JPH02238736A - 光加入者伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は光加入者伝送システムに係り、特にシングルモ
ード光ファイバを用いて、大容量の情報を加入者に提供
する場合の伝送容量の拡張を円滑に行うために好適な伝
送システムに関する。

【従来の技術】

光ファイバを用いて各種サービスを提供するネットワー
クの例を第４図に示す。センタ１より、光ファイバ２を
通して、各加入者３ヘサービス情報が伝送される。サー
ビスの内容は従来の音声電話に加えて、ファクシミリ，
ペイテレビ，高精細テレビなどがあげられる。この種の
システムとしては、例えば「新しい画像応答システム」
，ＮＴＴ施設，３８巻６号（１　９　８　６年６月）ｐ
ｐ．　２　５　−　３　２、が挙げられる．サービスは
対称形と非対称形に分類できる．すなわち、電話やファ
クシミリのように、センタから各加入者への回線（下り
回線）と加入者がらセンタへの回線（上り回線）の情報
速度がそれぞれ等しいものを対称形と呼び、ペイテレビ
，高精細テレビのように、下り回線の容量の方が大きい
ものを非対称形と呼ぶ． 一般に光加入者システムにおいては、対称形と非対称形
のサービスを多重化して、上りおよび下り回線に伝送す
るので、下り回線の伝送容量の方が上り回線のそれより
も大きくなる。 また、センタと加入者間の信号の伝送には、帯域のきわ
めて広いシングルモードファイバが用いられるので、将
来、加入者がさらに大容量の情報を有するサービスの提
供を希望した場合でも、布設したファイバをそのまま用
い、送受信器のみ大容量の情報伝送用のものに取り替え
ればよい。 この場合、下り回線に用いていた送受信器を、上り回線
用に流用し、これより容量の大きい送受信器を下り回線
用に新設するのが、上り，下り共に新設するよりも、既
存設備の有効活用により経済的である。これを第５図を
用いて説明する。 第５図（ａ）は電話とペイテレビに加入している場合の
センタ１ち加入者３の間の接続側を示したものであり、
上り回線の光ファイバ２−１には，電話器１１よりの音
声信号が、送信器１２によりセンタ１に伝送され、受信
器１３により受信されている。 一方５下り回線には、端子１５に音声信号が、端子１６
にはペイテレビ信号が印加され，多重化装置１７により
多重化され、送信器１８より、下り回線２−２の光ファ
イバにより、受信器１９で受信され、多重分離装置２０
により音声およびペイテレビ信号に分離され、電話器１
１および受像機２１に印加される。 このシステムにさらにファクシミリおよび高精細テレビ
を追加した場合を第５図（ｂ）に示す。 この場合、上り回線には、電話器１１からの音声信号の
ほかに、ファクシミリ装置３１よりのファクシミリ信号
が多重化装置３２により多重化された後センタ側に伝送
される。これはセンタ側で、多重分離装置３３で音声お
よびファクシミリ信号に分離される。 下り回線については、多重化装置５４の端子５１に加え
られる音声，ペイテレビ多重信号，端子５２に加えられ
るファクシミリ信号，端子５３に加えられる高精細テレ
ビ信号が多重化されて伝送される。これが受信側の多重
分離装置５７で分離され、それぞれの受信器に加えられ
る。 第５（ｉｌ（ａ）のシステムを同図（ｂ）に切換える際
には、（ａ）の下り回線用送受信器１８〜１９を（ｂ）
の上り回線用として流用するのが経済的であるが，切換
作業のためかなりの長期間システムの稼動を停止する必
要がある。すなわち、第５図（．）において送信器１８
と受信器１９をはずし，送受信器とおきかえ回線のテス
トを行う．次にその回線に第５図（ｂ）の如く、多重化
装置３２と多重分離装置３３を付加して、上り回線総合
のテストを行う．また、下り回線の光ファイバ２−２に
新たに送信器５５と受信器５６を付加し、伝送テストを
行なった後、多重化装置５４と多重分離装置５７を付加
して下り回線総合のテストを行う。最後に上り下り総合
のテストを行うという手順で、このテストを数加入ある
いは十数加入まとめて行う場合には、１週間程度のサー
ビス中断を必要とする場合もあり得る。 上記の問題点は特開昭６３−１３１７３２号公報に示す
如く、送受信用の光伝送路とは別に、補助光伝送路を予
め布設しておくことにより解決される．これらの光伝送
路は例えば光ファイバで構成される． すなわち、第２図に示した如く、補助ファイバ２−３を
，用意する。 この補助ファイバ２−３を用いて新設の回線の一部を構
成して，サービスを中断することなくこの新設の回線の
テストを完了した後、既設の回線のサービスを切替え、
次に、不用となった既設の回線のファイバーを補助ファ
イバとして、順次切換えることによりサービスの中断を
最低限におさえることが出来る。 以上を第２図を用いて説明すると、補助ファイバ２−３
を用いて、光ファイバ２−２を含む下り回線より、容量
の大きい回線（第２の下り回線）をまず構成する．いう
までもなくこの回線のテストはサービスを中断する必要
がない。この第２の下り回線には、第１の下り回線の情
報を含めて伝送することが出来るから、テストが終了後
、即座に切替えを行ない、サービスを続行することが出
来る。次に不要となった第１の下り回線の光ファイバを
補助ファイバとして用い、第２の上り回線を構成するこ
とが出来る。この場合、送信器１８と受信器１９を入れ
替えることにより、第２の上り回線を構成すると既存設
備の有効活用による経済的効果が得られる．この第２の
上り回線につき、多重分離装置も含めたテストの終了後
、第１の上り回線のサービスを第２の上り回線の１部に
含めることが出来る。 かくして、サービスの中断なくして、あるいはきわめて
短時間のサービス中断により、回線容量の増大を図るこ
とが出来る。不要となった第１の上り回線用光ファイバ
２−１はさらに将来のサービス拡張のための補助ファイ
バとして用いることが出来る。 また合分波器の使用によりファイバの使用本数を低減す
ることも出来る。これを第３図を用いて説明する。同図
（ａ）は既に説明したファイバを３本使用する例である
が、同図（ｂ）の如く２波多重合分波器６０〜６１を用
いる場合はファイバを２本使用するのみで同じ効果を得
ることができる． また、３波合分波器７０〜７１を用いることにより、フ
ァイバを１本にできることも同図（ｃ）より明らかであ
ろう。 同図（ｂ）を用いるか（ｃ）を用いるかは、合分波器の
価格に依存する。すなわち２波の合分波器と３波の合分
波器を比較した場合に、その価格の差が、光ファイバ１
本の価格より小さい場合には（ｃ）を用いる方が有利に
なる。

