JPH02256956A - 車両用無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用無段変速機の油圧制御装置

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JPH02256956A
JPH02256956A JP7878589A JP7878589A JPH02256956A JP H02256956 A JPH02256956 A JP H02256956A JP 7878589 A JP7878589 A JP 7878589A JP 7878589 A JP7878589 A JP 7878589A JP H02256956 A JPH02256956 A JP H02256956A
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JP
Japan
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valve
speed
control
change
speed change
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JP7878589A
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Katsumi Kono
克己 河野
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は車両用無段変速機の油圧制御装置に関するもの
である。
従来の技術 無段変速機の速度比の増速側および減速側への2変化方
向に対応する2位置の一方および他方へ切り換えられる
第1制御弁と、前記速度比の変化速度に関連する作動油
流量を制御するために切り換えられる第2制御弁とを備
え、前記第1制御弁の切換え位置に関連して第2制御弁
の流量抑制位置と流量非抑制位置とが逆とされる形式の
車両用無段変速機の油圧制御装置が提供されている。た
とえば、特開昭60−95262号公報に記載された油
圧制御装置がそれである。
上記油圧制御装置においては、第1制御弁および第2制
御弁の切換え位置の組み合わせによって前記速度比の速
やかな増速変速、緩やかな増速変速、緩やかな減速変速
、速やかな減速変速が得られるように構成されている。
たとえば、第1制御′弁が増速側に切り換えられて作動
油が無段変速機の一次側油圧シリンダ内へ流入させられ
る状態では、第2制御弁が流量非抑制位置に切り換えら
れることにより速度比が速やかに増速側へ変化させられ
、第2制御弁が流量抑制位置に切り換えられることによ
り速度比が緩やかに増速側へ変化させられる。また、第
1制御弁が減速側1こ切り換えられて作動油が一次側油
圧シリンダから流出させられる状態では、第2制御弁の
流量非抑制位置および流量抑制位置が上記の場合と反対
側の場所となるが、第2制御弁が流量非抑制位置に切り
換えられることにより速度比が速やかに減速側へ変化さ
せられ、第2制御弁が流量抑制位置へ切り換えられるこ
とにより速度比が緩やかに減速側へ変化させられる。
発明が解決すべき課題 ところで、上記のように構成された車両用無段変速機の
油圧制御装置では、第1制御弁によって速度比の変化方
向が決められるとともに、第2制御弁によって作動油流
量が連続的に変化されて速度比が速やかな増速変速と緩
やかな増速変速との間、および緩やかな減速変速と速や
かな減速変速との間で制御されるようになっている。
このため、たとえば無段変速機の入力軸回転速度を目標
値と一致させる速度比のフィードバック制御が実行され
ると、定常状態においても上記のように目標値の付近で
緩やかな増速変速と緩やかな減速変速とが繰り返し行わ
れることにより、その目標値が達成されようとするので
、速度比が周期的に変動することが避けられなかった。
このため、たとえば高負荷運転や高速運転のような車両
の高負荷走行状態においては、上記速度比の周期的変動
が運転者の体感される程の大きさとなり、運転性が損な
われる場合があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その目的とするところは、前記第1制御弁および第2制
御弁による速度比のフィードバック制御に際して、速度
比の周期的変動が発生しない車両用無段変速機の油圧制
御装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、無段変速機の速度比の増速側および減速側への2変
化方向に対応する2位置の一方および他方へ切り換えら
れる第1制御弁と、前記速度比の変化速度に関連する作
動油流量を制御するために切り換えられる第2制御弁と
を備え、前記第1制御弁の切換え位置に関連して第2制
御弁の流量抑制位置と流量非抑制位置とが逆とされる形
式の車両用無段変速機の油圧制御装置において、(a)
前記第1制御弁をそのいずれかの切換え位置に保持した
状態で前記第2制御弁をその2位置の間で連続的に切り
換えることにより、前記速やかな増速変速と緩やかな増
速変速との間、および速やかな減速変速と緩やかな減速
変速との間において連続的に速度比の変化速度を変化さ
せる第1弁駆動手段と、(ロ)前記第2制御弁をそのい
ずれかの切換え位置に保持した状態で前記第1制御弁を
その2位置の間で連続的に切り換えることにより、速や
かな増速変速と緩やかな減速変速との間、或いは緩やか
な増速変速と速やかな減速変速との間において連続的に
