JPH02235755A - 電界カーテンプリンタ - Google Patents

電界カーテンプリンタ

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JPH02235755A
JPH02235755A JP5819489A JP5819489A JPH02235755A JP H02235755 A JPH02235755 A JP H02235755A JP 5819489 A JP5819489 A JP 5819489A JP 5819489 A JP5819489 A JP 5819489A JP H02235755 A JPH02235755 A JP H02235755A
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JP
Japan
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ink
electric field
orifice
electrode
electrodes
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JP5819489A
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English (en)
Inventor
Hideo Yasutomi
英雄 保富
Hisashi Miyouchin
明珍 寿史
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電界カーテンを利用したプリンタに関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、前記電界カーテンプリンタとして、本出願人によ
り特開昭62−111753、62−111754号公
報で提案されているものがある。
この電界カーテンプリンタの基本構成及び動作について
、プリンタヘッドを表わした第33,34図を参照して
説明する。
プリンタヘッド200において、絶縁材料で構成された
インクタンク201にはノズル202が設けてあり、該
ノズル202の開放端にオリフイス203が設けてある
。インク204は、予め帯電した荷電カラー粒子を分散
した高抵抗のインク、又は帯電可能なインクが使用され
、インクタンク201内に収容されている。一対の電極
205,207はオリフィス203の近傍に、ノズル2
02の中心線に関して相互に対向するように配置してあ
り、一方の電極205は交番電源に接続され、他方の電
極207はスイッチ208を介して接地されている。
以上の構成を備えたプリンタヘッドでは、スイ・ノチ2
08が開いている第33図の状態では、オリフィス20
3と電極205.207との間に位置するインク204
に、該インク204をオリフイス203から押し出す力
F,と、これに対抗してインク204をオリフィス20
3内に押し戻す表面張力F,とが作用する。ここで、F
,とF3をつり合うようにしておけば、インク204は
オリフィス203から押し出されることはない。
次に、メモリ209からのイメージ信号に対応して制御
回路210によりスイソチ208を閉じると、インク2
04中の荷電粒子に電界カーテン力F,が作用し、オリ
フィス203と電極205.207の間に位置するイン
ク204は、インク滴204aとなってオリフィス20
3から飛び出し、記録媒体211に付着する。なお、電
界カーテン力とは時間的、空間的に不平等な交番電界に
よって荷電物質が受けるクーロン力を意味し、交番電界
としては定在波と進行波とが使用される。詳しくは前記
公報に説明されている。
このように、電界カーテンプリンタでは、プリンタヘッ
ド200に設けた電極205,207にイメージ信号に
対応して交番電圧を印加し、これによって形成される電
界カーテンに基ついてインク204を飛翔させるように
している。
したがって、インクタンクに圧電素子を設けてノズル内
のインクタンクを加圧飛翔させるステム方式、カイザ一
方式、またはパルスジェット方式のプリンタに比べて小
さな作用面積で大きな体積変化を生み出せることから、
装置の小型化を図ることができるという利点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記プリンタヘッド200では、インク
飛翔後の空きスペース212に後方からインク204が
補充されることになるか、インク204をオリフィス2
03側に積極的に移送する手段を備えていないために、
補充にかかる時間が長く、スイッチングの周波数応答を
高くするにも限界がある。
また、インク204を飛翔させる力は対向する電極20
5,207間に形成される電界カーテン力にのみ依存す
るので、静止状態のインクを飛翔させるためには、ある
程度以上の電圧を電極205,207に加える必要があ
る。そのため、僅かな電圧で小さなインク滴を飛翔させ
るということができず、ドット径が大きくなり階調性に
劣るという欠点がある。さらに、各ドット毎の駆動用I
Cも高電圧を必要とするのでコスト高になる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記従来の電界カーテンプリンタ有する欠点
を解決し、応答性、階調性に優れた画像を形成すること
ができるプリンタを提供するためになされたもので、一
実施例を示す第1.  2図を参照して説明すると、 印刷材料を被記録媒体上に供給して記録させる電界カー
テンプリンタにおいて、 a、絶縁材で構成されたノズル(l6)と、b.前記ノ
ズル(l6)内に供給された印刷材料〔インク)(In
)と、 C.前記ノズル(16)の開口部近傍で印刷材料(I 
n)を挾んで両側又は片側に配置された少なくとも2つ
の電極(5,6.7)を有し、ノズル開口部近傍の印刷
材料に開口部〔オリフィス](17)に進行する電界カ
ーテン力を付与する第1の電界発生手段(5,6,7.
8)と、d.前記ノズル(l6)の近傍に配置された少
なくとも一つの個別電極(14)を有する第2の電界発
生手段と、 e.前記個別電極(14)に画像信号に応じて電圧を印
加する制御手段(l5)と、 を設けたものである。
〔作用〕
前記構成を備えた電界カーテンプリンタでは、第1の電
界発生手段(8等)によってノズル(I6)内の印刷材
料(In)には、開口部(l7)に向かって進行する進
行波電界カーテン力が周期的に作用する。
ここにおいて、進行波電界カーテンカの周期とは、電界
カーテン発生のための駆勤用電源の周波数のみに依存す
るわけでなく(駆動用電源周波数と等しくなる場合もあ
るが)、ノズル形状、ノズル径、電極形状に基つく共鳴
、うなり等の現象により変化することかあり、また使用
するインク等による依存もある。
制御手段(I5)から第2の電界発生手段の個別電極(
l4)に画像情報に応じた電圧が印加されると、個別電
極(14)と電極(7)との間に形成される電界カーテ
ンによって印刷材料(In)は開口部(l7)に向かう
力が付与され、開口部(l7)を介して空中に飛翔する
。ここで、画像の階調は電圧の大きさによって制御でき
るが、一定電圧を印加しておき、印加時間を変化するこ
とによって階調を制御することもできる。
〔実施例〕
以下、本発明の具体例を添付図面を参照して説明する。
1.第1実施例(第1〜3図参照) 《構成》 本実施例のプリンタヘッド1は、概略、絶縁材からなる
上パネル2と下バネル10とで構成されている。上パネ
ル2は絶縁性基体3の上面を絶縁膜4で被覆したもので
、前部には3つの電界カーテン発生用の電極5,6.7
がこの順序で前端部に向力じて配置され、各電極5,6
.7の絶縁性基体3の下面から露出する部分は絶縁性被
膜5a,6a,7aで被覆されている。また、電極5,
 6. 7は3相交番電源8に相順方向に接続されてい
る。
下パネルlOは絶縁性基体1lの下面に絶縁膜l2を設
けたもので、第3図に示すように、絶縁性基体11の上
部には複数のスリット13か形成され、各スリットl3
の開口部近傍の底部に電極(個別電極)14が配置して
あり、各電極14は印字制御回路I5に夫々接続してあ
る。
前記上パネル2と下パネル10は、第3図に示すように
、上下に重ね合わされ、各スリット13に対応してノズ
ル16が形成されるとともに、ノズル16の開放端にオ
リフイス17が形成される。
なお、ノズル16は図示しないインクタンクに連絡され
、そこからインクinが供給される。
インクlnは、予め帯電した荷電カラー粒子を分散した
高抵抗のインク、又は帯電可能なインクか使用される。
この帯電可能なインクとは、電極からの電子、ホールイ
オン等の電荷注入帯電、静電場内における誘起帯電、壁
材、電極等の接触による接触帯電、インク内部での分極
による帯電、極性基を有することによる帯電等によって
帯電され得る種々のインクを指す。
《動作》 以上の構成を備えたプリンタヘッド1では、電界カーテ
ン発生用の電極5, 6. 7に交番電源8より相順方
向(すなわち、進行波の進行方向)に電圧Φ1,Φ,.
