JPH0225422A - 知覚機能の喪失抑制剤 - Google Patents

知覚機能の喪失抑制剤

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JPH0225422A
JPH0225422A JP1140236A JP14023689A JPH0225422A JP H0225422 A JPH0225422 A JP H0225422A JP 1140236 A JP1140236 A JP 1140236A JP 14023689 A JP14023689 A JP 14023689A JP H0225422 A JPH0225422 A JP H0225422A
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alkyl
converting enzyme
sensory function
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JP1140236A
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English (en)
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Zola P Horovitz
ゾラ・フィリップ・ホロヴィッツ
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ER Squibb and Sons LLC
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ER Squibb and Sons LLC
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は知覚機能の喪失抑制剤、更に詳しくは、ジルチ
アゼム、SQ317.65またはSQ32324などの
ベンズアゼピン型カルシウム管遮断剤単独またはこれと
カプトプリル、ゾフェノプリル、ホシノプリルまたはS
Q29852などのアンギオテンシン変換酵素抑制剤(
以下、A、 CE抑制剤と略す)の組合せから成る知覚
機能喪失抑制剤、およびかかる薬剤を哺乳動物に長期に
わたって投与することにより、哺乳動物の、各種タイプ
の痴呆が伴うことがある、たとえばアルツハイマ病が併
発しつるまたは併発しない知覚機能(記憶力を含む)の
喪失を抑制する方法に関する。
本発明は上述の喪失抑制方法に用いる薬剤を提供するも
のであり、該薬剤はベンズアゼピン型カルシウム管遮断
剤単独またはこれとACE抑制剤の組合せで構成され、
その治療上有効量を哺乳動物に対し長期間にわたり全身
投与、たとえば経口捷たは非経口投与して、該投与期間
中の知覚機能の喪失を抑制することにより、哺乳動物の
長期にわたる知覚機能(たとえば記憶力、注意力、集中
力および知識力)の喪失を抑制したり、あるいはアルツ
ハイマー病または他の痴呆病を治療もしくはその進行を
遅延させることができる。
本発明において、カルシウム管遮断剤とACE抑制剤を
組合せて用いる場合の割合は、カルシウム管遮断剤とA
CE抑制剤の重量比が約0〔1〜10:1、好ましくは
約0.4:1〜2.5:1となる範囲で選定すればよい
本発明で用いるカルシウム管遮断剤(以下、カルシウム
進入遮断剤またはカルシウム拮抗剤と称することもある
)としては、U、S、特許筒35622.57号に記載
の、ジルチアゼム、すなわち式:%式%) 〔(5H)−オンが好ましい。
さらにカルシウム管遮断剤として、U、S、特許第47
48239号に記載の如き、式: (CH2)n N /\ 2R3 のベンズアゼピン誘導体またはその医薬的に許容しつる
塩が挙げられる。
上記式において、 R1は水素、アルキル、アルカノイル、アルケニル、ア
リールカルボニル、ヘテロアリールカルボニルまたは−
C−NXlX2; R2およびR3はそれぞれ独立して水素、アルキル、シ
クロアルキルまたはアリールアルキル、またはR2とR
3はそれらが結合する窒素原子と合してピロリジニル、
ピペリジニルまたはモルボッニル; R4およびR5はそれぞれ独立して水素、ハロゲン、ア
ルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アリールアルコ
キシ、ジアリールアルコキシ、アリールアルキル、シア
ン、ヒドロキシ、アルカノイルオキシ、−0−C−NX
IX2、フルオロ置換アルコキシ、フルオロ置換アルキ
ル、(シクロアルキル)アルコキシ、−NO2、−NX
3X4、−8(O)mアルキル、−8(O)mアリール
、 OO ]111 −C−X5または一〇−C−X6 ; nは2″!たは3; mは0,1または2; X工およびX2 はそれぞれ独立して水素、アルキル、
アリールもしくはヘテロアリール、またはXエ とX2
 はそれらが結合する窒素原子と合してピロリジニル、
ピペリジニルまたはモルホリニル;X3 およびX4 
はそれぞれ独立して水素、アルキル、アルカノイル、ア
リールカルボニル、ヘテロアリールカルボニルまたは −C−NXIX2; X5  はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、
アミン、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ;およ
び X6 はアルキル、アルコキシまたはアリールオキシで
あって、R4が7−アルキル基のとき、R4は環に結合
する第三級炭素原子を有しなければならない。
また上記で用いる各種語句において、 「アリール」とは、フェニルおよび置換フェニルを指称
