JPH02246989A - 環境維持装置 - Google Patents
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- JPH02246989A JPH02246989A JP1065868A JP6586889A JPH02246989A JP H02246989 A JPH02246989 A JP H02246989A JP 1065868 A JP1065868 A JP 1065868A JP 6586889 A JP6586889 A JP 6586889A JP H02246989 A JPH02246989 A JP H02246989A
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Landscapes
- Drying Of Gases (AREA)
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は環境維持装置に関し、特に密閉又は半密閉空間
において、人間の代謝等によって発生する二酸化炭素及
び水蒸気を処理する装置に関し、宇宙ステーション、航
空機、地下都市、劇場、大規模なビル、海中観光船、海
中基地等の内部環境維持に有利に適用しうる装置に関す
る。
において、人間の代謝等によって発生する二酸化炭素及
び水蒸気を処理する装置に関し、宇宙ステーション、航
空機、地下都市、劇場、大規模なビル、海中観光船、海
中基地等の内部環境維持に有利に適用しうる装置に関す
る。
第4図に従来の環境維持技術の一態様を示す。
人間の代謝等により密閉空間1内で発生したCD2ガス
は循環ファン2によりCD□除去装置10へ送られ、C
02吸収剤あるいは吸収剤の働きにより、空気中より除
去される。一方、人間の代謝等により同様に発生する水
蒸気については、凝縮器11で冷却凝縮された後、水と
空気の混合ガス12は気水分離器13により、分離空気
14と凝縮水15に分離される。これによって密閉空気
1で発生した水蒸気は分離除去され、適度の温度が維持
される。
は循環ファン2によりCD□除去装置10へ送られ、C
02吸収剤あるいは吸収剤の働きにより、空気中より除
去される。一方、人間の代謝等により同様に発生する水
蒸気については、凝縮器11で冷却凝縮された後、水と
空気の混合ガス12は気水分離器13により、分離空気
14と凝縮水15に分離される。これによって密閉空気
1で発生した水蒸気は分離除去され、適度の温度が維持
される。
上述したように、密閉空気内で発生するCD。
ガス及び水蒸気の処理技術として、従来はCD□除去装
置10と凝縮器11が使用されてきた。
置10と凝縮器11が使用されてきた。
CD、除去装置10の一つとして水酸化リチウム等のよ
うにCD2を効率よく、吸収するが、再生ができない吸
収剤を使用する使い捨てタイプがあるが、定期的に交換
が必要であり、長期的には費用がかさむものであり、も
う一つの方式として、再生型のCO2吸収液、あるいは
C02吸収剤を使う方式があるが、吸収液あるいは吸収
剤の再生のために大きなエネルギーを必要とし、又、C
02除去装置10の運転プロセスも非常に複雑であると
いう問題点を有している。
うにCD2を効率よく、吸収するが、再生ができない吸
収剤を使用する使い捨てタイプがあるが、定期的に交換
が必要であり、長期的には費用がかさむものであり、も
う一つの方式として、再生型のCO2吸収液、あるいは
C02吸収剤を使う方式があるが、吸収液あるいは吸収
剤の再生のために大きなエネルギーを必要とし、又、C
02除去装置10の運転プロセスも非常に複雑であると
いう問題点を有している。
水蒸気除去については、熱交換器で空気を冷却し、水蒸
気を凝縮分離する方式が通常、採用されるが、冷水が必
要であり、特に無重力下では、複雑な気液分離システム
が不可欠であるという問題点を有している。
気を凝縮分離する方式が通常、採用されるが、冷水が必
要であり、特に無重力下では、複雑な気液分離システム
が不可欠であるという問題点を有している。
さらに、C02除去と水蒸気除去のために、各々、独立
した処理システムが必要であり、設備費、運転費共、高
いものになっている。
した処理システムが必要であり、設備費、運転費共、高
