JPH02247157A - メサドンのアッセイ法、それに用いる化合物およびアッセイキット - Google Patents

メサドンのアッセイ法、それに用いる化合物およびアッセイキット

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JPH02247157A
JPH02247157A JP2013433A JP1343390A JPH02247157A JP H02247157 A JPH02247157 A JP H02247157A JP 2013433 A JP2013433 A JP 2013433A JP 1343390 A JP1343390 A JP 1343390A JP H02247157 A JPH02247157 A JP H02247157A
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JP
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methadone
tracer
group
heteroatoms
formula
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JP2013433A
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Robert E Dubler
ロバート・イー・ダブラー
Susan A Thacker
スーザン・エイ・タッカー
John A Walling
ジョン・エイ・ウォーリング
Nai-Yi Wang
ナイ‐イ・ワン
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Abbott Laboratories
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    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
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    • G01N33/94Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving narcotics or drugs or pharmaceuticals, neurotransmitters or associated receptors
    • G01N33/9486Analgesics, e.g. opiates, aspirine

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、尿などの試験試料中のメサドンを検出するた
めの方法および試薬に関する。さらに詳しくは、本発明
は、試料中のメサドンの存在または量を決定するための
蛍光偏光イムノアッセイ法、該方法に試薬として用いる
トレーサー化合物、および核力法に試薬として用いる抗
体産生用の免疫原化合物に関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題)メサ
ドンは、モルヒネおよびヘロイン中毒の治療としてメン
テナンスプログラム(maintenance pro
grams)に用いられている合成麻薬鎮痛剤である。
メサドンは、ヘロインの投与中止による急性の作用を食
い止め、また不安、抑欝および渇望などの中毒後症候群
を軽減もしくは排除する。しかしながら、この薬剤を過
剰に使用すると習慣性になったり中毒になったりするこ
とがある。
メサドンの検出のために最も頻繁に用いられる生物学的
流体は尿である。しかしながら、池の生物学的試料、た
とえば血清、血漿または組織なども試験試料として用い
ることができる。過去においてメサドンは、薄層クロマ
トグラフィー(TLC)、ガスクロマトグラフィー(G
 C)および高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
を含む多くの方法により検出されてきた。一般に、これ
らの方法は試験試料からの薬物の複雑な化学的抽出手順
を含むが、このような手順は高度な教育を受けた専門家
を必要とし、アッセイ時間も長くかかる。
GCXTLCおよびHPLCのような化学的方法に代わ
る好ましい方法として結合アッセイ法がある。抗原およ
び抗体を検出するための結合アッセイは、これら物質を
特徴付けている免疫学的反応性に依存している。一般に
、これらのアッセイをまとめてイムノアッセイと称する
イムノアッセイ法は、生物にとって異物である抗原の存
在に応答して抗体が産生されるという高等生物の免疫系
機構を利用したものである。特定の抗原に対する応答と
して1種または2種以上の抗体が産生され、これらの抗
体は該特定の抗原と反応することができ、かくして高度
に特異的な反応機構が生み出される。この反応機構は、
生物学的試料中の該特定の抗原の存在または濃度を決定
するためにインビトロで用いることができる。
特定の分析対象物を測定するための競合結合アッセイは
、試験試料中の分析対象物と標識試薬(すなわちトレー
サー)とが、該分析対象物およびトレーサーの両方に特
異的な結合成分(たとえば抗体)上の限られた数の結合
部位に対して競合することに基づいている。試料中の分
析対象物の濃度により、該抗体に結合するトレーサーの
量が決定される。生成したトレーサー/抗体複合体の量
は定量的に測定するこができ、試験試料中の分析対象物
の量に反比例する。
蛍光偏光法は、競合結合イムノアッセイにおいて生成し
たトレーサー/抗体複合体の量を測定するための定量手
段を提供する。この方法は、蛍光標識したトレーサーが
直線偏光により励起されると急速に回転し、該回転トレ
ーサーから放出される蛍光がそのような急速な回転によ
って部分的に脱分極されるようになるという原理に基づ
いている。その結果、トレーサーによって放出される蛍
光は偏光の度合がトレーサーの回転速度とは逆の相関性
を有するものとなる。すなわち、回転が大きくなればな
るほど放出光の偏光は小さくなる(または放出光の脱分
極が大きくなる)。回転のスピードおよび脱分極の大き
さは、トレーサーがより重量の大きい分子と結合したと
き、たとえば比較的重量の大きい抗体分子と結合したと
きに減少する。蛍光トレーサー/抗体複合体が直線偏光
によって励起されると、この蛍光団は急速な回転が抑制
されるので、−層多くの放出光が偏光として残ることに
なる。「遊離の」トレーサー(すなわち抗体に結合して
いないトレーサー)が直線偏光によって励起されると、
その回転は複合体の回転よりもはるかに速く、それゆえ
放出光は脱分極されることになる。
蛍光偏光イムノアッセイ(F P I A)は、結合ト
レーサーを遊離トレーサーから分離していない溶液から
最終的な偏光の読み取りを行う均一アッセイである。不
均一アッセイ法においては、読み取りを行う前に結合ト
レーサーを遊離トレーサーから分離しなければならない
未知量の分析対象物を含む試験試料と比較するために標
準調製物を用いることにより、PPIAは競合アッセイ
において生成したトレーサー/抗体複合体の量の測定の
ための定量手段を提供する。
この方法は、現在、アボット・ラボラトリーズにより市
販のTDKセラビューティック・ドラッグ・モニタリン
グ・システム(Therapeutic DrugMo
nitoring S ystem)で用いられており
、また米国特許第4.269,511号および同第4,
420.568号各明細書に記載されている。
上記両特許明細書に開示されているように、FPIAに
おいてトレーサーは抗体への結合に関し分析対象物と競
合しなければならないので、トレーサーは該分析対象物
に特異的な抗体によって認識されることができるように
該分析対象物と充分に類似した分子構造を有していなけ
ればならない。
この理由からトレーサーはまた蛍光標識した分析対象物
類似体としても言及され、その実質部分は分析対象物と
同じ空間的および極性構造を有し、抗体上の結合部位に
対して分析対象物と競合し得る1または2以上の決定基
を画定する。
試料中のメサドンの存在を検出するために、正確で感度
の良いFPIAを行うためのアッセイ法および試薬を提
供する必要性が依然存在する。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は、試験試料中のメサドンの存在または量
を決定するための抗体を産生させるのに有用な、一般式 (式中、Roは、直鎖もしくは分枝鎖に配列した飽和も
しくは不飽和の0〜15個の炭素原子およびヘテロ原子
からなり、そのうちへテロ原子の数が6個以下であるス
ペーサー基であり、ただし連続して結合しているヘテロ
原子の数は2個以下であるものXは0または1の整数;
MはC=O1−NH−1O−C=O,N−C=○および
N−C=Sよりなる群から選ばれた結合基、Qは免疫原
性担体である)で示される免疫原化合物 一般式: (式中、Rは、直鎖もしくは分枝鎖に配列した飽和もし
くは不飽和の0〜15個の炭素原子およびヘテロ原子か
らなり、そのうちへテロ原子の数が6個以下であるスペ
ーサー基であり、ただし連続して結合しているヘテロ原
子の数は2個以下であり該分枝鎖は炭素原子上でのみ生
しているちの(式中、Rは、直鎖もしくは分枝鎖に配列
した飽和もしくは不飽和の0〜15個の炭素原子および
ヘテロ原子からなり、そのうちへテロ原子の数が6個以
下であるスペーサー基であり、ただし連続して結合して
いるヘテロ原子の数は2個以下であり該分枝鎖は炭素原
子上でのみ生じているものXはOまたはlの整数1Mは