速度比の変化速度を変化させる第2弁駆動手段と、(C
)前記緩やかな増速変速と緩やかな減速変速とが交互に
選択されることにより生じる駆動力の変化が体感される
所定の車両状態となると前記第2弁駆動手段を選択し、
その車両状態以外の状態では前記第1弁駆動手段を選択
する弁駆動方式選択手段とを、設けたことにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、前記弁駆動方式選択手段により第2
弁駆動手段が選択されると、速度比変化速度が零である
状態を含む速度比変化範囲である速やかな増速変速と緩
やかな減速変速との間、或いは緩やかな増速変速と速や
かな減速変速との間において速度比変化速度が連続的に
変化させられることができる。このため、速度比変化速
度が零である状態を含む連続的な制御操作範囲で速度比
のフィードバック制御が実行されるので、速度比フィー
ドバック制御の定常状態においては、目標値が達成され
る際の制御操作値は変動のない一定の値となり、制御操
作範囲の不連続性に起因する速度比の変動が解消される
。したがって、車両の運転中において、上記速度比の周
期的変動に起因して運転性が損なわれることがない。
しかも、緩やかな増速変速と緩やかな減速変速とが交互
に選択されることにより生じる駆動力の変化が体感され
る所定の車両状態となると、弁駆動方式選択手段により
第2弁駆動手段が選択されるので、それ以外の通常の走
行状態では第1弁駆動手段により第1制御弁および第2
制御弁が駆動される。これにより、第1制御弁が第2弁
駆動手段によりデユーティ駆動されることにより2位置
の間で連続的に切り換えられる形式の制御において、第
1制御弁の耐久性が高められる。
なお、制御弁をその2位置の間で連続的に切り換えると
いうことは、制御弁がその2位置の一方および他方に位
置している時間割合を示すデユーティ比が連続的に変化
させられることを意味するものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図において、エンジン10の動力は、ロックアツプ
クラッチ付流体継手12、ベルト式無段変速機(以下、
CVTという)14、前後進切換装置16、中間ギヤ装
置18、および差動歯車装置20を経て駆動軸22に連
結された駆動輪24へ伝達されるようになっている。
流体継手12は、エンジン10のクランク軸26と接続
されているポンプ羽根車28と、CVT14の入力軸3
0に固定されポンプ羽根車!28からのオイルにより回
転させられるタービン羽根車32と、ダンパ34を介し
て入力軸30に固定されたロックアツプクラッチ36と
を備えている。
流体継手12内は常時作動油で満たされており、たとえ
ば車速、エンジン回転速度、またはタービン28の回転
速度が所定値以上になると、ロックアツプクラッチ36
が係合させられてクランク軸26と入力軸30とが直結
状態にされる。反対に、上記車速等が所定値以下になる
と、ロックアツプクラッチ36が解放される。
CVT14は、その入力軸30および出力軸38にそれ
ぞれ設けられた同径の一次側可変プーリ40および二次
側可変ブーIJ42と、それら可変プーリ40および4
2に巻き掛けられた伝動ベルト44とを備えている。可
変プーリ40および42は、入力軸30および出力軸3
8にそれぞれ固定された固定回転体46および48と、
入力軸30および出力軸38にそれぞれ軸方向の移動可
能かつ軸回りの相対回転不能に設けられた可動回転体5
0および52とから成り、可動回転体50および52が
油圧アクチュエータとして機能する一次側油圧シリンダ
54および二次側油圧シリンダ56によって移動させら
れることにより■溝幅すなわち伝導ベルト44の掛り径
(有効径)が変更されて、CVT14の速度比e (=
出力軸38の回転速度N0ut/入力軸30の回転速度
N、9)が変更されるようになっている。可変ブーU 
40および42は同径であるため、上記油圧シリンダ5
4および56は同様の受圧面積を備えている。通常、油
圧シリンダ54および56のうちの従動側に位置するも
のの圧力は伝導ベルト44の張力と関連させられる。
前後進切換装置16は、よく知られたダブルビニオン型
遊星歯車機構であって、その出力軸58に固定されたキ
ャリヤ60により回転可能に支持され且つ互いに噛み合
う一対の遊星ギヤ62および64と、前後進切換装置1
6の入力軸(CVT14の出力軸)38に固定され且つ
内周側の遊星ギヤ62と噛み合うサンギヤ66と、外周
側の遊星ギヤ64と噛み合うリングギヤ68と、リング
ギヤ68の回転を停止するための後進用ブレーキ70と
、上記キャリヤ60と前後進切換装置16の入力軸38
とを連結する前進用クラ・ンチ72とを備えている。後
進用ブレーキ70および前進用クラッチ72は油圧によ
り作動させられる形式の摩擦係合装置であって、それら
が共に係合しない状態では前後進切換装置16が中立状
態とされて動力伝達が遮断される。しかし、前進用クラ
ッチ72が係合させられると、CVT14の出力軸38
と前後進切換装置16の出力軸58とが直結されて車両
前進方向の動力が伝達される。また、後進用ブレーキ7
0が係合させられると、CVT 14の出力軸38と前
後進切換装置16の出力軸58との間で回転方向が反転
されるので、車両後進方向の動力が伝達される。
第2図に示す油圧制御回路は、上記車両用動力伝達装置
を制御するためのものであり、特願平133141号に
記載された油圧制御回路と同様に構成されている。第3
図は第2図の車両用動力伝達装置を制御するための油圧
