JPH02257439A - 光ディスク装置およびその制御方法 - Google Patents

光ディスク装置およびその制御方法

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JPH02257439A
JPH02257439A JP21851589A JP21851589A JPH02257439A JP H02257439 A JPH02257439 A JP H02257439A JP 21851589 A JP21851589 A JP 21851589A JP 21851589 A JP21851589 A JP 21851589A JP H02257439 A JPH02257439 A JP H02257439A
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pit
pattern
pit pattern
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は光ディスク装置の制御方法及び光ディスク装置
に関する。
(従来の技術) 一般に光ディスクにおいては、情報の書き込み及び読み
出しに際して基本的に次の3つの制御が必要である。
(1)トラッキング制御;情報の書・込み及び読み出し
のための光ビームのスポットを所定のトラックに追従さ
せる制御。
(2)読み出しタイミング制御;光ディスクの回転と読
み出しタイミングとを合わせる制御。
(3)フォーカシング制御;光ディスクの焦束位置(対
物レンズの焦点)を光ディスクの記録面に合わせる制御 これらの制御を行うためには、それぞれに対応したエラ
ー信号を生成する必要がある。そして、これらのエラー
信号を得る一つの方法として、サンプルサーボ方式が提
案されている。これは、第4図に示すように、光ディス
ク31のトラック32上に情報記録領域であるデータバ
イト33と、離散制御用のサーボ情報を記憶するサーボ
バイト34とを交互に形成し、情報の書き込み及び読み
出し時に上記の制御のためのサーボ情報をサーボバイト
34から読み出す方式である。1つのデータバイト33
とサーボバイト34との組をセグメントと言い、所定個
数のセグメント35がトラック上に等間隔にならんでい
る。このようにサーボ情報を予め離散的に記録しておく
光ディスクのフォーマットを、サンプルサーボフォーマ
ットといい、光ディスクに同心円状あるいはスパイラル
状に形成されてなるものである。
第5図はサーボバイト34の拡大図である。この図のよ
うに、1セグメント内のサーボバイト34は2つのウォ
ブルド・ピット35 a 、35 b %1つのクロッ
クピット36、情報の記憶されていないミラ一部37、
そして複数の記録信号からなるグレイコード部38から
構成されている。
つ中ブルド・ピット35a、35bは図示したように、
トラック中心線39との距離を同じ(し、かつ互いに一
定間隔をあけて形成されている。ここで図示しない光ビ
ームスポットを照射する光ピツクアップが光ディスク上
を移動する際、この2つのウォブルド・ピット35 a
、  35 bを検知してその反射光を光センサで検出
し、出力を得る。
そしてこの出力の差が零となるように、すなわち光ビー
ムスポットがトラック中心線39上を正確に移動するよ
うに制御信号を発生する。つまりウォブルド・ピット3
5a、35bは前記トラッキング制御を行うためのもの
である。
ミラ一部37は図示したように、トラック上の一定の領
域がピットを全く有していない状態、つまり光ビームを
反射するように鏡面のままの状態となっている。光ビー
ムスポットがこのミラ一部37に照射されるとそのまま
反射光となって戻ってくることから、この反射光を集光
レンズを介して光センサに集光させるように光学系が構
成される。光センサとミラ一部37との距離が変化する
と集光レンズの焦点距離も変化するため、光センサに集
光する反射光の全体形状が変化し、この変化の様子を出
力差として得ることにより、光センサとミラ一部37と
の距離を常に一定に保つ制御が可能となる。つまりミラ
ー°部37は前記フォーカシング制御を行うためのもの
である。
グレイコード部38は図示したように、トラック上の一
定の領域にてここでは2つのピット40a、40bから
なるピット列を有してなるものである。この2つのピッ
トの位置はトラック毎に異なっており、ここでは16種
のパターンが繰り返されるようになっている。こういっ
たグレイコード部38は、目標トラックへの高速アクセ
ス時(サンプリング周波数の関係で、トラッキング用信
号の増減からクロストラック数を知ることができない早
