JPH02252979A - アキシャルピストン機械 - Google Patents
アキシャルピストン機械Info
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- JPH02252979A JPH02252979A JP1076082A JP7608289A JPH02252979A JP H02252979 A JPH02252979 A JP H02252979A JP 1076082 A JP1076082 A JP 1076082A JP 7608289 A JP7608289 A JP 7608289A JP H02252979 A JPH02252979 A JP H02252979A
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- axial piston
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Links
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2203/00—Non-metallic inorganic materials
- F05C2203/08—Ceramics; Oxides
- F05C2203/0804—Non-oxide ceramics
- F05C2203/0856—Sulfides
- F05C2203/086—Sulfides of molybdenum
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2253/00—Other material characteristics; Treatment of material
- F05C2253/12—Coating
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、建設機械などに使用する主にクレードル式の
アキシャルピストン機械に関する。
アキシャルピストン機械に関する。
(従来の技術)
一般に、この種アキシャルピストン機械は、前面側にシ
リンダブロックに介装された多数のピストンが接触され
る接触面部をもち、かつ、背面側に円筒形の滑り面を形
成したスワッシュプレートと、前記滑り面が面接触され
る円筒形の受面をもち、前記スワッシュプレートの傾転
動作を受止めるホルダーとを備えている。
リンダブロックに介装された多数のピストンが接触され
る接触面部をもち、かつ、背面側に円筒形の滑り面を形
成したスワッシュプレートと、前記滑り面が面接触され
る円筒形の受面をもち、前記スワッシュプレートの傾転
動作を受止めるホルダーとを備えている。
しかして、前記ホルダーには、前記ピストンの反力に基
づいて、前記スワッシュプレートが強い力で押し付けら
れ、この状態でスワッシュプレートをホルダーに対して
円滑に傾転動作させる必要があることから、従来、例え
ば特開昭Eil−215812号で提案されているよう
に、スワッシュプレートの滑り面とホルダーの受面との
間に、ニードルベアリングを介装させたり、又、実公昭
61−28062号公報で提案されているように、前記
滑り面と受面との間に、銅合金を焼結させたソフトメタ
ル層を介装させたりして、摺動特性を改善するように試
みられている。
づいて、前記スワッシュプレートが強い力で押し付けら
れ、この状態でスワッシュプレートをホルダーに対して
円滑に傾転動作させる必要があることから、従来、例え
ば特開昭Eil−215812号で提案されているよう
に、スワッシュプレートの滑り面とホルダーの受面との
間に、ニードルベアリングを介装させたり、又、実公昭
61−28062号公報で提案されているように、前記
滑り面と受面との間に、銅合金を焼結させたソフトメタ
ル層を介装させたりして、摺動特性を改善するように試
みられている。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、前者のニードルベアリングを用いたものは、
コスト高となるし、ベアリングの回転による運転時の騒
音が大きく、シかも水グリコールなどから成る潤滑油を
使用した場合の耐久性が悪い等の問題があり、また、後
者のソフトメタル層を介装したものは、耐摩耗性が悪く
