JPH0224553B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はストレス無しの孔あきの打撃ヘツドを
もつ打撃具、特にビーチテニス、バレーテニス、
テザーテニス、その他の類似ゲームの如きゲーム
用バツトに関するものである。

従来技術はビーチテニス、その他のゲーム用に
有用なバツトの例について多く存在し、現在の傾
向はフレーム、取手及びヘツドを一体としたプラ
スチツク材料から作つたバツトを提供することに
ある。いくつかのこれらのバツトは孔あけされて
いない打撃ヘツドに対立するものとしての孔あき
打撃ヘツドをもつており、本発明はこれらの孔あ
けされていないバツトに関するものではない。ま
た本発明は打面がストレスを有するところのテニ
ス又はスカツシユ用ラケツトの如き打撃具に関す
るものである。

孔あき打撃ヘツドをもつ従来のバツトは、本発
明者の考えでは、もしそれらの剛性を厚さを増す
ことにより実質的に増大できるのでなければ適切
な打撃動作を行なうことはできない。しかしその
ように厚さを増すことはバツトを過度に重くする
結果をもたらす。

調査の結果として本発明者が見出した従来技術
には下記の特許が含まれる： フランス特許第1594587号（カルルトーンテイ
ル）は孔無しバツトに関するものであり、期待す
る種類のゲームの有効な動作には薄過ぎると思わ
れる。

米国特許第3879035号（アルミニウムコンパニ
ー）はアルミニウムハニカム網状構造を間にもつ
一対の離隔した孔無しの打面に関するものであ
り、それ故本発明の分野とは無関係である。

フランス特許第802060号（ラコスト）はヘツド
に複数のオリフイスをもつテーブルテニスバツト
につき記載してあり、その全表面はゴム類でおお
われている。このバツトは期待する種類の有効な
動作をするには十分な剛性をもたないと考えられ
る。

ドイツ特許第493548号（シユーベルト）は縦と
横のリブをもち、これらのリブは中心板と接合し
て、縦と横の両方のスペースをもつ積層体を形成
している。このヘツドは孔をあけられていない。

英国特許第1242704号はテーブルテニスバツト
用の被覆に関するものであり、本発明とは無関係
である。

本発明の目的は、優れた剛性を有すると共に低
い空気抵抗をもち、同時に構造が頑強であり、
種々のゲーム用にいろいろな人が使うのに十分に
軽量である如き孔あきバツトを提供することにあ
る。

本発明によれば、バツトは取手とヘツドを含
み、前記ヘツドが一体のストレス無しの孔あき構
造をもつて成るゲーム用バツトに於て、一対の離
隔した格子をもち、各格子は複数の交差したラス
からなり、前記格子の２つの外面はバツトの打面
を構成し、前記格子の内面は前記格子を成すラス
の相対する交点間のみに渡した複数の個別の突張
り材によつて相互結合されている。

本文中、用語“グリツド構造”は種々の形の開
口列により孔あけされた、長さと幅に対して厚さ
の薄い構造をさすものとする。本発明の特定の実
施例では、その構造は交差するラス（laths）か
らなる格子とし、前記ラスは真直ぐなもの、彎曲
したもの、又はその他の形状のものとすることが
でき、いろいろな角度で交差することができる。

本発明では、グリツド構造は交差するラスから
形成され、これらのラスの相対する交点間に渡し
た突張り材によつて連結される。

更に、本発明の好適例では、いくつかの格子間
〓はウエブ付きとし、更に好適な実施例では市松
模様をなすように１つおきの格子間〓をウエブ付
けする。

以下、図示の実施例に基づき本発明を詳述す
る。

第１，２図に示すバツト１０は１２と１４で示
す２つの離隔した打面を含み、各打面は格子を含
んでいる。格子の１つおきの間〓はバツト１０を
型成形する重合体材料でウエブ付け（webbed）
をしている。この結果、各面１２，１４は複数の
離隔したウエブ１６と空所１８をもつことにな
り、１つの面上のウエブ１６は（第２図に示す如
く）他面上のウエブに対して互い違いに位置をず
らせている。第１，２，２Ａ図に示す実施例で
は、ウエブはグリツド構造と同平面をなし、この
構造と共にバツトの打面を構成する（第１，２図
参照）。

面１２，１４の格子構造はこれらと一体に型成
形した横断する突張り材２０により相互に連結し
ているが、これらの面は分離した個別の物を構成
している。事実、バツト１０の全体は一体の型成
形して、取手２４と共にバツト１０の辺縁部２２
を形成することができ、その結果簡単に取扱うの
に十分な単一体構造がもたらされる。

突張り材２０は各格子と連結する個所で内方に
アール付け（radiused）をして、構造の強度を増
す。格子の交点におけるアール付け部
（radiusing）はまた構造を一層強化するように設
けることができる。

第３図に示す実施例にはウエブ１６がない。ラ
ケツトの各面はラス３２を交差させて空所１８を
もつ格子を画成することによつて作られる。ラス
の交点はアール付けすることができるが、これは
簡略化のため図示していない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のバツトの正立面図、第２図は
第１図の線−上でとつた断面図、第２Ａ図は
類似のバツトの斜視図、第３図は本発明のバツト
の別形式のものの斜視図である。 １０…バツト、１２，１４…打面、１６…ウエ
ブ、１８…空所、２０…突張り材、２２…辺縁
部、３０…開口、３２…交差するラス。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 取手とヘツドを含み、前記ヘツドが一体のス
   トレス無しの孔あき構造をもつて成るゲート用バ
   ツトに於て、一対の離隔した格子をもち、各格子
   は複数の交差したラスからなり、前記格子の２つ
   の外面はバツトの打面を構成し、前記格子の内面
   は前記格子を成すラスの相対する交点間のみに渡
   した複数の個別の突張り材によつて相互結合した
   ことを特徴とするゲーム用バツト。 ２ 各格子の格子間〓のうちの幾つかの格子間〓
   はラスと一体の同平面のウエブをもち、格子とウ
   エブの２つの外面が打面を構成したことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載のバツト。 ３ ウエブ付けした格子間〓は市松模様をなして
   おり、１つの面上のウエブは他面上のウエブに対
   して互い違いに位置がずれていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項記載のバツト。