さでのアクセス時)に、光ピツクアップの移動状態を検
知するためのものである。そして高速アクセス時にはこ
のパターンを逐次読み取りながら、一つ前にサンプリン
グしたパターンと比較することにより、ここでは−サン
プリング毎に8トラツクまでのクロストラック方向とク
ロストラック数を検知することが可能である。
このグレイコード部38の読み取り手順を述べる。第5
図のトラックA及びトラックBのグレイコード部を第6
図(a)に、そのグレイコード部38による出力を同図
(b)に、この出力が二値化整形されたものを同図(c
)にそれぞれ示す。
光ディスク装置内部の制御系内には第6図(C)の示す
ような計16種のピット列の二値化パターンが予め記憶
されており、検出されたパターンと記憶されたパターン
との比較が行われる。例えばQaとQbとの比較が行わ
れたとすると、QaやQbは予め記憶されたパターンで
あるから光ピツクアップの移動量の検出が行われ、次い
でクロストラック数の検出が行われる。ここではトラッ
クAからトラックBへのクロストラック数は1であると
判断される。このように、16種のピット列の二値化パ
ターンと同一の信号を得られれば光ピツクアップの正確
な移動量、およびクロストラック数が検出される。
また、ディスク面に照射された状態での光ビームのスポ
ットにはある程度の大きさがあり、トラック間において
も、出力レベルは低いながらも第6図(b)に示すAや
Bのような信号を得ることができる。
ところがこのように、トラック間においても信号が得ら
れるものであると、両トラックのピットの影響を受けて
第6図(b)及び(c)に示すa−すやQ   のよう
な複合パターンの出力が発−b 生することがある。このパターンが得られると、光ピツ
クアップの移動状態の検出に使用できるパターンではな
いので読み取りエラーであると判断され、移動量の検出
およびクロストラック数の検出が行われない。従って、
正確なパターンが得られるまで何度も同様の読み取り動
作が行われることになる。サンプルサーボ方式において
は、サーボ情報を得られる機会が限られているため、高
速アクセス中にこのような原因で情報を得る機会が少な
くなるとサーボ帯域の減少につながり、十分な制御がで
きない場合が生じることになる。
また、トラック間でも信号が得られるものであると、以
下のような問題が生じる。つまり、光ディスク出力の不
安定さや光ディスク回転中心に対するトラックの偏心な
どの影響により、例えば光ピツクアップがトラックA−
B間にとどまっている状態であってもQ とQ5が不規
則に出力されることがある。上記の現象は光ピツクアッ
プが1トラツク間を数サンプル程度で通過するような高
速アクセス時(主として高速アクセスの後半)に発生し
やすく、このようなことが起こると、グレイコード部か
ら推定される光ピツクアップの移動方向は十と−の値を
不規則に変化しているかのように検出される。そのため
、実際には一方向に滑らかに移動している光ピツクアッ
プに対して不要な制御を行ってしまうことになり、しか
もその制御に従うことにより、逆にピックアップの動き
を不正確なものにしてしまう。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、光ディスクのディスク面に照射される光
ビームのスポットにはある程度の大きさがあるので、ト
ラック間においても信号を得ることができる。しかし、
このようなものであると、0両トラックの影響を受けて
第6図(b)及び(C)に示すa−bやQa−bのよう
な複合パターンの出力が発生し、読み取りエラーである
と判断されることから移動量の検出およびクロストラッ
ク数の検出が行われない。そのため、光ディスクからの
情報を得る機会が少なくなってサーボ帯域の減少につな
がり、十分な制御ができない場合が生じる。
■光ディスク出力の不安定さや光ディスク回転中心に対
するトラックの偏心などの影響により、トラック間で両
トラックの信号が不規則に出力されることがある。この
ようなことが起こると、グレイコード部から推定される
ピックアップの移動方向は十と−の値を不規則に変化さ
せているかのように検出されてしまい、実際には一方向
に滑らかに移°動しているピックアップに対して不要な
制御を行ってしまうことになり、しかもその制御に従う
ことにより、逆にピックアップの動きを不正確なものに
してしまう。
本発明は上記のおよび■の問題点を解決するためになさ
れたものであり、高速アクセス時における光ディスクの
制御性を優れたものとすることを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明においては、同心円
