JPH0225232B2 - - Google Patents

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JPH0225232B2
JPH0225232B2 JP55040445A JP4044580A JPH0225232B2 JP H0225232 B2 JPH0225232 B2 JP H0225232B2 JP 55040445 A JP55040445 A JP 55040445A JP 4044580 A JP4044580 A JP 4044580A JP H0225232 B2 JPH0225232 B2 JP H0225232B2
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JP
Japan
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coin
side wall
track
coins
substrate
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Yoshiharu Sato
Shoji Sakai
Masahiko Doi
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Anritsu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は公衆電話機等において、料金として投
入される硬貨を機内に一時蓄積保留するための硬
貨蓄積軌道に関するものである。
公衆電話機等にあたつたは、料金として投入さ
れる硬貨を選別した後、機内に蓄積保留してお
き、通話の状態に応じて収納あるいは返却するた
めの硬貨蓄積軌道を備えている。
(従来の技術) 従来のこの種の硬貨蓄積軌道にあつては、その
公衆電話機等に使用される特定寸法の硬貨専用に
作られており、軌道の寸法が変更できないものが
大部分である。
しかし、最近国外では硬貨の改鋳あるいは料金
変更などのため、公衆電話機等に使用される硬貨
の種類が変更されることがあり、こうした変更に
より寸法の相違する新規な硬貨が使用されるよう
になつた場合に、簡単な処置で新規な硬貨が使用
できるようになる、すなわち硬貨寸法に対し融通
性のある硬貨蓄積軌道が望まれてきている。
第1図a及びbは、この種の公知の硬貨蓄積軌
道の構造を示したものであり、基板1上の所定位
置に断面が略乙字状とされる側板2が螺子3によ
り固着されると共に、該側板2と対向するごとく
別の断面略乙字状ととされる側板4が基板1に螺
子5により取り付けられてなる構成とされてお
り、これによりストツパ7で保持される硬貨6を
蓄積するたの直径幅D及び厚さ幅Tを持つ竹蓄積
軌道を形成させたものであつた、側板4の固定位
置は長穴4′により調節可能にされ、蓄積軌道の
直径幅Dを変え得るようにしたものである。
また、従来、実開昭49−129596号公報に示され
る硬貨蓄積軌道が提案されており、これは、一方
の固定側の側板は上記第1図に示す側板と同様の
断面略乙字状であるが、これと対向する他方に可
動側に側板は断面略L字状とされている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の硬貨蓄積軌道
にあつては、厚さ寸法が相違する新規な硬貨が使
用硬貨となる場合に、可動側の側板4を移動させ
て直径幅Dを調節することは出来るが厚さ幅Pを
調節させることは出来ず、直径幅Dを調節しただ
けでは厚さの異なる硬貨を収納できないと共に使
用硬貨が蓄積軌道内に収容できなかつたり、使用
硬貨どうしが蓄積軌道内で重なつたりすることが
起こるものである。従つて、硬貨を変更する度に
新規の硬貨の厚さ寸法に適合する厚さ幅Tを持つ
側板2及び4を別途準備し、さらに直径幅Dを調
整しなければならぬので、新規の硬貨が使用でき
るようにするための改造経費及び作業効率が莫大
となる欠点があつた。
本発明者は、以上のような点に鑑み、本発明に
先行して、側板を交換させることなく、一方の側
板を移動させるのみで、使用硬貨の直径のみなら
ず厚さの変更にもそのまま適用できる硬貨蓄積軌
道を発明した 次に、この本発明に先行する、先行技術(公知
ではない)を、第2図乃至第11図を参照して説
明する。
第2図a及びbは、本発明に先行する先行発明
に係る硬貨蓄積軌道を示したものであつて、硬貨
蓄積軌道の一壁面を形成する基板11上に斜面部