制御回路のうち、CVT14の速度比eを制御する変速
制御弁装置260を主として示している。図において、
第1調圧弁100により調圧された第1ライン油圧P2
1、および第2調圧弁102により第1ライン油圧Pf
fi、よりも所定圧低く調圧された第2ライン油圧Pi
tは、CVT14の速度比eを調節するために、変速制
御弁装置260により一次側油圧シリンダ54および二
次側油圧シリンダ56の一方または他方へ選択的に供給
されるようになっている。上記変速制御弁装置260は
変速方向切換弁262および流量制御弁(変速速度切換
弁)264から構成されている。本実施例では、上記変
速方向切換弁262および流量制御弁264が、第1制
御弁および第2制御弁に対応している。なお、それら変
速方向切換弁262および流量制御弁264を駆動する
ための第4ライン油圧Pffi。
は第4調圧弁170により第1ライン油圧Pf。
に基づいて発生させられるようになっている。
変速方向切換弁262は、第1電磁弁266によって制
御されるスプール弁であって、流量制御弁264との間
を接続する4本の第1接続路270、第1絞り271を
有する第2接続路272、第3接続路274、第4接続
路276にそれぞれ連通するポート278a、278c
、278e。
278gと、ドレンに連通ずるドレンポート278bと
、第1ライン油圧PA、が供給されるポー1−278d
と、第2ライン油圧P2□が供給されるポー)278f
 と、移動ストロークの一端(第3図の上端)である第
1位置と移動ストロークの他端(第3図の下端)である
第2位置との間において摺動可能に配置されたスプール
弁子280と、このスプール弁子280を第2位置に向
かつて付勢するスプリング282とを備えている。上記
スプール弁子280には、各ポート間を開閉するための
4つのランド279a、279b、279c279dが
設けられている。上記スプール弁子280のスプリング
282例の端面には大気に解放されているために油圧が
作用されていない。しかし、スプール弁子280の下端
側の端面には、第1t磁弁266のオフ状態、すなわち
閉状態では第4調圧弁170により調圧された第4ライ
ン油圧Pf、が作用させられるが、オン状態、すなわち
開状態では絞り284よりも下流側が排圧されて第4ラ
イン油圧Pf、が作用しない状態となる。
このため、第1電磁弁266がオン状態(デユーティ比
が100%)である期間は、スプール弁子280が第2
位置に位置させられてポート278aとポート278b
との間、ポート278dとポー ト278 eとの間が
それぞれ開かれるとともに、ポート278dと278c
との間およびポート278fと278gとの間が閉じら
れるが、第1電磁弁266がオフ状態である(デユーテ
ィ比が0%)期間はスプール弁子280が第1位置に位
置させられて上記と逆の切換え状態となる。
前記流量制御弁264は、第2電磁弁268によって制
御されるスプール弁であって、前記4本の第1接続路2
70、第2接続路272、第3接続路274、第4接続
路276にそれぞれ連通するボート286a 、286
c 、286d、286fと、−次側油圧シリンダ54
に連通するボート286bと、二次側油圧シリンダ56
に連通するボート286eと、移動ストロークの一端(
第3図の上端)である第1位置と移動ストロークの他端
(第3図の下端)である第2位置との間において摺動可
能に配設されたスプール弁子288と、このスプール弁
子288を第2位置に向かつて付勢するスプリング29
0とを備えている。上記スプール弁子288には、各ボ
ート間を開閉するための4つのランド287a、287
b、287c。
287dが設けられている。このうち、ランド287b
とランド287cの2つのランドは、機能的には1つの
ランドであるものが、絞り294を設けるために分割し
て構成されたものである。したがって、実質的には3つ
のランド(287aと287bおよび287cと287
dと)がスプール弁子288に設けられていることにな
る。変速方向切換弁262と同様に上記スプール弁子2
88のスプリング290側の端面には大気に解放されて
いるために油圧が作用されていない。しかし、スプール
弁子288の下端側の端面には、第2電磁弁268のオ
フ状態、すなわち閉状態では第4調圧弁170により調
圧された第4ライン油圧P!4が作用させられるが、オ
ン状態、すなわち開状態では絞り292よりも下流側が
排圧されて第4ライン油圧P1.が作用しない状態とな
る。このため、第2電磁弁268がオン状態(デユーテ
ィ比が100%)である期間は、スプール弁子288が
第2位置に位置させられてボート286cとボート28
6bとの間、ボート286fと286eとの間がそれぞ
れ開かれるとともに、ボート286aと286bとの間
およびボート286dと286eとの間が閉じられるが
、第2電磁弁26日がオフ状態(デユーティ比が0%)
である期間はスプール弁子288が第1位置に位置させ
られて上記と逆の切換え状態となる。なお、第2電磁弁
268がオフ状態である期間においてボート286cと
286bが絞り294を通して僅かに連通させられてい
る。そして、二次側油圧シリンダ56は互いに並列な絞
り296およびチエツク弁298を介して第2ライン油
路82と接続されている。それらの互いに並列な絞り2
96およびチエツク弁298は、二次側油圧シリンダ5
6内を相対的に高圧側とする減速変速のときや、エンジ
ンブレーキ走行時において、二次側油圧シリンダ56へ
第1ライン油圧P 12 +が供給されたとき、二次側
油圧シリンダ56内油圧P。ut(=pz、)が第2ラ
