JPH0224605Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0224605Y2 JPH0224605Y2 JP801587U JP801587U JPH0224605Y2 JP H0224605 Y2 JPH0224605 Y2 JP H0224605Y2 JP 801587 U JP801587 U JP 801587U JP 801587 U JP801587 U JP 801587U JP H0224605 Y2 JPH0224605 Y2 JP H0224605Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer case
- case
- mouth
- polishing
- fixing ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims description 32
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 22
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 22
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 11
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 2
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は小物部品のバリ取りや表面研摩等に用
いられる遠心バレル研摩用研摩槽の改良に関する
ものである。
いられる遠心バレル研摩用研摩槽の改良に関する
ものである。
(従来の技術)
小物部品のバリ取りや表面研摩等に用いられる
遠心バレル研摩装置の研摩槽は、鉄材製の槽本体
の内面にウレタン樹脂のような耐摩耗部材を焼付
法又は接着法により一体的にライニングしたもの
が普通であるため、長期間の使用によつて内側の
ライニングが摩耗した場合には研摩槽をタレツト
から取外したうえで研摩槽を焼いて残留した耐摩
耗部材を除去し、新らたに耐摩耗部材の焼付け、
接着等によりライニングを施して再度タレツト上
に取付けるという手順を踏まなければならない。
このため研摩槽の修復が面倒で長時間を要すう
え、残留した耐摩耗部材の除去のために研摩槽を
焼くと鉄材製の槽本体も酸化し、損傷が著しくな
る等の欠点があつた。また、特開昭59−142056号
公報の第1図には、遊星回転軸の軸端に外側ケー
スを一体的に固定し、該外側ケースに内側ケース
を嵌合して外側ケースから螺合される止めねじで
固定することにより内側ケースを交換できるよう
にしたものが記載されているが、安定性および作
業性がわるいことは前記公報に記載されたとおり
である。
遠心バレル研摩装置の研摩槽は、鉄材製の槽本体
の内面にウレタン樹脂のような耐摩耗部材を焼付
法又は接着法により一体的にライニングしたもの
が普通であるため、長期間の使用によつて内側の
ライニングが摩耗した場合には研摩槽をタレツト
から取外したうえで研摩槽を焼いて残留した耐摩
耗部材を除去し、新らたに耐摩耗部材の焼付け、
接着等によりライニングを施して再度タレツト上
に取付けるという手順を踏まなければならない。
このため研摩槽の修復が面倒で長時間を要すう
え、残留した耐摩耗部材の除去のために研摩槽を
焼くと鉄材製の槽本体も酸化し、損傷が著しくな
る等の欠点があつた。また、特開昭59−142056号
公報の第1図には、遊星回転軸の軸端に外側ケー
スを一体的に固定し、該外側ケースに内側ケース
を嵌合して外側ケースから螺合される止めねじで
固定することにより内側ケースを交換できるよう
にしたものが記載されているが、安定性および作
業性がわるいことは前記公報に記載されたとおり
である。
(考案が解決しようとする課題)
本考案はこのような従来の問題点を解決して、
研摩槽内面の修復を短時間で極めて容易に行うこ
とができるうえに安定性もよく、しかも、修復に
要する費用も安価な遠心バレル研摩用研摩槽を目
的として完成されたものである。
研摩槽内面の修復を短時間で極めて容易に行うこ
とができるうえに安定性もよく、しかも、修復に
要する費用も安価な遠心バレル研摩用研摩槽を目
的として完成されたものである。
(問題点を解決するための手段)
前記のような問題点を解決しようとする本考案
は、タレツト上に配設された遊星回転軸の上端に
剛性材料からなる外側ケースを一体的に固定し、
該外側ケースの内側には、底部裏面に金属板を接
合するとともに内側へ絞り込んだ口部の外周に口
縁フランジ部を張出させた樹脂系耐摩耗材料から
なる内側ケースを嵌合して外側ケースの底部に金
属板をセツトボルトをもつて固定するとともに、
前記内側ケースの口部と外側ケースとの間には前
記口部の外側テーパ面に対応するテーパ面を有す
る金属製固定リングを介装して該金属製固定リン
グを外側ケースにボルトをもつて固定し、該金属
製固定リングに前記口縁フランジ部を係止させた
ことを特徴とするものである。
は、タレツト上に配設された遊星回転軸の上端に
剛性材料からなる外側ケースを一体的に固定し、
該外側ケースの内側には、底部裏面に金属板を接
合するとともに内側へ絞り込んだ口部の外周に口
縁フランジ部を張出させた樹脂系耐摩耗材料から
なる内側ケースを嵌合して外側ケースの底部に金
属板をセツトボルトをもつて固定するとともに、
前記内側ケースの口部と外側ケースとの間には前
