JPH02259103A - 繰糸の製造方法及び製造装置 - Google Patents

繰糸の製造方法及び製造装置

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JPH02259103A
JPH02259103A JP7613289A JP7613289A JPH02259103A JP H02259103 A JPH02259103 A JP H02259103A JP 7613289 A JP7613289 A JP 7613289A JP 7613289 A JP7613289 A JP 7613289A JP H02259103 A JPH02259103 A JP H02259103A
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JP
Japan
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cocoon
yarn
thread
pipe
tube
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JP7613289A
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English (en)
Inventor
Nobuo Shiraki
白木 信夫
Shigeo Takagi
高木 繁夫
Katsuo Ota
太田 克男
Shizue Shimizu
清水 静栄
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TOHO SILK KK
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TOHO SILK KK
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は繭糸と他の天然4Ali紐、人造繊組などの長
繊維、紡績糸等を芯糸とする複合カバーリング繰糸を製
造する方法及び装置に関づ−る。
〔従来技術と問題点〕
製糸1桿において自動繰糸機の繰解槽にある複数個の煮
熟繭からの繭糸を繰り上げながら弓揃えて集束し、セリ
シンの@きによって接着ざせて目標とする繊度の生糸を
製造している。
また、基本的な複合繰糸法としては、繊維学会誌(vo
122.No、6.1966)の和文にみられる如く、
上記の生糸を繰糸する接緒器の真下の繰解槽を貫通する
ガイドパイプから芯糸を導き芯糸を抱合するよう繭糸と
複合繰糸する方法が知られている。この複合抱合法に改
良を加えた方法が知られている(特公昭63−1536
2号公報)。
更には、上記の方法で接緒器の上部又はケンネル手前に
エアージェットノズルを設は芯糸に繭糸を交絡さVる方
法も知られている。
繰糸の組成分は70= 80i fi%のフィブロイン
で繭糸の周囲は30〜20重量%のセリシンで包むよう
に覆われている。繰糸に先立って煮繭されると、セリシ
ンは膨潤し、繭から繭糸は解舒し易い状態となる。
この膨潤セリシンは接着性を有しているl〔め、シルク
 100重量%の繰糸においてはセリシンの持つ接着効
果によって複数個の繭から繭糸が集束抱合されて所期の
生糸が得られる。ハイブリッドシルクの作出に当っても
、この繭糸表面を覆う膨潤セリシンの接着効果を活用し
て芯糸の表面を繭糸で7Jバーリングすることを理想と
している。
しかし、実際には操作、条件、方法を誤ると膨潤セリシ
ンが逆に作用し、セリシンの接着性によって繭糸同士が
不都合に集束し、芯糸と繭糸が分離して芯糸を繭糸で有
効に被覆するハイブリッドシルクが得られない。
ハイブリッドシルクの製造に当って繭糸の表面を覆う廿
リシンの存在を無視することはできない。最終商品から
糸の設計はなされるが、一般に80デニールを超える太
繊度となると繭糸の占めるシルクの混合比率も高く、こ
の糸条が小枠に捲取られ乾燥されると、糸条に含まれる
水分が加工段階、保管中に低下して、繭糸に祠着するセ
リシンが硬化し、糸条として硬く柔軟性に欠けるため後
工程での製品化、特に、後染(練り)、織物、編物の段
階で支障を生ずる。
太繊度用途への商品展開では、繭糸の糸に占める比率が