Φ3を夫々印加すると、各電極5,6,7間及びその周
囲の空間に、点線で示すように、オリフィス17側に進
行する進行波不平等電界列l8が形成される。
当初インクInはノズル16内を毛管現象により移動し
、これによりノズル内壁と接触することによって若干の
電荷を帯びるようになり(トリが電圧)、これがトリガ
となってオリフィス17側に進行する進行波電界カーテ
ンカP,を周期的に受ける。また、この力は交番電源8
がオンとなっている間はオリフィス内のインクInは常
に受けることとなる。さらに、インクInには後方から
の送液圧又は液面との水頭差に基づく圧力P,が作用し
ており、オリフィス17において、このオリフィスl7
からインクInを押し出そうとする力(P.十P,)と
、ノズルl6内にインクInを押し戻そうとする表面張
力P3か作用し、電源8の出力を調整することにより、
インク1ロはオリフィスl7からまさに飛び出さんとす
る限界状態で保たれている。すなわち、オリフィス17
内は揚圧状態となっている。
この状態で、画像情報に基づいて印字制御回路15から
個別電極l4に電圧を印加してインクInに電荷を注入
すると、個別電極14とその上方において対向する電界
カーテン発生用の電極7との間に定在波電界カーテン1
9か形成され、オリフィスl7ど電極7,l4の間に位
置するインクInにはオリフィスI7側に向かう電界カ
ーテン力(クーロン斥力)P4が作用し、均衡を破って
荷電量に応じた量のインク滴In’ が空中に飛翔し、
記録紙Sに記録される。
ここで、ノズル16中のインクInは進行波電界カーテ
ンによって常に周期的にオリフィス側に向かう移送作用
を受け、飛翔しない限界状態で保持されているので、個
別電極l4から僅かな電荷か注入されただけでもその注
入頂に応じた大きさのインク滴が空中に飛翔する。した
がって、飛翔するインク滴In’ の大きさは、個別電
極l4に印加される電圧に対応したものとなる。
1ドット分のインク滴In’ が飛翔後、オリフィス1
7の後方に形成された空洞部には後方からインクInが
補充される。このとき、インクInは先に説明したよう
にトリガ荷電され、進行波電界カーテンl8によってオ
リフィス17側への移送力を受けているので、インク滴
が飛翔する。一般に、出力周波数を高くした場合、飛翔
液滴径は小さくなる。
また、個別電極l4は、第l因に示すように、初期状態
と同様に接地され、インクIn中の残留電荷がイレース
される。ただし、インクが誘起帯電、内部分極等のみに
よって帯電されるものである場合、接地は必須ではない
なお、インクIn中に電荷を注入する場合、般にマイナ
ス極性の電荷の方が易勤度が速いので、個別電極l4に
はマイナス電圧を印加することが好ましい。もちろん、
物性を調整してプラス極性の電荷の方が移動し易くした
インクの場合にはプラス電圧を印加する。
■,第2実施例(第4,5図参照) 本実施例のプリンタヘッド20は、前記実施例と同様に
、絶縁材からなる上パネル2lと下パネル22との間に
ノズル23を形成したもので、下パネル22の前部に各
ノズル23に対応して個別電極25が設けてあり、電極
25は印字制御回路26に接続されている。プリンタヘ
ッド20の上面及び下面には、ノズル23と直交する方
向にコイル2 7 a, 2 7 b. 2 7 c,
 2 7 a’, 2 7 b’, 27c’が巻回し
てあり、これらは2つおきに結線されて3相交番電源に
夫々接続されている。第5図は実際には紙面垂直方向に
ヘッド長手方向の長さを有するものである。
前記プリンタヘッド20では、コイル27a,27b.
27C,27a’.27b’,27c’に交番電圧Φ1
,Φ,,Φ3を相順方向に印加すると、オリフィス24
側に進行する進行波交番不平等電界列が形成され、荷電
インクInはオリフィス24側に向かう電界カーテン力
を周期的に受ける。
そして、オリフィス24において、インクInはオリフ
ィス24から辛うじて飛翔しない状態に保持される。
この状態で個別電極25に電圧を印加すると、この個別
電極25と上バ不ル2l上のコイルとの間に定在波電界
カーテンが形成され、オリフィス近傍のインクInは開
口部に向かう電界カーテン力を受けてオリフィス24が
ら空中に飛翔する。
なお、電界カーテン発生用の電極として、第5図に示す
ように、3本のコイル29a,29b,29cをパネル
21.22の外周に螺旋状に巻回してもよい。
《印字制御回路》 (第6.7図参照)前記第1.  
