JPH02255312A - 射出成形機の材料供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は射出成形機の材料供給装置に関し、特に材料供
給用のホッパに加えて補助ホッパを設け、ホッパに貯蔵
した材料を抜取ることなく、加熱シリンダの洗浄に供す
る材料を補助ホッパから供給し得るようにしたものに関
する。

〔従来技術〕

一般に、射出成形機においては、射出成形に供する合成
樹脂材料を供給する材料供給装置を設け、この材料供給
装置から供給される合成樹脂材料を加熱シリンダ内で溶
融させ且つ金型のキャビティ内にこの溶融した合成樹脂
を高圧で注入して成形品を成形する。

この材料供給装置は、第５図に示すように、１つのホッ
パ５０を設けこのホッパ５０に合成樹脂材料を貯蔵する
と共にこの合成樹脂材料を材料供給管５１を介して加熱
シリンダ５２に連続的に供給するものである。

ここで、夜間などに射出成形機の運転を長時間停止する
ときには、先ず材料供給管５１の途中部に設けられた抜
取口５３のシャッタ５４を開いて、ホッパ５０内の合成
樹脂材料を抜取口５３から全て抜取る。次に、ホッパ５
０内を清掃するとともにホッパ５０内に洗浄に供するポ
リプロピレンなどの合成樹脂材料（洗浄剤）を投入して
加熱シリンダ５２に供給しこの洗浄剤で洗浄する。更に
、前記成形品と異なる種類の成形品を成形するときには
、上述した一連の作業をした後、新規の成形品に供する
合成樹脂材料をホッパ５０内に投入するようにしている
。

（発明が解決しようとする課題〕 上述したように、ホッパは１つしか設けられていないの
で、次回に現在ホッパ内に貯蔵している合成樹脂材料と
同一の合成樹脂材料で成形品を成形するときでも、射出
成形機を長時間停止するときやロフト数の少ない新規の
成形品を成形するときには、先ずホッパ内の合成樹脂材
料を全て抜取る抜取作業及びホッパ内の清掃作業をしな
ければならない。特に、成形機が大型の場合には大型の
ホッパが設けられているので、この大型のホッパに貯蔵
された大量の合成樹脂材料の抜取作業及び清掃作業のた
めに多大の労力及び作業時間を要すること、そのために
作業能率が大幅に低下すること、などの問題がある。

本発明の目的は、加熱シリンダの洗浄に供する合成樹脂
材料をホッパとは別の補助ホッパから加熱シリンダに供
給し得るような射出成形機の材料供給装置を提供するこ
とにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る射出成形機の材料供給装置は、少なくとも
、射出成形に供する材料を貯蔵するホッパと、ホッパの
底部を加熱シリンダに接続する材料供給管とを備え、ホ
ッパ内の材料を加熱シリンダに供給する射出成形機の材
料供給装置において、材料供給管の途中部に介設され、
材料供給管内の通路を開閉するシャッタと、材料と異な
る種類の材料又は加熱シリンダの洗浄に供する材料を供
給するための補助ホッパと、補助ホッパの底部を、シャ
フタより下流側の材料供給管又は材料供給管の下端部近
傍の加熱シリンダに接続する接続部とを備えたものであ
る。

〔作用〕

本発明に係る射出成形機の材料供給装置においては、ホ
ッパの底部を加熱シリンダに接続する材料供給管の途中
部に介設されたシャッタを操作して材料供給管内の通路
を開くと、ホッパに貯蔵された射出成形に供する材料が
前記通路を経て加熱シリンダに連続して供給され、成形
品が成形される。一方、射出成形機を長時間停止させる
ときには、シャッタを操作して通路を閉じてホッパ内の
材料が加熱シリンダに供給されないようにし、補助ホッ
パから加熱シリンダの洗浄に供する材料を供給する。従
って、補助ホッパ内の洗浄用材料は接続部を経てシャッ
タより下流側の材料供給管または材料供給管の下端部近
傍の加熱シリンダに供給されるので、加熱シリンダをこ
の洗浄用材料で洗浄することができる。