高くなるとセリシンにより糸の硬度が加工段階で問題と
なってくる。
口金の歯型について述べる。
偏平口金では、繭糸が2分され、これらが芯糸と3本合
糸された糸の構造となる。この場合、繰解槽から複数個
の繭から解舒された繭糸は円錐状に口金まで繰り出され
るが偏平口金の回転によって繭糸は両端に分離され、繭
糸の持つセリシンの接着力によって集束され、結果とし
て芯糸と2条の集束繭糸の3本合糸の形での糸構造とな
る。
異常テンションが働いたとき、ストップレバーが作動し
、繰糸が中断する。このときも接緒器は回転しているた
め、偏平口金では繰返し仮撚作用を受は糸故障を放置す
ると糸条が切断し、再度運転するためには粒付け、芯糸
の糸継ぎに時間を要することになる。
菊型口金では、糸故障し糸条の走行が停止すると糸テン
ションが緩み口金の中心に糸条が維持され糸条切断とな
ることはない。
一5= 従来の装置では、■系板を使用していたためこの阻系板
の占める分画粒数が制限され、■系板周囲に繭が配置さ
れるが、繭粒数が多い太繊度繰糸では両回tが相互に接
触干渉づるIこめ繭糸が切れて落繭が多くなる。■系板
を使わないと、シルクサイドで30デニール程麿の太繊
度が可能となる。即ちこれまでは繭30粒−90デニー
ルが40粒−120デニールのシルクサイド太繊度化が
できる利点がある。
(発明の目的及び構成並びに作用) 本発明は、前記した従来技術の問題点を解消した製造方
法及び製造装置を提供しようとするものである。
本発明は下記のとおりである。
(1)通糸管とその通糸管に保持された接緒器からテレ
スコープ状に構成され、かつ、通糸管と接緒器の管体部
分との間に空間を設けた直管の管内にて、油剤と空気の
混合気流を下方へ禍流に吹込むか、又は、油剤を注入滴
下するかし、該接緒器の中心線と一致する直下に=6 設けられたカイトリングの円周に繭糸を均等に配置し、
接緒器口金歯底に繭糸が接触するよう、固定ガイドパイ
プに沿ってガイドリングを上下動して位置を調整し、繭
糸への油剤の付)と接緒器底可動4v」口金の回転によ
って仮撚状に芯糸に繭糸を繰糸することを特徴と1−る
複合カバーリング繰糸の製造方法。
(2)通糸管とその通糸管に保持された接緒器からテレ
スコープ状に構成され、かつ、通糸管と接緒器の管体部
分との間に空間を設りた直管の管内にて、油剤と空気の
混合気流を下方へ渦流に吹込むか、又は、油剤を注入滴
下するかし、該接緒器の中心線と一致する直下に設けら
れたガイドリングの円周に繭糸を均等に配置し、接緒器
[]金歯底に繭糸が接触づるよう、固定ガイドパイプに
沿ってガイドリングを上下動して位置を調整し、繭糸へ
の油剤の(=j与と接緒器底面菊型口金の回転によって
仮撚状に芯糸に繭糸を繰糸するよう構成された複合カバ
ーリング繰糸の製造装置。
繭糸の表面を覆っているセリシンは煮繭によって′a潤
セリシンとイjす、接老性を有しているため、ハイブリ
ッドシルク作出に当って、この膨潤セリシンの接着性を
薬剤(油剤)によって除去し、繭糸1本1本で芯糸を包
み込むJ:う被覆し、繭糸同士が集束しないようにする
ことが、芯糸への繭糸のカバーリング11]を高める条
イ′1となってくる。
膨潤セリシンの接着力が除去する方法としては、■煮繭
工程で煮熟を進め残留セリシンを少なくづ−る方法、■
繰糸する際、繰解槽、給繭器に薬剤を溶解、面を溶液中
で解舒しながら繰糸する方法、■絡交の直前、感知器の
直後にローラタッチ方式で糸条へのオイリングを施して
同省防止、柔軟処理づ−る方法等がある。
本発明にa3いて、セリシン接着力の除去方法は、繰解
槽から繭糸が解舒され、繭糸1本1本が円錐状に引上げ
られ繭糸が集束される前に通糸管内での混合空気(空気
とオイル)、又は接緒器底部の前型口金から流出する油
剤と接触ざぜながらオイリングされる。
接緒器の構造は、直管内の通糸管によって接緒器本体は
吊下げられた形で設置され、丸]」−ブによって600
〜1!ioorpmで回転される。接緒器の底部は前型
口金が嵌込まれ直へ・内部は3部分の管内から構成され
ている。通糸管直管内の上部より下部(45°)に向(
プて混合空気が噴霧状に0.5〜3.Okg/cm’の
圧力で吹込まれる。
この場合、第2図及び第2図−1にみるように通糸管中
心軸に対し斜めに円周接線方向に吹込口を設(〕、これ
により混合空気を噴射するためZ渦流(S渦流)によっ
