JPH02235720A - 樹脂製燃料タンクの製造方法 - Google Patents

樹脂製燃料タンクの製造方法

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JPH02235720A
JPH02235720A JP1059433A JP5943389A JPH02235720A JP H02235720 A JPH02235720 A JP H02235720A JP 1059433 A JP1059433 A JP 1059433A JP 5943389 A JP5943389 A JP 5943389A JP H02235720 A JPH02235720 A JP H02235720A
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JP
Japan
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resin layer
adhesive resin
parison
film
fuel tank
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JP1059433A
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English (en)
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Kazuo Nishikawa
和夫 西川
Masao Hara
正雄 原
Masakatsu Osugi
大杉 政克
Yasuto Watanabe
康人 渡辺
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、外面がフイルムで被覆されてなる樹脂製燃料
タンクを製造する方法に関するものである。
(従来の技術) 樹脂製の中空容器の成形方法として、ブロー成形、すな
わち、押出成形により形成されたパリソンを成形型のキ
ャビティに配置した後、このパリソン内に加圧気体を吹
き込んで成形を行う成形方法が知られている。近年、車
両用燃料タンク等においてもブロー成形により形成され
た樹脂製のものが提案され実用化されつつあり、その材
質としては、成形性,強度,コスト等の観点より高密度
ポリエチレン樹脂が一般に採用されている。しかしなが
ら、ポリエチレンはガソリン等に対して親和性を有する
ため、高密度ポリエチレン樹脂製の燃料タンクにガソリ
ン等を収容した状態で長期間放置しておくと、ガソリン
等が徐々にではあるが燃料タンクの周壁に浸透して透過
してしまうという問題がある。
このため、従来より、燃料タンクの外面を、ガソリン等
に対する透過防止機能を有する材質からなるフイルムで
被覆することにより、上記問題に対する解決を図る工夫
がなされている。そして、このフイルムで被覆する作業
は、生産効率向上の観点より、例えば特開昭131−8
9025号公報に開示されているように、パリソンを所
定形状にブロー成形する際、該パリソンの外面にフイル
ムを貼り付けることによってなされるようになっている
このフイルム貼付けの際、フイルムをパリソンの外面に
、シワ等を発生させることなく貼り付けるためには、フ
イルムにガス抜き用の多数の微小孔を形成することが好
ましいが、このように多数の微小孔が形成されたフイル
ムではガソリン等の透過防止を図る上で十分でない。そ
こで、このフイルムを2枚重ねで用いることにより微小
孔がフイルムを貫通する確率を大幅に低減させて透過防
止機能を十分に確保できるようにすることが考えられる
。この場合において、2枚重ねにされたフイルムのパリ
ソンに対する貼付けは、まず、パリソン側に位置するイ
ンナフイルムがパリソンと接触し該パリソンの保有熱に
より該パリソンに接着せしめられ、その後インナフイル
ムを介して伝達される熱により反パリソン側に位置する
アウタフイルムがインナフイルムに接着せしめられるこ
とによってなされる。このように各フイルムは時間差を
もって貼り付けられるため、各貼付けの際にガス抜きが
確実になされ、インナフイルム、アウタフイルム共に美
しく貼り付けられることとなり、かつ、この貼付け後は
