JPH02251570A - 舗装用アスファルトの改質材料 - Google Patents

舗装用アスファルトの改質材料

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JPH02251570A
JPH02251570A JP7070189A JP7070189A JPH02251570A JP H02251570 A JPH02251570 A JP H02251570A JP 7070189 A JP7070189 A JP 7070189A JP 7070189 A JP7070189 A JP 7070189A JP H02251570 A JPH02251570 A JP H02251570A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、舗装用アスファルトの改質材料に関し、特に
舗装用アスファルトへの混入時の取り扱いが容易である
改質材料に関する。
[従来の技術] 従来、耐流動性を高めた舗装用アスファルト混合物を製
造する方法の1つとして、軟化点の低い舗装用石油アス
ファルト(軟化点45℃〜50℃程度)に、軟化点の高
いアスファルタイト粉粒体(軟化点130℃〜200℃
程度)、アスファルトピッチ粉粒体(軟化点100℃〜
200℃程度)またはアスファルタイト粉粒体と天然ア
スファルト(軟化点60℃〜100℃程度)の常温混合
物、アスファルトピッチ粉粒体と天然アスファルトの常
温混合物などを加え、舗装用アスファルトの軟化点を高
めて使用し、夏期等の気温の高い時に発生するアスファ
ルト舗装道路の変形を抑制することが行われている。
このように舗装用アスファルトの改質材料としてアスフ
ァルタイト粉粒体、アスファルトピッチ粉粒体またはア
スファルタイト粉粒体・天然アスファルト混合物、アス
ファルトピッチ粉粒体・天然アスファルト混合物などを
使用する場合の使用方法としては、液状にして使用する
方法と固体状(粉粒状)のまま加える方法とが現在行わ
れている。
液状にして使用する場合は、撹拌機付きのケトル中で舗
装用石油アスファルトに適正量の前記改質材料を添加し
混合溶融して使用する。しかし、この方法では混合溶融
に時間と労力を要するとともに、アスファルト混合物製
造プラント毎に専用のケトルが必要となるため、次に述
べる固体状のまま使用する方法にくらべて不経済となる
一方、固体状のまま使用する方法はアスファルト混合物
製造ミキサあるいは加熱攪拌機付き運搬車のマスチック
製造用クツ力へあらかじめ適正量を計量し袋詰めされた
前記改質材料を直接投入して行うものであり、液状にし
て使用する場合にくらべて時間と労力がかからず、しか
も専用のケトルを必要としないため経済的に有利である
ところで、アスファルタイトまたはアスファルトピッチ
は前記したように一般に粉状または粉粒状(本発明では
これらを粉粒体と称する)であるため、固体状のまま使
用する場合粉塵の発生が大きな問題となる。特に、前記
したような従来のアスファルタイトまたはアスファルト
ピッチ系改質材料を計量、袋詰めする際の粉塵および汚
れによる作業環境の悪化、さらにアスファルト混合物製
造ミキサへ投入し混合する際の粉塵の発生によるアスフ
ァルト混合物混合所周辺の環境汚染は常に問題となると
ころである。
また、アスファルタイトまたはアスファルトピッチは軟
化点が高いためアスファルト混合物を製造する際、通常
の混合温度(160℃程度)および混合時間(改質材料
投入t&30秒〜40秒程度)ではアスファルタイトま
たはアスファルトピッチが完全に溶解し均一に分散し難
く、均質なアスファルト混合物を得難い。そこで、混合
温度をより高くし混合時間をより長くして製造を行って
いるが、そのため舗装用石油アスファルトが熱劣化し易
いこと、およびアスファルト混合物の時間当たりの生産
能力が低下することなどが問題となっている。
アスファルタイトと天然アスファルトの混合物を固体状
のまま使用する改質材料としては、特公昭61−269
41にアスファルタイトとトリニダッドエピューレ(以
下、精製TLAという)の混合物が示されており、ブー
スアスファルト混合物に使用した場合の有効性が示され
ている。ブースアスファルト混合物のバインダーとして
は、通常ストレートアスファルト20〜40(以下、ス
トアス20〜40という)と精製TLAを3: 1程度
に混合したものを使用するが、ストアス20〜40は常
時生産しているわけではなく時期によっては入手が困難
となるため入手の容易なストレートアスファルト60〜
80(以下、ストアス60〜80という)にアスファル
タイトと精製TLAの混合物を添加して使用する方法が
ある。しかしながら、この改質材料の製造にあたっては
、精製TLAの破砕、最大粒径25閣、13m、5+m
サイズへの分級、アスファルタイトとの混合などに時間
と労力を要すること、また精製TLA破砕時およびアス
ファルタイトとの混合時に粉塵が発生するなどの問題が
ある。さらに、上述のように改質材料の計量、袋詰めの
際の発塵および汚れ、アスファルト混合物製造時の発塵
、アスファルト混合物製造条件および生産能力への制約
などの問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、固体状のまま使用する形の舗装用アスファル
