JPH0223304Y2 - - Google Patents

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JPH0223304Y2
JPH0223304Y2 JP19567586U JP19567586U JPH0223304Y2 JP H0223304 Y2 JPH0223304 Y2 JP H0223304Y2 JP 19567586 U JP19567586 U JP 19567586U JP 19567586 U JP19567586 U JP 19567586U JP H0223304 Y2 JPH0223304 Y2 JP H0223304Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は哺乳瓶用乳首における空気取入れ弁
体に切り込みを入れるカツト装置に関する。
(従来技術) 第7図及び第8図に示した1は従来周知な哺乳
瓶用乳首であり、シリコンなどの軟質合成ゴムか
ら成る乳首本体1′の先端にミルクの吸い口1a
を十字状に切込むと共に、同本体1′の後端周縁
の鍔部1bには薄膜状で且つドーム形状の空気取
入れ弁体1c′を内面側へ向けて膨出形成し、この
空気取入れ弁体1c′先端部中央に同部1c′を縦断
する様に弁口となる切り込み1dを入れて、空気
取入れ弁体1cを構成している。
上記乳首1は乳首本体1′を成形してから第9
図に示す如きカツト装置Bによつて空気取入れ弁
部1c′に切り込み1dをカツトしている。
上記したカツト装置Bは、空気取入れ弁体1
c′を被嵌して保持する受ピン2′と、この受ピン
2′に被嵌した空気取入れ弁体1c′の中央を先端
側より押し切る押切り刃3′とから構成している。
受ピン2′は空気取入れ弁体1c′の内径と略同じ
径で、且つその先端部中央に案内溝2′aを設け
て構成してあり、切り込み1dを入れる際に、同
受ピン2′に被嵌した空気取入れ弁体1c′が潰れ
たりずれたりしない様に保持すると共に、カツト
時においては、受ピン2′に対して前進する押切
り刃3′の刃先を案内溝2′a内に挾入させ、空気
取入れ弁体1c′の中央に沿つて案内するものであ
る。
従来、上記した如きカツト装置Bにて切り込み
1dをカツトする際には、固定された受ピン2′
に乳首1の空気取入れ弁体1c′を被嵌しながら1
個ずつカツトをしていたが、作業能率は極めて悪
いものであつた。
そこで、カツト作業の能率を向上させる為、往
復動する押切り刃3′の作動径路下に対し、乳首
1の空気取入れ弁体1c′をセツトする受ピン2′
を、上記押切り刃3′の作動サイクルに合わせて
順次入換えしながら、切り込み1dをカツトする
カツト装置を開発している。しかし、開発中のカ
ツト装置は、カツト時において押切り刃の刃先を
受ピンの案内溝内に挾入させて案内する必要上、
各押切り刃の作動径路下に受ピンを移動させて停
止させる際において、同ピンの案内溝を押切り刃
に対して正確に停止させなければならない。
通常の場合、押切り刃の厚さは、0.22mm、案内
溝の幅が0.25mm程度であるが、現在の技術では上
記寸法の範囲内に受ピンの案内溝を正確に停止さ
せることが非常に難しく、案内溝の停止位置が所
定以上にずれると高価な押切り刃が受ピンの先端
に当つて折れてしまうことになる。而るに、上記
したカツト装置において、押切り刃の作動径路下
に停止した受ピンの案内溝に押切り刃の刃先を支
障なく挾入することが重要な問題となつている。
(技術的課題) 本考案の技術的課題は乳首の空気取入れ弁体を
被嵌する受ピンを、押切り刃の作動径路下に、受
ピンの案内溝内に押切り刃の刃先が支障なく挾入
できる状態で、順次入換え供給できるカツト装置
を提供することである。
(技術的課題を解決する為の手段) 本考案が上記した技術的課題を解決する為に講
ずる手段は、哺乳瓶用乳首本体の鍔部に膨出形成
される薄膜状で且つドーム形状の空気取入れ弁体
に弁口となる切り込みをカツトする装置におい
て、上装装置はターンテーブルと、このターンテ
ーブルのテーブル面上に立設し、乳首本体の空気
取入れ弁体を被嵌して保持する受ピンと、該受ピ
ンの直上に位置させると共に、同受ピンに対し前
進及び後退自在に支持する押切り刃とから構成
し、前記押切り刃の刃先をターンテーブルの円周
方向に沿わせ、且つ該刃先を挾入する案内溝を受
ピンの先端部中央に上記刃先と同様にターンテー
ブルの円周方向に沿わせて切欠したものである。
(作用) 以上の手段によれば、ターンテーブルを回動
し、テーブル面の半径線上に立設した受ピンを所
定の停止位置に停止させた後、押切り刃を上記受
ピンに対して前進させると、押切り刃の刃先は受
ピンの案内溝内に挾入されてガイドされながら、
受ピンに被嵌された空気取入れ弁体の先端部中央
に弁口となる切り込みをカツトした後、後退す
る。
受ピンの案内溝は、これらに挾入される押切り
刃と同様に、ターンテーブルの円周方向に沿い、
