JPH02235070A - 導電性キャリヤ成分を有するトナー及び現像剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般にトナー及び現像剤組成物に関し、特に本
発明は導電性キャリヤ組成物に関する。本発明の１つの
実施態様に於で、キャリヤ組成物はその上に随意の重合
体コーティングを有するある種のキャリヤコアの混合物
を含む。特に、本発明の１つの実施態様に於けるキャリ
ヤ粒子は約１０４〜約１０１０（Ω・Ｃｍ）−１の導電
率を有し、本発明の１つの特殊な実施態様に於では、そ
の上にコーティングを有するキャリヤ粒子の混合物を含
む現像剤組成物であって、コーティングがその中にカー
ボンブラックのような導電性粒子を分散させておりかつ
キャリヤ粒子が例えば約１〜約１，　０　０　０ボルト
の電流を用いるセル（Ｃｅｌｌ）で測定して約ＩＯ１〜
約１０９（Ω”ｃｍ）−１の導電率を有する現像剤が提
供される。一般に、本発明のキャリヤ粒子は鋼グリット
コアのような高導電率キャリヤ粒子とニッケル亜鉛フエ
ライトキャリヤのような中導電率キャリヤ粒子との混合
物を含む。現像剤組成物は、上記のキャリヤ粒子を、樹
脂粒子と顔料粒子と帯電増強成分、コロイド状シリカ及
び脂肪酸の金属塩を含む随意の添加物粒子とを含むトナ
ー組成物と混合することによって調合することができる
。本発明のキャリヤ粒子に関連する有利な点の中には、
例えば剛性、導電率、トナー量の変化に対する導電率の
保持能力などを含む電子写真像形成システム中に存在す
る磁気刷子特性の改良が含まれる。さらに、本発明の導
電性キャリヤ粒子によって、例えば１００，０００サイ
クルまでの長期像形成サイクルの間トナーの摩擦帯電特
性が比較的一定のま＼である。本発明のトナー及び現像
剤組成物は電子写真像形成及びカラープロセスを含む印
刷プロセスに有用である。さらに、本発明のトナー及び
現像剤組成物によって、上記プロセスに於で長期間トナ
ー摩擦電荷の実質的一様性が可能となる。さらに、本発
明のトナー及び現像剤組成物は、像形成又は印刷装置中
に存在する光導電性像形成部材又はイオノグラフィック
レセプターを例えば１００，０００回の像形成又は印刷
サイクルを越える長期間にわたって悪影響な《機能させ
ることを可能にする。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕参考と
して本明細書中に全て開示されている同時係属米国特許
出願第００４．　９３９／８７号には、１つの鎖末端が
水酸基で終わる重合鎖を少なくとも約８０％有する完全
飽和炭化水素主鎖を含む直鎖状高分子アルコールを有す
るトナー及び現像剤組成物であって、アルコールが次式 ＣＨ．（ＣＨ，）。ＣＨ２０Ｈ （上記式中、ｎは約３０〜約３００、好ましくは約３０
〜約１００の数である） で示され、かつアルコールはペトロライト・コーポレー
ション（Ｐｅｔｒｏｌｉｔｅ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ
）から発売されている組成物が例示されている。上記同
時係属出願中には被覆されたキャリヤ粒子及び未被覆キ
ャリヤ粒子が記載されている。

上記のトナー及び現像剤組成物はその所期目的には有用
であるが、改良された組成物に対する要望はある。特に
、相当の導電率を有するキャリヤ組成物が要望されてい
る。上記のキャリヤ粒子とトナー粒子とを含む現像剤組
成物に対する要望もある。加えて、例えば１５０，００
０の現像された像を越える長期間その摩擦電気特性を維
持するトナー及び現像剤組成物であって、かつキャリヤ
粒子がコーティングをその上に有するコア成分の混合物
を含んでいてキャリヤが約１０４〜約１０１０（Ω・ｃ
ｍ）−１の導電率を有することを可能にする組成物が要
望されている。さらに、上記特性の多くを有するカラー
現像に対する要望もある。トナー組成物の帯電特性とは
独立に、剛性、導電率及びトーンを合わせる時に導電率
を保持する能力のような刷子特性を含む電子写真像形成
装置中に存在する磁気刷子特性の改良を達成することが
できるカラー現像剤組成物を含むキャリヤ及び現像剤組
成物も要望されている。同様な又は実質的に同一の重合
体で被覆されかつその中に導電性粒子を含むキャリヤで
あって、コーティング重量を調節して選ばれたトナー組
成物、特にカラートナー組成物と同様な帯電特性を可能
にするキャリヤも要望されている。さらに、２種の異な
るキャリヤコア、すなわち第１キャリヤコアと第２キャ
リヤコアと、の混合物からなるキャリヤブレンドを含み
、それによって、異なるコアの複合特性のためと思われ
る、例えば電子写真像形成及び印刷装置中の増強された
現像剤を可能にするトナー及び現像剤組成物、特に現像
剤が要望されでいる。