する。置換フェニルの具体例は、1.2または3個のア
ミン、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、ハ
ロゲン、ヒドロキシル、トリフルオロメチル、アルキル
(炭素数1〜4〕、アルコキシ(炭素数1〜4〕、アル
カノイルオキシ、カルバモイルまたはカルボキシル基で
置換されたフェニルである。
「ヘテロアリール」とは、ピリジニノペピロリル、イミ
ダゾリル、フリノペチェニルまたはチアゾリルを指称す
る。
かかるベンズアゼピン誘導体にあって、式:〔式中、R
2およびR3は共にCH3、またはR2とR3の一方は
Hで、他方はCH3である〕の化合物またはその塩酸塩
が好ましい。
本発明の薬剤は、老人期や初老期に起る初期変性痴呆(
たとえばアルツハイマー病、ピック病およびピンスワン
ゴー病)の治療もしくは進行遅延、および動脈硬化性痴
呆などの血管性痴呆(多発梗塞痴呆やピンスワンゴー病
を含む)の治療もしくは進行遅延に有用である。
本発明で使用しつるACE抑制剤としては、たとえばオ
ンデツテイらのU、S、特許第4105776号に開示
の置換プロリン誘導体(カプトプリル、すなわち、1−
((2S)−3−メルカプト−2−メチルプロピオニル
)−L−プロリンが好ましい〕、U、S、特許第437
4829号に開示のカルボキシアルキルジペプチド誘導
体(エナラプリル、すなわち、N−(1−エトキシカル
ボニル−3−フェニルプロピル)−L−アラニル−L−
7’Ojンが好ましい)が挙げられる。
また本発明での使用に好適なACE抑制剤の他の具体例
として、U、S、特許第4452790号に開示のホス
ホネート置換アミノ酸もしくはイミノ酸あるいはそれら
の塩((S)−1−46−アミノ2−[ヒドロキシ(4
−フェニルブチル)ホスフィニル〕オキシ〕−1−オキ
ソヘキシル〕−L−プロリン〔SQ29852)が好ま
しい〕、U、S、特許第4168267号に開示のホス
フィニルアルカノイルプロリン類(ホシノプリルが好ま
しい〕、置換プロリン類のメルカプトアシル誘導体(ゾ
フェノプリルが好ましい) 、U、S、特許第4337
201号に開示のホスフィニルアルカノイル置換プロリ
ン類、およびU、S、特許第4432971号に開示の
ホスホンアミデート類が挙げられる。
さらに本発明で使用しうるACE抑制剤の具体例として
、ヨーロッパ特許筒80822および60668号に開
示のビーチャム社のBRL36378、CA、102ニ
ア2588vおよびJap、J−Pharmacol、
40 : 373 (1986)に開示のチューガイ社
のMC−838、U、に、特許第2103614号に開
示のチバガイギー社のCG51482〔(Jなわち、3
−((1−エトキシカルボニル−3−フェニル−(IS
)−プロピルコアミノ)−2,3,4,5−テトラヒド
ロ−2−オキンー1−(3S)−ベンズアゼピン−1−
酢酸・HC6)およびU、S、特許第4473575号
に開示の同社のCGS  16617(すなわち、3 
(S) −[C(Is)−5−アミノ−1−カルボキシ
ペンチル〕アミン)−2,3,4,5−テトラヒドロ−
2−オキソ−IH−1−ベンズアゼピン−1−エタン酸
〕、Eur。
Therap、 Res、39:671(1986)お
よび40:543(1986)に開示のセタプリル(ダ
イニラポン社のアラセプリル〕、ヨーロッハ特許第79
−022号およびCurr、 Ther、 Res、4
0 ニア〔(1986)に開示のラミプリル(ヘキスト
社〕、Arzneimittelforschung 
35 : 1254 (1985)に開示のRu445
70(ヘキスト社)J、 CarcHovasc、 P
harmacol、 9 : 39 (1987)に開
示のシラザプリル(ホフマンーラ・ロツシエ社〕、FE
BS Lett、165 :201(1984)に開示
のRo31−2201(ホフマンーラ・oツシエ社〕、
Curr、 Therap、 Res、37 : 34
2(1985)およびヨーロッパ特許出願第12−40
1号に開示のりジノプリル(メルク社〕、U、S、特許
第4385051号に開示のイントラプリル(デラプリ
ル〕、Cl1n、 Exp、 Pharmacol。
Physiol、 10 : 131 (1983)に
開示のレンチアフリル(サンテン社のフェンチアフリル
〕、J、  Cardiovasc、  Pharma
col、 5  :  6 4 3  、 6 5 5
  (1983)に開示のイントラプリル(シエーリン
グ社〕、Acta、 Pharmacol、 Toxi
col、  59 (増補5):173(1986)に
開示のスピラプリル(シエーリング社〕、Eur、 J
、 Cl1n、 Pharmacol。
3〔519(1987)に開示のベリンドプリル(セル
ピア社〕、U、S、特許第4344949号に開示のキ
ナプリル(ワーナーーラムバート社〕、Pharmac
ologist 26 : 243 、266 (19
84)に開示のCI  925(ワーナーーラムバート
社)(すなわち、〔3S−〔2(R(’)R(町〕〕3
R(町)−2−42−[1−(エトキシカルボニル)−
3−フェニルプロピル〕アミ/)−1−オキソプロピル
) −1,2,3,4−テトラヒドロ−6,7−シメト
キシー3−インキノリンカルボン酸−HCl>、J、 
Med、 Chem、26 : 394 (1983)
に開示のWY−44221(ワイエス社)が包含される
本発明を実施する場合、上記カルシウム管遮断剤単独ま
たはこれとACE抑制剤を組合せて、哺乳動物(たとえ
ばサル、イヌ、ネコ、ラット、ヒト等)に投与されてよ
く、またそれ自体を錠剤、カプセル剤、エリキシル剤ま