記口部の外側テーパ面に対応するテーパ面を有す
る金属製固定リングを介装して該金属製固定リン
グを外側ケースにボルトをもつて固定し、該金属
製固定リングに前記口縁フランジ部を係止させた
ことを特徴とするものである。
(実施例)
次に本考案を図示の実施例によつて更に詳細に
説明する。
説明する。
第2図において、1は機台、2は該機台1上に
設けられた一対の軸受、3は軸4によつてこれら
の軸受2,2に枢支された傾動フレーム、5はこ
の傾動フレーム3上に回動自在に支持されたタレ
ツトである。タレツト5は傾動フレーム3ととも
に傾動用モータ6によりチエーン7を介して傾動
されるものである。またタレツト5上には複数の
遊星回転軸8が配設されており、タレツト5の公
転用モータ9及び図示を略した自転用モータによ
つて研摩槽に遊星回転を行わせることは従来の遠
心バレル研摩装置と同様である。本考案の研摩槽
は、第1図に示されるように各遊星回転軸8の上
端のフランジ部10にボルト11により一体的に
固定された鉄等の剛性材料からなる外側ケース1
2と、その内側に着脱自在に固定された内側ケー
ス13とから構成されている。内側ケース13は
ウレタン樹脂その他の樹脂系耐摩耗材料からなる
もので、その口部14は内側へ絞り込まれ、口縁
フランジ部15を外側ケース12の口部内側に突
設するようボルト止めされたテーパ状の金属製固
定リング16に係合させている。またその底部裏
面には金属板17を接合して外側ケース12の底
部からねじ込まれたセツトボルト18の先端をこ
の金属板17のねじ孔に螺合させることによつて
内側ケース13の全体を外側ケース12の内側に
着脱自在に固定してある。このとき、内側ケース
13と外側ケース12との間にはわずかな空間1
9を形成しておくことが好ましい。
設けられた一対の軸受、3は軸4によつてこれら
の軸受2,2に枢支された傾動フレーム、5はこ
の傾動フレーム3上に回動自在に支持されたタレ
ツトである。タレツト5は傾動フレーム3ととも
に傾動用モータ6によりチエーン7を介して傾動
されるものである。またタレツト5上には複数の
遊星回転軸8が配設されており、タレツト5の公
転用モータ9及び図示を略した自転用モータによ
つて研摩槽に遊星回転を行わせることは従来の遠
心バレル研摩装置と同様である。本考案の研摩槽
は、第1図に示されるように各遊星回転軸8の上
端のフランジ部10にボルト11により一体的に
固定された鉄等の剛性材料からなる外側ケース1
2と、その内側に着脱自在に固定された内側ケー
ス13とから構成されている。内側ケース13は
ウレタン樹脂その他の樹脂系耐摩耗材料からなる
もので、その口部14は内側へ絞り込まれ、口縁
フランジ部15を外側ケース12の口部内側に突
設するようボルト止めされたテーパ状の金属製固
定リング16に係合させている。またその底部裏
面には金属板17を接合して外側ケース12の底
部からねじ込まれたセツトボルト18の先端をこ
の金属板17のねじ孔に螺合させることによつて
内側ケース13の全体を外側ケース12の内側に
着脱自在に固定してある。このとき、内側ケース
13と外側ケース12との間にはわずかな空間1
9を形成しておくことが好ましい。
(作用)
このように構成されたものは、研摩槽の内側ケ
ース13の内部にワークとメデイアとを投入し、
タレツト5を公転させるとともに遊星回転軸8及
び研摩槽を遊星回転させてその遠心力を利用しつ
つ遠心バレル研摩を行うものであることは従来の
ものと変るところはないが、本考案においては研
摩槽が内側ケース13と外側ケース12とに分離
されているうえ、内側ケース13を外側ケース1
2の内側にセツトボルト18等により着脱自在に
固定してあるので、樹脂系耐摩耗材料からなる内
側ケース13が摩耗した場合にはセツトボルト1
8を取外して内側ケース13のみを容易に取外
し、新しい内側ケース13と交換することができ
る。このように研摩槽をタレツト5から取外す必
要もないため研摩槽内面の修復が極めて短時間で
可能となり、また従来のように内面のライニング
層の除去のために研摩槽全体を焼く必要もないの
で外側ケース12の損傷も防止される。更にまた
内側ケース13のみは安価に製作できるので従来
に比較して研摩槽の修復に要する費用を大幅に引
下げることもできる。しかも、本考案では内側ケ
ース13が底部裏面に金属板17を接合するとと
もに内側へ絞り込んだ口部14の外周に口縁フラ
ンジ部15を張出させた樹脂系耐摩耗材料からな
るものとして該外側ケース12の底部を金属板1
7にセツトボルト18をもつて固定するととも
に、前記内側ケース13の口部14と外側ケース
12との間には前記口部14の外側テーパ面に対
応するテーパ面を有する金属製固定リング16を
介装して該金属製固定リング16を外側ケース1
2にボルトをもつて固定し、該金属製固定リング
16に前記口縁フランジ部15を係止させている
ので、バレル研摩作業時における内側ケース13
の安定性は極めてよいうえにボルトにより金属製
固定リング16の固定を解いてセツトボルト18
をゆるめれば、簡単に内側ケース13を交換でき
るので、交換作業に手数を要しないものである。
ース13の内部にワークとメデイアとを投入し、
タレツト5を公転させるとともに遊星回転軸8及
び研摩槽を遊星回転させてその遠心力を利用しつ
つ遠心バレル研摩を行うものであることは従来の
ものと変るところはないが、本考案においては研
摩槽が内側ケース13と外側ケース12とに分離
されているうえ、内側ケース13を外側ケース1
2の内側にセツトボルト18等により着脱自在に