また、前記成形用材料と異なる種類の成形用材料で比較
的少数の成形品を成形するような場合には、前述したよ
うに補助ホッパから供給される洗浄用材料で加熱シリン
ダを洗浄後、補助ホッパから成形用材料を供給して成形
品を成形することもできる。

〔発明の効果〕

本発明に係る射出成形機の材料供給装置によれば、以上
説明したように、材料供給管の途中部にシャッタを設け
るとともに補助ホッパを設け、補助ホッパの底部を材料
供給管又はこの下端部近傍の加熱シリンダに接続部で接
続したので、ホッパに貯蔵した材料を抜取ることなく、
洗浄用材料又はホッパ内の成形用材料と異なる成形用材
料を加熱シリンダに供給でき、材料の抜取り作業や清掃
作業が省略でき、作業能率を大幅に向上させることがで
きる。

〔実施例〉 以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。

第１図に示すように、射出成形ａＩは、１対の金形１４
Ａ・１４Ｂの型締めをする成形機構部２と、供給された
合成樹脂材料を溶融し且つ溶融した合成樹脂材料を成形
機構部２に射出する射出機構部３と、射出機構部３の上
方から射出成形に供する合成樹脂材料を射出機構部３に
供給する材料供給装置４とから構成されている。

成形機構部２及び射出機構部３は既存のものと同様なの
で、簡単に説明する。

先ず、成形機構部２について説明すると、ベースフレー
ム５の左半部には所定間隔隔てて１対の固定ブロック６
・７及び固定盤８がベースフレーム５に固着され、左右
方向に向けて配設された型締シリンダ９は１対の固定ブ
ロック６・７に固着されている。固定ブロック７と固定
盤８に亙ってそれらの上端部及び下端部に夫々前後１対
のガイドロッド１１・１２が左右方向に架設され、これ
らガイドロッド１１・１２に左右方向へ移動可能に支持
された可動盤１３は型締シリンダ９のピストンロッド１
０に固着されている。そして、可動盤１３の右側には金
型１４Ａが固定され、固定盤８の左側には金型１４Ｂ固
定されている。従って、可動盤１３と金型１４Ａはピス
トンロフト１０の進出及び退入動作に伴って型締位置と
第１図に示す退避位置とに移動可能である。尚、固定盤
８には加熱シリンダ２４の先端部の進入を許容する略円
錐形の凹部１５が形成され、更に凹部１５から金型１４
Ｂのキャビティ１６に連通ずる射出孔１７が形成されて
いる。

次に、射出機構部３について説明すると、ベースフレー
ム５の右半部の上面には前後１対のレール部材１８が左
右方向に敷設され、この１対のレール部材１８上には左
右方向移動可能に可動フレーム１９が配設されている。

この可動フレーム１９の左端部と固定盤８とに移動用シ
リンダ２０が架設され、この移動用シリンダ２０のピス
トンロッド２１の進出及び退入動作に伴って可動フレー
ム１９が左右方向に移動可能である。この可動フレーム
１９上に前後に１対の射出シリンダ２２を備えた固定ブ
ロック２３がボルトで固着され、この固定ブロック２３
には固定ブロック２３からピストンロッド３０を右方へ
向けて加熱シリンダ２４が取付けられている。尚、符号
２５は溶融した合成樹脂材料を射出するためのノズルで
ある。加熱シリンダ２４の外周部には合成樹脂材料を溶
融させるための複数のヒータ２６が取付けられ、それら
のヒータ２６の周りには円筒状の保護カバー２７が配設
されている。一方、加熱シリンダ２４の内部にはスクリ
ューピストン４２　（第２図参照）が配設されており、
このピストン４２の駆動軸４４は゛同定ブロック２３を
挿通して右方へ延び移動ブロック２８にＲ置された油圧
モータ２９の出力軸（図示路）に連結されている。この
移動ブロック２日は可動フレーム１９に左右方向摺動可
能になっている。従って、油圧モータ２９の回転により
スクリューピストン４２が回転し得るようになっている
。前記１対の射出シリンダ２２のピストンロッド３０の
先端は移動ブロック２８に夫々固着されており、ピスト
ンロッド３０の進出及び退入に伴って移動ブロック２８
及びスクリューピストン４２が第１図に示す準備位置と
射出位置とに亙って移動可能になっている。