ガソリン等の透過防止機能を十分に果たすこととなる。
(発明が解決しようとする課題) 上記アウタフイルムのインナフイルムへの接着は両フイ
ルム間に形成された接着性樹脂層を介してなされること
となるが、この接着性樹脂層に接着機能を生ぜしめるた
めには、該接着性樹脂層を所定値以上の温度まで加熱し
て該接着性樹脂層を形成する接着性樹脂を溶融させる必
要がある。
しかしながら、上記接着性樹脂層と加熱源たるパリソン
との間にはインナフイルムが介在するため、該インナフ
イルムが断熱材の役割を果たすこととなってしまい、パ
リソンの保有熱が接着性樹脂層まで十分に伝達されなく
なってしまう。このため、接着性樹脂が溶融不十分とな
り、ブロー成形の際ブロー成形用の金型の内面の凸部あ
るいはパーティング部等においてはアウタフイルムのイ
ンナフイルムへの接着が十分になされないといった不都
合を生ずることとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、フイルムを2枚重ねでパリソン外面に貼り付けた場
合における両フイルム間の接着性を十分に確保すること
のできる樹脂製燃料タンクの製造方法を提供することを
目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明による樹脂製燃料タンクの製造方法は、■インカ
フイルムあるいは接着性樹脂層の熱伝導率を向上させて
接着性樹脂層を加熱しやすくすること、 ■接着性樹脂層に導電性を付与してこれに通電すること
により接着性樹脂層を加熱すること、■接着性樹脂層を
低融点のものとする一方未加硫ゴムを混入しておきこれ
を加硫させるようにすること、 の3つの発明に係る方法からなり、これら各方法により
上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、請求項1記載の発明は、パリソンを所定形状
にブロー成形する際、該パリソンの外面に、インナフイ
ルムおよびアウタフイルムを、これら両フイルム間に形
成された接着性樹脂層を介して該両フイルムを重ねて貼
り付けることにより、外面が前記両フイルムで被覆され
てなる樹脂製燃料タンクを製造する方法であって、前記
インナフイルムと前記接着性樹脂層の少なくともいずれ
か一方を、熱伝導率の高い金属の粉末を混入して形成し
たことを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、前記接着性樹脂層を、体
積固有抵抗の小さい材料の粉末が混入された接着性樹脂
により形成し、前記接着性樹脂層に通電しながら前記ア
ウタフイルムの貼付けを行うことを特徴とするものであ
る。
さらに、請求項3記載の発明は、前記接着性樹脂層を、
未加硫ゴムの粉末が混入された低融点の接着性樹脂によ
り形成したことを特徴とするものである。
(作  用) 上記構成に示すように、ブロー成形時パリソン外面にイ
ンナフイルムおよびアウタフイルムが重ねて貼り付けら
れるが、このとき両フイルムはその中間に形成された接
着性樹脂層により、以下の各理由に基づき緊密に接着さ
れることとなる。
すなわち、請求項1記載の発明においては、インナフイ
ルムと接着性樹脂層の少なくともいずれか一方を、熱伝
導率の高い金属の粉末を混入して形成するようになって
いるが、インナフイルムに上記粉末混入がなされている
場合には、パリソンの保有熱が接着性樹脂層まで効率よ
く伝達され、これにより該接着性樹脂層が十分に加熱さ
れるので、接着性向上を図ることができ、また、接着性
樹脂層に上記粉末混入がなされている場合には、該接着
性樹脂層内における熱伝導性向上により該接着性樹脂層
全域にわたって均一加熱が可能となるため、接着性向上
を図ることができ、さらに、インナフイルムと接着性樹
脂層の双方に上記粉末混入がなされている場合には、接
着性樹脂層の加熱温度の上昇およびその均一化により一
層の接着性向上を図ることができる。
請求項2記載の発明においては、接着性樹脂層を、体積
固有抵抗の小さい材料の粉末が混入された接着性樹脂に
より形成し、該接着性樹脂層に通電しなからアウタフイ
ルムの貼付けを行うようになっているので、上記通電に
より接着性樹脂層が加熱され、これにより接着性向上を
図ることができる。
請求項3記載の発明においては、接着性樹脂層を、未加
