JPH02230676A

JPH02230676A - 電圧ショック防止同軸接栓

Info

Publication number: JPH02230676A
Application number: JP1051467A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Sakurai; 桜井　鉄夫
Original assignee: Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Current assignee: Hitachi High Tech Corp
Priority date: 1989-03-03
Filing date: 1989-03-03
Publication date: 1990-09-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、電子機器間を接続するときに発生する電圧
ショックを防止する同軸接栓に関するものである。

［従来の技術］電子ｎ器を相互に配線接続する場合、外部よりの誘導ノ
イズを軽減または排除するために、同軸コード、同軸ケ
ーブルなどの同軸線が使用される。

固定的な接続の場合を除き、接続または分離を随時に自
由に行う場合には、両端にピンプラグを設けた同軸コー
ドと、装置に設けたレセプタクル（受け部）により着脱
がなされる。同軸接栓には各種の形式があるが、その１
例を第２図に示す。図において、ピンプラグ１は接地用
の外周スリーブ１ｂと、その中心に、外周スリーブｉｂ
の先端より短い長さδだけ飛び出したピン１ａとを設け
る。

同軸線３の中心導体３ａとピンｌａｓおよび外層シール
ド３ｂと外周スリーブ１ｂとがそれぞれ接続され、接続
部の付近はプラスチックなどの絶縁バイプ１ｃに収容し
て保持される。同軸線３の他端にもピンプラグ１が装養
される。これに対応するレセプタクル２は、上記のピン
ｆａが嵌入する中心スリーブ２ａと、上記の外周スリー
ブｔｂが外側に嵌合する接地用の円筒スリーブ２ｂより
なり、その間は絶縁物が充填されて絶縁パイプ２ｃで保
持され、装置に固定されて同軸線３により内部配線され
る。

上記の同軸接栓を接続する場合は、ピンプラグ１をレセ
プタクル２に挿入する。まずピン１ａの先端が中心スリ
ーブ２ａの入り口に当接して中に入り、長さδ入った状
態で外周スリーブ１ｂが円筒スリーブ２ｂに嵌合する。

さらにピンブラグ１を押し込んで外周スリーブ１ｂが絶
縁パイプ２ｃに当接して接続が完了する。

［解決しようとする課題コ上記の同軸接栓の接続においては、飛び出しているピン
１ａの先端が、先に中心スリーブ２ａに接触し、その後
に外周スリーブ１ｂが円筒スリーブ２ｂに嵌合される。

この場合、両側の装置に電位差があるときは、いずれか
一方に電圧シジックがかかる。また分離する場合におい
ても同様に電圧ショックがかかり、いずれの場合も相手
の回路に損傷を与える。この点について第３図により詳
細に説明する。

第３図において、Ａ，Ｂは接続される２個の装置（の一
部）を示し、装置Ａには同軸線３によりピンプラグ１が
、また装置Ｂにはレセプタクル２がそれぞれ装着されて
いるものとする。装置Ａのアンプ４ａの出力側はハイイ
ンピーダンス型とし、装置Ｂのアンブ４ｂの入力側はロ
ーインピーダンス型とする。両装置にはそれぞれ筐体接
地ＧａおよびＧｂが設けられて回路がこれに接地されて
いる。しかし、両筐体接地間には外部よりの誘導ノイズ
などによる電位差Ｅが多少に拘らず存在しており、接続
される前の状態では、装置Ａの出力側のハイインピーダ
ンスのためにアンプ４ａの出力には動作電圧とともに電
位差Ｅに相当する電圧が加圧されており、この電圧は先
に接触したピン１ａと中心スリーブ２ａを通してアンプ
４ｂに入力して装置Ｂの回路に電圧ショックを与える。

分離の場合は、先に外周スリーブ１ｂと円筒スリーブ２
ｂが離れるので同様の電圧ショックが発生する。

電圧シ８ツクが大きいときは回路に損傷が発生するので
ある。

この発明は以−Ｌに鑑みてなされたもので、接続または
分離の際の電圧シタックを防止で７きる同軸接栓を提供
することを目的とするものである。

［課題を解決するための手段コこの発明は電圧ショック防止同軸接栓であって、中心に
中心スリーブと、その外周に同心円の円筒スリーブを有
するレセプタクル、およびレセプタクルに対応して、上
記中心スリーブの内部に嵌人するピンと、円筒スリーブ
の外側に嵌合する外周スリーブとを有し、ピンの先端を
、外周スリーブの先端より内力に適当な寸法だけ引っ込
めたピンプラグよりなるものである。