12aを有する側壁板12と、斜面部14aを有
する側壁板14とが一定の距離をおいてその斜面
部12aと斜面部14aとを対向させるごとく配
置され、上記側壁板12は螺子13により、また
上記側壁板14は螺子15により夫々基板11に
取付けられている。詳細には、上記側壁板12,
14は細長い板体が、断面鋭角のV字状となるよ
うに略中央部が長手方向に沿つて連続して折曲さ
れて形成されており、その一片が取付片部12
c,14cとされ、他片が側壁部12d,14d
とされている。該側壁部12d,14dは基板1
1に対し傾斜され、その側壁部12d,4dにお
ける基板11側に向いている面が上記斜面部12
a,14aとされており、上記取付片部12cは
螺子13により基板11上に直接固着され、また
取付片部14cには側壁板14の長手方向と直交
する方向に長くされた長穴14bが形成されて、
この取付片部14cはその長穴14bと螺子15
とにより取付位置可変として基板11上に固定さ
れている。しかして基板11と側壁部12の斜面
部12a及び側壁板14の斜面部14aとによつ
て形成される硬貨蓄積軌道は断面が台形の溝状と
されており、その下底長Aは、螺子15をゆるめ
て側壁板14を該側壁板上に設けられた長穴14
bbを案内として移動させ、他方の側壁板12に
近づけたり、該側壁板12から遠ざけたりするこ
とにより任意の値に設定できるように構成されて
いる。また投入されてくる硬貨16を一時蓄積軌
道内に保持して蓄積するため、第2図aにおける
紙面と直交して出入するごときストツパ17が蓄
積軌道の末端に据えられている。
以上説明した先行発明の硬貨蓄積軌道にあつて
は、使用硬貨が直径及び厚さ寸法の相違する新規
なものに変更となつた場合は、螺子15を緩めて
一方の側壁板14を長穴14bを案内として移動
させれば溝の断面積を形成する厚さ幅及び直径幅
を同時に可変できるから後述する新規硬貨の直径
D及び厚さTに適合する位置まで側壁板14をを
移動させ螺子15により固定するのみで、新規硬
貨を蓄積できるようになる。
さらに、本発明者は上記蓄積軌道の軌道断面形
状について、種々の研究・実験を重ねた結果、上
記先行発明において、側壁板における斜面部の傾
き角αと、基板と蓄積軌道内に蓄積した硬貨との
間に生じ得る間隙Gの各々の最適値を得ることが
できる式を導出することができたのでこれを以下
に説明する。
まず、硬貨が硬貨蓄積軌道から飛び出すことが
ない斜面部の傾き角αの範囲について説明する。
第2図bにおいて、側壁板12の斜面部12a
と基板11とのなす角、及び側壁板14の斜面部
14aと基板11とのなす角を傾き角α、台形溝
状とされる硬貨蓄積軌道の下底長をA、該硬貨蓄
積軌道の高さをHとする場合は、その台形溝状の
硬貨蓄積軌道に蓄積保持し得る硬貨における直径
の最大値D、及び厚さの最大値Tと、上記下底長
A、傾き角α及び蓄積軌道高さHとの関係は次式
で示すことができる。
A/D=2/tanα・T/D+1 …… ここでA/Dは台形溝状硬貨蓄積軌道の必要幅
寸法を示す指標となすものであつて、第3図は傾
き角αに対する幅寸法指標A/Dの値を、実在す
る硬貨の厚さと直径の比T/Dをパラメータとし
て示したグラフ図であり、この第3図から明らか
なようにαの値が小さい領域ではA/Dの値が大
となるので蓄積軌道幅寸法を大にせざるを得なく
なる不利益が生ずるものである。A/Dの値は
1.5以下が実用領域と云え、実在硬貨に対して
A/Dを1.5以下に押さえるためにはα値を21゜以
上とすることが必要となる。また第4図に示すよ
うに、斜面部12a,14aの傾き角がαで、高
さがHなる硬貨蓄積軌道であつて、然もその蓄積
保持できる硬貨の最大値が直径D、厚さTとされ
る硬貨蓄積軌道において、直径及び厚さがD及び
Tより小さな硬貨、例えば直径がD―ΔD、厚さ
がT―ΔTなる硬貨16を蓄積する場合は、硬貨
16が側壁板12あるいは14に保持されずに蓄
積軌道外で飛び出してしまうことが起り得る。第
4図はその飛出しを起す限界の状態を示したもの
であつて、、硬貨16を蓄積軌道内に保持し得る
条件を示せば次式となる。
D―ΔD≧D−H/tanα+2T/tanα−(T−ΔT)co
sβ・cosα/cosβ… ここで、 これにより硬貨16を蓄積軌道内に保持し得る
αの限界値α0を示せば次式となる。
但し、 L=(1−ΔD/D)2+(T/D)2(1−ΔT/T)2 M=(T/D)2(1−ΔT/T)2 N=(T/D)2(H/T)2 第5図は、ΔD/DとΔT/Tとがともに横軸