イン油路82へ大量に流出して低下しないようにするた
めのものである。
したがって、第1電磁弁266がオンである状態では、
第3図の実線の矢印に示すように、第1ライン油路80
内の作動油は、ボート278d、ボート278e、第3
接続路274、ボート286d、ボート286e、二次
側油路302を通して二次側油圧シリンダ56へ流入さ
せられる一方、−次側油圧シリンダ54内の作動油は、
−次側油路300、ボート286b、ボート286a、
第1接続路270、ボー)278a、ボート278bを
通してドレンへ排出される。このことから、CVT14
の速度比eは減速方向へ変化させられる。
反対に、第1電磁弁266がオフである状態では、第3
図の破線の矢印に示すように、第1ライン油路80内の
作動油は、ボート278d、ボート278c、第2接続
路272、ボート286c、ボート286b、−次側油
路300を通して一次側油圧シリンダ54へ流入させら
れる一方、二次側油圧シリンダ56内の作動油は、二次
側油路302、ボー)286e、ボート286f、第4
接続路276、ボート278 g、ボート278fを通
して第2ライン油路82へ排出される。このことから、
CVT14の速度比eは増速方向へ変化させられる。な
お、−次側油路300の第1調圧弁100への分岐点と
流量制御弁264のボート286bとの間には、第2絞
り273が設けられている。
上記のように構成された変速制御弁装置260は、第1
の弁駆動方式または第2の弁駆動方式によって駆動され
るようになっている。第4図は第1の弁駆動方式を示し
、第5図は第2の弁駆動方式を示している。第4図にお
いて、第1電磁弁266がオン状態である場合に、第2
電磁弁268がオン状態であると緩やかな減速変速モー
ドCが実行され、第2電磁弁268がオフ状態であると
急速な減速変速モードAが実行され、第2電磁弁268
がデユーティ駆動されるとデユーティ比に対応した中間
的速度の減速変速モードBとされる。
反対に、第1電磁弁266がオフ状態である場合に、第
1電磁弁266がオフ状態であると緩やかな増速変速モ
ードDが実行され、第2電磁弁268がオン状態である
と壇、速な増速変速モードFが実行され、第2電磁弁2
68がデユーティ駆動されるとデユーティ比に対応した
中間的速度の増速変速モードEとされる。上記緩やかな
増速変速モードDの場合には、第1ライン油路80内の
作動油がスプール弁子288のランド287bに設けら
れた絞り穴294を通して一次側油圧シリンダ54へ供
給されるとともに、二次側油圧シリンダ56内の作動油
は絞り296を通して第2ライン油路82へ徐々に排出
される。また、上記緩やかな減速変速モードCの場合に
は、第2ライン油路82内の作動油はバイパス油路29
5において並列に設けられた絞り296およびチエツク
弁298を通して二次側油圧シリンダ56内へ供給され
るとともに、−次側油圧シリンダ54内の作動油はその
ピストンの摺動部分などに積極的に或いは必然的に形成
された僅かな隙間から徐々に排出されるようになってい
る。
第6図は、上記第1の弁駆動方式に従って得られる特性
が示されている。すなわち、変速モードBでは、第2電
磁弁268をデユーティ駆動することにより、変速モー
ドAとCとの間で速度比eが連続的に変化させられ、変
速モードEでは、第2電磁弁268をデユーティ駆動す
ることにより、変速モードDとFとの間で速度比eが連
続的に変化させられるようになっている。このように、
専ら第2電磁弁268がデユーティ駆動されることによ
り流量制御範囲が殆どカバーされているが、流量が極め
て緩やかな領域である変速モードDとCとの間には流量
制御負荷領域が存在している。
また、第5図において、第1電磁弁266がオン状態で
ある場合に、第2電磁弁268がオン状態であると緩や
かな減速変速モードCが実行され、第2電磁弁268が
オフ状態であると急速な減速変速モードAが実行され、
第2電磁弁268がデユーティ駆動されるとデユーティ
比に対応した中間的速度の減速変速モードBとされる。
反対に、第2電磁弁268がオン状態である場合に、第
1電磁弁266がオン状態であると上記緩やかな減速変
速モードCが実行され、第1電磁弁266がオフ状態で
あると急速な増速変速モードFが実行され、第1電磁弁
266がデユーティ駆動されるとデユーティ比に対応し
て上記緩やかな減速変速モードCから急速な増速変速モ
ードFに至る間において連続的に変化する変速モードE
“とされる。
第7図は、上記第2の弁駆動方式に従って得られる特性
が示されている。すなわち、変速モードA、B、C,E
’、Fにわたって速度比eの変化速度が連続的に変化さ
せられており、変速モードE′では、第2電磁弁268
のオン状態を維持しつつ第1電磁弁266をデユーティ
駆動することにより、速度比eの変化速度が零である状
態を含む範囲(緩やかな減速変速モードCから急速な増
速変速モードFに至る範囲)において速度比変化速度が
連続的に変化させられるようになっている。
なお、第6図および第7図は、供給油圧を一定とし且つ
流量制御弁264の2つの出力ボート286bと286
eとを直接接続したとき、この直接接続した油路を通過
する流量を求めることにより得られた特性である。
第2図において、電子制御装置460は、本実施例の制
御手段として機能するものであって、第1図の油圧制御
回路における前記第1電磁弁266および第2電磁弁2
68や、ロックアツプクラッチ36の保合制御のための
第3電磁弁330、第4電磁弁346を駆動することに
