JPH02251442A - 耐燃性フェノール樹脂frp成形品 - Google Patents

耐燃性フェノール樹脂frp成形品

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JPH02251442A
JPH02251442A JP7169589A JP7169589A JPH02251442A JP H02251442 A JPH02251442 A JP H02251442A JP 7169589 A JP7169589 A JP 7169589A JP 7169589 A JP7169589 A JP 7169589A JP H02251442 A JPH02251442 A JP H02251442A
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JP
Japan
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phenol resin
phenolic resin
pts
formed object
resol type
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Pending
Application number
JP7169589A
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English (en)
Inventor
Hideyasu Teranishi
寺西 秀保
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はメッキによる不燃性の金属層を表面化粧層とし
て設けた耐燃性の優れたフェノール樹脂FRP成形品に
関するものである。
〔従来の技術〕
フェノール樹脂FRP成形品は難燃性、耐熱性等がすぐ
れているので、車輌用部品、建築部材等の用途に次第に
多く使用されてきている。
しかしフェノール樹脂FRP成形品は唯一の欠点として
樹脂の色調が濃褐色であるため化粧面となる表面部材に
は使用しにくいという問題があった。
従って化粧面として使用する場合には、表面に例えばプ
ライマー層を介してゲルコート層を設けたり、塗装した
り、またプラスチックフィルムを圧着したりして表面を
希望の色調に着色して使用していた。
しかしながらこれらのゲルコート層、塗装、プラスチッ
クフィルム等はいずれも耐燃性、耐熱性の点で問題があ
り、ベースに優れたフェノール樹脂を使用してもその特
長を充分生かすことができないという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明はフェノール樹脂FRP成形品の表面に金属メッ
キを行い、フェノール樹脂の特長を損うことなく化粧層
を形成し、表面材として優れた耐燃性、耐熱性を存する
材料を得ることを見い出し完成されたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、液状レゾール型フェノール樹脂、硬化剤及び
必要により充填剤、離型剤からなる配合物を長さ3■以
上のガラス繊維又は炭素繊維に含浸し成形してなるフェ
ノール樹脂FRP成形品に対してその表面に無電解メッ
キにより金属層を設けてなる耐燃性フェノール樹脂FR
P成形品である。
本発明において使用される液状レゾール型フェノール樹
脂とは、フェノール類としてフェノール、レゾルシノー
ル、キシレノール、ハイドロキノン、ビスフェノールA
1ブチルフエノール、オクチルフェノール等の1種以上
とホルムアルデヒドの如きアルデヒド類をアルカリ性触
媒の存在下で通常の製造条件で反応せしめて得られるも
のであり、通常は水を含有した液状の樹脂である。
この樺なレゾール型フェノール樹脂の原料組成は比較的
広い範囲のものであるが、通常アルデヒドII/フェノ
ール類のモル比は0.8〜3.0であり、好ましくは1
.0−2.5の範囲内である。
二のモノσ比が0.8より小さくなると硬化性が悪(な
り、また物性値も低くなる。逆に3.0より大きくなる
と、成形時の臭気の問題及び貯蔵安定性の低下を生じる
ことになる。
硬化剤はレゾール型フェノール樹脂に通常用いられてい
るものであって、ベンゼンスルフォン酸、バラトルエン
スルフォン酸、キシレンスルフォン酸、フェノールスル
フォン酸、硫酸、リン酸等の有機又は無機酸類の単独又
は併用、あるいは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウ
ム、水酸化カルシウム等のアルカリ類を単独使用又は併
用してもよい、硬化剤の添加量は樹脂固形分100重量
部に対して1〜20重量部である。
また充填剤は、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、
硫酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、クレー等が使
用できる。その添加量は20〜250重量部が適当であ
る。
離型剤は金属石けん類、ホスフェート類、ワックス類も
使用できるが、その使用量は0.5〜10重量部が適当
量である。
本発明において補強用繊維はチ町ツブトストランドマッ
ト、ガラスチョップ、コンテニアスマット、ロービング
の樺なガラス繊維又は炭素繊維が使用できる。
また、機械的強度のより高い成形品が必要な場合には、
ガラス繊維又は炭素繊維のクロスを裏面に近い層に適宜
使用してもよい0以上の様な補強用繊維の長さについて
は3m以上が望ましく、3閣以下では補強の効果が十分
に得られない。
ガラス繊維の場合、その組成は無アルカリガラス、含ア
ルカリガラスのいずれでもよく、処理方法も通常の方法
、例えばシラン処理を行ったものを使用することができ
る。
補強用繊維の成形物中の含有率は10〜60重量%、好
ましくは20〜50重量%である。10重量%以下では
補強の効果が十分に得られず、また60重量%以上では
樹脂の含浸が十分でない。
本発明におけるフェノール樹脂FRP成形法としては、
例えばハンドレイアップ法、スプレーアップ法、コール
ドプレス法、レジンインジェクシッン法、プルトルージ
ョン法、BMC法、SMC法等の成形法が使用できる。
例えばハンドレイアップ法、スプレーアップ法の場合に
は、通常行われている様に型の上で樹脂配合物を補強用
繊維にローラー等で含浸脱泡しそのまま常温〜80℃で
放置し硬化させる。
また、コールドプレス法、レジンインジェクシ四ン法、
プルトルージョン法、BMC法、SMC法等も通常不飽
和ポリエステル樹脂FRPにおいて行われている方法と
同様でよい。
この様にして得られたフェノール樹脂FRP成形品に対
して無電解メッキによりその表面に金属層を設ける。
無電解メッキの方法は、脱脂、クロム・硫酸によるエツ
チング、メッキ触媒付与、その活性化及び無電解メッキ
という通常の工程でよく、特に本発明のために工程変更
の必要は無い、更に必要に応じて電解メッキを行い金属
層の厚みを厚くしてもよい。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により説明する。
実施例1 次の配合物を調製した。
液状レゾール型フェノール樹脂  100部(大日本イ
ンキ製、ダイスリンクD−105)充填剤 (硫酸カルシウム)        30部(水酸化ア
ルミニウム)      10部硬化剤 (パラトルエンスルフォン酸)   10部この配合物
をハンドレイアップ法により鉄道車輌用窓枠の成形型の
上で繊維長25.4 mの日東紡製ガラスチョップドス
トランドマシトrMC−450」3プライにガラス繊維
量25%になる樟に含浸・脱泡した後70°Cで4時間
放置し、厚さ3閣のフェノール樹脂FRP成形品を得た
次にこの成形品をライオン油脂製界面活性剤「ママレモ
ンJ2gを12の水に溶解させた処理液に4分間浸漬し
脱脂処理した。続いてクロム・硫酸混液(CrOs60
gと濃硫酸22(ldを水で12とする。)に40℃で
5分間浸漬して粗化した。水洗後4%塩酸水溶液に浸漬
して残存クロムを除去し水洗した後水酸化ナトリウム水
溶液(PH13,0)に浸漬し水洗した。
次に4%塩酸水溶液に2分間浸漬後、塩化第−錫及び塩
化パラジウムを含む増悪剤に10分間浸漬し活性化し水
洗した。
次に奥野製薬製無電解ニッケルメッキ液rTMP化学ニ
ッケルA−BJを下記の割合で建浴し、コノメッキ液に
45℃で15分間浸漬することにより、約35μm厚の
ニッケルを析出させた車輌用窓枠形状のフェノール樹脂
FRP成形品を得た。
TMP化学ニッケルA       100部TMP化
学ニッケル8      100部水        
      400部比較例1 大日本インキ製不飽和ポリエステル樹脂ゲルコートレジ
ン「ポリトングレー」100部に対しメチルエチルケト
ンパーオキサイド1部を添加混合したレジンを鉄道車輌
用窓枠の成形型表面に850g/nfの割合でスプレー
し、そのまま常温で18時間放置した。
続いて上記ゲルコート層とフェノール樹脂によるバック
層との接着を向上させるためのプライマーとして大日本