C−0,−NH−0−C=O,N−C=OおよびN−C
=Sよりなる群から選ばれた結合基:Qは免疫原性担体
である)で示される免疫原化合物; 試験試料中のメサドンの存在または量を決定するための
抗体を産生させるのに有用な、一般式Yは−COOH,
−NH2、−CHoおよび−OHよりなる群から選ばれ
た結合基である)で示されるハプテン化合物; 式。
で示されるハプテン化合物 試験試料中のメサドンの存在または量を決定するための
アッセイに有用な、一般式 (式中、R,およびR2は、それぞれHもしくは0ト■
であるかまたはR3とR2が一緒になって一〇を表し;
R3はエチル基または式RMFI(式中、Rは、直鎖も
しくは分岐鎖に配列した飽和らしくは不飽和の0〜15
個の炭素原子およびヘテロ原子からなり、そのうりへテ
ロ原子の数が6個以下であるスペーサー基であり、ただ
し連続して結合しているペテロ原子の数は2個以下であ
り該分枝鎖は炭素原子上でのみ生じているもの;Mは、
C−0、−NH−1O−C=O,N−C=OおよびNC
−8よりなる群から選ばれた結合基、Flは、フルオレ
セインまたはフルオレセイン誘導体である)で示される
基:R4は、R3がRMFIであるときに2−ジメチル
アミノプロピル基、またはR8がエチル基であるときに
式・RMFI(式中、RlMおよびFlは前記と同じ)
で示される基である)で示されるトレーサー化合物 試験試料中のメサドンの存在または量を決定する方法で
あって、 (a)該試料を上記一般式 て−示されるトレーサー化合物、および該メサドンサト
ンおよび該トレーサーを特異的に認識し得る抗体と接触
させて溶液を得、 (b)該溶液に平面偏光を通して蛍光偏光応答を得、つ
いて (c)該蛍光偏光応答を検出して試料中のメサドンの存
在または量を測定する ことを特徴とする。
本発明はまた、上記方法に試薬として用いるトレーサー
化合物、および上記方法に試薬として用いる抗体産生用
の免疫原化合物をも提供する。
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
炙麹 本発明において下記定義が適用される。
本明細書において「決定基」とは、抗原と抗体との間の
特異的結合反応に関与する抗原上の領域をいう。本質的
に、免疫学的特異性に基づき抗原、従って抗体を互いに
区別するものはこの決定基である。
本明細書において「分析対象物」とは、それに対して結
合成分(たとえば抗体)が得られるかま几はおよび該ト
レーサー化合物を特異的に認識し得る抗体と混合して溶
液を得、 (b)該溶液中に平面偏光を通して蛍光偏光応答を得、
ついで (c)該蛍光偏光応答を検出して試料中のメサドンの存
在または量を決定する ことを特徴とする方法、および 試験試料中のメサドンの存在または量を決定するだめの
アッセイキットであって、上記一般式。
で示されるトレーサー化合物、および該メサドンおよび
該トレーサー化合物を特異的に認識し得る抗体からなる
キットを提供することにある。
本発明は、蛍光偏光法を用いて試験試料中のメサドンの
存在または量を検出するための方法を提供するものであ
る。本発明の方法は、 (a)核試料を蛍光標識したトレーサー、およびメロ 生成することのできる分子をいう。本発明の分析対象物
はメサドンであり、下記構造を有する。
そのような分析対象物は、低分子量、一般に50〜40
00の範囲、より好ましくは100〜2000の範囲の
タンパク質不含化合物である。そのような分析対象物は
動物中に注射したときに抗体産生を引き起こさないが、
抗体に対しては反応性である。
本明細書において「分析対象物類似体」とは、所定の分
析対象物上の1または2以上の決定基と実質的に同じ空
間的および極性構造を有する分子をいう。その上うな分
析対象物は、低分子量、一般に50〜4000の範囲、
より好ましくは100〜2000の範囲のタンパク質不
含化合物である。
このように決定基が重複していることによって、分析対
象物特異的結合成分(たとえば抗体)上の結合部位に対
して分析対象物類似体が試験試料中の分析対象物と競合
するようになる。加えて、分析対象物特異的結合成分へ
の結合に必要な決定基を保持しながらも分析対象物と同
一ではなくなるように、分析対象物類似体を修飾するこ
ともできる。
分析対象物類似体の決定基の構造は分析対象物の決定基
と全く同一である必要はなく、分析対象物類似体が適当
な決定基を実質的に重複させておれば充分である。それ
ゆえ、分析対象物類似体は、分析対象物決定基を実質的
に重複させており、そのことによって特異的結合成分(
すなわち、抗体、レセプター、ヌクレオチド配列など)
がそのような実質的に重複する決定基を認識し結合する
ことができる限りにおいて、分析対象物のものとは異な
る化学基、アミノ酸もしくはヌクレオチドを含むいかな
る分子構造を有していてもよい。
本明細書において「分析対象物特異的結合成分」とは、
抗体やレセプターのような、分析対象物に特異的に結合
する成分をいう。一般に、そのような分析対象物に対す
る抗体は、まず該分析対象物で励起させ、遊離のトレー
サーおよびトレーサー/抗体複合体により放出された蛍
光の偏光を測定することにより決定する。抗体と複合体
を形成していないトレーサーは、蛍光の吸収および再放
出に必要な時間よりも短い時間の間自由に回転する。
その結果、再放出された光は比較的でたらめに配向して
いるため、抗体と複合体を形成していないトレーサーの
蛍光偏光は低くなり、0に近付く。
トレーサーが特定の抗体と複合体を生成すると、かく生
成したトレーサー/抗体複合体は該抗体分子の回転を引
き受けるが、この回転は比較的小さなトレーサー分子の
回転よりも遅いため、観察される偏光は増大することに
なる。それゆえ、抗体部位に対して分析対象物が該トレ
ーサーと競合するときは、トレーサー/抗体複合体の蛍
光偏光は、遊離のトレーサーの蛍光偏光とトレーサー/
抗体複合体の蛍光偏光との間の値で観察される。試料が
高濃度の分析対象物を含んでいるときは、観察される偏
光値は遊離のトレーサーの偏光値に近くなる、すなわち
低くなる。これに対して、試料かまたは分析対象物類似
体をタンパク質担体に結合させ、ついで該結合体を動物
中に注射することにより産生される。得られた抗体は、
従来のよく知られた抗体単離法により単離することがで
きる。
本明細書において「トレーサー」とは、下記蛍光分子に
結合させた分析対象物または分析対象物類似体をいう。
この蛍光分子はトレーサーの検出可能成分である。
本発明の方法に従えば、所定の分析対象物を含有してい
ると思われる試験試料をトレーサー、および該分析対象
物およびトレーサーに特異的な抗体と混合する。トレー
サーと試料中に存在する分析対象物とは、該抗体上の限
られた数の結合部位に対して競合し、その結果、分析対
象物/抗体複合体およびトレーサー/抗体複合体が生成
する。
トレーサーと抗体の濃度を一定に保つことにより、トレ
ーサー/抗体複合体に対する分析対象物/抗体複合体の
生成の比は、試料中に存在する分析対象物の量に正比例
する。
試料中の分析対象物の量は、上記混合物を偏光低濃度の
分析対象物を含んでいるときは、偏光値は結合トレーサ
ーの偏光値に近くなる、すなわち高くなる。イムノアッ
セイの反応混合物を垂直偏光ついで平面偏光で連続的に
励起させ、放出光の垂直成分のみを分析することにより
、反応混合物の蛍光偏光を正確に決定することができる
。決定しようとする分析対象物と偏光との間の正確な関
係は、既知濃度のカリブレーク−の偏光値を測定するこ
とにより確立する。分析対象物の濃度は、このようにし
て作成した標準曲線から内挿することかできる。
本発明のイムノアッセイは均一アッセイと称されるが、
このことは結合トレーサーを遊離のトレーサーから分離
していない溶液から最終的な偏光の読み取りを行うこと
を意味する。このことは、読み取りを行う前に遊離トレ
ーサーから結合トレーサーを分離しなければならない不
均一イムノアッセイ法に比べて顕著な利点である。
分析対象物類似体を標識し、かくしてトレーサーを生成
するための蛍光分子の選択は、有利にム融通性があり、
実際に行う人の好みに主として合わせられる。蛍光標識
はその大きさに従って理想的に選択されること、すなわ
ち、分子が小さくなればなるほど一層速く回転すること
ができ、FPIAのトレーサー化合物として一層効果的
になることは容易に評価されるであろう。本発明におい
て好ましい蛍光標識は、フルオレセインおよびフルオレ
セイン誘導体である。これらの化合物は適当な波長の偏
光で励起したときに蛍光応答が得られ、かくして蛍光偏
光測定が可能となる。たとえば、以下のフルオレセイン
誘導体のいずれをも用いることができる・フルオレセイ
ンアミン:カルボキシフルオレセイン・α−ヨードアセ
トアミドフルオレセイン;アミノメチルフルオレセイン
、N−アルキルアミノメチルフルオレセイン;2,4−
ジクロロ−1,3,5−)リアジン−2−イルアミノフ
ルオレセイン(DTAP);4−クロロ−6−メドキン
ー1 3 5−トリアジン−2−イルアミノフルオレセ
イン・およびフルオレセインイソチオシアネート。特に
好ましいフルオレセイン誘導体=23 の化合物としてであるかまたはトレーサーの成分として
であるかにかかわらず、蛍光の意味あいで用いるとき以
外は、それらがいやしくも特定の分子として存在してい
るならば開環形および閉環形の両方を含むものとする。
開環形は、蛍光を生じさせるために必要である。
以下の実施例でも説明するように、本発明に従って調製
した特定のトレーサーは良好なアッセイ結果をもたらす
ことがわかった。本発明に従って決定することのできる
分析対象物の濃度は、約10−’〜約10−”Mである