より、CVT14の速度比eおよび流体継手12のロッ
クアツプクラッチ36などを制御する。電子制御装置4
60は、CPU、RAM、ROM等から成る所謂マイク
ロコンピュータを備えており、それには、駆動輪24の
回転速度を検出する車速センサ462、CVT14の入
力軸30および出力軸38の回転速度をそれぞれ検出す
る入力軸回転センサ464および出力軸回転センサ46
6、エンジン10の吸気配管に設けられたスロットル弁
の開度を検出するスロットル弁開度センサ468、シフ
トレバ−252の操作位置を検出するための操作位置セ
ンサ470、ブレーキペダルの操作を検出するためのブ
レーキスイッチ472から、車速Vを表す信号、入力軸
回転速度N i nを表す信号、出力軸回転速度N。u
Lを表す信号、スロットル弁開度θいを表す信号、シフ
トレバ−252の操作位置P3を表す信号、ブレーキ操
作を表す信号がそれぞれ供給される。電子制御装置46
0内のCPLJはRAMの一時記憶機能を利用しつつR
OMに予め記憶されたプログラムに従って入力信号を処
理し、前記第19磁弁266、第2電磁弁268、第3
電磁弁330、第4電磁弁346を駆動するための信号
を出力する。
電子制御装置460においては、電源投入時において初
期化が実行され、その後図示しないメインルーチンが実
行されることにより、各センサからの入力信号等が読み
込まれる一方、その読み込まれた信号に基づいて入力軸
30の回転速度N i n、出力軸38の回転速度N0
゜、、CVT14の速度比e、車速V等が算出され、且
つ入力信号条件に従って、ロックアツプクラッチ36の
ロックアツプ制御、CVT14の変速制御などが順次あ
るいは選択的に実行される。
上記CVT14の変速制御では、たとえば第1図に示す
フローチャートにしたがって制御される。
ステップS1においては、各センサからの入力信号等が
読み込まれるとともに、その読み込まれた信号に基づい
て車速V、入力軸30の回転速度N89、出力軸38の
回転速度N。ut、スロットル弁開度θい、シフト操作
位置P、が算出される。ステップS2においては、予め
求められた関係〔Ni、’=f(θい、v、Ps))か
ら上記シフト操作位置Ps、スロットル弁開度θい、お
よび車速Vに基づいて入力軸30の目標回転速度N i
 n″が決定される。この関係は、たとえばスロットル
弁開度θいが表す要求出力をエンジン10の最小燃費率
曲線上で発生させるためにり、S、Lレンジ毎に予め複
数組決定されており、関数式またはデータマツプの形態
にてROM内に予め記憶されている。シフト操作位置が
SまたはLレンジである場合は、−層スポーティな走行
またはエンジンブレーキ作用を高めることが求められた
状態であるから、それらSまたはLレンジにおいて選択
される関係では、D、レンジにおける走行よりも一層減
速側となるように目標回転速度N i n  が高めに
設定されている。なお、走行用のシフト操作位置はり、
S、Lレンジの3位置に限らず、必要に応じて任意に設
定され得るものである。
続くステップS3では、CVT14の入力軸30の実際
の回転速度N i nと目標回転速度N i n  と
の間の制御偏差ΔN、、(=N、、、’−Ni、)が算
出される。そして、ステップS4では、変速制御弁装置
260の駆動方式が、第8図に示す弁駆動方式選択ルー
チンに従い、車両の走行状態に基づいて第1の駆動方式
または第2の駆動方式が選択される。すなわち、ステッ
プSAIにおいては車速Vが予め記憶された判断基準値
71以上であるか否かが判断され、ステップSA2にお
いてはスロットル弁開度θが予め記憶された判断基準値
81以上であるか否かが判断される。上記判断基準値v
、およびθ、は、前記緩やかな増速変速モードDと緩や
かな減速変速モードCとが交互に選択されることにより
生じるエンジン回転速度の上下に関連した駆動力の変化
が体感される車両状態を検出するものであり、たとえば
判断基準値v、として1001an/h程度、判断基準
値θ、として80%程度の値が採用される。上記ステッ
プSAIおよびSA2のいずれかが否定された場合には
、上記の車両状態ではないので、ステップSA3におい
てフラグF’ctがリセット状態(Fcア=0)である
か否かが判断される。すでにフラグFcTがリセット状
態となっている場合には、フラグF’ctのリセット状
態のまま本弁駆動方式選択ルーチンが終了させられるが
、フラグF(tがリセット状態となっていない場合には
、ステップSA4において現在の変速モードがA、B、
C,Fと判断された場合にのみ、ステップSA5が実行
されてフラグF0、が「0」にリセットされる。
しかし、前記ステップSAIおよびSA2における判断
がともに肯定された場合には、ステップSA6において
フラグF、アが「l」にセットされているか否かが判断
される。すでにフラグF’ctがセット状態となっ゛て
いる場合には、フラグFCTのセット状態のまま本弁駆
動方式選択ルーチンが終了させられるが、フラグFCT
がセット状態となっていない場合には、ステップSA7
において現在の変速モードがA、B、C,Fと判断され
た場合にのみ、ステップSA8が実行されてフラグFc
tが「1」にセットされる。上記フラグFcアのリセッ
ト状態は第1の弁駆動方式が選択されたことを示し、フ
ラグFcTがセット状態は第2の弁駆動方式が選択され
たことを示している。したがって、本実施例では、前記
ステップS4が弁駆動方式選択手段に対応している。こ
こで、前記ステップSA4およびSA’7において現在
の変速モードがA、B、CS Fと判断されない場合に