状またはスパイラル状に設けられたトラック上にサンプ
ルサーボ制御用の複数のピットが形成されており該複数
のピットの少な(とも一部は所定のトラック毎に異なる
ピットパターンを構成してなる光ディスクを用い、前記
光ディスクに光ビームを照射することにより前記ピット
パターンを検出し、これにより前記光ビームの照射位置
の移動状態を認識する光ディスク装置において、トラッ
クの有するピットパターン及び隣り合うトラックの合成
ピットパターンが記憶されるピットパターン記憶部と、
検出されたピットパターンと前記ピットパターン記憶部
に記憶されているピットパターンとを比較することによ
り前記光ビームの照射位置を検知する位置検出部と、前
記位置検出部で得られた前記光ビームの照射位置の情報
を比較することにより前記光ビームの照射位置の移動状
態を認識する移動量検出部とを有するものとした。
また、同心円状またはスパイラル状に設けられたトラッ
ク上にサンプルサーボ制御用の複数のピットが形成され
ており該複数のピットの少なくとも一部は所定のトラッ
ク毎に異なるピットパターンを構成してなる光ディスク
を用い、前記光ディスクに光ビームを照射することによ
り前記ピットパターンを検出し、これにより前記光ビー
ムの照射位置の移動状態を認識する光ディスク装置にお
いて、検出されたピットパターンが隣り合うピットパタ
ーンを合成したパターンである場合、前記光ビームはト
ラック間に照射されているものとして照射位置の移動状
態を認識するものとした。
また、同心円状またはスパイラル状に設けられたトラッ
ク上にサンプルサーボ制御用の複数のピットが形成され
ており該複数のピットの少なくとも一部は所定のトラッ
ク毎に異なるピットパターンを構成してなる光ディスク
を用い、前記光ディスクに光ビームを照射することによ
り前記ピットパターンを検出し、これにより前記光ビー
ムの照射位置の移動状態を認識する光ディスク装置にお
いて、検出されたピットパターンが隣り合うピットパタ
ーンを合成したパターンである場合、前記光ビームの照
射位置は少なくとも1つ前の検出時と同じ方向に変化し
ていると認識するものとした。
また、同心円状またはスパイラル状に設けられたトラッ
ク上にサンプルサーボ制御用の複数のピットが形成され
ており該複数のピットの少なくとも一部は所定のトラッ
ク毎に異なるピットパターンを構成してなる光ディスク
を用い、前記光ディスクに光ビームを照射することによ
り前記ピットパターンを検出しくこれにより前記光ビー
ムの照射位置の移動状態を認識する光ディスク装置にお
いて、隣り合うトラックに係るピットパターンであるピ
ットパターンAおよびピットパターンBのどちらか一方
のピットパターンが検出された後、ピットパターンAお
よびピットパターンBの合成ピットパターンが検出され
た場合、その後に検出されるピットパターンが前記ピッ
トパターンの前に読めたパターンと同じである゛ときは
、前記光ビームの照射位置は移動していないと認識する
ものとした。
(作用) 以上のようにすることにより、トラック間で得られる信
号をトラック上で得られる信号と独立なものとして扱う
ことができるため、読み取りエラーと判断されたり、あ
るいは光ビームを照射する光ピツクアップの移動方向が
不規則に変化していると判断されたりすることがなくな
り、高速アクセス時の制御性を優れたものとすることが
できる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明を説明する。
第1図は本発明で用いるグレイコードパターンを示す図
である。ここで同図(a)の1は、第4図に示すような
サンプルサーボ方式の光ディスクに同心円状またはスパ
イラル状に設けられたトラック上の半径方向に並設され
たサーボバイト(サーボ情報領域)内のグレイコード部
を表したものであり、本実施例ではトラック中心線2上
に、2つのピット3a、3bからなる計16種のグレイ
コードパターンA−Pが表現されている。同図(b)は
同図(a)のピット列による出力が二値化整形されたも
のを示しており、例えばパターンAに対してはパターン
Q が対応している。また、パターンQ   はパター
ンQ とパターンQb−ba とを合成した合成パターンを示している。本実施例では
、これら合成パターンが全て異なるパターンとなるよう
に、適当なグレイコードパターンA〜Pのピット配列が
選択されている。従って、光ピツクアップ(光ビームの
照射部)の移動状態の検出に用いられるパターンはトラ
ック上の16種およびトラック間の16種からなる全3
2種であり、これらから光ピツクアップがどのトラック
に、もしくはどのトラック間に光ビームを照射している
かを判断することができる。
