JPH02261A - 新規アゾアミジン塩及びその製法 - Google Patents

新規アゾアミジン塩及びその製法

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JPH02261A
JPH02261A JP27265188A JP27265188A JPH02261A JP H02261 A JPH02261 A JP H02261A JP 27265188 A JP27265188 A JP 27265188A JP 27265188 A JP27265188 A JP 27265188A JP H02261 A JPH02261 A JP H02261A
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徹 奥川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種高分子化合物の製造に於ける重合開始剤
として有用な、新規なアゾアミジン塩及びその製造法に
関する。
(発明の背景〕 ある柚のアゾアミジン化合物は、重合系に適した溶剤中
に於ける分解活性及び重合活性に優れ、アクリルアミド
、アリルアミン、ビニルピロリドン等の重合、カチオン
性ポリマーの製造、フッ素系樹脂の製造、各種乳化重合
、光重合等に於ける優れた重合開始剤として広く用いら
れている。
しかしながら、これらは通常ハロゲン化水素酸塩に代表
される鉱酸塩として使用に供せられる為、場合によって
は反応設備等を腐食させる恐れかあり、また、これを重
合開始剤として製造したポリマーをカチオン電着塗装に
用いる場合には、防錆効果が低下する等の懸念があった
〔発明の効果〕
本発明の目的は、高分子化合物製造に於ける重合開始剤
として分解活性及び重合活性に優れ、且つ反応設備の腐
食の問題や、これを重合開始剤として用いて製造したポ
リマーを電着塗装に用いた場合の防錆効果の低下の問題
等を生じない新規なアゾアミジン塩及びその製造法を提
供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の一紋穴II] (式中、R1はメチル基又はエチル基を表わし、R2,
l(Jは共に水素原子を表わすか、又はR2とR3とが
互いに連結して置換基を有していてもよい低級アルキレ
ン基を形成していてもよい。また、Rは低級アルキル基
、低級アルケニル基、アリール基又はアラルキル基を表
わす。)で示されるアゾアミジン有機スルホン酸塩及び
その製造法の発明である。
数式[I]で示される本発明化合物は、文献未載の新規
化合物である。
一般式[I]で示される本発明化合物に於て、R2とl
(Jとが互いに連結して形成する置換基を有していても
よい低級アルキレン基の例としては、例えばエチレン基
、プロピレン基、1−メチルエチレン基、1.1−ジメ
チルエチレン基、1.2−ジメチルエチレン基、1−エ
チル−2−メチルエチレン基、2−ヒドロキシプロピレ
ン基等が挙げられる。
また、一般式 [I]に於けるRの例としては、例えば
メチル基、エチル基、プロピル基。
イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基等の低級アル
キル基、例えばビニル基、1−プロペニル基、アリル基
、2−メチルアリル基等の低級アルケニル基、例えばフ
ェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリ
ール基、又は例えばベンジル基、メチルベンジル基、ジ
メチルベンジル基、フェネチル基、メチルフェネチル基
、ジメチルフェネチル基等のアラルキル基等が挙げられ
る。
本発明化合物の製造法について述べると、先ず、例えば
特開昭56−61343号公報等に記載の方法に従い、
相当するアゾイミノエーテル鉱酸塩、例えばアゾイミノ
エーテル塩酸塩を非極性溶媒中、アンモニアガス又はア
ミン類を用いて中和することによりアゾイミノエーテル
遊離体を得る。次いで、これをアミジノ化反応を進行さ
せ得る溶媒(アミジノ化反応に必要な溶媒)中、有機ス
ルホン酸アンモニウム塩又は有機スルホン酸ジアミン塩
と反応させることにより、目的とする本発明化合物を合
成することができる。