2実施例の印字制御回路15.  26について説明す
る。
ホストコンピュータ、イメージリーグ、ビデオカメラ、
スチルビデオカメラ等から人力される画素分割された画
像記録情報は、先ずノズル制御回路30において演算処
理されて画素ごとに階調を持ったディジタル信号として
出力され、D/A変換器31でアナログ信号に変換され
る。このアナログ信号は、シフトクロツク[SC]に同
期シてアナログシフトレジスタ33に順次転送され、l
ライン分のアナログ画像信号がアナログシフトレジスタ
33に保持される。アナログシフトレジスタ33内の1
ライン分のアナログ画像信号は、画素単位で出力されて
変換器34に入力され、変換器34で電圧値に対応した
パルスデータに変換される。そして、各別のアンドゲー
ト35に対するノズル制御回路30からのライン信号[
LC]が1ラインの記録中“H”レベルになることによ
って、DC電源38と慢数の個別電極B l+ 〜.B
nとの間に介装された各別のアナログスイッチ36と増
幅器37が、変換器34からのパルスデータに応じて駆
動され、対応する個別電極B l+ 〜+Bnに、各パ
ルスデータの電圧に対応したDC電圧が印加される。
■.第3実施例(第8図,第9図(a), (b)参照
)本実施例のプリンタへッド40では、上パネル41の
内面に痕数の電界カーテン発生用電極42a,・・・が
設けてあり、2つおきに結線されて3相交番電源43に
接続されている。なお、前記電極42a等の露出面は、
絶縁被膜によって被覆されている。
一方、下パネル44には各ノズル49ごとにオリフィス
近傍に個別電極45が設けてあり、該個別電極45は印
字制御回路46に接続されている。
個別電極45の後方には予備電荷注入用電極47が設け
てあり、該予備電荷注入用電極47は駆動回路48に接
続されている。そして、印字制御回路46と駆動回路4
8には、共に画像情報が入力されるようになっている。
前記プリンタヘッド40では、各電界カーテン発生用電
極42a,・・に3相交番電源より電圧が印加され、オ
リフィス49aに向って進行する進行波不平等交番電界
が形成され、インクInは周期的にオリフィス側に移送
作用を受ける。
次に、印字制御回路46及び駆動回路48に画像情報が
入力される。画像情報はもちろん入力用のデバイスの能
力に応じたデータ数に限定されるが、例えば光学式CC
Dセンサによって256階調/ドットの能力を持たせる
ために、画像情報は1ドット分のデータか12ビットの
信号で構成されており、先ず最初に人力されるスタート
ビットと、その次に入力されるバリティピットを検出し
ている間だけ駆動回路48が予備電荷注入電極47に電
圧を印加し、インクIn中に予備電荷注入を行いインク
を荷電する。ただし、インク自体の電気抵抗値がIXI
O5Ω・cm以下の場合には、電極47と電極45を同
時にオンさせると通電発熱しやすくなり、インクに気泡
を生じインク飛翔の妨げになることもあるので、電極4
7をオンさせた後適当な時間をおいて電極45をオンす
ることが望ましい。
印字制御回路46ではバリティビットの後に入力される
8ビットのデータピットより画像情報を読み取り、それ
に応じた電圧を個別電極45に印加し、該個別電極45
とこれに対向する電界カーテン発生用電極428等との
間に定在波電界カーテンを形成し、電極45、42aと
オリフィス49aとの間に位置するインクにオリフィス
側に向かう力を付与し、オリフィス49を介して空中に
飛翔させる。このように、プリンタヘッド40では、予
備的にインクInに電荷が注入、又は電荷誘起されるの
で、特に電気抵抗:lXl07〜8Ω・cm以上の高抵
抗インクでも、電荷の移動を促進し、応答遅れな《飛翔
させることができる。もちろん、予備電荷注入用電極4
7に印加される電圧は、予備電荷注入によってオリフィ
ス49aからインクが吐出しない値に制御される。
■.第4実施例(第lO図,第9図(c)参照)本実施
例のプリンタヘッド50では、下パネル5lのオリフィ
ス側に個別電極52を設け、該個別電極52が印字制御
回路53に接続してある。
一方、個別電極52に対向して上パ不ル54にはインク
チョノパ電極55が設けてあり、該インクチョッパ電極
55は駆動回路56に接続されている。なお、電極55
は絶縁膜55aで被覆されている。
また、下パネル5lと上パネル54の周囲には、前記第
2実施例と同様に、コイル57a,57b,57c,5
7a’,57b’,57c’が並列に巻回してあり、2
つおきに結成して3相交番電源58に接続されている。
前記プリンタヘッド50では、コイル57a,・・・は
電源58から夫々電圧が印加され、これらコイル57a
,・・・の間及びその周囲に進行波電界カーテンが形成
され、ノズル59内のインクInはオリフィス59a側
に向かう移送作用を周期的に受ける。
この状態で個別電極52に画像情報に応じた電圧を印加
すると、電極52とオリフィス59aとの間に位置する
インクinがオリフィス59aを介して空中に飛翔する
駆動回路56は、第9図(a),(c)に示すように、
画像情報として入力される1ドット分データの最後のス
トップビットに対応して、所定のインクチョソパ電圧を
印加する。このインクチョッパ’M圧は、コイル57a
等に印加される電圧よりもピークツーピーク値で約1.