第2図はクロストラック数検知システムを示すブロック
線図である。光ディスクのサーボバイト領域(サーボ情
報領域)から読み出される情報のうち、ここでは高速ア
クセス時に必要な情報を処理する制御系のみを示しであ
るが、通常の記録・再生時の情報を処理する制御系は従
来用いられているものであって構わない。サーボバイト
領域のクロックピットから得られた信号はクロック発生
部21に入力され、ここから二値化整形部22、位置検
出部23、メモリ24、クロストラック数検出部(移動
量検出部)25にそれぞれクロック信号(破線で示す)
が出力される。上記各部はこれにより信号処理のタイミ
ングを得る。二値化整形部22には、サーボバイト領域
のグレイコード部38からの信号が入力され、アナログ
として入力されたこの信号を二値化整形し、位置検出部
23に出力する。位置検出部23は、第1図(b)に示
す32種のパターンの全てを同図の順に位置づけして記
憶している二値化パターン記憶部(ピットパターン記憶
部)30からの信号を得、入力した二値化信号とこの3
2種のパターンとを比較するらメモリ24は位置検出部
23の信号を入力できるようになっており、シフトレジ
スタなどを用いてメモリした情報の書き換えが可能とな
っている。クロストラック検出部25は位置検出部23
とメモリ24の両方の信号を入力できるようになってお
り、光ピツクアップの移動により光ピツクアップが照射
する光ビームスポットが何トラック移動(交差)したか
を計算する。
第3図は前記二値化整形部22を示すブロック線図であ
る。コンパレータ26はグレイコード部28から得られ
た信号■を入力し、二値化信号■を出力する。データ・
フリップ70ツブ27は二値化信号■、及びクロックピ
ット36から得られた信号■を入力し、フリップフロッ
プ信号■を出力する。遅延回路28は信号■を入力し、
信号■を遅延させた信号■を出力する。AND回路29
は信号■と信号■を入力して論理積を求め、最終的な二
値化出力■を得る。これにより信号■は、全体としてや
や出力が遅れながらもクロックに同期した二値化出力と
なる。
次に、光ディスク装置が高速アクセス状態を開始する場
合について述べる。一般の光ディスクのトラックには、
光ディスクの半径方向に沿って順に位置情報(アドレス
)が与えられており、通常動作モード(記録や再生)の
状態では光ピツクアップはこれらの位置情報を読み取る
ことができる。
従って、通常動作モードの状態では、光ピツクアップの
移動状態はこれら位置情報から容易に判断される。とこ
ろが高速アクセス状態では上記位置情報を読み取ること
ができないので、光ピツクアップの移動状態を知るには
例えば第2図に示したような制御系を用いる必要がある
。これら制御系は通常動作モード時には機能せず、高速
アクセス時にのみ機能するように、高速アクセス開始信
号をもってこれらの切り替えを行う切り替え制御部(図
示せず)が設けられる。そして高速アクセスが開始され
ると、光ピツクアップはグレイコード部を読み取り、読
み取った信号A(グレイコードパターン)を二値化整形
部22にて二値化整形し、位置検出部23に出力する。
位置検出部23では、この信号Aと二値化パターン記憶
部30に記憶された32種のパターンとの比較を行い、
信号Aが光ピツクアップの移動状態の検出に使用可能な
パターンであるかどうかを判断する。同様にして、信号
B、倍信号というようにグレイコード部から順次信号を
読み取ってゆき、逐次判断が行われる。
そして、読み取られた信号が二値化パターン記憶部30
に記憶されたパターンと同一の場合、その信号は、その
パターンが位置づけされている順番の番号と共にメモリ
24に出力される。(例えば第1図に示す順番の如く、
信号Aは1、信号Pは16というように設定される。こ
こでいう順番は、光ピツクアップの相対的な位置情報を
得るためのものである。)このようにして例えば信号A
がメモリ24にホールドされ、続いて信号Bが位置検出
部23に出力されたとすると、この信号Bが前記32種
のパターンのいずれかと同一の場合、メモリ24にホー
ルドされた信号Aはクロストラック数検出部25に出力
され、代わってメモリ24は゛信号Bを入力してホール
ドする。また、信号Bはクロストラック数検出部25に
も出力される。
クロストラック数検出部25では信号Aと信号Bに関し
て上記の順番を比較し、これをもってクロストラック数
を検出する。例えば信号が第1図の順番で配列されてい
るとすると、信号Aと信号Bとではr2−IJとなりク
ロストラック数は1となる。このように、得られた信号
に対応する情報を予め二値化パターン記憶部30に記憶
しであるので、これら情報を比較することにより、光ピ