たは注射液剤などの通常の全身性剤形で配合することが
できる。また、かかる剤形に、必要な担体物質、賦形剤
、潤滑剤、緩衝剤、抗菌剤、増量剤(たとえはマンニト
ル〕、酸化防止剤(たとえばアスコルビン酸または重亜
硫酸す) IJウム)等を配合してもよい。
経口剤形が好ましいが、非経口剤形も十分満足できるも
のである。
投与用量は、患者の年令、体重および症状、並びに投与
方法、剤形、生活規制および所定効果に応じて注意深く
調整すべきである。
すなわち、経口投与の場合に満足な結果を得るには、カ
ルシウム管遮断剤を約0.01〜100■/kQ、奸才
しくは約01〜25循/kQの量で単独使用するか、ま
たは約0.01〜100■/kq、好ましくは約01〜
25屑Q / kQのACE抑制剤と組合せて使用すれ
ばよく、組合せて使用する場合、カルシウム管遮断剤と
ACE抑制剤を同一の経口剤形で混合して使用するか、
あるいは別々の経口剤形により同時に投与すればよい。
好ましい経口剤形(たとえば錠剤捷たはカプセル剤)は
、約0.1〜500■、好ましくは約125〜200■
(さらに好ましくは約25〜150■)のカルシウム管
遮断剤を単独で含有するか、あるいは約1〜350■、
好ましくは約2〜200■(さらに好ましくは約30〜
150 IQ )のACE抑制剤と組合せて含有する。
非経口投与の場合、約0.005〜10〜/kQ、好ま
しくは約0.01〜1■/kQのカルシウム管遮断剤を
単独で使用するか、あるいは約01005〜20〜/k
Q、好ましくは約0.01〜2〜/kqのACE抑制剤
と組合せて使用すればよい。
本発明の薬剤組成物は、上述の剤形で1日1回または2
〜4回の分割用量にて投与することができる。なお、患
者への投与は、低用量で開始し、その後徐々に用量を上
げてゆくことが推奨される。
各種寸法の錠剤を製造するには、上記用量範囲の活性物
質の一方または両方を含みたとえば総重量約50〜70
011117の錠剤とすることができ、残りの成分は通
常の医薬実務で用いられる生理学的に許容しうる担体物
質である。
また液状製剤は、活性物質の一方または両方を医薬投与
で許容される通常の液状ビヒクルに溶解または懸濁して
、1〜4杯のスプーン分の所望用量とすることにより製
造することができる。
かかる剤形は、1日当り1〜4回投与の生活規制で患者
に投与することができる。
他の改変法によれは、投与スケジュールをより綿密に調
節するため、活性物質の両方を別々に個々の用量単位で
、同時にまたは慎重な調整時間で投与すればよい。
血液が増し、かつ規則的な投与スケジュールで維持され
るので、両方の活性物質の同時存在により同一の結果が
得られる。個々の活性物質は、上記と同じ方法で、異な
る単位剤形で個別に調剤することができる。
特に経口投与用の錠剤またはカプセル剤において、カル
シウム管遮断剤とACE抑制剤の定量混合がより便宜的
で、好ましい。
本発明の製剤組成物を調製する場合、上述した量の活性
物質を、個々の単位剤形で生理学的に許容しつるビヒク
ル、担体、賦形剤、結合剤、保存剤、安定剤、風味剤等
と共に、通常の医薬実務に従って配合することができる
錠剤に配合しうる補助剤の具体例は、トラガカントゴム
、アカシアゴム、コーンスターチまたはゼラチンなどの
結合剤、リン酸シカルシウムまたはセルロースなどの賦
形剤、コーンスターチ、ポテトスターチ、アルギン酸な
どの崩壊剤、ステアJン酸またはステアリン酸マグネシ
ウムなどの潤滑剤、サクロース、ラクトースまたはサッ
カリンなどの甘味剤、オレンジ、ペパーミント、冬緑油
またはチェリーなどの風味剤である。単位剤形がカプセ
ル剤のとき、上述の補助成分に加えて、脂肪油などの液
状担体を配合してもよい。また、コテイングとしである
いは単位剤形の物性を改良するため、他の物質を配合し
てもよい。たとえば、シェラツクもしくはシュガーまた
は両方を錠剤またはカプセル剤にコーティングしてもよ
い。シロッゾのエリキシル剤は、活性物質、担体として
水、アルコールなど、可溶化剤としてグリセロル、甘味
剤としてサクロース、保存剤としてメチルおよびプロピ
ルパラベン、染料およびチェリまたはオレンジなどの風
味剤を含有しつる。
上述した活性物質の多くは、一般に公知の医薬的に許容
しうる塩、たとえばアルカリ金属塩や他の通常の塩基性
塩または酸付加塩を形成する。かかる塩の形成に用いる
塩基物質は、鋭化合物に実質上対応する公知のものであ
る。
このようにして調製した製剤は長期にわたって、すなわ
ち、知覚機能の喪失のきさしが残っていたり、あるいは
喪失症状が続く限り投与される。
週2度、週1度または毎月ごとに一定量の配合物を付与
しうる徐放性製剤などの使用も可能である。なお、最小
限度の薬理効果を得るには、少なくとも1〜2週間の投
与期間が必要である。
次に挙げる実施例は、本発明の好ましい具体例である。
実施例1 経口投与に適した知覚機能喪失抑制用ジルチアゼム製剤
を以下に示す。
それぞれ100■のジルチアゼムを含有する1000個
の錠剤を、下記成分から製造する。
ジルチアゼム         ・・・・・・・・・1
00gコーンスターチ        ・・・・・・・
・・ 50gゼラチン          ・・・・・
・・・・ 7.5gアビセル(微結晶セルロース)・・
・・・・・・・ 25gステアリン酸マグネシウム  
・・・・・・・・・ 2.5g上記ジルチアゼムおよび
コーンスターチをゼラチン水溶液と混合する。混合物を
乾燥し、粉砕して微粉末とする。アビセル、次いでステ
アリン酸マグネシウムを加えて、混合し顆粒化する。こ
れをタブレット成形機で打錠して、それぞれ100■の
活性成分を含有する知覚機能喪失抑制用の錠剤1000
個を得る。
実施例2 それぞれ200■のSQ32324を含有する錠剤10