5倍程度としてある。
インクチョッパ電圧が印加されることにより、オリフィ
スから吐出するインクのきれが良くなり、オリフィスか
らのインクの垂れが防止される。
■.第5実施例(第If図参照) 本実施例のプリンタヘッド60は、上バネル6lに設け
た2つの電界カーテン発生用電極61a,6lbが単相
交番電源63a,63bに夫々接続され、電極61a,
6lbに90’位相のずれた交番電圧が印加されている
下バネル64には電極61aに対向して個別電極65が
設けてある。
電ti61aと65の間には、予備電荷注入用電極67
が設けてある。
以上の構成を有するプリンタヘッド60では、電極61
a,6lbの間及びその周囲に定在彼電界カーテンか形
成され、インクInはオリフィス69に向かって移送作
用を受ける。
また、予備電荷注入電極67には駆動回路68より電圧
が印加され、インクInに対して予備的に電荷が注入さ
れる。電荷注入のタイミングは、第3実施例における予
備電荷注入タイミングと同一である。
かかる状態で、印字制御回路66から個別電極65に画
像情報に応じた電圧を印加すれば、予11i#電荷注入
用電極65とオリフィス69aとの間の位置するインク
Inが空中に飛翔する。
なお、予備電荷注入用電極67は各ノズル69の側壁を
貫通して設けてお《。もちろん、各ノズル69に個別に
設けても差し支えない。
■.第6実施例(第12図参照) 本実施例のプリンタヘッド70では、上バネル7lと下
パネル74の先端部分に絶縁材からなるオリフィス板7
7が取り付けてあり、該オリフィス板77に円錐台は角
錯台状の開口部を設け、これをオリフィス77aとして
ある。このオリフィス仮77は、例えば液晶ボリマーで
形成される。
下パネル74には、電界カーテン発生用の3つの電極7
5a,75b,75cが設けてあり、これらは交番電#
76に接続してある。そして、前部と後部の電極75a
,75cは下パネル内に埋設され、中央の電極75bだ
けがノズル78内に露出させてある。一方、上バ不ル7
1には個別電極72が電極75aと対向して設けてあり
、印字制御回路73に接続してある。
オリフィスの対同部にはバイアスプラテンローラ79が
矢印方向に回転するように設けてあり、該バイアスプラ
テンローラ79にはインクInの荷電極性と異なる極性
の直流バイアス電圧か直流電源79aより印加されてい
る。
前記プリンタへッド70では、電界カーテン発生用電極
75a,75b,75cに3相交番電圧を印加すると、
電極7 5 a,  7 5 b,  7 5 c間及
びその周囲にオリフィス77Hに向かって進行する進行
波不平等交番電界が形成される。ここで、中央の電極7
5bはインクInと直接接触しているので、そこに形成
される電界は著し《太き《、インクInか電界により受
ける移送力は大きい。
したがって、個別電極72に僅かな電圧を加えるだけで
インクInは飛翔する。また、飛翔した荷電インクは、
これと逆極性の電圧が印加されているバイアスプラテン
ローラ79に電気的に引かれるので、インクInの飛翔
距離が著しく長《なる。
飛翔したインクInはプリンタヘッド70とハイアスプ
ラテンローラ79との間を運ばれる記録紙Sに記録され
る。
なお、オリフィス先端内部を導電材で形成し、第4実施
例と同様に、オリフィスにインクチョッパ電圧を印加し
、これによりインク垂れを防止するようにしてもよい。
■.第7実施例(第13.14.15図参照)本実施例
のプリンタヘッド80では、上パネル81と下バネル8
2の間に、オリフィス85に対向して回転子84か設け
てある。
回転子84はステンレスで形成されており、外周部には
軸方向に連続的に(第14図参照)、又は一定間隔ごと
(第15図参照)に、例えば二酸化ケイ素膜を蒸着した
親水パターン84aが、回転方向に設けてあり、この親
水パターン84aの周りがステンレス面を露出して疎水
パターン84bとしてある。
一方、上バネル81と下バネル82のオリフィス近傍に
は、電界カーテン発生用電極86、個別電極88が夫々
設けてあり、ノズル83の後部に進行波不平等電界を形
成する電界カーテン発生用電極(図示せず)が設けてあ
る。
なお、親木パターン84aを不連続パターンとする場合
は、親木パターン84aと個別電極88を1対1の関係
に対応させてお《。
以上の構成を有するプリンタヘッド80では、ノズル8
3内のインクInは進行波電界カーテン発生用電極で形
成される電界によってオリフィス85に向って移送作用
を受ける。
回転子84は矢印方向に回転し、インクInは親水パタ
ーン84aの移動と共にライン化、又はドット化された
状態でオリフィス85の対向部に搬送される。
上パネル8lの電極86に電源87より交番電圧を印加
し、下パネル82の電極に印字制御回路89から画像情
報に応じて電圧を印加すると、前記親木パターン84a
に応じて送られてくるインクInが、電極86.88の
間に形成される定在波電界カーテンによってすりフィス
85に向かう移送力を受け、オリフィス85を介して空
中に飛翔する。
なお、回転子84が1回転する時間は、1ドットの最大
階調データを送って吐出するまでの時間に対応させてお
く。また、親水パターン84aの周方向の数は、最大階
調データ数とl対lの関係を有するか、又はそれ以上と
しておく。
このようにすれば、個別電極88の電荷注入に対応して
確実にインクが飛翔されるので、吐出応答性が向上し、
記録速度を速くすることができる。
また、オリフィス85の対向部に送られてくる単位時間
あたりのインク量が安定し、ドット粒径が均一となり、
解像力及び再現性が向上する。
回転子の外周部に親木、昧水パターン84a,84bを
作る方法は前述の方法に限られるものでなく、回転子8
4の外周部をポリテトラフルオ口エチレン等のフッ素系
樹脂で疎水処理し、その一部を酸素プラズマ処理により
親水パターン84bとするようにしてもよい。また、回
転子本体を絶縁物で形成し、回転子84の外周面に軸方
向に沿って導電材で櫛形のパターンを形成し、その上を
絶縁被膜で均一にコーティングし、前記櫛形パターンに
交番電圧を印加しながら回転することによって進行波不
平等電界を形成し、回転子84の回転とともに積極的に
インクをオリフィスの近傍に搬送するようにしてもよい
。このようにすれば、インクの吐出力が向上し、高抵抗
インクでも応答良《吐出させることができる。
■,第8実施例(第16.17図参照)本実施例のプリ