〔但し、上記反応式中、Roは炭素数1〜4のアルキル
基を表わし、Yは水素原子又は−A−N13(但し、A
は前記置換基R2と83とが連結して成すアルキレン基
を表わす。)を表わし、R,R’、R2及びR3は前記
と同じ。) また1記方法の他に、本発明は下記の方法によっても同
様に得ることができる。即ち、上記方法と同様にしてア
ゾイミノエーテル遊離体を得たのち、これをアミジノ化
反応を進行させ得る溶媒(アミジノ化反応に必要な溶媒
)中、まずアンモニアガス又はジアミンと反応させてア
ゾアミジンの遊離体とし、次いでこれを相当する有機ス
ルホン酸と反応させれば、目的とする本発明化合物を容
易に得ることができる。
(但し、R,R1,R2,R3,R’及びYは前記と同
じ。) アミジノ化反応を進行させ得る溶媒(アミジノ化反応に
必要な溶媒)としては、通常、メタノール、エタノール
、プロパツール等の低級アルコール、アセトン、メチル
エチルケトン、アセトニトリル、ジオキサン、ジ、メチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド等の水溶性有機
溶媒が挙げられる。これらアミジノ化反応に必要な溶媒
の使用量は、特に限定されるものではないが、通常、目
的とするアゾグアニル化合物の理論畳量の1〜6倍量(
容量/重量)が好ましく用いられる。アミジノ化反応に
際、しては、これら所定量のアミジノ化反応を進行させ
得る溶媒の存在は必須であるが、これ以外に他の非極性
溶媒等が存在することは任意である。
アミジノ化反応の反応温度は、他の要因によっても若干
具なり特に限定されるものではないが、通常40℃以下
好ましくは25〜35℃前後で行われる。反応時間は、
化合物によって、また、反応温度その他の反応条件によ
って異なるが、通常数時間乃至数十時間であり、反応の
進行状況をみて適当な時間で終了させる。
尚、アゾイミノエーテル塩酸塩は、常法、例えば特公昭
58−2230号公報、米国特許2,599,299号
明細書等に記載の方法に準じて、相当するアゾニトリル
をアルコール及び塩化水素ガスでイミノエーテル化反応
させるか、又はアゾニトリルのヒドラゾ体をアルコール
の存在下に塩素ガスと反応させることにより容易に合成
することができる。
又は。
但し、R1及びRoは前記と同じ。
本発明化合物は、アゾアミジン化合物の鉱酸塩ではなく
て、有機スルホン酸塩であるか、その水に対する溶解性
は実用ト充分な溶解性を示し、特にメタンスルホン酸塩
のように低級脂肪族スルホン酸塩の場合には、むしろ、
塩酸塩のような鉱酸塩の場合よりも水に対する溶解度が
高い傾向にある。
一方、本発明化合物の有機溶媒に対する溶解性に関して
は、n−ヘキサン、トルエン等のように一般に塩類が極
めて溶解し難いとされている溶媒を除けば、実用上充分
な溶解性を示し、特にジメチルホルムアミド(DMF)
等の極性有機溶媒に対する溶解性は塩酸塩のような鉱酸
塩の場合と比べて著しく改善される傾向にある。
従って、本発明化合物は、アクリルアミドやビニルピロ
リドン等の水溶液重合や、酢酸ビニルのメタノール溶液
重合はもとより、アゾアミジン化合物鉱酸塩の場合には
DMFに殆ど不溶の為適用困難である、アクリロニトリ
ルのDMF溶液重合等にも充分適用可能である。
本発明化合物は、水溶液中及びメタノール中に於ける分
解活性及び重合活性の点では、相当する鉱酸塩と同等の
高活性を示す。
本発明化合物は、塩酸塩のような鉱酸塩ではない為、重
合開始剤としての使用に際して反応設備等を腐食させる
恐れはなく、またこれを重合開始剤として使用して製造
したポリマーをカチオンr、9着塗装等の用途に用いた
場合も防錆効果を低下させる懸念はない。
以丁に実施例を示すが、本発明はこわらの実施例によっ
て何等の制約を受けるものではない。
〔実施例〕
実施例 1 2.2−アゾビスイソブチロニトリル29部にメタノー
ル13.6部を加え、トルエン溶媒中撹拌、冷却下、塩
化水素ガス15.5部を導入し、室温で5時間撹拌した
。−夜放置後、アンモニアガス8.1部を撹拌、冷却下
に導入し、析出した塩化アンモニウムを枦去して、相当
するアゾイミノエーテル遊離体のトルエン溶液を得た。
別に、メタノール78部にアンモニアガス6部を10〜
20℃で導入し、これにρ−トルエンスルホン酸57.
