JPH02264371A - 画像処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） この発明は、撮像装置により撮像された被撮像物の画像
を白・黒に２値化し、その２値化信号により被撮像物の
認識や検査等の処理を行うようにしたもので、特に２値
化レベルの決定を容易に行えるようにした画像処理装置
に関する。

（発明の概要） この発明は、撮像装置から入力されてくる被撮像物の白
・黒画像とその画像信号をデジタル化し２値化レベルに
変換した画像データとを、画像処理装置の画面に一緒に
合成・表示し、−目で被撮像物の特徴を把握できるよう
に構成したもので、被撮像物の認識や検査等の処理が迅
速、かつ、正確に行えるようにしたものである。

（従来技術とその問題点） 従来の画像処理装置にあっては、ＣＣＤカメラ等の撮像
装置で被撮像物を撮像した後でアナログ量の映像信号を
生成し、この映像信号を適当な２値化レベルで２値化し
、被撮像物と背景色とを分離するようになっている。

そして、この分離され２値化された２値化信号を処理す
ることで、被撮像物たる被測定対象物の認識や検査を行
っていた。

また、この種の画像処理装置にあっては、正確な検査や
認識を行うために、最適な２値化レベルで画像を２値化
し、撮像される被測定対象物を人力画像の背景色から分
離させることが望ましい。

そこで、従来の画像処理装置では、２値化レベルを決定
する際に、テレビモニタに２（ｉｆｔ化された画像を表
示し、それを目視しながら２値化レベルを調整していた
。

しかしながら、従来のこの方法では、例えば調整時のモ
ニタ表示画面では、被計測対象物が背景色との間で明確
に判別できるように調整されていたとしても、その後に
周囲環境の変化（明・暗の変化など）により明確に被計
測対象物が背景色から分離された状態で視認できなくな
り、正確な被計測対象物の認識や検査ができなくなると
いう問題があった。

すなわち、従来の目視による２値化レベルの調整方法で
は、外部環境の影響でどの程度被計測対象物が背景色か
ら分離された状態にあるかを判別しにくいばかりでなく
、正確な被計測対象物の認識や検査ができず、誤った認
識により誤った検査をすることになり兼ねないという問
題があった。

（発明の目的） この発明は、上述した諸々の問題を鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、２値化レベルを決定する
際に、モニタ画面に２値化画像だけでなく画面の任意の
ライン上における映像レベルおよび指定中の２ｖｌ化レ
ベルを表示するようにして、被計測対象物の特徴量を、
背景色の明・暗などの周囲環境の変化に左右されずに明
確に視認・把握でき、被計測対象物の誤認や誤った検査
を未然に防止することができる画像処理装置を提供する
ところにある。

（発明の構成と効果） この発明の画像処理装置は、上記目的を達成するために
、撮像装置から出力されるアナログ量の映像信号を所定
のしきい値レベルで２値化する２値化手段と、 上記撮像装置から人力される映像信号に基づき表示する
画面の任意のライン上における映像信号をデジタル値に
変換するアナログ・デジタル変換手段と、 上記画面のライン上にて２値化された映像信号レベルお
よび２値化レベルを上記２値化手段にて２値化された画
像と合成し表示する表示手段と、から構成されているこ
とを特徴とする。

この構成よりなるこの発明の画像処理装置によれば、テ
レビモニタ等の表示手段である画面に２値画像だけでな
く画面の任意のライン１−における映像レベルおよび指
定中の２値化レベルをデジタル化して表示し、被計測対
象物を背景色と明確に分離した状態で視認し得るように
したので、誤った被計測対象物の認識や誤った被測定対
象物の検査を防止し得、正確な認識による精度の高い画
像処理を行える等の効果を奏する。

（実施例） 以下、この発明の画像処理装置の位置実施例を図面に基
づいて説明する。

第１図〜第３図は、この発明の画像処理装置の第１実施
例を示すものである。

第１図において、１は撮像装置として用いるテレビカメ
ラで、テレビカメラ１は被撮像物である被計測対象物を
撮像して光電変換し、そうして得られたアナログ量の映
像信号を生成するようになっている。この映像信号は、
２値化手段であるコンパレータ２に人力され、所定のし
きい値レベルに２値化される。

こうして得られた２値化レベルは、Ｄ／Ａ変換器３に与
えられ、上記コンパレータ２のしきい値となるように設
定されている。

コンパレータ２で、２値化された画像信号は、画像処理
部（図示せず）にて処理され、測定対象物の認識・検査
が行われる。

一方、画像信号は、表示手段である合成表示部７、ビデ
オモニタ８にて２値化画像として第３図に示すように表
示される。

テレビカメラ１の出力映像信号は、アナログ・デジタル
変換手段であるＡ／Ｄ変換器４に入力され、画面」二に
予め設定された垂直ライン上の映像信号がデジタル値に
変換される。