ンタへッド90は、インク室が各個別電極に対応して仕
切られていないスリットタイプのノズルを有するもので
、上バネル91には画素単位にオリフィス側から3つの
電界カーテン発生用電極92a,92b,92cが設け
てあり、これら電極92a,92b,92cは絶縁被膜
93で覆われている。電界カーテン発生用電極のうち後
方2つの電極92b,92cは夫々オリフィスに向かっ
て平行に配列された小電極92b’, 9 2 b”、
93b“,93b’で構成されている。
下パネル95の内面には、開放端側の電極92aに対向
して個別電極9Gが設けてある。
前記構成からなるプリンタヘッド90では、電界カーテ
ン発生用電極92a.92b.92cに3相交番電圧を
印加すると、これら電極間及びその周囲に形成される進
行波不平等電界によってインクInはオリフィス側に向
かって移送作用を受ける。
このとき、電極92b,92Cは夫々2つの小電極9 
2 b’, 9 2 b“、9 2 c’, 9 2 
c’で形成されているので、電界のエッジ部密度が上が
り、インクInは集中的に誘導分極を引き起こし、不平
等交番電界列に対して強力な斥力を受ける。したがって
、個別電極96に画像情報に応じた電圧の信号を印加す
ることにより、オリフィス側に向かって集中的に移送さ
れ、高速移動してオリフィス99から飛翔する。
IX.第9実施例(第18〜24図参照)本実施例のプ
リンタヘッドは上パネル(図示せず)にノズル仕切壁を
設け、該仕切壁の下面に下パネル100を接着して構成
されており、各ノズルに対応して下パネル100の内面
(上面)に電極パターン101が設けたものである。電
極パターンlotにおいて、ノズルの開放端側に個別電
極102が配置してある。個別電極102の後部には、
小電極105,106を有するコ字状の電極104と、
これと同様に小電極108,109を有するコ字状の電
極107とが、前記小電極が個別電極102から109
,106,108,to5の順序で平行となるように配
置してある。
個別電極102はスイッチを介して電源1.0 3に接
続され、電極104は接地され、電極107はスイッチ
を介して電界カーテン発生用交番電源110に接続され
ている。
前記プリンタヘッドでは、電界カーテン発生用電源11
0より電極107に交番電圧が印加されると、小電極1
08,109と接地されている小電極105.106と
の間に定在波不平等電界列が形成され、インクはオリフ
ィス側に向かう移送力を受ける。この状態で、印字制御
回路(図示せず)からの画像情報に応じてスイッチを開
閉し、電源103から個別電極102に電圧を印加する
と、該個別電極102とその後方の電極109との間に
形成される電界カーテンカによってインクはオリフィス
を介して空中に飛翔する。
電極パターン101及び電源は、第19図に示すように
してもよい。すなわち、電源112に接続された個別電
極ll1の後方に2つの電極113,114を設け、こ
れら電極113.114に電[115,116から夫々
90°位相をずらした交番電圧を印加するようにしても
よい。なお、電界カーテン発生用の電極113,114
は、第21図から第24図に示すl 13a,1 14
a、113b.114b、l 13c,l 14c,1
13d,114dのようにすれば、電界カーテンが指向
性を有する状態で形成され、インクの移動性、吐出性が
向上する。
X.第10実施例(第25図参照) 本実施例のプリンタへノド120では、上パネルl2l
に個別電極122が設けてあり、該個別電極122はア
ナログ光情報部123に接続されている。下バネル12
4には、複数の柱状電極125がプリンタへ・ノド12
0の先端面と平行に埋設され、これら柱状電極125は
2つおきに結線され、夫々3相交番電tAl26に接続
されている。
前記プリンタへッド120では、下パネル124の電極
125に電圧が印加されると、電極125の間及びその
周辺に進行波不平等電界が形成され、ノズル127内の
インクInはオリフィスl28に向かって周期的に移送
力を受ける。
また、アナログ光情報部123にレーザ光又は原稿から
の反射光が照明されると、その光量に応じた電圧の信号
が個別電極122に出力され、個別電極122はインク
【n中に電荷を注入し、個別電極122の対向部とオリ
フィス128との間に位置するインクInを空中に飛翔
させる。なお、個別電極122は図示しないクロックで
所定時間ごとに接地され、インクの吐出は断続的に行わ
れる。
前記アナログ光情報部123への照明は、複写機の場合
、次のようにして行われる。すなわち、第26図に示す
ように、光源132から原稿台ガラス130上の多色原
稿131に照明された光の反射光か光ファイバ133を
介してプリズムl34に入射され、該プリズム134で
分光された光のレッド(R)、グリーン(G)、ブルー
(B)成分がレッド、グリーン、ブルーのインクを備え
たプリンタヘッドのアナログ光情報部123に夫々照明
される。
アナログ光情報部123の制御回路を第27図に示す。
制御回路140において、光電変換部141は3つのカ
ラーセンサを備え、これらのカラーセンサに前記分光さ
れた(R ), (G ), (B ’I成分が夫々照
明される。
カラーセンサは、照明光の光量に応じた電圧信号をシフ
トレジスタ142に出力する。なお、シフトレジスタ1
42への出力はクロック143で所定時間ごとにリセッ
トがかかり、シフトレジスタ142に1ライン分の画像
信号が保持される。
シフトレジスタ142内の画像信号は、増幅器144で
増幅され、A/D変換Ul45でデジタル化された状態
で電荷注入用個別電極146に出力される。
M.パネルの製造 痕数のノズル用スリットを有する上又は下パネルの製造
について第28〜31図を参照して説明する。
(i)第1の方法(第28図参照) a.ガラス板150の上にスパッタリングでクロム膜1
51をスクリーン印刷し、その上に感光性の膜(フォト
レジスト)l52を塗布し、乾燥後、所定のマスクパタ
ーン153を重ねて紫外線l54を照射する。これによ
りマスクパターン153の開口部に対応する部分のクロ
ム膜151、フォトレジスト152か除去され、マスク
パターン153の遮蔽部に対応する部分のクロム膜15
1a、及びフォトレジスト152がガラス板150上に
残る。
b. 次に、クロム膜151aの上に残るフォトレジス
ト152をエソチングなどの化学処理によって除去し、
