JPH02264601A - スキーブーツ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも、足部を包み込む底部分と、この
底部分に接続されたすね部分とからなり、ブーツ後部に
は、すね部分と底部分との間に接続手段を有し、この接
続手段は、底部分に対してすね部分が回転しないように
固定すると共に回転可能となるように固定を解除する手
段と、底部分に対するすね部分の傾斜をねじおよびナツ
トからなる機構によって調整する手段と、弾性部材と、
この弾性部材の弾力性を調節する手段とを有するスキー
ブーツに関するものである。

〔従来の技術］ ブーツのすね部分を回転可能にするためにすね部分を解
放できる固定手段と、固定状態におけるすね部分の傾斜
を調節可能とする手段とを設けたスキーブーツは、仏国
特許第２，４９１，３０４号に記載されている。ここで
使用されている装置は１本のレバーを有しており、この
レバーは、その一端でブーツのインナーに固定された鏡
部材に接続されている。また、このレバーは、レバーの
一部を形成しているねじ付きロッドに貫載された摺動ナ
ツトによって、その中間部分ですね部分に固定した鏡部
材に接続された接続用ロッドの一端に接続されている。

このねじ付きロッドには、このロッドを回転させること
によって摺動ナンドを移動させるための把持手段が設け
られている。ここに、米国特許第３，６１９，９１４号
等には、上記接続用ロッドを調節可能な弾性接続部材に
おきかえる考慮がなされている。しかしながら、このよ
うな弾性機構を使用すると、装置の容積を木質的に増加
させることになってしまう。さらに歩行位置において、
ブーツの底部分に対し、すね部分が回転したときには、
接続部分の全てが圧縮されて、すね部分の動きが妨げら
れてしまう。

スイス特許第５４９．９０７号によって、ねじおよびナ
ツトのいずれも使用しない簡単な装置が知られている。

この装置は弾性鏡部材を有し、この鏡部材の２本の曲が
った腕状部は、ブーツの底部分に固定された１個の部品
の両側面にあけた孔に係合している。しかし、この装置
では、レバーを押し下げるとすね部分が解放するが、同
時にすね部分の傾斜調整機能が失われてしまう。さらに
、この接続装置は弾力性を有していない。同様に、ボー
ルおよびソケットからなる弾性ジヨイントを有し、固定
およびその解除が可能となった接続装置が、欧州特許第
０．２４８，１４９号によって知られている。この装置
はすね部分の傾斜を調節することができない。

〔発明が解決しようとする課題］ 本発明の目的は、上述の３つの機能、すなわち、ブーツ
のすね部分の固定と解放、および当該すね部分の傾斜の
調整、および当該すね部分の屈曲強度の調整を達成する
ことができ、解放時に突出したり、歩行時に旋回を起こ
す接続部品又はレバー等を備えていない、コンパクトな
装置を提案することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係るスキーブーツは、その接続手段が、ねじ部
分によって相互に接続された２つの部分からなり、すね
部分の後面部と平行に張られ、その下端はブーツの底部
分と接続される１本の芯棒と、当該芯棒の上部に固定さ
れて当該芯棒の長さを調整する操作ボタンと、前記芯棒
を取り囲み、停止部と固定部材との間で圧縮方向に力を
受ける非圧縮性材料で作られた弾性部材と、当該弾性部
材と前記ボタンとの間で前記芯棒の上を移動可能に取り
付けられ、すね部分をブーツの底部分に固定するためす
ね部分に設けられた少なくとも１つの切込みと係合する
前記固定部材と、すね部分と平行に移動可能に取り付け
られ、すね部分を固定する場合と固定しない場合の２つ
の安定な位置を占めることのできる固定部材操作用の調
節部材と、前記弾性部材を取り囲む摺動可能な硬質スリ
ーブと、当該硬質スリーブの外側に配置しである前記弾
性部材の一部の長さを変更するために、当該硬質スリー
ブを前記弾性部材に沿って移動させる、膨張変形に耐え
ることのできる手段とを有することを特徴とする。

唯一の接合部は、接続芯棒のブーツの底部分への連結に
よって形成され、その他の部材は摺動可能となっている
。上記固定部材は、弾性的に取り付けられるか、あるい
は弾性的な屈曲を受けた状態にある部材によって構成さ
れることが望ましいが、単に芯棒のまわりを回転するだ
けのものでもよい。

