JPH02235082A - 画像形成部材 - Google Patents

画像形成部材

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JPH02235082A
JPH02235082A JP2012405A JP1240590A JPH02235082A JP H02235082 A JPH02235082 A JP H02235082A JP 2012405 A JP2012405 A JP 2012405A JP 1240590 A JP1240590 A JP 1240590A JP H02235082 A JPH02235082 A JP H02235082A
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JP
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softenable
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imaging
softenable layer
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JP2012405A
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Man C Tam
マン シー タム
Arnold L Pundsack
アーノルド エル パンドサック
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Xerox Corp
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/22Processes involving a combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G17/00Electrographic processes using patterns other than charge patterns, e.g. an electric conductivity pattern; Processes involving a migration, e.g. photoelectrophoresis, photoelectrosolography; Processes involving a selective transfer, e.g. electrophoto-adhesive processes; Apparatus essentially involving a single such process
    • G03G17/10Electrographic processes using patterns other than charge patterns, e.g. an electric conductivity pattern; Processes involving a migration, e.g. photoelectrophoresis, photoelectrosolography; Processes involving a selective transfer, e.g. electrophoto-adhesive processes; Apparatus essentially involving a single such process using migration imaging, e.g. photoelectrosolography

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の産業上の利用分野〕 本発明は広くは画像形成部材に関するものであり、より
詳細にいうと改良された粒子移動画像形成部材及びその
方法に関する。一つの実施態様においては、本発明は、
例えば実質的に透明な導電層又は電極であって、イオン
伝導性皮膜形成ポリマーを含有する導電層を有する粒子
移動画像形成部材に関する。本発明の一つの具体的な画
像形成部材は、支持基体と、実質的に透明な導電性ポリ
マーと、皮膜形成ポリマー又は軟化性ポリマーと電気的
に感光性の粒子を含有する少なくとも一層の画像形成層
とを有する。本発明の画像形成部材はまた、保護オーバ
ーコーティングを有してもよい。さらに本発明に関して
は、この画像形成部材が、情報の記録及び保存、ゼログ
ラフィー、印刷及び複写方法のような電子写真画像形成
方法に広く用いることもできる。特に、本発明の画像形
成部材は、粒子移動画像形成方法(米国特許第4, 5
36, 457号参照のこと。尚、この特許の開示はス
ヘて参照として本明細書に引用している。)に用いるこ
とができる。本発明の画像形成部材の有利な点として、
例えば、アルミのような高価で不利な金属電極を使用せ
ずに済むことにより画像形成部材の残留バックグラウン
ド光学濃度が十分に減少すること、接着性が改良される
こと等が挙げられる。本発明の画像形成部材を用いれば
、バックグラウンド光学濃度は、例えば、従来技術の画
像形成部材が約0.3に対し、いくつかの実施態様にお
いては約0.08に減少する。また、本発明の画像形成
部材を用いれば、再現性があり、安定で均一な導電層の
光学濃度を得ることが、アルミのような金属を用いた場
合より容易にでき、これにより画像品質が改良される。
さらに、本発明の画像形成部材に用いられる導電層は、
アルミのような金属の場合のように望ましくない酸化を
受けにくい。また、本発明のいくつかの実施態様につい
ては、画像形成部材は常用のハロゲン化銀に匹敵するD
minを有し、さらに、本発明の画像形成部材は、部材
の支持基体に用いられる高価なアルミ蒸着工程を省略で
きるので、従来技術の画像形成部材と比べて多くの場合
より経済的である。例えば、アルミ蒸着すると、そのフ
ィルムの価格が平方フィート当たり1)セント加算され
るが、本発明の透明な導電性ポリマーを電極として用い
れば、これに匹敵するポリマーの価格は約1セントであ
る。価格は重要な要素であり、特にフィルム中間物とし
て及びプリント方法において画像形成部材を選択する際
に重要である。
従来技術の画像形成部材については多くの不利な点があ
る。非常に顕著なものは、前記の従来技術の粒子移動画
像形成部材の多くは、その画像の最小光学濃度(Da+
in )が比較的高い。最小光学濃度が比較的高いと、
その画像形成部材は、ビューアー(Viewer) 、
プリンター及び複写機のような多くの商業的な顕微鏡写
真装置への使用が不適切となる。例えば、画像形成部材
が観察を目的とするスクリーン上あるいは又、印刷を目
的とする惑光体上で投影された時、比較的高出力の投影
ラップが要求される。Dmfnが0. 3増加すると投
影ランプの露光エネルギーを2倍にしなければならず、
それによって発生する熱の量も非常に増加する。高出力
ランプによって発生する多量の熱により、ランプの有効
寿命が短くなるばかりでなく、さらに重大なことに、軟
化性層がさらに軟化して、移動マーキング材料(mig
rotton marking materia!)が
さらに移動又は/及び凝集することになる。従って、画
像品質及び安定性は低下する。さらに、粒子移動画像形
成部材のこのような制御できない不均一な加熱により、
画像形成部材の部分的な不安定性が生じる。
Dminを最小にするために、多くの従来技術の粒子移
動画像形成部材では、透明なポリエステルフィルム上に
非常に薄い層の金属被膜、典型的には約0. 0 0 
5〜約0.014mの膜厚のアルミを有する基体を用い
ている。アルミ被膜は真空めっき法により蒸着され、そ
の膜厚と均一性は、数千平方フィートのフィルムに渡っ
て光学濃度の再現性と均一性を確実にするために、非常
に狭い許容限度内に制御されなければならず、その結果
、画像形成部材の製造価格が大きく増加することになる
.さらに、アルミ被膜の光学濃度は、酸化の影響のため
、環境条件により変化することが知られている。チタン
のような他のより不活性な金属を用いることができるが
、このような金属は高価でがっ/又は膜形成のためにス
バンタのようなより複雑で高価な製造工程を必要とする
。さらに、アルミ被膜は、0.005〜0.01μmの
膜厚であると、苛酷な取扱いを例えば製造、保存又は使
用中に受けると、容易に掻ききすを生じやすく、その結
果電気的連続性を消失し、画像品質が低下する。さらに
、製造価格を最小にするために、導電層と軟化性ポリマ
ー層をインラインで、即ち単一の塗布操作で、好ましく
は例えば金属導電層の真空塗布と軟化性ポリマ一層の溶
媒塗布のように従来技術の粒子移動画像形成部材に必要
とされていた2つの異なる塗布工程を必要としない単一
の装置で、製造することは有利である。もう一つの欠点
は、アルミのような金属被膜は一般にポリエステルフィ
ルムに対する接着性がかなり弱いことである。
しばしば、ポリエステルフィルムにコロナ処理のような
特別な処理を施して、接着性を促進することが必要であ
る。これにより、画像形成部材の製造価格はさらに上昇
する。上述の欠点は、アルミのような金属基体を使用し
ない本発明の画像形成部材により緩和される。
それ故、改良された粒子移動画像形成部材とその製造方
法が必要となる。さらに、アルミ電極のような非経済的
金属の使用といった前述の欠点を避けるような改良され
た粒子移動画像形成部材が必要とされている。また、ハ
ロゲン化銀の画像に近い非常に低いDminと約0.6
〜約1.2、好まし《は約0.9〜約1.2の高いコン
トラスト濃度を有し、改良された界面接着性と摩耗とい
った好ましくない影響に対して耐性を示す、改良された
粒子移動画像形成部材が必要とされている。さらに、導
電性電極と軟化性層が単一塗布操作で、マルチ塗布部(
multiple coating stations
)を有するポリマー塗布機のような単一装置で製造でき
る改良された、低価格の粒子移動画像形成部材が必要と
されている。本発明の他の実施態様及びその有利な点を
本明細書中で説明する。“軟化性”なる表現は、透過性
が増加し、それにより粒子がそこを通過して移動できる
ようになる任意の材料を包含するという意味である。通
常、このような材料の透過性の変化又は移動マーキング
材料の移動に対する耐性の減少は、熱、蒸気、不完全溶
剤、溶剤蒸気、溶剤及びこれらの組み合わせとの接触の
ような技術による溶解、膨潤、溶融又は軟化により、又
は任意の適切な手段による軟化性材科の粘度を減少させ
ることにより達成される。
“破断性”  (fracturable)層又は材料
は、現像時に壊れ、それによりその層の部分が基体に向
かって移動するか又は除去される任意の層又は材料をい
う。破断性層は好ましくは粒状状である。同様に、マー
キング材料の破断性層は、典型的には基体と離れている
。軟化性層の表面と接触しており、この破断性層は、画
像形成部材の様々な実施声様において軟化性層中に実質
的に又は完全に埋め込まれていてよい。
“接触している”という表現は、実際に接触しているこ