00個を下記成分から製造する。
成分                   y(d−
シス)−3−(アセチルオキシ) −1,3゜45−テ
トラヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−1−[2
−(メチルアミノ)エチル〕−6−() IJフルオロ
メチル)−2H−1−ベンズアゼピン−2−オン・モノ
塩酸塩(SQ32324)             
     ・・・・山・・200ラクトース     
      ・・・・・・・・・100アビセル   
         ・・・・・・・・・150コーンス
ターチ         ・・−・・・・・・ 50ス
テアリン酸マグネシウム   ・・・・・・・・  5
上記SQ32324、ラクトースおよびアビセルを混合
し、これにコーンスターチをブレンドする。ステアリン
酸マグネシウムを加える。乾燥混合物をタブレット成形
機で打錠して、それぞれ200■の活性成分を含有する
1000個の錠剤(505■)を得る。かかる錠剤に、
着色剤としてイエローg6含有レーキを含むメチルセル
ロース(Meth、ocel E 15 )溶液をコー
ティングする。得られる錠剤は、知覚機能喪失の抑制に
有用である。
実施例3 ツレぞれ250〜のジルチアゼムを含有するツーピース
#1ゼラチンカプセル剤に、下記成分混合物を充填する
成分                   ■ジルチ
アゼム          ・・・・・・・・・250
ステアリン酸マグネシウム   ・・・・・・・・・ 
 7USPラクトース        ・・・・・・・
・193得られるカプセル剤は、知覚機能喪失の抑制に
有用である。
実施例4 知覚機能喪失の抑制に用いる注射液を、以下の手順で製
造する。
(d−シス)−3−(アセチルオキシ)−1−〔(2−
ジメチルアミノ)エチル) −1,3,4,5−テトラ
ヒドロ−4−(4−メトキシフェニル)−6−(トリフ
ルオロメチル) −2H−1−ベンズアゼピン−2−オ
ン・モノ塩酸塩(SQ31765)         
    ・・・・・・・・・500タメチルパラベン 
      ・・・・・・・・・  5■プロピルパラ
ベン      ・・・・・・・・・  1 mg塩化
ナトリウム        ・・・・・・・・・ 25
.9注射用水(qs、)        ・・・・・・
・・・  5e上記SQ31765、保存剤および塩化
す) IJウムを31の注射用水に溶解し、次いで注射
用水で容量を51=する。溶液を殺菌フィルターで濾過
し、これを殺菌バイアルに無菌充填し、殺菌ゴム栓で密
閉する。各バイアルは、100■の活性成分/mQ濃度
の注射液5mQを含有する。
実施例5 経口投与に適した知覚機能喪失抑制剤用カプトプリル−
ジルチアゼム製剤を以下に示す。
それぞれ100 mgの1−〔(2S)−3−メルカプ
ト−2−メチルプロピオニル]−L−プロリンおよび1
00 m’lのジルチアゼムを含有する1000個の錠
剤を、下記成分から製造する。
1− [、(2S)−3−メルカプト−2−メチルプロ
ピオニル)−L−プロリン(カプトプリル)・・・・・
・・・・100g ジルチアゼム         ・・・・・・・・・1
00,9’コーンスターチ        ・川・・・
・・ 50!qゼラチン          ・・・・
・・・・・ 7.5.7アビセル(微結晶セルロース)
・・・・・・・・・ 25Iステアリン酸マグネシウム
  ・・・・・・・・・ 2.5g上記カプトプリル、
ジルチアゼムおよびコーンスターチをゼラチン水溶液と
混合する。混合物を乾燥し、粉砕して微粉末とする。ア
ビセル、次いでステアリン酸マグネシウムを加えて、混
合し顆粒化する。これをタブレット成形機で打錠して、
それぞれ200〜の活性成分を含有する知覚機能喪失抑
制用の錠剤1000個を得る。
実施例6 実施例5において、カプトプリルの代わりに1−(3−
メルカプト−2−D−メチルプロパノイル)−L−プロ
リンを用いる以外は同様にして、それぞれ100■の1
−(3−メルカプト−2D−メチルプロパノイル)−L
−プロリンおよび100■のジルチアゼムを含有する知
覚機能喪失抑制用の錠剤1000個を製造する。
実施例7 それぞれ200夕のSQ29852および200ノ〃g
のSQ32324を含有する1000個の錠剤を、下記
成分から製造する。
成分                   gSQ2
9852         ・・・・・・・・ 200
SQ32324         ・・・・・・・・ 
200ラクトース          ・・・・・・・
・ 100アビセル            ・・・・
・・・・ 150コーンスターチ        ・・
・・・・・・・  50ステアリン酸マグネシウム  
・・・・・・・・・   5上記SQ29852.SQ
32324、ラクl−スおよびアビセルを混合し、これ
にコーンスターチをブレンドする。ステアリン酸マグネ
シウムを加える。乾燥混合物をタブレット成形機で打錠
して、それぞれ200■の活性成分を含有する1000
個の錠剤(505”li’ )を得る。かかる錠剤に、
着色剤としてイエロー#6含有レーキを含むメチルセル
ロース(Methocel E 15 )溶液をコーテ
ィングする。得られる錠剤は、知覚機能喪失の抑制に有
用である。
実施例8 知覚機能喪失の治療または予防に用いる注射液を、以下
の手順で製造する。
S Q 29852         ・・・== 5
001JI9ジルチアゼム         ・・・・
・・・・・300 mQメチルパラベン       
・・・・・・・・  5gプロピルパラベン     