ツクアップの相対的な位置および移動量が容易に検出さ
れる。その後もメモリ24でホールドされる信号を次々
に更新すれば、常にクロストラック数が検出され続ける
。例えば次に、光ピツクアップが信号Cを有するグレイ
コード部に光ビームを照射していることを検出したとす
れば、メモリ24でこの信号Cをホールドし、ホールド
しておいた信号B′をクロストラック数検出部25に出
力すれば、同様に12−IJの演算を行うことにより、
クロストラック数1が検出される。また、信号Aの次に
信号Cが読み取られたとすると、クロストラック数検出
部25ではr3−IJの演算により、クロストラック数
2を検出する。また、信号Bの次に信号Aが読み取られ
たとすると、クロストラック数検出部25では「1−2
」の演算により、クロストラック数−1を検出し、光ピ
ツクアップが逆方向に移動していることが認識される。
尚、本発明では、従来から採用しているパターンQ −
Qbの他に、パターンQa−b−Qa        
                         
   p  −8を新たに採用していることを特徴とし
ている。
このような方式による本発明を用いれば、隣接する両ト
ラックの影響を受けて複合パターンが発生したとしても
読み取りエラーと判断されず、光ピツクアップが光ビー
ムのスポットをトラック間に照射していることが認識可
能となる。例えば信号Aの次にトラック間の信号である
信号E−Fが読み取られたとすると、信号E−Fが5.
5番目に位置づけされている場合、クロストラック数検
出部25ではr5.5−IJの演算によりクロストラッ
ク数4.5を検出すると共に、光ピツクアップがトラッ
ク間に光ビームのスポットを照射していることが認識さ
れる。そして、このように小数点以下の位置づけを採用
すると、光ディスクの回転数と光ピツクアップの移動状
態とから求められる光ピツクアップの移動速度をより精
度よく知ることもできるため、目的のトラックまでの光
ピツクアップの制御を正確に行うことができる。(もち
ろん、信号E−Fの位置づけを信号Eの側に対応させて
4番目としてもよいし、あるいは信号Fの側に対応させ
て5番目としてもよい。トラック間で得られる信号に関
して小数点以下の位置づけを採用しない場合は、上記の
どちらかの側の位置づけにに統一しておくことが好まし
い。)従って、従来では読み取りエラーとなっていたト
ラック間情報も有効に利用することができるようになり
、光ディスクから情報を得ることのできる機会が大幅に
増加し、より素早くしかも正確な制御をすることが可能
となる。
また、このような方式による本発明を用いれば、光ピツ
クアップが1トラック間を数サンプル程度で通過するよ
うな状態の高速アクセス時において、例えばトラックA
−B間では合成パターンであるQa−bの読み取られる
確率が非常に高くなり、従来Q とQbとが不規則に出
力されていたこの領域でQ とQbが出力される確率は
極端に減少する。そして、この合成パターンであるQa
−bの信号を光ピツクアップの移動状態に関係のない信
号として取り扱うことにより、光ピツクアップの移動状
態の情報はトラック上からのみ得られるものとなり、光
ピックア;7ツブの移動方向があたかも十と−の値を不
規則に変化しているかのように検出されることがなくな
る。具体的には、位置検出部23でトラック上信号かあ
るいはトラック間信号かを判定し、最後に読み取られた
トラック上信号と±0.5トラックしか違わないトラッ
ク間信号を発見した場合、メモリ24とクロストラック
数検出部25に信号を出力せず、メモリ24ではそのま
ま信号をホールドしておくように制御系を構成する。そ
して、このようにすれば、光ピツクアップは1つ前の信
号検出時と同じ方向に変化(移動)していると認識され
る。また、場合によってはQ とQa−51あるいはQ
   とQaa−bb とが不規則に出力される可能性もあるが、前述のとおり
Q8−5は光ピツクアップの移動状態に影響を与える信
号ではないので、やはり1つ前の信号検出時と同じ方向
に変化していると認識される。
但し、1つ前の信号検出時にもやはり同様にQa−すが
読み取られているような場合には、トラック上で得られ
た最後の信号との比較により移動状態が判断される。こ
こで、最新のトラック上信号と最後のトラック上信号と
が同一の信号である場合は、クロストラック数検出部2
5での演算結果は0となるので光ピツクアップはクロス
トラックしていないと認識されることになる。
このように、グレイコード部から検出されるQ〜Q の
16種の出カバターンの他に、トラフa      p り間で検出される可能性の極めて高いQa−b〜Q  