1部を冷却、撹拌下に徐々に加え、P−1ルエンスルホ
ン酸アンモニウム塩のメタノール溶液を得た。これに先
のアゾイミノエーテル遊離体のトルエン溶液を加え、室
温下に3時間撹拌した後−夜装置した。析出し・た結晶
をか取、乾燥して、2.2゛−アゾビスイソブチルアミ
ジン・p−トルエンスルホン酸塩67部を得た。
mp:146.1℃(分解)。
UV:λmax  366nm。
実施例 2 メタノール78部にアンモニアガス6部を10〜20℃
で導入し、これにメタンスルホン酸28.8部を、撹拌
、冷却下に徐々に加えた。こうして得たメタンスルホン
酸アンモニウム塩のメタノール溶液に、実施例1と同祥
にして得たアゾイミノエーテル遊離体のトルエン溶液を
加え、室温下に3時間撹拌した後−夜装置した。析出し
た結晶をか取、乾燥して、2.2′−アゾビスイソブチ
ルアミジン・メタンスルホン酸塩48.2部を得た。
mp:150.0℃(分解)。
Uv:λIIIIIX   368  ”L上記実施例
1及び2で得られた2、2°−アゾビスイソブチルアミ
ジン・p−トルエンスルホン酸塩(化合物(1))及び
2.2−アゾビスイソブチルアミジン・メタンスルホン
酸塩(化合物(2))の水及び存機溶媒に対する溶解性
を測定したところ、各々表1及び表2に示されるような
結果を得た。尚、表1及び表2には比較の為、2,2゛
−アゾビスイソブチルアミジン・塩酸塩(比較化合物)
についての溶解性も併せて示した。
表   1 表 次に、上記化合物(13及び化合物(2)の水及びメタ
ノール中に於ける分解速度定数を表3及び表4に示す。
尚、表3及び表4には比較のため、上記比較化合物につ
いての分解速度定数も併せて示した。
表   3 y大王余白 ・ 表   4 また、上記化合物(1)及び化合物(2)を各々単独で
重合開始剤として用いてアクリルアミドの水溶液重合及
び酢酸ビニルのメタノール溶液重合を各々50℃で行な
ったところ、化合物(1)及び(2)共に、上記比較化
合物と同等の高い重合活性を示した。
実施例 3 2.2°−アゾビス(2−メチル−ブチロニトリル)4
5.2部にメタノール22.6部、トルエン188部を
加え、撹拌、冷却下、塩化水素ガス34.1部を導入し
、水冷下140時間反応させた。反応後、アンモニアガ
ス15.3部を撹拌、冷却ドに導入し、析出した塩化ア
ンモニウムを枦去して、相当するアゾイミノエーテル遊
離体のトルエン溶液を得た。
別に、メタノール104部にアンモニアガス6.8部を
10℃〜20℃で導入し、これにメタンスルホン酸38
.4部を10〜20℃で徐々に加え、メタンスルホン酸
アンモニウム塩のメタノール溶液を得た。これに先のア
ゾイミノエーテル遊離体のトルエン溶液を加え、30〜
35℃で2時間撹拌した後、析出晶を枦取し、アセトン
で洗浄後、乾燥して、2,2°−アゾビス(2−メチル
ブチルアミジン)メタンスルホン酸塩66部を得た。
mp:151℃(分解)。
Uv:λ、lI、1374.9nm。
実施例 4 メタノール104部にアンモニアガス6.8部を10〜
20℃で導入し、これにp−1ル工ンスルホン酸76部
を10〜20℃で徐々に加え、P−トルエンスルホン酸
アンモニウム塩のメタノール溶液を得た。これに実施例
3と同様にして得たアゾイミノエーテル遊離体のトルエ
ン溶液を加え、30〜35℃で2時間撹拌した後、析出
晶を枦取し、アセトンで洗浄後、乾燥して、2.2°−
アゾビス(2−メチルブチルアミジン)P−トルエンス
ルホン酸塩77.6部を得た。
mp:152℃(分解)。
Uv:λmay  375部m0 実施例 5 2.2°−アゾビスイソブチロニトリル47.7部にメ
タノール22.3部、トルエン186部を加え、撹拌、
冷却)、塩化水素ガス25.5部を導入し、室温で5時
間撹拌した。−夜放置後、アンモニアガス13.4部を
撹拌、冷却下に導入し、析出した塩化アンモニウムを枦
去して、相当するアゾイミノエーテル遊離体のトルエン
溶液を得た。こわにメタノール12.4部を加え、撹拌
下、エチレンジアミン29.5部を1時間かけて滴下し
、30〜35℃で更に5時間撹拌した。−夜装置後冷却
して、析出前を枦取、乾燥して、2,2°−アゾビス(
N、N’−ジメチレンイソブチルアミジン)51部を得
た。これにメタノール50部、アセトン50部を加え、
撹拌下、10〜15℃でメタンスルホン酸38.4部を
徐々に加えた。10〜15℃で更に1時間撹拌した後、
枦取、乾燥して2.2−アゾビス(N、N’−ジメチレ
ンイソブチルアミジン)メタンスルホン酸76部を得た
mp:136〜143℃(分解)。
UV:λmax 363.5 nm。
実施例 6 実施例5と同様にして得た2、2°−アゾビス(N、N
’−ジメチレンイソブチルアミジン)51部にメタノー