〔発明の目的〕

本発明の１つの目的は本明細書中に示した有利な点の多
くを有する現像剤組成物を提供することである。

本発明のもう１つの目的は長期間安定な摩擦電気特性を
有する現像剤組成物を提供することにある。

本発明のもう１つの目的に於て、幾つかのキャリヤ成分
の混合物を含む現像剤組成物が提供される。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のこれらの目的及び他の目的は、樹脂粒子と顔料
粒子とろう、帯電増強添加剤などのような随意の添加物
とを含む現像剤組成物及びトナー組成物を提供すること
によって達成される。特に、本発明は約ｌＯ“〜約１０
１０（Ω・ｃｍ）−１の導電率を有しかつキャリヤコア
の混合物を含むキャリヤ粒子に関する。上記混合物は、
１つの実施態様に於で、約２５〜約７５重量％、好まし
くは約５０〜約７５重量％の第１キャリヤ成分と第２キ
ャリヤ成分とをそれぞれ含む。従って、１つの実施態様
に於で、本発明のキャリヤ粒子は鋼グリットのような第
１高導電率キャリヤ約２５〜約７５重量％とニッケル亜
鉛フエライトを含むフエライトのような第２中導電率キ
ャリヤ約７５〜約２５重量％とを含む。又、本発明のキ
ャリヤ粒子は約２５〜約７５重量％の中導電率キャリヤ
と約７５〜約２５重量％の高導電率キャリヤとを含むこ
ともできる。さらに、本発明の目的が達成されることを
条件として、約１〜約９９重量％の高導電率キャリヤと
約９９〜約１重量％の中導電率キャリヤとを含むキャリ
ヤ混合物を選ぶことができる。同様に、本出願の発明の
ために、約１〜約９９重量％の中導電率キャリヤと約９
９〜約１重量％の高導電率キャリヤとを有する混合物を
含み、かつ該キャリヤの少なくとも１つが重合体コーテ
ィングを含むキャリヤ成分又はコアを選ぶことができる
。

上記キャリヤは好まし《はその上に重合体コーティング
を、かつその中にバルカン（Ｖｕｌｃａｎ）ブラックを
含むカーボンブラックのような導電性粒子を、例えば約
１〜約３５重量％、好まし《は約１０〜約２０重量％の
導電性粒子の量で含む。通常、キャリヤ混合物は第１キ
ャリヤコアと第２の異なるキャリヤコアとを含み、第１
キャリヤコアはフエライトコアのような中導電率コアで
ありかつ第２キャリヤコアはホエガナエス（Ｈｏｅｇａ
ｎａｅｓ　）鋼又は鉱グリットのような高導電率コアで
あり、かつコアはその上に重合体を、かつ１つの好まし
い実施態様では約０．　２〜約４重量％、好ましくは約
０．　２〜約２．０重量％の典型的なコーティング重量
を有する同様な又は実質的に同一の重合体コーティング
を含み、かつ該重合体コーティングの少なくとも１つは
その中にカーボンブラックのような導電性粒子を含むか
あるいは導電性粒子でドープされている。従って、本発
明の１つの実施態様に於では、コーティングをその上に
有する高導電率キャリヤコアは約θ〜約２５重量％のカ
ーボンブラックでドープされることができ、一方キャリ
ヤコアが第１の高導電率キャリヤコアと異なる物質から
なり、その上にコーティングを有する中導電率キャリヤ
コアは約１〜約３５重量％のカーボンブラックのような
導電性粒子を含む。好ましくは、キャリヤコア混合物は
５０：５０比の第１高導電率キャリヤコアと第２中導電
率キャリヤコアとを含む。

本発明の１つの特殊な実施態様は、約１０４〜約１０１
０（Ω・ｃｍ’）−１の導電率を有し、かつ第１キャリ
ヤ成分と第２キャリヤ成分との混合物を含み、かつ該成
分がその上に重合体コーティングを含み、かつ該コーテ
ィングの少なくとも１つが導電性粒子を含むキャリヤ組
成物に関する。本発明のもう１つの実施態様に於て、約
１０４〜約１０１＠（Ω・ａｍ）−１の導電率を有し、
かつ第１高導電率キャリヤ成分と第２中導電率キャリヤ
成分又はコアとの混合物を含み、かつ該成分がその上に
重合体コーティングを含み、かつ該コーティングの少な
くとも１つが導電性粒子を含むキャリヤ組成物が提供さ
れる。さらに、本発明によれば、キャリヤコアの１つだ
けがその上にコーティングを含むことができる。

上記組成物の好ましいキャリヤ成分として、特に、その
記載が全て本明細書中に参考のために含まれている同時
係属米国特許出願第７５１．　９２２号、第１３６，　
７９２号及び第１３６，　７９１号に例示されているよ
うなコーティングである、スチレン、メタクリレート及
びトリエトキシシランのターボリマーなどを含む重合体
コーティング約０．５〜約３重量％、好ましくは約０．
６〜約１．０重量％をその上に有する鋼コア物質及びフ
エライトコア物質が選ばれる。