と、触れていること、また接触していないにしても近接
していること、隣接することを意味し、軟化性層中のマ
ーキング粒子の破断性層が基体から離れている軟化性層
の表面と相対している関係を総称して表現する意図であ
る。“光学的サインを保持している” (optica
lly sign一reLained)とは、原稿の画
像の暗部及び明部に対応する、粒子移動画像形成部材上
に形成された可視像のug部(光学濃度が高い)及び明
部(光学濃度が低い)を意味する。′光学的サインが逆
である゛(optically sign−rever
sed)なる表現は、原稿の画像の明部に相当する粒子
移動画像形成部材上に形成された画像の暗部と原稿の画
像の暗部に相当する粒子移動画像形成部材上に形成した
画像の明部を意味する。“光学的コントラス}?1度”
(optical contrast denstty
)は、画像の最大光学濃度(Dmax)と最小光学濃度
(Dmin)の差を意味する。光学濃度は、ブルーラソ
テン隘94フィルターを有する拡散濃度計(diffu
se densitometers)で測定する。“光
学?屈度”なる表現は“透過光学濃度″ (trans
mission optical density)を
意味し、以下の公式で表わせる。
D = log+o  ( I o  / I )式中
■は透過光強度であり、■。は入射光強度である。上式
で表わされる透過光学濃度の値は他に特定しない限りは
基体の光学濃度も含む。従来技術の粒子移動画像形成部
材には、通常、アルミのような金属の非常に薄い層を典
型的には0.005〜0.01Iimの膜厚で、基体で
ある透明なポリエステルフィルム上に最初に被覆して使
用し、画像形成部材のDminを最小にする。また、こ
れらの画像形成部材を用いれば、基体の透過光学濃度は
典型的には約0.2で、これは実質的にはアルミ層によ
るものである。本発明の画像形成部材については、一実
施態様において光学的に透明な導電性ポリマーを基体と
しての透明ポリエステルフィルムに被覆して使用してい
るが、基体の透過光学濃度は約Oに近づき、これにより
画像形成部材の残留バックグラウンド光学濃度が実質的
に減少し、例えば75%以上減少する。
“凝集”とは、以前は実質的に分離していた粒子が、個
性を失うことなく、集合して密着することを意味する。
“融合”とは、上記のような粒子が融合して大きなユニ
ソトになることと定義され、通常、凝集物の形が、球の
ような低エネルギーの形体に変化することを伴う。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上述した有利な点を有する改良された
粒子移動画像形成部材を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、非経済的に製造されるアル
ミ電極の使用を避ける改良された粒子移動画像形成部材
を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のこれら及び他の目的は、改良された粒子移動画
像形成部材を提供することにより達成される。一実施態
様において、本発明の画像形成部材は、支持基体、支持
基体に隣接した実質的に透明な導電層のような導電層で
あって、かつイオン導電性の皮膜形成ポリマーを有する
導電層及び、この導電層に隣接する電気絶縁性軟化性層
であって、かつ好ましくは導電層から離れている軟化性
層の表面に又は表面近くに実質的に位置する、セレンの
ような電気的に感光性の移動マーキング材料の破断性層
を有する軟化性層を有している。
本発明のもう一つの実施態様においては、軟化性層が例
えば、 (1)電気的に感光性の移動マーキング材料から電気的
絶縁性軟化性層への電荷の注入を増加すこと、 (2)  電荷を導電層に輸送すること、が可能で、通
常電気絶縁性軟化性層に溶解しているか又は分子的に分
散している電荷輸送材料を有する改良された粒子移動画
像形成部材を提供する。
また、本発明に従って、イオン導電性皮膜形成ポリマー
と、電気的に感光性の移動マーキング粒子を含有する破
断性層を有する電気的絶縁性軟化性層を有する画像形成
部材;イオン導電性皮膜形成ポリマーと電気的に感光性
の移動マーキング粒子を含有する破断性層を有する電気
絶縁性軟化性層を有する透明な導電層を有する画像形成
部材;これらの画像形成方法を提供する。
さらに、本発明の他の実施態様{二おいては、特別に軟
化性層は保謹オーハーコーティング層でオーバーコート
されてもよい。摩耗を最小にし、粘着防止のような他の
機能を有するオーハーコート層は、例えば、ポリシロキ
サンのような不粘着性又は剥離性材料を有してもよ《、
又は外層が例えばポリシロキサンのような不粘着性又は
剥離性材料を有する複数の層(例えば、少なくとも2層
)を有してもよい。
本発明の粒子移動画像形成部材は、例えば、基体、イオ
ン導電性皮膜形成ポリマーを有する、実質的に透明な導
電層、及びこの導電層に隣接する電気的絶縁性軟化性層
であって、かつこの導電層から離れている軟化層の表面
に又は表面近くに実質的に位胃する電気的に感光性の移
動マーキング材料の破断性層を有する軟化性層を有する
粒子移動画像形成部材を用意し;静電気的にこの部材を
帯電してこの部材上に均一な電荷をのせ;この均一な電
荷が実質的に減衰する前にこの部材を活性化電磁線で画
像パターンに露光して、電気的に感光性の移動マーキン
グ材料を活性化電磁線で光発生した電荷キャリャに攻撃
させ;マーキング材料の粒子移動が十分可能になる程、
軟化性層の深さ方向にマーキング材料の粒子移動に対す
る耐性が減少し、これによりマーキング材料は画像の形
状に基体に向かって移動することにより部材を現像する
また、本発明の範囲には、基体と、イオン導電性皮膜形
成ポリマーを有する実質的に透明な導電層と、電気的絶
縁性軟化性層であって、かつ電荷輸送分子と電気的絶縁
性層の画像形成表面に又は表面近くに実質的に位置し、
近接して離れている電気的に感光性の移動マーキング粒
子の破断性層を有する電気的絶縁性軟化性層であって、
かつ前記の電気的絶縁性軟化性層の電荷輸送分子が電気
的に感光性の粒子移動マーキング材料から電気的絶縁性
軟化性層への電荷の注入を増加することができ;電荷を
基体に輸送でき、かつ電気的絶縁性軟化性層に溶解する
か又は分子的に分散し;この部材を静電気的に帯電して
その上に均一な電荷をのせ;均一な電荷の実質的な減衰
の前に活性化電磁線で画像パターンに部材を露光して、
電気的に感光性の粒子移動マーキング材料を、活性化電
磁線により光発生した電荷キャリャで攻撃し:露光され
た移動マーキング材料がわずかの正味電荷を保持できる
程軟化性層中のマーキング材料の粒子移動に対する耐性
を減少させ、ほんのわずかな凝集、わずかな融合、及び
/又は軟化性層中のマーキング材料の移動に対する耐性
がさらに増加する間に、画像の形状に基体に向かってマ
ーキング月料の深さ方向にわずかな移動をさせ;未露光
部のマーキング材料が凝集し、十分に融合するに足る軟
化性層中のマーキング材料の移動に対する耐性をさらに
増加させることを含む画像形成方法が含まれる。
本発明に特有な粒子移動画像形成部材は、膜厚が約6〜
約200μm即ちミクロンの透明ポリエステル基体;ス
ルホン化ポリスチレンイオノマーのようなイオン導電性
皮膜形成ポリマーを有する実質的に透明な導電層であっ
て、例えば膜厚が約0.2〜約4μmである導電層;ス
チレンアクリレート、スチレンへキシルメタクリレート
を含むスチレンメタクリレートのような皮膜形成ポリマ
ーと、セレン又はその合金と、例えばセレン砒素、セレ
ンテルル等のような電気的に感光性の粒子移動マーキン
グ材料を有する電気的絶縁性軟化性層;ハロゲンドーブ
した(約200〜約500ppm)セレン及びセレン合
金等と;及び任意の電荷輸送材料、例えばN, N’−
ジフェニルーN. N’ビス(3′−メチルフェニル)
−(1.1’−ビフエニル)−4.4’−ジアミンのよ
うなアリールアミンを含有する。米国特許第4. 26
5. 990号参照のこと。この特許の開示はすべて本
明細書中に参考のため引用するが、この特許において軟
化性層は、膜厚約1〜約25μmであり、任意にオーバ
ーコーティング保護層を有してもよい。
本発明の粒子移動画像形成部材は、情報の記録及び保存
、ゼログラフィー、ゼロプリンティング/複写方法等の
ような本明細書に示されるような様々な画像形成の用途
に用いられる。
本発明の粒子移動画像形成部材及び本明細書に記載され
ている粒子移動画像形成方法に使用される典型的な適切
な粒子移動画像形成部材を図1及び2に図示した。図1
において、粒子移動画像形成部材10は、基体1)、イ
オン導電性皮膜形成ポリマーを有する実質的に透明な導
電層12、及びその上に被膜した軟化性層13を有し、
軟化性層13は、示してはいないが任意に電荷輸送材料
を有してもよく、また軟化性層l3の上表面に接触して
いる、セレンのような移動マーキング材料l4の破断性
層を有しており、任意の電荷輸送材料は、軟化性層l3
に溶解しているか、分子的に分散している。図1〜4に
おいて、マーキング材料l4の粒子は互いに接触してい
るように見えるが、粒子の多数は通常実際には互いに約
0. 1 p mより短い距離に離れている。
図2において、本発明の多層型のオーバーコートされた
部材の実施態様を図示するが、ここで・粒子移動画像形
成部材は、基体1lと、実質的に透明な導電性ポリマー
層12と、その上に被覆され、かつ粒子移動画像形成部
材l4と任意の電荷輸送材料であって、軟化性層13に
溶解するか又は分子的に分散している任意の電荷輸送材
料の破断性層を有する軟化性層13を有する。粒子移動
マーキング材料14は初め、軟化性層l3の上表面に接
触する破断性層中に並んでいる。図2に図示した実施態
様において、粒子移動画像形成部材はまた、軟化性層l
3上にオーバーコーティング層l5を有する。このオー
バーコーティング層l5は、単層でも複数の層でもよく
、本発明のい《つかの実施態様においては少なくとも2
層であり、不粘着性又は剥離性材料を有している。オー
バーコーティングの例は、米国特許第4,496,64
2号に説明されており、この開示はすべて本明細書中に
参考のために引用する。
支持基体l1は、例えば、約6〜約200μmの膜厚を
有し、電気的絶縁性でも導電性でもよい.支持基体l1
とこれが支持する全粒子移動画像形成部材は、任意の適
切な形体をとることができ、例えば、ウェプ、箔、ラミ
ネート等、ストリソブシ−1−、:Jイル、同筒、ドラ
ム、エンドレスヘルト、エンドレスメビウスストリップ
、円板又は他の形状が挙げられる。典型的な支持基体に
は、ポリエステル、金属板、ドラム等が挙げられる。ま
た、この支持基体は透明、半透明又は不透明でもよい。
好ましい一実施態様におていは、例えば画像形成部材が
0.05〜約0.08の非常に低いDminになるため
には、基体1)’l{透明であることが重要である。フ
ィルム基体としてポリエステルフィルムを用いることが
一般的に好ましいが、他の透明な材料を用いてもよく、
例としては、セルロースアセテートフィルム、ポリカー