。試験試料を希釈することにより、−層高濃度の分析対
象物を決定することができる。試料中の分析対象物の濃
度範囲は試験試薬、すなわちトレーサーおよび抗体の濃
度範囲を決定するであろうが、個々の試薬濃度はアッセ
イの感度を最適にすべく経験的に決定する。
適当なトレーサーおよび抗体濃度は、当業者により確か
めることができる。
賦釆 ■、ハプテン は、アミノメチルフルオレセインおよびフルオレセイン
アミン(異性体rおよび■)である。
フルオレセインは、環境の酸濃度(pH)に依存して2
つの互変体として存在する。開環(酸)形では、フルオ
レセインまたはフルオレセイン誘導体(すなわち蛍光分
子を含有するトレーサー)は青色の光を吸収し、約4ナ
ノ秒の励起状態寿命の後に緑色の蛍光を放出することが
できる。開環形と閉環形が共存するときは、pHレベル
を調節することにより開環形と閉環形との分子の相対濃
度を容易に変えることかできる。一般に、本発明のトレ
ーサーは、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩
などの生物学的に許容し得る塩として溶液中で調製され
るため、該化合物を開環した蛍光形で存在させることが
できる。存在する特定の塩は、pHレベルを調節するの
に用いたバッファーle依存するであろう。たとえば、
リン酸ナトリウムバッファーの存在下では本発明の化合
物は一般に開環形のナトリウム塩として存在するであろ
う。
本明細書において「フルオレセインコとは、個々メサド
ンに類似した構造を有するハプテンは、抗体を産生させ
るための免疫原として、および/またはトレーサーの分
析対象物類似体として用いるために調製する。メサドン
のエチルケトン側鎖を官能化するかまたはメサドンのジ
メチルアミノ側鎖をスペーサー基で置換することにより
、該ハプテンにポリ(アミノ酸)担体または蛍光分子を
結合させる。
本発明の好ましいハプテンは、下記一般式(式中、Rは
、直鎖もしくは分枝鎖に配列した飽和もしくは不飽和の
0〜+5111の炭素原子およびヘテロ原子からなり、
そのうちへテロ原子の数が6g以下であるスペーサー基
であり、ただし連続して結合しているヘテロ原子の数は
2個以下であり該分枝鎖は炭素原子上でのみ生している
乙のYは一層 〇 〇 81N +(2、−CHOおよ
び−〇Hよりなる群から選ばれた結合基である)で表さ
れる化合物である。
上記式においてRが炭素原子のみを含むときは、Rは1
〜10個の炭素原子であるのが好ましい。
適当なヘテロ原子としては、窒素原子、酸素原子、硫黄
原子、ケイ素原子およびリン原子が挙げられる。たとえ
ば、Rがへテロ原子として窒素原子および酸素原子を含
むときは、Rは−CH2CH=N−0−CH2−であっ
てよい。2個以上のへテロ原子が連続して結合した化合
物は適当でないように思われる。
本発明の他の好ましいハプテンは、下記式で示される。
このようなハプテンは、当業者に知られた方法に従い、
所望の決定基の化学基と実質的に類似した化学基を含む
側鎖を有する化合物を製造して調ることかできる。本発
明の免疫原は、下記一般式のいずれかの構造を有する。
(式中、Rは、直鎖もしくは分枝鎖に配列した飽和もし
くは不飽和の0〜15個の炭素原子およびヘテロ原子か
らなり、そのうちへテロ原子の数が6個以下であるスペ
ーサー基であり、ただし連続して結合しているヘテロ原
子の数は2個以下であり該分枝鎖は炭素原子上でのみ生
じているもの:R′は、直鎖もしくは分枝鎖に配列した
飽和もしくは不飽和の0〜15個の炭素原子およびヘテ
ロ原子からなり、そのうちへテロ原子の数が6個以下で
あるスペーサー基であり、ただし連続して結合している
ヘテロ原子の数は2個以下であるもの;Xは0または1
の整数;Mfi C= O,N Ho−c−o、h+−
c−oおよびN−C=Sよりなる群から選ばれた結合基
、Qは免疫原性担体てあ製する。ついで、これらの化合
物またはその誘導体をポリ(アミノ酸)担体かまたは蛍
光分子に結合させる。
PPTAにおいて、トレーサーと試験試料中に存在する
メサドンとは抗体上の結合部位に対して競合する。この
目的を達成するために、免疫原およびトレーサーの構造
を幅広く変化させることができる。
2、抗体 本発明に利用する抗体は、動物中で下記免疫原の1つに
対する応答を引き起こすことにより調製する。当業者に
よく知られた方法に従い、免疫原を投与し適当な抗体を
選択する。本明細書の実験に使用した免疫宿主はウサギ
およびヒツジであったが、免疫原に対する抗体を産生ず
ることのできるあらゆるインビボまたはインビトロ宿主
を用いることが可能である。このような抗体は、試験試
料中のメサドンおよびトレーサーと結合する。
a 免疫原の構造 免疫原は、広範囲のメサドン誘導体から製造する) 上記ハプテンの場合と同様に、上記式中、RまたはR゛
が炭素原子のみを含むときは、RまたはR′は2〜IO
個の炭素原子であるのが好ましい。
ヘテロ原子としては上記と同じものを用いることができ
る。ある場合には結合基Mが含まれない。
本発明で行った試験により良好な抗体応答を引き起こし
た免疫原は、下記一般式 (式中、Qはポリ(アミノ酸)担体である)で示される
構造を有するものである。
ポリ(アミノ酸)免疫原担体としては種りのタンパク質
担体を用いることができる。適当な免疫原担体としては
、アルブミン、血清タンパク質(たとえば、グロブリン
)、眼の水晶体タンパク質、リポタンパク質などが挙げ
られる。タンパク質担体の具体例としては、ウノ面清ア
ルブミノ(13SA)、キーホールリンペソトヘモンア
ニン、卵アルブミン、チログロブリンおよびウンγ−グ
ロブリンが挙げられる。これらの中では、チログロブリ
ンが好ましい免疫原担体である。別の例として、アミノ
酸のリジンにおけるような、充分な数の利用できるアミ
ノ基を有する合成ポリ(アミノ酸)を利用することもで
きる。
b 免疫原の合成 本発明の免疫原において、カルポキンル基含有メサドン
ハプテンとタンパク質担体上のアミノ基との間の化学結
合を、当業者に知られた種々の方法を用いて確立するこ
とができる。アミド結合を生成させることはしばしば好
ましい。アミド結合を生成させるには、まず脱離基試薬
(たとえば、N−ヒドロキシスクンンイミド、■−ヒド
ロキシベンズトリアゾール、p−ニトロフェノールなど
)と反応させてメサドンハプテンのカルボン酸残基を活
性化させる。活性化試薬(l、3−ノンクロヘキンル力
ルポジイミド、ジイソプロピルカルボジイミトなと)を
用いることができる。ついて、上I ハプテンをタンパク質担体に結合させるには、まずホス
ゲンまたはホスゲン等捕物(たとえばジホスゲンやカル
ボジイミジゾール)と反応させて高度に反応性のクロロ
ホルメートまたはイミダゾロホルメート誘導体を生成さ
せる(通常、単離しない)。ついて、得られた活性ホル
メートエステルを緩衝水溶液中でタンパク質担体と反応
させて免疫原を得ることができる。
3、トレーサー a、トレーサーの構造:  4 本発明のトレーサーは広範囲のメサドン誘導体から製造
することができ、下記一般式 (式中、RoおよびR2は、それぞれHもしくはOHで
あるかまたはR3とR2か一緒になって−0を表し;R
3はエチル基または式RMF’l(式中、Rは、直鎖も
しくは分枝鎖に配列した飽和らしくは記メサドンハブテ
ンの活性形をタンパク質担体を含有する緩衝溶液と反応
させる。別法として、カルボン酸ハブテンを単離して、
または単離することなく、高度に反応性の混合無水物ま
たは混合カーボネートに変換し、ついでタンパク質担体
と結合さけてもよい。
末端アミン官能性を有するメサドンハプテンは、適当な
溶媒、たとえばアセトニトリルまたはジメチルホルムア
ミドなどの存在下でN、N’−ジスクシンイミジルカー
ボネートと反応させることにより、高度に反応性のN−
ヒドロキシスクシンイミドウレタンに変換することがで
きる。ついで、得られfニラレタンを緩衝水溶液中でタ
ンパク質担体と反応させて免疫原を得る。
末端アルデヒド官能性を有するメサドンハプテンは、当
業者に知られ几方法に従い、水素化ンアノホウ素ナトリ
ウムの存在下、緩衝水溶液中で還元的アミノ化を行うこ
とによりタンパク質担体に結合させることができる。
別法として、アルコール基を含有するメサドン不飽和の
0〜15個の炭素原子およびヘテロ原子からなり、その
うちへテロ原子の数が6個以下であるスペーサー基であ
り、ただし連続して結合しているヘテロ原子の数は2個
以下であり該分枝鎖は炭素原子上でのみ生じているもの
1Mは、C=0、−NH−1O−C=O1N−C=Oお
よびNC−8よりなる群から選ばれた結合基;Flは、
フルオレセインまたはフルオレセイン誘導体である)で
示される基;R4は、R3がRMFlであるときに2−
ジメチルアミノプロピル基、またはR3がエチル基であ
るときに式:RMF l(式中、RlMおよびFlは前
記と同じ)で示される基である)で示される構造を有す
る。
上記のように、上記一般式においてRが炭素原子のみを
含むときはRは2〜10個の炭素原子であるのが好まし
い。上記と同じへテロ原子を用いることができる。たと
えば、Rがへテロ原子として窒素原子を含むときは、R
は−(cH2)J N HCH2CH2−であってよい
良好な結合能を示すトレーサーは、下記式(式中、Fl
はフルオレセインまたはフルオレセイン誘導体である)
で示される構造を有するものである。
b、  トレーサーの合成: 上記のようにして調製したメサドンハプテン(アミノ基
かまたはカルボキシル基を含む)をフルオレセインまた
はフルオレセイン誘導体に結合させて本発明のトレーサ
ーを調製することができる。
末端カルボキシル基を有するメサドンハプテンをアミノ
末端フルオレセイン誘導体に結合させるには、まず1.