【発明が解決しようとする課題】

上記従来技術においては、あらかじめ補助の光伝送路を
布設しておく必要があるため余分な経費が必要であった
。本発明は補助伝送路の布設を必要としない光加入者伝
送方式を提供することにある。

【課題を解決するための手段１ 上記目的を達成するために本発明では、システム拡張時
に合分波器を光伝送ｇ路の両端に挿入することによって
補助の伝送路を構成するようにしたものである。 【作用】 光伝送線路の両端に光合分波器を接続することによって
、現用の送受信器はそれに装着されている光源の波長が
、光合分波器の通過域の波長の１つに合致していれば，
そのまま信号の伝送を行うことが出来る．また光合分波
器の通過域の他の波長と、拡張システムの送受信器用光
源の波長とが一致していれば、その波長の光を以て補助
の回線を構成することが出来る。

【実施例１ 以下，本発明の一実施例を第１図により説明する。 第１図（ａ）は合分波器１００，１１０を用いて、第２
の下り回線を構成した例である。送信側の多重化装置５
４は、３人力端子を有し、端子５１に多重化装Ｍ１７の
出力を接続すると、第１の下り回線用のサービスを、第
２の下り回線に含めて伝送することが出来る。端子５２
は，この例ではファクシミリ信号用、端子５３は、高精
細テレビ用である。この多重化装置の出力信号は、送信
器５５に印加される．これは送信器１８よりも大きい容
量の信号を伝送可能である。これが受信器５６により受
信される。この容量はいうまでもなく、受信器１９より
も大きく設計されている。 受信された信号は、多重分離装置５７により分離され、
ファクシミリ装置３１および、高精細テレビ受信器５８
に入力される。この回線は、第１の上りおよび第１の下
り回線のサービスを中断することなくテストを行なうこ
とが出来る．多重分離装置５７の第１の出力端子には、
擬似的に，多重分離装置２０と等価な回路を接続してテ
ストを行うことが出来る。 第１図（ｂ）は、同図（ａ）において、多重化装置１７
の出力端子を多重化装置５４の入力端子５１へ、また、
多重分離装置２０の入力端子を多重分ｎ装置５７の第１
の出力端子へ接続したもので、簡単な切換でそのままサ
ービスを続行することが出来る。 一方、光ファイバ２−２によって接続されていた第１の
下り回線は、送信器１８を加入者側へ，受信器１９をセ
ンタ側へ入れ替え、光ファイバ２一１に挿入した合分波
器１００，１１０を介して第２の上り回線として別途準
備が進められる．加入者側には、音声とファクシミリを
多重化するための多重化装置３２が、センタ側には両信
号を分離するための多重分離装置３３が付加され、実回
線とは独立にテストが実行される。 第１図（ｃ）は、同図（ｂ）において、加入者側の電話
器およびファクシミリ伝送装置の出力端子を、多重化装
置の入力端子に接続し、センタの多重分離装置３３の出
力側をセンタ内に別途設置されている交換機等に接続し
たものである。このような切換えはほとんどサービスを
中断することなしに行なうことが出来る。これにより、
上り回線を、第１の回線からより容量の大きい第２の回
線へと切換える作業が完了した。 なお、不用となった合分波器１００，１１０は、さらに
次期のシステム拡張に際して用いることが出来る。 なお，送受信器１８〜１９の予備を使用することが出来
る場合は、２対の合分波器を用いて、切換えが一度でで
きる．これを第６図に示した。第６図（ａ）では光ファ
イバ２−１および２−２に接続した合分波器１００およ
び１１０を用いて、上りおよび下りの回線を同時に試験
することができる．これが終了した時点でシステムを切
