JPH022447Y2 - - Google Patents

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JPH022447Y2
JPH022447Y2 JP1981067353U JP6735381U JPH022447Y2 JP H022447 Y2 JPH022447 Y2 JP H022447Y2 JP 1981067353 U JP1981067353 U JP 1981067353U JP 6735381 U JP6735381 U JP 6735381U JP H022447 Y2 JPH022447 Y2 JP H022447Y2
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chemical
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chemical solution
screen
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、害虫の退治や、ごみ捨て場の悪臭除
去、特に白蟻の防除に用いて効果的な泡沫性薬剤
散布装置に関する関するものである。 害虫、たとえば家屋の床材や柱材を喰い荒す白
蟻等を退治するのには、薬剤を床材や柱材にむら
なく散布し、しかもその状態を可能な限り永続さ
せるのがよい。ごきぶり等の害虫を退治するに
も、その産卵場所や通路に薬剤を同様の状態で散
布するのがよい。またビニールハウス内の植物に
も同様の処置をするのがよく、さらにごみ捨て場
等の悪臭を除去する薬剤の散布についても同様の
ことが言える。 そこで薬剤をこのような状態に散布するものと
して、薬剤を泡状にして散布することが考えられ
る。 このような目的のために大量に泡沫を発生せし
め得る装置として、筒状体の先端開口部に多孔性
部材を取り付け、基端部に送風機を設けてなる薬
液散布装置が開発され提案されている(実願昭55
−20229号)。 この散布装置による発泡機構は、薬剤−これは
液剤であつても水和性の微粉末であつてもよい−
を薬液調合タンクで所定濃度に水で希釈して起泡
剤を適量添加して混合調液し、これを送液ポンプ
にて前記噴霧ノズルに導びいて噴霧し、同時に送
風機による後方からの強制送風により噴霧された
薬液を前方の多孔性部材に衝突させることにより
発泡させつつ散布するものである。 この場合、送液ポンプとしては農薬や水の噴霧
に通常農家が使用しているいわゆる動力噴霧機用
のポンプ(送液圧ほぼ10〜25Kg/cm2)及び通常カ
スケード型ポンプといわれる軽便型のポンプ(送
液圧ほぼ2〜4Kg/cm2)のいずれかが使用され、
噴霧ノズルはこのとき使用されるポンプにそれぞ
れ適した型のものを選ぶ必要がある。 しかしながら、上記装置において薬剤の泡沫状
態、泡沫量を変化させるには、送液ポンプ及びそ
れに対応する噴霧ノズルを選択せねばならず、こ
れらポンプ及びノズルの選択・交換に要する手間
がかかるという欠点があつた。 本考案は上記装置の欠点を解消するためのもの
で、従来装置における散布ヘツドの先端開口部に
固定して設けていた多孔性部材を、取り外し容易
で交換可能なスクリーンとし、それぞれ異なる開
口径を有する定型化されたスクリーンを多数用意
し、これを送液ポンプや噴露ノズルに合わせて適
宜選択することにより、ポンプとノズルとの調節
または交換等を行なうことなく簡単に所望の状態
の泡沫を得ることができるようにした交換スクリ
ーンを備えた薬液散布装置を提供するものであ
る。 すなわち、本考案薬液散布装置は、基部に送風
機を設け、該送風機前方に薬液噴霧ノズルを設け
てなる筒状薬液散布ヘツドの先端開口部に着脱自
在に取り付けられ、網体または多孔板からなる交
換スクリーンを枠体に張設してなることを特徴と
するものである。 以下、本考案における交換スクリーンを図面を
用いて説明する。 第1図は、本考案の第1実施例を示す交換スク
リーンAの一部切欠斜視図、第2図は本考案の第
2実施例を示す交換スクリーンBの一部切欠斜視
図である。図に示すように、交換スクリーンA
は、多数の孔1a,1a,1a,…を穿設した円
形の多孔板1を、この多孔板1を保持するための