ル50部、アセトン50部を加え、撹拌下、p−トルエ
ンスルホン酸76.1部とアセトン118部から成る溶
液を10〜15℃で徐々に加えた。10〜15℃で更に
1時間撹拌した後、析出前を枦取、乾燥して2.2“−
アゾビス(N、N’−ジメチレンイソブチルアミジン)
p−トルエンスルホン酸塩99部を得た。
mp:131〜134℃(分解)。
Uv:λ、。361.8部m0 実施例 7 2.2°−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)76
.9部にメタノール38.5部、トルエン320部を加
え、撹拌、冷却下、塩化水素ガス58部を導入し、水冷
下14.0時間反応させた。反応後、アンモニアガス2
6部を撹拌、冷却上に導入し、析出した塩化アンモニウ
ムを枦去して、相当するアゾイミノエーテル遊離体のト
ルエン溶液を得た。この溶液にメタノール17.6部を
加え、エチレンジアミン40.9部を徐々に加えた後、
30〜35℃で5時間撹拌した。−夜放置後、反応液を
減圧下に濃縮し、冷却後、析出前を枦取、乾燥して2,
2°−アゾビス(N、N’−ジメチレン 2−メチルブ
チルアミジン)38.7部を得た。これにメタノール7
3.8部、アセトン54.5部を加え、撹拌、冷却下に
メタンスルホン酸26.6部を徐々に加えた。更に30
分間撹拌後、析出前をか取、乾燥して2,2゛−アゾビ
ス(N、N’−ジメチレン2−メチルブチルアミジン)
メタンスルホン酸塩47.4部を得た。
mp:149℃〈分解)。
Uv;λmax 370.7 nm0 実施例 8 実施例7と同様にして得た2、2“−アゾビス(N、N
’−ジメチレン 2−メチルブチルアミジン)38.7
部にメタノール73.8部、アセトン5465部を加え
、p−トルエンスルホン酸52.8部とアセトン94部
から成る溶液を撹拌、冷却下に徐々に加えた。更に30
分間撹拌後、析出前を枦取、乾燥して2,2°−アゾビ
ス(N、N’−ジメチレン 2−メチルブチルアミジン
)p−トルエンスルホン酸塩83.4部を得た。
mp : 126℃(分解)。
UV:λrnax 370−6 nm0実16例 9 2.2″−アゾビスイソブチロニトリル82.1部にメ
タノール38.5部、トルエン320部を加え、撹拌、
冷却下、塩化水素ガス44部を導入し、室温で5時間撹
拌した。−夜放置後、アンモニアガス23部を撹拌、冷
却下に導入し、析出した塩化アンモニウムを枦去して、
相当するアゾイミノエーテル遊離体のトルエン溶液を得
た。これにメタノール24部を加え、1,2−ジアミノ
プロパン63部を徐々に加え、30〜35℃で5時間撹
拌した。−夜放置後、反応液を減圧下に濃縮し、冷却後
、析出晶を枦取、乾燥して2,2°−アゾビス(2−(
5−メチル−2−イミダシリン−2−イル)プロパン)
87部を得た。これにメタノール34部、アセトン20
0部を加え、冷却下にメタンスルホン酸59部を徐々に
加え、冷却下に1時間撹拌した。析出晶を枦取し、乾燥
して2.2’−アゾビス(2−(5−メチル−2−イミ
ダシリン−2−イル)プロパン)メタンスルホン酸塩1
09部を得た。
mp : 127〜128.2℃(分解)。
Uv:λ、、X361.9 run。
実施例 10 実施例9と同様にして得た2、2°−アゾビス(2−(
5−メチル−2−イミダシリン−2−イル)プロパ21
87部にメタノール38.5 m、アセトン226部を
加え、p−トルエンスルホン酸120部とアセトン25
9部から成る溶液を撹拌、冷却下に徐々に加えた。更に
1時間撹拌プロパン〕p−トルエンスルホン酸塩140
部を得た。
mp:131〜132℃。
Uv:λ、、、1362.4 nm。
実施例 11 2.2°−アゾビスイソブチロニトリル82.1部にメ
タノール38.5部、トルエン320部を加え、撹拌、
冷却下、塩化水素ガス44部を導入し、室温で5時間撹
拌した。−夜放置後、アンモニアガス23部を撹拌、冷
却下に導入し、析出した塩化アンモニウムを枦去して、
相当するアゾイミノエーテル遊離体のトルエン溶液を得
た。こわにメタノール24部を加え、2−メチル−1,
2−ジアミノプロパン74.9部を徐々に加え、30〜
35℃で5時間撹拌した。−夜放置後、反応液を減圧下
に濃縮し、冷却して析出晶を枦取し、乾燥して、2,2
゛−アゾビス(2−(5,5−ジメチル−2−イミダシ
リン−2−イル)プロパ73121部を得た。これにメ
タノール60部、アセトン380部を加え、撹拌、冷却
ドにメタンスルホン酸75部を徐々に加え、1時間撹拌
した。析出晶を枦取し、乾燥して、2,2゛−アゾビス
(2−(5,5−ジメチル−2−イミダシリン−2−イ
ル)プロパンコメタンスルホン酸塩150部を得た。
mp:142〜150℃(分解)。
Uv:λm、X361.3部m。