て寿命が短いなどの問題があり、これら中間に別部材を
介在させる対策は得策でない。
コスト高となるし、ベアリングの回転による運転時の騒
音が大きく、シかも水グリコールなどから成る潤滑油を
使用した場合の耐久性が悪い等の問題があり、また、後
者のソフトメタル層を介装したものは、耐摩耗性が悪く
て寿命が短いなどの問題があり、これら中間に別部材を
介在させる対策は得策でない。
こうしたことから、まず、スワッシュプレートとホルダ
ーとを高硬度材料で形成して、両者の接触面に適当な表
面処理を施して直接的に接触させることを考えたが、通
常の表面処理は約500℃以上の比較的高い温度条件下
で行なわれることから、部材に熱歪みが生じ、スワッシ
ュプレートからの強い荷重を受止めて該スワッシュプレ
ートを一定の傾転範囲で往復動させるという仕様には、
摺動面の変形による極部的な偏荷重の作用が問題となっ
て、実際上採用困難である。
ーとを高硬度材料で形成して、両者の接触面に適当な表
面処理を施して直接的に接触させることを考えたが、通
常の表面処理は約500℃以上の比較的高い温度条件下
で行なわれることから、部材に熱歪みが生じ、スワッシ
ュプレートからの強い荷重を受止めて該スワッシュプレ
ートを一定の傾転範囲で往復動させるという仕様には、
摺動面の変形による極部的な偏荷重の作用が問題となっ
て、実際上採用困難である。
そこで、本発明では、か\る強い荷重の作用を受けなか
ら傾転に伴う往復動を行わしめるという摺動条件に好適
なものとして、登録商標モリコートで知られる乾性被膜
潤滑剤を用いた表面処理並びに、所謂コラベット法とし
て知られる電気分解を利用した表面処理に注目して、こ
れを選択すること\し、ホルダーに対するスワッシュプ
レートの円滑な傾転動作を行うことができながら、これ
ら各部材の長寿命化と低騒音での運転を行うことができ
るアキシャルピストン機械を提供することを目的とする
。
ら傾転に伴う往復動を行わしめるという摺動条件に好適
なものとして、登録商標モリコートで知られる乾性被膜
潤滑剤を用いた表面処理並びに、所謂コラベット法とし
て知られる電気分解を利用した表面処理に注目して、こ
れを選択すること\し、ホルダーに対するスワッシュプ
レートの円滑な傾転動作を行うことができながら、これ
ら各部材の長寿命化と低騒音での運転を行うことができ
るアキシャルピストン機械を提供することを目的とする
。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明は、前面にシリンタ
フロック(5)に介装した多数のピストン(51)の頭
部を接触させる接触面部(70)をもち、背面に円筒形
の滑り面(71)を形成したスワッシュプレート(7)
と、前記滑り面(71)を面接触させる円筒形の受面(
81)をもち、前記スワッシュプレート(7)の傾転動
作を受止めるホルダー(8)とを備えたアキシャルピス
トン機械において、前記スワッシュプレート(7)とホ
ルダー(8)とを高硬度鋼材で形成すると共に、前記滑
り面(71)と受面(81)とに、登録商標そりコート
による表面層、すなわち樹脂とモリブデン系の固体潤滑
剤とを有機溶剤中に分散させて約200℃以下の比較的
低温条件下で硬化させた乾性被膜潤滑剤から成る表面層
を形成したことを特徴とするものである。
フロック(5)に介装した多数のピストン(51)の頭
部を接触させる接触面部(70)をもち、背面に円筒形
の滑り面(71)を形成したスワッシュプレート(7)
と、前記滑り面(71)を面接触させる円筒形の受面(
81)をもち、前記スワッシュプレート(7)の傾転動
作を受止めるホルダー(8)とを備えたアキシャルピス
トン機械において、前記スワッシュプレート(7)とホ
ルダー(8)とを高硬度鋼材で形成すると共に、前記滑
り面(71)と受面(81)とに、登録商標そりコート
による表面層、すなわち樹脂とモリブデン系の固体潤滑
剤とを有機溶剤中に分散させて約200℃以下の比較的
低温条件下で硬化させた乾性被膜潤滑剤から成る表面層
を形成したことを特徴とするものである。
前記滑り面(71)と受面(81)とに形成する前記表
面層は、所謂ツーベット法による表面層、すなわち、約
200℃以下に保持された硫黄を含むアルカリ金属塩の
溶融塩浴中での陽極反応により得られる硫化鉄の拡散層
に代えることができる。