  ・・・・・・・・・  ly塩化ナトリウム   
     ・・・・・・・・・ 25.7注射用水(q
s、)        ・・・・・・・・  51上記
S Q 29852、ジルチアゼム、保存剤および塩化
すl−IJウムを31の注射用水に溶解し、次いで注射
用水で容量を54とする。溶液を殺菌フィルターで汐」
過し、これを殺菌バイアルに無菌充填し、殺菌ゴム栓で
密閉する。各ノくイアルは、100■の活性成分/−濃
度の注射液5mflを含有する。
実施例9 実施例5において、カプトプリルの代わりにN−(1−
エトキシカルボニル−3−フェニルプロピzu)−l−
アラニル−し−プロリン(エナラプリバ)を用い、ジル
チアゼムの代わりにSQ32324を用いる以外は同様
にして、知覚機能喪失抑制用の錠剤を製造する。
実施例10 実施例5において、カプトプリルの代わりにゾフェノプ
リルを用いる以外は同様にして、知覚機能喪失抑制用の
錠剤を製造する。
実施例11 実施例5において、カプトプリルの代わりにホンノブリ
バを用いる以外は同様にして、知覚機能喪失抑制用の錠
剤を製造する。
実施例12 実施例5において、カプトプリルの代わりにS。
Q29852を用いる以外は同様にして、知覚機能喪失
抑制用の錠剤を製造する。
実施例13 ベンズアゼピン型カルシウム管遮断剤単独またはこれと
ACE抑制剤との組合せによる、知覚機能喪失を抑制す
る有効性を実証するため、以下に示す実験を行う。
雄のスプラウジーダウレイ(Sprauge−Dawl
ey )成うフI−(チャールス・リバー、ウイルミン
グI・ン、MA)(生後25週間、体重350〜400
g)を、ステンレススチールカゴに隔離して収容し、食
物と水への接近を絶えず可能ならしめ、また各12時間
の明暗サイクルで、22〜24℃の一定室温に維持した
。テストの全ては明暗サイクルの暗コンポーネントの中
で約6時間行い、かつ標準シャツトルボックス装置(L
ehigh ValleyElectronics  
# 146−04 〕、高さ70の中心バリヤーで分割
したプレキシグラス室(50X20×20m)を用いる
うす暗い防音室で行った。
条件付きの刺激は、実験室の天井の中間点に設けたソン
ラー) (5onlert )から発する10秒音色か
ら成る。一定電流のショツカーースクランブラー(Le
high Valley Electronics  
# 133−33 )から0.8mAのフロア電流を付
与する。
各ラットのトレーニング開始の前日は、いずれの音やシ
ョックも出さずに、実験室を10分間調査する。実験室
の調査の日の後に、トレーニングを15日間行う。各ラ
ットは、30秒間隔の可変スケジュールで1日当り20
回の試行を受ける。
トレーニング期間中は、医薬治療は全く行わない10秒
の音色期間中、中心バリヤーの片面から他面への往復運
動によって、ショックを消すことができる。この期間中
、ラットが中心バリヤーを横切らなければ、音色をその
ままにして、ラットが実験室の他の半分へ逃げるまで、
フロアショックを付与する。終始一貫して中心バリヤー
に残っているラットは、本実験から除外する。自動カウ
ンターで、回避応答、逃亡および試行間の横切りの回数
を記録し、かつ運転タイムメーターで各ラットの全ショ
ック時間を記録する。
トレーニングの最後の5日の内4日間の試行の少なくと
も85%が、正しい回避応答の許容判定基準に適合しな
いラットは、本実験から除外するトータル99匹のラッ
トが許容判定基準に合格し、これらについて、14日間
の条件付き回避応答(CAE)の消失をテストする。こ
れらのラットをランダムに、カプトプリル(ACE抑制
剤)(10M4/#および30#/#〕、ゾフェノプリ
ル(ACE抑制剤)(10■/kQおよび30■/kq
 〕、ホシノプリル(ACE抑制剤)(10〜/kqお
よび30〜/kq〕、メチルドーパ(ACE抑制活性な
し)(10智/kqおよび30■/kQ〕、エビカプト
プリル(カプトプリルの誘導体で、ACE抑制活性を有
しない)(10〜/kQおよび30■/kl、ジルチア
ゼム(10ダ/ktiおよび30■/kQ)および食塩
水対照に割当て、それぞれ投与対象のテスト群を9匹と
する。投与する溶液は全て新たに調製したもので、テス
トの2日前と1時間前にi、p、投与(容量1■/ m
Q )する。テストは前記と同じ1日当り20回の試行
から成り、但し、ラットが10秒音色期間中に往復運動
(シャツトル作用)しなくなれば、ショックをやめる。
音色を完全に止めて、テストを進行する。
CAEデータの変動の二元分析により、処置群において
シャツトル消失の割合に重要な総括差異が生じる。
上記の実験結果から、ジルチアゼムとACE抑制剤(す
なわち、ホシノプリル、ゾフェノプリルおよびカプトプ
リル)は、以前に学んだ作業の記憶に対して防護作用を
有するが、ACE抑制活性を持たないエビカプトプリル
やメチルドーパなどの化合物では、以前に学んだ作業の
記憶喪失に対して防護作用を有しないことが認められる
また本発明で用いる活性化合物および配合製剤の全てが
、アルツハイマー病の治療またはその進行遅延に使用し
うることが理解されよう。
加えて、カルシウム管遮断剤きして、U、S、特許出願
第42187号(1987年4月24日出願)に開示さ
れているようなベンズアゼピン誘導体(たとえばSQ3
2324およびSQ31765)が含まれることがわか
る。
実施例14 知覚力および知覚障害を改善するジルチアゼムの薬効を
実証するため、下記実験を行った。
マウス習性テストにおける基礎動作の改善能力およびス
コポラミン障害の拮抗能力に関する実験方法 以下に記載の黒:白テストボックスを用いる操作に従っ
て実験を行った。雄のアルピノ(BKW)マウス(初期