本発明に係る装置は、固定部材を操作する調節用部材に
切り抜き部分を設け、この部分を通して上記摺動可能な
硬質スリーブを調節する部材を取り付けることによって
、非常にコンパクトに製造することができる。

（実施例） 本実施例に係るブーツは、仏国特許第２，４９１．３０
４号の第１図に示すスキーブーツと同様のもので、この
ブーツと同じく、足部を包み込むための底部分としての
底シェルｌと、その底部分に接続されたすね部分を有す
る。当該すね部分を締付けるための２つの上部ストラッ
プ３と４の端も、図中に示されている。当該すね部分２
は、長方形の切り抜き部を有する平滑な後面部５を有し
、その切り抜き部内に長方形の金属製舟型６が固定され
、当該金属製舟型は特に２つの平行な垂直側壁７．８を
有する。第２図および第３図に単独で示される接続装置
は、この舟型６の中に収容されている。

この接続装置は円筒形の芯棒９を有し、この芯棒９は、
その下端部に設けられた孔１０を通してスピンドル１１
によりシェル底部１に取り付けられている。この芯棒９
の上端部９ａはねし山が切られ、手動で操作できるボタ
ン１２に固定されたロンド片９ｂにねじ込まれている。

このようにすることで、芯棒９の長さを変えることがで
きる。芯棒９のまわりにリング１３が嵌合され、このリ
ング１３は、金属製舟型６の固定部６ａに載っている。

この固定部６ａは接続装置の停止部を形成するものであ
る。

リング１３は、硬質円筒部材１４に固定されている。

この円筒部材１４の上方には、容積的には圧縮可能でな
い弾性材料で作られた円筒スリーブ１５が配置されてい
る。芯棒９は、リング１３や円筒部材１４と同様に、こ
の円筒スリーブ１５にも貫通している。

ボタン１２と弾性スリーブ１５の間には、正方形の小プ
レート１８とプレート３３の屈曲部３３ａに挟まれたポ
ル目６が嵌入している。これらの小プレー目８および屈
曲部３３ａは、芯棒９上で自由に動けるように組込まれ
たワッシャとして機能する。弾性スリーブ１５の周囲に
は硬質スリーブ１９が取り付けられ、その硬質スリーブ
１９の内径は、それが弾性スリーブ１５上を摺動可能と
するのにちょうど十分なものとなっている。これは、そ
のスリーブ１９の外部に出た弾性スリーブＩ５の部分の
長さを変更するためであり、欧州特許第０．２０６，３
９４号に記載されている手法と同じで、弾性スリーブ１
５０弾力性を調節する手段である。このスリーブ１５は
、例えばゴムで作ることができる。硬質スリーブ１９は
ボタン３２に連結され、このボタン３２は、平面板３３
上を、図の２重の矢印Ｆｌに従って移動させることがで
きる。

固定具１６は、相互に連結された２本の腕部材２０゜２
１から形成され、これらの腕部材は、スプリング３５に
よってＶ字形に離した状態で保持されている。

また、これらの腕部材は、それぞれ、水平方向外側に向
いた突出部２２．２３に嵌合されている。固定具１６は
調節部材２４と係合しており、この調節部材２４は舟型
６上に摺動可能に取り付けられたほぼ長方形状の部材か
ら形成されている。このｊＪｌ　ｆｌｆｊ部材２４は、
その上部に三角形状の切り抜き部２５を有し、その２つ
の側面２６．２７は、固定具１６を動作させるための斜
面を形成している。三角形状の部分２５は、その頂上部
で水平に切断され、斜面２６と２７の両端は、それぞれ
着座部であるノツチ２８と２９で終わっている。第１図
と第２図に示される位置では、固定具１６の突出部２２
．２３は、それぞれ、舟型６の側面７．８内の長方形状
の切り抜き部３０．３１に係合している。

第１図に示される位置では、固定具１６は広がっていて
、その突出部２２．２３は、すね部分の切り抜き部３０
．３１に嵌入している。これら２３．２４は、切り抜き
部の上端部に当接し、すね部分２を、ブーツの前面方向
に対し所定の傾斜に調節する。この位置は滑走用であっ
て、前傾位置と呼ばれる。切り抜き部３０．３１は、降
下中にすね部分の屈曲を可能とするように、固定具１６
の下方に大きく縦方向に片寄った切り抜きを有する。す
ね部分２を開放するには、矢印Ｆ２の方向に調節部材２
４を押し上げればよい。それで、この結果、固定具１６
は斜面２６と２７によって閉じられ、その腕部材２０と
２１は、第４図に示すように、着座部２８と２９に納ま
るようになる。次に、固定具１６はブーツのすね部分を
直立させてシェル底部上を回転させることが可能なよう
に、切り抜き部３０と３１から開放される。これが、休
息あるいは歩行位置である。