は、フラグF’ctの変更が行われず、第1の弁駆動方
式の変速モードがDまたはEと第2の弁駆動方式のE゛
との間の切り換えが実施されないようになっている。こ
れにより、流量の急変に起因して車両に発生するショッ
クが防止されている。
以上のように弁駆動方式選択ルーチンが終了すると、第
1図のステップS5が実行され、たとえば第9図に示す
変速モード・デユーティ比決定ルーチンに従って、ステ
ップS3にて求められた制御偏差ΔN i nが零とな
るようにその大きさに基づいて変速モードおよび弁駆動
のためのデユーティ比が決定される。第9図において、
先ずステップSBIが実行されて、フラグFCTがセッ
トされているか否かが判断される。ステップSBIにて
フラグFCTがセットされていないと判断された場合に
は、第1の弁駆動方式にて第1電磁弁266および第2
電磁弁268を駆動するためのステップSB2乃至SB
6が実行されるが、ステップSBlにてフラグFctが
セットされていると判断さ、れた場合には、第2の弁駆
動方式にて第1電磁弁266および第2電磁弁268を
駆動するためのステップSB7乃至5BIIが実行され
る。したがって、本実施例では、上記ステップSB2乃
至S86が第1の弁駆動手段に対応し、上記ステップS
B7乃至5BIIが第2の弁駆動手段に対応する。
ステップSBIの判断が否定された場合には、ステップ
SB2において、第4図に示す第1の弁駆動方式におけ
る変速モードのいずれかが偏差ΔN i nに基づいて
選択される。この選択方法は、第4図に示す複数種類の
変速モードに対応した斜線領域のうち、制御偏差ΔN 
i 11が含まれる領域に対応した変速モードが選択さ
れる。第4図の複数種類の斜線領域のうち、互いに隣接
する領域間にはオーバラップ部が設けられているが、こ
れは隣接する変速モードが交互に繰り返されて制御が不
安定となることを防止するためのものである。制御偏差
ΔN1がオーバラップ部内の値をとる場合には、現在の
変速モードに近いシフト状態が選択される。たとえば、
当初の制御偏差ΔN i nが25Orpmで変速モー
ドBが選択されている場合にお、いて、制御偏差ΔN 
i nが140rpmに低下して変速モードBと変速モ
ードCとのオーバラップ部内に含まれた場合には、変速
モードBが選択されてそのモードBが継続される。また
、変速モードCが選択されている状態から制御偏差ΔN
 i’nが変速モードBと変速モードCとのオーバラッ
プ部内に含まれた場合には、変速モードCが選択されて
そのモードCが1!続されるのである。
そして、ステップSB3およびSB5において、選択さ
れた変速モードがBまたはEであるか否かが判断される
。変速モードがBであると判断された場合には、ステッ
プSB4において第2電磁弁268を駆動するためのデ
ユーティ比DS2が次式(1)に従って算出され、変速
モードがEであると判断された場合には、ステップSB
6において第2電(ff弁268を駆動するためのデユ
ーティ比Ds□が次式(2)に従って算出される。
D3g−100K+  ・ΔN、、1   ・ ・ ・
(1)Dsz=  Kz  ・ΔN8.1      
・ ・ ・(2)但し、K+、Kzは定数である。
この結果、上記第1の弁駆動方式における各変速モード
A、B、C,,D、E、Fにおけるデユーティ比D5□
は、第10図の実線に示す如くとなる。
前記ステップSBIの判断が肯定された場合には、ステ
ップSB7において、第5図に示す第2の弁駆動方式に
おける変速モードのいずれかが偏差ΔN8..に基づい
て選択されるとともに、ステップSB8および5BIO
において、選択された変速モードがBまたはE′である
か否かが判断される。変速モードがBであると判断され
た場合には、ステップSB9において第2電磁弁268
を駆動するためのデユーティ比1)szが次式(3)に
従って算出され、変速モードがE゛であると判断された
場合には、ステップ5BIIにおいて第1電磁弁266
を駆動するためのデユーティ比DS’lが次式(4)に
従って算出される。
D!2−100  K:l(ΔN1n−XI)   ・
−−(3)D、l=  100+に4(八Ni、、xz
)   ・ ・ ・(4)但し、K3.に4.XI、X
2は定数である。
この結果、各変速モードA、B、C,E’、Fにおける
デユーティ比D5□および[)s+は、第11図の実線
および1点鎖線に示す如くとなる。
そして、第1図のステップS6では、上記のように決定
された変速モード或いはデユーティ比に従って第1電磁
弁266および第2電磁弁26日が駆動されることによ
り、CVT16の速度比制御が実行されるとともに、上
記ステップが繰り返し実行される。
上記のように、第1の弁駆動方式および第2の弁駆動方
式のいずれにおいても、そこで選択された変速モード或
いは算出されたデユーティ比により第1電磁弁266お
よび第2電磁弁268が駆動されると、制御偏差ΔN 
i nの大きさに比例して流量を大きく且つその制御偏
差ΔN i nを解消する方向に速度比eを変化させる
から、目標回転速度N i n  と実際の回転速度N
 i nとを一致させる速度比のフィードバック制御が
実行される。
そして、高負荷、高速走行状態ではなく、ステップSA
IおよびSA2の判断の少なくとも一方が肯定されない
場合には、前記第1の弁駆動方式に対応した第4図に示
す変速モードにしたがって速度比のフィードバック制御
が実行され、このフィードバック制御の定常状態では、
第12図に示すように、変速モードCとDとが交互に選
択される。しかし、このような制御が行われても、上記