固定してあるので、樹脂系耐摩耗材料からなる内
側ケース13が摩耗した場合にはセツトボルト1
8を取外して内側ケース13のみを容易に取外
し、新しい内側ケース13と交換することができ
る。このように研摩槽をタレツト5から取外す必
要もないため研摩槽内面の修復が極めて短時間で
可能となり、また従来のように内面のライニング
層の除去のために研摩槽全体を焼く必要もないの
で外側ケース12の損傷も防止される。更にまた
内側ケース13のみは安価に製作できるので従来
に比較して研摩槽の修復に要する費用を大幅に引
下げることもできる。しかも、本考案では内側ケ
ース13が底部裏面に金属板17を接合するとと
もに内側へ絞り込んだ口部14の外周に口縁フラ
ンジ部15を張出させた樹脂系耐摩耗材料からな
るものとして該外側ケース12の底部を金属板1
7にセツトボルト18をもつて固定するととも
に、前記内側ケース13の口部14と外側ケース
12との間には前記口部14の外側テーパ面に対
応するテーパ面を有する金属製固定リング16を
介装して該金属製固定リング16を外側ケース1
2にボルトをもつて固定し、該金属製固定リング
16に前記口縁フランジ部15を係止させている
ので、バレル研摩作業時における内側ケース13
の安定性は極めてよいうえにボルトにより金属製
固定リング16の固定を解いてセツトボルト18
をゆるめれば、簡単に内側ケース13を交換でき
るので、交換作業に手数を要しないものである。
(考案の効果)
本考案は以上の説明からも明らかなように、研
摩槽内面の修復を極めて短時間で容易に行うこと
ができ、また修復に要する費用をも安価とするこ
とができるうえに研摩作業中における安定性も極
めてよいもので、研摩時における摩耗の著しい遠
心バレル研摩用研摩槽として好適なものである。
摩槽内面の修復を極めて短時間で容易に行うこと
ができ、また修復に要する費用をも安価とするこ
とができるうえに研摩作業中における安定性も極
めてよいもので、研摩時における摩耗の著しい遠
心バレル研摩用研摩槽として好適なものである。
従つて、本考案は装置の稼働率を向上させると
ともにライニングコストの低減にも直接寄与する
ことができるものとして、その実用的価値は極め
て大きいものである。
ともにライニングコストの低減にも直接寄与する
ことができるものとして、その実用的価値は極め
て大きいものである。
第1図は本考案の実施例を示す要部断面図、第
2図は遠心バレル研摩装置の全体を示す正面図で
ある。 5……タレツト、8……遊星回転軸、12……
外側ケース、13……内側ケース、14……内側
へ絞り込んだ口部、15……口縁フランジ部、1
6……金属製固定リング、17……金属板、18
……セツトボルト。
2図は遠心バレル研摩装置の全体を示す正面図で
ある。 5……タレツト、8……遊星回転軸、12……
外側ケース、13……内側ケース、14……内側
へ絞り込んだ口部、15……口縁フランジ部、1
6……金属製固定リング、17……金属板、18
……セツトボルト。
Claims (1)
- タレツト5上に配設された遊星回転軸8の上端
に剛性材料からなる外側ケース12を一体的に固
定し、該外側ケース12の内側には、底部裏面に
金属板17を接合するとともに内側へ絞り込んだ
口部14に口縁フランジ部15を張出させた樹脂
系耐摩耗材料からなる内側ケース13を嵌合して
外側ケース12の底部に金属板17をセツトボル
ト18により固定するとともに、前記内側ケース
13の口部14と外側ケース12との間には前記
口部14の外側テーパ面に対応するテーパ面を有
する金属製固定リング16を介装して該金属製固
定リング16を外側ケース12にボルトをもつて
固定し、該金属製固定リング16に前記口縁フラ
ンジ部15を係止させたことを特徴とする遠心バ
レル研摩用研摩槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP801587U JPH0224605Y2 (ja) | 1987-01-22 | 1987-01-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP801587U JPH0224605Y2 (ja) | 1987-01-22 | 1987-01-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63116259U JPS63116259U (ja) | 1988-07-27 |
JPH0224605Y2 true JPH0224605Y2 (ja) | 1990-07-05 |
Family
ID=30792009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP801587U Expired JPH0224605Y2 (ja) | 1987-01-22 | 1987-01-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0224605Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-01-22 JP JP801587U patent/JPH0224605Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63116259U (ja) | 1988-07-27 |
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