 の16種の出カバターンを併せて記憶さ −a せておき、これらと実際の二値化整形信号とを比較すれ
ば、光ピツクアップの照射する光ビームスポットのクロ
ストラック数の検出が確実に行えるようになる。
上記のようにしてクロストラック数が次々に得られてゆ
くと、これらクロストラック数信号は図示しないトラッ
クカウンタにより順次加算されてゆき、高速アクセス開
始時からの総クロストラック数が算出される。そして、
この加算の結果と、高速アクセス開始時に設定された目
的のトラックまでのトラック数とが常時比較されること
により、目的のトラックまであと何トラックかが逐次検
出される。光ディスク装置の制御系内部には、高速アク
セス時に関し、目的のトラックまであと何トラックかに
よって光ピツクアップの移動速度を制御するような理想
速度制御パターンが予めプログラムされており、■サン
プリング間隔とクロストラック数との関係から逐次得ら
れる光ピツクアップの「検出速度」と、■予めプログラ
ムされている理想速度制御パターン内の「基準速度」と
が常時比較され、この差が小さくなるように光ピツクア
ップが制御される。
尚、本実施例では二値化信号どうしの比較により光ピツ
クアップの移動状態の検出が行われているが、二値化信
号とアナログ信号との比較を行うものであっても、ある
いはアナログ信号どうしの比較を行うものであってもよ
い。また、ここでは説明上、16種のトラックパターン
を有する光ディスクを例にとったが、もちろん、更に多
種のパターンを有する光ディスクなどを用いても同様に
制御が可能である。
また、本発明によれば、隣接する両トラックのピット列
からの合成二値化信号を生成しても確実な制御ができる
ので、照射された状態での光ビームスポットの大きさは
それほど厳密である必要がない。つまり、従来の高速ア
クセス時においては、光ビームスポットの大きさが大き
くなるとスポットが隣りのトラックに近づき、合成二値
化信号の得られる確率が高くなってしまうことが予測さ
れた。しかし、本発明では合成二硫化信号も採用してい
るので、結果として光ピツクアップと光ディスクとの距
離精度はそれ程問題とはならずに光ピツクアップのフォ
ーカシングに多少のずれがあっても安定した制御を行う
ことができる。このようなことにより、高速アクセス時
の光ディスク装置の制御が非常に容易となり、しかも外
部からの振動などにも強いものとなる。
以上述べたように、本発明においては、同心円状または
スパイラル状に設けられたトラック上にサンプルサーボ
制御用の複数のピットが形成されており該複数のピット
の少なくとも一部は所定の・トラック毎に異なるピット
パターンを構成してなる光ディスクを用い、この光ディ
スクに光ビームを照射することにより前記ピットパター
ンを検出し、これにより光ビームの照射位置の移動状態
を認識する光ディスク装置において、検出されたピット
パターンが隣り合うピットパターンを合成したパターン
である場合、前記光ビームはトラック間に照射されてい
るものとして照射位置の移動状態を認識するようにした
ので、光ディスク装置の制御性を優れたものとすること
ができた。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、高速アクセス時における
光ディスクの制御性を優れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光ディスク装置の二値化パターン記憶
部に記憶されるグレイコードパターンを示す図及びその
出力信号を示す波形図、第2図は本発明に係るクロスト
ラック数検知システムを示すブロック線図、第3図は二
値化整形部を示すブロック線図及び出力信号の波形図、
第4図はサンプルサーボ方式の光ディスクを示す図、第
5図は一般的なサーボバイトのピット配列を示す図、第
6図はグレイコード部のピット配列とその二値化信号を
示す図である。 1・・・グレイコード部 3a、3・・・ピット 22・・・二値化整形部 23・・・位置検出部 25・・・クロストラック数検出部 (移動量検出部) 30・・・二値化パターン記憶部 (ピットパターン記憶部) 31・・・光ディスク 32・・・トラック 34・・・サーボバイト(サーボ情報領域)代理人 弁
理士  則 近 憲 佑 同  松山光之 第 図 (a) (b) 第 図 (a) (b) 第 図 (C)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同心円状またはスパイラル状に設けられたトラッ
    ク上にサンプルサーボ制御用の複数のピットが形成され
    ており該複数のピットの少なくとも一部は所定のトラッ