この位置では、ボタン１２を回転させることによって、
すね部分２の傾斜を所定の位置に調節することも可能で
ある。このためには、接続装置は、第５図に示すように
、シャフト１１を支点として後方に旋回させることによ
り舟型６から開放される。

この位置では、ボタン１２を把持することが容易となる
。

ボタン１２の回転の効果は、芯棒９の長さ、すなわち、
シェル底部１への接続点１１と固定具１６との間の距離
を、長く又は短くすることであり、結果として、ブーツ
のすね部分２の傾斜を調整することになる。その後、接
続装置は旋回されて舟型６の中に戻される。

降下位置に復帰するためには、調節部材２４を矢印Ｆ３
の方向に押し下げて、固定具１６を開放すればよい。そ
うすると、すね部分の異なった前方屈曲状態で、固定具
１６は切り抜き部３０と３１に嵌入する。

すでに上記したように、ボタン１２は、弾性スリーブ１
５に沿って硬質スリーブ１９を移動させること、したが
って、硬質スリーブエ９の外部に配置された弾性スリー
ブ１５の部分の長さを変えることができる。ここで、こ
の硬質スリーブは、軸方向の圧縮力による引張変形に耐
えることが可能である。すなわち、ブーツのすね部分２
が後方に応力を受けた際の、弾性スリーブ１５が有する
弾性的衝撃吸収特性の硬さを変化させることができる。

図に示された実施例においては、移動可能なスリーブエ
９は、このスリーブ１９とそのボタン３２との間にある
回転接合部および両端が丸みをおびた矩形断面の中間部
３６とによって３つの異なる位置に固定可能である。こ
こで、この中間部３６は、プレート３３上に設けられた
溝３７に係合する。この溝３７は、矩形中間部３６の長
袖方向の長さに対応した長径を有する３つの円形の切抜
部３８．３９と４０を連結した形となっている。

ボタン３２を回転することにより、この矩形部３６を溝
３７の一端から他の端まで移動させることができるよう
になる。この矩形部３６を、円形の切抜部３８、３９と
４０のうちの１つの内部で、溝３７に対し、垂直方向に
なるまで回転させることにより、ボタン３２は、その位
置で固定されることになる。この場合、固定される位置
の数を増加させることは勿論可能である。

ブーツのすね部分の前方屈曲用の弾性部材をこの装置に
導入することもできる。これは芯棒９にテンション・ス
プリングを挿入するか、あるいはボタン１２と小プレー
ト１８との間にコンブレンジジン・スプリングを挿入す
るだけで簡単に実現できる。このコンプレッション・ス
プリングを前記のスリーブ１５．１６に類似の調節可能
装置によって置きかえることもできる。

固定具１６は、他の種々の方法で、実施化することがで
きる。例えば、弾力性を有するＶ型の単一部品でもよい
し、又は芯棒９の周りに回転可能に取付けられた円形部
品で、２本の半径方向の腕部を持ったものでもよい。後
者の場合、１本の腕部材は固定用であり、他の１本の腕
部材は調節部材２４に設けられた斜め方向に切られた溝
と係合する操作用として機能する。上記の調節部材２４
を移動させることにより、固定具は回転する。

同様に、固定具は、半径方向に並進運動を受ける２本の
ロッドから構成することもできる。これらのロッドは、
各１本の垂直な腕部を有し、それぞれが、調節部材２４
に切られた２本の斜め方向の溝と係合する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、固定位置にある接続装置を示す、ブーツの後
部の部分斜視図である。 第２図は、固定位置にある第１図と同一の接続装置をブ
ーツの部分を省略して示す部分斜視図である。 第３図は、第２図に示す装置の軸方向に切断した断面図
である。 第４図は、第１図に示される接続装置が開放位置にある
場合を示す部分斜視図である。 第５図は、傾斜調整をするために、装置をブーツ内から
引き出したところを示す部分斜視図である。 ３７・・・溝。 符号の説明 １・・・底部分 ２・・・すね部分 ５・・・すね部分の後面部 ６・・・舟型 ６ａ・・・停止部 １２・・・８周節ボタン １５・・・弾性部材 １６・・・固定部材 １９・・・硬質摺動スリーブ ２０、２１・・・腕状部材 ２２、２３・・・突出部材 ２４・・・調節部材 ３０、３１・・・切込み ３２・・・駆動用ボタン ３３・・・プレート ３５・・・スプリング Ｆ旧、３