上記゜９２２号同時係属出願に例示されている１つの特
に好ましいコーティングは、重合体コーティング中に分
散された、例えばカーボンブラックを含む導電性物質を
有する塩化ビニルとトリフルオロクロロエチレンとの共
重合体を含む。１つの実施態様に於で、上記同時係属出
願中に、スチレンブタジエン共重合体樹脂粒子と、ハロ
ゲン化アルキルピリジニウム、硫酸アンモニウム、及び
有機スルフエート又はスルホネート組成物からなる群か
ら選ばれる帯電増強添加剤と、ビニル共重合体又はビニ
ル単独重合体のコーティングを有するコアを含むキャリ
ヤ粒子とを含む現像剤組成物が開示されている。上記′
７９２号及び゛７９１号の同時係属出願中には、コーテ
ィングが摩擦電気系列中で近接していない第１及び第２
コーティングをその上に含むキャリヤ粒子を有する現像
剤組成物が例示されている。

本発明の現像剤組成物のために選ばれる好ましいキャリ
ヤ混合物は、その記載が全て本明細書中に参考のために
含まれる参考文献米国特許第３，　４６７，　６３４号
及び第３，　５２６，　５３３号記載のメチルターボリ
マーのコーティングを含むホエガナエス（Ｈｏｅｇａｎ
ａｅｓ　）鋼コアのような高導電率キャリヤを含み、か
つ該コーティング重量が約０．２〜約２．０重量％、好
まし《は１．　２重量％であり、かつコーティングが約
０〜約２５重量％、好ましくは２０重量％のカーボンブ
ラックのような導電性粒子、より好ましくはバルカン（
Ｖｕｌｃａｎ）カーボンブラックでドープされており、
かつ第２の異なるキャリヤコアが約０．　２〜約２．０
％、好ましくは０．６０％の量のメチルターボリマーコ
ーティングを有するフエライトコアのような中導電率キ
ャリヤを含み、かつコーティングが約１〜約２０重量％
、好ましくは２０重量％の量のカーボンブラックを含む
。

本発明のもう１つの実施態様は約１０４〜約１０１０（
Ω・■）−１の導電率を有し、かつ第１キャリヤ成分と
第２キャリヤ成分との混合物を含み、かつ該成分の少な
くとも１つはその上に重合体コーティングを含み、かつ
コーティングは導電性粒子を含むキャリヤ組成物に関す
るものである。

本発明のトナー及び現像剤組成物のために選ばれ、かつ
例えば約６５〜約９５重量％のような種々の有効量で存
在する適当なトナー樹脂の説明のための例には、ポリエ
ステル、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポ
リオレフィン、ビニル樹脂、及びジカルボン酸とジフェ
ニルを含むジオールとの重合体エステル化生成物が含ま
れる。

単独重合体又は２種以上のビニル単量体の共重合体を含
む種々の適当なビニル樹脂をトナー樹脂として選ぶこと
ができる。典型的なビニル単量体には、スチレン、ｐ−
クロロスチレン、ビニルナフタレン、エチレン、プロピ
レン、ブチレン、イソブチレンなどのような不飽和モノ
オレフィン；塩化ビニル、臭化ビニル、弗化ビニルのよ
うなハロゲン化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、安息香酸ビニル及び酪酸ビニルを含むモノカルボン
酸のエステルのようなビニルエステル；アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ｎ　−ブチル、アク
リル酸イソブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸ｎ
−オクチル、アクリル酸２−クロロエチル、アクリル酸
フエニル、α−クロロアクリル酸メチル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、及びメタクリル酸ブチル
；アクリ口ニトリル、メタクリ口ニトリル、アクリルア
ミド：ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテ
ル、及びビニルエチルエーテルのようなビニルエーテル
；Ｎ−ビニルインドール；Ｎ−ビニルピロリドン；スチ
レンブタジエン共重合体、特にその記載が全て本明細書
中に参考のために含まれるものとする米国特許第４，　
５５８，　１０８号の懸濁重合法参考文献によって製造
されるスチレンブタジエン共重合体；これらの混合物な
どが含まれる。

