JPH02256929A - ノンバックラッシュオーバーロードクラッチ - Google Patents

ノンバックラッシュオーバーロードクラッチ

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JPH02256929A
JPH02256929A JP1043137A JP4313789A JPH02256929A JP H02256929 A JPH02256929 A JP H02256929A JP 1043137 A JP1043137 A JP 1043137A JP 4313789 A JP4313789 A JP 4313789A JP H02256929 A JPH02256929 A JP H02256929A
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torque transmission
transmission element
hub
plate
torque
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Shunji Fujii
俊二 藤井
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Tsubakimoto Emerson Co
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D7/00Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock
    • F16D7/04Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type
    • F16D7/06Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with intermediate balls or rollers
    • F16D7/08Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock of the ratchet type with intermediate balls or rollers moving axially between engagement and disengagement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、従動部に過負荷が加わったときトルク伝達が
行われないようにするための、いわゆるオーバーロード
クラッチに関し、特に、バックラッシュがなく、がっ、
軸継手として必要なミスアラインメント吸収機能を持た
せたものに関する。
従来技術及びその課題 従来から、トルク伝達機構の駆動部と従動部との間に設
けて、負荷トルクが所定値以上になったとき、駆動トル
クを逃がし、駆動側及び従動側の機構の損傷を防止する
安全装置の一種としてポールクラッチ、ローラクラッチ
等のオーバーロードクラッチがある。
その構成は、トルク伝達素子をハブ又はドリブンプレー
トの一方に形成したトルク伝達素子保持貫通部で保持す
るとともにブレッシ十ニブレートによりハブ又はドリブ
ンプレートの他方に形成したトルク伝達素子保持有底部
に押圧してトルク伝達を行い、過負荷時には前記トルク
伝達素子保持有底部から前記トルク伝達素子が前記押圧
に抗して脱出するようにしてトルク伝達を遮断していた
このため、前記脱出の際、トルク伝達素子がトルク伝達
素子保持貫通部内で保持されて動けるように、トルク伝
達素子保持貫通部を例えばトルク伝達素子が貫通する外
形にならった形状(例えば、ボールの場合は円、ローラ
の場合は方形)の穴にし、その両者間に一定の隙間を設
けていた。
したがって、トルク伝達素子はトルク伝達素子保持貫通
部内にいわば遊嵌状態で保持されていた。
ところが、このような構成であると、オーバーロードク
ラッチの駆動側の回転方向が変わると、前記隙間がバッ
クラッシュとなり、ハブとドリブンプレートの相対位置
が狂い、駆動側と従動側の間に位置のズレが生じる問題
点があった。
また、回転方向が一定であっても、過負荷が解消された