硫ゴムの粉末が混入された低融点の接着性樹脂により形
成するようになっているが、接着性樹脂を低融点とする
ことにによりパリソンからの熱伝導が十分になされない
場合であってもアウタフイルムをインナフイルムに接着
させることができ、一方、該接着性樹脂層の温度が必要
以上に上がった場合には未加硫ゴムの加硫により架橋構
造が形成されるため、該接着性樹脂層の耐熱性を十分に
確保することができる。
(発明の効果) したがって、本発明によれば、フイルムを2枚重ねでパ
リソン外面に貼り付けた場合における両フイルム間の接
着性を十分に確保することができる。
(実 施 例) 以下添付図面を参照しながら本発明の実施例について詳
述する。
第1図は、本発明による樹脂製燃料タンクの製造方法の
第1実施例に使用されるブロー成形装置を示す側断面図
である。
図に示すように、ブロー成形装置2は、加熱溶融された
熱可塑性樹脂(高密度ポリエチレン樹脂)により形成さ
れたパリソンPを下方に押し出すアキュムレータヘッド
4と、このアキュムレータへッド4から押し出されたパ
リソンPの左右両側に位置して互いに対面する1対のブ
ロー成形用の金型6A,6Bと、これら金型6A,6B
が型締めされたときパリソンP内に加圧気体を下方から
吹き込むブローピン8とを備えてなっている。
上記金型6A,6Bの型開きがなされたとき、これら各
金型6A,6BとパリソンPとの間には、インナフイル
ムFiおよびアウタフイルムFoが、パリソンP側にイ
ンナフイルムFiが位置するようにして配されるように
なっている。これにより、金型6A,6Bが型締めされ
てブロー成形が行われる際に、インナフイルムFiおよ
びアウタフイルムFoが、膨張するパリソンPの外面に
貼り付けられるようになっている。
第2Aおよび2B図は、第1図の■部(すなわち図中パ
リソンPの左側)におけるインナフイルムおよびアウタ
フイルムの各断面を示す断面詳細図である。なお、パリ
ソンPの右側においては第2A,2B図と対称の断面構
造になっている。
これらの図に示すように、インナフイルムFi?よびア
ウタフイルムFOは、共にガソリン等に対する透過防止
機能を有するナイロン樹脂により形成されており、これ
ら各フイルムFi,F■の両面には、融点約120℃の
変性ポリエチレン樹脂により形成された接着性樹脂層L
AあるいはL八′が積層されている。ただし、インナフ
イルムFiのアウタフイルムFo側に位置する接着性樹
脂層LA′内には、熱伝導率の高い金属の粉末(例えば
、アルミ粉末、鉄粉末等)PMが混入されている。
次に本実施例の作用について説明する。
第1図に示すように、金型6A,6Bが型開きされた状
態で、アキュムレー夕ヘッド4からパリソンPが金型6
A,6Bの略中央位置に向けて下方に押し出されるとと
もに、これら各金型6A,6BとパリソンPとの間に、
それぞれインナフイルムFiおよびアウタフイルムFo
が配される。
その後、金型6A,6Bの型締めがなされ、このときイ
ンナフイルムFiおよびアウタフイルムFOは重ねられ
てパリソンPと接触する。そして、ブロービン8からパ
リソンP内に加圧気体が吹き込まれてパリソンPが膨張
するとインナフイルムFiおよびアウタフイルムFoは
パリソンPにより金型6A,6Bの内面5Aa,6Ba
に押しつけられる。
このように、インナフイルムFiおよびアウタフイルム
FOがパリソンPと金型6A,6Bとに挾まれた状態に
おける、インナフイルムFiのパリソンP側の接着性樹
脂層L^とパリソンPとの接触面(A)の温度T^と、
インナフイルムFiの反パリソンP側の接着性樹脂層L
^′とアウタフイルムFoのパリソンP側の接着性樹脂
層LAとの接触面(B)の温度TBと、アウタフイルム
Foの反パリソンP側の接着性樹脂層LAと金型6A(
6Bの場合も同様)との接触面(C)の温度Tcは、第
3図に示すように、それぞれTAS200℃, TB 
g−!120℃, ’rc =2o℃となる。一方、仮
に、インナフイルムFiの反パリソンP側の接着性樹脂
層L^′が他の接着性樹脂層LAと同様に金属粉末PM
が混入されていないものであるとすると、’rB =t
to℃となる。なお、AB間およびBC間の間隔は共に
50μmである。
このように、接着性樹脂層LA’ として金属粉末が混
入されたものを使用することにより、該接着性樹脂層L