１つの好ましいトナー樹脂として、その記載が全て本明
細書中に参考のために含まれるものとする米国特許第３
，　５９０，　０００号中に成分が例示されている、ジ
カルボン酸とジフェノールを含むジオールとのエステル
化生成物を選ぶことができる。他の好ましいトナー樹脂
にはスチレン／メタクリレート共重合体、スチレン／ア
クリレート共重合体、及びスチレン／ブタジエン共重合
体、特に上記特許中に例示されている共重合体；及び高
スチレン含量を有する、すなわち約８０〜８５重量％の
スチレンを越え、かつ樹脂がグッドイヤー・ケミカル●
カンパニー（Ｇｏｏｄｙｅａｒ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｃ
ｏｍｐａｎｙ）からプリオライト（Ｐｌｉｏｌｉｔｅｓ
＠　）として発売されているスチレンブタジエン樹脂；
ビスフェノールＡとプロピレンオキシドとの反応とその
後の得られた生成物とフマル酸との反応とから得られる
ポリエステル樹脂；及びテレフタル酸ジメチル、■，３
−ブタンジオール、１，２−プロパンジオール及びペン
タエリトリトールの反応から得られる分枝鎖ポリエステ
ル樹脂が含まれる。

トナー粒子の着色剤としては、例えば、カーボンブラッ
ク、ニグロシン染料、アニリン青、フタ口シアニン誘導
体、磁鉄鉱及びこれらの混合物を含む数多くの周知の適
当な顔料を選ぶことができる。好ましくはカーボンブラ
ックである顔料は、トナー組成物を着色させ、それによ
って明瞭な可視像を形成することを可能にするのに十分
な量で存在しなければならない。一般に顔料粒子はトナ
ー組成物の全重量に対して約３〜約２０重量％の員で存
在するが、本発明の目的が達成されることを条件として
、より少量又はより多量の顔料粒子を選ぶことができる
。

顔料粒子がマピコブラック（Ｍａｐｉｃｏ　Ｂｌａｃｋ
）として市販されているものを含む磁鉄鉱を含むとき、
顔料粒子゜はトナー組成物中に約ｌＯ〜約７５重量％、
好ましくは約ｌＯ〜約３５重量％の量で存在する。別法
では、例えば混合物が約６〜約７０重量％の磁鉄鉱と約
２〜約１５重量％のカーボンブラックとを含む、カーボ
ンブラック又は等価の顔料と磁鉄鉱との混合物を顔料粒
子として選ぶことができる。

本発明の範囲内には、赤色、青色、褐色、緑色、マゼン
タ、シアン及び（又は）黄色粒子ならびにこれらの混合
物を顔料又は着色剤として含む着色トナー組成物も含ま
れる。特に、本発明のトナー及び現像剤組成物を用いる
カラー像の生成に関して、選ぶことができるマゼンタ物
質の説明のための例には、例えば２，９−ジメチル置換
キナクリドン及びカラーインデックス中にＣＩ６０７１
０、Ｃ　Ｉ　　Ｄｉｓｐｅｒｓｅｄ　Ｒｅｄｌ　５とし
て確認されテイるアントラキノン染料、カラーインデッ
クス中にＣＩ２　６　０　５　０，　ＣＩ　Ｓｏｌｖｅ
ｎｔ　Ｒｅｄｌ　Ｏとして確認されているジアゾ染料、
Ｌｉｔｈｏｌ　Ｓｃａｒｌｅｔｔ，Ｈｏｓｔａｐｅｒｍ
などが含まれる。顔料として用いることができるシアン
物質の説明のための例には、銅テトラー４　（オクタデ
シルスルホンアミド）フタ口シアニン、カラーインデッ
クス中にＣ　Ｉ　　７４１６０、Ｃ　Ｉ　　Ｐｉｇｍｅ
ｎｔ　Ｂｌｕｅとして載っているＸ型銅フ．夕ロシアニ
ン顔料、及びカラーインデックス中にＣＩ６．９８１０
として確認されているＡｎｔｈｒａｔｈｒｅｎｅＢｌｕ
ｅＳＳｐｅｃｉａｌ　ＢｌｕｅＸ　−　２　１　３　７
　，　Ｓｕｄａｎ　Ｂｌｕｅなどが含まれ、選ぶことが
できる黄色顔料の説明のための例としては、ジアリリド
イエロー３，３−ジクロ口ペンジデンアセトアセトアニ
リド、カラーインデックス中にＣ　Ｉ　１　２　７　０
　０，　　ＣＩ　ＳｏｌｖｅｎｔＹｅｌｌｏｗｌ　６と
して確認されているモノアゾ顔料、カラーインデックス
中にＦｏｒｏｎ　Ｙｅｔｌｏｗ　ＳＢ／ＧＬＮ，Ｃ　Ｉ
　Ｄｉｓｐｅｒｓｅｄ　Ｙｅｌｌｏｗ　３　３として確
認されているニトロフエニルアミンスルホンアミド、２
，５−ジメトキシ−４−スルホンアニリド、フエニルア
ゾ−４′−クロロ−２．５−ジメトキシアセトーアセト
アニリド、Ｐｅｒｍａｎｅｎｔ　Ｙｅｌｌｏｗ　Ｆ　Ｇ
　Ｌ、赤、青、緑、褐色、Ｌｉｔｈｏｌ　Ｓｃａｒｌｅ
ｔなどが含まれる。これらの顔料は、一般に、トナー樹
脂粒子の重量に対して約２〜約１５重量％の量でトナー
組成物中に存在する。

