JPH02233563A - 耐熱成形材用組成物および成形製作の容易な耐熱成形材 - Google Patents

耐熱成形材用組成物および成形製作の容易な耐熱成形材

Info

Publication number
JPH02233563A
JPH02233563A JP1052090A JP5209089A JPH02233563A JP H02233563 A JPH02233563 A JP H02233563A JP 1052090 A JP1052090 A JP 1052090A JP 5209089 A JP5209089 A JP 5209089A JP H02233563 A JPH02233563 A JP H02233563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
resistant
glaze
cement
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1052090A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Harasawa
原澤 堅治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP1052090A priority Critical patent/JPH02233563A/ja
Publication of JPH02233563A publication Critical patent/JPH02233563A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は耐熱成形材用組成物および成形製作の容易な耐
熱成形材に係り、常温硬化性で成形製作が容易且つ低コ
ストであり、しかも卓越した耐熱性を有する各種炉設備
ないし反応設備などに用いるに適した耐熱成形体を提供
しようとするものである。
(産業上の利用分野) 成形製品どして現場に搬入され、あるいは成形用材料と
して現場に搬入され、更にはコンクリート成形体、プレ
ハブ建築の鉄骨などの他の部材に被覆ないし添着せしめ
て使用されるに適した耐熱成形材ないし組成物。
(従来の技術) 窯炉などに用いられる耐熱材は従来から知られているが
、特殊な耐火耐熱材を原料とするものであって、その配
合、組成を厳選し、その製造については一般的に適当な
バインダーを配合したものを成形してから焼成し、所要
の強度および耐熱特性を得しめるものである。
ボルトランドセメントはモルタルまたはコンクリートの
配合基材として周知慣用のものであって、各種土木ない
し建築工業に広く採用されていて、又低コストに人手し
得るし、その製品強度、特に圧縮強度において優れてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 前記した従来の耐熱材は原料や配合組成が厳選されるこ
とから高価であり、又その製造についても一旦成形して
から使用温度条件に即応したような焼成処理を経しめる
ことが必要で、;の点からも高価とならざるを得ない。
又断熱材粉粒を単にプレス成型しても取扱いに際し容易
に破損するので成形助剤や増粘剤など必要であり、しか
もこれらの助剤や増粘剤は焼成によって気敗ないし変質
することが一般で、強度低下の原因となることが多い。
これに対しボルトランドセメントを用いるものにおいて
は、ボルトランドセメント自体が低コストに入手し得る
と共にボルトランドセメントの永和反応を利用して常温
下で平易に製造し、しかも少《とも12時間ないし1昼
夜程度で取扱いに適した強度が得られ、例えばモルタル
などで工場生産された大型パネルで、短時間内に取扱い
に適したものとなるが、斯うした利点を有するボルトラ
ンドセメントによる成形体は火災などによる高温条件で
その強度が大幅に低下し耐熱性に乏しい。
郎ち常温下で通常有している200kg/ci前後ない
しそれ以上のような圧縮強度は300℃前後ないしそれ
以上の高温にさらされることによって脱水し、ボンドと
しての機能が失われて著しく低下し、耐熱性を期待し得
ない。従って耐熱性の要求される部分においては更に特
別な耐熱施工を必要とし、やはり高価とならざるを得な
い。
又鉄骨などでは耐火性に劣り、火災現場などで垂れ曲が
る。
「発明の構成」 (課題を解決するための手段) 1. ボルトランドセメント7.5〜65wt%と鉱物