円筒状枠体2に所定の方法で接合してなるもので
ある。接合方法は、溶接により行う。 また、第2図に示す交換スクリーンBは、例え
ば以下のようにして作製される。すなわち、ふる
いの金網を張設するのと同様に、2枚の円形金網
3,3′を重ねたものを円筒状枠体(内筒)4a
の一方の円形側端面に、この側端面を完全に被覆
するように張設し、その金網3,3′の端部を内
筒4aの外周に固定する。次いで、前記内筒4a
の周壁長さよりやや長い周壁を有し内筒4aを収
納しうる径の円筒状枠体(外筒)4bに、内筒4
aの端面に張設された金網3,3′が外筒4bの
軸方向ほぼ中心に位置するようにして、内筒4a
を外筒4bに挿入する。内筒4aと外筒4bとを
接着剤5により固定する。 各実施例において、6,6は散布ヘツドに取り
付けるために枠体2,4に設けられた切欠溝であ
る。 多孔板は、例えば直径130mmまたは200mm、厚さ
0.3〜1mmの円板状で、孔径は0.5〜2.0mm程度、孔
間距離は1〜3mm程度である。多孔板は取り付け
る散布ヘツド1の先端開口部を完全に遮断しうる
形状のものとする。 金網は、1枚以上重ねて一体化したものを用い
るが、特に2枚重ねのものが好ましい。使用する
金網の目開きは、0.2〜1.5mm位(約70〜11メツシ
ユ・タイラー標準篩)、特に0.3〜1.5mmが好まし
い。目開き1.5mm以上とすると薬液のうち金網に
衝突しないものが生じ、発泡せず霧化したまま飛
散するので好ましくなく、また0.3mm以下とする
と負圧が高くなりいきおいがなくなるので好まし
くない。 枠体2,4及び多孔板1の材質として
は、ステンレス等が好ましい。 交換スクリーンの多孔板1または金網3,3′
は、それぞれ各種の孔径または目開きのものを用
意し、枠体2,4の径を定型化しておき、送液ポ
ンプや噴霧ノズル、また所望する泡沫状態に合わ
せて適宜交換可能なようにする。 上記交換スクリーンAを取り付けた泡沫性薬剤
散布装置の断面模式図を第3図に示す。図におい
て、11は筒状散布ヘツドであつて、金属板で所
定形状に製作されている。この散布ヘツド11は
先端外周の所定の位置に突起11a,11aを有
し、またこの突起11a,11aの直前に散布ヘ
ツド11の周壁を貫通する孔11b,11bが穿
設されている。 ヘツド11の後端閉止面ほぼ中央には、ヘツド
11の軸方向に沿つて前方へ突出された回転軸1
5a及び羽根15bとからなる送風フアン15が
取り付けられ、前記回転軸15aはヘツド11の
後端面を貫通して外方へ延び、後端面背後に設け
られたモータ14に接続している。 16は、ヘツド11後端面に設けられた送風フ
アン15とヘツド11先端開口部に着脱自在に設
けられた交換スクリーンAとの間に位置し、薬液
吐出口を先端方向に向けて配設された噴霧ノズル
で、この噴霧ノズル16は、供給管17aの一端
に接続し、この供給管17aの他端は一端がタン
ク19に貯蔵された薬液20内に挿入され途中に
送液ポンプ18を設けた供給管17bの他端に取
り付けられている。この供給管17aと17bは
着脱自在とする。 21は、噴霧ノズル16直前の薬液供給圧(手
元圧)を測定するための圧力計である。 上記散布装置のヘツド11先端に、交換スクリ
ーンAを取り付けるには、ヘツド11外径に相当
する内径を有する枠体2を、枠体2に設けた切欠
溝6,6を挿入方向前方となるようにしてヘツド
11先端に嵌め込み、枠体2の先端を突起11
a,11aに当接させる。次いで、ヘツド11の
孔11b,11bと交換スクリーンAの切欠溝
6,6との位置を合わせて両部材の周方向の位置
決めを行ない、ボルト7とナツト8により両部材
を固定する。 交換スクリーンAを取り外すには、上記と反対
にボルト7とナツト8による固定を緩めれば、交
換スクリーンAを簡単に取り外すことができる。 交換スクリーンAと散布ヘツド11との固定方
法は上記に限定されることなく、例えばヘツド1
1の最先端と突起部11a,11aまでの外周に
ゴムパツキンを巻き、枠体2をヘツド先端に嵌め
込む等のように、交換スクリーンAを容易に取り
外しできる方法であればいずれでも良い。 上記構成の本考案装置において、薬液20は薬
液タンク19からポンプ18により吸引され供給
管17a,17bを通つて噴霧ノズル16から前