トの改質材料の改良技術を提供することを目的とし、特
に従来のアスファルタイト系及びアスファルトピッチ系
改質材料のもっ粉塵による作業環境および周辺環境の汚
染、アスファルト混合物製造上の高1かつ長時間の混合
による舗装用アスファルトの熱劣化、およびアスファル
ト混合物生産能力の低下という欠点を克服し、粉塵の発
生が無く、しかも通常のアスファルト混合物製造条件で
使用可能にして、高度の改質効果を発揮する舗装用アス
ファルトの改質材料を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明の舗装用アスファルトの改質材料はアスファルタ
イトまたはアスファルトピッチとそれより軟化点の低い
瀝青物質とを溶融混合し、これを粒状化した粒状組成物
からなるものである。
本発明の改質材料はアスファルタイト粉粒体またはアス
ファルトピッチ粉粒体とそれより軟化点の低い瀝青物質
とを溶融混合し、この溶融混合物を冷却固化時に粒状化
することによって得ろことができろ。
本発明の改質材料の原料としては、ギルソナイト、グラ
ンスピッチ、グラバマイトなどのアスファルタイトおよ
びアスファルトピッチが使用できる。中でもギルソナイ
トは瀝青分含有率が高く (二硫化炭素可溶分99,7
%)、シかも均一な状態で産出し品質にバラツキが少な
いことから、本改質材料の原料として特に望ましい。
上記の改質材料の必須成分と共に併用する瀝青物質は組
合せるべき必須成分よりも軟化点が低いことを本質とし
通常100℃以下の軟化点を持つ瀝青物質が用いられる
。これらの瀝青物質としては、ストレートアスファルト
、セミプローンアスファルト、ブローンアスファルトな
どの石油アスファルト、石油アスファルトに石油留出油
を加えたカットバックアスファルト、オヨヒレークアス
ファルト、ロックアスファルト、サンドアスファルトな
どの天然アスファルトなどが使用できろ。
両者の溶融混合物は種々の段階でつくることができる。
たとえばトリニダッドレークアスファルト(以下、TL
Aという)を精製し精製TLAを製造する際、精製T”
LAにアスファルタイトまたはアスファルトピッチを溶
融混合することによって溶融混合物を得ることもできる
溶融混合物から粒状化組成物を得る方法としては、たと
えば水砕、風砕、機械破砕などがあるが、その−例とし
て第1図に水砕による方法を示す。舗装用石油アスファ
ルトまたは天然アスファルトを混合用ケトル中で溶解し
160℃〜180℃とした後、攪拌機で攪拌しながらア
スファルタイトまたはアスファルトピッチを少量ずつ添
加する。所定lのアスファルタイトまたはアスファルト
ピッチを添加した後、混合物を180℃〜200℃で3
0分間混合しアスファルタイトまたはアスファルトピッ
チを均一に溶融混合する。つづいて混合物を200℃〜
240℃昇温し、循環パイプを通して循環しながら循環
パイプの途中に設けたノズルから水中に流下させろ。さ
らに流下する混合物へ水を噴射して切断し、粒状の改質
材料を得る。
特にアスファルタイトまたはアスファルトピッチと精製
TLA混合物の製造は、以下の方法が望ましい。採掘し
たTLA粗鉱を約160℃にて溶融し、水分、ガス、木
片などを除去し精製TLAとした後、溶融状態の精[T
LAを例えば第1図の混合用ケトルに入れ所定量のアス
ファルタイトまたはアスファルトピッチを添加し、前述
の粒状化の方法により粒状の改質材料を得る。この方法
によれば、塊状の製品となった精製TLAを適当な大き
さに破砕して再溶融し、アスファルタイトまたはアスフ
ァルトピッチと混合して粒状化する方法とくらべて、精
製TLAの破砕工程が不要であり、破砕による粉塵の発
生もない。また従来の方法では、TLA精製工場から改
質材料製造工場へ、さらに改質材料製造工場からアスフ
ァルトa合物混合所への二度の輸送を必要としたが、こ
の方法によればTLA精製工場から直接アスファルト混
合物混合所へ必要量の改質材料を供給できること、およ
び再溶融が不要であるなど経済的である。さらに、この
方法で得られた改質材料は、再溶融していないため熱履
歴が少なく熱劣化が小さいという利点がある。このアス
ファルタイトまたはアスファルトピッチと精製TLAを
使用した本発明の改質材料は、ブースアスファルト混合
物に使用するバインダーの改質材料として有効である。
中でもアスファルタイトとしてギルソナイトを使用し、
ギルソナイトに対する精製TLAの比を2.5〜6.5
とした本発明の改質材料は特に使用が簡便である。
それは以下の理由による。ブースアスファルト混合物の
バインダーとしてストアス20〜40と精製TLAを3
= 工程度に混合したものを使用する代わりに、ストア
ス60〜80にアスファルタイトと精製TLAの混合物
を添加して使用する方法があることは前述のとおりであ
る。その際、ギルソナイトに対する精製TLAの比率を
25〜6.5とした本発明の改質材料を使用し、ストア
ス60〜80に対する本発明の改質材料の比を0.40
〜0.55(全バインダー中に精製TLAが25%含ま
れろ比率とする)とすれば、ストアス60〜80に対す
るギルソナイトの比は0.05〜0.16となる。ここ
でストアス60〜80に対するギルソナイトの比を0.