体重25〜30.p)を使用した。
収容カゴには、10匹単位の群でマウスを収容し、食物
と水については自由に与えた。マウスを各12時間の明
暗サイクル下(こ保持し、午前8時に明りを消し、午後
8時に明りをつけた。
テストボックスは頂部を開放したボックス(45X 2
7 X 27 cyn )であって、面積の40%を黒
く塗り、かつ暗赤色光(60WX1)で照明し、他の領
域を白く塗り、かつボックスの上1.7cynの位置か
ら白色光(60WX1)で明るく照明する乙とから成る
。この2つの領域間の出入は、間仕切(これはテストボ
ックスの2つの区画室間の光の拡散を防止するのにも役
立つ)の中心の床?ベルの位置に設けた開口(7,5X
 7.5c7n )によって可能である。床領域に9α
平方のラインを引く。
マウスをテストボックスの白色区分の中心に置くことに
より、習性テストを毎日行った(マウスは薄暗い容器内
の暗い収容環境から、弱い赤色光で照明維持した実験室
に移したもので、通常は、明るい白色条件に嫌悪する)
。テストは午後8時30分から12時30分の間に行っ
た。テスト時間は1日5分間とした。遠隔ビデオで記録
してマウスの行動を判定し、かつ下記の測定を行った。
1、白色部から黒色部へ移動する潜伏時間(秒)2、テ
スト5分間の白色および黒色部におけるあとずさり探索
の回数 3、テスト5分間の白色および黒色部におけるラインを
横切る(探索歩行運動)回数 4、ナス1−5分間のボックスの黒色部にいる時間5、
ナス1〜5分間のテストボックスの黒色および白色部間
の移転回数(このパラメーターは本実験のいずれの事態
にも変化しないので、移転に関するデータの表示および
それ以上のコメントを省略する) 一般に、動物はテストシステムに慣れるにつれて、ボッ
クスの黒色部の中へ移動し、行動探索はあとずさり探索
およびラインの横切りで示される。習性パターンを混乱
させるため、スコポラミンを0.25mf//kQ・1
.p、の用量で使用した。治療日の学習パターンを混乱
するスコポラミンのその後に回復する1回投与の急攻撃
により、またはテスト1時間前に毎日継続してスコポラ
ミンで処置することにより該混乱が達成される。スコポ
ラミンの用量は、自律神経障害を起させない範囲で注意
深く選定した( 0.257v/kQ−i、p、 ツメ
チルスコポラミンでは、行動への影響はない)。0.2
5 〃j9/ kQ−i、p、のスコポラミンの作用下
で、マウスは間仕切のドアーに進み、開き口を探究し、
頭重たは身体を通り抜けるが、これは薄暗い環境との関
連がなく、明かるい嫌悪環境から逃げる。
結果 習性テストのマウスの正常な学習曲線は、白色区画室に
おけるあとずさり回数およびラインの横切り回数の減少
、黒色部での増大、黒色部への移動潜伏時間の減少、お
よび黒色部にいる時間の増加率(%)によって証明され
るように、5〜6日であった。スコポラミンの急性投与
により、対照マウスの障害が起った。あとずさりに対す
る実例データにおいて、マウスは白色の嫌悪環境を回避
することを覚えており、6日目捷ではその行動のほとん
どを黒色部で行っていたが、これはスコポラミンによる
障害で妨けられ、白色部での活動が増加し、黒色部での
活動が減少した。このスコポラミンによって起る障害は
、アレコリンによって防ぐことができた。アレコリンの
用量および経路の選定は、望ましくない自律神経障害を
回避するの(こ重要である。アレコリンは、50〜/ 
kQ /日の用量で、アルゼツ)(Alzet)の浸透
圧式ミニポンプからの腹腔内注射により連続して与えた
。興味のある点は、この用量のアレコリンで連続処置す
ると、習性のスコポラミン障害は抑制されるが、基礎学
習または習性の時間経過はアレコリンの投与によって影
響されないことである。これは、ジルチアゼムの場合の
知見と対照をなす。
上記と同様な操作を用い、対照マウスおよびジルチアゼ
ムで処置したマウスを、習性操作に付し、6日および1
00日目スコポラミンで攻撃した。第1に、ジルチアゼ
ムで処置すると、基礎学習操作が促進されることがわか
った。第2に、ジルチアゼムによる処置は、スコポラミ
ンによって起る障害を完全に拮抗した。
ハイデルギン(hydergine )のマウス習性テ
ストにおける知覚機能を改善する潜在能力を評価するた
め、アレコリンおよびジルチアゼムの場合に記載の同じ
テスト記録を用いた。ハイデルギンは非売品として入手
し、毎日1回テス)60分前にマウスにヒト用量を経口
投与した。ハイデルギンによる処置は明らかに、マウス
習性テストにおいて学習力を高めることが認められた。
白色部のあとずさり回数は急速に減少したが、これに応
じて黒色部のあとずさり回数は増大した。また白色部の
横切り回数はテストの2日目で対照値以下に下がり、こ
れに対して黒色部では増大し、かつ黒色部にいる時間の
増加率(%)は2日目が顕著で、テストの2.3および
4日目に白色部から黒色部への移動の潜伏時間が減少し
た。
ハイデルギンによる処置には、潜在性の精神的不安は伴
なわず、その用量規制゛を毎日0.1■1tcq−p、
o、の一定量に維持した。4日後少数のマウスに若干の
運動障害および鎮静が発現し、これは特に白色環境から
の移動潜伏時間に影響を及ぼすので、かかる少数のマウ
スのデータは分析実験から除外しなければならない。
非常に重要な点は、ハイデルギン(ジルチアゼムに類似
するがアレコリンとは対照的)は基礎学習を高めうるが
、動作に害のあるスコポラミンの影響を拮抗することが
できないことであるが、いずれにしても、そのあとずさ
り回数の変化、ラインの横切り回数の変化または黒色部
にいる時間の変化率(%〕、および白色の嫌悪環境から
離れる潜伏時間を測定した。かかるスコポラミンによっ
て起る障害に対する拮抗性(何らかの影響性)の欠如は