質粉粒またはセラミックス質粉粒の何れか一方または双
方10〜85wt%および釉薬5〜60wt%より成る
混合物であることを特徴とする耐熱成形材用組成物。
2. ボルトランドセメント7.5〜65wt%と、鉱
物質粉粒またはセラミックス質粉粒の何れか一方又は双
方を10〜85wt%および釉薬5〜60wt%より成
る混合物を加水混練して成形されたことを特徴とする成
形製作の容易な耐熱成形材。
3. ボルトランドセメント10〜50wt%と鉱物質
粉粒またはセラミックス質粉粒の何れか一方または双方
を15〜80wt%およびフリット釉薬10〜40wt
%より成る混合物を加水混練し成形してから自然硬化せ
しめ、この成形体を焼結せしめた成形製作の容易な耐熱
成形材。
4. ボルトランドセメント7.5〜65wt%と鉱物
質粉粒またはセラミックス質粉粒の何れか一方または双
方10〜85wt%および釉薬5〜60wt%より成る
混合物を加水混練せしめた混練物を保護すべき物体に被
覆成形し、あるいはこの被覆層が加熱処理されたことを
特徴とする成形製作の容易な耐熱成形材。
(作用) ボルトランドセメントが適量配合されることにより加水
混練物として永和反応により常温硬化作用が得られ、所
定形態に適宜且つ容易に成形硬化される。wt%(以下
単に%という)でこのボルトランドセメントが7.5%
未満では前記加水混練物を成形硬化し所定強度を得るに
不充分であり、一方65%を超えて配合することは鉱物
質粉粒またはセラミックス賞粉粒および釉薬の配合量が
相対的に低減することからそれらとの間において加熱条
件下で得られる後述のガラス化、珪灰石化反応?成物が
充分に得られないこととなうて本発明で目的とする耐熱
作用が有効に得られないこととなる.好ましいボルトラ
ンドセメントの配合量は10〜50%であり、10%以
上とすることで成形体およびその焼成物に150kg/
cd以上のよう.な圧縮強度を得しめ、父上限を50%
とすることにより耐熱特性において優れ且つ安定したも
のとすることができる。
鉱物質粉末またはセラミックス質粉粒は釉薬の如何によ
りそれなりに差があるとしても400〜1600℃、好
ましくは釉薬の溶融温度より100℃程度高い加熱を受
けることにより耐熱組成物となり、しかもこの場合にお
いて前記ボルトランドセメントにおけるセメント成分3
 CaO・SiO■や2 CaO・SiO■は珪灰石化
することがX線回折分析などで確認されている。このよ
うな作用を適切に得るには絋吻質またはセラミックス質
粉粒の何れか一方または双方を10%以上、好ましくは
15%以上配合することが必要である。しかしこの鉱物
質またはセラミックス質粉粒が80%を超え、特に85
%を超えて配合されることは他の配合物である釉薬およ
びボルトランドセメント量が不充分となって上記したよ
うな作用が充分に得られないこととなる。
釉薬は前記したような作用を得しめて耐熱特性を得るた
めに不可欠であって、その量が5%未満では上記作用を
有効に得しめるに不充分であり、一方60%を超えて配
合することは高価となると共に絋物質またはセラミック
ス質粉粒やボルトランドセメントの配合量も制限されて
、この点からも好ましい反応関係が得られないこととな
る。好ましい範囲としては10〜40%程度であり、上
述したような耐熱組成物を全般において適切な程度に形
成する。なおこの釉薬としては原料をあらかじめ加熱溶
融してフリットとしたフリット釉(fri ttedg
lage)を用いることば脊効であって、フリット化す
る加熱によってガスが発生したものであるから本発明成
形材が耐熱組成物となる際の加熱焼成によってもガス発
生がなく亀裂発生などを見ることがない。又釉薬原料と
して人体に有害なものがあっても無害化することができ
、気泡やビンホールの発生をなからしめ、更には均質化
せしめ、加水混練物の調整、永和反応を有効化する。
前記のような配合による加水混練吻を成形しセメントの
特性により常温硬化されたものはそのままでは耐熱性が
充分でないが、このものが高熱に遭遇することにより前
記したような反応が得られセラミック状耐熱組成物とな
るから、結局において単に常温硬化物であっても有効な
耐熱特性が得られる。焼成処理を加えたものも同様に耐
熱特性を得しめることは当然である。何れにしても10
00℃前後あるいはそれ以上の耐熱特性が低廉なボルト
ランドセメントを用いて適切に得られる。