例えば約０．１〜約２０重量％、好ましくは約１〜約５
重量％のような種々の有効量で存在する随意の帯電増強
添加剤の説明のための例としては、その記載が全て本明
細書中に参考のために含まれるものとする参考文献米国
特許第４，　２９８，　６７２号記載のセチルピリジニ
ウムクロライドのようなアルキルピリジニウムハライド
、セチルピリジニウムテトラフル才口ボレート、その記
載が全て本明細書中に参考のために含まれるものとする
米国特許第４，　３３８，　３９０号中に例示されてい
るような第四アンモニウム硫酸塩及びスルホネート帯電
制御剤；その記載が全て本明細書中に参考のために含ま
れるものとする参考文献米国特許第４，　３３８，　３
９０号中に記載されているステアリルフェネチルジメチ
ルアンモニウムトシレート；その記載が全て本明細書中
に参考のために含まれるものとする参考文献米国特許第
４、５６０，　６３５号記載のジステアリルジメチルア
ンモニウムサルフエート；ステアリルジメチルハイドロ
ゲンアンモニウムトシレート；保土ヶ谷（Ｈｏｄｏｇａ
ｙａ）から発売されているＴＲＨ　．テトラフェニル硼
酸カリウム；オルトフエニルカルボン酸；及び本発明の
目的が達成されることを条件として他の既知の同様な帯
電増強添加剤などが含まれる。トナー上の摩擦電荷は例
えば選ばれた帯電制御添加剤に依存し、通常、アルキル
ピリジニウムハライド、メチルスルフエート、などでは
正帯電が得られ、ＴＲＨ、テトラフエニル硼酸カリウム
及びオルトカルボン酸では負帯電が得られる。帯電量は
選ばれたキャリヤコーティング及び他の因子に依存する
が、トナーの摩擦電荷は通常約１０〜約３５マイクロク
ーロン／ｇ、好ましくは約２０〜約４０マイクロクーロ
ン／ｇである。

本発明のトナー組成物と混合するために選ぶことができ
るキャリヤ粒子の説明のための例には、トナー粒子の極
性と反対の極性の電荷を摩擦電気的に得ることができか
つ本明細書中に示したような他の特性を有する粒子が含
まれる。従って、本発明のキャリヤ粒子は、負の極性で
あり、それによって正に帯電されたトナー粒子をキャリ
ヤ粒子へ付着させかつキャリヤ粒子を包囲することを可
能にするように選ばれる。別法では、負極性を有するト
ナー組成物を付着させることを可能にする正極性をもつ
キャリヤ粒子を選ぶことができる。

選ぶことができるキャリヤの説明のための例としては、
鋼、ニッケル、鉄、フエライト、鋼グリットニッケルー
亜鉛フエライトなど（その記載が全て本明細書中に参考
のために含まれるものとする米国特許第３．　８３９．
　０２９号、第３，　８４９，　１８２号、第３，　９
１４，　１８１号、第４，　０４２，　５１８号及び第
３，　９２９，　６５７号参照）が含まれる。さらに、
キャリヤが表面に凹部と凸部が反復出現することを特徴
とし、それによって粒子に比較的大きい外部面積を与え
るノジュラーキャリヤビーズからなる、米国特許第３，
　８４７，　６０４号記載のニッケルベリーキャリヤー
をキャリヤ粒子成分の１つとして選ぶことができる。

本発明のために選ばれる好ましいキャリヤ混合物は、そ
の幾つかが例えばその記載が全て本明細書中に参考のた
めに含まれるものとするある種のキャリヤ粒子を有する
現像剤組成物に関する米国特許第出願第７５１，　９２
２号中に例示されている重合体コーティングをおのおの
が有する鋼及びフエライトコアのような磁性コアを含む
。特に、上記同時係属出願中には、ビニル重合体又はビ
ニル単独重合体のコーティングをその上に有するコアを
含むキャリヤ粒子が例示されている。本発明の幾つかの
実施態様のために特に有用な特殊なキャリヤの例は各コ
アについて塩化ビニル／トリフルオロクロ口エチレン共
重合体又はターボリマーのコーティングをその上に有し
、かつコーティングがカーボンブラックのような導電性
粒子を含む鋼及びフエライトコアを５　０／５　０又は
２　５／７　５混合物で含むキャリヤである。コアのお
のおののための他のコーティングには、ボリ弗化ビニリ
デン樹脂、ポリ（クロロトリフルオ口エチレン）、弗素
化エチレン及びプロピレン共重合体のようなフルオロポ
リマー、その記載が全て本明細書中に参考のために含ま
れるものとする参考文献米国特許第３，　４６７，　６
３４号及び第３．　５２６．　５３３号に記載されてい
るスチレン、メタクリル酸メチル及びトリエトキシシラ
ンのようなシランのターポリマー；ボリテトラフルロオ
口エチレン、含弗素ポリアクリレート及びポリメタクリ
レート；塩化ビニルの共重合体；及びトリクロロフルオ
ロエチレン；及び他の既知のコーティングが含まれる。