、アレコリンおよびジルチアゼムの顕著な拮抗効果と対
照をなす。
他の一連の実験において、マウスを10日間習性下にお
き、毎日0.25〜/kqのスコポラミンで攻撃した。
習性はスコポラミンの攻撃中障害を受けた。スコポラミ
ンによる障害が認められてから、マウスにスコポラミン
の処置と共に毎日、アレコリン(50〜/ kq /日
、アルゼットの浸透圧式ミニポンプより腹腔内注射〕、
またはジルチアゼムを与えると、スコポラミン障害は完
全に防止された。
結論 知覚力および知覚障害の改善能力の評価に関して: マウス習性テストを用い、白:黒テストボックスの白色
区画室にマウスを何回も繰返し入れる。
マウスをこのテスト境遇にさらすのを繰返すと、マウス
は明かるく照明した環境の嫌悪白色部を避け、黒色部へ
急いで移動し、そこでより長い時間をすごし、かつ最も
多い探索あとずさりおよびラインの横切りを示すことを
覚える。
習性(学習)時間は5〜6日である。この基礎学習時間
はアレコリン(50■/kQ1日、連続した腹腔内注射
で投与、用量および経路は望ましくない自律神経作用を
回避するよう選定)によって、影響を受けない。しかし
ながら、この用量のアレコリンによれば、スコポラミン
(0,25■/kLj・i、p、 )による急性攻撃に
よって起る習性障害をうまく拮抗することができる。ス
コポラミンの用量も過度の末梢自律神経障害を回避する
ため、特にテストの動作を影響しうる視覚への影響、す
なわち視覚観察や瞳孔機能の測定によって確認される視
覚作用の欠乏を回避するため、注意して選定される。用
量0.25”9/kQ・1.p、のメチルスコポラミン
では、マウス習性を影響することはない。
スコポラミンの作用は明白である。すなわち、白色環境
の回避を覚えたマウスは、入口を容易に見つけたとして
も黒色部に入ろうとせず(但し、短い時間は除く〕、こ
のように黒色部への急退去および白色環境の回避がスコ
ポラミン処置によって妨害される。
アレコリンと異なり、低用量のジルチアゼムの処置によ
って、習性速度が高まる。ジルチアゼムでは、スコポラ
ミンによる急性攻撃によって起る習性動作の障害を拮抗
しうろことがわかった。
ハイデJレギ7 (0,I M!;l/kQ−1〕、0
−11日1回)は、ジルチアゼムと同様に、習性過程の
速度を高める(この点、アレコリンでは高められない)
がハイデルギン処置はスコポラミンによる急性攻撃によ
って起る習性障害に影響を及ぼさない(これはジルチア
ゼムとコリン作用剤の両方の作用と対照をなす)。
他の実験で、習性テストを10日間行った後、14日以
内の間毎日スコポラミノを投与して継続障害に付した。
スコポラミンによって起るこノ持続性障害は、アレコリ
ン(50■/ kQ /日、腹腔内注射)およびジルチ
アゼムによって拮抗することができる。
特許出願人  イー・アール・スクイブ・アンド・サン
ズ・インコーホレイテッド

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ベンズアゼピン型カルシウム管遮断剤単独またはこ
    れとアンギオテンシン変換酵素抑制剤の組合せから成る
    ことを特徴とする哺乳動物の長期にわたる知覚機能の喪
    失抑制剤。2、カルシウム管遮断剤がジルチアゼムであ
    る請求項第1項記載の知覚機能の喪失抑制剤。 3、カルシウム管遮断剤が、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は水素、アルキル、アルカノイル、アル
    ケニル、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニ
    ルまたは▲数式、化学式、表等があります▼; R_2およびR_3はそれぞれ独立して水素、アルキル
    、シクロアルキルまたはアリールアルキル、またはR_
    2とR_3はそれらが結合する窒素原子と合してピロリ
    ジニル、ピペリジニルまたはモルホリニル; R_4およびR_5はそれぞれ独立して水素、ハロゲン
    、アルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アリールア
    ルコキシ、ジアリールアルコキシ、アリールアルキル、
    シアノ、ヒドロキシ、アルカノイルオキシ、▲数式、化
    学式、表等があります▼、フルオロ置換アルコキシ、フ
    ルオロ置換アルキル、(シクロアルキル)アルコキシ、
    −NO_2、−NX_3X_4、−S(O)_mアルキ
    ル、−S(O)_mアリール、 ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼; nは2または3; mは0、1または2; X_1およびX_2はそれぞれ独立して水素、アルキル
    、アリールもしくはヘテロアリール、またはX_1とX
    _2はそれらが結合する窒素原子と合してピロリジニル
    、ピペリジニルまたはモルホリニル、X_3およびX_
    4はそれぞれ独立して水素、アルキル、アルカノイル、
    アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニルまたは ▲数式、化学式、表等があります▼、 X_5はヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、ア
    ミノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ、および X_6はアルキル、アルコキシまたはアリールオキシで
    あつて、R_4が7−アルキル基のとき、R_4は環に