なお、図中９はカウンタ、１０は比較器である。

カウンタ９．比較器１０は、アナログ・デジタル変換の
タイミングを与える部分で、その動作説明について第２
図を参考にして説明する。

まず、被測定対象物Ａの映像信号のレベルを表示した垂
直ライン上のＣＰＵ５のアドレスをｎとする。

この値ｎは、予め比較器１０に与えられている。

図中ＣＫは水平方向のサンプリングクロックで、このサ
ンプリングクロックＣＫの１周期が水平方向の１画素に
相当する。

上記カウンタ９は、１ラインごとに水平ブランキング期
間にクリアされた後、映像信号期間でサンプリングクロ
ックＣＫの立上り毎にカウントす。

る。そして、カウンタ９の出力が予め与えられた水平ア
ドレス値ｎになると、比較器１０の出力が立上り、その
タイミングで映像信号がアナログ・デジタル変換される
。

このようにして、所定の垂直ライン上でアナログ・デジ
タル変換された信号は、ＣＰＵ５によって読み取られて
、表示メモリ６に書き込まれる。

ここで、表示メモリ６は、一種の画像メモリであり、垂
直ライン上の映像信号レベル以外に、現在設定されてい
る２値化レベル、映像レベルを表示している垂直ライン
等とともに一緒に書き込んで表示することができる。

表示メモリ６の内容は、映像信号と同期して読み出され
、合成表示部７にて２値化された映像信号と合成されて
第３図で示すようにビデオモニタ８にて表示される。

次に、第３図のビデオモニタ８への表示例の１態様を示
して説明する。

ここでは、背景色に、明るいリング状の被計測対象物Ａ
をテレビカメラ１で撮像した場合についての表示例で、
ビデオモニタ８の２値化画像として第３図のように背景
色が黒、被測定対象物Ａが白となる。

レベル表示を行う垂直ラインが、第３図のように設定さ
れた場合、そのライン上の映像信号レベルは画面左側に
表示される。

映像信号レベルは、画面の右側にある方が高く（明る＜
）、左側にある方が低い（暗い）ことを意味している。

また、現在設定されている２値化レベルも」二記映像信
号に重ねて表示される。

表示例においては、２値化レベルは背景色と被測定対象
物Ａのレベルのほぼ中間に設定されており、適切な２値
化レベルであることが画面より一目瞭然で判断できる。

第４図および第５図は、この発明の画像処理装置の第２
実施例を示すものである。

なお、第１実施例で説明した同等の部品には同一符号を
付し、その説明を省略する。

この実施例では、テレビカメラ１からの映像信号をアナ
ログ・デジタル変換して格納する画像メモリ９の付加に
より、垂直方向のみならず水平方向のラインについての
任意のライン上における映像レベル、２値化レベルを表
示可能としたものである。

第４図に示すように、テレビカメラ１からの映像信号を
アナログ・デジタル変換して格納する画像メモリ１０の
付加により、垂直方向のみならず水平方向についても任
意のライン上における映像レベル、２値化レベルを表示
可能としたものである。

以下、第４図の説明を行う。

テレビカメラ１より出力された被計測対象物の映像信号
は、Ａ／Ｄ変換器９にてデジタル量に変換された後、画
像メモリ１ｏに格納される。画像処理時は、画像メモリ
１ｏより読み出され、比較器１１にてＣＰＵ５より与え
られた２値化レベルにより２値化され、画像処理部にて
処理される。

任意の水平・垂直ライン上の映像信号レベルは、画像メ
モリ１０よりＣＰＵ５に読み取られ、現在設定されてい
る２値化レベル等とともに表示メモリ６に書き込まれる
。表示メモリ６の内容は、合成表示部７にて比較器１１
の出力である２値化映像信号と合成され、第５図に示す
ようにビデオモニタ８にて合成表示される。

この場合は、水平・垂直ライン上の２箇所にょり計測対
象物Ａの認識・検査が可能で、より判別がしやすいもの
となる。

なお、第１．第２の実施例には記載されていないが、水
平ラインのみにも同様に設定することが可能であり、こ
の場合にも同等の作用・効果を奏する。

以上から明らかなように、この発明の画像処理装置によ
れば、被計測対象物の特徴量が、背景色の明暗などの周
囲環境の変化に左右されずに、明確に視認し把握でき、
被計測対象物の誤認や誤った検査を未然に防止でき、総
じて精度の高い画像処理を行えるなどの効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はこの発明の画像処理装置の第１実施例
を示す各々回路ブロック図、タイミングチャート図１画
像表示例を示す正面図、第４図および第５図は各々この
発明の第２実施例を示す回路ブロック図９画像表示例を
示す正面図である。 １・・・テレビカメラ（撮像装置） ２・・・コンパレータ（２値化手段） ４．９・・・Ａ／Ｄ変換器 （アナログ・デジタル変換手段） ７・・・合成表示部（表示手段） ８・・・ビデオモニタ（表示手段） １１・・・比較器（２値化手段） Ａ・・・被計測対象物

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、撮像装置から出力されるアナログ量の映像信号を所
   定のしきい値レベルで２値化する２値化手段と、 上記撮像装置から入力される映像信号に基づき表示する
   画面の任意のライン上における映像信号をデジタル値に
   変換するアナログ・デジタル変換手段と、 上記画面のライン上にて２値化された映像信号レベルお
   よび２値化レベルを上記２値化手段にて２値化された画
   像と合成し表示する表示手段と、から構成されているこ
   とを特徴とする画像処理装置。