いものになっている。
上記技術水準に鑑み、本発明はCO2及び水蒸気を除去
することができる簡単な環境維持装置を提供しようとす
るものである。
することができる簡単な環境維持装置を提供しようとす
るものである。
本発明はC02ガス及び水蒸気を選択的に溶解・拡散す
る液を2枚のガス透過性薄膜の間に保持した液膜保持剤
により容器を2分割してなり、一方の区画にCO2ガス
及び水蒸気含有空気を供給し、他方の区画を減圧状態に
維持するようにしてなることを特徴とする環境維持装置
である。
る液を2枚のガス透過性薄膜の間に保持した液膜保持剤
により容器を2分割してなり、一方の区画にCO2ガス
及び水蒸気含有空気を供給し、他方の区画を減圧状態に
維持するようにしてなることを特徴とする環境維持装置
である。
すなわち、本発明は空気中のCO□ガスと水蒸気を除去
する装置として液膜システムを採用したものである。C
O2ガス及び水蒸気に対して溶解・拡散性の高い溶液(
例えば炭酸カリウム水溶液、炭酸セシウム水溶液)をガ
ス透過性の優れた2枚の薄膜(数10−の膜厚のテフロ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリジメチルシロ
キサン、ポリ (2,6−シメチルフエニレンオキシド
、ポリ (4−メチルペンテン−1)など)の間に封入
して、薄膜の1次側と2次側に圧力差をつけることによ
り、1次側に供給した空気中に含まれるCO□ガス及び
水蒸気を選択的に2次側に透過させるものである。
する装置として液膜システムを採用したものである。C
O2ガス及び水蒸気に対して溶解・拡散性の高い溶液(
例えば炭酸カリウム水溶液、炭酸セシウム水溶液)をガ
ス透過性の優れた2枚の薄膜(数10−の膜厚のテフロ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリジメチルシロ
キサン、ポリ (2,6−シメチルフエニレンオキシド
、ポリ (4−メチルペンテン−1)など)の間に封入
して、薄膜の1次側と2次側に圧力差をつけることによ
り、1次側に供給した空気中に含まれるCO□ガス及び
水蒸気を選択的に2次側に透過させるものである。
なお、[02ガス及び水蒸気に対して溶解・拡散性の高
い溶液として、炭酸カリウム水溶液、炭酸セシウム水溶
液などの使用だけでも十分であるが、CD2吸収におけ
る触媒として作用するジェタノールアミン、ジェタノー
ルアミンとホウ酸カリウム、亜砒酸ナトリウム、グリシ
ンなどを該溶液に添加することも本発明の好ましい態様
である。
い溶液として、炭酸カリウム水溶液、炭酸セシウム水溶
液などの使用だけでも十分であるが、CD2吸収におけ
る触媒として作用するジェタノールアミン、ジェタノー
ルアミンとホウ酸カリウム、亜砒酸ナトリウム、グリシ
ンなどを該溶液に添加することも本発明の好ましい態様
である。
本発明装置によると、1次側と2次側に圧力差をつける
という非常に簡単な手法で、両成分の除去を同時に行う
ことができ、密閉空間の環境維持にきわめて有効な装置
である。
という非常に簡単な手法で、両成分の除去を同時に行う
ことができ、密閉空間の環境維持にきわめて有効な装置
である。
CO□ガス及び水蒸気に対して溶解・拡散性に優れた溶
液をガス透過性が高く、液は透過しない特性(撥水性)
をもつ前述したような薄膜の間に封入する。
液をガス透過性が高く、液は透過しない特性(撥水性)
をもつ前述したような薄膜の間に封入する。
1次側にC02ガス及び水蒸気を含む空気を導入し、薄
膜の2次側を真空ポンプに接続し、減圧状態にすると、
1次側と2次側の分圧差(使用する材料によって異なる
が、例えば1次側760印Hg、2次側数10闘Hgが
必要)が物質移動の駆動力となり、1次側のCD2ガス
及び水蒸気が薄膜を透過し、上記の溶液の中に溶解、拡
散する。拡散した成分は、2次側の隔壁である薄膜に到
達し、膜を透過して2次側に移動する。上記の溶液は、
CO2ガス及び水蒸気を選択的に透過するため、2次側
にはCO□ガス及び水蒸気の割合が大きいガスが得られ
る。
膜の2次側を真空ポンプに接続し、減圧状態にすると、
1次側と2次側の分圧差(使用する材料によって異なる
が、例えば1次側760印Hg、2次側数10闘Hgが