洗浄する。
C.続いて、ガラス板150上に所定の層厚となるよう
にフォトレジスト155を塗布し、マスクパターン15
3を介してクロム膜151a上に紫外線を照射し、クロ
ム膜151aを露出させるとともに、該クロム膜151
aの両側にフォトレジストの壁155aを形成する。
d. J[に、ガラス150上に残ったフォトレジスト
の壁155aを熱硬化する。
(11)第2の方法(第29図参照) a.シリコン板160上にフォトレジスト161を塗布
し、乾燥させる。
b.次に、マスクパターン〔第28図(a) 参照〕を
重ねて紫外線を照射し、前記フォトレジスト161及び
シリコン板160に溝162を形成し、シリコンエッチ
ングによりシリコン160の表層部を熱酸化して絶縁層
163とする。
C.続いて、スパッタリングにより前記溝部I62及び
フォトレジスト161の表面にクロム層164を形成す
る。
d.最後に、フォトレジスト剥離液とクロムエッチング
液によりフォトレジスト161及びその表面のクロム膜
を除去したのち、洗浄する。
(iii)第3の方法(第30図参照)a,マシーナブ
ルセラミック板170の表面にフォトレジスト171を
塗布し、乾燥させる。
b.次に、ダイシングソ−(図示せず)で溝部172を
形成する。
c. FAいて、スパッタリングにより前記溝部l72
及びフォトレジスト171の表面にクロム層173を形
成する。
d,最後に、フォトレジスト剥離液とクロムエッチング
液によりフォトレジスト171及びその表面のクロム膜
を除去したのち、洗浄する。
(iv)第4の方法(第31図参照) a.マシーナブルセラミック板180の表面にダイシン
グソー(図示せず)で溝部181を形成する。
b.次に、前記溝部181を形成したマシーナブルセラ
ミック板180を金型として、その溝部18lを形成し
た面に液晶ボリマー182を塗布し、乾燥、硬化させる
c.続いて、前記セラミック板180から硬化した液晶
ボリマー板182を取り外し、該ボリマー板182の溝
部183にアルミニウムイオンプレーティング法で電極
」84を形成する。なお、このとき、ポリマー板の凸部
はマスクしてお《。
(v)その他 以上のようにして製造されるパネルの各部の寸法は、例
えば 壁のピンチ ・・・ 60μm 溝幅    ・・・ 30μm 溝深さ   ・・・ 30μm 溝長さ   ・・・ 5龍 とする。
■.使用材料等 (i)絶縁性基体 各プリンタへノドを構成する上パネル、下パネルの絶縁
性基体は、飽和ポリエステル樹脂、ボリアミド樹脂、ア
クリル樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体、イオン架
橋オレフイン共重合体(アイオノマー)、スチレンーブ
タジエンブロック共重合体、ポリカーボ不一ト、塩化ビ
ニルー酢酸ビニル共重合体、セルロースエステル、ポリ
イミド等の熱可塑性樹脂;光硬化性樹脂;ポl−N−ビ
ニル力ルバゾール、ポリビニルビレン、ポリビニルアン
トラセン等の樹脂;液品ポリマー;液晶ボリマーとの混
合物、からなる樹脂、又はこれらを適宜混合したものが
使用される。
なお、前記樹脂は単独で測定した場合に1.0x l 
Q l 3Ω・cm以上の体積抵抗を有することか望ま
しい。また、前記樹脂以外に、シリカ系のガラス類;マ
ミーナブルセラミック等のセラミック類;フェライト材
等も使用できる。さらに、前記樹脂に10〜60w(%
程度の割合でガラスファイバーティスモ(チタン酸カリ
ウム,ポリテトラフルオ口エチレン)(F系樹脂)など
の添加剤を加えてもよい。
ここで、ガラスファイバー、ティスモを加えると強靭性
、寸法精度、親水性か良くなり、ポリテトラフルオロエ
チレンを加えると撥水性が向上する。
(11)絶縁膜 上パネル、下パネルの外面に設ける絶縁膜は、ポリイミ
ド樹脂が使用され、塗布・焼成して8μmの厚さとする
( iii )電極保護用絶縁膜 電界カーテン発生用電極等のインク接触面を保護する絶
縁膜は、耐インク性を有する液晶ポリマー〔例えば、エ
コノールE602:  (株)住友化工社製〕を使用し
、厚さは5μm程度とする。
(1v)電界カーテン発生用交番電源 電界カーテン発生用の交番電源は、周波数コ3KHz、
ピークツーピーク電圧(Vp−p):2 0 0 Vを
出力するものが使用される。なお、交番波形は矩形波、
三角波、ノコギリ波でもよい。また、交番電源は3相交
流でもよいし、慢数の単相交流を用い、これらの位相を
違えるようにしてもよいし、要するにノズルの後部から
オリフィスに向かう電界カーテンを形成することができ
るものであればよい。
(v)電極 個別電極、電界カーテン発生用電極は、単なる長方形板
材ではなく、先端部分に尖った部分を有する平面形状〔
第32図(a)〜(h)) 、断面形状〔第32図(i
)〜(n)〕としてもよい。
下記の構造、形状を有する電極を用いて、プリンタのの
特性について実験を行った。
イ.電極形状 電極  平面形状   断面形状 1   第32図(a)     長方形■     
〃     第32図(k)■  第32図(e)  
   長方形■  第32図(b)    第32図(
j)■  第32図(e)     長方形■   長
方形      /l ■    〃       〃 唄実験項目 a.インク滴の飛翔距離 個別電極に一定の電圧(IOOV)を印加し、インク滴
の最大飛翔距離を測定した。
b、吐出周波数応答性 個別電極に印加する交番電流の周波数を調整し、インク
滴が正常な形、大きさで記録紙に記録される場合の吐出
応答周波数を調べた。
C.解像度(信頼性) 一辺の長さが50μmの正方形オリフイスを100μm
の間隔で50個並べたプリンタヘソドを固定し、所定の
電圧条件で何個のドyトが潰れることな《記録紙に記録
されたかを調べた。
d,階調度 解像度の試験と同一のプリンタヘッドを用い、電極に4
4V〜300Vの電圧を4Vきざみ〔64階調(6ビッ
ト月で印加し、記録紙に付着したインクの反射濃度の識
別可能な階調度を調べた。
e,繰返し耐久性 一定の画質を保ちながら、繰返しパターン像のプリント
可能な限界パルス数について調べた。
〔以下余白〕 この表に示すように、尖った形状の電極1 −Vでは、
インクの飛翔距離、吐出周波数応答性、階調度繰返し耐
性の点で、長方形の電極■,■より優れていた。
すなわち、電極1〜■によれば、より小さな電圧でイン