3−ジシクロヘキシルカルボジイミドなどの活性化剤で
カルボン酸残基を活性化し、ついで、これをN−ヒドロ
キシスクシンイミド、l−ヒドロキシベンズトリアゾー
ル、p−ニトロフェノールなどの脱離基試薬と反応させ
て活性化ハプテンを調製する。ついで、この活性化ハブ
テ含有ハプテンはまた、適当な溶媒中でN−ヒドロキシ
スクシンイミドで活性化したカルボキンフルオレセイン
誘導体に結合させることができる。
別法として、アルコール基を含有するメサドンハプテン
をアミノ末端フルオレセイン誘導体に結合さ什るには、
まずホスゲンまたはホスゲン等飾物(7′:とえばジホ
スゲンやカルボジイミジゾール)と反応させて高度に反
応性のクロロホルメートまたはイミダゾロホルメート誘
導体を生成させる(通常、単離しない)。ついて、得ら
れた活性ホルメートエステルを適当な溶媒、たとえばジ
メチルホルムアミド中でアミノ末端フルオレセイン誘導
体と反応させてトレーサーを生成させることができる。
4、アッセイ法 本発明のトレーサー、および免疫原に対して産生さ什た
抗体は、メサドンの半定量的検出のための本発明の蛍光
偏光アッセイにおいて侵れf二結果をもたらす。
本発明のアッセイは、下記一般手順に従って行ンをフル
オレセイン誘導体の溶液と反応さ什てトレーサーを生成
させることができる。他の活性化剤、たとえばN N’
−ジスクンンイミジルカーボネートおよび2−エチル−
5−フェニルイソキノリウム−3°−スルホネートを用
いることができる。別法として、カルボン酸ハプテンを
単離し、または単離することなく、高度に反応性のアシ
ルクロリド、混合無水物、混合カーボネートまたはアシ
ルイミダゾリドに変換し、ついでアミノ末端フルオレセ
イン誘導体と結合させることができる。
末端アミン官能性を有するメサドンハプテンは、適当な
溶媒、たとえばアセトニトリルやジメチルホルムアミド
中でN、N’−ジスクソンイミジルカーポネートと反応
させることにより高度に反応性のN−ヒドロキシスクシ
ンイミドウレタンに変換することができる。得られたウ
レタンをジメチルホルムアミドまたは他の適当な溶媒の
溶液(通常、塩基性にしである)中のフルオレセイン誘
導体と混合することにより、アミノ末端フルオレセイン
残基に尿素を結合させることができる。アミノ基つ。
(1)容量を測定した標準液またはメサドンを含有する
もしくは含有すると思われる試験試料を試験管中に入れ
る。
(2)ついで既知濃度のトレーサーを上記試験管に加え
る。
(3)既知濃度の分析対象物特異的抗体(上記免疫原を
用いて産生させたもの)を上記試験管に加える。
(4)上記反応混合物をインキュベートすると、限られ
た抗体結合部位に対してトレーサーと分析対象物とが競
合し、トレーサー/抗体複合体および分析対象物/抗体
複合体が生成する。
(5)ついで、トレーサー/抗体複合体の量を蛍光偏光
により測定して試験試料中の分析対象物の存在または量
を決定する。
好ましい手順は、TDXセラビューティック・ドラッグ
・モニタリング・ノステムまた:よADXアビューズド
・ドラッグ・ンステム(Abused Drug Sy
stem)(両者とらアホソト・ラホラトリーズ、アボ
ット・パーク、イリノイより入手可能)上で行うように
設計した。上記TDXかまf館よADxノステムを用い
たときは、アッセイは前処理から最後の読み取りにいた
るまで完全に自動化される。
しかしながら、手動アッセイもまた行うことかできる。
本発明の原理を手動アッセイに適用することはできるが
、TDxおよびADXンステムの自動化性能によりアッ
セイおよびデータ解析を行う几めの技術的時間が最小に
なることが保証される。
得られた結果は、[ミリ偏光単位(millipola
rization unijs)J、「スパン(spa
n)J(ミリ偏光単位にて)および「相対強度(rel
ative 1ntensity)Jにより定量するこ
とかてきる。ミリ偏光単位の測定値は、試験試料中にメ
サドンが不在であるときに最大量のトレーサーが抗体に
結合したときの最大偏光を示す。正味のミリ偏光単位が
大きくなればなる(王ど、トレーサーの抗体への結合は
良くなる。本発明の目的のためには、正味のミリ偏光1
直は少なくとも約150であるのが好ましい。
スパンは、正味のミリ偏光と、最少量のトレイ手順の間
にこのpHに調整し維持するために種々のバッファーを
用いることができる。代表的なバッファーとしては、ホ
ウ酸塩、リン酸塩、炭酸塩、トリス、バルビツールなど
が挙げられる。特定のバッファーを用いることは本発明
にとって重要ではないが、トリスおよびリン酸塩バッフ
ァーが好ましい。
加えて、リボフラビンによる蛍光妨害を防ぐ几めにリボ
フラビン結合タンパク質(RBP)をアッセイシステム
に用いることができる。リボフラビン(すなわちビタミ
ンB2)は多くの食品および市販のビタミン補強剤の共
通成分である。リボフラビンは尿中に排出され、フルオ
レセインと類似の蛍光スペクトルを有する。リボフラビ
ンを普通に摂取している限り尿中に痕跡量以上のりボフ
ラビンが出てくることはないが、メサドンの検出を妨害
する意図をもった被験者により過剰量のりホフラヒンが
摂取された場合には尿試験結果がゆがめられることがあ
る。
つぎに、実施例に基づき本発明の免疫原およびサーが抗
体に結合したときのミリ偏光との差異を示ス。スパンが
大きいほどデータの数値分析は良くなる。本発明の目的
のためには、少なくとも約80ミリ偏光単位のスパンが
好ましい。
相対強度は、パックグラウンド蛍光を越える蛍光シグナ
ルの強度の測定単位である。それゆえ、この強度が大き
いほどより正確な測定が得られることになる。この強度
は、水平偏光強度を2倍したものと垂直偏光強度との合
計として決定される。
この強度は、トレーサーおよび他のアッセイ変量の濃度
に依存してバックグラウンドノイズの約3倍から約30
倍の範囲のシグナルであってよい。
本発明の目的のためには、バックグラウンドノイズの約
10倍から約20倍の強度であることが好ましい。
本発明の方法を行うときのp)(は、トレーサーのフル
オレセイン残基が開環形で存在することかてきるのに充
分な乙のでなければならない。I) I−1の範囲は、
約4〜9、好ましくは約6〜8、最ら好ましくは約7.
0〜7.5であってよい。アソセIO トレーサーの合成法およびアッセイ法をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらに限られるしのではない。な
お下記実施例において、実施例1〜3は免疫原化合物の
合成を、実施例4〜9はトレーサー化合物の合成を、実
施例10はFPIAを記載する。
実施例1 2−ジメチルアミノ−44−ジフェニル−5オキソノナ
ナール、チログロブリン免疫原の合成テトラヒドロフラ
ン(THF、135z(j)中の22−ジフェニルアセ
トニトリル(559)の溶液を、窒素雰囲気下、水素化
ナトリウム(無機油中に80%、17.19、ヘキサジ
で2回洗浄)お゛よび無水THF(90xのの撹拌スラ
リーに滴下した。気体の発生が止まるまで、約20分間
、撹拌を続げた。固体の2−ジメヂルアミノイソプ口ピ
ルクロリド塩酸塩(459)を加え、得られた混合物を
還流下に5時間撹拌した。水を加え、得られた水性混合
物を酢酸エチル(3回)で抽出した。抽出物を集めて水
および食塩水(1回ずつ)で洗浄し、乾燥させた(Mg
SO4)。得られた溶液を回転蒸発さ什て淡褐色の油状
物を得、これをヘキサン/酢酸エチル(100・l)か
ら再結晶させて249の4−ジメチルアミノ−2,2−
ジフェニルペンクンニトリルを白色固体として得た。
トルエン(7、5MQ)中の1.5M水素化ジイソブチ
ルアンモニウムの溶液を、窒素雰囲気下、780Cにて
THF(7,511!の中の4−ジメチルアミノ22−
ジフェニルペンクンニトリル(3g)の撹拌溶液に加え
た。ついで、得られた混合物をドライアイス/アセトン
浴から除き、室温に温めた。
室温にて撹拌を1日続は几。飽和塩化アンモニウム溶液
を加え、得られた混合物を酢酸エチル(3回)で抽出し
た。抽出物を集め、食塩水で洗浄し、乾燥させた(Mg
SO4)。等容量の10%硫酸を加え、この混合物を室
温にて3時間撹拌した。水をの溶液を回転蒸発させて粗
製の物質を得、これをシリカゲル上のフラッシュクロマ
トグラフィーにかけた。クロロホルム(cHC13)/
メタノール(201)で溶出して0 にの2−ジメチル
アミノ44−ジフェニル−9−デセン−5−オールを2
つの異性体の混合物として得た。
メチレンクロリド(401f2)中のオキサリルクロリ
ド(4,8iのの撹拌溶液(50〜60°Cに保持)に
、無水ンメチルスルホキシド(DMSo、8.8m(1
)をスポイトで注意深く加えた。ついて、この混合物を
2分間撹拌した。メチレンクロリド(211Q)中の2
−ジメチルアミノ−4,4−ジフェニル9−デセン−5
−オール(1g)の溶液を加え、撹拌を5分間続けた。
この混合物を室温に温め、水で希釈し、炭酸水素ナトリ
ウム溶液で洗浄した。
この溶液を回転蒸発させて粗製の生成物を得、これをシ
リカゲル上のフラッンユクロマトグラフィーにかけた。
クロロホルム/メタノール(20:l)で溶出して0.