次に、材料供給装置４について説明すると、射出成形に
供するペレット状の合成樹脂材料を貯蔵するホッパ３１
はその上半部が円筒状に且つその下半部が円錐状に形成
され、ホッパ３１の底部は加熱シリンダ２４の右端部に
材料供給管３２で接続されている。この材料供給管３２
の上端部には材料供給管３２内の通路を開閉するシャッ
タ３３が介設され、そのシャッタ３３の直ぐ下側の材料
供給管３２にはホッパ３１内の合成樹脂材料を抜取るた
めの分岐管３４が斜め下方に向けて接続され、分岐管３
４の下端には抜取口３４ａが形成され、この分岐管３４
の下端部近傍にはシャッタ３５が介設されている。更に
、ホッパ３１の近傍にはホッパ３１の貯蔵容量より少な
い容量の補助ホッパ３６が配設され、この補助ホッパ３
６の底部は材料供給管３２の下端部に接続管３７（これ
が、接続部に相当する）で接続されている。尚、符号３
８は送風管３９を介して合成樹脂材料に熱風を送るため
のヒータであり、符号４０はブロアーであり、符号４■
は合成樹脂材料の貯蔵料を確認するためのガラス窓であ
る。

次に、成形機構部２及び射出機構部３の射出成形時の作
用は既存のものと同様なので、その説明を省略し、射出
成形するとき及び加熱シリンダ２４を洗浄するときの材
料供給装置４の作用について説明する。

射出成形に供するベレット状の合成樹脂材料をホッパ３
１に投入し、シャッタ３３を操作して材料供給管３２の
通路を開いてホッパ３１内の合成樹脂材料を加熱シリン
ダ２４に供給する。そして、成形機構部２及び射出機構
部３により順次成形品が成形されるのに伴って、ホッパ
３１内の合成樹脂材料は材料供給管３２の通路を経て加
熱シリンダ２４に連続して供給される。

ここで、成形品の各ロフトの終了時や毎日の作業終了時
射出成形機１の運転を停止するときには、先ず、シャッ
タ３３を操作して材料供給管３２の通路を閉じるととも
にシャッタ３５を開いて材料供給管３２内の材料の一部
を抜き取って合成樹脂材料が加熱シリンダ２４に供給さ
れないようにし、加熱シリンダ２４内の材料を全てノズ
ル２５から射出（空打ち）する、その後、第２図に示す
ようにスクリューピストン４２を回転駆動させながら加
熱シリンダ２４の洗浄に供する例えばポリプロピレンな
どの合成樹脂材料（洗浄剤）を補助ホッパ３６に投入す
る。従って、この洗浄用材料が接続管３７及び材料供給
管３２の下端部を経て加熱シリンダ２４に供給され、射
出を繰り返して加熱シリンダ２４を洗浄することができ
る。

尚、第３図に示すように、補助ホッパ３６Ａをホッパ３
１Ａの貯蔵容量よりやや小さい貯蔵容量のもので構成す
ると共に、補助ホッパ３６Ａの底部を材料供給管３２Ａ
の下端部に接続する接続管３７Ａの途中部にシャッタ４
３を設け、補助ホッパ３６Ａ内に洗浄用材料を収容して
おき、ホッパ３１Ａの材料供給管３２Ａのシャッタ３３
Ａを閉してシャッタ４３を開き、補助ホッパ３６Ａに収
容した洗浄用材料を加熱シリンダ２４に供給してもよい
。また、この補助ホッパ３６Ａにホ・７パ３１Ａの合成
樹脂材料と異なる種類の成形用合成樹脂材料を収容し、
補助ホッパ３６Ａから供給される合成樹脂材料で成形品
を成形することも可能である。