のような高負荷、高速走行ではない状態では、交互に選
択される変速モードCとDとに対応したエンジン回転速
度の上下に伴う駆動力の変化が体感されないので全く問
題とならず、むしろこの状態では、第1電磁弁266お
よび変速方向切換弁262のオンオフ駆動が少なくされ
てそれらの耐久性が高められる利点がある。
また、本実施例によれば、ステップSAIおよびSA2
の判断が共に肯定されるような高負荷、高速走行状態で
は、第2の弁駆動方式に対応した第5図に示す変速モー
ドにしたがって速度比eのフィードバック制御が実行さ
れ、このフィードバック制御の定常状態では、第13図
に示すように、比較的小さな定常偏差が形成される。す
なわち、第2の弁駆動方式では、急増速度速モードFと
緩減速変速モードCとの間において速度比変化速度が連
続的に変化させられることができるので、速度比変化速
度が零である状態を含む連続的な制御操作範囲で速度比
eのフィードバック制御が実行される。このため、その
フィードバック制御の定常状態において目標値N i 
nが達成される際の制?ftl操作値は変動のない一定
の値となり、制御操作範囲の不連続性に起因する周期的
な速度比eの変動が解消される。したがって、車両の運
転中において、上記速度比eの周期的変動に起因して運
転性が損なわれることがない。
因に、従来では、車両の高負荷、高速走行状態でも第1
の弁駆動方式が採用されていたので、第6図に示すよう
に、緩やかな減速変速モードCと緩やかな増速変速モー
ドDとの間では、流量制御不能な領域が存在し、これに
より、実際の回転速度N1.、を目標値N i n′と
一致させるためのフィードバック制御においては、第1
2図に示すように、速度比が周期的に変動することが避
けられなかったので、速度比の周期的変動が運転者に体
感される程の大きさとなり、運転性が損なわれる場合が
あったのである。
なお、油圧シリンダ54.56からの作動油の漏れ量を
調節して第9図の変速モードCの位置を変更したり、或
いは流量制御弁264のスプール弁子288に形成され
る絞り294の径を調節して第9図の変速モードDの位
置を変更したりして、定常時のN i nの周期的変動
を目立たなくすることが可能であるが、CVT14の固
体差、作動油温度、油圧シリンダ54.56のシール材
の経時変化による漏れ量の変化などにより、常に最良の
状態を維持することが困難である。しかし、本実施例に
よれば、流量制御領域に空白がなく常時フィードバック
がかかるので、上記のようなCVTI4の固体差、作動
油温度、油圧シリンダ54.56のシール材の経時変化
による漏れ量の変化などの影響を受けない利点がある。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の実
施例において前述の実施例と共通する部分には同一の符
号を付して説明を省略する。
前述の実施例では、急速な増速変速モードFと緩やかな
減速モードCとの間において第1電磁弁266がデユー
ティ制御されていたが、第14図および第15図に示す
ように、急速な減速変速モードAと緩やかな増速モード
Dとの間において第1電磁弁266がデユーティ制御さ
れるようにしてもよい。この場合には、第2電磁弁26
8がオフ状態に維持された状態で第1電磁弁266がデ
ユーティ制御されることにより、速度比変化速度が零を
含む範囲内において所望の流量(制御値)が得られる。
このため、速度比フィードバック制御において、比例制
御の場合には、第16図に示すように、前述の実施例と
同様に小さな定常偏差が発生する。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、
本発明はその他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例においては、変速制御弁装置2
60により第1ライン油圧Pffi、および第2ライン
油圧P2□を一次側油圧シリンダ54および二次側油圧
シリンダ56の一方または他方へ選択的に作用させる形
式の車両について説明されていたが、特開昭60−95
262号に記載されているように、二次側油圧シリンダ
にはライン油圧が常時作用させられ、変速制御弁が一次
側油圧シリンダ内へ作動油を供給しあるいはその一次側
油圧シリンダ内の作動油を排出することによりCVT1
4の速度比を制御する形式の車両であってもよいのであ
る。
また、前述の実施例では、第1電磁弁266の作動に関
連して作用される油圧により変速方向切換弁262が切
換られ、第2電磁弁268の作動に関連して作用される
油圧により流量制御弁264の開度が切換られていたが
、変速方向切換弁262および流量制御弁264の弁子
は、第1電磁弁266および第2電磁弁26Bの作動に
追従してオンオフ作動してもよいし、第1電磁弁266
および第2電磁弁268にそれほど追従せずそれらの作
動の平均点に対応した位置に位置する形式%式% また、変速方向切換弁262および流量制御弁264は
、それらの弁子が所謂リニヤソレノイドの駆動力とそれ
に抗するスプリングの付勢力との平衡により位置決めさ
れることにより連続的に切り換えられる形式のものであ
ってもよい。
また、前述の実施例では、定常偏差が形成されるように
説明されていたが、偏差ΔN i 、、に比例した制御
量に偏差ΔN i nの積分値に比例した制御量を加え
て、デユーティ比を決定するようにすれば、上記定常偏
差は解消される。
また、本実施例は、変速方向切換弁262の切換位置に
関連して流量制御弁264の流量抑制値πと流量非抑制