且つターンテーブルの回動中心からそれぞれ一定
の距離に固定される。一方、案内溝にガイドされ
る各押切り刃も各案内溝の直上に設置されるの
で、ターンテーブルの回動中心から、両者はそれ
ぞれ一定の距離に保たれ、押切り刃と案内溝相互
の厚さ・溝幅方向の位置合わせが成される。案内
溝内に押切り刃の刃先が挾入された状態におい
て、受ピンは案内溝に沿つて円周方向へ自在にず
れることができる。
(効果) 本考案は以上の如きものであるから、以下に列
記する如き効果を奏する。
押切り刃と同刃が挾入される案内溝とが、テ
ーブル面の半径線上において、同テーブルの回
動中心から一定の距離関係に保たれるので、受
ピンが押切り刃の作動径路下に停止した際に、
両者間における厚さ・溝幅方向の位置関係がず
れてしまうことがなく、受ピンの案内溝内に押
切り刃を正確に挾入することができる。
受ピンを押切り刃の作動径路下に停止させた
時に、受ピンの停止位置が前後へずれてしまつ
た場合でも、押切り刃の挾入位置が案内溝内で
円周方向(溝方向)へずれるだけであるから押
切り刃が受ピンに当つて破損することもなく、
受ピンに被嵌した空気取入れ弁体の中央を何ら
の支障もなく正確にカツトすることができる。
受ピンの移動をターンテーブルによつて行な
つているので、装置の簡略化と小型化が可能で
ある。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図及び第2図にて示すAは第7図及び第8
図にて示す如き哺乳瓶用乳首1における空気取入
れ弁体1c′に弁口となる切り込み1dをカツトす
るカツト装置である。
このカツト装置Aは、水平状態で設置されるタ
ーンテーブル4と、シリンダー5に支持されて昇
降動する昇降盤6を備えている。
上記ターンテーブル4のテーブル面4a上には
8枚の長方形の基板7を45゜の間隔を置いて方射
状に設けてあり、この各基板7上には乳首1を保
持する乳首治具8を3個ずつ並設してある。そし
て、ターンテーブル4は、上記の如くテーブル面
4a上で3個ずつテーブル半径方向へ並べられた
8列の乳首治具8列がそれぞれ所定の停止線l上
で停止する様に45゜ずつ間欠的に回動する様に構
成してある。
乳首治具8は第4図にて示す如く乳首1を倒立
状態で保持するものであり、乳首本体1′におけ
る鍔部1bより先端側がぴつたりと嵌合する凹部
8aを凹設形成すると共にその上面における空気
取入れ弁体1cに対応する位置には、空気取入れ
弁体1c′を被嵌して保持する受ピン2が立設して
ある。
また、上記受ピンの先端部中央には後述する押
切り刃3が挾入される案内溝2aをターンテーブ
ル4の円周方向に沿わせて切欠してある。
そして、停止線l上で停止する乳首治具8,
8,8の各受ピン2,2,2の直上に当る位置に
は、それぞれ押切り刃3,3,3を設置してあ
る。この押切り刃3は前記昇降盤6に付設される
刃物治具9,9,9によつて、刃先3aを下へ向
けてた状態で支持し、各受ピン2,2,2に対し
て前進及び後退自在に成してある。
押切り刃3は、第4図及び第6図に示す如く、
平刃状で且つ両刃付けがしてあり、その後端部を
刃物治具9に設けた取付穴10内に嵌合すること
によつて、刃先3aを真下へ向けると共に、その
刃先3aを前記した案内溝2aと同様に、ターン
テーブル4の円周方向に沿わせた状態で支持し、
且つ止めねじ11によつて同治具9に対し着脱自
在に固定するものである。
また、刃物治具9の中心に設けたチヤツク12
に乳首1の吸い口1aをカツトするクロスカツト
刃16を真下へ向けた状態で着脱自在に支持す
る。そして、チヤツク12の外周には、押圧リン
グ13を嵌合し、この押圧リング13上面に取付
けた4本のガイド杆14の上端側を刃物治具9の
本体に上下摺動自在な状態で支持すると共に、各
ガイド杆14の外周にスプリング15を圧縮した
状態で装着し、同押圧リング13がスプリング1
5によつて常時下方へ向けて付勢された状態で上
下動する様に成す。
押圧リンダ13はカツト時において乳首治具8
にセツトされた乳首1の鍔部1bを上方から押え
付けるものであり、空気取入れ弁体1c′が嵌合す
る逃げ孔17の周りを幾分高く形成して、空気取
入れ弁体1c′を重点的に押圧せしめ、空気取入れ
弁体1c′をしつかりと保持できる様にしてある。
次に、カツト装置Aの作動時における各部の作
用について説明する。
前述した如く、ターンテーブル4は、間欠的に
45゜ずつ回動するものであつて、回動する度に各
乳首治具8列が停止線lの直下で順番に停止する
ものである。
切り込み1d及び吸い口1aをカツトする乳首
1は、停止線lに停止する以前の乳首治具8の凹
部8a内に、不図示の自動装着機、若しくは人手
により、空気取入れ弁体1cを受ピン2に被嵌さ
せた状態で装着するものであり、治具8の凹部8
a内に収められた乳首1は45゜ずつ回動しながら
停止線l上で停止される。
ターンテーブル4の間欠回動と昇降盤6の昇降