面層は、所謂ツーベット法による表面層、すなわち、約
200℃以下に保持された硫黄を含むアルカリ金属塩の
溶融塩浴中での陽極反応により得られる硫化鉄の拡散層
に代えることができる。
前記スワッシュプレート(7)には、前面側で前記ピス
トン(51)の内室(52)と連通し、背面側で前記滑
り面(71)と受面(81)との対向面間に連通ずる給
油通路(74)を設けてもよい。
トン(51)の内室(52)と連通し、背面側で前記滑
り面(71)と受面(81)との対向面間に連通ずる給
油通路(74)を設けてもよい。
るときには、前記スワッシュプレート(7)のホ(作用
) 前記滑り面(71)と受面(81)に形成する前記乾性
被膜潤滑剤から成る表面層や、硫化鉄の拡散層による表
面層は、それぞれ潤滑性、耐摩耗性及び耐久性に優れて
いることから、前記ホルダー(8)に対するスワッシュ
プレート(7)の円滑な傾転動作ができ、しかも、これ
ら各部材の長寿命化と低騒音での運転が可能となる。
) 前記滑り面(71)と受面(81)に形成する前記乾性
被膜潤滑剤から成る表面層や、硫化鉄の拡散層による表
面層は、それぞれ潤滑性、耐摩耗性及び耐久性に優れて
いることから、前記ホルダー(8)に対するスワッシュ
プレート(7)の円滑な傾転動作ができ、しかも、これ
ら各部材の長寿命化と低騒音での運転が可能となる。
又、これらの表面層は何れも約200℃以下という比較
的低温条件下で形成されるため、前記滑り面(71)と
受面(81)とに熱歪みによる変形等の悪影響を殆ど与
えることがなく、従って、これら滑り面(71)と受面
(81)との間で円滑な滑り面を形成できるのである。
的低温条件下で形成されるため、前記滑り面(71)と
受面(81)とに熱歪みによる変形等の悪影響を殆ど与
えることがなく、従って、これら滑り面(71)と受面
(81)との間で円滑な滑り面を形成できるのである。
また、前記スワッシュプレート(7)に、前面側で前記
ピストン(51)の内室(52)と連通し、背面側で前
記滑り面(71)と受面(81)との対向面間に連通ず
る給油通路(74)を設はルダー(8)に対する傾転動
作を、さらに円滑に行うことができる。
ピストン(51)の内室(52)と連通し、背面側で前
記滑り面(71)と受面(81)との対向面間に連通ず
る給油通路(74)を設はルダー(8)に対する傾転動
作を、さらに円滑に行うことができる。
(実施例)
第2図は、クレードル式のアキシャルピストン機械を示
しており、機械本体(1)に、フロント及びリヤ軸受(
2)(3)を介して主軸(4)を回転自由に支持し、こ
の主軸(4)に多数のピストン(51)を進退動可能に
備えたシリンダブロック(5)をスプライン結合すると
共に、該シリンダブロック(5)のフロント側に、前面
に前記各ピストン(51)の頭部がシュー(6)を介し
て接触される接触面部(70)をもつスワツシユプレー
ト(7)を配置し、このスワッシュプレート(7)を前
記機械本体(1)に固定したホルダー(8)に傾斜角度
変更可能に支持している。
しており、機械本体(1)に、フロント及びリヤ軸受(
2)(3)を介して主軸(4)を回転自由に支持し、こ
の主軸(4)に多数のピストン(51)を進退動可能に
備えたシリンダブロック(5)をスプライン結合すると
共に、該シリンダブロック(5)のフロント側に、前面
に前記各ピストン(51)の頭部がシュー(6)を介し
て接触される接触面部(70)をもつスワツシユプレー
ト(7)を配置し、このスワッシュプレート(7)を前
記機械本体(1)に固定したホルダー(8)に傾斜角度
変更可能に支持している。
前記各シュー(6)は、該シュー(6)に一体形成した
球体(60)を介して前記ピストン(51)の頭部に首
振り可能に支持させている。
球体(60)を介して前記ピストン(51)の頭部に首
振り可能に支持させている。
また、前記スワッシュプレート(7)は、第1図(イ)
で明らかなごとく、その背面側に一対の円筒形滑り面(
71)(71)を形成し、一方、同図(ロ)で明らかな
如く前記ホルダー(8)には、前記各滑り面(71)と
面接触する一対の受面(81)(81)を形成して、前
記スワッシュプレート(7)とホルダー(8)とに設け
た各インロ一部(72)(82)をガイドとして、前記
スワッシュプレート(7)をホルダー(8)に対し円弧