て糸条も7(S)旋回する。
接緒器の中心真下に設【ノた繰解槽を貫通ずるがイドバ
イブを囲む形で複数個の繭から引上げられる繭糸は、円
tlE状にガイドリングを経て接緒器に集束される。こ
のガイドリンクはガイドバイブの上下に移動するように
なっている。
ガイドリングを数個(ブることによって、集束する繭糸
をガイドリング円周に均等に分散さけ、円錐状に拡大ザ
る状態で接緒器底部の前型口金に接触させる。ガイドリ
ングは前型口金に接触する位置でセラ1〜づる。実際に
は芯糸は80・〜120m/分の速瓜で」一部に走行す
るため、通糸管直管内から下部に渦流状に混合空気が噴
霧され、繭糸 1本1本にスプレーされることになる。
このようにして、繭糸の接着性を除去し、柔軟性を与え
ることになる。
また、油剤のみを通糸管々内へ注入滴下Jる方法を説明
する。
高所に備えた油剤槽からオイルパイプを経て通糸管−に
部より油剤が点滴される。この場合各組に均一な滴下量
が要求されるが、高架MI+槽から8緒に分配される油
圧は均一である。従って8緒に平均した滴下量を得るこ
とになる。
更に滴下量を各緒揃えるため、)m糸管注入口直前のオ
イルパイプに調整弁を設りでいる。
通糸管管内の内壁を伝わりながら下方へ流れ落ちる油剤
は、高速に回転覆る接緒器管内に達づると、接緒器の遠
心力によって側壁に付着しな1〇− がら蓄積されるも接緒器下部に嵌込まれた口金から油剤
が流出することなく、管内はオイルポットとなる。オイ
ルの徂が増ずに従って口金の菊型歯底よりオイルは流れ
出るようになる。糸故障で繰糸の走行が止っても接緒器
の回転は継続するため極端に油剤が流出することはない
剤型口金について述べる。
歯の枚数を変え太繊度用(10歯−100デニール以上
)と細繊度用(6歯−100デニール以下)に口金を交
換繰糸することにしている。歯底に繭糸が入り歯底に保
持するため、円錐状に上Hする繭糸をガイトリレグで拡
げることによって歯底に固定している。この状態で接緒
器底部に嵌込まれた口金は高速に回転(600〜150
01’pHl )づると歯底の繭糸は180°回転した
反対側で歯底が外れることになる。この作用が各日金歯
毎に繰返され、偏心した芯糸も位置を移動しながら中央
近くにある芯糸を包み込むように仮撚状に捲付く。この
場合、歯底から外へ流れ出ようとするオイルにて繭糸は
柔軟性を付与され、セリシン接着力が除去される。例え
ば歯数10枚では繭糸10本で芯糸の周囲を包み込むに
うにカバリング(抱合及び交絡)される。
ガイドリングによってリング周囲に均等に分散された繭
糸は円錐状に剤型口金に接触して上部に引上げられオイ
リングされ、更に上部からの混合空気によってもスプレ
ーされ膨潤セリシンによる接着性を除去し、繭糸同士が
集束されることなく柔軟処理される。
薬剤によって繭糸は繭糸同士が集束しないよう接着性が
除去される一方で、芯糸への繭糸のカバーリングは接緒
器底面の剤型口金によって仮撚状に直慎内中心を走る芯
糸の周囲を旋回円錐状頂点にて合体した複合糸が作られ
る。
また0、5〜3?I /cm’の圧力で混合空気は直管
内を濁流として下方へ吹込まれるため糸条はZ旋回(S
旋回)し、芯糸への繭糸のカバーリングが行われる。こ
のため、接緒器底面の剤型口金の回転と副次的な混合空
気の渦流による二つの旋回力が相乗して繭糸1本1本が
芯糸の表面を仮撚状にカバーリングすることになる。
方繰解槽から解舒され繰り出される繭糸は円錐状に頂点
に集束されるが、接緒器の下にその中心を同じくづるガ
イドリングを設り、繰解槽を貫通するガイドパイプによ
って支持され、ガイドリングを上下動することによって
接緒器下部口金の歯底に繭糸それぞれが接するようガイ
ドリングの位置を調整する。繭糸が歯底に接触しながら
上部に走行する。このとき、歯底から外へ流れ出ようと
するオイルが繭糸それぞれに付与されオイリングされる
ことになる。
繭糸が油剤によって柔軟性を付与されると同時にセリシ
ンの接着性を除去し、繭糸同士が集束することなく分繊
した状態となる。ガイドリング円周に均一に分散されな
がら、繭糸はガイドリンクにて押し広げられ剤型口金の
歯底に保持されながら上部に走行する。また、接緒器は
高速(600〜1500rpHl )に回転するため、
繰解槽の複数個の繭も同方向にゆっくり旋回し、ガイド
リング円周上は常に均一な分散状態となる。