ボネートフィルム、ポリスルホン等が挙げられる。
実質的に透明な導電層l2は連続的であり、基体II同
様、任意の適切な形体をとることができる。その導電率
は、アルミのような金属導電体ほど高い必要はない。導
電性ポリマー層12の電気t抗$iカ約1. O X 
1 0” 〜約1. G X 1 09Q/am’(温
度20℃、相対湿度40%で測定)である時に、良好な
結果が得られている。
例えば膜厚が約0.2〜約4μmの任意の適切な実質的
に透明な導電性ポリマーを本発明の画像形成部材に用い
ることができる。より具体的には、導電性ポリマーとし
て、周知であるが、スルポン酸、カルボン酸又はリン酸
型のアニオン性導電性樹脂及び主鎖又は側鎖に第4アン
モニウム基を有するカチオン性導電性樹脂を用いること
ができる。
このような導電性ポリマーの例としては、次のようなも
のが挙げられる: (1)  スルホン酸型の導電性樹脂、例えばポリスチ
レンースルホン酸塩、ポリビニルトルエンースルホン酸
塩、及びポリビニルスルホン酸塩:(2)カルボン酸型
の導電性樹脂、例えばポリアクリル酸塩、ポリメタクリ
ル酸塩、マレイン酸一アクリル酸共重合体塩、マレイン
酸一ビニルエテル共重合体塩、及びポリビニルポスポン
酸塩;(3)ホスホン酸型の導電性樹脂、例えばポリビ
ニルホスホン酸塩: (4〕  第4アンモニウム基を有するポリマー、例え
ばジーターシャリ一一アミンの縮合体、ポリビニルトリ
メチルアンモニウムクロリド、ポリアリルトリメチルア
ンモニウムクロリド、ポリ(ヒニルベンジルトリメチル
アンモニウムクロリド》、及びポリ (N−メチルーピ
リジニウムクロリド》 ;及びこれらの混合物 上記のグループの材料に制限するつもりはないが、単に
実質的に透明な導電性ポリマー層l2に適切な材料を例
示したのである。
特に好ましい導電性ポリマーは次の一般式を有するもの
である。
RSO3−  X”″ (式中Rはアルキル基やアリール基のような脂肪族基又
は芳香族基であり、フエニル基も含む:Xは水素原子、
ナトリウム、リチウムのような金属原子、アンモニウム
、及びカリウムからなる群より選ばれる;及びnは繰り
返し単位の数を表わすが、一般にnの数は、約lO〜約
1. Q O Oである。)これらの材料は、例えば、
ナショナルスターチ社(National ’Star
ch Company)からVERS人−TL71、V
ERSA−TL72、VERSA−TL73、VERS
A−TL77、VERSA−TL121 、IIERS
A−TL125 、及びVERSA−TL126 トし
て入手できる。
実質的に透明な導電層12は、適切な溶媒に導電性ポリ
マーを溶解し、常用の塗布方法でこの溶液を塗布するこ
とにより基体1)に塗布することができる。適切な溶媒
の例としては、メタノール又はエタノールのような脂肪
族アルコール、酢酸エチルのようなエステル等が挙げら
れる。典型的な塗布方法としては、ドローパー塗布、ス
プレー塗布、押出法ζディップ塗布、グラビアロール塗
布、線巻ロッド塗布、エアナイフ塗布等が挙げられる。
塗布した導電層の膜厚は、本発明の目的が達成される限
り、いくつかの実施態様においては厚い方が適切で、所
望されるが、乾燥後、約0.5〜約4μmであることが
好ましい。
軟化性材料L3は、この層の膜厚が、例えば約1〜約2
5μmであるが、溶剤蒸気、熱又はこれらの組み合わせ
により軟化できる任意の適切な材料を有するものである
。さらに、いつくかの実施態様においては、軟化性材料
13は典型的には、実質的に電気的絶縁性であり、凝集
力をかけ、現像する工程の間、化学的に反応しない。軟
化性材料の具体的な例としては、スチレンーコーメタク
リル酸n−ヘキシノヘスチレンアクリル酸エチルアクリ
ル酸ターポリマー、スチレンメタクリル酸ブチル、本明
細書で言及されている他の材料等が挙げられ、例えば、
本明細書中に全て参考のために開示されている米国特許
第4. 536. 457号明細書を参照されたい。一
般に、任意の適切な溶剤に膨潤する軟化性材料を軟化性
層に使用でき、スチレンアクリレート共重合体、ボリス
チレン、アルキド置換ボリスチレン、スチレンーオレフ
ィン共重合体、スチレンーコーメタクリル酸n−ヘキシ
ル、極限粘度0. 1 7 9 dl!/gtaを有す
るスチレンとメタクリル酸ヘキシルが8 0/2 0モ
ル%の共重合体、スチレンとメタクリル酸ヘキシルの他
の共重合体、スチレンービニルトルエン共重合体、ボリ
α−メチルスチレン、他のスチレンメタクリレート、ス
チレンアクリレート;コポリエステル、ポリエステル、
ポリウレタン、ポリカーボネート、コポリカーボネート
、及びその混合物が挙げられる。上述した一群の材料に
制限するつもりはなく、車に軟化性層に適切な材料を例
示したのである。
移動マーキング材料14は、好ましくは電気的に感光性
、光導電性、又は他の適切な材料又はその混合物を有す
る。典型的な移動マーキング材料は、例えば米国特許第
4,536.457号;第4,536.458号;第3
,909.262号及び第3.975, 195号に例
示されており、これらの特許の開示は全て本明細書中に
引用されている。移動マーキング材料の具体的な例とし
て、セレン及びセレンーテルル合金のようなセレン合金
が挙げられる。好ましい移動マーキング材料は一般に形
が球形で、サイズがサブミクロンである。移動マーキン
グ材料は粒子状で、互いに近接して離れている。これら
の球形移動マーキング材料は、粒子移動画像形成技術に
おいて周知である。球形の移動マーキング材料であって
粒径が約0.2μm〜約0.4μm、より好ましくは約
0. 3μm〜約0. 4μmの範囲にあり、軟化性層
の外表面(オーバーコーティングが施されるならば基体
と離れている方の表面)の内層面単分子層として埋め込
まれていると、優秀な結果が得られる。移動マーキング
材料の球体は最大光学濃度を得るため及び/又は加熱工
程の間に移動マーキング材料の凝集及び融合を容易にす
るためには、球体の直径の約〃より小さい距離で互いに
離れていることが好ましい。この球体はまた、軟化性層
の外表面(オーバーコーティングが施されるならば基体
と離れている方の表面)の下約0.01μm〜約0.1
μmにあることが好ましい。軟化性層中の移動マーキン
グ材料を付着させる特に適切な方法は、米国特許第4,
 482. 622号に記載されており、この開示は全
て本明細書中に引用されている。移動マーキング材料は
、十分に低い融点、即ち自己拡散が、付着中に使用され
る温度で速やかであることが好ましい。付着温度は、軟
化性材料、基体又は粒子移動画像形成部材の他の成分の
分解点を越えてはならない。“速やか”なる用語は、接
触している移動マーキング材料粒子が好ましくは、■秒
の何分の1以内で又は通常約2分以内で凝集することを
示す意味である。
図2のオーバーコーティング層l5は、例えば、膜厚約
0.1〜約4μm、好ましくは約0.5〜約2.0μm
であり、実質的に電気的絶縁性でも、又は任意の他の適
切な特性を有してもよい。オーバーコーティング15は
、少なくとも画像形成法の像露光工程に用いられる電磁
線のスペクトル領域において実賞的に透明でなければな
らない。オーバーコーティング層15は連続相であり、
好ましくは膜厚約4μm以下である。好ましくは、オー
バーコーティングは、残留電荷の蓄積を最小にするため
に約0. 5〜約2μmの膜厚を有するべきである。し
かしながら、例えばオーバーコーティングによっては約
4μmより大きい膜厚のオーバーコーティング層を使用
することもできるが、このような膜厚だと、電荷のトラ
ソプがオーバーコーティング層のバルク内で起こる傾向
があるために、画像形成部材がゼロプリンティングに使
用されるならば多数のプリントがなされる時にサイクル
アンプが生じる可能性がある。典型的なオーバーコーテ
ィング材料には、アクリルースチレン共重合体、メタク
リレートポリマー、メタクリレート共重合体、スチレン
ーメタクリル酸ブチル共重合体、メタクリル酸ブチル樹
脂、塩化ビニル共重合体、フッ素化単独又は共重合体、
高分子量ポリ酢酸ビニル、オルガノシリコンポリマー及
び共重合体、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリア
ミド、ポリビニルトルエン等、本明細書中に例として示
されているものが挙げられる。オーバーコーティング層
は、画像形成前、中又は後に摩耗という悪影響に対して
強力な耐性を与えることにより軟化性層l3を保護しな
ければならない。また、オーバーコーティング層は、外
表面が接着性を有するので、プロソキングに改良された
耐性を提供する。
接着性はオーバーコーティング層自体が有するものでも
よく、又は他の層又は接着性材料の成分を含むことによ
りオーバーコーティング層に付与されてもよい。これら
の接着性材料はオーバーコーティングの皮膜形成成分を
崩壊してはならず、好ましくは約2 0 ergs/ 
am”より小さい表面エネルギーを有するべきである。
典型的な接着材料としては、脂肪酸、塩及びエステル、
フルオロカーボン、シリコーン等が挙げられる。このコ
ーティングは、ドローパー塗布、スプレー塗布、ディッ
プ塗布、メルト塗布、押出被覆、グラビア塗布のような
任意の適切な手法により塗布される。これらのオーバー
コーティング層は粒子移動画像形成部材を画像形成前、
画像形成中、部材が画像形成された後等に例えば摩耗や
酸化から保護することが認められるであろう。
様々の適切な電荷輸送材料としては、軟化性層材料に溶
解するかまたは分子スケールで分散するようなものが挙
げられ、又は、そのような材料は、例えば、電荷を輸送
するならば、軟化性層又は他のポリマーを有してもよい
。電荷輸送材料は、電気的絶縁性の皮膜形成バインダー
であって、可溶性又は分子的に分散する材料であって、
マーキング材料から軟化性層への(好ましくは、軟化性
層の軟化により現像する前、又は少なくとも初期の段階
で)電荷注入のプロセスを改良することができる材料を
溶解又は分子的に分散しているバインダーを構成するも
のである。電荷輸送材料は正孔輸送材料及び/又は電子
輸送材料であればよく、即ち、マーキング材料から軟化
性層へ正孔及び/又は電子の注入を改良するものである
。一つの極性の注入が改良される場合には、本発明の目
的のために移動マーキング部材を初めに感光するために
使用されるイオン電荷の符号は、大抵、注入が改良され
る電荷の符号と同じである。それ故、特定の輸送材料と
特定のマーキング材料の組み合わせは、マーキング材料
から軟化性層への正孔及び/又は電子の注入が、輸送材
料を有しない軟化性層と比べて改良されるように選択す
べきである。
電荷輸送材料が絶縁性皮膜形成バインダー中に溶解する
か又は分子的に分敗すべき場合には、輸送材料と絶縁性
皮膜形成バインダーは、電荷輸送材料が、溶液又は分子
的に分敗している状態が保たれている限りは、十分な濃
度レベルで皮膜形成バインダーに含有されているように
組み合わせるべきである。所望ならば、絶縁性皮膜形成
バインダーは、電荷輸送材料が高分子皮膜形成材料であ
る場合には、使用する必要がない。