［作用］この発明による電圧ショック防止同軸接栓においては、
接続の際は先ずピンプラグの外周スリーブがレセプタク
ルの円筒スリーブに接触して、接続される両装置間の筐
体接地間の電位差が中和され、その後にピンが中心スリ
ーブに挿入されるので、従来のピンプラグのようにピン
が先に接触するために発生した電圧ショックが排除され
る。また、分離する際は先にピンと中心スリーブが切り
離されて、従来のようにピンが後に離れる場合に発生し
た電圧ショックが排除され、いずれの場合も回路が損傷
する危険が完全に防止される。

［実施例コ第１図は、この発明による電圧ショック防１Ｌ同軸接栓
の実施例における、ピンプラグ５とこれに対応するレセ
プタクル６の断面図である。ピンプラグ５において、ピ
ン５ａの先端は外周スリー５ｂの先端より短い長さεだ
け内側に引っ込めてあり、従来と同様に同軸線３の中心
導体３ａとピン５ａｘおよび外層シールド３ｂと外周ス
リーブ５ｂはそれぞれ接続され、接続部付近は絶縁バイ
プ５ｃで保持される。なお、同軸線３の他端には同様の
ピンブラグ５が接続され、これにより装置に接続されて
外層シールド３ｂが筐体接地される。

レセプタクル６は従来と同様に装置に固定して同軸線３
と接続し、筐体接地を行う。ただし、上記の中心スリー
ブ６ａと円筒スリーブ６ｂの長さは、ピン５ａと外周ス
リーブ５ｂに一致させることにより、挿入接続が確実安
定となる。

以−Ｌの同軸接栓においては、接続の際は先に外周スリ
ーブ５ｂが相手の円筒スリーブ６ｂに接触し、これを通
して両装置間の電位差による電圧シタックが中和され、
この後にピン５ａが中心スリーブ６ａに嵌入されて接続
が完了する。また、分離の際は先にピン５ａが中心スリ
ーブ６ａより切り離されて電圧ショックが排除される。

なお、第１図ではある特定の形状の同軸接栓を示したが
、この形状に限定されず、ピンが飛び出した形状の同軸
接栓である限り、この発明は適用される。

［発明の効果］以」二の説明により明らかなように、この発明による電
圧ショック防止同軸接栓においては、従来の外周スリー
ブより外側飛び出したピンの先端を、弔に内側に引っ込
めたことにより、接続の際は先に電圧シゴックを接地側
で中和し、分離の際は先にピンを相手の中心スリーブか
ら切り離すことにより電圧シロツクを回路に与えないも
ので、各種の形状の同軸接栓に適用ずるこができる。そ
の製法および操作は従来と変わり無く、随時に行われる
装置間の接続、分離作業における電圧ショックを防止す
る効果には優れたものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明による電圧ショック防止同軸接栓の
実施例の断面図、第２図は従来の同軸接栓の外観および
断面図、第３図は、従来の同軸接栓の接続または分離に
おいて発生する電圧シジックの説明図である。１，５・・・ピンプラグ、　　ｌａ，５ａ・・・ピン、
ｌｂ，５ｂ・・・外周スリーブ、２．８−・・レセプタクル、２ａ，６ａ・・・中心スリ
ーブ、２ｂ，６ｂ・・・円筒スリーブ、１　ｅ，２ｃ，５ｃ．８ｃ−−−絶縁バイブ、３・・・
同軸線、　　　　　３ａ・・・中心導体、３ｂ・・・外
層シールド、　　４ａ，４ｂ・・・アンプ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）中心に中心スリーブと、該中心スリーブに同心円
の円筒スリーブとを有するレセプタクル、および該レセ
プタクルに対応して、上記中心スリーブの内部に嵌入す
るピンと、上記円筒スリーブの外側に嵌合する外周スリ
ーブとを有し、上記ピンの先端を、該外周スリーブの先
端より内方に適当な寸法だけ引っ込めたピンプラグより
なることを特徴とする、電圧ショック防止同軸接栓。