    ク毎に異なるピットパターンを構成してなる光ディスク
    を用い、前記光ディスクに光ビームを照射することによ
    り前記ピットパターンを検出し、これにより前記光ビー
    ムの照射位置の移動状態を認識する光ディスク装置にお
    いて、 トラックの有するピットパターン及び隣り合うトラック
    の合成ピットパターンが記憶されるピットパターン記憶
    部と、 検出されたピットパターンと前記ピットパターン記憶部
    に記憶されているピットパターンとを比較することによ
    り前記光ビームの照射位置を検知する位置検出部と、 前記位置検出部で得られた前記光ビームの照射位置の情
    報を比較することにより前記光ビームの照射位置の移動
    状態を認識する移動量検出部とを有することを特徴とす
    る光ディスク装置。
  2. (2)同心円状またはスパイラル状に設けられたトラッ
    ク上にサンプルサーボ制御用の複数のピットが形成され
    ており該複数のピットの少なくとも一部は所定のトラッ
    ク毎に異なるピットパターンを構成してなる光ディスク
    を用い、前記光ディスクに光ビームを照射することによ
    り前記ピットパターンを検出し、これにより前記光ビー
    ムの照射位置の移動状態を認識する光ディスク装置にお
    いて、 検出されたピットパターンが隣り合うピットパターンを
    合成したパターンである場合、前記光ビームはトラック
    間に照射されているものとして照射位置の移動状態を認
    識することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  3. (3)同心円状またはスパイラル状に設けられたトラッ
    ク上にサンプルサーボ制御用の複数のピットが形成され
    ており該複数のピットの少なくとも一部は所定のトラッ
    ク毎に異なるピットパターンを構成してなる光ディスク
    を用い、前記光ディスクに光ビームを照射することによ
    り前記ピットパターンを検出し、これにより前記光ビー
    ムの照射位置の移動状態を認識する光ディスク装置にお
    いて、 検出されたピットパターンが隣り合うピットパターンを
    合成したパターンである場合、前記光ビームの照射位置
    は少なくとも1つ前の検出時と同じ方向に変化している
    と認識することを特徴とする光ディスク装置の制御方法
  4. (4)同心円状またはスパイラル状に設けられたトラッ
    ク上にサンプルサーボ制御用の複数のピットが形成され
    ており該複数のピットの少なくとも一部は所定のトラッ
    ク毎に異なるピットパターンを構成してなる光ディスク
    を用い、前記光ディスクに光ビームを照射することによ
    り前記ピットパターンを検出し、これにより前記光ビー
    ムの照射位置の移動状態を認識する光ディスク装置にお
    いて、 隣り合うトラックに係るピットパターンであるピットパ
    ターンAおよびピットパターンBのどちらか一方のピッ
    トパターンが検出された後、ピットパターンAおよびピ
    ットパターンBの合成ピットパターンが検出された場合
    、その後に検出されるピットパターンが前記合成ピット
    パターンの前に読めたパターンと同じであるときは、前
    記光ビームの照射位置は移動していないと認識すること
    を特徴とする光ディスク装置の制御方法。
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US07/504,182 US5157645A (en) 1989-04-06 1990-04-04 Optical disk unit
DE1990620608 DE69020608T2 (de) 1989-04-06 1990-04-05 Optische Platteneinheit.
EP19900106552 EP0391422B1 (en) 1989-04-06 1990-04-05 Optical disk unit
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS586533A (ja) * 1981-07-06 1983-01-14 Tdk Corp 光記録再生方式
JPS63177381A (ja) * 1987-01-19 1988-07-21 Toshiba Corp 磁気ディスク装置

Patent Citations (2)

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