適切な電荷輸送材料の例としては、米国特許第4.53
6,457号に例示されているものが挙げられるが、こ
の特許の開示は全て参考のために本明細書中に引用され
ている。電荷輸送成分の具体的な例としては: 1.米国特許第4,306,008号:第4.304,
829号;第4,233.384号;第4,1)5,1
)6号;第4,299.897号及び第4.981,2
74号に記載されているタイプのジアミン輸送分子。こ
れらの特許の開示は全て参考のため本明細書中に引用さ
れている。典型的なジアミン輸送分子として具体的に挙
げられるものには、N,N’−ジフェニルーN,N’−
ビス(3#−メチルフェニル)一(1,1’−ビフエニ
ル)−4.4’−ジアミン、N,N’−ジフエニルーN
.N’−ビス(4−メチルフエニル)(1,1’−ビフ
ェニル)−4.4’−ジアミン、N,N’−ジフエニル
ーN,N’−ビス(2−メチルフェニル)−(1.1’
−ビフェニル)−4,4′−ジアミン、N,N’−ジフ
エニルーN,N’一ビス(3−エチルフエニル)−(1
.1’−ビフェニル)−4.4’−ジアミン、N,N’
−ジフエニルーN,N’−ビス(4−エチルフェニル)
(1,1’−ビフェニル)−4.4’−ジアミン、N,
N’−ジフエニルーN,N’−ビス(4−n−プチルフ
ェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4.4’−ジア
ミン、N,N’−ジフエニルーN,N’−ビス(3−ク
ロロフエニル)−(1.1’−ビフェニル)−4.4’
−ジアミン、N,N’−ジフエニルーN,N’−ビス(
4−クロロフェニル)−(1.1’−ビフエニル〕−4
.4′−ジアミン、N,N’−ジフエニルーN,N’ビ
ス(フェニルメチル)−(1.1’−ビフエニル)−4
.4’−ジアミン、N,N,N’,N’ーテトラフエニ
ルー(2.2’−ジメチル−1,1′−ビフェニル)−
4.4’−ジアミン、N,N,N’,N’−テトラー(
4−メチルフエニル)(2,2’−ジメチル−1.1′
−ビフェニル〕−4.4’−ジアミン、N,N’−ジフ
ェニルーN,N’−ビス(4−メチルフェニル) 一(
2,2′−ジメチルーl,1′−ビフェニル〕−4,4
′−ジアミン、N,N’−ジフェニルーN,N’ビス(
2−メチルフェニル)−(2,2’−ジメチル−1.1
’−ビフエニル)−4.4’−ジアミン、N,N’−ジ
フェニル−N,N’ビス(3−メチルフェニル)−(2
.2’−ジメチル−1.1’−ビフェニル)−4.4’
−ジアミン、N,N’−ジフエニルーN,N’−ビス(
3−メチルフエニル)一ピレニル−1.6−ジアミン等
がある. 2.米国特許第4, 315, 982号;第4. 2
78, 746号及び第3. 837, 851号に開
示されているようなピラゾリン輸送分子。これらの特許
は全て参考のために本明細書中に開示されている。典型
的なヒラゾリン輸送分子と挙げられるものには、1−〔
レピジル−(2))−3−(p−ジェチルアミノフエニ
ル)−5− (p−ジエチルアミノフェニル)ビラゾリ
ン、1−〔キノリルー(2)〕−3−(pジエチルアミ
ノフェニル)−5−(p−ジェチルアミノフェニル)ピ
ラゾリン、l一〔ピリジルー(2)〕−3−(p−ジエ
チルアミノスチリル〉−5−<p−ジエチルアミノフエ
ニル)ピラゾリン、l一〔6−メトキシピリジル−(2
))−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p
−ジエチルアミノフェニル》ビラゾリン、1−フェニル
−3−〔p−ジメチルアミノスチリル〕−5−(p−ジ
メチルアミノスチリル》 ビラゾリン、■−フェニルー
3−〔p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエ
チルアミノスチリル〕ピラゾリン等がある。
3.米国特許第4, 245, 201号に記載されて
いるような置換フルオレン電荷輸送分子。この特許の開
示は全て参考のために本明細書中に引用されている。典
型的なフルオレン電荷輸送分子として挙げられるものに
は、9− (4’−ジメチルアミノベンジリデン)フル
オリン、9〜(4′−メトキシベンジリデン)フルオレ
ン、9− (2’ .4’ジメトキシベンジリデン)フ
ルオレン、2−ニトロ−9−ペンジリデンーフルオレン
、2−ニトロ−9−(4’−ジエチルアミ/ベンジリデ
ン》フルオレン等がある; 4.2.5−ビス(4−ジエチルアミ/フェニル)一l
,3.4−オキサジアゾーノペピラゾリン、イミダゾー
ル、トリアゾール等のオキサジアゾール輸送分子。他の
典型的なオキサジアゾール輸送分子は、例えば、ドイツ
特許第1, 058, 836号;第1. 060, 
260号及び第1. 120. 875号に記載されて
おり、これらの特許の開示はすべて、参考のため本明細
書中に引用されている。
5.  p−ジエチルアミノベンズアルデヒドー(ジフ
ェニルヒドラゾン)、o一エトキシーp−ジエチルアミ
ノベンズアルデヒドー(ジフエニルヒドラゾン)、o−
メトキシーp−ジェチルアミノベンズアルデヒド−(ジ
フェニルヒドラゾン)、oーメトキシーp−ジメチルア
ミノベンズアルデヒド−(ジフェニルヒドラゾン)、■
−ナフタレン力ルポアルデヒドl−メチル−1−フェニ
ルヒドラゾン、l−ナフタレン力ルポアルデヒド1,l
一フェニルヒドラゾン、4−メトキシナフタレン−1一
カルポアルデヒド1−メチル〜フェニルヒドラゾン、等
のヒドラゾン輸送分子。他の典型的なヒドラゾン輸送分
子が、例えば、米国特許第4,150,987号;第4
,385,106号;第4,338,388号等に記載
されており、これらの特許の開示は全て参考のため本明
細書中に引用されている。
6.9−エチル力ルバゾール−3一カルボアルデヒド−
1−メチル−1−フェニルヒドラゾン、9ーエチル力ル
バゾール−3一カルポアルデヒド−1−メチル−1−フ
エニルヒドラゾン、9−エチル力ルバゾール−3一カル
ポアルデヒド−1一工チル−1−フエニルヒドラゾン、
9−エチルカルバゾールー3−カルボアルデヒド−1−
エチル1−ベンジル−1−フエニルヒドラゾン、9−エ
チル力ルバゾール−3一カルポアルデヒド−1.1−ジ
フェニルシドラゾン等のカルバゾールフェニルヒドラゾ
ン輸送分子も選択できる。他の典型的なカルバゾールフ
ェニルヒドラゾン輸送分子が米国特許第4,256,8
21号及び米国特許第4,297,426号に記載され
ており、これらの特許の開示は全て参考のために本明細
書中に引用されている。
7. ポリビニルアントラセン;本明細書中に全て参考
のために引用している米国特許第3. 972, 71
7号に記載されている、ホルムアルデヒドと3−プロモ
ピレン.2,4.7−}リニトロフルロレノン、及び3
,6−ジニトローN−t−プチルーナフタルイミドの縮
金物のような、種々の芳香族とのホルムアルデヒド縮合
生成物のような芳香族ビニルポリマー。
8.米国特許第3,895.944号に記載されている
2.5−ビスー(p−ジエチルアミノフェニル)オキサ
ジアゾールー!.3.4のようなオキサジアゾール誘導
体。この特許の開示は全て参考のために本明細書中に引
用されている。
9.米国特許第3,820.989号に記載されている
ような、アルキルービス(N,N−ジアルキルアミノア
リル)メタン、シクロアルキルービス(N,N−ジアル
キルアミノアリール)メタン、及びシクロアルケニルー
ビス(N,N−ジアル牛ルアミノアリール)メタンのよ
うな三置換メタン。この特許の開示は全て参考のために
本明細書中に引用されている。
10.以下の化学式を有する9−フルオレニリデンメタ
ン誘導体。
何 (式中、XとYはシアノ基又はアルコキシ力ルポニル基
であり;A,B及びWはアシル基、アルコキシ力ルボニ
ル基、ニトロ基、アルキルアミノ力ルボニル基及びその
誘導体からなる群より独立に選ばれる電子吸引性基であ
り;mはθ〜2の数であり;nは0又は1なる数でなり
、これは米国特許第4. 474, 865号に記載さ
れている通りであり、この特許の開示は全て参考のため
に本明細書中に引用されている。)上記の化学式に含ま
れる典型的な9−フルオレニリデンメタン誘導体には、
(4−n−ブトヰシ力ルボニル−9−フルオレニリデン
〉マロノニトリル、(4−フェネトキシカルボニルー9
−フルオレニリデン)マロノニトリル、4− (カルビ
トキシ−9−フルオレニリデン》マロノニトリル、<4
−n−ブトキシ力ルボニル−2.7−ジ二トロ−9−フ
ルオレニリテン》マロネート等が挙げられる。
他の電荷輸送材料には、ポ17 − 1−ビニルビレン
、ポリ−9−ビニルアントラセン、ポリ−9−(4−ベ
ンテニル)一力ルバゾール、ポ9−9−(5−ヘキシル
)一力ルバゾール、ポリメチレンピレン、ポリ−1−(
ピレニル)ブタジエン、ポリ−3−アミノカルバゾール
、l,3−ジブロモーボ+7−N−ビニル力ルバゾール
及び3.  6 −);ブロモーボリーN−ビニル力ル
バゾールのようなアルキル基、ニトロ基、アミノ基、ハ
ロゲン原子、水酸基で置換されたポリマーのようなポリ
マー、及び米国特許第3.870.516号に記載され
ている数多くの他の透明な有機高分子又は非高分子輸送
材料が挙げられ、この特許の開示は全て、参考のため本
明細書中に引用されている. 任意の電荷輸送材料を絶縁性バインダーと組み合わせて
軟化性層13を形成する場合には、使用される電荷輸送
材料の量は、特別な電荷輸送材料及び軟化性層等の連続
する絶縁性皮膜形成バインダー相との相容性(例えば、
溶解性)により変化しうる.特別な画像形成構造、材料
、プロセス工程、及び他のパラメーターを含み、使用さ
れる特別の画像形成システムによっては、軟化性層の総
重量を基準として約0〜約50重量%の電荷輸送材料に
より満足いく結果が得られる。常用のハロゲン化銀フィ
ルムに近いDs+inを得るためには、軟化性層の総重
量を基準として約8〜約50重量%の電荷輸送材料が選
ばれることが好ましい。特に好ましい電荷輸送分子は以
下の一般弐を有するものである; (式中、X,Y及びZは、水素原子、炭素数1〜約20
のアルキル基及び塩素處子より成る群より選ばれ、X,
Y及び2の少なくとも1つは、炭素数1〜約20のアル
キル基又は塩素原子であるよう独立に選ばれる。)もし
、Y及びZが水素原子ならば、化合物は、N,N’−ビ
ス(アルキルフエニル)(1,1’−ビフエニル)−4
.4’ジアミンと名付けることができ、ここでアルキル
基は、例えば、メチル基、エチル基、プロビル基等であ
り、又は化合物は、N,N”〜ジフェニル−N, N’
−ビス(クロロフエニル)−(1,1゜ビフエニル)−
4,4”−ジアミンであってモヨい. 蒸気と加熱を組み合わせて使用して画像形成部材を現像
し、ハロゲン化録画慄に近い優れたDu+in及び特に
優れた保存安定性が望まれる場合には、軟化性層は、軟
化性層の総重量を基準として約8〜約40重量%のこれ
らのジアミン化合物を含有することが好ましい。軟化性
層が、軟化性層の総重量を基準として約16〜約40重
量%のN,N”一ジフェニル−N,N’−ビスX3゜゛
−メチルフ工二ル)−(1.1’−ビフエニル)−4.