05〜0.16としたバインダーはストアス20〜40
と同等級(針入度20〜40程度)に針入度調整されて
いるため、ストアス60〜80に対する本発明の改質材
料の比を0,40〜0.55としたバインダーはストア
ス20〜40と精製TLAを3=1に混合したものと同
等の性状を示す。したがって、ギルソナイトに対する精
製TLAの比を2.5〜65とした本発明の改質材料は
、ストアス20〜40の入手が困難な場合および少量の
ブースアスファルト混合物を製造する場合などに、スト
ブスの針入度yi整を兼ねて使用できろため混合物の製
造が簡便であるという利点がある。さらに改質材料の計
量、袋詰め時および混合物製造時の粉塵の発生がなく、
作業環境および周辺環境の汚染を防止することができる
次に、一般のアスファルト混合物に対しては、アスファ
ルタイトまた費アスファルトピッチと石油アスファルト
を使用した改質材料が望ましい。これはアスファルト混
合物の製造に用いるアスファルトと同種の石油アスファ
ルトを使用することにより、アスファルト混合物製造時
にアスファルトと改質材料のなじみが良くなるという利
点があるためである。さらに石油アスファルトは源青物
質以外の鉱物質微粉末等を含んでいないため、改質材料
製造時に原材料の分離に対する特別な配慮(撹拌設備等
)を必要としない。
なお、本発明の改質材料の製造にあたって、アスファル
タイトまたはアスファルトピッチとその他の瀝青物質の
比率は用途に応じて任意に変えろことができるが、得ら
れろ改質材料の軟化点を用いたアスファルタイトまたは
アスファルトピッチよりも10℃以上低くするに足る比
率、特に改質材料の軟化点を100〜140℃とする比
率であることが好ましい。
尚、改質材料の本来の成分であるアスファルタイトまた
はアスファルトピッチの量が少なすぎると、これを舗装
用アスファルトに加えた際十分な改質効果を発揮し難く
なる。それ故用いるアスファルタイトまたはアスファル
トピッチとの組合せにおいである程度少ない呈で所定の
軟化点低下をもたらす瀝青物質を選択することが望まし
い。通常はアスファルタイトまたはアスファルトピッチ
100重置部に対しその他の瀝青物質が10〜200重
量部程度のすヤで用いられる。
改質材料の軟化点が低くなりすぎろと、製造後長期間貯
蔵する場合、特に夏期の気温の高い時に長期間貯蔵する
場合、粒状の改質材料が相互に固結し易くなり、計量等
が困難になるとともに、アスファルト混合物製造時に改
質材料の分散性が低下し、均質なアスファルト混合物を
得難くなる。また、改質材料の軟化点があまり低下して
いない場合は、通常のアスファルト混合物製造条件では
改質材料が完全に溶融し均一に分散し難くなるため、高
温かつ長時間の混合が必要となり、舗装用石油アスファ
ルトが熱劣化し易くなるとともにアスファルト混合物の
生産能力が低下する。
次に、本発明の改質材料の形状は、製造条件(噴射水量
、噴射位置、水温等)により、球状、円盤状、短いひも
状等のものが製造できる。球状、円盤状のものは単位重
量当たりの表面積が大きく、アスファルト混合物製造時
に加熱骨材との熱交換効率が良いため、短時間の混合で
均質なアスファルト混合物を得やすい。一方、粗骨材の
少ないアスファルト混合物(舗装要綱のFタイプ混合物
など)を製造する場合には、混合時に骨材による剪断力
が改質材料に対し作用し難くなるため、この種の混合物
に対しては混合による剪断力が比較的作用し易いひも状
の改質材料を使用することが望ましい。
また、改質材料の粒径は、球状および円盤状のものでは
直径5鴎以下、ひも状のものでは太さ1〜5龍、長さ3
cm以下のものが望ましい。それ以上の粒径のものは、
通常のアスファルトU合物製造条件では改質材料が完全
に溶融し均一に分散し難くなるため、高温かつ長時間の
混合が必要となる。また、ひも状のものは、貯蔵時、運
搬時に改質材料が自重で破損することがある。その際、
特に太さ1m+m未満のものは破片が粉状となり易く、
改質材料の軽量、袋詰め時に粉塵が発生する場合がある
ため、改質材料の太さは1mm以上とすることが望まし
い。
以上のように、本発明の改質材料を使用することにより
粉塵の発生を防止することが可能となり、アスファルト
