JPH02242473A - 記憶制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光磁気ディスクなどのように、書換え可能で
はあるが信頼度等の問題から書換え回数が制限される記
憶手段の制御方法に関するものである。

〔従来の技術〕

光磁気ディスクなどのような記憶手段にあっては書換え
回数の制限が一般には十分に大きい（１００万回程度）
こともあって、従来は特別な制御方法がとられていない
ことが多かった。しかし、十分に大きいとは言っても有
限であるので、本願発明者は、先に、ブロック単位に書
込み回数を記憶する手段を設け、その書込み回数が一定
値に達したときには上記ブロックには代替ブロックへの
ポインタを記録し、以後もとのブロックにアクセスがあ
ったときは代わりに上記代替ブロックをアクセスする記
憶制御方法を提案した。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記記憶制御方法では、任意のブロックに書込
みを行なう場合に、まずそのブロックを一度読み出さな
ければならないため、実効性能が大幅に低下するという
問題があった。

前述のように、書換え回数の制限値は一般にはかなり大
きく、通常のデータブロックすべての書換え回数を管理
することは実用上は不要と思われる。代わりに、ゲート
ブロックのような極めて頻繁にアクセスするブロックに
対してのみ管理を行なえば十分である。このようなブロ
ックに対してだけ上記記憶制御方法を適用することも考
えられるが、ゲートブロックの更新は頻繁に行なわれる
ため、代替ブロックに更に代替ブロックが割り当てられ
、アクセス時間が増加する結果になり易い。

なお、ゲートブロックとは、たとえば取外し可能な媒体
上にファイルを作成して更新処理を行なう場合、処理中
に操作ミス等で媒体を外してしまいそのまま気が付かず
に他のシステムでその媒体を使用することによるファイ
ル破壊を防止するため、ファイルの更新処理前にロック
し、更新処理後にアソロソクするゲートを設けることが
有効であり、このようなゲートを含むブロックのことを
言う。

〔課題を解決するための手段〕

このような課題を解決するために本発明は、有限回の書
換えを許す記憶媒体上に書込み回数を起生ａするカウン
トフィールドを含む・ゲートブロックとこのゲートブロ
ックを指すゲートブロックポインタフィールドを含むラ
ベルブロックとを設け、ゲートブロックの書換え時にカ
ウントフィールドを更新し、カウントフィールドの値が
一定値に達したときは新規に或る記録領域をゲートブロ
ックの領域として確保し、カウントフィールドを初期化
したゲートブロックの内容を新規に確保した領域に記録
すると共に、ラベルブロック内のゲートブロックポイン
タフィールドを新ゲートブロックを指すように更新する
ようにしたものである。

〔作用〕

本発明による記憶制御方法においては、書換え回数に制
限のある記憶媒体が、実効性能を低下させることなく使
用され得る。

〔実施例〕

第１図、第２図は本発明による記憶制御方法の一実施例
におけるファイル更新処理を示すフローチャートである
。ここでいうファイル更新処理には、ファイル中のデー
タの追加・変更という狭義のファイル更新処理の他に、
ファイルの割当て抹消という広義のファイル更新処理も
含める。

ファイル更新処理中に不用意に媒体を取り外し、そのま
ま気付かずに不完全なファイルを使用してしまう混乱を
防止するため、まずゲートのロックを行なう。詳しくは
、第１図のステップ１でゲートブロックの内容を読み出
し、ステップ２で書込み回数を示すカウントフィールド
の内容を１だけ増加させ、ステップ３でゲートをオンに
し、ステップ４でゲートブロックの内容を媒体上に書き
込む。その後、ステップ５でカウントフィールドの値を
調べる。これが書込み回数の制限値以上であれば、この
ゲートブロックの内容を更新できないため、後述の通り
新ゲートブロック作成処理が必要になる。ここでは、カ
ウントフィールドの値は制限値未満であるとして説明を
続ける。

ステップ１〜４で、ゲートのロックが完了したので、ス
テップ７で実際のファイル更新処理を行なうが、本発明
には直接関係しないため、その説明は省略する。

実際のファイル更新処理がステップ７で終了すると、ゲ
ートの解除が必要である。ステップ８でゲートブロック
の内容を読み出し、ステップ９でゲートをオフにし、ス
テップ１０でカウントフィールドの内容を１だけ増加さ
せ、ステップ１２でゲートブロックの内容を記憶媒体上
に書き込む。

ただし、ステップ１１で、カウントフィールドの値が書
込み可能回数の制限値以上のときは、後述のように新ゲ
ートブロック作成処理が必要になる。

なお、ステップ３ではゲートブロックの内容の書込み後
にカウントフィールドのチエツクを行なっているのに（
ステップ４．５）、ステップエ１では逆順なのは、新ゲ
ートブロック作成処理はゲートがオンの状態で行なう必
要があるためである。

新ゲートブロックが必要な場合は、第２図に示すように
、何らかの方法で新ゲートブロックの領域を獲得しくス
テップ２１）、力うントフィールドを初期値「１」に設
定しくステップ２２）、新ケートブロックの内容を書き
込む（ステップ２３）。その後、ステップ２４〜２６で
ラベルブロックを更新する。すなわち、ステップ２４で
ラベルブロックの内容を読み出し、ステップ２５でゲー
トブロノクポインタフィールト”の内容を変更し、ステ
ップ２６でラベルブロックの内容を記ｔａ媒体上に書き
込む。

〔発明の効果〕

以−ヒ説明したように本発明は、ゲートブロックに書込
み回数を記憶するカウントフィールドを設け、また、」
二記ゲートブロックへのポインタを含むラベルブロック
を設け、ゲートブロックへの書込み回数が一定値に達し
たときは新規に確保した領域にゲートブロックの内容を
記録すると共にラベルブロック中のポインタを更新して
、以後は新ゲートブロックの領域をアクセスするように
したことにより、書換え回数に制限のある記憶媒体を有
効、高信頼かつ高性能に使用できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における全体の処理を示すフ
ローチャート、第２図は新ゲートブロック獲得、ラベル
ブロック更新処理を示すフローチャートである。 特許出願人　　　日本電気株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 有限回の書換えを許す記憶媒体上に書込み回数を記憶す
   るカウントフィールドを含むゲートブロックとこのゲー
   トブロックを指すゲートブロックポインタフィールドを
   含むラベルブロックとを設け、前記ゲートブロックの書
   換え時に前記カウントフィールドを更新し、前記カウン
   トフィールドの値が一定値に達したときは新規に或る記
   録領域をゲートブロックの領域として確保し、前記カウ
   ントフィールドを初期化したゲートブロックの内容を前
   記新規に確保した領域に記録すると共に、前記ラベルブ
   ロック内のゲートブロックポインタフィールドを新ゲー
   トブロックの領域を指すように更新することを特徴とす
   る記憶制御方法。