4”−ジアミンを含有する時に最適の結果が達成される
.本発明のいくつかの実施態様において、軟化性層が、
軟化性層の総重量を基準として約8重量%より少ないこ
れらのジアミン化合物を含有する場合に、Dminは著
しく高くなるが、非能率的な電荷輸送のためにD s+
axにおける光放電の大きさは小さくなる可能性があり
、この結果、ゼロプリンティングのための静電コントラ
スト電位は減少する。同様に、電荷輸送分子の濃度が軟
化性層の総重量を基準として約50重量%以上のこれら
のジアミン化合物であるような本発明のある実施態様に
おいては、軟化性層の機械的強度、可撓性及び結着性は
幾分減少し、暗減衰は大きくなりうる。
さらに、これらのジアミン化合物の濃度が非常に高いと
、軟化性層中の化合物の結晶化が起こりうる。
蒸気のみ又は加熱のみを選択して画像形成部材を現像す
る場合には、Dmin値を含む画像形成の結果は、通常
、軟化性層中に電荷輸送分子の有無によって影響を受け
ず、軟化性層が軟化性層の総重量を基準として約O〜約
40重量%のこれらのジアミン化合物を含有する場合に
優秀な結果が達成されうる。
電荷輸送材料は任意の適切な手法で軟化性層に含有する
ことができる。例えば、トルエンのような一般的な溶媒
に溶解することによって、軟化性層成分に混合すること
ができる。所望ならば、軟化性層用の溶媒の混合物を用
いて、混合と塗布を容易にすることもできる。
電荷輸送材料と軟化性層混合物は、任意の常用の塗布方
法により基体に塗布することができる。
典型的な塗布方法には、ドローパー塗布、スプレー塗布
、押出被覆、ディップ塗布、グラビアロール塗布、綿巻
棒塗布、エアナイフ塗布等が挙げられる。塗布された軟
化性層の膜厚は、最終画像の与え方による。最終目的物
が単独で、画像形成部材上に可視像を形成すべき場合に
は、軟化性層の膜厚は一般に約1〜約3μmである。し
かしながら、画像形成部材がゼロプリンティング用ゼロ
プリンティングマスターとして使用される目的ならば、
乾燥後又は硬化工程後の塗布された軟化性層の膜厚は約
3〜約25μmが好まし《、これにより、例えば、静電
コントラスト電位を十分に高くすることができる。約2
5μmより厚い層を用いることもできる。
粒子移動画像形成部材の現像システムに対しては、加熱
の前に溶剤の前処理が行われるが、他の要因も考慮すべ
きである。これらのシステムにおいては、軟化性層中の
軟化性材料に対する任意の適切な溶剤を用いることがで
きる。接触によって、溶剤は軟化性層を十分に軟化して
、露光された移動マーキング材料にわずかな正味電荷を
保持させ、これによりせいぜいわずかな凝視/融合及び
/又は画像の形状に基体に向かって移動マーキング材料
が深さ方向にわずかに移動でき、さらに軟化性層中のマ
ーキング材料の移動に対する耐性を減少させることによ
り、未露光マーキング材料を十分に凝集及び融合させる
.典型的な溶剤としては、様々なケトン、脂肪族エステ
ル、ハロゲン化脂肪族、及びこれらの混合物が挙げられ
る。軟化性層が十分に軟化して、ほんのわずかな凝集、
融合及び/又は画像の形状に基体に向かって移動マーキ
ング材料が深さ方向にわずかに移動することは、溶剤又
は溶剤の混合物の蒸気又は液体に接触することにより生
じうる.所望ならば、溶剤の混合物は不良溶剤と軟化性
材料に望ましい溶剤を用いて、一定の期間軟化性材料の
軟化の程度を調節してもよい。軟化性材料と溶剤又は溶
剤の組み合わ仕の典型的な組み合わせとしては、スチレ
ンエチルアクリレート共重合体とメチルエチルケトン溶
剤、スチレンへキジルメタクリレート共重合体とメチル
エチルケトンt容IJ,スチレンへキシルメタクリレー
ト共重合体と酢酸エチル溶剤、スチレンへキシルメタク
リレート共重合体とジエチルケトン溶剤、スチレンへキ
シルメタクリレート共重合体と塩化メチレン溶剤、スチ
レンブチルメタクリレートと1,1,l}リクロ口エタ
ン溶剤、スチレンへキシルメタクリレート共重合体とト
ルエン、イソプロバノール溶剤との混合物、スチレンプ
タジエン共重合体と酢酸エチルと酢酸プチル溶剤との混
合物が挙げられる。任意のオーバーコーティング層を耐
摩耗性を改良するために軟化性層の上に使用するならば
、オーバーコーティング層は、選択された溶剤の蒸気に
浸透性であるべきで、かつ追加の蒸気処理時間は、溶剤
蒸気が十分に軟化性層を軟化して、露光された移動マー
キング材料に、ほんのわずかの凝集、融合、及び/又は
画像の形状に基体に向かって粒子移動マーキング材料の
深さ方向にわずかに粒子移動できるわずかな正味電荷を
保持させ、さらに軟化性層中のマーキング材料の粒子移
動に対する耐性を減少させることにより、未露光マーキ
ング材料を十分に凝集及び融合させる。
本発明の改良された画像形成部材は、例えば図3A、3
B及び3Cに例示されている画像形成プロセスに用いる
ことができ、図中層は同じ番号で表わされ、図1及び2
に関して記載されているのと同じ又は類偵の成分である
。画像形成プロセスは典型的には、部材を均一に静電気
的に帯電し、例えば約2μ麟の軟化性層を有する画像形
成部材に対しては約200■まで帯電し、その後この帯
電した部材を画像パターンに活性化電磁線で露光して画
像形成部材上に静電潜像を形成し、軟化性材料の耐性を
減少させ、例えば、溶剤蒸気、熱、又はその組み合わせ
により、軟化性層を通って粒子状のマーキング材料を移
動させ、これにより移動マーキング材料は、図3A、3
B及び3Cに示すように画像の形体に軟化性材料層を深
さ方向に移動できるようになる。図3A,3B及び3C
に図示されている画像形成部材は、図2に示したように
多層構成の画像形成邪材である。
図3A、3B及び3C中の1)、12、l3、l4及び
15の数は、図1及び2で表わしたものと同じ又は類似
の材料を表わす。図3Aの画像形成部材は、コロナ帯電
器l6で静電気的に正に帯電させる;基体1lはl7で
接地するか又は、静電気的な帯電の間予め決められた電
位を維持する実質的に透明な導電性コーティング12を
有する。
図3Bについては、帯電した画像形成部材は、l9の領
域を活性化電磁線18により露光され、これにより画像
形成部材上に静電潜像を形成する。
一般に、暗減衰が初期帯電の約50%より小さい場合に
満足い《結果を得ることができ、さらに初期帯電の約2
5%より小さい暗減衰が最適の帯電に好ましい。本明細
書中に全て参考のために開示されている米国特許第4,
536.457号参照のこと。
静電潜像を上に有している部材は、その後、図30によ
れば、点で表わされる溶剤蒸気にさらされる.露光領域
l9中の移動マーキング粒子上のわずかな正味電荷は、
蒸気処理により連結し、移動マーキング粒子を基体から
離れている軟化性表面からわずかに移動させ、隣接する
移動マーキング粒子間の分離を増加させる。未露光領域
は20で表す.類似の画像形成部材が図4A、4B、4
C及び4Dに図示されており、ここでは、同じ数字は、
上述の図で示したのと同じ又は類似の成分を表わし、2
2は帯電していない移動マーキング材料を表わし、これ
は、凝集し、実質的に融合してより大きな粒子を形成す
る。上述した図に関するさらに詳細については、米国特
許第4.536,457号を参照のこと。この特許の開
示は全て本明細書中に参考のために引用されている。し
かしながら、画像形成部材と、これらの部材を用いた画
像形成方法に関するさらに詳細については、本明細書中
で説明する通りである。
静電潜像は、部材を均一に静電気的に帯電し、その後こ
の帯電した部材を前記の均一な帯電が実譬的に暗減衰す
る前に画像パターンに活性化電磁線で露光することによ
り画像形成部材上に形成することができる。暗減衰が初
期帯電の約50%よりも小さい場合に満足いく結果が通
常得られ、それ故゛実質的な減衰゛なる表現は、初期電
荷の50%以上の暗滅衰を意味する意図である。初期帯
電の約25%より小さい暗減衰が最適の画像形成に好ま
しい.帯電及び露光工程を図3A及び3Bに図示する。
図3Aにおいては、実質的に透明な導電性ポリマーコー
ティング12をその上に有する支持基体1)、軟化性層
13、軟化性層13の表面に接触するマーキング材料1
4の破断性層を有する本発明の画像形成部材が、コロナ
帯電器16で静電気的に帯電され、実質的に透明な導電
性ポリマーコーティング12は、静電気的に帯電される
間l7に示すように接地される.図3Bでは、帯電され
た部材が画像パターンに活性化電磁線l8で露光され、
これにより画像形成部材上に静電潜像を形成する様子を
示している。
静電潜像をその上に有する部材は、その後、軟化性材料
の耐性を減少させ、図30に示すように粒子状のマーキ
ング材料を軟化性層13を通って移動させることにより
、例えば、トルエン噴霧のように溶剤蒸気を軟化性材料
I3に施して軟化させることにより、現像される。溶剤
蒸気又は熱を施すこと、又はその組み合わせ、又は軟化
性層13の軟化性材料の耐性を減少させる任意の適切な
手段を用いて、画像の形状に軟化性層の深さ方向に移動
マーキング材料14を移動させることにより、潜像を現
像することができる。図3Cにおいては、移動マーキン
グ材料は、領域19(露光部)においては移動した状態
で示され、領域20(未露光部)においては初期の移動
していない状態で示されている。頷域19と20は、図
3Aと3Bが連結して記載される静電潜像の形成に相当
する。図30に図示される粒子移動した、画像形成され
た部材は、その上にオーバーコーティング層15を有し
て示されている。このオーバーコーティング層15は、
画像形成の前、間、及び後に画像形成部材を保護する。
所望ならば、図1に図示するようなオーバーコートされ
ていない画像形成部材を図2に図示するオーバーコート
されている画像形成部材の代わりに用いることもできる