本発明において鉱物質粉粒ないしセラミックス質粉粒は
できるだけ微粉化することにより表面積を大とし、表面
エネルギーを大ならしめて反応し易い状態となるから好
ましい。微粉化のためのコスト面から一般的には100
〜300メッシ工程度が好ましい。
前記したボルトランドセメントと鉱物質粉,粒またはセ
ラミックス質粉粒の何れか一方または双方および釉薬よ
り成る混合物はその所定量が袋詰めまたは箱詰めして製
品化される。このものを使用に際し加水し混練すること
で所要の形態に適宜成型される。
成形は型などで成型してよいことは自明であるが、鉄板
その他の金属成形体あるいは合成樹脂成形体などと基材
における全面または必要な面に覆装して形成することが
でき、このような被覆層によりそれら基材における耐熱
性を脊効に向上する.モルタル硬化物耐熱被覆成形物を
つくる際に、加熱時に、基材の熱線膨張係数を略一致さ
せることにより密着性を高めることが出来る。即ち基材
として鋼板を用いたときは、鋼板15〜17X10−’
の線膨張係数に対して本発明のモルタルを9〜12×1
0一位にする。そのために従来から多くの金属酸化物、
例えば酸化ジルコニア、酸化チタン、水晶石、酸化アン
チモン、フッ化カルシウム、けいフソ化ソーダ、ジルコ
ニアフフ化ソーダ、酸化亜鉛、酸化マンガンなどが広く
使用され、また金属酸化物は加熱条件下で得られるガラ
ス賞を高強度となる結晶性ガラス質の成形に利用されて
いたが、本発明も同様にこれら化合物を有効利用する。
鋼板のサビ取り法として、機械的清浄の代表としてサン
ドブラストを行い、化学的清浄の代表として酸洗いを行
った。
鋼板の下地処理として、サンドブラストをかけ脱脂した
ものの下地処理をした上に不燃性無機質塗料を塗布して
焼結したもの、脱脂処理したのち酸洗い木洗したもの、
従来のホーロー施釉したもの、などを試験したが各下地
の組合せ使用は差支えない。
この下地処理した鋼板の上に本発明のモルタル泥漿をド
ブ漬け、スプレーかけ、コテ塗り、フデ塗りなどの手法
で層をつ《り硬化させた後、加熱して焼結融着せしめた
。この鉄板と泥漿焼結層との密着度は、JISほうろう
製品の品質基準に合格し、耐アルカリ、耐酸試験によっ
てピンホール、ヒビ割れなどの変化は認められなかった
。又本試験片をiooo℃、60分加熱テストしても鉄
片の半径は認められない。
従来のホーロー賞としてアルミニウムホーロー(日本フ
ェロ−社AI−80−Cフリット)が市販されているが
、この基材の上に本発明の耐熱被覆成形体をつくること
は、鋼板ホーローと同様に処理することが可能である。
又基材として従来のセメントモルタル層およびALC板
の上に本発明の耐熱成形体を重ねて硬化せしめたところ
、モルタル層の分離は認められず、モルタル層が一体化
して強度に差異は認められない。又本発明の鋼板被覆成
形体の表面を施釉したところ、ホーロー質のきれいな外
観となる。
(実施例) 上記したような本発明について更に説明すると、先ず本
発明におけるボルトランドセメントとしては、普通ボル
トランドセメント、早強ボルトランドセメント、白色ボ
ルトランドセメント、高炉セメントやフライアッシュに
ボルトランドセメントをブレンドしたものなどのボルト
ランドセメントを主体としたものであり、それらの何れ
か1種または2種以上を適宜に採用することができる。
又鉱物質粉粒またはセラミックス質粉粒としては、けい
砂(海砂、山砂、川砂など)、シラス、SiOzを含有
した籾殻灰や生活廃水などからの汚泥焼却灰など含む灰
類、けいそう土、長石、陶石、珪灰石(ウオラストナイ
ト)、雲母類(白雲母、黒雲母など)、軽石、ポーゾラ
ン、フライアッシュ、精錬時に得られる廃鉱石粉(高炉
スラグ、ニッケルスラグなど)、カオリナイトやハロイ
サイトなどの耐火粘土(ハロイサイトのアルカリ反応物
などを含む)、粘土、クレー、タルク、ベントナイト、
酸性白土、アタバルジャイト、セリサイト、ゼオライト
、カオリン、ダイアスボアーなどの審土頁岩、シリマナ
イト、アンダルサイトの耐火鉱物のようなカイヤナイト
類、蝋石、マグネサイト(マグネシアクリンカーを含む
)、撤攬岩などの一般鉱物、ジルコニア粉粒、アルミナ
粉粒、炭化けい素粉粒などのセラミックス粉粒である。
更に釉薬としては一般的に市販されている陶磁器用フリ
ット、七宝釉薬、琺瑯釉薬などであり、その組成は下記
のゼーゲル式で示される。
塩基性成分(RzO + RO)  :NatO o.