ク滴を遠《まで飛翔させることができる、周波数応答性
の向上により高速印字が可能となる、階調度の向上によ
り画像再現性が良くなる、耐久性が向上する。
(vi)インク インクは、例えば下記する表のインク1〜5が使用され
る。
〔以下余白〕
インク1 (水溶性インク) インク2 体積抵抗値4.3XIO’(Ω・CII1)インク3 インク5 インク4 体積抵抗値:5.3XIO’(Ω・cod)体積抵抗値
:I.2 1X 10’(Ω・cm)本発明の電界カー
テンプリンタに使用されるインクの一般的性質について
説明する。
インク剤は、液体中に分散された顔料(インキングビグ
メント、インキングマテリアルを指す。)がこの液体を
キャリアとして移動する場合と、液体中に色材が分散、
又は溶解されているが色材は液体中を移動することなく
、液体全体がインクング材の挙動をする2つの場合があ
る。前者は顔料荷電及び顔料移送にキャリア液を用いる
ことから二成分系であり、後者はキャリア液を用いずイ
ンクング移送を行うことから一成分系とみなす。
前記したインク1〜5は水系溶媒中に染料を溶かした一
成分系インクである。また、インク1〜5は体積抵抗値
10””Ω・cm以下として水可溶性インクとしたが、
体積抵抗値107”8Ω・clI1以上の有機系一成分
インクとしてよい。
一成分系インクは取り扱いの容易性、安定性なとの二成
分系にない特徴を有する。
二成分系は、荷電顔料の電気飛翔現象を利用したもので
、微粒子現像が可能で、解像力、連続階調再現が良《、
現像部の構成が簡易で定着も不要である。
一般に、顔料は表面処理をして水性基を有さなければ水
可溶性とならないため、実際の使用に際しては高抵抗イ
ンクとする。
以下、高抵抗インクにおける液体インク剤と顔料の荷電
について説明する。
液体中に分散された顔料荷電発生の機構は、電子写真用
の粉体トナーの摩擦帯電と同ように不明な点が多いが、
次のような機構で顔料の極性制御がなされていると考え
られる。
油溶性金属石ケンなとは解離して顔料粒子に吸着して十
荷電を与える。
2MX十TMX →[TMMX)●十X0MXここで、
TMXは、液中で未解離の金属石ケン分子MXを吸着し
た顔料粒子、[TMMX]●は、解離イオンM●を吸着
して■に荷電した顔料粒子、Xe MXはミセル構造を
持つ対イオンである。カーボンブラックのような極性の
弱い顔料は、樹脂を添加することによって金属石ケンの
解離を促し、荷電も強く安定化される。
浦溶性塩基によって酸性粒子表面の水素イオンか脱離し
て粒子はe極性の荷電を帯びる。
T−H+RBXTe +RBH● ここで、T−Hは酸性基を有する粒子、RBは油溶性塩
基、Toは負荷電トナー粒子、RBH●は正荷電の対イ
オンであり、カーボンブラ・ノク表面や吸着した樹脂の
有するカルボキシル基などの酸性基がアミン類など油溶
性塩基によってe荷電性を示すようになる。これはまた
前記金属石ケンなどを添加することによって再吸着が起
こり、荷電の逆転を起こす。このように、顔料表面や、
それに吸着している物質の解離イオンなどの脱吸着に支
配されて様々に挙動する。
本発明の高抵抗インクにおけるキャリア液に要求される
性質は、 イ.電荷のリークを防ぐために107”8Ω・Offl
以上の電気抵抗を有すること、 口,インク溝や、オリフイス部材や、電極の材料を侵さ
ないよう化学的に不活性であること、ハ.毒性、引火性
、臭気がないこと、 などから、沸点120°〜200°Cのイソパラフィン
系溶剤が用いられる。
現像剤はこのキャリア液中に0.2〜1.0μ程度の顔
料粒子(カーボンブラック等の顔料に分散性極性制御性
、定着性などを有する樹脂成分を吸着させた微粒子)を
コロイド状に分散させたものである。
着色体としては、黒色顔料にはカーボンプラックなどが
用いられる。カーボンブラックには、その製法にしたが
ってチャンネルブラックとファーネスブラックとがあっ
て、前者は酸性e顔料に向き、後者は中性ないし塩基性
で■顔料に向いている。し力化、ファーネスブラックを
硝酸のようなもので酸化処理して揮発性成分と酸素含有
量を増せば、チャンネルブラノクの代用として顔料に用
いることができる。
カラー着色体としては、 赤色:インドレニンキサンテン系色素との混合物のタン
ブストリン酸モリブデン酸レーキ、カチオン性アゾ色素
とキサンテン系色素混合レーキマゼンタ:酸性アゾ色素
金属塩 橙色:アミノトリアゾリン基を含むアゾ色素共重合体 黄色:アゾ色素グアニジニウム塩、黄色アブ顔料キサン
テン系又はインドレニン系色素とモリブドタングストリ
ン酸との沈澱物 青色:グアニジニウム塩、アンスラセン・フタロシアニ
ン混合物 紫色:ホルマザン誘導体の金属錯体 二次顔料としては、粒子にボリマーが強固に吸着され゜
るためには投錨基はある長さを必要とするので、ブロッ
クあるいはグラウト共重合体がよい。
したがって、ポリマー鎖Aが粒子表面へのアンカーで分
散媒に不溶性で粒子表面に強い親和力を持ち、ポリマー
鎖Bは立体反発層で分散媒に溶け、粒子表面には殆ど全
く親和力を持たないように選ぶ。非水系中で高分子に存
在する一COOH、OH基は分散系粒子の電位決定物質
となり、H●を粒子に与える。
ポリマー鎖Aとしては、メタクリル酸メチルのようなも
のが、ポリマー鎖Bとしてはメタクリル酸ラウリン、メ
タクリル酸2−ヘキシン、12ヒドロキシステアリン酸
などの電荷基として−CU ンモニウム塩、スルホン酸塩を共重合スる。
顔料帯電性を制御する方法としては、次のようなものが
考えられる。
■電荷制御剤を用いる方法でキャリア液体に可溶性の有
機酸の金属塩を添加する。
例えば、ナフテン酸、リノレイン酸、オレイン酸、オク
チル酸、パルミチン酸、ステアリン酸等のカルボン酸の
金属塩、Clffi〜18アルキル硫酸、C,,.アル
キルリン酸等の金属塩。金属としては、鉛、マンガン、
コバルト、カルシウム、アルミニウム、亜鉛、チタン等
が使用される。
■銹電率の異なるキャリア液体を添加する。
例えば、ブタノール、インブロパノールのような誘電率
を増大させる液体をキャリア液に添加すると現像剤のe
極性が増加し、低級脂肪族炭素水素を添加すると、導電
率は低下して■極性を増す。
■顔料粒子に吸着する樹脂の極性基を利用する。
例えば、前述したように、顔料を吸着又はグラウト重合
するボリマーの極性基として −NH.、−CONHI、−CN,−OH,−NU NO!等を用いる。
■電荷の大きい顔料を添加する。
