JPH0223099A - 可変リラクタンスモータの駆動装置 - Google Patents

可変リラクタンスモータの駆動装置

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JPH0223099A
JPH0223099A JP16937088A JP16937088A JPH0223099A JP H0223099 A JPH0223099 A JP H0223099A JP 16937088 A JP16937088 A JP 16937088A JP 16937088 A JP16937088 A JP 16937088A JP H0223099 A JPH0223099 A JP H0223099A
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JP
Japan
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voltage
phase winding
converter
motor
circuit
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JP16937088A
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Yukio Aoyama
青山 行夫
Masahiko Furuhashi
古橋 雅彦
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、可変リラクタンスモータの駆動装置に関する
[従来の技術] 可変リラクタンスモータでは、第8図に実線で示す如く
、ステータSに対してロータRが進角側にあり、ロータ
Rの回転によってモータ巻線りのインダクタンスが正の
方向に変化しているときにモータ巻線りを通電すると、
ロータRに正の回転トルクが発生し、逆に第8図に点線
で示す如く、ステータSに対してロータRが遅角側にあ
り、ロータRの回転によってモータ巻線りのインダクタ
ンスが負の方向に変化しているときにモータ巻線りを通
電すると、ロータRに負の回転トルク(I!IIち制動
トルク)が発生する。
このため従来の可変リラクタンスモータの駆動装置では
、第9図に示す如く、通電制御回路82により、可変リ
ラクタンスモータの通常運転時にはモータの回転角度か
ら各相巻線Lal〜Lclのインダクタンスの傾きが正
となるタイミングを検出し、逆に可変リラクタンスモー
タの減速運転時にはモータの回転角度から各相巻線のイ
ンダクタンスの傾きが負となるタイミングを検出して、
駆動回路84に各相巻線La1−Lclの通電指令信号
を出力するようにされている。つまり駆動回路84は、
各相巻線Lal〜Lclと直流電源86とを夫々接続す
るために設けられた2個のスイッチング素子Tal 〜
Tcl及びT a2〜T c2を0N−OFFL/て各
相巻線Lal〜Lclの通電を制御するためのものであ
るため、上記通電制御回路82から各相巻線Lal〜L
clへの通電指令信号を出力することで、各相巻線La
1xLclへの通電指令を行なっているのである。
また可変リラクタンスモータの回転速度は、負荷と回転
トルクとにより決定され、回転トルクは各相巻線La1
−Letの通電電流に応じて変化する。
このため従来では、可変リラクタンスモータの回転制御
を行なうために、電流センサSal〜Sclにより各相
巻線Lal〜Lc1通電時の通電電流を検出し、電流制
御回路88によって、その検出された通電電流が外部か
らの速度指令に対応した所定値以上となったときに駆動
回路84に通電禁止信号を出力して、各相巻線Lal〜
LC1への通電を禁止するようにされている。即ち従来
では、この電流制御回路84によって、各相巻線Lal
〜Lclの通電電流を、各スイッチングTal〜TC1
及びTa2〜Tc2のチョッパ制御により制御するよう
にされている。
また更にこの種の装置では、各スイッチング素子Ta1
〜Tc1及びTa2〜Tc2がONからOFFに切り替
わると、各相巻線Lal〜Letに蓄えられたri!を
気エネルギによってスイッチング素子Tal〜Tc1の
コレクタ電圧が高くなってスイ・ンチング素子Tal〜
Tclが破損する恐れがあるので、従来ては、各相巻g
Lal、  Lbl、  Lcl毎に、各相巻線La1