 9 6以下、K!00.96以下、CaOO.90以
下、Mg00.50以下、BaO O. 8 0以下、
ZnOO.75以下、Sr00.70以下、BeO O
. 7 4以下、Pb01.OO以下。
塩基性成分(R.O.) : AltOs1.90以下、BZO3 1. 9 2以下
、P20,2.39以下、他にFezO= 、Sbt(
J3、MnzO,, 、Criesを含むこともある。
酸性成分(RO*)  : StOi 0. 0 8 〜2 3. 0、SnO. 
o. 4 1以下、他にTi01を含むこともある。
上記したような材料を用いて本発明者が実施した具体的
実施例の若干を説明すると以下の如くである. 実施例1. 普通ボルトランドセメント30wt%に100〜300
メッシュのけい砂粉粒42wt%およびけい硼酸ソーダ
ジルコニア釉薬28wt%の割合で配合し均等状態に混
合した本発明の耐熱成形材用組成物を得た。
このものは5贈宛の一定量を防水性の樹脂フイルムによ
る袋内に充填し密封した。
即ち上記のようにして得られたものは開封して取出し、
後述する実施例2のように加水混練して成形することに
より、室温養生28日で1 0 0 ksr/cia以
上の圧縮強度が得られ、又800〜1000℃で30分
の焼成をなすことにより200kg/co1以上の圧縮
強度を得ることができ、更にその耐熱特性は何れにして
も1000℃以上であって、強度および耐熱特性の何れ
においても優れた耐熱材をセメント成形体として簡易に
得しめるものであることが確認された. 実施例2. 一定量のボルトランドセメントおよび下記ゼーゲル式組
成のけい硼酸ソーダジルコニア系釉薬に対して、珪砂(
サラワク産、300メッシュパス100%)を量を変え
て採取し、均一に混合した。
釉薬= (焼成温度=900℃) κzo:0.20   ^(l z030. 1  2
  Stow  2. 0Nax0  0,3 0  
 B,0,  0.5 5   ZrOt  0.2 
0CaO  O.3 0   Mg0  0.2 0こ
れに水を略半量つづ加えて均一に混練し、得られたモル
タルを径30鶴、高さ401mの円筒に流しこみ、パイ
ブレークー上で脱泡し、次いで板でキャッピングをなし
、室温で5〜8時間放置後に脱型した。
上記のようにして得られたものの一部は室温放IF28
日后の圧縮強度を測定した 又残部は脱型後に電気炉に入れ、300〜400℃に約
5分闇加熱して脱水し、続いて900℃で30分焼結し
た。
各成分の採取量、水量、脱型后常温硬化させたものの2
8日后の圧縮強度と、前記のように焼結したものの焼結
温度および得られた各成形体の形状と色、圧縮強度を第
1表の■、■に示す如くであった。
即ちこの第1表によるならば、本発明のセメント成形体
は、通常のコンクリート成形体が加熱によって圧縮強度
が著しく低下するのに対して、ほとんど220kg/a
+!以上の圧縮強度を示し、極めて耐熱性に優れている
ことが明らかである.なお、鉱物質粉粒量が本発明の範
囲を外れる患lおよび11では、焼結後の成形体は圧縮
強度が著しく低下した。
なお上記のようにして得られたNcL18の900℃に
よって焼成されたものについての広角X線回折(デイフ
ラクトメータ法)による回折結果はその測定チャートは
第1図に示す如くで、又その回折パターンは第2図に示
す如くであり、更に回折角、面間隔、相対強度は次の第
2表の如くである。
即ちこの結果は石英、珪灰石(No l las to
n i te)と珪灰石水和物(Suolunite)
で略説明され、これらに帰属されないピーク(α−4.