    結合する第三級炭素原子を有しなければならない。 なお、上記アリールとはフェニルおよび置換フェニル(
    置換基として1、2または3個のアミノ、アルキルアミ
    ノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、ハロゲン、ヒドロキシ
    ル、トリフルオロメチル、炭素数1〜4のアルキル、炭
    素数1〜4のアルコキシ、アルカノイルオキシ、カルバ
    モイルまたはカルボキシル)を指称し、またヘテロアリ
    ールとはピリジニル、ピロリル、イミダゾリル、フリル
    、チエニルまたはチアゾリルを指称する〕 で示される化合物またはその医薬的に許容しうる塩であ
    る請求項第1項記載の知覚機能の喪失抑制剤。 4、カルシウム管遮断剤が、(d−シス)−3−(アセ
    チルオキシ)−1−〔(2−ジメチルアミノ)エチル〕
    −1,3,4,5−テトラヒドロ−4−(4−メトキシ
    フェニル)−6−(トリフルオロメチル)−2H−1−
    ベンズアゼピン−2−オン・モノ塩酸塩〔SQ3176
    5〕または(d−シス)−3−(アセチルオキシ)−1
    ,3,4,5−テトラヒドロ−4−(4−メトキシフェ
    ニル)−1−〔2−(メチルアミノ)エチル〕−6−(
    トリフルオロメチル)−2H−1−ベンズアゼピン−2
    −オン・モノ塩酸塩〔SQ32324〕である請求項第
    1項記載の知覚機能の喪失抑制剤。 5、アンギオテンシン変換酵素抑制剤が、ホスホネート
    置換アミノ酸もしくはイミノ酸あるいはそれらの塩、置
    換プロリン誘導体、カルボキシアルキルジペプチド誘導
    体、ホスフイニルアルカノイルプロリン誘導体、または
    ホスホンアミデート誘導体である請求項第1項記載の知
    覚機能の喪失抑制剤。 6、アンギオテンシン変換酵素抑制剤が、置換プロリン
    誘導体である請求項第1項記載の知覚機能の喪失抑制剤
    。 7、アンギオテンシン変換酵素抑制剤が、カルボキシア
    ルキルジペプチド誘導体である請求項第1項記載の知覚
    機能の喪失抑制剤。 8、アンギオテンシン変換酵素抑制剤が、ホスフイニル
    アルカノイルプロリン誘導体である請求項第1項記載の
    知覚機能の喪失抑制剤。 9、アンギオテンシン変換酵素抑制剤が、ホスホンアミ
    デート誘導体である請求項第1項記載の知覚機能の喪失
    抑制剤。 10、アンギオテンシン変換酵素抑制剤が、ホスホネー
    ト置換アミノ酸もしくはイミノ酸あるいはそれらの塩で
    ある請求項第1項記載の知覚機能の喪失抑制剤。 11、アンギオテンシン変換酵素抑制剤が、カプトプリ
    ル、エナラプリル、1−〔N−〔ヒドロキシ(4−フェ
    ニルブチル)ホスフイニル〕−2−アラニル〕−L−プ
    ロリンもしくはその塩、SQ29852、ゾフエノプリ
    ル、ホシノプリル、または(S)−1−〔6−アミノ−
    2−〔〔ヒドロキシ(4−フェニルブチル)ホスフイニ
    ル〕オキシ〕−1−オキソヘキシル〕−L−プロリンで
    ある請求項第1項記載の知覚機能の喪失抑制剤。 12、カルシウム管遮断剤が、ジルチアゼム、(d−シ
    ス)−3−(アセチルオキシ)−1−〔(2−ジメチル
    アミノ)エチル〕−1,3,4,5−テトラヒドロ−4
    −(4−メトキシフェニル)−6−(トリフルオロメチ
    ル)−2H−1−ベンズアゼピン−2−オン・モノ塩酸
    塩〔SQ31765〕、または(d−シス)−3−(ア
    セチルオキシ)−1,3,4,5−テトラヒドロ−4−
    (4−メトキシフェニル)−1−〔2−(メチルアミノ
    )エチル〕−6−(トリフルオロメチル)−2H−1−
    ベンズアゼピン−2−オン・モノ塩酸塩〔SQ3232
    4〕であつて、その投与量が1日1〜4回用量で約0.
    1〜500mgで、存在しうるアンギオテンシン変換酵
    素抑制剤がカプトプリルであつて、その投与量が1日1
    〜4回用量で約0.1〜500mgである請求項第1項
    記載の知覚機能の喪失抑制剤。 13、ベンズアゼピン型カルシウム管遮断剤単独または
    これとアンギオテンシン変換酵素抑制剤の組合せから成
    ることを特徴とする哺乳動物のアルツハイマー病の治療
    もしくは進行遅延剤。 14、カルシウム管遮断剤が、ジルチアゼム、(d−シ
    ス)−3−(アセチルオキシ)−1−〔(2−ジメチル
    アミノ)エチル〕−1,3,4,5−テトラヒドロ−4
    −(4−メトキシフェニル)−6−(トリフルオロメチ
    ル)−2H−1−ベンズアゼピン−2−オン・モノ塩酸
    塩〔SQ31765〕または(d−シス)−3−(アセ
    チルオキシ)−1,3,4,5−テトラヒドロ−4−(
    4−メトキシフェニル)−1−〔2−(メチルアミノ)
    エチル〕−6−(トリフルオロメチル)−2H−1−ベ
    ンズアゼピン−2−オン・モノ塩酸塩〔SQ32324
    〕であつて、存在しうるアンギオテンシン変換酵素抑制
    剤が、カプトプリル、SQ29852、ゾフエノプリル
    、ホシノプリル、エナラプリル、または(S)−1−〔
    6−アミノ−2−〔〔ヒドロキシ(4−フェニルブチル
    )ホスフイニル〕オキシ〕−1−オキソヘキシル−L−
    プロリンである請求項第13項記載のアルツハイマー病
    の治療もしくは進行遅延剤。
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