杖に摺接させるようにしている。
で明らかなごとく、その背面側に一対の円筒形滑り面(
71)(71)を形成し、一方、同図(ロ)で明らかな
如く前記ホルダー(8)には、前記各滑り面(71)と
面接触する一対の受面(81)(81)を形成して、前
記スワッシュプレート(7)とホルダー(8)とに設け
た各インロ一部(72)(82)をガイドとして、前記
スワッシュプレート(7)をホルダー(8)に対し円弧
杖に摺接させるようにしている。
更に、前記スワッシュプレート(7)には、ブラケット
(73)を一体に突設して、このブラケット(73)を
連結アーム(50)を介して、例えばプレッシャコンベ
ンセータバルブで制御される操作プランジャ(9)に連
結し、該プランジャ(9)の操作で前記スワッシュプレ
ート(7)の傾転角度を最大角度から中立位置にまで変
更するようにしている。
(73)を一体に突設して、このブラケット(73)を
連結アーム(50)を介して、例えばプレッシャコンベ
ンセータバルブで制御される操作プランジャ(9)に連
結し、該プランジャ(9)の操作で前記スワッシュプレ
ート(7)の傾転角度を最大角度から中立位置にまで変
更するようにしている。
しかして、以上のアキシャルピストン機械において、前
記スワッシュプレート(7)とホルダー(8)とを、そ
れぞれ炭素鋼などの高硬度鋼材で形成すると共に、前記
スワッシュプレート(7)の各滑り面(71)と、前記
ホルダー(8)の各受面(81)とに、それぞれ第1図
の斜線で示したごとく、樹脂とモリブデン系の固体潤滑
剤とを有機溶剤中に分散させて約200℃以下の比較的
低温条件下で硬化させた乾性被膜潤滑剤から成る表面層
(10)を形成したのである。
記スワッシュプレート(7)とホルダー(8)とを、そ
れぞれ炭素鋼などの高硬度鋼材で形成すると共に、前記
スワッシュプレート(7)の各滑り面(71)と、前記
ホルダー(8)の各受面(81)とに、それぞれ第1図
の斜線で示したごとく、樹脂とモリブデン系の固体潤滑
剤とを有機溶剤中に分散させて約200℃以下の比較的
低温条件下で硬化させた乾性被膜潤滑剤から成る表面層
(10)を形成したのである。
具体的に説明すると、前記スワッシュプレート(7)の
滑り面(71)とホルダー(8)の受面(81)とに、
前記表面層(10)を形成するにあたっては、次のコー
ティング処理を行うのである。
滑り面(71)とホルダー(8)の受面(81)とに、
前記表面層(10)を形成するにあたっては、次のコー
ティング処理を行うのである。
まず、バインダーとして、熱硬化性の有機系合成樹脂を
用い、また、固体潤滑剤として、硫化モリブデンを単独
で、又は硫化モリブデンとアンチモンとを複合して用い
、これら各省と防錆剤とを、トルエンやメチルエチルケ
トン又はエタノールなどの有機溶剤中に溶解分散させて
、塗料状の溶剤を得る。
用い、また、固体潤滑剤として、硫化モリブデンを単独
で、又は硫化モリブデンとアンチモンとを複合して用い
、これら各省と防錆剤とを、トルエンやメチルエチルケ
トン又はエタノールなどの有機溶剤中に溶解分散させて
、塗料状の溶剤を得る。
そして、高硬度鋼材で形成された前記スワッシュプレー
ト(7)の滑り面(71)と、前記ホルダー(8)の受
面(81)とに、それぞれ脱脂及び除錆処理などを施し
た後に、以上の溶剤を、スプレー、浸漬、タンプリング
又はハケ塗りなどの手段で塗布し、約200℃以下の温
度で熱風乾燥硬化させることにより、前記滑り面(71
)と受面(81)とに乾性被膜潤滑剤から成る前記表面
層(10)をそれぞれ形成するのである。
ト(7)の滑り面(71)と、前記ホルダー(8)の受
面(81)とに、それぞれ脱脂及び除錆処理などを施し
た後に、以上の溶剤を、スプレー、浸漬、タンプリング
又はハケ塗りなどの手段で塗布し、約200℃以下の温
度で熱風乾燥硬化させることにより、前記滑り面(71
)と受面(81)とに乾性被膜潤滑剤から成る前記表面
層(10)をそれぞれ形成するのである。
また、前記表面層(10)を形成するにあたっては、以
上のコーティング処理に代えて、電気的な浸硫処理手段
を採用することが可能であり、即ち、硫黄を含むアルカ
リ金属塩から成る溶融塩浴を調製し、この溶融塩浴を約
200℃以下、好ましくは185〜195℃の温度に保
持して、前記スワッシュプレート(7)とホルダー(8