に示す目盛値に従つて同時に変つた場合におけ
る、ΔD/D及びΔT/Tの値に対する限界値α0
の値を上式より求めてT/D及びH/Tをパラ
メータとして示したグラフ図である。使用硬貨の
直径バラツキΔD/D及び厚さのバラツキΔT/
Tに対する傾き角α0の値を、上記の限界値α0を示
す線の下側の領域にあるように設定すれば、使用
硬貨が飛び出すことがない硬貨蓄積軌道を構成す
ることができる。ここでH/Tは硬貨蓄積軌道の
高さ寸法を比較する際の指標となるものであつ
て、H/Tを大にとると蓄積軌道の高さが大とな
るのでH/T=5が実用上の限度となる。実在の
硬貨のT/Dの値は0.05〜0.095であり、またそ
の直径のバラツキ比ΔD/Dは大部分が0.08以内
にあつて、その厚さのバラツキ比ΔT/Tは大部
分が0.6以内にある。
上記第5図で限界値α0を示す線は周辺に丸みを
持たない硬貨の場合を示したものであるが、周辺
に丸みを持つ硬貨の場合は第6図に示すように周
辺の丸み半径Rの大きさに対応して直径がΔD′だ
け、厚さがΔT′だけ小さい硬貨の蓄積される場合
として近似的に扱い得るものである。第6図にあ
つては、ΔD′=2R(1−sinα)、ΔT′=R(1−
cosα)であつて、これを無次元化して示せば、 ΔD′/D=2R/T・T/D(1−sinα)… ΔT′/D=R/T(1−cosα) … となる。上式,より求めたαに対する
2ΔD′/Dの値をR/T及びT/Dをパラメータ
として、またαに対するΔT′/Tの値をR/Tを
パラメータとして示したものが第7図である。こ
こでα,R/T、及びT/Dが或るきまつた値を
とる場合は、これに対応するΔD′/D及びΔT′/
Tを第7図より求め、この値を第5図に示した傾
き角αの限界値α0の値を示す線の下側に付加すれ
ば、周辺に丸みRを持つ硬貨を蓄積軌道内に保持
し得る傾き角αの限界値α0′の値を示す線が得ら
れる。第8図はT/D=0.05、H/T=2.0、
R/T=0.5のときの2ΔD′/D及びΔT′/Tに対
すα0とα0′との値を示したもので、使用硬貨の直
径のバラツキΔD/D及び厚さのバラツキΔT/
Tに対する傾き角αの限界値a0′の限界値を示す
線より下側の領域にあるごとくきめれば、周囲の
丸み半径RがT/2に等しい硬貨であつても、蓄
積軌道内から飛び出す虞がなく充分な保持作用が
得られるものである。
次に、硬貨が硬貨蓄積軌道内において硬貨どう
しが重なる虞のない、基板と硬貨との間に生じ得
る隙間Gの範囲について説明する。
第9図に示すように基板11、側壁板12及び
14によつて構成される蓄積軌道に、直径がD厚
さがTなる硬貨16aを蓄積し、該硬貨16aの
周辺の縁を側壁板12及び14の斜面部12a,
1aとC1及びC1′点で接触させたとき、該硬貨1
6aと基板11との間の隙間Gが生ずるごとき関
係をとる場合は、硬貨16aはC1とC1′とを結ぶ
線を軸として蓄積軌道内において回動することが
起る。この場合、蓄積硬貨が周辺に丸みRを持つ
硬貨16bのような場合にあつては、硬貨16b
の周辺の丸み部と側壁板12及び14の斜面部1
2a,14aとがC2及びC2′点で接触するように
なるため、硬貨16bと基板11との間の隙間
は、 G′=R(1−sinα)tanα+R(1−cosα) だけ増大したものとなり、蓄積軌道内でC2
C2′とを結ぶ線を軸として回動できる角度も増大
するものである。この回動できる角度が大なる場
合は第10図に示すように2枚の硬貨16b及び
6′bとが蓄積軌道内で重なり、硬貨16bが側
壁板12との接触点C2、側壁板14との接触点
C2′、基板11ととの接触点C3及び硬貨16′bと
の接触点C4との4点で拘束ホールドされ、蓄積
軌道内に詰まつてしまうことが起るようになる。
このような硬貨どうしの重なりが生じないように
するための条件は第10図より次式で示され
る。
R+(D−2R)sinγ−Rsinθ ≦T−R+Rsinθ … 但し、 ここでθは硬貨16bと16b′との接触点C4
硬貨16bの周辺の丸みRの中心とを結ぶ線と、
基板11と、のなす角である。
上式より、蓄積軌道内で重なるが生じないよ
うにするための硬貨16bと基板11との隙間G
の限界値G0は次式のように示される。
第11図は上式より求めたαに対するG0
Tの値を、R/Tをパラメータとして示したグラ
フ図であり、αに対するG0/Tの値を、グラフ
中のG0/Tの限界値を示す線より下側の領域に
あるように設定すれば蓄積軌道内で2枚の硬貨が
重なりホールドされることが起らない。尚、ここ
