60%が充填されたに過ぎなかった。樹脂4は樹脂lと
類似の結果をもたらし、クラックの約70%が充填され
た。硬化剤と促進剤とのより好ましい混合物を含有する
樹脂lは樹脂4に比べて、クラック内の付着性の点で優
れている。グリセリン添加剤を含まない以外は樹脂4と
同様の配合成分を有する樹脂2はコア中のクラックから
速やかに流出し、クラックの上部の3分の2の部分には
樹脂は残留せず、クラックの約30%が充填されたに過
ぎなかつI;。
これらの結果から明らかなように、本発明によるグリコ
ール添加剤を含有しないエポキシ樹脂組成物はコンクリ
ート中のクラック内へ浸透するが、クラックに付着せず
、従ってクラックを充填しない。
樹脂lによって充填されたコアを調べたところ、ンチま
での広範囲の大きさのクラック内へ浸透し中に存在した
以下の実施例2に記載の方法によっておこなったスクリ
ーニングテストの結果、シェフアミンD230(前記の
成分(b))を硬化剤成分に含有させない以外は樹脂1
と同様の配合成分を有するエポキシ樹脂組成物は、コン
クリートのクラックとジヨイント内に付着してこれらに
充填される特性において、より優れたものであった。
実施例2 コンクリート基体の特性に近似させ、樹脂組成物が該基
体に浸透して付着する特性を調べるためにスクリーニン
グテストをおこなった。このテストは、被験エポキシ樹
脂組成物15yを、メーソンリーセメント1部き砂[篩
分析による通過パーセントは次の通りである:#4 (
100%)、#8 (100%)、#16(95〜lO
O%)、#30(90〜100%)、#50 (40〜
60%)、#100(5〜10%)、#200(0〜2
%)12部含有する未硬化セメント混合物上に注ぐもの
である。周囲温度において24時間硬化させた後、樹脂
によって取り上げられる該混合物の重量を測定した。多
量の混合物を取り上げる樹脂は良好な浸透性を有するも
のであるが、この値が高い樹脂はど十分に付着せず、コ
ンクリートクラックを充填し難い。
このスクリーニングテストに従って、本発明によるグリ
コール添加剤の特性を調べた。樹脂成分と硬化剤成分を
重量比80:20(硬化剤として前記の1432Bを使
用する場合)または82:18(硬化剤としてNAEP
を使用する場合)で混合した。グリコール添加剤を、最
終的なエポキシ樹脂組成物中に3重量%存在するように
して配合しl;。
硬化剤1432Bは実施例1に記載のようにして調製し
た。
D、E、R,324NAEP+グリセリン     3
7.3D、E、R,324NAEP十エチジエチレン 
 36,4グリコール D、E、R,324NAEP+ジエチレン    ;(
9,3グリコール D、E、R,324NAEP+ トリエチレン   4
0.9グリコール D、E、R,3241432B(コントロール’)  
  39.3D、E、R,3241432B+グリセリ
ン    36D、E、R,3241432B+エチレ
ン     35.1グリコール D、E、2.3241432B+ジエチレン    3
8.6グリコール D、E、R,3241432B+ )リエチレン   
36.3グリコール これらのデータから明らかなように、グリコール添加剤
によってセメント混合物の取り上げられる量が減少し、
このことは樹脂組成物の基体に対する付着性が該添加剤
によって改良されることを示すものである。このスクリ
ーニングテストにおけるグリコール添加剤の効果は、N
AEP硬化剤を併用する場合が最も著しく、1432B
硬化剤と併用する場合はより劣る。一般に、グリセリン
はグリコール添加剤のなかでも最も好ましいものである
実施例3 樹脂成分中にポリグリコールジェボキシド樹脂型の調整
剤(D、E、R,736)を配合した樹脂組成物を用い
て、実施例2に記載のスクリーニングテストをおこなっ
た。該調整剤はり、E、R,324と25ニア5の重量
比で混合した。グリコールは添加剤は、全エポキシ樹脂
組成物中に3重量%存在するようにして硬化剤成分に配
合した。樹脂成分および硬化剤成分は80:20の重量
比で混合した。樹脂組成物によって取り上げられたセメ
ント混合物の重さを以下に示す。
D、E、R,324 (1432B(コントロール>    54.9D、E
、R,736 D、E、R,324 (1432B+グリセリン    39,5D、E、R
,736 組成物の付着能が改良されることを示す。
以上説明した本発明の実施の態様は本発明を単に例証す
るだけのものであり、本発明の範囲内における種々の変
形態様は当業者にとって明らかな事項である。
発明の効果 本発明によるグリコール添加剤を配合した2成分系エポ
キシ樹脂組成物はコンクリートのクラックやジヨイント
に対して優れた浸透性と付着性を発揮するので、特にコ