ガイドパイブ内からの芯糸はガイドリング→接緒器→通
糸管中心線から偏心されて供給されるので円錐状繭糸は
芯糸を包み込むJ:うにして、更に接緒器口金の高速回
転ににつて仮撚状にカバーリングされ、二相構造の複合
カバーリング絹糸を形成し上部に繰り出される。
(発明の効果) 本発明の効果は下記のとおりである。
■ オイリングの効果とカバーリング性について、従来
は、上段オイリング装置で柔軟剤であるオイルをローラ
ータッタチ方式で伺与すとして抱合されたケンネル綾り
後でのオイリングであり、複合糸表面へのオイル(1着
ではオイリングが不充分で、まだ糸が固く、小枠の状態
で浸漬及び乾燥と柔軟処理とを行ってきた。
本発明では、通糸管及び接緒器で構成する管内でのオイ
リングは繭糸1本1本に給油され、カバーリングされた
後も通糸管管内を上部へ走行する際も管内側面に接触し
オイリングされる。必要に応じて上段オイリング装置は
事後は補助的に使用づることになる。
本発明によれば、浸漬及び乾燥と柔軟処理の必要がなく
工程が省略、合理化されることになる。
■ 本発明の方法及び装置によって1qられた複合カバ
ーリング繰糸は、繭糸によって芯糸の表面が被覆され、
シルクのもつ感性と芯糸のもつ機能性とを兼備した製品
が得られる。
■ 本発明によれば、製品品質の向上と製織性及び編成
性の向上が達成できる。
〔実施例〕
実施例1 第1図は本発明の装置の側面概要図、第2図は通糸管と
接緒器のタテ断面図、第3図は接緒器の平面図、第4図
は@型口金の1例のB−B−断面図を示ず。
第1図にa3いて、繭糸は繰解槽2から複数個の煮熟@
3から解舒され円錐状に繰り上げられ接緒器4に導かれ
る。このとき接緒器4の中心線と一致づる真下に繰解槽
2を貢通ずるガイドバイブ5に取付られたガイドリング
6によって、その円周に沿って均一に分散、集束、接着
しないように繭糸1は輪を拡げ、接緒器4底而の前型口
金7の歯底に接触覆るようガイドリンク6の位置を調整
ガイドバイブ5にセットザる。
芯糸8の供給方法は使用する芯糸の種類によって上段か
らの供給方法と下部からの供給方法の2通りを採用、設
備している。第1図は下部からを示す。
上段からは芯糸のテンションが大きく作用しても影響の
ない芯糸、例えば綿糸、レーヨン、アクリル繊維等であ
る。下部からは伸度の大きいポリエステル、ポリアミド
繊維等であり、低いテンションでの繰糸としている。
基本的には繭糸の熱水収縮と芯糸の熱水収縮が等しいか
、若干芯糸を人ぎくJるにう芯糸の−jンション調整を
するようにしている。この調整によってハイブリッドシ
ルクが練り、染色の段階で°芯糸と繭糸が分離けること
なく、若干芯糸の熱収縮を大きくすることによって繭糸
が糸表面に出るよう配慮するのがよい。
バーン状若しくはチーズ状に捲かれた天然綴紐、化学繊
維、合成繊組のフィラメン1へ及び紡績糸など他M&紐
が芯糸として張力調整装置によって張力を一定に調整さ
れ、ガイドパイプを経て接緒器へ導かれる。芯糸は接緒
器とガイドパイプの中心を一致させ−て導く場合と、ガ
イドリンクの円周以内にてガイドパイプを設置、芯糸を
中心から偏心さじながら複合7]バーリング繰糸の被覆
の状況をみて偏心位置を定める。
方、通糸管」二部より通糸管直管内(A>の下0、!i
 〜3.OkQ/ Cm’の圧力で吹込む。(又は高架
油槽からその油圧を利用注入する)混合空気はZ(S)
渦流となって下方に流れ接緒器の管内(B)に達づると
流速を1/4に落し、接緒器の600〜1500ppm
による遠心力によって側壁るが、接緒器底面の前型口金
の作る管内<C>は空気のみが速度を速め〈△〉部で0
.64m/ seCで外に吹出す。この気流によってオ
イルポットとなっている(B)部からの油剤が菊型出1
]から流れ出ることになる。
他方、芯糸と繭糸が停止している場合には、繭糸と芯糸
は円錐状を形成する。ガイドリングの設置によって繭糸
の形成する輪は拡大され集束しないよう分繊した繭糸は
前型口金の歯底に保持され、ガイドパイプから導かれる
芯糸と円♀11状の頂点で合体する。実際には繭糸、芯
糸は上部に走行されており、円釦状頂点は接緒器(B)
館内で合体される。繭糸は前型口金の歯底に接触しなが
ら流れ出ようとづ−る油剤によって給油され、繭糸は1
本1本菊型口金で分繊されて円錐状に接緒器の管内(B