その記載が全て本明細書中に参考のために含まれるもの
とする参考文献米国特許出願第１３６，　７９１号及び
第１３６，　７９２号に記載されているような二重重合
体コーティングをその上に有する鋼及びフエライトコア
を含む成分混合物もキャリヤとして選ぶことができる。

特に、これらの特許出願中には、（１）キャリヤコアを
、約１０〜約９０重量％の第１重合体と約９０〜約１０
重量％の第２重合体とを含む重合体混合物と混合するこ
と、（２）キャリヤコア粒子と重合体混合物とを十分な
時間ドライ混合して重合体混合物をキャリヤコア粒子に
付着させることを可能にすること、（３）キャリヤコア
粒子と重合体混合物との混合物を約９３．３〜約２　８
　７．　８°Ｃ（約２００〜約５５０°Ｆ）の温度へ加
熱し、それによって重合体混合物を溶融させてキャリヤ
コア粒子に融着させること、及び（４）その後で得られ
た被覆キャリヤ粒子を冷却することを含む、実質的に安
定な導電率パラメーターを有するキャリヤ粒子の製造法
が詳述されている。

又、キャリヤ粒子の直径も変わり得るが、キャリヤ粒子
の直径は約１０〜約１，０００ミクロン、好ましくは約
１０〜約５００ミクロンであり、か《してこれらの粒子
は現像工程中静電像に付着しないように十分な密度と慣
性とを有することができる。キャリヤ粒子はトナー粒子
と種々の適当な組み合わせで混合することができるが、
約１〜約５部のトナーを約１０〜約２００重量部のキャ
リヤに混合するとき最良の結果が得られる。

一般に、コーティング重量は約０．　１〜約４重量％、
好ましくは約０．２〜約２．０重量％であり、かつコー
ティングは好ましくは２０重量％のカーボンブラックの
ような導電性粒子を含む。特に、第■高導電率キャリヤ
粒子は、その記載が全て本明細書中に参考のために含ま
れるものとする参考文献米国特許第３，　４６７，　６
３４号及び第３，　５２６，　５３３号に記載されてい
るターボリマー約１重量％のコーティングをその上に有
する鋼グリットコアからなり、かつ第２キャリヤ粒子は
カーボンブラックのような導電性粒子２０重量％をその
中に有する上記ターポリマーのような重合体コーティン
グ約０．　６％を含む第２中導電率コアからなり、かつ
両キャリヤを好ましくは約２５〜約７５の第１キャリヤ
と約７５〜約２５の第２キャリヤとの範囲の比率で一緒
に混合する。又、重合体コーティングをカーボンブラッ
クのような導電性粒子で溶液被覆してもよく、最終的な
キャリヤ粒子混合物を混合機へ添加して完全に混合する
。さらに、本発明の１つの好ましい実施態様では、キャ
リヤ混合物はその上にコーティングを有し、コーティン
グが約θ〜約２５重量％のカーボンブラックのような導
電性粒子を含むかまたは導電性粒子でドーブされており
かつコーティング重量が約０．２〜約２．　０重量％で
あるホエガナエス（　｝ｉｏｅｇａｎａｅｓ　）鋼のよ
うな第１高導電率キャリヤコアとその上に約０．２〜約
２．０重量％、好ましくは０．６２重量％の量の重合体
コーティングを有しかつコーティングが約１〜約３５重
量％、好ましくは２０重量％の量のカーボンブラックを
含むかカーボンブラックでドープされているフエライト
コアのような中導電率キャリヤコアとを含む。１つの好
ましい実施態様に於て、上記キャリヤ混合物は５０：５
０比の高及び中導電率キャリヤコアを含む。

本発明のトナー組成物は、トナー樹脂粒子、顔料粒子又
は着色剤及び添加剤を機械混合及び溶融混合し、次いで
機械的に粉砕することを含む多くの既知の方法で製造す
ることができる。他の方法には、当業界でよ《知られた
噴霧乾燥、機械分散、溶融分散、押出し、分散重合及び
懸濁重合が含まれる。１つの分散重合法では、樹脂粒子
、顔料粒子及び添加剤の溶媒分散液を制御された条件下
で噴霧乾燥して所望の生成物を得る。