〜Lclに蓄えられた磁気エネルギを直流電源86に回
生するための2つのダイオードDal及びDa2゜Db
l及びD b2.  D cl及びDc2が設けられ、
これによってスイッチング素子Tal〜TC1を保護す
るようにされている。
[発明が解決しようとする課題] このように従来の可変リラクタンスモータの駆動装置で
は、電流チョッパによって各相巻線の通電電流を制御し
て可変リラクタンスモータの回転速度を制御していたた
め、可変リラクタンスモータの各相巻線毎にスイッチン
グ素子とダイオードとを2個ずつ設け、また電流制御の
ための回路(電流制御回路)を設けなければならず、回
路構成が複雑となって、製造コストが高くなるといった
問題があった。
またチョッパ制御により通電電流を富時安定して制御す
るには、制御信号をパルス幅変調するために用いる三角
波の周間をできるだけ短くして、スイッチング素子を高
速でON・OFF制御する必要があるが、スイッチング
素子の応答速度にも限界があるので(トランジスタで数
kHz〜10kHz、FETで数kHz 〜20kHz
程度)、可変リラクタンスモータの高速運転時にも通電
電流を安定して制御するのは困難で、従来の装置では、
高速運転時の通電電流が不安定となって制御性が低下す
るといった問題もあった。
そこで本発明は、回路構成が簡単で、しかも高速運転時
にもモータを安定して回転させることのできる可変リラ
クタンスモータの駆動装置を提供することを目的として
なされた。
[課題を解決するための手段] 即ち上記目的を達するためになされた本発明は、直流電
源に開放可能に並列接続される誘導素子と該誘導素子を
開放したとき該誘導素子に蓄積された磁気エネルギを電
荷として外部に転送する転送手段とを備えたDC−DC
変換器と、該DC−DC変換器から転送される電荷を蓄
積する電荷蓄積手段と、該電荷蓄積手段と可変リラクタ
ンスモータの相巻線とを接続して該相巻線を通電する通
電手段と、該通電手段が上記電荷蓄積手段と上記相巻線
との接続を遮断したとき該相巻線に蓄積された磁気エネ
ルギを電荷として上記直流電源に回生する回生手段と、
を備えたことを特徴とする可変リラクタンスモータの駆
動装置を要旨としている。
[作用コ 以上のように構成された本発明では、DC−DC変換器
において誘導素子と直流電源とを接続すると誘導素子に
磁気エネルギが蓄えられ、その後誘導素子を開放すると
、転送手段がその蓄積された磁気エネルギを電荷として
電荷蓄積手段に転送する。するとその電荷は一旦電荷蓄
積手段に蓄積され、通電手段がその蓄積された電荷によ
ってモータの相巻線を通電する。また通電手段による通
電が終了すると、通電によって相巻線に蓄えられた磁気
エネルギが、回生手段を介して電荷として直流電源に回
生される。
このため本発明では、相巻線の通電電流は、電荷蓄積手
段に蓄積された電荷量(即ち電荷蓄積手段の両端電圧)
によって決定されることとなり、また電荷蓄積手段の両
端電圧はDC−DC変換器からの電荷の転送量に応じて
決定されるので、誘導素子と直流電源との接続−開放の
切替間隔によって可変リラクタンスモータの回転トルク
を制御できるようになる。
[実施例コ 以下に本発明の一実施例を図面と共に説明する。
まず第1図は本実施例の駆動装置の回路構成を表わす電
気回路図、第2図はその駆動装置を用いて可変リラクタ
ンスモータの回転制御を行なう制御装置全体の構成を表
わすブロック図である。
第2図に示すように本実施例の制御装置には、可変リラ
クタンスモータ(以下、単にモータという)2のロータ
の回転角を光学的又は磁気的に検出する周知の回転角セ
ンサ4が備えられている。
回転角センサ4から出力された回転角信号は、周波数−
電圧変換器等から構成された速度検出回路6に人力され
、モータ2の実回転速度Spを表わす速度信号に変換さ
れる。そしてこの速度信号は、外部から人力された目標
回転速度Soを表わす速度指令信号と共に比較回路8に
人力される。すると比較回路8は、その人力された速度
信号と速度指令信号に基づき、モータ2の目標回転速度
SOと実回転速度Spとの偏差ΔS (=So−9p)
を求め、その偏差ΔSを表わすトルク指令信号を出力す
る。
次に速度比較回路8から出力されたトルク指令信号は電
圧制御回路10に人力される。電圧制御回路10は、モ
ータ2の実回転速度Spが目標回転速度Soより低く、
人力されたトルク指令信号が正であれば、モータ2の回