位置とが逆とされることが前提であるが、このように変
速方向切換弁262の切換位置に関連して流量制御弁2
64の特性が逆転する構成は、第17図に示すように、
I、■、■、■の4種類の組み合わせが考えられる。ま
た、前記第5図に示すように第2電磁弁268をオンと
した状態で第1電磁弁266をデユーティ制御してもよ
く、また前記第14図に示すように第2電磁弁268を
オフとした状態で第1電磁弁266をデユーティ制御し
てもよく、このような2通りの制御方式が上記1、■、
■、■の4種類の組み合わせについて考えらえる。した
がって、第18図に示すように、8通りの制御方式が考
えられる。
前述の実施例は、第17図の■、第18図の■および■
に対応するものであるが、他の場合でも同様な効果が得
らえる。
また、前述の実施例では、目標値N i n  に実際
の入力回転速度N、。を一致させることにより速度比の
フィードバック制御が実行されていたが、e″′=N 
o u t / N i n*であるから、目標速度比
e*に実際の速度比eを一致させる制御でも、実質的に
全く同じである。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第2図の実施例の制御作動を説明するフロー
チャートである。第2図は、本発明の一実施例の油圧制
御装置が備えられた車両用動力伝達装置を示す図である
。第3図は、第2図の油圧制御回路図の一部であって、
変速制御弁装置の構成を詳しく示す図である。第4図は
、第3図の変速制御弁装置における第1の弁駆動方式を
示す図であって、第1電磁弁および第2電磁弁の作動状
態と第2図のCVTの変速モードとの関係を説明する図
である。第5図は、第3図の変速制御弁装置における第
2の弁駆動方式を示す図である。第6図および第7図は
、第4図および第5図の弁駆動方式における流量特性(
変速比変化速度特性)をそれぞれ示す図である。第8図
および第9図は、第1図の弁駆動モード選択ルーチンお
よび変速モード・デユーティ比決定ルーチンをそれぞれ
示す図である。第10図および第11図は、第4図およ
び第6図に示す第1の弁駆動方式、および第5図および
第7図に示す第2の弁駆動方式における第1電磁弁およ
び第2電磁弁のデユーティ比と制御偏差との関係をそれ
ぞれ示す図である。第12図および第13図は、第1の
弁駆動方式および第2の弁駆動方式における定常状態で
の偏差をそれぞれ示す図である。第14図、第15図、
および第16図は、本発明の他の実施例における第5図
、第7図、および第13図にそれぞれ対応する図である
。第17図および第18図は、本発明が適用される変速
制御形式の他の組み合わせ例をそれぞれ示す図である。 14:CVT(ベルト式無段変速機) 260:変速制御弁装置 262:変速方向切換弁(第1制御弁)264:流量制
御弁(第2制御卸弁) 266:第1電磁弁 268:第2電磁弁 460;電子制御装置 出願人  トヨタ自動車株式会社 第4図 第6図 第5図 第7図 第8図 910図 第11図 第13図 門 第12図 @14囚 第17図 第15図 第16囚 昨閣→ 第18図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 無段変速機の速度比の増速側および減速側への2変化方
    向に対応する2位置の一方および他方へ切り換えられる
    第1制御弁と、前記速度比の変化速度に関連する作動油
    流量を制御するために切り換えられる第2制御弁とを備
    え、前記第1制御弁の切換え位置に関連して第2制御弁
    の流量抑制位置と流量非抑制位置とが逆とされる形式の
    車両用無段変速機の油圧制御装置において、 前記第1制御弁をそのいずれかの切換え位置に保持した
    状態で前記第2制御弁をその2位置の間で連続的に切り
    換えることにより、速やかな増速変速と緩やかな増速変
    速との間、および速やかな減速変速と緩やかな減速変速
    との間において連続的に速度比の変化速度を変化させる
    第1弁駆動手段と、 前記第2制御弁をそのいずれかの切換え位置に保持した
    状態で前記第1制御弁をその2位置の間で連続的に切り
    換えることにより、前記速やかな増速変速と緩やかな減
    速変速との間、或いは緩やかな増速変速と速やかな減速
    変速との間において連続的に速度比の変化速度を変化さ
    せる第2弁駆動手段と、 前記緩やかな増速変速と緩やかな減速変速とが交互に選
    択されることにより生じる駆動力の変化が体感される所
    定の車両状態となると前記第2弁駆動手段を選択し、そ
    の車両状態以外の状態では前記第1弁駆動手段を選択す
    る弁駆動方式選択手段と、 を設けたことを特徴とする車両用無段変速機の油圧制御
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239981A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Toyota Motor Corp 無段変速機の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007239981A (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 Toyota Motor Corp 無段変速機の制御装置

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