方へ噴射される。一方、ポンプ18作動と同時に
ヘツド11の後端背面に位置するモータ14を作
動して送風フアン15を回転させ、前方へ向けて
強制送風を行なう。噴霧ノズル16から噴霧され
た薬液は、後方からの強制送風により勢い良く前
方に位置する交換スクリーンAの多孔板1に衝突
し、多孔板1に穿設した多数の小孔1a,1a,
1a…から前方へ飛散する。 上記構成の装置においては、ノズル16に接続
する供給管17aとポンプ18を有する供給管1
7bとを着脱自在に連結するようにしたので、ポ
ンプ圧に応じて適宜ノズル16を選択することが
でき、その取り付け・取り外し操作も容易であ
る。また、散布ヘツド11に対し交換スクリーン
Aを着脱自在としたので、ポンプによる送液圧及
びノズルの噴霧量の変化に応じ所望の孔径を有す
る交換スクリーンを選択することができるので、
薬液の霧化が少なくなり、また得られる泡沫のい
きおいが弱いというようなこともない。また、噴
霧ノズルに供給される薬液の送液圧、送液量に応
じて交換スクリーンを選択することができるの
で、泡沫化を効率良く行なうことができる。 上記効果は、金網3,3′を取り付けた交換ス
クリーンBを使用した場合にも同様に得られるも
【表】 試験例 2 交換スクリーンb1〜b3を取り付けた泡沫性薬剤
散布装置を用いて下記の条件で薬液を散布した。 薬液:クロルデン2%、起泡剤3%の混合液 ポンプ圧:12Kg/cm2 手元圧:65〜7Kg/cm2 散布ヘツド形状:130mmφ×490mm 散布状態を、泡の出方、いきおい、霧化につい
てそれぞれ評価した。結果を第2表に示す。
【表】 以上の記載から明らかなように、本考案の交換
スクリーンを用いれば、種々の開口状態のスクリ
ーンを選択することができるので、ポンプやノズ
ルの交換、調節等をすることなく薬液施用部位に
応じて所望の状態の泡沫を得ることができ、また
その交換作業も容易であるので作業性が向上する
という利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の交換スクリーンの第1実施例
を示す一部切欠斜視図、第2図は本考案の交換ス
クリーンの第2実施例を示す一部切欠斜視図、第
3図は交換スクリーンを取り付けた薬剤散布装置
の全体を示す断面模式図、である。 図中、1……多孔板、3,3′……金網、2,
4……枠体、5……接着剤、6,6……切欠溝、
11……散布ヘツド、16……噴霧ノズル、17
a,17b……供給管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基部に送風機を設けかつ該送風機の前方に薬液
    噴霧ノズルを設けてなる筒状薬液散布ヘツドの先
    端開口部に着脱自在に取り付けられる筒状枠体
    に、目開き0.2〜1.5mmの網体または孔径0.5〜1.5
    mmで孔間距離1〜3mmの多孔板からなる薬液発泡
    用交換スクリーンを有する白蟻防除用薬液散布装
    置。
JP1981067353U 1981-05-08 1981-05-08 Expired JPH022447Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981067353U JPH022447Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981067353U JPH022447Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57181367U JPS57181367U (ja) 1982-11-17
JPH022447Y2 true JPH022447Y2 (ja) 1990-01-22

Family

ID=29863359

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JP1981067353U Expired JPH022447Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

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