後のトルク伝達素子保持有底部を有するハブ又はドリブ
ンプレートとトルク伝達素子保持貫通部を有するドリブ
ンプレート又はハブとの位置が前記隙間量だけ変化する
という問題点を有していた。
さらに、この隙間による影響を少なくしようとして、隙
間を少なくすべく、熱処理後歪除去等を行って加工精度
を高くすると、加工に手間がかかり、コスト高になる等
の問題点を有していた。
そこで、同一出願人の先願である、特願昭62−262
764号の発明では、前記のようなオーバーロードクラ
ッチにおいて、前記トルク伝達素子と接触する前記プレ
ッシャープレートの部分にトルク伝達素子をオーバーロ
ードクラッチの回転中心軸と交差する方向に押圧する傾
斜部を形成するとともに、前記トルク伝達素子保持貫通
部は軸方向から見た形状が7字状であり、トルク伝達素
子保持有底部は7字型溝とした構成により前記問題点を
解決している。このように、前記傾斜部がトルク伝達素
子を押圧して生じる分力により、トルク伝達素子はトル
ク伝達時には前記トルク伝達素子保持貫通部の7字状部
と前記トルク伝達素子保持有底部のv字型溝に押し込ま
れて各7字状部に2点接触支持されており、過負荷時に
は、前記傾斜部の押圧力に抗して前記トルク伝達素子保
持有底部の7字型溝から脱出し、ドリブンプレートの平
坦な部分に移り過負荷を逃がす。
したがって、トルク伝達素子は、前記傾斜部によって前
記トルク伝達素子保持貫通部の7字状部に対して遊嵌す
ることなく、常時2点接触して押圧されるのでバックラ
ッシュを生じることがない。
ところが、前記発明のオーバーロードクラッチは、バッ
クラッシュが存在しない反面、軸と軸の継手として用い
て両輪間でトルクを伝達させようとする場合、両輪の間
の間隔誤差、角度誤差等のいわゆるミスアラインメント
を許容できないため、これを吸収させるための何らかの
手段、例えば可撓性薄板の撓みによってこれを吸収する
ディスクカップリングのような手段を必要とする。その
ため、両輪間に余計な部品を介在させなければならず、
部品点数が増えるばかりでなく、軸方向寸法が長くなる
という問題があった。また、ディスクカップリングを使
用すると、そのディスク部が両輪のモーメントを受ける
ので、この部分のねじり剛性によって伝達トルクの容量
が制限される問題もある。
課題を解決するための手段及び作用 本発明は、第1に、前記先願のオーバーロードクラッチ
において、トルク伝達素子保持貫通部が形成されたドリ
ブンプレートを、トルク伝達素子保持有底部が形成され
たハブとプレッシャープレートとの間で隙間を持たせて
配置した構成により前記課題を解決した。
上記構成によれば、トルク伝達素子保持貫通部が形成さ
れたドリブンプレートが軸方向移動と傾斜を許されるた
め、連結される軸と軸の間に間隔誤差、角度誤差等のミ
スアラインメントがあっても、これを吸収することがで
きる。
本発明は、第2に、前述のようなオーバーロードクラッ
チにおいて、前記トルク伝達素子保持有底部の間の平坦
部に、前記トルク伝達素子保持貫通部との2点接触状態
におけるトルク伝達素子のピッチ円より前記トルク伝達
素子保持貫通部の谷部側に、前記プレッシャープレート
の前記傾斜部の傾斜角度より大きな角度を有する傾斜段
部を設けたオーバーロードクラッチを提供する。
過負荷時には、トルク伝達素子はトルク伝達素子保持有
底部から平坦部に乗り上げる。トルク伝達素子は、平坦
部に設けられた傾斜段部から、トルク伝達素子保持貫通
部の2点接触から離れる方向に分力を受ける。その結果
、トルク伝達素子は、平坦部及び段部の3者により、ト
ルク伝達素子保持貫通部と2点接触することなく保持さ
れる。
従って、トルク伝達素子は自由に転勤できることになる
以上のように、ころがり接触することにより、再噛合の
ための位置合わせが容易に行えるようになるとともに、
トルク伝達素子との間ですべりが生じないので、焼き付
き、摩耗の発生を防止することができる。
実    施    例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明による第1実施例のオーバーロードクラッチ10
は、第1図、第2図に示すように、ハブ20とドリブン
プレート40を有してなる。
第3図に示すように、ドリブンプレート40は、内周に