 4 5 8、3.650)に関しては釉薬に帰属され
ると推定され、3 CaO ・SfO1s 2 CaO
 ・Sin.系の存在は実質的に確認されないものであ
って、セメント成分の存在は認められず、このことがセ
メント成形体であっても卓越した耐熱特性を得しめる所
以であることが知られた。
回折角 2θ 11.42 1?.32 19.90 20.72 23.06 23.96 24.36 25.24 26.54 26.86 2B.10 28.80 29.92 31.38 32.80 34.02 35.56 面間隔 人 ?.748 5.119 4.461 4.2B6 3.856 3.713 3.653 3.52B 3.358 3.319 3.175 3。099 2.9B6 2.850 2.730 2.635 2.524 第 2表 測定強度 344.00 312.00 712.00 467.00 637.00 634.00 526。00 855.00 1?11.00 1985.00 2828.00 B51.00 2868.00 1936.00 315.00 676.00 830.00 相対強度 回折角 2θ 36.20 38.46 39.0B 40.68 41.26 43.74 44。72 45.56 47.56 48.30 49.1B 50.06 50.56 51.1B 52.04 53。42 53.98 第2 面間隔 人 2.481 2.340 2.304 2.217 2.187 2.069 2.026 1.990 1.911 1。884 1.852 1.822 1.805 l。784 1.757 1.715 1.698 表(読き) 測定強度  相対強度 594.00 62B.00 473.00 612.00 752.00 427.00 451.00 356.00 2B0.00 250.00 676.00 91B.00 489.00 299,00 427.00 90?.00 441.00 回折角 2θ 55.42 57.24 59.86 61.1B 61.94 62.80 63.86 65.64 67.84 6B.88 71.10 ?3.40 75.42 78.94 80.94 88.28 89.76 第2 面間隔 入 1.657 1.609 1.545 1.514 1.498 1.479 1.457 1.422 1.381 1.363 1.325 1.289 1.260 1.212 1.187 1.106 1.092 表(続き) 測定強度 540.00 462.00 523.00 276.00 270.00 600.00 230.00 2B2.00 27B.00 377.00 221.00 175.00 23B.00 185.00 212.00 274。00 187.00 相対強度 凹折角 2θ 93.28 95.04 96.60 第2 面間隔 人 1.060 1.045 1.032 表(続き) 測定強度 相対強度 217.00 208.00 217.00 実施例3. 次の第3表に示すような釉薬111fll〜6の5種の
フリット釉薬を準備した。
これらの釉薬を用い、次の第4表のI−■に示すような
鉱物粉およびボルトランドセメントと水の配合により夫
々混練物を調整し、IOXIOX40nのプレス成形金
型を用いて10〜25kg/一の成型圧で成型したもの
を約20℃の室温で30日放置し強度を測定した結果、
およびこのものを電気炉に入れ50分で1000℃に昇
温してからこの1000℃に0. 5時間保持する焼成
処理をなし、次いで放冷したものについての強度測定結
果はそれぞれ第4表I、■、■において併せて示す如く
である。
なお使用した鉱物粉としてのけい砂は200メッシュ全
バスであり、セラミックス粉は回収碍子粉砕品で100
メッシュバスのものであった。
又この場合の隘31の950℃で焼成されたものについ
て実施例2におけると同様な測定チャートは第3図に示
し、回折パターンは第4図の如《で、その回折角、面間
隔、相対強度は次の第5表の如くであり、又第6表に珪
灰石(ウォラストナイト)のそれを示すが実施例2にお
いて測定した場合と同様にセメント分の存在を認めるこ
とができなかった。
回折角 2θ 44.80 45.74 48.34 49.10 49.81 50。92 52.0B 53.24 54.82 57.40 59.90 62.86 63.86 68.14 68.94 第5 面間隔 人 2.022 1.983 1.882 1,855 1.830 1.793 1.756 1.720 1。674 1.605 1.544 1。478 1.457 1.376 1.362 表(続き) 測定強度 相対強度 425.00 451.00 410.00 395.00 777.00 390.00 489.00 634.00 365.00 517.00 448.00 35B.00 35B.00 395.00 312.00 回折角 2θ 11.44 20.80 23.14 25.32 “26.58 28.84 29.98 31.96 32.86 35.04 35.46 36.24 3B.30 39.12 40.74 41.32 42.40 面間隔 人 ?.734 4.270 3.843 3.51? 3.353 3。095 2.980 2.800 2.725 2.560 2.531 2.478 2.349 2.302 2.214 2.184 2.131 第 5表 測定強度 446.00 1020.00 911.00 1264.00 3570.00 1160.00 3108.00 567.00 546.00 484.00 433.00 791.00 609.00 640.00 407.00 773.00 489.00 相対強度 面間隔 人 7.679 5.449 4.722 4.371 4.195 3.839 3.732 3.517 3.400 3.318 3.244 3.205 3.158 3.090 3.022 2.977 第6表 ウオース ナイト 回折角  相対強度 2θ 11.52     10 16.26     2 18.79     2 20.31     6 21。173 23.16     18 23.84     B 25.32     23 26.20     5 26.86     29 27.49     2 27.83     3 2B.25     11 28.89     22 29.55     9 30.01    100 面間隔 人 2.832 2.797 2.724 2.560 2.552 2.530 2.475 2.353 2.345 2.336 2.304 2.214 2.1B4 2.169 2.024 工。982 第6表(続き) 〃土旦杢址 回折角  相対強度 2θ 31.59     3 31.99     6 32.8?     5 35.05     5 35.16     5 35.48     3 36.29     15 38.24     9 3B.38     8 38。537 39.09     11 40.75     3 41.33     16 41.63     3 44.77     5 45.76     4 面間隔 人 1.919 1.893 1。881 1,855 1.830 1.817 1.809 1.795 1.758 1.750 1.724 1.717 1.623 1,606 1.602 1.574 第6表(続き) 」1訂杢吐 回折角  相対強度 2θ 47.35     2 4B.04     2 48.36     4 49.09     4 49.82     15 50.19     3 50,43     2 50.86     4 51.99     6 52.25     4 53.11     10 53.32     10 56.70     3 57.36     6 57.50     8 58.62     2 第6表(続き) ウオーストナイト 面間隔  回折角  相対強度 人       2 θ 1.551   59.56     21.538 
  60.14     21.!535   60.