)とを浸漬し、これら8者を陽極として陰極との間で通
電を行うことにより、陽極反応を起こして、前記スワッ
シュプレート(7)とホルダー(8)とに、硫化鉄の拡
散層による表面層(10)を形成するのである。
上のコーティング処理に代えて、電気的な浸硫処理手段
を採用することが可能であり、即ち、硫黄を含むアルカ
リ金属塩から成る溶融塩浴を調製し、この溶融塩浴を約
200℃以下、好ましくは185〜195℃の温度に保
持して、前記スワッシュプレート(7)とホルダー(8
)とを浸漬し、これら8者を陽極として陰極との間で通
電を行うことにより、陽極反応を起こして、前記スワッ
シュプレート(7)とホルダー(8)とに、硫化鉄の拡
散層による表面層(10)を形成するのである。
以上何れの処理により得られる表面層(10)は耐摩耗
性及び耐焼付性に優れた特徴を育し、ことに前者のコー
ティング処理によるものは、耐摩耗性に極めて優れてお
り、一方、後者電気的な浸硫処理手段によるものは、耐
焼付性に極めて優れた特性を示す。
性及び耐焼付性に優れた特徴を育し、ことに前者のコー
ティング処理によるものは、耐摩耗性に極めて優れてお
り、一方、後者電気的な浸硫処理手段によるものは、耐
焼付性に極めて優れた特性を示す。
また、以上のような各処理手段で得られる表面層(10
)は、高硬度鋼材で形成される前記スワッシュプレート
(7)やホルダー(8)に対して、低温杖!!!(20
0℃程度)で形成されるから、これらスワッシュプレー
ト(7)やホルダー(8)に熱歪みを与えることが殆ど
なく、前記滑り面(71)及び受面(81)に変形等を
与えることが殆どないのである。
)は、高硬度鋼材で形成される前記スワッシュプレート
(7)やホルダー(8)に対して、低温杖!!!(20
0℃程度)で形成されるから、これらスワッシュプレー
ト(7)やホルダー(8)に熱歪みを与えることが殆ど
なく、前記滑り面(71)及び受面(81)に変形等を
与えることが殆どないのである。
更に、前記スワッシュプレート(7)には、その前面側
で前記ピストン(51)の内室(52)に連通し、かつ
、背面側で前記スワッシュプレート(7)の滑り面(7
1)と前記ホルダー(8)の受面(81)との対向面間
に連通される給油通路(72)を設けることが可能であ
る。
で前記ピストン(51)の内室(52)に連通し、かつ
、背面側で前記スワッシュプレート(7)の滑り面(7
1)と前記ホルダー(8)の受面(81)との対向面間
に連通される給油通路(72)を設けることが可能であ
る。
詳しくは、第1図で明らかにしたごとく、前記スワッシ
ュプレート(7)における前記8滑り面(71)の形成
部位に、このスワッシュプレート(7)の傾転動作方向
に延びる第1及び第2油溜部(74a)(74b)をそ
れぞれ開設し、該各部溜部(74a)(74b)を前記
スワッシュプレート(7)内に迂回形成した連通路(7
4c)を介して相互に連通ずると共に、前記第1油溜部
(74a)を前記接触面部(70)に開口される供給路
(74d)を介して前記ピストン(51)の内室(52
)へと連通させ、この内室(52)からの供給油を、前
記供給路(74d)から前記各油溜部(74a) (
74b)に供給し−で、該各部溜部(74a)(74b
)を介して前記滑り面(71)と受面(81)との間に
給油するようになすのである。
ュプレート(7)における前記8滑り面(71)の形成
部位に、このスワッシュプレート(7)の傾転動作方向
に延びる第1及び第2油溜部(74a)(74b)をそ
れぞれ開設し、該各部溜部(74a)(74b)を前記
スワッシュプレート(7)内に迂回形成した連通路(7
4c)を介して相互に連通ずると共に、前記第1油溜部
(74a)を前記接触面部(70)に開口される供給路
(74d)を介して前記ピストン(51)の内室(52
)へと連通させ、この内室(52)からの供給油を、前
記供給路(74d)から前記各油溜部(74a) (
74b)に供給し−で、該各部溜部(74a)(74b
)を介して前記滑り面(71)と受面(81)との間に
給油するようになすのである。
以上の給油通路(74)を設けるときには、前記ピスト
ン(51)の内室(52)側から潤滑油を、前記滑り面
(71)と受面(81)との対向面間に積極的に給油で
きて、前記スワツシュプレー)(7)のホルダー(8)
に対する傾転動作を、さらに円滑に行うことができるの