向けて広がる7字状の切欠(トルク伝達素子保持貫通部
)41が複数不等間隔に放射状に形成されている。この
ように不等間隔にする理由は、1回転での噛合ポイント
を1箇所に制限するためである。なお、複数の切欠を等
間隔に配置して複数のポイントで噛合うことのできるオ
ーバーロードクラッチにすることも当然可能である。各
切欠41の谷部42には、トルク伝達素子であるポール
(鋼球)12が後述する構成により押し込まれる。
このドリブンプレート40は、カップリングフランジ1
3に固着するためのねじ孔43を有している。カップリ
ングフランジ13は円筒部で一方の軸Bに取付けられる
。符号14はカップリングフランジ13と軸Bを締結す
るための公知の装置であり、加圧フランジ15及びボル
ト16により、テーパリングの役作用を利用してカップ
リングフランジ13と軸Bが締結される。
ハブ20には筒状部21の一端において鍔22が形成さ
れ、他端において外周にねじ部23、内周に拡径部24
、端面にねじ孔25が形成されている。拡径部24の内
側の締結装置17は、前述の符号14で示したものと同
様であり、加圧フランジ18及びボルト19によりハブ
20と軸Aが締結される。
第4図、第5図に示されるように、鍔22の内側面には
、円周方向不等配のV最長溝(トルク伝達素子保持有底
部)26が放射状に設けられている。■最長溝26は、
前述の切欠41と位相が同じである。鍔22におけるV
最長溝26の相互間は、平坦部27になっている。
ハブ20の筒状部21には、プレッシャープレート30
が内周に隙間を有して遊嵌している。プレッシャープレ
ート30の鍔22と対向する面は、ドリブンプレート4
0の切欠41の谷部42に対面するように勾配が設けら
れた円錐面を形成する傾斜部31となっている。傾斜部
31は後述するコイルばね32によりポール12を谷部
42とv膨長溝26の底部28に押圧する機能を有する
ハブ20の他端のねじ部23には、調節ナツト33が螺
合する。調節ナツト33とプレッシャープレート30と
の間には、複数のコイルばね32、円盤状センサープレ
ート36及びスラストベアリング37が嵌挿されている
。調節ナツト33は、プレッシャープレート30がポー
ル12を押圧する力を調節するものである。調節後、調
節ナット33に設けられた止めねじ34をねじ込み、そ
の先端にあるロックプラグ35をねじに押圧係合させて
緩み止めとする。コイルばね32はプレッシャープレー
ト30を個々の付勢力により押圧する。
ドリブンプレート40のボール保持部分の肉厚はボール
12の直径より薄く、静止状態において、プレッシャー
プレート30と鍔22の間において、両者に対しそれぞ
れ隙間C1,C2を有して配置されている。プレッシャ
ープレート30からの押圧力は、その傾斜部31によっ
て、ドリブンプレート40の切欠41の谷部42方向F
とV最長溝26の底部28方向Pとにボール12をそれ
ぞれ押圧して各々に2点接触させる(符号FとPについ
ては第6図、第7図を参照)。
この押圧力Fにより、ドリブンプレート40はプレッシ
ャープレート30に対する半径方向の位置を定められ、
ハブ20から浮上した状態にある。
なお、軸方間の移動は隙間分だけ自由である。また、プ
レッシャープレー)30もハブ20から浮上した状態に
ある。しかしながら、浮上状態であっても、ボール12
がドリブンプレート40の切欠41と鍔22のV最長溝
26に各々2点で接触しているため、バックラッシュは
生じない、このようにバックラッシュが無くなることに
ついては前述した先願のものと同じである。
本発明では、前述のように、ドリブンプレート40がハ
ブ20とプレッシャープレート30の間で隙間を有して
取付けられている。従って、軸Aにハブ20、軸Bにド
リブンプレート40及びカップリングフランジ13を取
付ける際に間隔誤差りがあっても、第7図に示すように
、ドリブンプレート40はハブ20に対して軸方向の相
対移動が許される。また、軸Aと軸Bの間に角度誤差A
があっても、第8図に示すように、ドリブンプレート4
0は誤差吸収のため傾くことができる。
トルク伝達回転中において過負荷が加わっていない、と
きは、プレッシャープレート30の押圧によりボール1
2がドリブンプレート40の7字状の切欠41と2点、