実施例 12 実施例11と同様にし・て得た2、2°−アゾビス(2
−(5,5−ジメチル−2−イミダシリン−2−イル)
プロパ73121部にメタノール60部、アセトン26
2部を加え、p−トルエンスルホン酸とアセトン170
部からなる溶液を撹拌、冷却下に徐々に加えた。1時間
撹拌後、析出晶を枦取、乾燥して2,2°−アゾビス(
2−(5,5−ジメチル−2−イミダシリン−2−イル
)プロパン)p−1ル工ンスルホン酸塩186部を得た
mp:121〜124℃(分解)。
υV:λma、+361.8 nap。
〔発明の効果〕
本発明は、高分子化合物製造に於ける重合開始剤として
優れた分解活性及び重合活性を示す、新規なアゾアミジ
ン有機スルホン酸塩とその製造法を提供するものであり
、本発明のアゾアミジン有機スルホン酸塩を重合開始剤
として使用した場合には、反応設備の腐食の問題がなく
、また、本発明のアゾアミジン有機スルホン酸塩を重合
開始剤として使用して製造したポリマーをカチオン電着
塗装等の用途に用いた場合には、防錆効果の低下の問題
が生じない等の点に、顕著な効果を奏するものであり、
斯業に貢献するところ大なるものである。
特許出願人 和光純薬工業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、R^1はメチル基又はエチル基を表わし、R^
    2、R^3は共に水素原子を表わすか、又はR^2とR
    ^3とが互いに連結して置換基を有していてもよい低級
    アルキレン基を形成していてもよい。また、Rは低級ア
    ルキル基、低級アルケニル基、アリール基又はアラルキ
    ル基を表わす。)で示されるアゾアミジン有機スルホン
    酸塩。
  2. (2)一般式 [II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] (式中、R^1はメチル基又はエチル基を表わし、R’
    は炭素数1〜4の低級アルキル基を表わす。)で示され
    るアゾイミノエーテル遊離体をアミジノ化反応を進行さ
    せ得る溶媒(アミジノ化反応に必要な溶媒)中、一般式
    [III] R−SO_3H・H_2N−Y[III] 〔式中、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基、アリ
    ール基又はアラルキル基を表わし、Yは水素原子又は−
    A−NH_2(但し、Aは置換基を有していてもよい低
    級アルキレン基を表わす。)を表わす。〕で示される有
    機スルホン酸アンモニウム塩又は有機スルホン酸ジアミ
    ン塩とを反応させることを特徴とする、一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、R^2、R^3は共に水素原子を表わすか、又
    はR^2とR^3とが互いに連結して置換基を有してい
    てもよい低級アルキレン基を形成していてもよい。 R^1及びRは前記と同じ。)で示されるアゾアミジン
    有機スルホン酸塩の製造法。
  3. (3)一般式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] (式中、R^1はメチル基又はエチル基を表わし、R’
    は炭素数1〜4の低級アルキル基を表わす。)で示され
    るアゾイミノエーテル遊離体をアミジノ化反応を進行さ
    せ得る溶媒(アミジノ化反応に必要な溶媒)中、一般式
    [IV] H_2N−Y[IV] 〔式中、Yは水素原子又は−A−NH_2(但し、Aは
    置換基を有していてもよい低級アルキレン基を表わす。 )を表わす。〕で示されるアンモニア又はジアミンと反
    応させた後、一般式 [V] R−SO_3H[V] (式中、Rは低級アルキル基、低級アルケニル基、アリ
    ール基又はアラルキル基を表わす。)で示される有機ス
    ルホン酸と反応させることを特徴とする、一般式[ I
    ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (式中、R^2、R^3は共に水素原子を表わすか、又
    はR^2とR^3とが互いに連結して置換基を有してい
    てもよい低級アルキレン基を形成していてもよい。 R^1及びRは前記と同じ。)で示されるアゾアミジン
    有機スルホン酸塩の製造法。
JP63272651A 1987-11-02 1988-10-28 新規アゾアミジン塩及びその製法 Expired - Fee Related JP2750875B2 (ja)

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