ンクリートクラック等のシーラントとして有用である。
特許出願人 カッパー・リミテッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(i)低級アルキリデン−ジフェノールとエピハロ
    ヒドリンとの縮合によって得られるビス(エポキシ低級
    アルコキシフェニル)低級アルカン型の液状エポキシ樹
    脂、(ii)グリセリン、エチレングリコール、ジエチ
    レングリコールおよびトリエチレングリコールから成る
    群から選択される少なくとも1種のグリコール添加剤、
    および(iii)該エポキシ樹脂中に存在するオキシラ
    ン基と架橋し得る官能基を有する少なくとも1種の硬化
    剤を含有するエポキシ樹脂組成物。 2、成分(i)と(ii)を含有する樹脂成分と成分(
    iii)を含有する硬化剤成分との2成分系から成る請
    求項1記載のエポキシ樹脂組成物。 3、成分(ii)と(iii)を含有する硬化剤成分と
    成分(i)を含有する樹脂成分との2成分系から成る請
    求項1記載のエポキシ樹脂組成物。 4、グリコール添加剤を約1〜10重量%含有する請求
    項1〜3いずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。 5、液状エポキシ樹脂が2,2−ビス[4−2′3′エ
    ポキシプロポキシ)フェニル]プロパンである請求項1
    〜3いずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。 6、添加剤としてグリセリンを約1〜10重量%含有す
    る請求項1〜3いずれかに記載のエポキシ樹脂組成物。 7、樹脂成分が液状エポキシ樹脂としての2,2−ビス
    [4−2′3′エポキシプロポキシ)フェニル]プロパ
    ン、該液状エポキシ樹脂の粘度を低減させる希釈剤であ
    って、単官能性、二官能性および三官能性のグリシジル
    エーテル類から選択される希釈剤、およびグリコール添
    加剤約1〜10重量%含有する請求項2記載のエポキシ
    樹脂組成物。 8、樹脂成分がさらにポリグリコールジエポキシド樹脂
    約10〜30重量%含有し、反応性希釈剤の配合量が約
    10〜20重量%である請求項7記載のエポキシ樹脂組
    成物。 9、反応性希釈剤がC_1_2〜C_1_4グリシジル
    エーテルであり、グリコール添加剤がグリセリンである
    請求項7または8記載のエポキシ樹脂組成物。 10、硬化剤がアミン型硬化剤であり、硬化剤成分がさ
    らにコンクリートへの密着性を高めるためのシラン添加
    剤および組成物の硬化時間を短縮するための1種もしく
    は2種以上の促進剤を含有する組成物であって、コンク
    リート中のクラックまたはジョイントを充填するために
    使用する請求項1または2記載のエポキシ樹脂組成物。 11、硬化剤成分が、ポリオキシアルキレンアミン、ア
    ミドアミン、脂肪族アミンおよびアミノアルキルピペラ
    ジンから成る群から選択される少なくとも1種のアミン
    型硬化剤約70〜90重量%およびグリコール添加剤約
    10〜30重量%含有する請求項3記載のエポキシ樹脂
    組成物。 12、硬化剤成分がさらにC_7〜C_1_2−アルキ
    ルフェノール系促進剤約4〜10重量%含有する請求項
    11記載のエポキシ樹脂組成物。 13、硬化剤成分がさらに促進剤としてビスフェノール
    Aを約10〜20重量%含有する請求項11または12
    記載のエポキシ樹脂組成物。 14、硬化剤成分が、ポリオキシアルキレンアミン、ア
    ミドアミン、脂肪族アミンおよびアミノアルキル−ピペ
    ラジンから成る群から選択される少なくとも1種のアミ
    ン型硬化剤約70〜100重量%、C_7〜C_1_2
    −アルキルフェノールおよびビスフェノールAから成る
    群から選択される1種もしくは2種以上の促進剤約0〜
    30重量%、シラン添加剤約0〜10重量%および水分
    捕捉剤約0〜0.5重量%含有する請求項7記載のエポ
    キシ樹脂組成物。 15、請求項1、7または11記載のエポキシ樹脂組成
    物を被充填領域へ塗布することを含む、コンクリート中
    のジョイントまたはクラックの充填方法。
JP2191490A 1989-01-30 1990-01-30 エポキシ樹脂組成物用添加剤 Pending JPH02265952A (ja)

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