転を上昇すべく、トルク指令信号に応じて相巻線への印
加電圧を昇圧するための電圧制御信号をDC−DC変換
器12に出力し、逆にモータ2の実回転速度Spが目標
回転速度Soより高く、人力されたトルク指令信号が負
であれは、モータ2の回転を低下させるべく、トルク指
令信号に応じて相巻線への印加電圧を降圧するための電
圧制御信号をDC−DC変換器12に出力する。
DC−DC変換器12は、直流電圧源14からの直流電
圧を、電圧制御回路10から出力された電圧制御信号に
応じて相巻線通電用の所定の直流電圧に変換するための
もので、第1図に示す如く、スイッチング素子Txを介
して直流電圧源14に並列接続された誘導素子としての
コイルLxと、一端がコイルLxの(−)側端子に接続
された電荷蓄積手段としてのコンデンサCxと、コンデ
ンサCxの他端とコイルLxのスイッチング素子Tx側
端子とを接続する転送手段としてのダイオードDxとか
ら構成されている。
このためDC−DC変換器12では、スイ・ンチング素
子TxがON状態となると、コイルLxが直流電圧R1
4に接続されて、コイルLxに磁気エネルギが蓄積され
、その後スイッチング素子TXがONからOFFに切り
替わると、その蓄えられた磁気エネルギにより、ダイオ
ードDxを通ってコイルLxに電流が流れ込み、その結
果コイルLXに蓄えられた磁気エネルギが負電荷として
コンデンサCxに転送されることとなる。
このコンデンサCxに転送される電荷は、スイッチング
素子TxのON期間が長くコイルLxに多くの磁気エネ
ルギが蓄積されるほど多くなり、コンデンサCxの両端
電圧、即ち相巻線印加用の出力電圧は、スイッチング素
子TxのON期間により決定できるので、本実施例では
、この出力電圧を制御する電圧制御回路10が、比較回
路8から出力されたトルク指令信号に応じてスイッチン
グ素子TxのON・OFF朋間のデユーティを変化させ
ることによちて、相巻線への印加電圧を制御するように
構成されている。
尚コンデンサCxに転送される電荷は、スイッチング素
子Txの開閉頻度を高くすることによっても増加するこ
とができるので、電圧制御回路10としては、スイッチ
ング素子TxのON朋間を一定とし、人力されたトルク
指令信号に応じてスイッチング素子Txのスイッチング
周波数を変更するように構成しても、DC−DC変換器
12からの出力電圧を制御することができる。
次に比較回路8から出力されたトルク指令信号及び回転
角センサ4からの回転角信号は、通電制御回路16にも
人力される。
通電制御回路16は、人力されたトルク指令信号から、
現在モータ2の運転状態が、ロータに回転トルクを与え
るべき通常運転状態か、或はロータに制動トルクを与え
るべき減速運転状態かを判断して、各相巻線の通電タイ
ミングを決定し、回転角信号により各相巻線への通電タ
イミングがその決定された通電タイミングとなるよう、
駆動回路1日に通電指令信号を出力する。
つまりトルク指令信号が負で、しかもその絶対(直が著
しく大きくなった場合には、モータ2の負荷20が急に
小さくなったか、或は目標回転速度Soが急に小さくな
って、ロータに制動トルクを与えてモータ2の回転を急
激に低下させる必要があるので、通電制御回路16では
、トルク指令信号からモータ2の運転状態がこのような
減速運転状態であるか否かを判断し、モータ2が減速運
転状態でなければ(即ち通常運転状態であれは)ロータ
に回転トルクを与えるべく、第3図に示す如く相巻線の
インダクタンスの傾きが正となる運転領域で相巻線の通
電指令信号を出力し、逆にモータ2が減速運転状態であ
れはロータに制動トルクを与えるべく、第4図(a)に
示す如く相巻線のインダクタンスの傾きが負となる運転
領域で相巻線の通電指令信号を出力するようにしている
のである。尚第3図及び第4図(a)は、モータ2の各
運転状態での相巻線Laの通電状態を衷わしており、他
の相巻線Lb、Lcに対しても同様の通電制御が実行さ
れる。
次に駆動回路1日は、第1図に示す如く、モータ2の各
相巻線La〜LcとDC−DC変喚器12のコンデンサ
Cxとを接続するスイッチング素子TaxTcと、各相
巻線La+Lcに流れる電流を検出する電流センサ5a
xscと、通電制御回路16からの通電指令信号により
スイッチング素子Ta〜TcをONL/て相巻線La〜
Lcを通電し、通電時に電流センサSa−wscにより
検出される相巻線La−Lcの通電電流が所定]直以上