八′の温度を120℃以上まで上昇させることができる
。したがって、これにより該接着性樹脂層L^′を十分
に溶融させ、その接着機能を発揮せしめることができる
ので、インナフイルムFiとアウタフイルムFoとの接
着性を十分に確保することができる。
第3図において、接触面(B)における温度TBをlO
℃(−120℃−110℃)以上上げるためには、接着
性樹脂層L八′内への金属粉末pMの混入量を、例えば
、鉄粉末の場合で0.07重量%以上、アルミ粉末の場
合で0.02重量%以上とすればよい。すなわち、T8
を120℃以上とするためには接着性樹脂層L八′の熱
伝導率を約1.8 XIO−4J/cm−s−K以上と
する必要があるが、金属粉末pMの混入がなされていな
い場合には接着性樹脂層L^′の熱伝導率は約1.4 
X 10−’ J / cm−s・Kである。したがっ
て、これを1.6 X 10’ J /ロ・ssK以上
とするためには、熱伝導率0.l7J/cmeseKの
鉄粉末の場合には0.07重量%以上、熱伝導率0.5
7J /am * s e Kのアルミ粉末の場合には
0.02重量%以上の混入量を必要とするものである。
なお、本実施例においては、インナフイルムFiのアウ
タフイルムFo側の接着性樹脂層LAにのみ金属粉末p
Mを混入した場合について説明したが、インナフイルム
Fi内、インナフイルムFiのパリソンP側の接着性樹
脂層LA内、アウタフイルムFoのインカフイルムFi
側の接着性樹脂層LA内にも金属粉末pMを混入させれ
ば両フイルムFi,F,)間における一層の昇温か可能
となり、両フイルムFi,Fo間の接着性をより向上さ
せることができる。
次に本発明による樹脂製燃料タンクの製造方法の第2実
施例について説明する。
第4Aおよび4B図は、本実施例に使用されるインナフ
イルムFiおよびアウタフイルムFOを示す断面詳細図
であって、第1実施例の第2A,2B図に対応する図で
ある。
インナフイルムFiのアウタフイルムFO側の接着性樹
脂層L^′およびアウタフイルムFOのインナフイルム
Ft側の接着性樹脂層L八′が、体積固有抵抗の小さい
材料の粉末(例えばカーボンブラック、鉄粉末等の金属
粉末等)PIIcが混入された接着性樹脂たる変性ポリ
エチレン樹脂により形成されていることのほかは、第1
実施例と同様である。
第5図に示すように、上記各接着性樹脂層L八′は、交
流電源10A, IOBにそれぞれ接続されており、ブ
ロー成形後所定時間通電がなされるようになっている。
次に本実施例の作用について説明する。
第4A,4B図に示すように、インナフイルムFiとア
ウタフイルムFoとの間に位置する2つの接着性樹脂層
L八′にはそれぞれ体積固有抵抗の小さい材料の粉末P
gCが混入されているので、通電による加熱が可能であ
る。そして、これら各接着性樹脂層L八′は、第5図に
示すように、ブロー成形後両樹脂層L^′が互いに密着
状態にあるとき上記通電により発熱する。この発熱によ
り、接着性樹脂層L^′を溶融させるのに必要な温度(
120℃)以上まで昇温させることか可能となり、これ
により、インナフイルムFiとアウタフイルムFoとの
接着性を十分に確保することができる。
上記発熱による昇温必要量は、パリソンPからの伝導熱
により両接着性樹脂層L^″間の温度がすでに110℃
程度になっているので、lO℃以上あれば十分である。
接着性樹脂層L^′を10℃以上昇温させるためには、
その体積固有抵抗値をlO°〜lO゜3Ωmとする必要
がある。接着性樹脂層LA’は、上記粉末PilCが混
入されていないとすると、その体積固有抵抗値は約10
16Ωmであるから、これに対し、カーボンブラック(
10’〜10゜4Ωm)あるいは鉄粉末(104〜10
4Ωm)等を所定量混入して上記lO°〜lO−3Ωm
の体積固有抵抗値が得られるようにすればよい。
なお、上記両接着性樹脂層L^′に対する通電時間は、
例えば、両者の接触面積が約1.2 d,各接着性樹脂
層L八′の厚さおよび比熱がそれぞれ約20μm,約0
.55cal / g ’Cの場合には、500Wで約
IO秒に設定すればよい。
次に本発明による樹脂製燃料タンクの製造方法の第3実
施例について説明する。
第6Aおよび6B図は、本実施例に使用されるインナフ
イルムFiおよびアウタフイルムFoを示す断面詳細図