でθが45゜以上の範囲では硬貨と軌道間の摩擦力
などのため自然に復旧し得ない硬貨の重なりホー
ルドが生じやすくなる。
この先行発明によれば、上述した従来発明の欠
点は改良されているが、溝の両側に鋭角状のデツ
ドスペースが生じるため、硬貨の直径に比し軌道
の幅が長くなり、且つ溝の両側にゴム等がつまり
易いという問題点がある。
本発明は、以上のような点に鑑みて成されたも
のであり、側板を交換させることなく、一方の側
板を移動させるのみで、使用硬貨の直径のみなら
ず厚さの変更にもそのまま適用できる硬貨蓄積軌
道であつて、しかも溝の両側に無用のデツドスペ
ースの生じない硬貨蓄積軌道を提供することを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決するための手段を、本発明
の実施例に対応する第12図を参照して説明す
る。
すなわち、本発明は、基板11と該基板11上
に縦方向に平行に据えられた一対の側壁112,
114とにより作られる溝が硬貨蓄積軌道とされ
て成る硬貨蓄積軌道において、 上記一対の各側壁板112,114は、基板1
1に接して固定される取付片部112c,114
cと該取付片部112c,114cの内端縁部か
ら基板11に対して垂直に折曲形成される垂直面
部112e,114eと該垂直面部112e,1
14eの内端縁部から内方向に基板11に対して
鋭角に折曲形成される斜面部112a,114a
とを有しており、この一対の各側壁板112,1
14は、互いにその斜面部112a,114aを
対向させるごとく配置されて上記一対の側壁板1
12,114の垂直面部112e,114eと斜
面部112a,114aと基板11の表面部とに
より作られる溝が断面略台形とされる構成とさ
れ、且つ上記側壁板112,114の少なくとも
一方を上記溝の方向と直交する方向に移動調整自
在とされたことを特徴とする硬貨蓄積軌道にあ
る。
(作用) 上記の構成によれば、一方の側壁板114を移
動調整することにより、溝の幅寸と所定幅位置に
おける溝の深さ(すなわち厚さ)が夫々調整さ
れ、該溝内に、直径のみならず厚さ幅の変更され
た硬貨を蓄積させることが出来る。
従つて、使用硬貨の大きさが変更されるたびご
とに、側壁板を取り換える必要はなく、この点は
上記先行技術の作用と同様である。
さらに、上記の構成によれば、斜面部の基部に
垂直面部が設けられていることにより、先行発明
のようなデツドスペースが生じない。
(実施例) 次に、本発明に係る硬貨蓄積軌道の実施例を第
12図について説明する。尚、この実施例は、前
記第2図乃至第11図によつて説明した先行発明
と側壁板の一部形状が相違するだけで他は同様で
あるので同様の箇所には同等の符号を付し、その
説明を省略する。
図中における符号112と114が側壁板であ
つて、該側壁板112,114は前記第1の実施
例の側壁板12,14と同様に、細長い板体が断
面鈍角の略V字形となるようにその略中央部が長
手方向に沿つて連続して折曲されて形成されてお
り、その一片が基板11に固定される取付片部1
12c,114cとされ、他片が斜面部112
a,114aを有する側壁部112d,114d
とされている。また上記取付片部114cには該
取付片部114cの取付位置を調整するための長
穴114bが形成されており、さらに上記斜面部
112b,114bにおける基板11側の端縁
部、すなわち基板11と接している端縁部と斜面
部112b,114bとの間には基板11に対し
て垂直とされる垂直面部112e,114eが形
成されている。この垂直面部112e,114e
により軌道内には間隔hを生ずるが、この間隔h
を含む軌道全体の高さをHとして、さらに斜面部
112a,114aの延長線と基板11の面とが
交叉する位置における間隔を下底長Aとすれば、
前記先行発明と全く同様に扱うことができるもの
である。尚、上記垂直面112e,114eによ
り生ずる間隔hは使用される可能性にある硬貨の
なかで一番厚さの小さな硬貨のその厚さと同等以
下とする必要があり、このように垂直面部112
e,114eを形成することにより、取付片部1
12c,114cを含めた軌道全体の幅を小さく
することができ、且つ溝の隅角部にゴミがつまる
ことがない。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、一部に斜
面部を有する一対の側壁板を互いにその斜面部を
対向させるごとく基板上に配置して、断面が略台
形溝状となるような硬貨蓄積軌道を形成させ、上