及びハブ20の鍔22のV最長溝26で各々2点接触し
て落ち着いているので、両輪A、 Bは一体となって回
転してトルクが伝達される0回転中に角度誤差、間隔誤
差が生じても、前述したように、オーバ−ロードクラッ
チ10自体でこれらの誤差を吸収することができる。当
然、バックラッシュは生むない。
次に、ドリブンプレー)40に過負荷が加わると、ドリ
ブンプレー)40の回転が阻止されるにも拘わらず、軸
Aが回転を続けるため、ボール12は、前記分力Pに抗
して谷部42を案内にして、第1図で右方向に移動し、
V最長溝26から脱出し、平坦部27に乗り移り(第6
図)、平坦部27と谷部42に押圧された状態になる。
この間にプレッシャープレート30はボール12によっ
てドリブンプレート30から遠ざけられる。
この結果、ハブ20が空転可能となって、回転トルクを
逃がすことができる。
センサープレート36は、プレッシャープレート30と
ともに軸方向に移動する。この移動をリミットスイッチ
、近接スイッチ等で検知して、過負荷検出を行うことが
できる。
以上のように、本発明の実施例のボールクラッチによる
と、ボール12が、傾斜部31によって切欠41の谷部
42と、■字型溝26の底部28に押圧され、ハブ20
とドリブンプレート4oの間に夫々に2点支持された構
造であるから、ハブ20の回転方向が変わっても、ハブ
2oとドリブンプレート40の位相にズレが生ずること
がない。
また、過負荷が加わっても、ボール12は、谷部42を
案内にしてドリブンプレート4oに2点接触した状態で
第1図で右方向に移動し、過負荷解除後、左方向に戻る
移動をするので、■膨長溝26に再度確実に落ち込み再
噛合が確実になる。
さらに、ボール12は、トルク伝達時、過負荷時、何れ
であっても、ドリブンプレー)40に常時2点接触して
いるので、切欠41の加工精度に関係なく所定の位置に
落ち着くことになり、熱処理後の歪除去等が不必要にな
り切欠41を安価に製作できる。
次に、第9図乃至第15図は、本発明の第2実施例を示
す、すなわち、第1実施例のオーバーロ−ドクラッチ1
0は、トルク伝達時、過負荷時とモホール12が切欠4
1に2点接触することによってバックラッシュを解消し
ているが、過負荷時に限って観察した場合、ハブ2oと
ドリブンプレート40の相対回転時において、ボール1
2はプレッシャープレー)30によって切欠41の谷部
42に強く押し付けられ、その結果、転勤を阻止される
ので、ハブ20とすべり接触をする。このようなすべり
接触により、過負荷遮断時においても、ドリブンプレー
ト40にいわゆるひきづりトルクが伝達されて、ハブ2
0とドリブンプレート40が共回りしたり、最悪の場合
、焼き付けや摩耗を発生したりする原因となる。この実
施例は、この点について、改良しようとするものである
本実施例のオーバーロードクラッチ10aは、第1実施
例のオーバーロードクラッチ1oと構造が略々同じであ
る。第1図に付された符号と同じ符号は同一の部材を表
わす。これらについては、説明を省略する。第1実施例
のオーバーロードクラッチとの相違点は、ハブ20aの
鍔22aの形状にある。
第10図に示すように、顎22aには、切欠41と位相
を同じくするv膨長溝26aが形成されている。■膨長
溝26aの相互間は平坦部27aである。
この平坦部27a上に、傾斜段部27bが形成されてい
る。傾斜段部27bはボール12の噛合ピッチ円の直径
D1より大きな直径D2に始点を有し、■形長溝26a
側に傾斜して平坦部27aと連続している。直径D1は
、ボール12がV字状の切欠41との2点接触状態にお
けるボール12の中心をむすぶ直径である。第12図に
示すように、傾斜方向は後述するプレッシャープレート
30の傾斜方向と同一である。段部27bの傾斜角φは
、プレッシャープレート30の傾斜角θより大きい、な
お、過負荷遮断時において、ボール12がV最長溝26
aから平坦部27aに乗り上げる際、ボール12と段部
傾斜面27cのエツジとが干渉しないように、■膨長溝
26aが傾斜段部27bを一部切り欠くように延びてい
る。他の構造は、第1実施例と同じである。
以上(Dtl成により、本実施例のオーバーロードクラ
ッチ10aは次のような機能を存する。