であって、第1実施例の第2A,2B図に対応する図で
ある。
インナフイルムFiのアウタフイルムFo側の接着性樹
脂層L八1およびアウタフイルムFoのインナフイルム
Fi側の接着性樹脂層LAJFが、EPDM(エチレン
−プロピレンeジエンモノマー)等の未加硫ゴムPLI
Hの粉末が混入された低融点(約100℃)の接着性樹
脂たる変性ポリエチレン樹脂により形成されていること
のほかは、第1実施例と同様である。
次に本実施例の作用について説明する。
第6Aおよび6B図に示すように、インナフイルムFi
とアウタフイルムFoとの間に位置する2つの接着性樹
脂層L八′は、低融点の樹脂により形成されているので
、ブロー成形時パリソンPからの伝導熱により両接着性
樹脂層LA1の境界面における温度が約110℃になる
と、両接着性樹脂層LA1は十分に溶融し、これにより
、インナフイルムFiとアウタフイルムFoとの接着性
を十分に確保することができる。また、上記温度(11
0℃)では、第7図に示すように、両樹脂層L八′内に
混入されている未加硫ゴムPURの加硫が行われ、これ
により架橋構造が形成される。したがって、本実施例に
よれば、パリソンPからの伝導熱によりインナフイルム
FiとアウタフイルムFoとの接着性を十分に確保する
ことができ、かつ、上記架橋構造によりその後における
耐熱性を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による樹脂製燃料タンクの製造方法の第
1実施例に使用されるブロー成形装置を示す側断面図、 第2Aおよび2B図は第1図の■部におけるインナフイ
ルムおよびアウタフイルムの各断面を示す断面詳細図、 第3図は第1実施例の作用を示す説明図、第4Aおよび
4B図は第2実施例を示す、第2Aおよび2B図と同様
の図、 第5図は第2実施例の作用を示す説明図、第6Aおよび
6B図は第3実施例を示す、第2Aおよび2B図と同様
の図、 第7図は第3実施例の作用を示す説明図である。 P・・・パリソン Fi・・・インナフイルム F.・・・アウタフイルム LA’,LA,L^1・・・接着性樹脂層pM・・・熱
伝導率の高い金属の粉末 PI!C・・・体積固有抵抗の小さい材料の粉末PuR
・・・未加硫ゴムの粉末 第1図 第2B図 第2A図 第3図 C B A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パリソンを所定形状にブロー成形する際、該パリ
    ソンの外面に、インナフイルムおよびアウタフイルムを
    、これら両フィルム間に形成された接着性樹脂層を介し
    て該両フィルムを重ねて貼り付けることにより、外面が
    前記両フィルムで被覆されてなる樹脂製燃料タンクを製
    造する方法であって、前記インナフイルムと前記接着性
    樹脂層の少なくともいずれか一方を、熱伝導率の高い金
    属の粉末を混入して形成したことを特徴とする樹脂製燃
    料タンクの製造方法。
  2. (2)パリソンを所定形状にブロー成形する際、該パリ
    ソンの外面に、インナフイルムおよびアウタフイルムを
    、これら両フィルム間に形成された接着性樹脂層を介し
    て該両フィルムを重ねて貼り付けることにより、外面が
    前記両フィルムで被覆されてなる樹脂製燃料タンクを製
    造する方法であって、前記接着性樹脂層を、体積固有抵
    抗の小さい材料の粉末が混入された接着性樹脂により形
    成し、前記接着性樹脂層に通電しながら前記アウタフイ
    ルムの貼付けを行うことを特徴とする樹脂製燃料タンク
    の製造方法。
  3. (3)パリソンを所定形状にブロー成形する際、該パリ
    ソンの外面に、インナフイルムおよびアウタフイルムを
    、これら両フィルム間に形成された接着性樹脂層を介し
    て該両フィルムを重ねて貼り付けることにより、外面が
    前記両フィルムで被覆されてなる樹脂製燃料タンクを製
    造する方法であって、前記接着性樹脂層を、未加硫ゴム
    の粉末が混入された低融点の接着性樹脂により形成した
    ことを特徴とする樹脂製燃料タンクの製造方法。
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