必要)が物質移動の駆動力となり、1次側のCD2ガス
及び水蒸気が薄膜を透過し、上記の溶液の中に溶解、拡
散する。拡散した成分は、2次側の隔壁である薄膜に到
達し、膜を透過して2次側に移動する。上記の溶液は、
CO2ガス及び水蒸気を選択的に透過するため、2次側
にはCO□ガス及び水蒸気の割合が大きいガスが得られ
る。
結果として、1次側の空気中の002及び水蒸気が除去
され、濃縮されたガスが2次側で得られ、真空ポンプの
吐出ラインから排出される。
され、濃縮されたガスが2次側で得られ、真空ポンプの
吐出ラインから排出される。
C02ガス除去及び除湿が必要な密閉空間としてはいろ
いろな対象が考えられるが、ここでは、地下部市を対象
にして、第1図及び第2図により実施例を説明する。
いろな対象が考えられるが、ここでは、地下部市を対象
にして、第1図及び第2図により実施例を説明する。
地下部市では、人間の代謝はもちろんのこと、その他に
も自動車、厨房、暖房等からCD2ガス及び水蒸気が多
量に排出される。一般にこのような密閉空間では、調温
及びベンチュレーションを目的とした空調システムが装
備されているが、本発明の該実施例はこのベンチュレー
ション系統に組込んで、CO2除去及び除湿を行うこと
ができるものである。
も自動車、厨房、暖房等からCD2ガス及び水蒸気が多
量に排出される。一般にこのような密閉空間では、調温
及びベンチュレーションを目的とした空調システムが装
備されているが、本発明の該実施例はこのベンチュレー
ション系統に組込んで、CO2除去及び除湿を行うこと
ができるものである。
第1図において、密閉空間lの循環空気3を膜モジュー
ル4の液膜5(第2図参照)で区切られた供給ガスセル
6に導入する。液膜5の2次側は透過ガスセルフに接し
ており、このセルは真空ポンプ8により、減圧下に保持
されている。
ル4の液膜5(第2図参照)で区切られた供給ガスセル
6に導入する。液膜5の2次側は透過ガスセルフに接し
ており、このセルは真空ポンプ8により、減圧下に保持
されている。
第2図は第1図の液膜5の説明図で、6は高圧側(こ\
では760 mmHg)の供給ガスセル、7は低圧側(
こ\では25mmHg)の透過ガスセル、16はガス透
過膜(膜厚50−のポリプロピレン製膜) 17は溶
液(こ\では濃度30vt%、pHIDの炭酸カリウム
水溶液)である。
では760 mmHg)の供給ガスセル、7は低圧側(
こ\では25mmHg)の透過ガスセル、16はガス透
過膜(膜厚50−のポリプロピレン製膜) 17は溶
液(こ\では濃度30vt%、pHIDの炭酸カリウム
水溶液)である。
供給ガスセル6に導入された循環空気3に含まれるC0
2ガス及び水蒸気は、液膜5の両側の圧力差を駆動力と
して、液膜5に選択的に溶解、拡散されながら、透過ガ
スセルフ側に透過した後、真空ポンプ8を経て、透過ガ
ス9として取出される。
2ガス及び水蒸気は、液膜5の両側の圧力差を駆動力と
して、液膜5に選択的に溶解、拡散されながら、透過ガ
スセルフ側に透過した後、真空ポンプ8を経て、透過ガ
ス9として取出される。
透過ガス9は、CD、ガス及び水蒸気の成分割合の多い
ガスである。
ガスである。
地下都市の環境維持の方法の一つとして、大規模な完全
換気システムにより、地上と地下の間で、空気の換気を
行う方法が考えられるが、この方法は、大口径の換気ダ
クトを必要とし、換気に要するファン動力も膨大なもの
になる。
換気システムにより、地上と地下の間で、空気の換気を
行う方法が考えられるが、この方法は、大口径の換気ダ
クトを必要とし、換気に要するファン動力も膨大なもの
になる。
これに対して、本発明装置によれば濃縮された少量の透
過ガス9を地上へ返送・排出すればよく、地下の環境維
持が、非常に簡単になり、得られるメリットは大きい。
過ガス9を地上へ返送・排出すればよく、地下の環境維
持が、非常に簡単になり、得られるメリットは大きい。
以上の実施例では液膜形式として2枚のガス透過膜の間
に溶液を保持固定した平膜形式のものを用いる装置につ
いて説明したが、第3図に示すように、溶液を循環させ
る液膜を使用することもできる。第3図の符号は第2図
と同じ意味を有する。また、ガス透過膜として、前述し
た材質のホローファイバを使用することもできる。