5gの2−ジメチルアミノ−4,4ジフェニル−9−デ
セン−5−オンを得た。
加え、この水性混合物を酢酸エチル(3回)で再び抽出
した。抽出物を集め、水で洗浄し、乾燥させた(MgS
O4)。この溶液を回転蒸発させて粗製の生成物を得、
これを無水エーテルで処理した。分離した固体物質を濾
取し、濾液を再び回転蒸発させて1.49の4−ジメチ
ルアミノ−22−ジフェニルペンタナールを粘性残渣と
して得、これを放置して固化した。
無水THF中の5−ブロモ−1−ペンテン(48g)の
溶液を、窒素雰囲気下で激しく撹拌しながらTHF(1
5酎)中のマグネシウムくず(19)に滴下した。最初
の発熱反応が静まった後、この混合物を45℃で4時間
撹拌した。ついで、THF(5m(1)中に溶解した4
−ジメチルアミノ−22−ジフェニルペンタナール(上
記のようにして調製、12g)の溶液を加えた。得られ
た混合物を18時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム溶
液を加え、この水性混合物を水と酢酸エチルとの間に分
配した(3回)。有機層を集めて食塩水および水(1回
ずつ)で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。こメタノ
ール(5靜)中の2−ジメチルアミノ−44−′)フェ
ニル−9−デセン−5−オン(270pg)の溶液にト
リフルオロ酢酸(I 1i2)を加えてpHを2.0に
調節した。この溶液を回転蒸発させ、残渣をメタノール
中に取った。溶液の色が空色に変わるまで、この溶液に
一788Cにて穏やかなオゾン流を通した。この反応混
合物を一20℃に温め、ジメチルスルフィド(3mのを
加えた。この溶液を回転蒸発させて粗製の物質を得、こ
れをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにか
けた。クロロホルム/メタノール(30:l)で溶出し
て80ayの2−ジメチルアミノ−4,4−ジフェニル
−5−オキソノナナールを得た。
18M9の2−ジメチルアミノ−4,4−ジフェニル−
5=オキソノナナール(0,051ミリモル)をDMS
O(1,0*(り中に溶解し、渦まかせてハプテンをシ
ンチレーンヨンバイアル側部から離して溶解させた。2
00zyのヂログロプリンを20mgの005Mリン酸
バッフy−(pH9,0)中に溶解することによりl0
mg/mQのチCグロプリン溶液を調製した。上記溶解
ハプテンをチログロブリン溶液に滴下した。ハブテンバ
イアルをさらに0 、5 xQのDMSOで濯ぎ、上記
溶液に加えた。
得られた混合物を室温にて1時間撹拌した。この混合物
に51の水素化シアノホウ素ナトリウムを加え、この溶
液を室温にて05時間撹拌した。
この溶液のpHを0.1N HCIを用いて7.3に調
節した。さらに5.0 Hの水素化シアノホウ素ナトリ
ウムを加え、この溶液を再び0.5時間撹拌した。この
操作をさらにもう1回繰り返して水素化シアノホウ素ナ
トリウムの総添加量を150mgとした。この溶液を0
.05Mリン酸バッファー(pH7,5)に対して透析
して2−ジメチルアミノ−4,4−ジフェニル−5−オ
キソノナナール、チログロブリン免疫原の溶液を製造し
た。
実施例2 3.3−ジフェニル−4−オキソヘキサナール、チログ
ロブリン免疫原の合成 合物を撹拌しながら3時間加熱還流した。室温に冷却し
た後、この粗製の中間体をIN塩酸とともに3時間撹拌
した。得られた加水分解物を水と酢酸エチルとの間に分
配した(3回)。抽出物を集め、水および食塩水で洗浄
し、乾燥させ(MgSO4)、回転蒸発させて粗製の物
質を得、これをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラ
フィーにかけた。
ヘキサン/酢酸エチル(5:I)で溶出して1.0gの
44−ジフェニル−6−へブテン−3−オンを無色油状
物として得た。
4.4−ジフェニル−6−へブテン−3−オン(144
+H)をジオキサンと水との混合物(3,1,11靜)
中に溶解した。四酸化オスミウムの10%水溶液(0,
5iQ、)を加えた。得られた溶液を室温にて5分間撹
拌した。ついで、水中の過ヨウ素酸ナトリウム(550
ig)の溶液を滴下した。この反応混合物を16時間撹
拌した。水を加え、この水性混合物を酢酸エチル(3回
)で抽出した。抽出物を集め、水で洗浄(1回)シ、乾
燥させた(MgSO−)。
この溶液を回転蒸発させて粗製の生成物を得、こTHF
(22,5i12)中の2,2−ジフェニルアセトニト
リル(9,15y)の溶液を、窒素雰囲気下、80%水
素化ナトリウム(2,859、ヘキサンで2回洗浄)お
よびTHFの撹拌スラリーに滴下した。気体の発生が止
まるまで、この混合物を激しく撹拌した。アリルプロミ
ド(6,3y)をスポイトで加え、得られた混合物を室
温にて18時間撹拌した。この混合物を氷水中に注意深
く注ぎ、この水性混合物を酢酸エチル(3回)で抽出し
た。抽出物を集めて水および食塩水(1回ずつ)で洗浄
し、乾燥させ(MgSO4)、回転蒸発させて111こ
の22−ジフェニル−4−ペンテンニトリルを油状生成
物として得7二。
2.2−ジフェニル−4−ペンテンニトリル(2゜33
g)、エーテル(10mρ)中の3.OM、l−チルマ
グネシウムプロミドおよびベンゼン(3011f2)の
混れをシリカゲル上のプレバラティブ薄層クロマトグラ
フィー(P T L C)にかけて精製した。ヘキサン
/酢酸エチル(2:1)で展開して3つのバンドを得た
。最も低いバンド(RrO,66)をプレートからこす
り取り、メタノールで溶出して25m9の3,3−ジフ
ェニル−4−オキソヘキサナールを得た。
15iyの3.3−ジフェニル−4−オキソヘキサナー
ル(0,043ミリモル)をDMSO(l靜)中に溶解
した。1701M9のチログロブリンを17Hの005
Mリン酸バッファー(pH9,0)中に溶解することに
よりLong/mQのチログロブリン溶液を調製した。
撹拌しながら、上記溶解ハプテンをチログロブリン溶液
に滴下した。ハブテンバイアルをさらに0.5zjのD
MSOで濯ぎ、上記溶液に滴下した。得られた混合物を
室温にて1時間撹拌した。この混合物に511gの水素
化シアノホウ素ナトリウムを加え、この溶液を室温にて
05時間撹拌した。この溶液のl) I−1を0.1N
HC1を用いて7.5に調節した。さらに5.0M@の
水素化シアノホウ素ナトリウムを加え、この溶液を再び
05時間撹拌した。この操作をさらにもう1回繰り返し
て水素化シアノホウ素ナトリウムの総添加量を15.O
igとした。この溶液を0.05Mリン酸バッファー(
pH7,5)に対して透析した。
この溶液を400Orpmにて10分間遠心分離して清
澄化して3.3−ジフェニル−4−オキソヘキサナール
、チログロブリン免疫原の溶液を製造した。
実施例3 5.5−ジフェニル−6−オキソ−3−オクチン酸、チ
ログロブリン免疫原の合成: 3.3−ジフェニル−4−オキソヘキサナール(45x
g)[実施例2から]、マロン酸(40z9)およびピ
リジン(1,5ffff)の混合物を撹拌しながら80
〜90°Cにて18時間加熱した。揮発成分を真空I 7仄Qのチログロブリン溶液を調製した。上記溶解ハブ
テンをチログロブリン溶液に滴下し、得られた溶液を室
温にて1時間撹拌した。この溶液を005Mリン酸バッ
ファー(pH7,5)に対して透析した。透析後に沈澱
が消失して5.5−ジフェニル−6−オキソ−3−オク
テン酸、チログロブリン免疫原の溶液を製造した。
実施例4 6.6−ジフェニル−8−ジメチルアミノノナン酸、ア
ミノフルオレセインアミドトレーサーの合成: ベンゼン(20mの中の4−ジメチルアミノ−22−ジ
フェニルペンタナール(実施例(で調製したらの;37
g、+ 3.16ミリモル)の溶液を回転蒸発器上で蒸
発乾固して透明な油状物を得た。
共沸乾燥を繰り返した後、このアルデヒドを高真下で除
き、残渣を水とクロロホルムとの間に分配した(3回)
。抽出物を集めて水で洗浄し、乾燥させた(Nazso
4)。この溶液を回転蒸発させて粗製の物質を得、これ
をPTLCにより精製した。
ヘキサン/酢酸エチル(2:I)で展開して2つのバン
ドを得た。始点に近い低い方のバンドをプレートからこ
すり取り、メタノールで溶出した。この溶液を回転蒸発
させて38M9の5.5−ジフェニル−6−オキソ−3
−オクチン酸を得た。
19E9の5.5−ジフェニル−6−オキソ−3−オク
テン酸(0,062ミリモル)をp−ジオキサン(1、
OxQ>中に溶解し、渦まかせてハプテンをシンチレー
ションバイアル側部から離して溶解させた。この溶液の
色は黄−褐色であった。撹拌しながら、この溶液にイソ
ブチルクロロホルメート(11μ(2)、ついでトリエ
チルアミン(11μ(2)を加えた。この溶液の色か乳
白色に変わった。この溶液を室温にて1時間撹拌を続け
た。250mgのチログロブリンを25蝦の005M5
Mリン酸バッファ(pl−19、5)中に溶解すること
により1Oxy中下にてポンプで30分間くみ下ろした
。フリードリッヒ(F riedrich)冷却器、撹
拌棒および隔壁を備えた250靜容のオーブン乾燥2首
フラスコに亜鉛顆粒(1,719)を加えた。このフラ
スコをアルゴン(A r)流(乾燥窒素)下で火炎乾燥
させた。
冷却後、ベンゼン(20fflfり中の上記アルデヒド
を加え、ついでさらに40x(!のベンゼンを加えた。
この撹拌懸濁液に蒸留した4−ブロモクロトン酸エチル
(5,5z(2,40ミリモル)を加え、この反応混合
物をAr下で還流し、ついで、このアルデヒドがもはや
検出されなくなるまで(約45分間)TLC(20%メ
タノール/CHCl3)を行った。
このオレンジ−褐色の反応混合物を室温に冷却し、飽和
NH,C1(5仄Q)および酢酸エチル(100靜)で