例えば金属を含まないフタ口シアニンを添加する。
■その他の界面活性剤を添加する。
例えば4級アンモニウム、又はNH,基を持つポリエチ
レングリコールを添加する。
■キャリア液体による荷電。
顔料粒子の分散媒としては、通常イソパラフィン系の石
油剤、グリセリン、アノン、ジオキサン、エチレングリ
コール、シリコーンオイルなどが用いられる。
二成分系は長期使用によって現像剤の組成変化やそれに
伴って顔料の荷電量変化が生じ、現像剤性能を安定に保
つことが困難である。この点、成分系では、液全体がイ
ンキング材として作用するため安定性が良く、また画像
形成後は不要なキャJア液を使わないため経済的である
店,その他 以上の実施例では、印刷材料として液体インクを使用す
る場合について示したが、印刷材料としてマイクロカプ
セルインクや、界面活性処理を施した小径トナーを使用
してもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明にかかる電界カー
テンプリンタは、絶縁材からなるノズルと、前記ノズル
の開口部近傍で印刷材料を挟んで両側又は片側に配置さ
れた少なくとも2つの電極を有し、ノズル開口部近傍の
印刷材料に開口部に向かう進行波電界カーテン力を付与
する第1の電界発生手段と、前記ノズルの近傍に配置さ
れた少なくとも一つの個別電極を有する第2の電界発生
手段と、前記個別電極に画像信号に応じて電圧を印加す
る制御手段と、を備えている。
したがって、第1の電界発生手段により印刷材料は、ノ
ズルの開放端に向かう電界カーテン力によって吐出方向
の移送作用を受けるので、印刷材料は第2の電界発生手
段で僅かな電荷が注入されても、該第2の電界発生手段
に印加される電圧値に応じた量の印刷材料がノズルから
吐出される。
すなわち、画像信号に対する応答性か向上して、ドノト
濃度階調性、像解度が良くなる。
また、吐出した後のインク空隙に対して即座に後方のイ
ンクが補給されるので、個別電極のスイッチング応答周
波数を高め、高速印字が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1.  2.  3図は第1実施例のプリンタヘッド
を示し、第1.  2図は部分断面図、第3図は部分斜
視図、第4,5図は第2実施例のプリンタヘッドを示し
、第4図は部分断面図、第5図は電界カーテン発生用電
極の平面図、第6図は印字制御回路図、第7図は印字制
御回路における信号の出力状態を示すタイミングチャー
ト、第8図は第3実施例のプリンタヘッドの部分断面図
、第9図は画像情報等の出力信号を示すタイミングチャ
ート、第lO図は第4実施例のプリンタヘッドの部分断
面図、第11図は第5実施例のプリンタヘッドの部分断
面図、第12図は第6実施例のプリンタヘッドの部分断
面図、第13図は第7実施例のプリンタヘッドの部分断
面図、第14.15図は回転子の部分斜視図、第16図
は第8実施例のプリンタヘッドの部分断面図、第17図
は第8実施例における上パネルの底面図、第18図は第
9実施例の下パネルの平面図、第19.20図は電極の
配置を示す部分拡大平面図、第21〜24図は電界カー
テン発生用電極のその他の配置を示す平面図、第25図
は第10実施例のプリンタヘッドの部分断面図、第26
図はアナログ光情報部に対する光信号の入力方法を示す
側面図、第27図はアナログ光情報部の回路図、第28
〜31図はパネルの製造工程を示す工程図、第32図(
a)〜(n)は電極の平面図、断面図、第33.34図
は従来のプリンタの断面図である。 ■・・・プリンタヘッド、2・・・上パネル、3・・・
絶縁性基体、4・・・絶縁層、5,  6.  7・・
・電界カーテン発生用電極、5a+  6”,7a・・
・絶縁被膜、8・・・電界カーテン発生用電源、 lO・・・下パネル、11・・・絶縁性基体、l2・・
・絶縁層、l4・・・個別電極、l5・・・印字制御回
路、16・・・ノズル、17・・・オリフイス、18・
・・進行波不平等電界、19・・・定在波電界カーテン
、In・・・インク、In’  ・・・インク滴。 第3図 第4図 2日 第5x 第14図 舶 第15図 第16図 第17図 9tC ソtロ αΦの 第27図 第28図 第29図 第32ロ (+) (J) (k) (!) (m) (n) Z工22= 口2ZZh1 ニZ乙『= 第30図 第31図 (0》

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)印刷材料を被記録媒体上に供給して記録させる電
    界カーテンプリンタにおいて、絶縁材で構成されたノズ
    ルと、前記ノズル内に供給される印刷材料と、前記ノズ
    ルの開口部近傍で印刷材料を挾んで両側又は片側に配置
    された少なくとも2つの電極を有し、前記印刷材料に開
    口部に進行する電界カーテン力を付与する第1の電界発
    生手段と、前記ノズルの近傍に配置された少なくとも一
    つの個別電極を有する第2の電界発生手段と、前記個別
    電極に画像信号に応じて電圧を印加する制御手段と、を
    設けたことを特徴とする電界カーテンプリンタ。
JP5819489A 1989-03-10 1989-03-10 電界カーテンプリンタ Pending JPH02235755A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5819489A JPH02235755A (ja) 1989-03-10 1989-03-10 電界カーテンプリンタ
US07/746,801 US5144340A (en) 1989-03-10 1991-08-14 Inkjet printer with an electric curtain force

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06234219A (ja) * 1991-04-19 1994-08-23 Okaya Electric Ind Co Ltd 液滴噴射方法および装置
JP2006035640A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Brother Ind Ltd 液体移送装置
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