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも、足部を包み込む底部分（１）と、当
   該底部分に接続されるすね部分（２）とからなり、ブー
   ツ後部には、当該すね部分と当該底部分との間に接続手
   段を有し、当該接続手段は、底部分に対してすね部分が
   回転しないように固定すると共に回転するように解放す
   る手段（１６）と、底部分に対するすね部分の傾斜をね
   じおよびナットからなる機構によって調整する手段と、
   弾性部材（１５）と、当該弾性部材の弾力性を調節する
   手段とを備えており、 前記接続手段は、ねじ部分によって相互に接続された２
   つの部分からなり、すね部分の後面部（５）と平行に張
   られ、その下端はブーツの底部分と接続される１本の芯
   棒（９）と、当該芯棒（９）の上部に固定されて当該芯
   棒の長さを調節する操作ボタン（１２）と、前記芯棒（
   ９）を取り囲み、停止部（６ａ）と固定部材（１６）と
   の間で圧縮方向に力を受ける非圧縮性材料で作られた弾
   性部材（１５）と、当該弾性部材（１５）と前記ボタン
   との間で前記芯棒（９）の上を摺動可能に取り付けられ
   、すね部分をブーツの底部分に固定するためにすね部分
   に設けられた少なくとも１つの切込みと係合する前記固
   定部材（１６）と、すね部分と平行に摺動可能に取り付
   けられ、すね部分を固定する場合と拘束しない場合２つ
   の安定な位置を占めることのできる固定部材操作用の調
   節部材（２４）と、前記弾性部材（１５）を取り囲む硬
   質摺動スリーブ（１９）と、当該硬質スリーブの外側に
   配置された前記弾性部材の一部の長さを変更するために
   、当該硬質スリーブを前記弾性部材に沿って移動させる
   ようになった、膨張変形に対し耐えられる手段（３２）
   とを有することを特徴とするスキーブーツ。
2. （２）請求項第１項において、上記固定部材（１６）は
   、２本の腕状部材（２０、２１）から形成され、当該腕
   状部材（２０、２１）は、１本のスプリング（３２）に
   より離された状態に保持されたままＶ字型に　 接続され、前記調節部材（２４）上に設けられた２つの
   収束する斜面（２６、２７）とそれぞれ係合し、当該斜
   面は、前記調節部材が収束方向に移動している間中、当
   該腕状部材（２０、２１）を確実に締付けるものであり
   、当該斜面の両端は、前記固定部材を、前記上部の固定
   位置および固定解除位置にそれぞれ保持するための２組
   の着座部としての切込みが設けられており、 前記固定部材の腕状部材の下部は前記すね部分に設けら
   れた２つの切込み（３０、３１）にそれぞれ係合した、
   横方向に張り出した突出部材（２２、２３）と嵌合して
   いることを特徴とするスキーブーツ。
3. （３）請求項第２項において、前記接続手段は、前記す
   ね部分の後面部（５）内に挿入された金属製舟型（６）
   内に取り付けされ、前記切込み（３０、３１）は、前記
   舟型の両側面に設けられ、前記調節部材（２４）は、前
   記舟型上を移動可能に取り付けされ、前記操作ボタン（
   １２）を操作するために、前記接続手段を前記舟型から
   振出すことが可能なことを特徴とするスキーブーツ。
4. （４）請求項第３項において、前記調節部材（２４）は
   中央部に切抜部を有し、すね部分の後方屈曲に対する弾
   力性を調整するために、当該切抜部を通して、前記硬質
   スリーブ（１９）の駆動用ボタン（３２）が突出してい
   ることを特徴とするスキーブーツ。
5. （５）請求項第４項において、前記摺動スリーブ駆動用
   のボタン（３２）は、プレート（３３）に設けられた溝
   （３７）によって案内され、前記プレート（３３）は、
   前記芯棒と前記調節部材（２４）との間に、前記芯棒と
   平行に設置されていることを特徴とするスキーブーツ。