記側壁板の少なくとも一方を溝方向とする方向に
移動可能な構造としたので、使用硬貨の直径ある
いは厚さが変更された場合に、上記側壁板の取付
位置をずらして新規な使用硬貨に適合する値に、
その斜面部間又は基板表面部と斜面部の間隔を設
定するだけで直径及び厚さ寸法の相違する新規な
硬貨を使用できるという効果がある。従つて、上
記新規な硬貨に使用硬貨を変更する際に硬貨蓄積
軌道の溝形状を変更するための交換部品を必要と
せず、容易に然も極めて安価にこの種、蓄積軌道
の硬貨に対する変更を行うことができる効果があ
る。尚これらの効果は、上記先行発明による効果
と同様である。
さらに、本発明によれば、対の側壁板の上記斜
面部の基部に垂直面部を設けたので、蓄積軌道の
溝の両側に先行発明のようなデツドスペースが生
ぜず、該溝の幅を短かくすることが出来、且つ溝
の両側にゴミ等がつまることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは公知の硬貨蓄積軌道を示す正面
図及びその―線の断面図、第2図aは本発明
に先行する先行発明に係る硬貨蓄積軌道を示す正
面図、第2図bは第2図aの―線における断
面図、第3図は斜面の傾き角αに対する幅寸法指
標A/Dの値を、実在する硬貨の厚さと直径の比
T/Dをパラメータとして示したグラフ図、第4
図は硬貨の飛出しを起す限界の状態を示す説明断
面図、第5図は硬貨の直径と厚さのバラツキの割
合であるΔD/DとΔT/Tとがともに横軸に示
す目盛値に従つて同時に変つた場合における、
ΔD/DとΔT/Tの値に対する斜面角の限界値
α0の値を、硬貨の厚さと直径との比T/D及び軌
道高さと硬貨の厚さとの比H/Tをパラメータと
して示したグラフ図、第6図は周辺に丸みを持つ
硬貨の場合を示す説明断面図、第7図は第6図の
場合における斜面角αに対する丸みにより減少す
る直径の割合2ΔD′/Dを丸みRと厚さTの比
R/T及び厚さと直径の比T/Dをパラメータと
して、また斜面角αに対する丸みにより減少する
厚さの割合ΔT′/Tの値を、丸みRと厚さTの比
R/Tをパラメータとして示したグラフ図、第8
図はT/D=0.05、H/T=2.0、R/T=0.5の
ときの2ΔD′/D及びΔT′/Tに対するα0とα0′と
の値を示すグラフ図、第9図は硬貨と軌道の下底
との間に生ずる隙間の状態を示す説明断面図、第
10図は同側部断面説明図、第11図は斜面角α
に対する隙間限界値G0と硬貨の厚さTとの比
G0/Tを、硬貨の周辺の丸みと厚さとの比R/
Tをパラメータとして示したグラフ図、第12図
は本発明に係る硬貨蓄積軌道の実施例を示す断面
図である。 11…基板、112,114…側壁板、112
a,114a…斜面部、112c,114c…取
付片部、112e,114e…垂直面部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板と該基板上に縦方向に平行に据えられた
    一対の側壁板とにより作られる溝が硬貨蓄積軌道
    とされて成る硬貨蓄積軌道において、 上記一対の各側壁板は、基板に接して固定され
    る取付片部と該取付片部の内端縁部から基板に対
    して垂直に折曲形成される垂直面部と該垂直面部
    の内端縁部から内方向に基板に対して鋭角に折曲
    形成される斜面部とを有しており、この一対の各
    側壁板は、互いにその斜面部を対向させるごとく
    配置されて上記一対の側壁板の垂直面部と斜面部
    と基板の表面部とにより作られる溝が断面略台形
    とされる構成とされ、且つ上記側壁板の少なくと
    も一方を上記溝の方向と直交する方向に移動調整
    自在とされたことを特徴とする硬貨蓄積軌道。
JP4044580A 1980-03-31 1980-03-31 Coil storage orbit Granted JPS56137491A (en)

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JPS60170881U (ja) * 1984-04-16 1985-11-12 アンリツ株式会社 投入硬貨案内機構
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JPS49115397A (ja) * 1973-03-05 1974-11-05

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