26     31.529   60.54    
 21.519   60.99     21.48
8   62.37     21.479   62
.81’     51.472   63.13  
   31.462   63.62     21.
458   63.80     41.433   
65.08     21。361   68.98 
    4D(ANGSTROM), 2THETA(
DEG.)実施例4. 200メッシュバスのけい砂alfl250〜300g
,200メッシュバスの斜長石粉200g、普通ボルト
ランドセメント500〜6 0 0 g,ジルコニアs
pz c粒度2#50±lO%)200〜250gなど
と前記した第3表における寛5の釉薬250〜300g
を次の第6表に示す割合で均一状態に混合してから水5
80nj!を加えて更に混練し、フロー値1 8 0 
mmのモルタルを準備し、これを40X40X160m
lの金型に充填放置し、約12時間後に脱型して28日
間室温条件下に放置した後における圧縮強度は2 9 
0 kg/.crAであり、又曲げ強度は54。Qkg
/am”であった。
又このものを電気炉に装入し約3時間で1000℃に昇
温し、次いでこの1000℃に30分間保持してから放
冷したところ、白黄色セラミックス状となり、その圧縮
強度は305kg/cut、曲げ強度は56.0kg/
aAであって各種化学プラント用加熱炉の炉壁に用いる
に好ましい耐熱材を得ることができた。
このものについて実施例3同様に処理した結果について
は第7表に併せて示す如くであった。
実施例5 普通ボルトランドセメント25wt部、300メッシュ
バスのけい砂微粉25wt部、精製ベントナイト(豊順
洋行社販売ベンゲル)1wt部および第3表に示したよ
うな組成を有するフリット釉薬魚7〜隘9の3種を選び
、その何れか1種を選び、22.5wt部配合し、水5
0−L部を添加混練して泥漿魚7〜−9を準備した。
一方上記のように準備された泥漿を被覆すべき基材とし
てサンドブラスト磨きされた厚さ2. 1 amの鋼板
を準備し、これを100X100u+の角板および17
0×61mの細長い板片に夫々裁断し、5%苛性ソーダ
水溶液に浸漬して脱脂した後、約35℃の湯水で洗浄し
、乾燥せしめたものをA板とし、又このものの表面に無
機系塗料(日発化工社製造販売に係る金属用300H)
を塗布し200℃Xl5miれの焼成を行ったものをB
板となし、更に脱脂後10%硫酸水溶液(50〜70℃
)に約50秒間浸漬し水洗浄したものをC板とした。
前記したような角板および細長い板によるA板、B板お
よびC板を上述した泥漿隘7〜階9に浸漬して取出し、
余分に附着した泥漿を流下させてから1晩放置して常温
硬化させた。次いでこれらのものを電気炉に入れ800
℃で15分間の焼結をなし耐熱被覆成形材とした。即ち
このものは表裏に0.4l一程度の耐熱被覆の形成され
たもので、ドブ漬けによるものであるが、このドプ清げ
とは別にコテ塗りで被覆層の厚さが5 u+のものも準
備して試験板とした。
上記のようにして得られた各角板試験板について、JI
S R 4 3 0 1 − 1 9 7 8に規定さ
れたほうろう製品の品質基準に従い、外観、密着試験、
耐熱試験や耐アルカリ試験、耐酸試験を行った結果は次
の第8表に示す如くであった。
耐アルカリ試験および耐熱試験の方法については以下の
ように実施した。即ち試験材の試験面をJISK810
2(エチルアルコール(95容量%)試薬〕に規定する
エチルアルコールで洗い、2×2amの大きさのろ紙3
枚を重ねて置き、7.5%苛性ソーダ溶液(耐アルカリ
試験の場合)、7.5%硝酸水溶液(耐酸試験の場合)
をスポイトで滴下し、ろ紙を十分に湿らせた後、25±
3℃で24時間放置したのち、ろ紙をとり去り水洗した
後、乾いた布でぬぐい、表面の変化、あわ、ピンホール
、ヒビ割れ、はく離、溶けて、しわ、へこみの発生、汚
れ、色むらなどの外観を調べた。
父上記のように得られた細長い被覆成形試験材に対して
は、第5図に示すような試験装置を用い、高さ5000
2つの素焼片による支点1、1を支点間距離100mと
して設定し、これらの支点間に試験材を乗せて電気炉内
に装入し、1000℃X60分の加熱をなしてから取出
して支点間中心点Pの高さし(設定時50mm)を測定
した結果を、比較材たる本発明の耐熱被覆のないものと
共に示すと、次の第9表の如くであって、本発明による
ものが殆んど変形がなく、耐熱性において非常に優れて
いることを確認した。
なお上記のような試験材に使用した耐熱被覆用泥漿につ
いて、実施例2におけると同じ操作で鋳込み成型した場
合において、鋳込んでから28日後の常温硬化による圧
縮強度および鋳込み脱型後焼結処理したものの圧縮強度
はそれぞれ次の第10表に示す如くであった。
実施例6 アルミニウム板(AIIOO厚さ2m)50X5011
をトリクレン溶媒で洗浄脱脂したのち、5%リン酸水溶
液に1硫酸0. 1%添加した水溶液中で直流5 〜2
 5 volt電流密度0.04〜0.11:テ20分
間電解して表面にアルマイト層を作ったのちアルミ板を
よく水洗して無機系塗料(日発化工社300H)をスプ