となるとスイッチング素子Ta−Tcを一時OFFして
過電流によりスイッチング素子Ta−Tcが破損するの
を防止する電流制限回路18a〜18cとから構成され
ている。
ここでモータ2が通常運転状態であり、通電制御回路1
6からロータに回転トルクを与えるための通電指令信号
が出力されると、駆動回路1日では、通電指令信号によ
り各相巻線La−Lcのスイッチング素子Ta〜Tcが
順次ONされ、各相巻線La−Lch月IIn次DC−
DC変換器12のコンデンサCxに接続される。すると
各相巻線La〜Lcには、コンデンサCxに蓄えられた
電荷によって電流力9禿れ、各相巻vALaxLcが磁
界を発生してロータに回転トルクを与える。
このとき相巻線La〜Lcの通電電流は、第3図に示す
如く、コンデンサCxに蓄えられた電荷量(即ちDC−
DC変換器12の出力電圧)に応じて一旦上昇し、その
後インダクタンスの上昇に伴い除々に低下するが、スイ
ッチング素子Ta〜TcがONからOFFに切り替わっ
ても、相巻線La−Lcに蓄えられた磁気エネルギによ
り0とならず、そのまま放っておくとこの磁気エネルギ
によりスイッチング素子Ta−Tcが破壊してしまう恐
れがある。このため本実施例では、第2図に示す如く、
この磁気エネルギを電荷として直流電圧源14に回生ず
るための回生回路22が設けられ、これによって駆動回
路1日が破壊するのを防止している。
尚回生回路22は前述の回生手段に相当し、第1図に示
す如く、直流電圧源14と各相巻線La〜Lcのスイッ
チング素子Ta−Tcとの接続点とを各々接続する3つ
のダイオードDa−Dcにより構成されている。
一方モータ2が減速運転状態であり、通電制御回路16
からロータに制動トルクを与えるための通電指令信号が
出力されると、その通電指令信号により各相巻&1La
−Lcのスイッチング素子Ta−Tcが順次ONされ、
各相巻線LaxLcが順次DC−DC変換器12のコン
デンサCxに接続される。すると各相巻線La〜Lcに
は、コンデンサCxに蓄えられた電荷によって電流が流
れ、各相巻線La−Lcが磁界を発生して、ロータに制
動トルクを与える。
このときモータ2は発電モードとなるので、第4図(a
)に示す如く、各相巻線La−Lcの通電電流は、DC
−DC変換器12の出力電圧に応じて上昇だけでなく、
インダクタンスの低下によって更に上昇するが、駆動回
路1日には電流制限回路18a〜18cが備えられてい
るので、その電流が所定値以上となるとスイッチング素
子Ta〜TcがOFFされ、各相巻線La−Lcに過電
流が流れるのが防止される。
またスイッチング素子Ta〜TcがONからOFFに切
り替えられると、相巻線La〜Lcに蓄積された磁気エ
ネルギが回生回路を介して直流電圧源14に回生される
が、減速運転時にはモータ2が発電モードであるので、
その回生される電力エネルギは、DC−DC変換器12
を介して駆動回路18に人力した電力エネルギより大き
くなり、コンデンサCyにかかる電圧が上がりすぎて、
電源に負荷をかける恐れがある。
そこで直流電圧源14には、第2図に示す如く、コンデ
ンサCyに並列接続されたスイッチング素子Tyと抵抗
器Ryとの直列回路14aと、コンデンサCyの両端電
圧が許容電圧以上となった場合にスイッチング素子Ty
を一時ONする電源保護回路14bが備えられている。
この結果、第4図(b)に示す如く、回生回路22によ
り各相巻線L a−wL cに蓄積された磁気エネルギ
が回生されて電源電圧が許容電圧以上となると、スイッ
チング素子TVがONして回生された電力エネルギが抵
抗器Ryによって消費され、電源電圧が許容電圧以下に
抑制されて、電源が保護される。
このように本実施例では、直流電圧源14と駆動回路1
8との間にDC−DC変換器12が設けられ、DC−D
C変換器12の電荷蓄積用のコンデンサCxに蓄えられ
た電荷によってモータ2の各相巻線La〜Lcを通電す
るようにされているため、相巻線LaxLcの通電電流
、つまりロータの回転トルクをDC−DC変換器12の
出力電圧;こより制御できるようになり、従来のように
電流制御回路を用いて通電電流のチョッパ制御を行なう
ことなく、電圧制御回路10によるDC−DC変換器1
2の電圧制御によって、モータ2の回転速度を制御でき
るようになる。
この結果従来のように各相巻yA毎にスイッチング素子
とダイオードとを2個ずつ設ける必要はなくなり、駆動