)に導かれ、更に上方からの混合空気によってスプレー
され分繊した繭糸に給油される。
円錐状頂点で芯糸ど繭糸は接緒器の回転(300〜15
00ppm )によって芯糸に仮撚状にカバーリングし
ながら上部へ走行し、通糸管管内〈△〉でもスプレーさ
れて(油剤滴下の場合は側壁に接触しながらオイリング
される。)繭糸同士は集束することなく、薄型口金の歯
数で芯糸を包み込みながら複合カバーリング繰糸を形成
する。
仮撚状にカバーリングされた複合糸は既存のスリットゲ
ージを経てケンネル級すされた後、繊度感知器を通過し
自動停止用の鼓車を経て上段オイリング装置に至る。
事後は必要に応じて柔軟剤の補充と固着防止として上段
オイリング装置は補助的に活用することになる。
この上段オイリング装置を経て絡交にて小枠に均一な速
度で左右往復に綾振りされて捲取られる。
小枠に捲取る際は、一般に暖管によって乾燥しながら捲
取るが、繊度が太く、又、柔軟な糸に仕上げるため、糸
条にオイリングを施し、そのため糸条が濡れているので
暖管以外に、更に60℃近くの熱風を各小枠に吹付りて
乾燥するように熱風乾燥装置を備えている。
芯糸を繭糸でカバーリングした2相構造の形態を熱固定
するために役立っている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の側面概要図、第2図は通糸管と
接緒器のタテ断面図、第2図−1は第2図の八−Δ′断
面図、第3図は接緒器の平面図、第4図は薄型口金の1
例のB−B ′断面図を示す。 図面にお【ノる主な符号の説明 1:繭糸、2:繰解槽、3:煮熟繭、4:接緒器、5ニ
ガイドパイプ、6:ガイドリング、7:薄型口金、8:
芯糸 特許出願人  東邦シルク株式会社 代理人弁理士  土 居 三 部 第 ? 図 第 図−1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)通糸管とその通糸管に保持された接緒器からテレ
    スコープ状に構成され、かつ、通糸管と接緒器の管体部
    分との間に空間を設けた直管の管内にて、油剤と空気の
    混合気流を下方へ渦流に吹込むか、又は、油剤を注入滴
    下するかし、該接緒器の中心線と一致する直下に設けら
    れたガイドリングの円周に繭糸を均等に配置し、接緒器
    口金歯底に繭糸が接触するよう、固定ガイドパイプに沿
    つてガイドリングを上下動して位置を調整し、繭糸への
    油剤の付与と接緒器底面菊型口金の回転によつて仮撚状
    に芯糸に繭糸を繰糸することを特徴とする複合カバーリ
    ング繰糸の製造方法。
  2. (2)通糸管とその通糸管に保持された接緒器からテレ
    スコープ状に構成され、かつ、通糸管と接緒器の管体部
    分との間に空間を設けた直管の管内にて、油剤と空気の
    混合気流を下方へ渦流に吹込むか、又は、油剤を注入滴
    下するかし、該接緒器の中心線と一致する直下に設けら
    れたガイドリングの円周に繭糸を均等に配置し、接緒器
    口金歯底に繭糸が接触するよう、固定ガイドパイプに沿
    ってガイドリングを上下動して位置を調整し、繭糸への
    油剤の付与と接緒器底面菊型口金の回転によって仮撚状
    に芯糸に繭糸を繰糸するよう構成された複合カバーリン
    グ繰糸の製造装置。
JP7613289A 1989-03-28 1989-03-28 繰糸の製造方法及び製造装置 Pending JPH02259103A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104372419A (zh) * 2014-12-10 2015-02-25 广西鹿寨县华顺贸易有限责任公司 卧式缫丝机丝条瓷眼
CN113862796A (zh) * 2021-11-19 2021-12-31 浙江理工大学 一种弧面摩擦茧丝集聚装置及茧丝集聚方法

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CN113862796B (zh) * 2021-11-19 2023-09-01 浙江理工大学 一种弧面摩擦茧丝集聚装置及茧丝集聚方法

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