である。
ン(51)の内室(52)側から潤滑油を、前記滑り面
(71)と受面(81)との対向面間に積極的に給油で
きて、前記スワツシュプレー)(7)のホルダー(8)
に対する傾転動作を、さらに円滑に行うことができるの
である。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明のアキシャルピストン機械
では、スワッシュプレート(7)とホルダー(8)とを
高硬度鋼材で形成すると共に、前記スワッシュプレート
(7)の滑り面(71)とホルダー(8)の受面(81
)とに、樹脂とモリブデン系の固体潤滑剤とをを機溶剤
中に分散させて約200℃以下の比較的低温条件下で硬
化させた乾性被膜潤滑剤から成る表面層を、又は約20
0℃以下に保持された硫黄を含むアルカリ金属塩の溶融
塩浴中での陽極反応により得られる硫化鉄の拡散層から
成る表面層を形成したから、前記ホルダー(8)に対す
るスワツシュプレー) (7)の円滑な傾転動作を行う
ことができながら、これら各部材の長寿命化と低騒音で
の運転を行い得るに至ったのである。
では、スワッシュプレート(7)とホルダー(8)とを
高硬度鋼材で形成すると共に、前記スワッシュプレート
(7)の滑り面(71)とホルダー(8)の受面(81
)とに、樹脂とモリブデン系の固体潤滑剤とをを機溶剤
中に分散させて約200℃以下の比較的低温条件下で硬
化させた乾性被膜潤滑剤から成る表面層を、又は約20
0℃以下に保持された硫黄を含むアルカリ金属塩の溶融
塩浴中での陽極反応により得られる硫化鉄の拡散層から
成る表面層を形成したから、前記ホルダー(8)に対す
るスワツシュプレー) (7)の円滑な傾転動作を行う
ことができながら、これら各部材の長寿命化と低騒音で
の運転を行い得るに至ったのである。
また、前記スワッシュプレート(7)に、前面側で前記
ピストン(51)の内室(52)と連通し、背面側で前
記滑り面(71)と受面(81)との対向面間に連通ず
る給油通路(74)を設けるときには、前記スワッシュ
プレート(7)のホルダー(8)に対する傾転動作を、
さらに円滑に行うことができる。
ピストン(51)の内室(52)と連通し、背面側で前
記滑り面(71)と受面(81)との対向面間に連通ず
る給油通路(74)を設けるときには、前記スワッシュ
プレート(7)のホルダー(8)に対する傾転動作を、
さらに円滑に行うことができる。
第1図(イ)(ロ)は本発明にかかるアキシャルピスト
ン機械の要部を示す斜面図、第2図は同アキシャルピス
トン機械の全体構造を示す側断面図である。 (5)・・・1シリンダブロツク (52) ・ ・ ・ (7) ・ ・ ・ ・ (70) ・ ・ ・ (71) ・ ・ ・ (74) ・ ・ ・ (8) ・ ・ ・ ・ (81) ・ ・ ・ (10) ・ ・ ・ 一内室 ・スワッシュプレート Φ接触面部 ・滑り面 Φ給油通路 ・ホルダー ・受面 ・表面層 (51)・・・・ピストン
ン機械の要部を示す斜面図、第2図は同アキシャルピス
トン機械の全体構造を示す側断面図である。 (5)・・・1シリンダブロツク (52) ・ ・ ・ (7) ・ ・ ・ ・ (70) ・ ・ ・ (71) ・ ・ ・ (74) ・ ・ ・ (8) ・ ・ ・ ・ (81) ・ ・ ・ (10) ・ ・ ・ 一内室 ・スワッシュプレート Φ接触面部 ・滑り面 Φ給油通路 ・ホルダー ・受面 ・表面層 (51)・・・・ピストン
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1) 前面にシリンダブロック(5)に介装した多数の
ピストン(51)の頭部を接触させる接触面部(70)
をもち、背面に円筒形の滑り面(71)を形成したスワ
ッシュプレート(7)と、前記滑り面(71)を面接触
させる円筒形の受面(81)をもち、前記スワッシュプ
レート(7)の傾転動作を受止めるホルダー(8)とを
備えたアキシャルピストン機械において、前記スワッシ
ュプレート(7)とホルダー(8)とを高硬度鋼材で形
成すると共に、前記滑り面(71)と受面(81)とに
、樹脂とモリブデン系の固体潤滑剤とを有機溶剤中に分
散させて約200℃以下の比較的低温条件下で硬化させ
た乾性被膜潤滑剤から成る表面層を形成していることを