インキ製「ダイスリックブライマーD−5210W、を
150g/nlの割合でローラーでゲルコート面に塗布
し常温で4時間放置した。
次に実施例1で調整した液状レゾール型フェノール樹脂
配合物を実施例1と同じガラス繊維に同じ割合で含浸し
、同様に硬化させて厚さ3.4閣のグレー色ゲルコート
層付き車輌用窓枠形状のフェノール樹脂FRP成形品を
得た。
次に実施例1と比較例1で得たそれぞれの成形品より8
5判の大きさの試験片を切り出し運輸省法「鉄道車輌用
材料の燃焼試験」を行ったところ次の様な結果を得た。
実施例2 次の配合物を調製した。
液状レゾール型フェノール樹脂  100部(住友デュ
レズ製 P R−536747)水酸化アルミニウム 
       90部ステアリン酸亜鉛       
   3部酸化マグネシウム          2部
次に上記配合物を通常のSMC製造機により2枚のポリ
エチレンフィルム別々に塗布し、その片方の塗布面に日
東紡製ガラス繊維ロービング「R3240PA−549
Jを長さ251に切断したものをその含有率が30%に
なる様に落下散布せしめた。もう一方のポリエチレンフ
ィルムの塗布面を重ね合せ、次いでローラーで脱泡・含
浸を行いシート化させた。
次に40℃で48時間熟成しSMCとした。この樟にし
て得られたSMCを洗面所用カウンタートップの金型に
チャージして110kg/d、  150℃3分の条件
でプレスしフェノール樹脂SMC成形品を得た。
次に成形品の表面を室町化学製研磨剤rMK−11」で
約3分間研磨し、続いてリン酸ナトリウム、ケイ酸ナト
リウムを含む同社製rMK−110」に70℃で5分間
浸漬し脱脂し水洗した。更に両イオン界面活性剤を含む
同社製rMK140」に60°Cで4分間浸漬し吸着性
を向上させた。
更に水洗後塩化パラジウム、塩化第一錫を含む同社製増
感剤rMK230.に8分間浸漬し水洗の後、ホウフッ
化水素酸を含む同社製rMK−330」に10分間浸漬
し活性化した。
次に同社製無電解銅メッキ液rMK−43OA・B」を
下記の割合で混合し、これに20分間浸漬することによ
り、約20μm厚の銅メッキを付着させた厚さ2.5I
Ilのカウンタートップ形状のフェノール樹脂FRP成
形品を得た。
MK−430A        100部MK−430
B        100部水           
     800部続いて、常法により電解メッキ法に
よりクロームメッキを行い、厚さ約30μmのクローム
メッキ層を付着させた。
比較例2 実施例2と同様な方法でフェノール樹脂SMC成形品を
作製した後、成形品の表面をアイポリ−色の関西ペイン
ト製ポリウレタン樹脂塗料[ソフレンクス魔80」で塗
膜が35.umになる欅に塗装し、アイポリ−色に塗装
仕上げした厚さ2.5鴎のカウンタートップ形状のフェ
ノール樹脂FRP成形品を得た。
第2表 準不燃性試験語i−(表面試験)次に実施例2
と比較例2で作製したそれぞれの成形品より220X2
20mの試験片を採取し、JIS−A−1321(建築
物の内装材料及び工法の難燃性試験)により試験を行っ
た結果は次の通りである。
〔発明の効果〕
本発明による耐燃性フェノール樹脂FRP成形品は、表
面の化粧層を金属メッキにより形成させるため、従来の
様に耐燃性に問題のあるゲルコート、塗装或いはプラス
チックフィルムを使用して化粧層を形成させた場合に比
べて、成形品としての耐燃性は極めてすぐれており、ベ
ースに使用しているフェノール樹脂の優れた耐燃性をそ
のまま発揮し得る成形品である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液状レゾール型フェノール樹脂、硬化剤及び必要
    により充填剤、離型剤からなる配合物を長さ3mm以上
    のガラス繊維又は炭素繊維に含浸し成形してなるフェノ
    ール樹脂FRP成形品に対して、その表面に無電解メッ
    キにより金属層を設けてなる耐燃性フェノール樹脂FR
    P成形品。
JP7169589A 1989-03-27 1989-03-27 耐燃性フェノール樹脂frp成形品 Pending JPH02251442A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100332827B1 (ko) * 2000-01-10 2002-04-15 조문수 페놀수지를 기지재료로 하고 유리섬유가 보강된 준불연건축용 판재 및 그 제조방법
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