回路を簡素化できる。またDC−DC変換器12の電圧
制御は、スイッチング素子TXのON・OF F tE
JI間のデユーティ比制御或はスイッチング素子Txの
ON期間を一定としたスイッチング周波数制御によって
、モータ2の回転速度に関係なく独立して行なうことが
できるので、スイッチング素子Txに高応答性のものを
使用しなくてもDC−DC変換器12の出力電圧を所望
の値に制御することができ、モータ2の高速運転時にも
安定した回転制御を実行できる。また更に本実施例では
DC−DC変換器12に昇降圧型のものが使用され、直
流電圧源14の出力電圧以上の電圧を各相巻線に印加す
ることができるので、相巻線のインダクタンスの大きい
可変リラクタンスモータにおいては、相巻線に電流を流
し込み易く、高速で利点がある。
ここで上記実施例では、DC−DC変換器12において
、電荷蓄積用のコンデンサCxの一端を直流電圧源14
の(−)端子側に接続し、ダイオードDxにより、コイ
ルLxに蓄積された磁気エネルギを負電荷としてコンデ
ンサCxの他端に転送するように構成したが、第5図に
示す如く、DC−DC変換器12−1を電荷蓄積用のコ
ンデンサCx−1の一端を直流電圧源14−1の(+)
端子側に接続し、ダイオードD x−1により、コイル
Lx−1に蓄積された磁気エネルギを正電荷としてコン
デンサCx−1の他端に転送するように構成してもよい
尚この場合、直流電圧源14−1に対する駆動回路1日
内の電位が上記実施例とは逆になるので、回生回路22
−1のダイオードD a −1〜D c −1を上記実
施例とは逆方向に設け、モータ2−1の各相巻線に蓄積
された磁気エネルギを負電荷として直流電圧源14−1
に回生させる必要がある。
また次に上記実施例では、モータ2の減速運転時に直流
電圧源14に回生される電荷が多くなって直流電圧源1
4の電源電圧が許容電圧以上となるのを防止するため、
直流電圧源14内に抵抗器Ryとスイッチング素子Ty
との直列回路14aを設け、電源保護回路14bにより
スイッチング素子TyをON・OFF制御するように構
成したが、この電源保護のためには、回生される電力エ
ネルギを消費できればよいので、例えば第6図に示す如
く回生回路22−2と直流電圧fi14−2との間の回
生ライン上に抵抗器Ry−2とスイッチング素子Ty−
2との並列回路を設け、電源保護回路14b−2により
、通常はスイッチング素子Ty−2をON状態にしてお
き、電源電圧が許容電圧以上となるとスイッチング素子
Ty−2を0FFL/て抵抗器Ry−2により回生電力
を消費するように構成してもよい。
また第7図に示す如く、DC−DC変換器12−3の電
荷蓄積用のコンデンサCx−3に、抵抗器Ry−3とス
イッチング素子Ty−3との直列回路12a−3を並列
接続し、電圧制御回路10−3を、単に電圧制御信号を
出力するだけでなく、D−DC変換器12−3の出力電
圧がトルク指令信号に応じた所望の電圧となるようスイ
ッチング素子Ty−3をON・OFFして出力電圧のフ
ィードバック制御も行なうように構成し、電源保護回路
14b−3を、通常は電圧制御回路10−3からの電圧
制御信号をそのままスイッチングトランジスタTx−3
に伝達して上記と同様にコンデンサCx−3に所定の電
荷を転送させ、電源電圧が大きくなると電圧制御回路1
0−3からの電圧制御信号のON期間を長くしてコンデ
ンサCx−3に転送される電荷を増加するようにしても
よい。
このように構成すれば、駆動回路1日−3からの回虫エ
ネルギが多すぎ、電源電圧が高くなると、そのエネルギ
をコンデンサCx−3に転送して抵抗器Ry−3で消費
させることができ、直流電圧発生源14−3を保護する
ことができると共に、DC−DC変換器12−3の出力
電圧をトルク指令信号に応じて急速に低下させることが
でき、モータ2−3の回転制御をより精度よく実行でき
るようになる。
尚第5図〜第7図において、第1図と同様の部分につい
ては同じ番号に添え字−1,−2,−3を付しであるの
で、その部分の説明は省略する。
また次に上記実施例では、実回転速度Spを検出し、実
回転速度Spを目標回転速度Soに制御する所謂サーボ
系として構成された制御装置を例にとり説明したが、本
発明は、実回転速度Spを検出せず、単に外部からの回
転速度の増減指令によってモータ2の回転速度を増減す
るオープン制御を行なう制御装置に適用することもでき