以上説明したように、ホッパ３１・３１Ａの底部を加熱
シリンダ２４に材料供給管３２・３２Ａで接続すると共
に、補助ホッパ３６・３６Ａの底部を材料供給管３２・
３２Ａの下端部に接続管３７・３７Ａで接続したので、
ホッパ３１・３１Ａに貯蔵した合成樹脂材料を抜き取る
ことなく、補助ホッパ３６・３６Ａから洗浄用材料又は
ホッパ３１・３１Ａに貯蔵した合成樹脂材料と異なる種
類の成形用材料を加熱シリンダ２４に供給でき、ホッパ
３１・３１Ａ内の合成樹脂材料の抜取り作業や清掃作業
を省略でき、作業能率を大幅に向上させることができる
。

尚、補助ホッパ３６・３６Ａの接続管３７・３７Ａを材
料供給管３２・３２Ａの下端部近傍の加熱シリンダ２４
に直接接続してもよい。

尚、補助ホッパ３６Ｂを第４図に示すように、この補助
ホッパ３６Ｂの底部を補助ホッパ３６Ｂに滑らかに連続
的に連なる接続部３７Ｂで材料供給管３２Ｂに接続して
もよい。

また、複数個の補助ホッパ３６・３６Ａを設けて各接続
管３７・３７Ａで材料供給管３２・３２Ａへ接続し、そ
のうちの１つの補助ホッパ３６・３６Ａを洗浄用材料の
供給に用い、その他の補助ホッパ３６・３６Ａを色の異
なる成形用材料の供給に用いるようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は射出成形
機の正面図、第２図は補助ホッパから洗浄用材料又は合
成樹脂材料を加熱シリンダに供給する作用を説明する説
明図、第３図・第４図は夫々補助ホッパの変形例に係る
第２図相当図、第４図は従来技術に係るホッパから材料
を供給する作用を説明する説明図である。 １　・ ４　・ ・ホ 管、 Ｂ・ ・射出成形機、　４・ ・加熱シリンダ、　　３ ツバ、　　３２　・　３２Ａ ３３・・シャフタ、 ・補助ホッパ、　３７ ・材料供給装置、　２ １・３１Ａ・３１Ｂ・ ・３２Ｂ・・材料供給 ３６・３６Ａ・３６ ・３７Ａ・・接続管、 ３７Ｂ ・接続部。 特 許 出 願 人 株式会社曙川電機製作所 第 図 ４ノ 第３図 手続補 正 書 （方式） ％式％ ３、補正をする者 羽生との関係 特許山崩ひ、 住 所 八尾市刑部１丁目３１番地 名 称 株式会社曙川電機製作所 イＡニジー邑者 東 口梅雄 ４、代理人 住 所 〒５３０ 大阪市北区西天満４丁目５番５号東急マーキス梅田５、
補正命令の日付 平成 １年 ７月 ４日 発送 第４図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも、射出成形に供する材料を貯蔵するホ
   ッパと、前記ホッパの底部を加熱シリンダに接続する材
   料供給管とを備え、前記ホッパ内の材料を加熱シリンダ
   に供給する射出成形機の材料供給装置において、 前記材料供給管の途中部に介設され、材料供給管内の通
   路を開閉するシャッタと、 前記材料と異なる種類の材料又は前記加熱シリンダの洗
   浄に供する材料を供給するための補助ホッパと、 前記補助ホッパの底部を、前記シャッタより下流側の材
   料供給管又は材料供給管の下端部近傍の加熱シリンダに
   接続する接続部とを備えたことを特徴とする射出成形機
   の材料供給装置。