処理し、10分間激しく撹拌した。得られた白色の水性
沈澱から透明な有機層をデカントし、この沈澱を酢酸エ
チル(75,111りで再び抽出した。この有機層を2
501容の分別漏斗に移し、残った水性物質を廃棄した
上記有機抽出物を濃縮し、エーテル(50zQ)て希釈
して無機固体を沈澱させた。この懸濁液を酢酸エチル/
エーテル(21,50iQ)で希釈し、ついで固体をセ
ライトパッドで濾過して除去した。
この濾液を濃縮乾固し、フラッシュシリカゲルのカラム
に加えた。CHCl3中の35%メタノールで溶出して
2.309の所望のα/γアルコールを得た。このガラ
ス状の固体をNMR(2001vIHz)にかけたとこ
ろ、α付加物に対するγ付加物の比は84:16であり
、幾らかの未反応4−ブロモクロトネートが存在するこ
とが示された。この混合物を上記フラッシュカラムに再
びかけて1゜779の8−ジメチルアミノ−6,6−ジ
フェニル5−ヒドロキシノン−2−エノン酸エチルを得
た。
一30℃(cCl、/アセトン/Co2)のCH2Ct
、(a OMQ)中の8−ツメチルアミノ−6,6−ジ
フェニル−5−ヒドロキシノン−2−エノン酸エチル(
1,77!?、4.47ミリモル)の撹拌溶液にトリエ
チルアミン(2,49iL  L7.88ミリモル)を
加え、この溶液を5分間撹拌した。ついて60psi圧
力にてパールシェーカー水素添加を行った。1時間後、
さらに150oの触媒を加え、水素添加反応を3時間続
けた。TLCにより反応が完了したことが示された。濾
過により触媒を除去し、濾液を濃縮乾固して863uの
6.6−ジフェニル−8−ジメチルアミノノナン酸エチ
ルを透明な淡黄色の油状物として得た。
66−ジフェニル−8−ジメチルアミノノナン酸エチル
(863i9)をメタノール(7酎)中に取り、メタノ
ール中のIM KOH(7,4i(りで処理した。この
混合物をAr下で25時間還流し、冷却した。得られた
薄黄色の溶液を濃縮乾固して透明な薄黄色のガラス状物
質を得た。この残渣を水(2吋)中に取り、tsuct
で滴下処理してpHを6とした。ついで、この溶液を蒸
発乾固し、12trtQのメタノール中に溶解して沈澱
を得、これを濾過した。この手順を8ff12のメタノ
ールを用いて繰り返し、濾液を蒸発乾固した。このうち
250mgの部分をメタノール(+2i12)中に溶解
し、PTLCて精製した。30%メタノール/ CI(
cI+てトリフルオロメタンスルホニルクロリド(03
8mg、4.91ミリモル)を滴下した。この反応混合
物を一30°Cで15分間撹拌し、1時間かけて室温に
温め、ついで室温にて2時間撹拌した。この混合物をC
H2C12(20=ので希釈し、5%NaHC03(2
0m(1)中に注いだ。得られた層を分離し、有機抽出
物を食塩水(30ffQ)で洗浄した。この抽出物をN
 a2 s O4/痕跡K 2 CO3上で乾燥させ、
濾過し、回転蒸発器上で真空濃縮した。得られた油状の
褐色残渣を上記カラムに適用し、CHC13中の6%メ
タノールで溶出して1.059の6,6ジフエニルー8
−ジメチルアミノノナ−2,4ジエノン酸エチルを透明
な淡褐色の流動性油状物として得た。
1.05gの6.6−ジフェニル−8−ジメチルアミノ
ノナ−2,4−ジェノン酸エチルをトルエン(5靜)中
に溶解し、2回蒸発乾固した。得られた曲状物を95%
エタノール(25mlり中に取り、10%パラジウム/
活性炭素(Pti/C1+90xy)を入れたパールシ
ェーカーびん中に置いた。室温、展開して主要バンド(
Rf範囲:0.’12〜0.31)を得、これをプレー
トからこすり取り、メタノールで溶出した。このメタノ
ール抽出物を蒸発させ、得られた残渣をトルエン(3好
)で2回共蒸発させて167Hの6.6−ジフェニル−
8−ジメチルアミノノナン酸を透明な油状物として得た
乾燥1.4−ジオキサン(024靜)および新たに蒸留
したTHF(0,11m(り中の6.6−ジフェニル−
8−ジメチルアミノノナン酸(15,6xy、0.04
4ミリモル)の冷溶液(0℃)にイソブチルクロロホル
メート(5,8μe、、0.045ミリモル)を加え、
得られた混合物を0℃にて130分間撹拌した。この溶
液は不透明になった。N−メチルピロリジノン(0,1
6++12)中のフルオレセインアミン異性体Iを加え
、この混合物を室温に温めた。
散光中で40時間撹拌した後、この反応混合物を3滴の
飽和炭酸ナトリウム溶液で処理し、5分間撹拌した。つ
いて、この混合物を10%HCI(7滴)、最後に0.
05Mリン酸バッファー(pH75)で注意深く中性に
した。この牡副液を351のメタノールで可溶性にし、
2.5〜3 、 OmQに真空濃縮した。得られた生成
物をプレバラティブTLCプレートに加え、クロロホル
ム中の30%メタノールで2回展開した。Rfが0.2
6〜0.35の範囲の蛍光バンドを除去し、メタノール
でゲルから溶出した。濃縮後、トレーサーを単一の逆相
シリカゲルプレートに加え、10mM酢酸アンモニウム
中の50%アセトニトリルで1回展開した。所望のバン
ドをプレートから除き、メタノールで溶出し、濃縮して
IO,9xyの純粋な6,6ジフエニルー8−ジメチル
アミノノナン酸、アミノフルオレセインアミドトレーサ
ーを得た。
実施例5 6−シメチルアミノー4.4−ジフェニルへブタン酸、
アミノフルオレセインアミドトレーサーの合成 一59= 時間水素添加した。この混合物をセライトの短いパッド
で濾過し、濾液を回転蒸発させて6−シメチルアミノー
4,4−ジフェニルヘプテン酸メチルを粗製の物質とし
て得、ついで、これを真空乾燥させた。
上記で得た6−ジメチルアミノ−4,4−ンフエニルヘ
プテン酸メチル、炭酸カリウム(500zy)、メタノ
ール(5Iのおよび水(11i2)の混合物を室温にて
24時間撹拌した。この反応混合物を水で希釈し、IN
 HCIでpH1の酸性にし、クロロホルム(3回)で
抽出した。抽出物を集めて水および食塩水(各1回)で
洗浄した。硫酸マグネシウム上で乾燥させた後、得られ
た溶液を回転蒸発させて40M9の6−シメチルアミノ
ー4.4−ジフェニルヘプテン酸を得た。
6−シメチルアミノー44−ジフェニルヘプテン酸(3
,25m9)、ジシクロへキシルカルボジイミド(4,
1xy)、N−ヒドロキコハク酸ハイドライド(1、3
mg)およびピリジン(02屑ρ)の混合物を室温にて
1時間撹拌した。フルオレセインア12−ジメチルエタ
ン(DME、l靜)中のトリメチルホスホノアセテート
(182x9)の溶液をD M E (3mc)中の8
0%水素化ナトリウム(24だ2、ヘキサンて旧態て洗
浄)のスラリーに滴下することにより、ホスホネートア
ニオンを得た。室温にて30分間撹拌した後、DME(
Iff+2)中の4ジメチルアミノ−2,2−ジフェニ
ルペンタナール(実施例1にて調製したもの、2811
119)の溶液をゆっくりと加えた。この混合物を24
時間撹拌した。水を加え、この水性混合物を酢酸エチル
(3回)で抽出した。抽出物を集めて水および食塩水(
各1回)で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。この溶
液を回転蒸発させて粗製の生成物を得、これをシリカゲ
ル上のフラッシュクロマトグラフィーにかけた。クロロ
ホルム/メタノール(20:I)で溶出して93mgの
6−シメチルアミノー44−ジフェニル−2−ヘプテン
酸メチルを得た。
6−シメチルアミノー4.4−ジフェニル−2ヘプテン
酸メチル(60巧)、10%Pd/C(10罪)および
メタノールの混合物を室温にて18ミン異性体II(3
,47*9)を加え、この混合物を18時間撹拌した。
得られた粗製の生成物を2つのプレパラティブTLCプ
レートに加えた。クロロホルム/メタノール(3l)で
展開して4つの主要なバンドを得た。所望のバンドをプ
レートからこすり取り、メタノールで溶出して純粋な6
ジメチルアミノー44−ジフェニルヘプテン酸、アミノ
フルオレセインアミドトレーサーを得た。
実施例6 33−ジフェニル−4−オキソヘキサナール1−(0−
カルボキシメチル)オキシム、アミノフルオレセインア
ミドトレーサーの合成 3.3−ジフェニル−4−オキソヘキサナール(実施例
2て調製、+oz9)、カルボキシメトキシルアミンヘ
ミ塩酸塩(14mg)、炭酸水素ナトリウム(5mg)
および無水エタノールの混合物を室温にて16時間撹拌
しに。水を加え、この水性混合物(pH4)を酢酸エチ
ル(3回)で抽出した。抽出物を集めて水で洗浄し、乾
燥させた(MgSO4)。この溶液を回転蒸発させて粗
製の生成物を得、これをPTLCで精製した。クロロホ
ルム/メタノール(5:I)で展開して3つのバンドを
得た。真ん中のバンド(RfO,3)をプレートからこ
すり取り、メタノールで溶出した。溶出液を回転蒸発さ
せて67m9の3.3−ジフェニル−4−才キソヘキサ
ナール−1−(0−カルボキシメチル)オキシムを油状
残渣として得、これをさらに真空乾燥させた。
ピリジン(02仄の中の3.3−ジフェニル−4−才キ
ソヘキサナール−1−(0−カルボキシメチル)オキシ
ム(3,4mg)の撹拌溶液に室温にてジシクロへキシ
ルカルボジイミド(4,5ff!?)を加えた。N−ヒ
ドロキンスクンンイミド(2,0mg)を加えた。撹拌
を2時間続け、ついでフルオレセインアミン異性体■を
加えた。この混合物を16時間撹拌した。得られた粗製
の生成物をプレバラティブTLCプレートに加えた。ク
ロロホルム/メタロ3 no4を破壊した。この混合物を分別漏斗に移し、水層
を廃棄した。有機抽出物を水で洗浄し、乾燥させた(M
gSO4)。a過し、真空濃縮して124E9の4−オ
キソ−3,3−ジフェニルヘキサン酸を粘性の薄黄色の
油状物として得た。
無水ジオキサン(0,3zff)中の4−オキソ−33
−ジフェニルヘキサン酸(8,8μg、0031ミリモ
ル)の溶液に無水トリエチルアミン(5,0μg、0.