噛合時にバックラッシュなくトルクを伝達すること、及
び過負荷時にボール12が平坦部27aに移乗するのは
第1実施例と同じである。
移乗はこボール丁2が、V最長溝26aから、平坦部2
7aの境界を乗り上げ、第14図に示される長さしだけ
軸方向に移動することによって生じる。、傾斜段部27
bはV最長溝26aが延びる部分において切り欠かれて
いるから、ボール12が移乗を始める境界は、平坦部2
7a中にあって傾斜段部27bのエツジとボール12は
干渉しない 平坦部27aに移乗したボール12は、ついで、傾斜段
部27bの傾斜面27cに乗り上げる。この時、傾斜面
27cの傾斜角φはプレッシャープレート30の傾斜角
θより大きいので、ボール12は半径方向内側に分力を
受けて第14図及び第15図中Hで示される量だけ同方
向に・移動する。
そして、ボール12は、プレッシャープレート30と平
坦部27aと傾斜段部27bの3者で支持される。半径
方向に長さHだけ移動したボール12は、切欠41に2
点で押圧されるという強い模作用の接触から解放される
。この状態で、ボール12はプレッシャープレート3o
と平坦部27aと傾斜段部27bの3者で支持され、自
由に転勤することができる。なお、ボール12の転勤時
には、ボール12と切欠41の間に隙間Cが確保される
から、ボール12は回転を拘束されることがない。
過負荷遮断時、ボール12は、谷部42を案内として移
動を始めるが、ハブ20aの平坦部27aに移乗したと
きには、前述のとおり、プレッシャープレート30と平
坦部27aと傾斜段部27bによって支持され、ドリブ
ンプレート40の切欠41の谷部42との2点接触から
解放されて、ころがり接触を行う。
過負荷解除後、再噛合位置となった時、ボール12はド
リブンプレート40の切欠41に確実に陥入して、谷部
42と2点接触するようになる。
すなわち、ノンバックラッシュで噛合うことになる。
なお、切欠41は、前記先願のもののように末広状の貫
通部であってもよく、切欠41、■膨長溝26.26a
は等間隔に形成してもよい。
発明の効果 以上のように、本発明のオーバーロードクラッチによる
と、トルク伝達素子がトルク伝達素子保持貫通部に遊嵌
せずに噛合時2点接触しているので、トルク伝達素子の
トルク伝達素子保持貫通部に対する位置が常時一定して
おり、ハブとドリブンプレートの相対位置にずれの生じ
ることがない。
また、過負荷解消後も、トルク伝達素子はトルク伝達素
子保持有底部に確実に入るので再噛合が確実になるほか
、トルク伝達素子保持貫通部の形状が精度を必要としな
い形状になったので、加工が楽になりコストを下げるこ
とができる。
さらに、トルク伝達素子保持貫通部が形成されたハブ又
はドリブンプレートが軸方向移動と傾斜が許されるので
、両輪間に角度誤差、間隔誤差等のミスアラインメント
があっても、これらをオーバーロードクラッチ自体で吸
収できるという効果がある。従って、他の付加的誤差吸
収手段を必要とせず、部品点数が削減でき、全体的ねじ
り剛性もオーバーロードクラッチ自体の剛性によって決
まることになり、コンパクトにできる。
さらに、請求項2のオーバーロードクラッチでは、過負
荷遮断時に、トルク伝達素子がトルク伝達素子保持貫通
部との2点接触から解放され、プレッシャープレートと
ドリブンプレートとの間でころがり接触することになる
。従って、再噛合への復帰のための位相合わせが容易に
なり、過負荷遮断時の焼き付きや摩耗現象も抑えられる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は第1実施例、第9図乃至第15図は
第2実施例を示す。 第1図は軸方向断面図、第2図は第1図の右側面図、第
3図はドリブンプレートの正面図、第4図は鍔の上面図
、第5図はハブの正面図、第6図は過負荷状態の断面図
、第7図はドリブンプレートが軸方向移動を許された状
態を示す断面図、第8図は、ドリブンプレートが傾いた
状態を示す断面図である。 第9図は軸方向断面図、第10図はドリブンプレートの
正面図、第11図は第10図の上面図、第12図は噛合
時のトルク伝達素子保持有底部の関係を示す部分断面図
、第13図は噛合時のトルク伝達素子とトルク伝達素子
保持貫通部の関係を示す拡大正面図、第14図は過負荷