レーコーティングしたのち200℃15分焼結し放冷す
る下地処理した。別にあらかじめ普通ボルトランドセメ
ント40wt部と第3表記載の−1釉薬30wt部、斜
長石雲母系鉱物粉(200メッシュ)15wt部および
けい砂粉(3 0 0メッシュ)1 5wt部の混合粉
を500,”Cで60分加熱したものを微粉砕した粉末
(2 0 0メッシュ)を作った。この粉末7部とアル
ミニウムほうろうフリット釉(日本フェロー社80−C
)3部を混合し、水5部を加えて泥漿を作った。この泥
漿を上記下地処理したアルミ板にスプレーコーティング
して電気炉に入れ乾燥后550℃、10分間の焼成を行
い、耐熱性成形体を作った。この被覆成形体はJISほ
うろう製品の規格に合格した。
実施例7 市UiALc板(厚さ10011m)を約100n角に
切断して試験片とした。
実施例5の隘8釉薬による泥漿をこの試験片表面にスプ
レーコーティングして厚み約3〜4nの耐熱被覆成形層
を形成し、その表面は赤外線ランプを放射して約30分
乾燥したのち、前記第3表l1lllL1釉薬10部、
成形用バインダー(日発化工社)1部、を水5部で混合
して泥漿をつくった。
この泥漿をスプレーコーティングして常温硬化後施釉し
、このALC板の周囲をカオウールセラミック系断熱材
(イソライト工業社)にて囲み、表面のみを電熱板にて
800℃15分間加熱して最外層に釉薬の被覆されたA
LC板をつくった。
このALC板は耐水性(水分の吸収は全くなかった)耐
候性において外観は美麗で、市販品より優れていた。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは低コストに入手
することのできるボルトランドセメントを用いその永和
反応を利用して簡易に所要の成形体を得しめることがで
き、しかもこのようなセメントによる成形体においてそ
の耐熱特性を有効に向上せしめ、殊に焼成処理しない単
なる常温成形体であっても火熱に遭遇することにより自
動的にセメント分が珪灰石化して前記耐熱特性の向上を
もたらすなどの効果を有しており工業的にその効果の大
きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
は本発明の実施例2における磁18によるものの測定チ
ャートを示した図表、第2図はその回折パターンを示し
た図表、第3図は同じく本発明の実施例3における階3
1によるものの測定チャートを示した図表、第4図はそ
の回折パターンを示した図表、第5図は実施例5におけ
る耐熱性試験装置の説明図である。 第 ■ 手続補正書 (方式) 図 面 中 訂 正 書 平成元年6月20日 1, 本願図面中 「第1図」 「第2図」 「第3図」

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ボルトランドセメント7.5〜65wt%と鉱物質
    粉粒またはセラミックス質粉粒の何れか一方または双方
    10〜85wt%および釉薬5〜60wt%より成る混
    合物であることを特徴とする耐熱成形材用組成物。
  2. 2.ボルトランドセメント7.5〜65wt%と、鉱物
    質粉粒またはセラミックス質粉粒の何れか一方または双
    方を10〜85wt%および釉薬5〜60wt%より成
    る混合物を加水混練して成形されたことを特徴とする成
    形製作の容易な耐熱成形材。
  3. 3.ボルトランドセメント10〜50wt%と鉱物質粉
    粒またはセラミックス質粉粒の何れか一方または双方を
    15〜80wt%およびフリット釉薬10〜40wt%
    より成る混合物を加水混練し成形してから自然硬化せし
    め、この成形体を焼結せしめた成形製作の容易な耐熱成
    形材。
  4. 4.ボルトランドセメント7.5〜65wt%と鉱物質
    粉粒またはセラミックス質粉粒の何れか一方または双方
    10〜85wt%および釉薬5〜60wt%より成る混
    合物を加水混練せしめた混練物を保護すべき物体に被覆
    成形し、あるいはこの被覆層が加熱処理されたことを特
    徴とする成形製作の容易な耐熱成形材。
JP1052090A 1989-03-06 1989-03-06 耐熱成形材用組成物および成形製作の容易な耐熱成形材 Pending JPH02233563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1052090A JPH02233563A (ja) 1989-03-06 1989-03-06 耐熱成形材用組成物および成形製作の容易な耐熱成形材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1052090A JPH02233563A (ja) 1989-03-06 1989-03-06 耐熱成形材用組成物および成形製作の容易な耐熱成形材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02233563A true JPH02233563A (ja) 1990-09-17

Family