混合物製造時の作業環境および周辺環境を著しく改善す
ることができる。また、軟化点の高いアスファルタイト
と、それよりも軟化点の低い他の瀝青物質を均一に溶融
混合し、粒状化したことにより、改質材料の軟化点は使
用したアスファルタイトまたはアスファルトピッチの軟
化点よりも低(なるため、アスファルト混合物の製造に
おいて高温かつ長時間の混合を必要とせず、通常のアス
ファルト混合物製造条件での使用が可能となる。それに
より、従来の方法にくらべて舗装用石油アスファルトの
、熱劣化を少なくできるとともに、アスファルト混合物
の生産能力を向上させることが可能となる。
(実施例) 息下、実施例にて本発明の詳細な説明する。
(実施例1) アスファルトイトのうちギルソナイトを使用し、従来の
方法によりギルソナイトを無処理で使用した場合と、ギ
ルソナイト50!i量%とストアス60〜8050重量
%を溶融混合し、粒状化した本発明の改質材料(軟化点
105℃)を使用した場合のアスファルト混合物製造時
の発塵状況および製造されたアスファルト混合物の改質
効果を比較した。
製造したアスファルト混合物は密粒度アスファルト混合
物(13)であり、骨材配合、合成粒度および設計アス
ファルト量は表−1に示すとおりである。
表−1骨材配合、合成粒度および設計アスファルト量な
お、アスファルトはストアス60〜80を使用し、スト
アス60〜8090重量%に対しギルソナイト10重量
%となるように無処理のギルソナイトまたは本発明の改
質材料を添加した。また、比較のためストアス60〜8
0のみの混合物も製造した。
アスファルト混合物の混合温度は160℃とし、混合時
間は以下のとおりとした。
・ドライ混合 ・・・・・・10秒 次に、改質材料の軽量、袋詰め時の発塵状況、アスファ
ルト混合物製造時の発塵状況、および製造された混合物
のマーシャル安定度試験、ホイールトラッキング試験結
果を示せば表−2のとおりである。
ギルソナイト単味を添加する従来の方法では、軽量、袋
詰め、および混合物製造時の発塵が多い。また、混合物
性状面では、安定度、DSとも本発明の改質材料を使用
した場合にくらべ低い値となっている。これは、ギルソ
ナイトの軟化点が高い(162℃)ため混合物中での溶
融、分散が不十分であるためと考えられろ。
表=2 混合物製造時の発塵状況および混合移−乳は朗
剣喰采表−3骨材配合、合成粒度および設計アスファル
ト量一方、本発明の改質材料を使用した場合は、改質材
料の軽量、袋詰め、および混合物製造時の発塵が少ない
。また、混合物性状面では、安定度、DSとも従来の方
法にくらべ顕著な改質効果を示している。
以上の結果より、本発明の改質材料の有効性が確認され
た。
(実施例2) ギルソナイトと精製TLAを使用し、ロールドアスファ
ルト混合物を製造した。骨材配合、合成粒度、設計バイ
ンダー量は表−3のとおりである。
使用するバインダーの内訳は、ストアス60〜8078
重量%に対し、TLA17重量%、ギルソナイト5重魚
%とじ、改質材料を次の(A)〜(C)の方法で添加し
た場合の、アスファルト混合物製造時の発塵状況および
製造されたアスファルト混合物の改質効果を比較した。
(人) ギルソナイトとTLAを無処理で使用。
なお、アスファルト混合物の混合温度は170℃とし、
混合時間は以下のとおりとした。
・ドライ混合 ・・・・・・10秒 次に、改質材料の軽量、袋詰め時の発塵状況、アスファ
ルト混合物製造時の発塵状況、および製造された混合物
のマーシャル安定度試験、ホイールトラッキング試験結
果を示せば表−4のとおりである。
(A)の方法では改質材料の軽量、袋詰め時および混合
物製造時の発塵が多く、また混合物性状面では、粒状の
精製TLAおよびギルソナイトの溶融が不完全で均一に
分散していないため、(B)の方法にくらべてマーシャ
ル安定度、DSとも低い値を示しているのに対し、本発
明の改質材料(C)を使用した場合は混合物製造時の発
塵が少なく、製造された混合物の性状も(B)の方法で
製造した混合物と同等である。
ロールドアスファルト混合物は、従来多くが(B)の方
法で製造されてきたが、専用のケトルが必要であること
、少量の混合物を製造する際バインダーのロスが多いこ