その中に例えばセレン及びセレン合金のような通常の感
光体を含む電子写真像形成システム中での像の現像に用
いるため本発明のトナー及び現像剤組成物を選ぶことが
できる。セレン合金の例としては、セレンヒ素、セレン
テルル、セレンヒ素テルル、セレンテルルアンチモン、
他のセレンの２成分及び３成分合金、ドーパントかハロ
ゲンであり、好まし《は約２００〜約４　０　０　ｐｐ
ｍの量で存在する塩素であるドープされたセレン及びセ
レン合金が含まれる。特に正帯電トナー組成物が選ばれ
る場合、その記載が全て本明細書中に参考のために含ま
れるものとする参考文献米国特許第４，　２６５，　９
９０号、第４，　５８５，　８８４号、第４，　５８４
，　２３５号及び第４，　５６３．　４０８号に記載さ
れているような輸送層と光発生層とを含む層状感光性デ
バイス及び他の同様な層状感光性デバイスも有用である
。光発生層の例としては、セレン、セレン合金、三斜晶
系セレン、金属フタ口シアニン、無金属フタロシアニン
、スクアリン、ペリレン、アゾ化合物、及びバナジルフ
タ口シアニンが含まれるが、電荷輸送層の例には米国特
許第４，　２６５，　９９０号に記載されているような
アリールアミンか含まれる。さらに、光導電体として、
水素化非晶質シリコン、又は水素化非晶質炭化珪素のよ
うなイオノグラフィックレセプターなどを選ぶことかで
きる。

さらに、本発明のトナー及び現像剤組成物は電荷輸送手
段と定量帯電手段　（ｍｅｔｅｒｉｎｇ　ｃｈａｒｇｉ
ｎｇｍｅａｎｓ　）との間に位置する現像ゾーンを含む
、米国特許第４，　３９４，　４２６号及び第４，　３
８８．　９７０号に例示されている電子写真像形成装置
に特に有用である。特に、上記゜４２９号特許中には、
可撓性のそらせた像形成表面のすぐ近くでトナーを連続
的に利用可能にし、かつトナー粒子が現像ゾーン内で１
つのキャリヤ粒子層から別のキャリヤ粒子層へ移行する
、自己撹拌式２成分絶縁現像法及び装置が示されている
。１つの実施態様に於で、このことは、現像ローラーの
ような輸送部材と張力をかけそらされた可撓性像形成部
材とを高電界の存在下で近接させ、すなわち約０，０５
〜約１．５ｍｍ、好ましくは約０，４〜約１．０ｍｍの
距離にし、かつかかる部材を相対的な速度で動かすこと
によって達成される。

上記　′９７０号特許中には、像形成手段、帯電手段、
露光手段、現像手段及び定着手段を含む電子写真像形成
装置であって、現像手段が作動関係で、張力をかけそら
された可撓性像形成手段、輸送手段、像形成手段と輸送
手段との間に位置し、電気絶縁性磁性キャリヤ粒子をそ
の中に含む現像ゾーン、可撓性像形成手段を約５〜約５
　０　ｃｍ／ｓｅｃの速度で動かす手段、輸送手段を約
６〜約１００ｃｍ／ｓｅｃの速度で動かす手段を含み、
像形成手段と輸送手段とが異なる速度で動きかつ像形成
手段と輸送手段とが約０．０５〜約１．　５　ｍｍの距
離を有する点で改良された装置が示されている。

本発明の１つの好ましい現像剤組成物はスチレンブタジ
エン樹脂粒子（９　１／９）　、約９重量％のシアン顔
料、約１．０重量％の帯電増強添加剤ジステアリルジメ
チルアンモニウムメチル硫酸塩を有するトナー組成物と
、メチルターボリマー／カーボンブラックの８　０／２
　０混合物０．６重量％で被覆されたフエライトビーズ
５０重量％とメチルターポリマー／カーボンブラックの
８　０／２　０混合物１．０重量％で被覆された鋼グリ
ットビード５０重量％とを含むキャリヤ粒子混合物とを
含む。

他の好ましいトナー及び現像剤組成物は、以下の実施例
中に記載される組成物を含めて本明細書中に示される。

〔実施例〕

実施例１ スチレンメタクリル酸ｎ−ブチル共重合体樹脂（６　５
／３　５）約９２重量％とＨｅｌｉｏｇｅｎ　Ｂｌｕｅ
　ＯＳとして入手できる銅テトラフタ口シアニンからな
るシアン顔料粒子８重量％とを含むトナー組成物を溶融
混合、次いで機械的粉砕、ジェット粉砕及び分級によっ
て製造した。次に、第１キャリヤ粒子と第２キャリヤ粒
子とを含むキャリヤ混合物を混合によって製造した。よ
り詳細には、その記載が全て本明細書中に参考のために
含まれるものとする参考文献米国特許第３，　４６７，
　６３４号及び第３，　５２６，　５３３号に記載され
ているようなスチレンメタクリレート及びトリエトキシ
シランのターボリマーのコーティング０．６２重量％を
その上に有するニッケルー亜鉛一フェライトを含む中導
電率キャリヤ粒子５０重量％を混合した。次に、上記コ
ーティングを２０重量％のＶｕｌｃａｎカーボンブラッ
ク粒子と混合してコーティング中に混入したカーボンブ
ラック粒子を得た。上記ターボリマーのコーティング１
。２重量％をその上に有し、ボリマーコーティングが２
０重量％のＶｕｌｃａｎカーボンブラック粒子をその中
に含むＨｏｅｇａｎａｅｓ鋼からなる高導電率キャリヤ
コアを混合機中で５０重量％の中導電率キャリヤコアと
混合した。得られたキャリヤ混合物は４００ボルトの電
流を用いるセルで測定してｌ０７（Ω・ｃｍ）−１の導
電率であった。