特徴とするアキシャルピストン機械。 2) 請求項1記載のアキシャルピストン機械において
、樹脂とモリブデン系の固体潤滑剤とを有機溶剤中に分
散させて約200℃以下の比較的低温条件下で硬化させ
た乾性被膜潤滑剤から成る表面層に代えて、約200℃
以下に保持された硫黄を含むアルカリ金属塩の溶融塩浴
中での陽極反応により得られる硫化鉄の拡散層から成る
表面層を形成しているアキシャルピストン機械。 3) 前記スワッシュプレート(7)に、前面側で前記
ピストン(51)の内室(52)と連通し、背面側で前
記滑り面(71)と受面(81)との対向面間に連通す
る給油通路(74)を設けた請求項1又は請求項2記載
のアキシャルピストン機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1076082A JPH02252979A (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | アキシャルピストン機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1076082A JPH02252979A (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | アキシャルピストン機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02252979A true JPH02252979A (ja) | 1990-10-11 |
Family
ID=13594902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1076082A Pending JPH02252979A (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | アキシャルピストン機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02252979A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107620702A (zh) * | 2017-10-10 | 2018-01-23 | 力源液压(苏州)有限公司 | 一种新型静液压支撑结构的斜盘 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50109142A (ja) * | 1974-02-07 | 1975-08-28 | ||
JPS597280B2 (ja) * | 1980-04-07 | 1984-02-17 | ノ−ス・アメリカン・フイリツプス・コ−ポレ−シヨン | インピ−ダンス整合装置及びそれを用いた音響変換器組立体 |
JPS62165587A (ja) * | 1986-01-16 | 1987-07-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 電動圧縮機 |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP1076082A patent/JPH02252979A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50109142A (ja) * | 1974-02-07 | 1975-08-28 | ||
JPS597280B2 (ja) * | 1980-04-07 | 1984-02-17 | ノ−ス・アメリカン・フイリツプス・コ−ポレ−シヨン | インピ−ダンス整合装置及びそれを用いた音響変換器組立体 |
JPS62165587A (ja) * | 1986-01-16 | 1987-07-22 | Sanyo Electric Co Ltd | 電動圧縮機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107620702A (zh) * | 2017-10-10 | 2018-01-23 | 力源液压(苏州)有限公司 | 一种新型静液压支撑结构的斜盘 |
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