となど不経済であった。しかしながら、上述の結果より
専用ケトルのない混合所でも本発明の改質材料を使用す
ることにより、ギルソナイトおよび精製TLAを添加し
たロールドアスファルト混合物の製造が可能となった。
さらに、本発明の改質材料を使用した場合はバインダー
のロスがないため、少量の混合物の製造には特に有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の改質材料を製造する粒状化装置の一
例である。 1 改質材料        2 溶融混合用ケトル3
 撹拌機         4 コンロ5 改質材料循
環ポンプ   6 ノズル7 水循環ポンプ     
 8 水噴射ノズル9 粒状の改質材料    10 

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アスファルタイトまたはアスファルトピッチとそ
    れより軟化点の低い瀝青物質との溶融混合物を粒状化し
    た粒状組成物からなることを特徴とする舗装用アスファ
    ルトの改質材料。
  2. (2)粒状組成物の形状が直径5mm以下の球状または
    円盤状である請求項1記載の舗装用アスファルトの改質
    材料。
  3. (3)粒状組成物の形状が太さ1〜5mm、長さ3cm
    以下のヒモ状である請求項1記載の舗装用アスファルト
    の改質材料。
  4. (4)アスファルタイトがギルソナイトである請求項1
    〜3のいずれか1項記載の舗装用アスファルトの改質材
    料。
  5. (5)アスファルタイトまたはアスファルトピッチに加
    える瀝青物質が100℃以下の軟化点をもつ請求項1〜
    4のいずれか1項記載の舗装用アスファルトの改質材料
  6. (6)アスファルタイトまたはアスファルトピッチに加
    える瀝青物質が石油アスファルトである請求項1〜5の
    いずれか1項記載の舗装用アスファルトの改質材料。
  7. (7)アスファルタイトまたはアスファルトピッチに加
    える瀝青物質がトリニダッドエピューレである請求項1
    〜5のいずれか1項記載の舗装用アスファルトの改質材
    料。
  8. (8)ギルソナイトとトリニダッドエピューレより成り
    、ギルソナイトに対するトリニダッドエピューレの比が
    2.5〜6.5である請求項1〜3のいずれか1項記載
    の舗装用アスファルトの改質材料。
  9. (9)アスファルタイトまたはアスファルトピッチより
    軟化点の低い瀝青物質の添加量が用いたアスファルタイ
    トまたはアスファルトピッチの軟化点に比し粒状組成物
    の軟化点を少なくとも10℃低い温度にするに十分な量
    である請求項1〜8のいずれか1項記載の舗装用アスフ
    ァルトの改質材料。
  10. (10)アスファルタイトまたはアスファルトピッチよ
    り軟化点の低い瀝青物質の添加量が粒状組成物の軟化点
    を100℃〜140℃の範囲にする量である請求項9記
    載の舗装用アスファルトの改質材料。
  11. (11)粒状組成物がアスファルタイトまたはアスファ
    ルトピッチを、それより軟化点の低い瀝青物質の精製過
    程において、最終精製された溶融状態の該瀝青物質中に
    添加して得た溶融混合物を粒状化したものである請求項
    1〜10のいずれか1項記載の舗装用アスファルトの改
    質材料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012137081A1 (en) * 2011-04-07 2012-10-11 Nano Dispersions Technology Inc. Nano-dispersions of carbonaceous material in water as the basis of fuel related technologies and methods of making same
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