図30に図示する現像工程において、画像形成部材は、
有機溶剤の蒸気に構造物を均一にさらされることにより
現像される。溶剤蒸気現像に使用される好ましい溶剤は
トルエンであり、蒸気露光時間は約4〜約60秒、溶剤
蒸気分圧は約5〜約30■1)gである。溶剤の蒸気が
施されると、軟化性層13は粘度が減少し、これにより
露光部19における軟化性層を通ってマーキング材料が
深さ方向に移動する耐性が減少する。
所望ならば、加熱現像を図30に示す蒸気現像工程の代
わりに用いてもよい。粒子移動画像部材の加熱現像が、
当技術分野において周知である。
画像形成部材は、典型的には、構造物を比較的低い温度
に均一に加熱することにより現像する。例えば、1)0
゜C〜約130゜Cの温度では、80/20のスチレン
へキシルメタクリレート共重合体を含有し、1)5゜C
で約104ボイズの溶融粘度を有する軟化性層に対して
は数秒間加熱するだけでよい.加熱温度が低くなれば、
必要な加熱時間も長くなる。
図1及び2に図示される画像形成部材はまた、本明細書
中に説明しているように、例えば図4A、4B,4C及
び4Dを参照にして、均一な帯電、像露光、溶剤蒸気へ
の均一な暴露、続いて加熱することにより画像形成でき
る。支持基体1l、実質的な透明な導電線ポリマー層1
2、及び任意のオーバーコーティング層15が光透過性
の場合、これらの部材は、画像形成されると、未露光部
が選択的に移動マーキング材料の凝集及び融合を起こす
ために、可視光の透過性が高くなる。本発明の画像形成
プロセスに使用される画像形成部材が特に優れた低いD
minを得るためには、像露光の後及び最終加熱現像工
程の前に蒸気を画像形成部材に施さねばならない. 図4Aにおいては、実質的に透明な導電性ポリマー層1
2をその上に有する支持基体1)、軟化性層13の表面
に隣接する移動マーキング材料14の破断性層と電荷輸
送分子を有する軟化性層13及びその上のオーバーコー
ティング層15を有する画像形成部材が、コロナ帯電器
16で静電気的に正に帯電され、例えば約2μmの膜厚
の軟化性層を有する画像形成部材に対しては約200V
に帯電される様子を示している。実質的に透明な導電性
ポリマー層12は、静電気的に帯電している間17に示
すように接地されている。図4Bにおいては、帯電され
た部材が、領域19において活性化電磁線18で露光さ
れ、これにより部材上に静電潜像が形成される様子を示
している。粒子移動画像形成部材上へ静電潜像を形成す
るための画像パターンの露光は、付着した表面電荷の実
質的な暗減衰の前に行うべきである。暗減衰が、初期帯
電の約50%より小さいならば、満足いく結果を得るこ
とができる。従って、“実質的な減衰の前”という表現
は、暗減衰が初期帯電の50%より小さいことを意味す
るつもりである。暗減衰が初期帯電の約25%より小さ
いと、粒子移動画像形成部材の最適な画像形成に好まし
い。
その上に静電潜像を有する画像形成部材は、その後、図
40に示すように溶剤蒸気(点で示している)に暴露さ
れる。蒸気の暴露時間は、軟化性層の溶剤への溶解性、
溶剤蒸気の種類、周囲温度及び溶剤蒸気濃度のような要
因による。さらに、軟化性層上のオーバーコーティング
の有無は、暴露時間に影響しうる。軟化性層中の電荷輸
送分子及び蒸気処理は、露光された移動マーキング粒子
上の光発生した電荷を蒸気処理工程後再生できるが、非
常に小さいレベルに制限することにより作用する。この
小さいレベルの正味電荷により、ひき続く加熱工程の間
に露光された移動マーキング粒子のほんのわずかな凝集
、融合又はその組み合わせが生じる。さらに、この小さ
いレベルの正味電荷により、露光された粒子が基体から
離れた軟化性表面からわずかに移動し、隣接する移動マ
ーキング粒子間の分離を増加させる。これはDmax部
となる。例えば図40の領域19を参照のこと。
未露光部では、表面電荷は蒸気暴露により全て放電する
図4Dにおいては、潜像はさらに、軟化性材料の耐性が
減少し、加熱することにより粒子状マーキング材料が軟
化を起こす軟化性材料13中に移動することにより現像
される。しがしながら、軟化性材料の粘度は、蒸気及び
加熱軟化の効果を結合しても実質的に減少せず、これら
の未露光粒子は、互いに反発する残留電位を有さす、ま
た尚も互いに非常に近接しているが、最初に互いに接触
するまでランダムに拡散することができ、実際に非常に
速やかに融合して、非常に数少ない、はるかに大きな球
22を形成する。これらの凝集した/融合した粒子は、
広く球状化し、実質的に可視光の波長より大きく、これ
らは本質的に目に見えず、その結果として非常に低い、
例えば、0.05Dminとなる。本明細書中に示した
ように、露光された粒子は向わずかに停電しており、及
び/又は前の溶媒蒸気処理によりわずかに移動し、それ
故、ほんのわずかな凝集/融合及び/又はわずかな粒子
移動が生じる。これらの露光された粒子の位置は、図4
Cに示した蒸気処理工程の間に取っていた位置から実質
的に変化はしていない。このように、図4Dでは、粒子
移動マーキング材料は露光部においてわずかに凝集し/
融合しており、及び/又は移動しており、未露光部にお
いては、実質的に凝集し/融合している状態が示されて
いる。露光部及び未露光部は、図4Aと4Bを連結して
記載される静電潜像の形成に相当する。それ故、画像形
成プロセスにより、ポジ原稿からは光学的なネガ画像が
、ネガ原稿からは光学的にボジ画像が形成され、例えば
光レンズシステムが像露光に使用されるならば、光学的
にサインが逆の画像が形成される。像露光は、光レンズ
システム以外の手段で行うことができ、例えば、レーザ
ーライターのようなラスターアウトプットスキャニング
(Raster Output Scanning)装
置がある。溶剤がメチルエチルケトンで被覆されない軟
化性層が0. 1 7 9 dl/gの極限粘度とN,
 N’ −ジフェニル−N,N’−ビス(3″−メチル
フエニル)(1.1’−ビフエニル)−4,4゜ −ジ
アミンを有する、外注合成された8 0/2 0モル%
のスチレンとへキシルメタクリレートの共重合体を含有
する場合には、蒸気暴露時間は21゜Cで約10秒〜約
2分で、現像加熱温度が約80〜約120“Cで2秒〜
2分(温度がもっと低ければ、もう少し長い時間を要す
る)、及び溶剤蒸気分圧が約20ma+Hg〜約80m
mHgで満足いく結果が得られる。
時間、温度及び蒸気濃度の満足いく組み合わせを試験す
ると、光学的コントラスト濃度は最大になる。
図4Dに図示された画像形成部材は、未露光部の移動マ
ーキング材料の実質的な凝集と融合のために、未露光部
における可視光の透過率は高い。
未露光部で得られるDminは、軟化性層の下に位置す
る透明基体の光学濃度とほぼ同じ位低い。露光された粒
子のほんのわずかな凝集/融合及び/又はわずかな移動
が生じるので、露光部のDmaxは高い。このように、
1.0〜1. 3の領域において高いコントラスト濃度
を有する光学的にサイ.ンが逆の画像がこの画像形成部
材において優られ,唇。、さらに、228ラインペア/
IIIIIのよ)な′、卓越した解像度がこの画像形成
部材上に得ら棧る−1.これらの光を高度に透過する画
像を得るために、像露光の後でかつ最終加熱現像工程の
前に・、9N気をマスター(alas ter)に施さ
ねばならない.本発明の蒸気一加熱現像、反転i像形成
プロセスにおいて、本発明の最適の結果を得るためには
、最初に供給されるイオン電荷と同じ符号の光発生電荷
キャリャの大半(50〜95%の間、好ましくは90〜
95%の間)は通常、粒子移動画像形成粒子を露光する
光により(軟化性層の軟化による現像の前又は初期の段
階で)注入されうると考えられている。光発生した電荷
の他の符号が失われた(粒子からの注入又は最初に表面
に供給された電荷の中和による)後(現像の前又は初期
の段階)、少量の正味電荷が露光された粒子移動画像形
成粒子に残される。最初の符号の電荷の注入は、電荷輸
送材料が画像形成部材の軟化性層に含有されることによ
り・達成される.露光領域における正味電荷の量が1非
常に少ないため、露光された粒子のほんのわずかな![
/融合及び/又はわずかな移動が生し、る,それ故、光
学濃度はほんのわずか減少し、例jえぼ最初の値の約1
.8〜1.9と比較しても絢no〜1.7(好ましくは
1.2〜1、7又はそれ以上4、より好ましくは1.4
〜1.7又はそれ以上)であ2る、。,粒子中のわずか
な正味電荷及び/又はわずか・な粒子移動は、本発明の
多くの結果及び有利な点を達成するために通常必要であ
るが、これらは過度である必要はなく、という、のは、
例えば、最終反転画像のDIIlax(及びその結果と
して光学濃度)は、本明細書で例示した値を越えて低下
しうるからである。電荷輸送材料を軟化性層中に有しな
い通常の粒子移動画像形成部材を用いて、露光された粒
子移動画像形成部材は、かなりの正味電荷を得、かなり
移動し、本発明の画像形成プロセスの蒸気処理加熱現像
工程で処理される時に、高い光学濃度領域の代わりに低
い光学濃度領域を生成する。
さらに、本発明の蒸気一加熱現像、サインが逆の画像形
成方法において、未露光の粒子は、蒸気処理工程中(又
は蒸気処理工程の前に用いられる任意の加熱処理工程中
)帯電されず、蒸気暴露により移動しないが、単分子層
の形状中では実質的に帯電されないまま、蒸気処理工程
が後に続く最終加熱工程の間実質的に凝集し融合する。
軟化性層中に電荷輸送材料を有しない常用の粒子移動画
.像形成部材を用いると、未露光粒子も一般に実質的に
帯電されないままである。このように、本発明の画像形
成部材における電荷輸送材料は、まず、露光された粒子
の静電気学を変える。
〔実施例〕
実施例1 図1に図示したものと類似の粒子移動画像形成部材を溶