る。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明の可変リラクタンスモータの
駆動装置では、DC−DC変換器からの出力電圧により
可変リラクタンスモータの相巻線に流れる電流を制御で
きるので、従来のように電流制御回路を用いて相巻線の
通電電流をチョッパ制御することなく、可変リラクタン
スモータの回転制御を行なうことが可能となる。このた
め従来のように各相巻線毎にスイッチング素子とダイオ
ードとを2個ずつ設ける必要はなくなり、回路構成を簡
素化でき、しかもDC−DC変換器による電圧制御は、
可変リラクタンスモータの回転速度に関係なく独立して
行なうことができるので、可変リラクタンスモータの高
速運転時にも安定した回転制御を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の駆動装置の回路構成を表わす電気回路
図、第2図はこの駆動装置を用いて可変リラクタンスモ
ータの回転制御を行なう制御装置の構成を表わすブロッ
ク図、第3図は通常運転時の相巻線Laの通電制御を説
明するタイムチャート、第4図(a)は減速運転時の相
巻線Laの通電制御を説明するタイムチャート、第4図
(b)は電源保護回路による減速運転時の電源保護動作
を説明するタイムチャート、第5図〜第7図は夫々駆動
装置の他の回路構成例を表わす電気回路図、第8図は可
変リラクタンスモータの動作を説明する説明図、第9図
は従来の駆動装置の構成を表わす電気回路図、である。 2・・・可変リラクタンスモータ 12・・・DC−DC変換器  14・・・直流電圧源
18・・・駆動回路   22・・・回生回路Dx・・
・ダイオード(転送手段) Lx・・・コイル(誘導素子) Cx・・・コンデンサ(電荷蓄積手段)代理人  弁理
士 定立 勉 (ほか2名)第3図 第4図 (通常運転時) (減速運転層) 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  直流電源に開放可能に並列接続される誘導素子と、該
    誘導素子を開放したとき該誘導素子に蓄積された磁気エ
    ネルギを電荷として外部に転送する転送手段と、を備え
    たDC−DC変換器と、該DC−DC変換器から転送さ
    れる電荷を蓄積する電荷蓄積手段と、 該電荷蓄積手段と可変リラクタンスモータの相巻線とを
    接続して該相巻線を通電する通電手段と、該通電手段が
    上記電荷蓄積手段と上記相巻線との接続を遮断したとき
    、該相巻線に蓄積された磁気エネルギを電荷として上記
    直流電源に回生する回生手段と、 を備えたことを特徴とする可変リラクタンスモータの駆
    動装置。
JP16937088A 1988-07-06 1988-07-06 可変リラクタンスモータの駆動装置 Pending JPH0223099A (ja)

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JP16937088A JPH0223099A (ja) 1988-07-06 1988-07-06 可変リラクタンスモータの駆動装置

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JPH0223099A true JPH0223099A (ja) 1990-01-25

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50154721A (ja) * 1973-09-19 1975-12-13
JPS51143816A (en) * 1975-06-06 1976-12-10 Kokusai Electric Co Ltd Constant current power supply apparatus for pulse motor
JPS52109110A (en) * 1976-03-08 1977-09-13 Yaskawa Denki Seisakusho Kk Step motor control system
JPS6118394A (ja) * 1984-07-03 1986-01-27 Maikomu Kk ステツピングモ−タ用の駆動回路

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