換え，合分波器および旧設備を除去し第６図（ｂ）の如
くシステムの拡張を行なうことができる．第１図および
第６図においてはシステム拡張後台分波器を除去する例
について述べたが、第７図（ｃ）に示した如く、合分波
器を残しておき、次期のシステム拡張時にこれを用いる
こともできる。 合分波器をシステム拡張後残しておく他の例について第
８図に示した。この例においては同図（ｃ）に示した如
く、信号の伝送は光ファイバ２−２および合分波器１０
０，１１０を用いて上り，下り回線同一ファイバ内の双
方向に行なわれ、一方残された光ファイバ２−１は，次
期のシステム拡張時に用いることができる。 以上は、上りおよび下り回線別々に光ファイバを用いて
いるシステムを拡張する場合について述べたが、合分波
器を用いて同一のファイバ内を上り，下り双方向の伝送
を行なっているシステムを拡張する方式について第９図
により説明する。 第９図（ａ）は既存の２波多重の合分波器６０，６１に
さらに同しく２波多重の合分波器１００，１１０を接続
して、これらを用いて拡張のための試験を行なう例であ
る。 これに反し第９図（ｂ）は既存の２波多重の合分波器６
０，６１の代りに、４波多重の合分波器６００，６１０
を用いてシステムの拡張を行なう例である。 【発明の効果】 以上説明した如く本発明によれば、補助伝送線路をあら
かじめ布設する必要がないので経済的なシステムを構成
することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図および第６図〜第９図はそれぞれ本発明の一実施
例を示す図，第２図〜第３図は従来例の説明図，第４図
は本発明が適用される光加入者ネットワークの構成例、
第５図は、第４図より特定の加入者をとり出して見た場
合のサービス容量拡張前と拡張後の回ＩｉＡ構成例を示
す図である。 １・・・センタ、２・・・光ファイバ、３・・・加入者
、１２，１８．５５・・・光送信器、 １３，１９，５６・・・光受信器、 １７，３２．５４・・・多重化装置、２０，３３，５７
・・・多重分離装置、 ６０． ６１， １００， １　１０， ６０ｏ， ６１０・・・光合分波器。 箋２図 竿ｌ国 竿乙図 （ａ−） ？ 第 夕 図 第７ｍ ネ 必 ￥−７ｍ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、センタからの情報を加入者に伝送する第１光伝送路
   と、上記加入者からの情報を上記センタへ伝送する第２
   光伝送路とから成る光加入者伝送システムにおいて、シ
   ステム拡張時に光伝送路に光合分波器を挿入することに
   より新たに補助伝送路を構成することを特徴とする光加
   入者伝送方式。 ２、特許請求の範囲第１項において、第１または第２光
   伝送路のいずれか一方に光合分波器を挿入することを特
   徴とする光加入者伝送方式。 ３、特許請求の範囲第１項において、第１および第２光
   伝送路の両者に同時に光合分波器を挿入することを特徴
   とする光加入者伝送方式。 ４、特許請求の範囲第１項において、前記第１、第２お
   よび第３光伝送路は、それぞれ光ファイバーで構成され
   る光加入者伝送方式。 ５、特許請求の範囲第１項において、前記第１および第
   ２光伝送路は、１本の光ファイバとその両端に接続され
   た光合分波器とから成る光加入者伝送方式。 ６、特許請求の範囲第５項において、既に接続されてい
   る光合分波器の代りに、多重数を増加した光合分波器を
   用いることを特徴とする光加入者伝送方式。