035 ミリモル)を加えた。撹拌しながらイソブチル
クロロホルメート(4,2μp、o、。
33ミリモル)を加え、この混合物を室温にて30分間
撹拌した。かくして調製した混合カーボネートを、無水
N、N−ジメチルホルムアミド(DMFSo、1xQ)
中のアミノメチルフルオレセイン塩酸塩(11,1zg
、0028ミリモル)およびトリエチルアミン(8,5
μ(りの撹拌溶液にスポイトで加えた。この混合物を室
温、暗所にて18時間撹拌し、蒸発乾固し、PTLCプ
レートに加えfこ。
このプレートをクロロホルム中の5%メタノールで2回
展開し、Rrか034〜039の範囲のノール(3・1
)で展開して純粋な3,3−ジフェニル−4−オキソヘ
キサナール−1−(〇−カルボキシメチル)オキシム、
アミノフルオレセインアミドトレーサーを得た。
実施例7 4−才キソー3.3−ジフェニルヘキサン酸、アミノフ
ルオレセインアミドトレーサーの合成ベンゼン(I R
Q>中の4.4−ジフェニルヘプト6−エン−3−オン
(134,2z9.0.51ミリモル)の溶液を、ベン
ゼン/水(1:L  2.vff)中の過マンガン酸カ
リウム(322H12,03ミリモル)およびトリカプ
リルメチルアンモニウムクロリド(10B)の激しく撹
拌した懸濁液に加え1為14時間激しく撹拌した後、こ
の混合物をベンゼン(20屑ρ)で希釈し、過剰のヒド
ロ亜硫酸ナトリウムで処理し、lNHClを加えて未反
応のKlv1バンドを得た。このバンドをプレートから
こすり取り、溶出し、他のプレート上で再精製して02
Hの純粋な4−オキソ−3,3−ジフェニルヘキサン酸
、アミノメチルフルオレセインアミドトレーサーを得た
実施例8 6−オキソ−5,5−ジフェニルオクタン酸、アミノフ
ルオレセインアミトドレーザーの合成。
乾燥THF(10m12)中のジフェニルアセトニトリ
ル(966所、5.0ミリモル)の溶液を、T)Ip(
+0*C)中のヘキサン洗浄NaHの撹拌懸濁液に0℃
にて滴下した。気体の発生か止まったとき、この混合物
を室温に温め、5−ブロモ−1−ペンテン(0,71x
c、6.0ミリモル)をスポイトで加えた。この混合物
を16時間加温還流し、冷却し、0 、5 、w(2の
INHcIで処[、FA発Q’i固1.り。
得られた残渣を酢酸エチル(30,t!2)中に取り、
食塩水で洗浄し、乾燥させた(MgSO4)。濾過し、
ついで蒸発させて1.269の1.1−ジフェニル5−
ヘキセンニトリルを得た。
ジイソブチルアルミニウムハイドライト(DTPAH,
トルエン中の1.5M溶液25m(,3゜75ミリモル
)を−78℃にて乾燥T HF (6z(2)中の1.
1−ジフェニル−5−ヘキセンニトリル(911πy、
3.4ミリモル)の溶液に加えた。この混合物をゆっく
りと一夜かけて室温にもっていつ几。
この混合物を100i(iの砕氷、30zjの6NH2
SO4中に投;f込み、この水性混合物を15分間撹拌
した。この混合物をエーテル(各20zρ)で抽出しく
3回)、エーテル層を集め、食塩水で洗浄し、乾燥させ
た(MgSO,)。溶媒を蒸発させて7682gの6,
6−ジフェニルヘプト−6−エナールを得た。
76F3tgの6.6−ジフェニルヘプト−6−エナー
ルを乾燥THF(l Oiρ)中に溶解し、o’cに冷
却し、エーテル中のエチルマグネシウムブロミリジニル
)ホスフィン酸クロリド(BQP−Cl3.4巧、00
33ミリモル)を、6−オキソ55−ジフェニルオクタ
ン酸(10,4黄2.0.033ミリモル)、フルオレ
セインアミン異性体1(11,4M9.0.033ミリ
モル)およびトリエチルアミン(20μ9,0.069
ミリモル)の溶液に室温にて加えた。この反応混合物を
室温にて72時間撹拌し、ついで溶媒を真空除去した。
得られfコ残渣を最小量のメタノール中に取り、プレー
トに加え、クロロホルム中の10%メタノールで3回展
開した。Rfが0.75〜0,89の範囲のバンドを除
去し、メタノールでゲルから溶出した。この物質を同様
にプレート上のクロマトグラフィーにかけ、クロロホル
ム中の15%メタノールで2回展開して0 、6119
の純粋な6−オキソ−5,5−ジフェニルオクタン酸、
アミノフルオレセインアミドトレーサーを得た。
実施例9 N−(2−アミノエチル)−8−ジメチルアミノ6.6
−ジフェニル−5−ヒドロキンノニルアミドの3.0M
溶液(1,5m(りで処理した。室温にて1時間撹拌後
、この混合物を飽和塩化アンモニウム溶液で反応停止さ
せ、エーテルで希釈した。このエーテル抽出物を食塩水
で洗浄し、蒸発乾固した。残渣をSiO2のカラムに加
え、ヘキサン中の5〜25%勾配エーテルで溶出して1
70z9の純粋な4.4−ジフェニルノン−8−エン−
3−オールを得た。
170m9の4.4−ジフェニルノン−8−エン3−オ
ールをアセトン(10zc)中に溶解し、ついで2.7
Mクロム酸溶液(0,04ffC)で処理した。
10分後、過剰の酸化剤をイソプロパツールで破壊し、
この混合物をエーテル(20mQ)で希釈した。
セライトパッドで濾過し、濃縮して133xyの44−
ジフェニルノン−8−エン−3−オンヲ無定形の白色固
体として得た。
実施例7と同様の手順で4.4−ジフェニルノン−8−
エン−3−オンを酸化して54M9の6オキソー5,5
−ジフェニルオクタン酸を得た。
撹拌しながらビス(2−才キソー3−オキサゾロ8 ン、DTAF)レーサーの合成: メタノール(0、5rtt、12)中の2−ジメチルア
ミノ−4,4−ジフェニル−5−オキソノナナール(実
施例1と同様にして調製、12m9)の溶液にエチレン
ジアミンを加えた。この混合物を室温にて撹拌した後、
水素化シアノホウ素ナトリウム(10n9)を加えた。
この混合物を室温にて18時間撹拌し、水を加え、この
水性混合物をクロロホルムで抽出した。抽出物を集めて
食塩水で洗浄し、乾燥させた(MgSO,)。回転蒸発
させて粗製の生成物を得、これをさらに真空乾燥させて
4HのN  (2アミノエチル)−8−ジメチルアミノ
−6,6ジフエニル−5−ヒドロキシノニルアミンを得
f二。
N−(2−アミノエチル)−8−ジメチルアミノ6.6
−ジフェニル−5−ヒドロキシノニルアミン(4m!/
)、DTAF異性体1(3xy)、トリエチルアミン(
1滴)およびメタノール(0,2Mのの〆混合物を室温
にて18時間撹拌した。この混合物をプレパラティブT
LCプレートに加えた。クロロホルム/メタノール(3
: l )で展開して4つのバンドを得た。所望のバン
ドをプレートからこすり取り、メタノールで溶出して純
粋なN−(2−アミノエチル)−8−ジメチルアミノ−
6,6−ジフェニル−5−ヒドロキシノニルアミン、D
TAFトレーサーを得た。
実施例10 メサドン蛍光偏光イムノアッセイ すてに述べたように、本発明のFPIA用試薬は、本発
明のトレーサー、および本発明の免疫原に対して産生じ
たメサドン特異的抗体からなる。
加えて、希釈バッファーなどの従来より用いられている
アッセイ溶液、メサドンカリブレーク−およびコントロ
ールを調製ずろ。
好ましい手順は自動TDKまたはADxソステムと連結
して用いるよう設計したものであったが、手動アッセイ
らまた行うことができる。両手類に2)TDXバッファ
ー(0,01%ウシγ−グロブリンおよび0.1%アジ
化ナトリウムを含有する01Mリン酸塩バッファー、p
H7,5)中の5%コール酸中に希釈したトレーサー 3)2%エチレングリコールおよび0.1%アジ化ナト
リウムを含むO,1Mクエン酸塩中に希釈した抗体(メ
サドン免疫原に対して産生させたヒツジ抗血清) 4)TDxバッファーからなる洗浄溶液5)TDxバッ
ファーからなる希釈バッファー6)プールした正常ヒト
尿(0,1%アジ化ナトリウムて貯蔵、0,00.0.
