JPH0225309Y2 - - Google Patents

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JPH0225309Y2
JPH0225309Y2 JP1986188440U JP18844086U JPH0225309Y2 JP H0225309 Y2 JPH0225309 Y2 JP H0225309Y2 JP 1986188440 U JP1986188440 U JP 1986188440U JP 18844086 U JP18844086 U JP 18844086U JP H0225309 Y2 JPH0225309 Y2 JP H0225309Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は例えばコンタクトレンズ容器とその洗
液容器等を入れるための容器、携帯用化粧品類を
入れるための容器、指輪やネツクレス、ブローチ
などの小物装身具を入れるための容器などの携帯
用小物類を入れるのに主として用いられる容器で
あつて、それ自体で、またはハンドバツグやポシ
エツトなどに入れて携行される携帯用小物容器に
関するものである。
〈従来の技術〉 従来のこの種の小物用容器は、通常容器それ自
体に電球等の光源体を組み込んで照明不良場所で
の内容品の使用に際して点灯し、使用状況を確認
することができるようにしたものは、極めて少な
い。
若し存在するとしても、別紙第9図及び第10
図に示したように、容器の開蓋使用姿勢において
必要時に点灯することができる構造としたものが
普通に考えられる構造である。
例えば、この想像構造について、上記第9,1
0図を参考に説明すると、容体01と蓋体02と
をその一側辺を連結部03として開閉自在に連結
し、容体01には携行用内容品であるコンタクト
レンズ21′を入れた容器21とこのコンタクト
レンズ21′の使用または保管に関連して使用さ
れる洗浄液容器22、保存液容器23、装着液容
器24等を内装する構造とし、容体01の一部に
光源体としての電球04とスイツチ05と電池0
6とを装着した構造とし、蓋体02には鏡07を
装着した構造としたものが考えられる。
このようにすることによつて、コンタクトレン
ズ21′をレンズ容器21から取出して着眼し、
または目から取出して容器21内に保管するに当
つて、その場所が照明不良の場所である場合に
は、スイツチ05をON操作して光源体04を点
灯し、鏡07を見ながら着眼し取外すことができ
て極めて便利に用いることができる。
このことは、化粧品容器の場合にも化粧の出来
栄えを確認することができ、また、指輪やネツク
レス、ブローチなどの装着に当つても装着具合を
確認することができ大変便利である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、これらのものはそれ自体比較的
小物であり、装着に際して誤つて落下することが
往々にしてある。殊にコンタクトレンズの場合に
は暗い場所で落下すると探すのに苦労をする。ま
た、上記のような容器にあつては、他の小物も同
時に収納されているのが常であるから、仮令容器
を開いた状態でその照明を利用して探すとして
も、他の内容物が重ねて落下しない状態にしなが
ら利用しなければならないので、その光源を充分
に活用することが困難であるという欠点がある。
本考案はかかる点に鑑み、このような小物用容
器の光源体を、極めて有効に活用することを目的
とし、小物容器の使用に際して必要な場合に光源
を利用するのみではなく、上記の如く不測の事態
に際して、この光源を容器の閉蓋姿勢で使用する
ことができ、その他の時にも容器の光源を懐中電
灯代りとして使用することができるようにしたも
のである。
〈問題点を解決するための手段〉 以上の目的を達成するための本考案の構成を、
実施例に対応する第1図乃至第5図を用いて説明
すると、本考案は容体1と蓋体2とが両体の一側
辺において相対開閉自在に連結部3で連結されて
いる容器Aであつて、これら両体1,2の何れか
の部分に光源体4を内装する筒体5が形成され、
該筒体5には少なくとも容器Aの内側と外側とを
照明する光透過用窓5aが形成され、該窓5aの
対向面側に位置して光反射鏡体6が筒体5内に内
装され単独でまたは筒体5と共に回動する構造と
したものである。
〈作用〉 本考案はこのような構成としたものであるか
ら、内容物の使用や収容に当つて、必要に応じて
点灯し容器内を照明し、また、この容器内照明装
置を利用して必要に応じて容器を閉蓋した姿勢で
外部を照明する懐中電灯として使用することがで
きるのである。
〈実施列〉 以下本考案の実施例について図面に基づいて説
明する。
図面中第1図乃至第5図は本考案の一実施例を
示す図で、その概要構造については前記問題点を
解決するための手段の項において説明したとおり
であるが、更にこれを詳述すると、容体1は合成
樹脂材で成形され、その一側に全幅に亘つて円筒
状の筒体5を一体的に有する構造とされ、筒体5
の中間部分の容器内面側と外面側とに光透過用窓