ID=12905131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1052090A Pending JPH02233563A (ja) 1989-03-06 1989-03-06 耐熱成形材用組成物および成形製作の容易な耐熱成形材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02233563A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0124795A2 (en) 1983-04-11 1984-11-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide photographic emulsion
EP0147854A2 (en) 1983-12-29 1985-07-10 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide photographic light-sensitive materials

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0124795A2 (en) 1983-04-11 1984-11-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide photographic emulsion
EP0147854A2 (en) 1983-12-29 1985-07-10 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide photographic light-sensitive materials

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2021201262A1 (en) Thermally insulating material
WO2020005178A2 (en) A production method of clay based ceramic materials opaque glazes and opaque frits using precision casting waste sand
KR20110125913A (ko) 석분오니를 함유하는 내장용 벽돌 및 그 제조방법
JPH02233563A (ja) 耐熱成形材用組成物および成形製作の容易な耐熱成形材
JPH0338228B2 (ja)
EP1780006B1 (de) Verbundkörper basierend auf Natur- und/oder Kunststein und Keramik
US11214520B1 (en) Mortar for eco-masonry element
CA1079312A (en) Materials containing silicon dioxide
JP6146982B2 (ja) 遮熱用材料及び成形体
CN112047744B (zh) 一种隔热材料及其制备方法和用途
CN1491920A (zh) 一种轻质发泡陶瓷介质球及其制造方法
CN112430058A (zh) 一种建筑用镁基保温防火材料及其制备方法
WO2008047395A2 (en) Process for producing thermoformed goods.
AU2002249548B2 (en) Process for the production of ceramic tiles
CA2430761C (en) Clay composition
EP0818428B1 (en) Hard ceramic body
JP3229400B2 (ja) 無機質結合材及び該無機質結合材を用いた焼結ブロックとその製造方法
JPH0587466B2 (ja)
SU1444308A1 (ru) Способ изготовлени декоративно-облицовочных плит
CA2950790A1 (en) Method of manufacturing micronized sandstone obtained from ceramics or industrial wastes of ceramic manufacturing containing tio2 bio-additive, and product thereof
JPH11171635A (ja) 建築用セラミックスの製造方法
WO2023009783A1 (en) Alkali-activated concrete having a glassy surface finish, and methods and products related thereto
WEIGHT LS O’Bannon, Dictionary of Ceramic Science and Engineering© Plenum Press, New York 1984
JP2853085B2 (ja) 廃保温材を利用した軽量成形加工品の製造方法
JPH0412075A (ja) セラミックコーティング軽量気泡ケイ酸カルシウム複合板