トナーは既知のファラデーケージ装置で測定して＋３５
マイクロクーロン／ｇの摩擦電荷を有していた。

その後で、上で調合した現像剤組成物を、米国特許第４
，　３９４，　４２９号中に示されるようなトナー輸送
手段、トナ一定量帯電手段及び現像ゾーンを有し、像形
成部材がアルミニウム支持基体、三方晶系セレンの光発
生層及びその上にある、その記載が全て本明細書中に参
考のために含まれるものとする参考文献米国特許第４，
　２６５，　９９０号に記載されているようなＭａｋｒ
ｏｌｏｎ＠　Ｌ／て入手できるポリカーボネート樹脂５
０重量％中に分散されたアリールアミンＮ，Ｎ’−ジフ
エニルーＮ．Ｎ’−ビス（３−メチルフエニル）　　Ｉ
，　　ｌ’−ジフエニルー４，４′−ジアミン５０重量
％の電荷輸送層を含む電子写真像形成装置に組み込んだ
。背景に何らの付着物がなく、優れた解像度の像が得ら
れ、さらにキャリヤ粒子はｉｏｏ，ｏｏｏ回の像形成サ
イクルでその導電率を維持した。トナー粒子上の既知の
ファラデーケージ法で測定した３５マイクロクーロン／
ｇの摩擦電荷も７０，０００回の像形成サイクルの間維
持された。

実施例２ 実施例１の操作を反復し、但し７５重量％の高導電率キ
ャリヤ粒子と２５重量％の中導電率キャリヤ粒子とを選
び、実質的に同様な結果を得た。

本実施例のキャリヤ粒子混合物の透磁率は６３であった
が、実施例１の混合物の透磁率は８８であった。

実施例３ 実施例１の操作を繰返し、但しスチレン９１重量％とブ
タジエン９重量％とのスチレンブタジエン樹脂４６．５
樹脂；スチレン５８重量％とメタクリル酸ｎ−ブチル４
２重量％とのメタクリル酸ｎ一ブチル共重合体４６重量
％；シアン顔料スダンブル−７．５重量％、及び表面添
加剤としてＡｅｒｏｓｉｌＲ９７２０．３重量％及びス
テアリン酸亜鉛０．３５重量％を選んで、トナー組成物
を製造した。このトナー組成物は実施例１のトナーとは
対照的に帯電増強添加剤を含まなかった。その後で、上
で製造したスダンブルートナーを実施例１のキャリヤ混
合物と混合して現像剤を製造した。得られた現像剤は実
施例１の現像剤と実質的に同様な特性を有していた。こ
の現像剤も実施例１の電子写真像形成装置に組み入れる
とき、ほぼ同様な結果が得られるものと信ずる。

本発明のトナー組成物は、本明細書中に示したように、
アルキレン、高分子アルコールなどを含む、ろうのよう
な他の添加剤を含むことができる。

アルコールは像形成部材表面上のトナー破片の蓄積やコ
メット（ｃｏｍｅ　ｔ　ｉｎｇ　）の防止を助ける。こ
れらの添加剤は、例えば、外部成分又は内部成分として
約１〜約２０重量％、好ましくは約１〜約ＩＯ重量％の
量で存在することができる。本発明の目的が達、成され
ることを条件として他の添加剤を選ぶことができる。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）約１０＾４〜約１０＾１＾０（Ω・ｃｍ）＾−＾
   １の導電率を有し、かつ第１キャリヤ成分と第２キャリ
   ヤ成分とを含み、かつ該キャリヤ成分の少なくとも１つ
   がその上に重合体コーティングを含み、かつ該コーティ
   ングの少なくとも１つが導電性粒子を含むキャリヤ組成
   物。
2. （２）約１０＾４〜約１０＾１＾０（Ω・ｃｍ）＾−＾
   １の導電率を有し、かつ約２５〜約７５重量％の量で存
   在する第１キャリヤ成分と約７５〜約２５重量％の量で
   存在する第２キャリヤ成分とを含み、かつ該成分がその
   上に重合体コーティングを含み、かつ該コーティングの
   少なくとも１つが導電性粒子を含むキャリヤ組成物。
3. （３）第１の高導電率キャリヤコアと第２の中導電率キ
   ャリヤコアとの混合物を含み、かつ第１及び第２キャリ
   ヤコアが重合体コーティングを含み、かつ該コーティン
   グの少なくとも１つが導電性粒子を含む請求項（１）記
   載のキャリヤ組成物。