15.0,25.050.1.00および4.00μy
/if7のメサドンを含有)からなるカリブレーク−;
および7)プールした正常ヒト尿(0,1%アジ化ナト
リウムで貯蔵、030.0.75.2.00μ9/z(
1のメサドンを含有)からなるコントロール。
すべての偏光蛍光測定はTDX装置を用いて行い、下記
プロトコールに従ってアッセイを行っr二。
1)25μaの標準まf二:よ未知試験試料を前希釈つ
おいて、バックグラウンドの読み取りを行う前に試験試
料を希釈バッファー中の前処理溶液と混合することがで
きる。ついで、トレーサーを試験溶液に加え、ついで抗
体を加える。インキュベーンコン後、蛍光偏光の読み取
りを行う。
自動化アッセイにおいては、各カリブレーク−コントロ
ールまたは試験試料の蛍光偏光値は、TDKまたはAD
X装置の出力テープ上で決定されプリントされる。これ
ら装置ではまた、非線形回帰分析を用い、各カリブレー
ターの濃度に対して偏光値をプロットすることにより標
準曲線が作成される。各コントロールまたは試料の濃度
は、貯蔵されたカリプレーター曲線から読み取られ、出
力テープ上にプリントされる。
好ましい自動化メサドンアッセイにおいて下記試薬を用
いた。
1)0.01%ウシγ−グロブリンおよび01%アジ化
ナトリウムを含有し、01Mトリスバッフy  (p)
17.5)中のRB P (4寸/ff!りからなる前
処理溶液 エル中に入れ、充分な量の希釈バッファーを加えて容量
を500μgまで上げr二。
2)前希釈からの試料の一部と12.5μQの前処理溶
液をキュベツト中にピペットで入れ、バックグラウンド
強度を読み取った。
3)各25μQのトレーサーおよび抗体、および試料の
残りをキュベツトに加え、充分な量の希釈バッファーを
加えて容量を2 、 OmQに上げた。
4)この反応混合物をインキュベートした。
5)この混合物の最終的な偏光蛍光強度からバックグラ
ウンドの偏光蛍光強度を差し引くことにより、トレーサ
ーの抗体への結合に基づく蛍光偏光を得た。
6)未知試験試料の偏光値を、メサドン含量の知られた
カリブレーク−を用いて作成した標準曲線と比較した。
本発明のイムノアッセイから得られ几データを以下にま
とめる。トレーサーの抗体への結合、および試料中に存
在するメサドンによるトレーサーの置換を下記第1表に
まとめて示す。上記実施例のごとく、免疫原に応答して
産生させた抗体とトレーサーとの種々の組合わせを試験
した。トレーサーが抗体に結合した各組合わせにおいて
、正味のミリ偏光値は少なくとも150ミリ偏光単位、
スパンは少なくとも80ミリ偏光単位であり、強度比は
バックグラウンドノイズの強度の10〜20倍の間で変
化した。実施例2の免疫原により産生させた抗体と実施
例4のトレーサーとの組合わせからは、トレーサーが抗
体への良好な結合およびメサドンによる良好な置換を示
した限りにおいて予期しない結果が得られん(免疫原の
ハブテンはトレーサーの分析対象物類似体よりも構造的
に異なる)。
塞七表 ** バックグラウンドノイズに対する正加えて、メサ
ドンの主要な尿代謝産物との交差反応性についてもまた
本発明のメサドンFP■Aを試験した。この代謝産物の
アッセイは100μ9/好の濃度で行った。第3表に示
すように、第一の代謝産物である2−エチリデン−1,
5−ジメチル−3,3−ジフェニルピロリンツ(EDD
P)、および第二の代謝産物である2−エチル−5−メ
チル−33−ジフェニルピロリン(BMDP)のいづれ
ら、本発明のアッセイの感K(0,10μ9味の強度の
比として表しである。
***:抗体に対するトレーサーの結合か低すぎてスパ
ン試験に使用することが できなかった。
本発明のメサドンFPIAシステムはメサドンに特異的
である。下記第2表にまとめて示すように、種々の構造
類似薬剤の交差反応性を試験した。
被験化合物のアッセイは、既知量の被験化合物を薬剤不
含の正常ヒト尿に加え、試験試料をTDx装置上でアッ
セイすることにおり行った。これら化合物は100μ9
/靜の濃度で試験し几。本発明の免疫原に応答して産生
される抗血清はメサドンに対して極めて特異的であり、
本発明のトレーサーと組合わせて感度の高いメサトノP
PIAか提供される。
/ff(りよりも大きな交差反応性を示さなかった。
(注)*:濃度(897M(1) 場合によりプロメタシンを本発明のアッセインステムに
用いることができる。プロメタシンをアッセイに加える
ことにより、構造類似化合物が高濃度で存在することに
よるわずかな妨害作用も最小になる。プロメタシンの濃
度は約1〜20μ9/na1好ましくは約8〜12μ9
/m(2の範囲であってよく、約10μg/mρの濃度
が最も好ましい。
使用した試料前処理試薬にlOμg/πgのプロメタシ
ンを加えて実験を行った。2%のアスコルビン酸ナトリ
ウムをも前処理試薬に加えた。実施例1の免疫原により
産生じた抗体と実施例4のトレーサーとの組合わせを用
いた。第4表に示すように、プロメタシンを加えてもな
お許容し得る正味のミリ偏光値、スパンおよび強度のア
ッセイη\得られた。
第4表 (注)*:ミリ偏光単位で示す。
**・バックグラウンドノイズに対する正味の強度の比
として表しである。
加えて、種々の構造類似薬剤の交差反応性を試験した。
被験化合物は100μ9/費(の濃度で試験した。第5
表に示すように、プロメタシンを前処理試薬に加えると
、構造関連化合物の交差反応性によるシグナルはアッセ
イの感度(OlOμ9/1Rfりよりも低いレベルに減
少した。メサドンFPIAは試料中のメサドンを特異的
に定量し、また構造類似化合物との交差反応性が最小の
アッセイである。
(以下余白) 本発明の発明概念の多くを他の結合アッセイにも同様に
適用し得ることは当業者には評価されるであろう。上記
で挙げた態様は例示として掲げたものであり、本発明を
限定することを意図するものではない。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)試験試料中のメサドンの存在または量を決定する
    ための抗体を産生させるのに有用な、一般式:▲数式、
    化学式、表等があります▼ (式中、Rは、直鎖もしくは分枝鎖に配列した飽和もし
    くは不飽和の0〜15個の炭素原子およびヘテロ原子か
    らなり、そのうちヘテロ原子の数が6個以下であるスペ
    ーサー基であり、ただし連続して結合しているヘテロ原
    子の数は2個以下であり該分枝鎖は炭素原子上でのみ生
    じているもの:Xは0または1の整数;MはC=O、−
    NH−、O−C=O、N−C=OおよびN−C=Sより
    なる群から選ばれた結合基;Qは免疫原性担体である)
    で示される免疫原化合物。
  2. (2)試験試料中のメサドンの存在または量を決定する
    ための抗体を産生させるのに有用な、一般式:▲数式、
    化学式、表等があります▼ (式中、R’は、直鎖もしくは分枝鎖に配列した飽和も
    しくは不飽和の0〜15個の炭素原子およびヘテロ原子
    からなり、そのうちヘテロ原子の数が6個以下であるス
    ペーサー基であり、ただし連続して結合しているヘテロ
    原子の数は2個以下であるもの;Xは0または1の整数
    ;MはC=O、−NH−、O−C=O、N−C=Oおよ
    びN−C=Sよりなる群から選ばれた結合基;Qは免疫
    原性担体である)で示される免疫原化合物。
  3. (3)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは、直鎖もしくは分枝鎖に配列した飽和もし
    くは不飽和の0〜15個の炭素原子およびヘテロ原子か
    らなり、そのうちヘテロ原子の数が6個以下であるスペ
    ーサー基であり、ただし連続して結合しているヘテロ原
    子の数は2個以下であり該分枝鎖は炭素原子上でのみ生
    じているもの;Yは−COOH、−NH_2、−CHO
    および−OHよりなる群から選ばれた結合基である)で
    示されるハプテン化合物。
  4. (4)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるハプテン化合物。
  5. (5)試験試料中のメサドンの存在または量を決定する
    ためのアッセイに有用な、一般式。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1およびR_2は、それぞれHもしくはO
    HであるかまたはR_1とR_2が一緒になって=Oを
    表し:R_3はエチル基または式:RMF1(式中、R
    は、直鎖もしくは分枝鎖に配列した飽和もしくは不飽和
    の0〜15個の炭素原子およびヘテロ原子からなり、そ
    のうちヘテロ原子の数が6個以下であるスペーサー基で
    あり、ただし連続して結合しているヘテロ原子の数は2
    個以下であり該分枝鎖は炭素原子上でのみ生じているも
    の;Mは、C=O、−NH−、O−C=O、N−C=O
    およびN−C=Sよりなる群から選ばれた結合基;F1
    は、フルオレセインまたはフルオレセイン誘導体である
    )で示される基;R_4は、R_3がRMF1であると
    きに2−ジメチルアミノプロピル基、またはR_3がエ
    チル基であるときに式:RMFI(式中、R、Mおよび
    F1は前記と同じ)で示される基である)で示されるト
    レーサー化合物。
  6. (6)試験試料中のメサドンの存在または量を決定する
    方法であって、 (a)該試料を請求項(5)に記載のトレーサー化合物
    、および該メサドンおよび該トレーサー化合物を特異的
    に認識し得る抗体と混合して溶液を得、(b)該溶液中
    に平面偏光を通して蛍光偏光応答を得、ついで (c)該蛍光偏光応答を検出して試料中のメサドンの存
    在または量を決定する ことを特徴とする方法。
  7. (7)工程(a)においてリボフラビン結合タンパク質
    が、リボフラビンの蛍光を実質的に減少させるのに充分
    な量で存在する請求項(6)に記載の方法。
  8. (8)工程(a)においてプロメタシンが約1μg/m
    lの濃度で存在する請求項(6)に記載の方法。
  9. (9)試験試料中のメサドンの存在または量を決定する
    ためのアッセイキットであって、請求項(5)に記載の
    トレーサー化合物、および該メサドンおよび該トレーサ
    ー化合物を特異的に認識し得る抗体からなるキット。
  10. (10)さらにプロメタシンを約1μg/mlから20
    μg/mlの濃度で含む請求項(9)に記載のアッセイ
    キット。
  11. (11)さらにリボフラビン結合タンパク質を、リボフ
    ラビンの蛍光を実質的に減少させるのに充分な量で含む
    請求項(9)に記載のアッセイキット。
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