液の総重量を基準として約15.0重量%の8 0/2
 0モル%のスチレンとへキシルメタクリレートの共重
合体(軟化性層)を約85重量%のトルエンに溶解して
用意した。できた溶液をNIIIOO線巻棒により、基
体120幅12インチ(30.4 8cm) 、7 6
μm(3ミル)の膜厚のアルミ蒸着ポリエステルフィル
ム(メリネツクス(Melinex)、442型ICf
より人手可能)に塗布シた。ブルーラッテンNα94フ
ィルターを有する拡散濃度計(マクベスTR9 2 7
)で測定したアルミ蒸着ポリエステルフィルムの光学濃
度は約0.2で、アルミ層の膜厚は約0.01μmであ
った。
スチレンとへキシルメタクリレートの付着した軟化性層
は、約1)0℃で15分間約2μmの膜草になるまで乾
燥した。軟化性層の温度を約1)5℃まで上昇して、軟
化性層の露光表面の粘度を約5X10’ポイズまで下げ
て、ガラス質のセレン粒子を有するマーキング粒子の付
着の準備をした。
粒子状ガラス質セレンはその後、真空度約4×1 0−
’Torrに維持した真空チェンバー中で真空蒸着によ
り付着した。画像形成部材をその後速やかに室温まで冷
却した。平均直径約0.3μmを有し、共重合体の軟化
性層の露光表面の下約0.05〜0.1μmに埋め込ま
れている赤みがかった単層のセレン粒子を形成した。そ
の結果画像形成部材は、非常に均一な光学濃度約1.8
5を有し、微結晶又は凝集の徴候はない。
画像形成部材をその後、表面電位約+200Vまで正に
コロトロン帯電し、約2ergS/crlの400nm
の光で像露光し、部材を7秒間、引戸とファンを装備し
た周囲を囲まれたチェンバー内に液体浴上の蒸気に浸漬
することによりトルエン蒸気で現1象する工程を有す蒸
気プロセス法により画像形成し現像した。その結果、画
像形成した粒子移動画像形成部材は、原稿の光学的サイ
ンを保持した画像、慶秀な画像品質、228ラインペア
/正以上の解像度、及び約1.15のコントラスト濃度
を示した。ブルーラッテンNo.94フィルターを有す
る拡欣濃度計(マクベスTR927)で測定したDma
xは約1.85で、Dminは約0.7であった。
Dmax領域は、移動していない内層面セレン粒子によ
り生じたものであり、D+nin領域は、ポリマーマト
リックス中に分散した移動したセレン粒子により生じた
ものである。
実施例2 図1に図示したものと類似の粒子移動画像形成部材を溶
液の総重量を基準として約15.0重量%の8 0/2
 0モル%のスチレンとへキシルメタクリレートの共重
合体と約4.8重量%の正孔輸送N.N′−ジフェニル
−N4/ −ビス(3′−メチルフェニル)−(1.1
’−ビフェニル)−4,4′−ジアミンを約80.2重
量%のトルエンに溶解して用意した。できた溶液をNo
. 1 0の線巻棒により、基体12の幅12インチ(
30.48cm)、76μm(3ミル)の膜厚のアルミ
蒸着ポリエステルフィルム(メリネックス(Melin
ex)、442型ICIより人手可能)に塗布した。ア
ルミ蒸着ポリエステルフィルムの光学濃度は約0.2で
、アルミ層の膜厚は約0.01μmであった。N,N’
−ジフェニルーN,N’ −ビス(3′−メチルフェニ
ル)−(1.1’−ビフエニル)−4.4’−ジアミン
をドーブし、スチレンとへキシルメタクリレートの付着
した軟化性層は、約1)0℃で15分間約2μmの膜厚
になるまで乾燥した。軟化性層の温度を約1)5℃まで
上昇して、軟化性層の露光表面の粘度を約5X40’ポ
イズまで下げて、マーキング粒子の付着の準備をした。
粒子状ガラス質セレンはその後、真空度約4 X 1 
0−’Torrに維持した真空チェンバー中で真空蒸着
により付着した。画像形1材をその後速やかに室温まで
冷却する。平均直径約0.3μmを有し、共重合体の軟
化性層の露光表面の下約0.05〜0、1μmに埋め込
まれている赤みがかった単層のセレン粒子を形成した。
その結果画像形成部材は(非常に均一な光学濃度約1,
85を有し、フィルムの全領域に渡って微結晶又は凝集
の徴候はない。
上記のように製造した画像形成部材をその後、表面電位
約+200Vまで正にコロトロン帯電し、約3ergs
/cafの400nmの光で像露光し、約15秒間蒸気
チェンバー内でメチルエチルケトンに暴露し、ポリエス
テルに接触しているホットプレート上で約5秒間約1)
5℃まで加熱する工程を有する蒸気及び加熱プロセス法
の組み合わせにより画像形成し現像した。その結果、画
像形成した粒子移動画像形成部材は、原稿の光学的サイ
ンが逆の画像、優秀な画1象品質、228ラインベア/
 mm以上の解像度、及び約0.77のコントラスト濃
度を示した。Dmaxは約1.07で、Dminは約0
.30であったc[)min領域は、画像のDmin領
域でセレン粒子が凝集し融合して、数少ないより大きな
粒子になることにより生じたものである。
実施例3 実施例2で製造した画像形成部材を約lO重量%のスチ
レンーアクリル共重合体(ネオタリル(lJeocry
l A−622、ポリビニルケミカルインダストリイー
ズから人手可能)と約0.03重量%のポリシロキサン
樹脂(Byk 301 、8yk−Mallincko
dtから入手可能)を含有する水溶液でオーバーコート
した。乾燥したオーバーコートは膜厚約1.5μmであ
った。
オーバーコートした粒子移動画像形成部材をその後、表
面電位約+280vに正にコロトロン帯電し、約3er
g /catの400nmの光で像露光し、約35秒間
蒸気チェンバー内でメチルエチルケトンに暴露し、ポリ
エステルと接触しているホットプレート上で約5秒間約
1)5℃まで加熱することを脊する蒸気及び加熱プロセ
ス法を組み合わせて、画像形成し現像した。画像形成し
た粒子移動画像形成部材は、原稿と光学的サインが逆の
画像、優秀な画像品質、228ラインペア/ mm以上
の解像度、及び約1,2のコントラスト濃度を示した。
pmaxは約1.48で、Dminは約0.287”あ
ッタ。
Dmin領域は、画像のDmin領域において、セレン
粒子が凝集し融合して数少ない、大きな粒子になること
によって生じていることが、透過型電子顕微鏡により見
出された。
実施例4 図1に図示された粒子移動画像形成部材を、アルミ蒸着
ポリエステルのアルミ層をポリスチレンスルホン酸を有
する1.0μmの膜厚の実質的に透明な導電性ポリマー
に変えた点を除いて、実施例1に記載した材料と条件を
用いて製造した。この実質的に透明な導電性ポリマー層
を溶液の総重量を基準として約10.0重量%のポリス
チレンスルホン酸樹脂(パーサーT L − 7 2 
 (Versa一几−72)、ナショナルスターチ社か
ら入手可能)を約90重量%のエタノールに溶解して製
造した。この溶液をNα10の線巻棒によりポリエステ
ル基体に塗布し、80℃で約15分間乾燥し、約1.0
μmの膜厚を得た。導電層の導電率は約5 X 1 0
’ Ω/ctjであった。画像形成部材は、約1.65
の非常に均一な光学濃度を有していた。
この画像形成部材をその後、表面電位約+205Vに正
にコロトロン帯電し、ステップウエッジ(step w
edge)を通して活性化電磁線で像露光し、蒸気チェ
ンバー内で約10秒間トルエンに暴露することにより画
像形成した。この画像形成部材は、原稿の光学的サイン
を保持する画像、優秀な画像品質、228ラインベア/
 a+mの解像度、及び約1.2のコントラスト濃度を
示した。Dmaxは約1.65でDminは約0.45
であった。Dmax領域は粒子移動していない内層面セ
レン粒子の結果として生じたもので、Dmin領域は、
ポリマーマトリックス内に分散した粒子移動したセレン
粒子の結果生じたものである。
実施例5 図1に図示されたものと類似の粒子移動画像形成部材を
、アルミ蒸着ポリエステルのアルミ層をポリスチレンス
ルホン酸ナトリウム塩を有する0.8μmの膜厚の実質
的に透明な導電性ポリマーに変えた点を除いて、実施例
2に記載した材料と条件を用いて製造した。この実質的
に透明な導電性ポリマー層を溶液の総重量を基準として
約10,0重量%のポリスチレンスルホン酸塩樹脂(I
t]ち、パーサーT L − 7 7  (Versa
−TL−77)、ナショナルスターチ社から人手可能)
を約90重量%のエタノールに溶解して製造した。この
溶液をNα10の線巻棒によりポリエステル基体に塗布
し、80℃で約15分間乾燥し、約0.8μmの乾燥膜
厚を得た。導電層の導電率は約2 X 1 01 Ω/
cdであった。この画像形成部材は、約1.65の非常
に均一な光学濃度を有していた。
この画像形成部材をその後、表面電位約+215Vに正
にコロトロン帯電し、約3erg /catの400n
mの光で像露光し、約35秒間蒸気チェンバー内でメチ
ルエチルケトンに暴露し、ポリエステルに接触している
ホットプレート上で約5秒間約1)5℃まで加熱する工
程を有する蒸気及び加熱プロセス法の組み合わせで画像
形成し、現像した。この画像形成された粒子移動画像形
成部材は、原稿と光学的サインが逆の画像、優秀な画像
品質、228ラインペア/fl!Inの解像度、及び約
0.98のコントラスト濃度を示した。[)maxは約
1.03でDminは約0.05であった。Dmix領
域は、画像のDmin領域で、セレン粒子が凝集し融合
して、数少ないより大きな粒子になることによって生じ
た。
実施例6 画像形成部材を実施例15に記載したように製造し、約
10重量%のスチレンーアクリル共重合体(ネオグリル
A−6 2 2、ポリビニルケミカルインダストリイー
ズから人手可能)と約0.03重蚤%のポリシロキサン
樹脂(Byk 301 、BykMallinckod
tから入手可能)を含有する水によって運ばれた溶液に
よりオーバーコートした。乾燥オーバーコートは約1.