に溶液を保持固定した平膜形式のものを用いる装置につ
いて説明したが、第3図に示すように、溶液を循環させ
る液膜を使用することもできる。第3図の符号は第2図
と同じ意味を有する。また、ガス透過膜として、前述し
た材質のホローファイバを使用することもできる。
本発明装置によれば、密閉空間の環境維持のだめの従来
技術と比較して、C02処理及び除湿のための運転コス
トを30%以上低減することが可能となる。
技術と比較して、C02処理及び除湿のための運転コス
トを30%以上低減することが可能となる。
第1図は本発明の一実施例の概略図、第2図はその液膜
部のガス透過原理を示す詳細図、第3図は本発明の他の
実施例の一部(液膜部)の概略図、第4図は従来のC0
2及び水蒸気除去システムの一態様の概略図である。 第1図 第2図
部のガス透過原理を示す詳細図、第3図は本発明の他の
実施例の一部(液膜部)の概略図、第4図は従来のC0
2及び水蒸気除去システムの一態様の概略図である。 第1図 第2図
Claims (1)
- CO_2ガス及び水蒸気を選択的に溶解・拡散する液を
2枚のガス透過性薄膜の間に保持した液膜保持剤により
容器を2分割してなり、一方の区画にCO_2ガス及び
水蒸気含有空気を供給し、他方の区画を減圧状態に維持
するようにしてなることを特徴とする環境維持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1065868A JPH02246989A (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 環境維持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1065868A JPH02246989A (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 環境維持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02246989A true JPH02246989A (ja) | 1990-10-02 |
Family
ID=13299400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1065868A Pending JPH02246989A (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 環境維持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02246989A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04343899A (ja) * | 1991-05-22 | 1992-11-30 | Daikin Ind Ltd | 乾燥機 |
JP2009505904A (ja) * | 2005-08-31 | 2009-02-12 | バッテル メモリアル インスティテュート | 電力デバイスおよび酸素生成装置 |
CN104973230A (zh) * | 2015-07-27 | 2015-10-14 | 重庆中电大宇卫星应用技术研究所 | 水下呼吸器 |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP1065868A patent/JPH02246989A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04343899A (ja) * | 1991-05-22 | 1992-11-30 | Daikin Ind Ltd | 乾燥機 |
JP2009505904A (ja) * | 2005-08-31 | 2009-02-12 | バッテル メモリアル インスティテュート | 電力デバイスおよび酸素生成装置 |
CN104973230A (zh) * | 2015-07-27 | 2015-10-14 | 重庆中电大宇卫星应用技术研究所 | 水下呼吸器 |
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