遮断時のトルク伝達素子と平坦部と傾斜段部の部分断面
図、第15図は過負荷遮断時のトルク伝達素子とトルク
伝達素子保持貫通部の関係を示す拡大正面図である。 26.268・・・V最長溝 (トルク伝達素子保持有底部) 27.27a・・・平坦部 27b・・・傾斜段部 30・・・プレッシャープレート 31・・・傾斜部 40・・・ドリブンプレート 41・・・切欠(トルク伝達素子貫通部)42・・・谷
部 0.10a・・・オーバーロードクラッチ2・・・ボー
ル(トルク伝達素子) 3・・・カップリングフランジ 0.20a・・・ハブ 2.228・・・鍔 第6図 第7図 第8図 第6図 n 第12図 第14図 第13図 第15図 手続補正書(核) 平成1年6月5日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トルク伝達素子をドリブンプレートに形成したト
    ルク伝達素子保持貫通部で保持するとともにプレッシャ
    ープレートによりハブに形成したトルク伝達素子保持有
    底部に押圧してトルク伝達を行い、過負荷時には前記ト
    ルク伝達素子が前記トルク伝達素子保持有底部から前記
    押圧に抗して脱出するようにしたオーバーロードクラッ
    チにおいて、前記トルク伝達素子と接触する前記プレッ
    シャープレートの部分に前記トルク伝達素子をオーバー
    ロードクラッチの回転中心軸と交差する方向に押圧する
    傾斜部が形成され、 前記トルク伝達素子保持貫通部は軸方向から見た形状が
    V字状であり、トルク伝達素子保持有底部はV字型溝で
    あり、 前記トルク伝達素子保持貫通部が形成されたドリブンプ
    レートを、前記トルク伝達素子保持有底部が形成された
    ハブとプッシャープレートとの間で隙間を持たせて配置
    したことを特徴とする、オーバーロードクラッチ。
  2. (2)前記トルク伝達素子保持有底部の間の平坦部に、
    前記トルク伝達素子保持貫通部との2点接触状態におけ
    るトルク伝達素子のピッチ円より前記トルク伝達素子保
    持貫通部の谷部側に、前記プレッシャープレートの前記
    傾斜部の傾斜角度より大きな角度を有する傾斜段部を設
    けた、請求項1のオーバーロードクラッチ。
JP4313789A 1988-12-03 1989-02-27 ノンバックラッシュオーバーロードクラッチ Expired - Lifetime JPH0768986B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4313789A JPH0768986B2 (ja) 1988-12-03 1989-02-27 ノンバックラッシュオーバーロードクラッチ
US07/406,715 US5005684A (en) 1988-12-03 1989-09-13 Overload clutch
DE19904005986 DE4005986C2 (de) 1989-02-27 1990-02-26 Überlastkupplung

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30515488 1988-12-03
JP63-305154 1988-12-03
JP4313789A JPH0768986B2 (ja) 1988-12-03 1989-02-27 ノンバックラッシュオーバーロードクラッチ

Publications (2)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5219846A (en) * 1975-08-05 1977-02-15 Ntn Toyo Bearing Co Ltd Torque limitting clutch

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JPS5219846A (en) * 1975-08-05 1977-02-15 Ntn Toyo Bearing Co Ltd Torque limitting clutch

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