5a,5aが形成されている。これらの窓5a,
5aには、第3図に示したように光を透過する回
転胴体10が内装され、その中間部に光反射鏡体
6と光源体4とが装着されている。また、この回
転胴体10には電源としての電池12,12が内
装され、その両端開口部は筒体5の導通キヤツプ
8a,8bによつて同時に閉止されるようになつ
ていて、第3図右上に示したように接触子9aと
回転係止突起9bとを有するスイツチ9が一方の
導通キヤツプ8aに形成されている嵌合孔8cを
介して筒体5に装着され、その挿入操作によつて
前記回転胴体10の内面に配設されたリード線1
1に接触し閉回路を形成する。また、このスイツ
チ9を引き出して前記回転係止突起9bを導通キ
ヤツプ8aの孔8cの突部に係合させて、回動す
ることによつて回転胴体10を筒体5内で回転さ
せるようになつている。蓋体2も合成樹脂材で形
成され、その一側の両端に前記筒体5に外嵌する
環状部3a,3aが一体的に形成されていて、筒
体5の両端部分に回動自在に外嵌され、蝶番状に
連結されている。また、底板2aの中央には鏡7
が装着されている。
而して、第4図に示したように容器Aの閉蓋姿
勢では、回転胴体10を回転させて光反射鏡体6
で内側の窓5aを閉止し、外側の窓5aのみを開
放し、第5図に示したように、開蓋姿勢では同様
にして光反射鏡体6で外側の窓5aを閉止し内側
の窓5aのみを開放する構造となつている。若
し、この反射鏡体6が内装されていない場合には
第6図に参考説明図として示したように内外の窓
5a,5aから同時光が透過し、光度が半減以下
となり照度不良となる。
容器Aの使用に当つて点灯するときは、前記一
方のキヤツプ8aに取り付けたスイツチ9を押込
みリード線11との間に閉回路を形成させればよ
い。図中21乃至24は内容物の一例を示したも
ので、コンタクトレンズを収容するための容器2
1と、このコンタクトレンズの使用または保管の
ために使用する洗浄液容器22、保存液容器23
及び装着液容器24である。
第7図及び第8図は別の実施例を示したもの
で、容体1と蓋体2とをその一側辺部分で折畳み
自在に連結し、筒体5を該連結部3と対向する蓋
体2の遊端側の側辺部において、前記第1〜3図
の実施例図に示した環状部3a,3aのように、
環状部3b,3bを一体的に形成し、該環状部3
b,3bに別途形成した筒体5を挿入保持させ蓋
体2に対して筒体5を回動自在に形成し、かつ該
筒体5の両端部近くにそれぞれ光透過用窓5a,
5aを一つ宛形成し、左右に別れて二つの光源体
4,4を内装したものとしたものである。而し
て、該筒体5の回動構造は第8図に示したよう
に、筒体5を回動ツマミ8a′を一体的に有する円
筒体とし、その内面を光反射鏡面体6′に形成し、
筒体5の内部に、一端にスイツチ9′を固定枠1
4で固定させ、前記光源体としての電球4、電源
としての電池12、電球4を順次組込み、リード
線11をも組込んだ透明筒体13を挿嵌し、他端
の開口部を蓋8b′で螺嵌閉止した構造としたもの
である。
このようにした容器Aの内容品を使用するとき
は、筒体5を回動させ、第7図のように光透過窓
5a,5aが内装品を照すように容器Aの内面側
に向ければよく、コンタクトレンズの装着や取外
し時、化粧時等には窓5a,5aを最も使用し易
い方向に向ければよい。
また、容器Aの内容品を使用せず懐中電灯代り
として使用するときは、窓5a,5aが容器Aの
外側に位置するように回動させればよい。
その他の部分構造については第1図〜第5図の
説明に準ずるので省略する。
このように光源を左右に離して二ケ所に形成し
ておくと、コンタクトレンズの目への装着に当つ
てまたは取外し操作に当つてコンタクトレンズを
仮保持させた指先が光の陰になることがなく、レ
ンズの着脱に大変有効である。
而して、本考案にいう筒体5はそれ自体固定の
ものでも回動するものでもよく、その装着場所
は、上記第7図実施例の場合とは逆に容体1側に
形成した構造として実施してもよい。
また、筒体5部分容器本体1,2と一体的に形成
してもよく、固定のものであつても別々に形成
し、装着したものとしてもよい。
また、筒体5は光源体4と光反射鏡体6とを内
装する構造とし電池12は容体1等に内装するよ
うにしてもよい。光反射鏡6はそれ自体が筒体5
内で回動する構造としてもよく、筒体5と共に回
動するものとしてもよい。また、光源体4と共に
回動するようにしてもよい。要するに光源体4の
光を容器Aの内面側と外面側とに選択的に反射さ
せることができる構造としてあればよい。光透過
窓5aは筒体5の周方向において部分的に形成さ
れているもののみに限らず周方向の全周に亘つて
形成されているものとしてもよい。
以上本考案の代表的と思われる実施例について
説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構
造のみに限定されるものではなく、本考案にいう
構成要件を備えかつ、本考案にいう目的を達成
し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜
改変して実施することができるものである。
〈考案の効果〉 本考案は以上の説明から既に明らかなように、
光源体を内装した筒体を容器に形成し、この筒体
に少なくとも容器の内側と外側とを照明すること
のできる光透過窓を形成し、かつ、この窓に対向
位置して光反射鏡体を筒体内に設け、この光反射
鏡体を容器に対して回動できるように構成したも
のであるから、容器内の収容物を使用し、または
容器内に収納するに当つて照明不良の場所でも照
明を利用して容易に確実に使用、収納することが
でき、また使用状態の確認を行なうことができる
ものでありながら、併せて、内容物を誤つて落下
させたとき、容器を閉じた状態で上記の照明体を
利用して探すことができ、また、この照明体を利
用して通常の懐中電灯のように任意適宜に用い得
るに至つたのである。従つて、暗闇の中でも懐中
電灯代りとして、また、コンタクトレンズの目へ
の装着、取出しや、化粧直しや、その仕上り具合
の確認に光のロスの少ない状態で極めて便利に用
いることができる利点を有するに至つたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示す図
で、第1図は内容物を取出した状態の、第2図は
収納状態のそれぞれ開蓋状態を示す全体斜視図、
第3図は各部を分解した閉蓋状態の全体斜視図、
第4図は閉蓋姿勢の要部の縦断側面図、第5図は
開蓋姿勢の要部の縦断側面図、第6図は閉蓋姿勢
の要部の参考説明用縦断側面図、第7図及び第8
図は別実施例の開蓋状態を示す全体斜視図と要部
の分解断面図、第9図及び第10図は内容物を取
出した状態と収納した状態とを示す従来品想像構
造の開蓋状態の斜視図である。 図中Aは容器、1は容体、2は蓋体、3は連結
部、4は光源体、5は筒体、5aは光透過用窓、
6は光反射鏡体である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容体1と蓋体2とが両体の一側辺において相
    対開閉自在に連結部3で連結されている容器A
    であつて、これら両体1,2の何れかの部分に
    光源体4を内装する筒体5が形成され、該筒体
    5には少なくとも容器Aの内側と外側とを照明
    する光透過用窓5aが形成され、該窓5aの対
    向面側に位置して光反射鏡体6が筒体5内に内
    装され単独でまたは筒体5と共に回動する構造
    とされている携帯用小物容器。 筒体5が容体1と蓋体2との連結部3に形成
    されている実用新案登録請求の範囲第項に記
    載の携帯用小物容器。 筒体5が容体1と蓋体2との連結部3に位置
    して容体1に連設形成されている実用新案登録
    請求の範囲第項または第項に記載の携帯用
    小物容器。 筒体5が容体1と蓋体2との連結部3に位置
    して蓋体2に連設形成されている実用新案登録
    請求の範囲第項または第項に記載の携帯用
    小物容器。 筒体5が蓋体2の遊端側の側辺に形成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第項に記載の携
    帯用小物容器。 筒体5が容体1と蓋体2との連結部3の中間
    部分に形成されている実用新案登録請求の範囲
    第項に記載の携帯用小物容器。 筒体5が容体1と蓋体2との連結部3の略全
    長に亘つて形成されている実用新案登録請求の
    範囲第項に記載の携帯用小物容器。 筒体5の容器内面側と外面側とに光透過用窓
    5a,5aが形成されている実用新案登録請求
    の範囲第項に記載の携帯用小物容器。 筒体5の長手方向両端側に偏して光透過用窓
    5a,5aが形成されている実用新案登録請求
    の範囲第項に記載の携帯用小物容器。 光反射鏡体6が筒体5内で回動自在に形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第項に記載
    の携帯用小物容器。 光反射鏡体6の回動に伴つて光源体4も共に
    回動する実用新案登録請求の範囲第項または
    第項に記載の携帯用小物容器。 筒体5が回動する構造とされている実用新案
    登録請求の範囲第項に記載の携帯用小物容
    器。 筒体5の光源体4内装部分の周方向全周が光
    透過用窓5aに形成されている実用新案登録請
    求の範囲第項または第項若しくは第項に
    記載の携帯用小物容器。
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JPS6393822U JPS6393822U (ja) 1988-06-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6042119U (ja) * 1983-08-29 1985-03-25 日清産業株式会社 照明付きカ−ドケ−ス

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