動とは連繋されており、各乳首治具8列が停止線
l上に停止される度に昇降盤6の各刃物治具9,
9,9が降下し、上記乳首治具8に保持される乳
首1に切り込み1dと吸い口1aとをカツトす
る。
尚、同じ基板7上に設けられた場合乳首治具
8,8,8の各受ピン2,2,2に切欠された案
内溝2a,2a,2aはそれぞれターンテーブル
4の回動中心より所定の距離に固定され、且つ押
切り刃3,3,3も停止線lで停止する各乳首治
具8,8,8における案内溝2a,2a,2a位
置の直上に固定されるものなので、押切り刃3と
案内溝2aとは、ターンテーブル4の回動中心よ
り常に一定の距離に保たれ、これによつて、両者
3,2aの厚さ・溝幅方向の位置合わせが成され
る。
従つて、降下された各押切り刃3,3,3の刃
先3aは、停止線l上で停止する各乳首治具8,
8,8の受ピン2の案内溝2a,2a,2a内に
確実に挾入され、同溝2aに案内されながら、受
ピン8に被嵌される空気取入れ弁体1c′の中央に
切り込み1dを正確にカツトする。
また、各受ピン2,2,2の停止位置が円周方
向へずれたとしても、押切り刃3の挾入位置が第
5図にて示す如くターンテーブル4の円周方向へ
若干ずれるだけであるから、押切り刃3が受ピン
2先端に当つて折れてしまうことがなく、切り込
み1dを何らの支障もなくカツトすることができ
るものである。
カツトが終つた乳首1,1,1は、昇降盤6の
後方へ回動し、不図示の自動取出し機、若しくは
人手によつて各乳首治具8内より取り出される。
上記したカツト装置Aは弁口の切り込み1dと
吸い口1aを同時にカツトすることができるの
で、カツト作業を大幅に向上させることが可能で
ある。
尚、上記した受ピン2は乳首治具8上面におけ
る回動方向前方側に立設したが、受ピン2の立設
位置はテーブル面4aの半径線上、即ち、治具8
上面におけるターンテーブル4中心側、若しくは
外周側に立設しても良い。この場合、カツトされ
た切り込み1dは鍔部1bの円周方向に沿つてカ
ツトされる。
また、乳首治具8はテーブル面4a上に1個設
けるも若しくは2個以上設けるも任意なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したカツト装置を示す平
面図、第2図は同正面図、第3図は乳首治具列の
拡大平面図、第4図はカツト時における押切り刃
と乳首治具の一部切欠正面図、第5図は第3図の
−線断面図、第6図は第3図の−線断面
図、第7図及び第8図は乳首を示す斜視図、の第
9図は従来のカツト装置を示す一部切欠正面図で
ある。 図中、A:カツト装置、1:乳首、1b:鍔
部、1c:空気取出し弁、1c′:空気取出し弁
体、1d:切り込み(弁口)、2:受ピン、2
a:案内溝、3:押切り刃、3a:刃先、4:タ
ーンテーブル、4a:テーブル面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 哺乳瓶用乳首本体の鍔部に膨出形成される薄膜
    状で且つドーム形状の空気取入れ弁体に弁口とな
    る切り込みをカツトする装置において、上装装置
    はターンテーブルと、このターンテーブルのテー
    ブル面上に立設し、乳首本体の空気取入れ弁体を
    被嵌して保持する受ピンと、該受ピンの直上に位
    置させると共に、同受ピンに対し前進及び後退自
    在に支持する押切り刃とから構成し、前記押切り
    刃の刃先をターンテーブルの円周方向に沿わせ、
    且つその刃先を挾入する案内溝を受ピンの先端部
    中央に上記刃先と同様にターンテーブルの円周方
    向に沿わせて切欠した哺乳瓶用乳首における空気
    弁のカツト装置。
JP19567586U 1986-12-19 1986-12-19 Expired JPH0223304Y2 (ja)

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JP19567586U JPH0223304Y2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19

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JP19567586U JPH0223304Y2 (ja) 1986-12-19 1986-12-19

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JPS63100047U JPS63100047U (ja) 1988-06-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3769318B2 (ja) * 1995-10-30 2006-04-26 ピジョン株式会社 乳首加工装置

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