5μmの膜厚を有した。
上記のように製造したオーバーコートした粒子移動画像
形成部材はその後、表面電位約+310Vに正にコロト
ロン帯電し、約3erg /ctlの400nmの光で
像露光し、約35秒間蒸気チェンバー内でメチルエチル
ケトンに暴露し、ポリエステルに接触するホットプレー
ト上で約5秒間約1)5℃まで加熱する工程を有する蒸
気及び加熱プロセス方法を組み合わせることにより画像
形成し、現像した。この画像形成された粒子移動画像形
成部材は、原稿と光学的サインが逆の画像、優秀な画像
品質、228ラインベア/ mmの解像度、及び約1.
2のコントラスト濃度を示した。Dmaxは、約1.2
8でDminは約0.08であった。Dmin領域は、
画像のDmin領域でセレン粒子が数少ないより大きな
粒子に凝集し融合することにより生じた。
オーバーコートされた粒子移動画像形成部材は爪で引っ
掻いた時に優秀な耐摩耗性を示した。このオーバーコー
トされた部材はまた、接着テープテストにおいても結着
性を保持し、即ち、このオーバーコーティングは接着テ
ープにより画像形成部材から剥離しなかった。
実施例7 図1に示されているのと類似の粒子移動画像形成部材を
、溶液の総重量を基準として、約15重量%の8 0/
2 0モル%のスチレンとへキシルメタクリレートの共
重合体及び約4.8重量%の正孔輸送N,N’−ジフェ
ニルーN.N’−ビス(3′−メチルフェニル)−(1
.1’−ビフェニル)−4.  4’−ジアミンを約8
0.2重量%のトルエンに溶解して製造した。この溶液
をNo. 1 0の線巻棒を用いて、トランスコビー社
より得られるポリスチレンスルホネートを有する、0.
5μmの膜厚の、実質的に透明な導電性ポリマーを有す
る、幅12インチ(30.48cm)膜厚76μm(3
ミル)のポリエステルフィルム(メリネフクス、442
型ICIから入手可能)に塗布した。N,N’シフェニ
ルーN,N’−ビス(3’−メチルフエニル)−(1.
1’−ビフェニル)−4.4’ジアミンをドープしたス
チレンとへキシルメタクリレートを有する付着した軟化
性層を約1)0℃で約15分間乾燥した。乾燥した軟化
性層の膜厚は約2μmであった。軟化性層の温度を約1
)5℃まで上昇して、軟化性層の露光表面の粘度を約5
xlO’ポイズまで下げて、マーキング粒子の付着を準
備をした。粒子状ガラス質セレンの薄膜をその後、真空
度約4 X 1 0−’Torrに維持した真空チェン
バー中で真空蒸着により付着した。画像形成部材をその
後速やかに室温まで冷却する。平均直径約0. 3μm
を有し、共重合体の軟化性層の露光表面の下約0.05
〜0.1μmに埋め込まれている赤みがかった単層のセ
レン粒子が形成された。
その結果画像形成部材は、非常に均一な光学濃度約16
65を有し、微結晶又は凝集の徴候はなかった。
この画像形成部材を約10重量%のスチレンーアクリル
共重合体(ネオグリルA−622、ポリビニルケミカル
インダストリイーズから入手可能)と約0.03重量%
のポリシロキサン樹脂(Byk 301、Byk−Ma
llinckodtから人手できる)を含有する含水溶
液(water−borne solution)でオ
ーノ<−:l−トした。乾燥したオーバーコートは、約
1.5μmの膜厚を有した。
上記のように製造したオーバーコートされた粒子移動画
像形成部材はその後、表面電位約+310Vまで正4こ
コロトロン帯電し、約3ergs/ciの400nmの
光で像露光し、約35秒間蒸気チェンバー内でメチルエ
チルケトンに暴露シ、ポリエステルに接触しているホッ
トプレート上で約5秒間約1)5℃まで加熱する工程を
有する蒸気及び加熱プロセス法の組み合わせにより画像
形成し現像した。この画像形成された粒子移動画像形成
部材は、原稿と光学的サインが逆の画像、優秀な画像品
質、228ラインペア/ mm以上の解像度、及び約1
.23のコントラスト濃度を示した。Dmaxは約1.
29で、Dminは約0.06であった。Dmin領域
は、画像のDmin領域でセレン粒子が凝集し融合する
ことによって数少ないより大きな粒子になることによる
ものであった。このオーバーコートされた粒子移動画像
形成部材は爪で引っ掻いた時に優秀な耐摩耗性を示した
。このオーバーコートされた部材はまた、本明細書で説
明した接着テープテストにおいても結着性を保持した。
実施例8 図1に図示したものと類似の粒子移動画像形成部材を溶
液の総重量を基準として約15.0重量%の8 0/2
 0モル%のスチレンとプチルメタクリレートの共重合
体と約4.8重量%の正孔、即ち電荷輸送N, N’−
ジフェニル−N, N’−ビス(3′−メチルフェニル
)−(1.1’−ビフエニル)−4.4’−ジアミンを
約80.2重量%のトルエンに溶解して用意した。でき
た溶液をNα10の線巻棒により、ポリスチレンスルホ
ン酸リチウム塩(パーサーTL73、ナショナルスター
チ社から入手可能)を有する膜厚0.5μmの実質的に
透明な導電性ポリマーを有する基体12の幅12インチ
(30.4 8cm) 、7 6μm(3ミル)の膜厚
のアルミ蒸着ポリエステルフィルム(メリネックス44
2型ICIより人手可能)に塗布した。N,N’−ジフ
エニルーN,N’−ビス(3′一メチルフェニル)−(
1.1’−ビフェニル)−4.4’ −ジアミンをドー
プしたスチレンとプチルメタクリレートの共重合体を有
する付着した軟化性層を約1)0℃で約15分間乾燥し
た。乾燥した軟化性層の膜厚は約2μmであった。軟化
性層の温度を約1)5℃まで上昇して、軟化性層の露光
表面の粘度を約5×103ボイズまで下げて、マーキン
グ粒子の付着の準備をした。粒子状ガラス質セレンの薄
層をその後、真空度約4×1 0−’Torrに維持し
た真空チェンバー中で真空蒸着により付着する。画像形
成部材をその後速やがに室温まで冷却する。平均直径約
0.3μmを有し、共重合体の軟化性層の露光表面の下
約0.05〜0.1μmに埋め込まれている赤みがかっ
た単層のセレン粒子が形成された。その結果画像形成部
材は、非常に均一な光学濃度約1.65を有した。
上述のように製造した画像形成部材を約10重量%のス
チレンーアクリル共重合体(ネオグリルA−622、ポ
リビニルケミカルインダストリイ一ズから人手可能)と
約0.03重量%のポリシロキサン樹脂(Byk 30
1 , Byk−Mallinckodtから人手可能
)を含有する含水溶液によりオーバーコートした。乾燥
一バーコートは約1.5μmの膜厚を有した。
上記のようにオーバーコートした粒子移動画像形成部材
をその後、表面電位約÷290Vに正にコロトロン帯電
し、約3erg/cfflの400nmの光で像露光し
、約35秒間蒸気チェンバー内でメチルエチルケトンに
暴露し、ポリエステルに接触するホットプレート上で約
5秒間約1)5℃までし加熱する工程を有する蒸気及び
加熱プロセス方法を組み合わせることにより画像形成し
、現像した。
この画像形成された粒子移動画像形成部材は、原稿と光
学狛サインが逆の画像、優秀な画像品質、228ライン
ベア/市の解像度、及び約1.15のコントラスト濃度
を示した。DITlaxは、約1.23でDminは約
0.08であっ゛た。Dmin領域は、画像のDmin
領域でセレン粒子が凝集及び融合して、敗少ないより大
きな粒子になることによるものであった。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の層をなす粒子移動画像形成部材の部分
的断面図である。 図2は、本発明のオーハーコートした粒子移動画像形成
部材の郎分的断面図である。 図3A、3B及び3Cは、本発明の一実施態様における
粒子移動画像の形成を可能にするプロセス工程の部分的
断面図である。 図4A,4B,4C及び4Dは、本発明に従って画1象
形成を可能にする画像プロセスの部分的断面図である。 10・・・・・・粒子移動画像形成部材1)・・・・・
・基体 12・・・・・・実質的に透明な導電層13・・・・・
・軟化性層 14・・・・・・移動マーキング材料 15・・・・・・オーバーコーティング層16・・・・
・・コロナ帯電器 17・・・・・・接地 1B・・・・・・・活性化電磁線 19・・・・9・・・ls!大部 20・・・・・・・未嘆.光部 22・・・・・・帯1していない移動マーヰング材料F
IG.3B FIG.EC FIG. l4 FIG. 2 FIG.4B FIG. 4( l−2l−プ − 2/ −’ FIG.4D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イオン導電性皮膜形成ポリマーと、電気的に感光
    性の移動マーキング粒子を含有する破断性層を有する電
    気的絶縁性軟化性層を有する画像形成部材。
  2. (2)イオン導電性皮膜形成ポリマーと、電気的に感光
    性の移動マーキング粒子を含有する破断性層を有する電
    気的絶縁性軟化性層を有する透明な導電層を有する画像
    形成部材。
  3. (3)支持基体と、支持基体に隣接するイオン導電性皮
    膜形成ポリマーと、及び電気的絶縁性軟化性層であって
    、かつ電気的に感光性の移動マーキング粒子の破断性層
    を有する軟化性層を有する画像形成部材。
  4. (4)基体と、基体に隣接するイオン導電性皮膜形成ポ
    リマーを有する実質的に透明な導電性層と、及び実質的
    に透明な導電性層の上の電気的絶縁性軟化性層であって
    、かつ実質的に透明な導電性層から離れている軟化性層
    の表面に又は表面の近くに実質的に位置し、近接して離
    れている電気的に感光性の移動マーキング粒子の破断性
    層を有する軟化性層を有する画像形成部材。
JP2012405A 1989-01-27 1990-01-22 画像形成部材 Pending JPH02235082A (ja)

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