JPH02230648A - 表面解析装置 - Google Patents

表面解析装置

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JPH02230648A
JPH02230648A JP1050580A JP5058089A JPH02230648A JP H02230648 A JPH02230648 A JP H02230648A JP 1050580 A JP1050580 A JP 1050580A JP 5058089 A JP5058089 A JP 5058089A JP H02230648 A JPH02230648 A JP H02230648A
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JP
Japan
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magnet
proton beam
proton
line
voltage
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Pending
Application number
JP1050580A
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English (en)
Inventor
Masahiko Aoki
青木 正彦
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (7)技術分野 この発明は、イオン源から出た陽子を3方向に偏向させ
る静電偏向器を持つ表面解析装置の、静電偏向器電極と
電源の改良に関する。
表面解析装置は、真空中で加速した陽子を試料表面に当
て、散乱された陽子のエネルギー損失分分を測定するこ
とにより、試料表面の元素の分析を行なうものである。
陽子のエネルギー損失バは、相手方の元素の質量と、散
乱角eによる。相手方の元素の質量が小さいほど、散乱
角eが大きいほど、エネルギー損失が大きい。
散乱角eはいくらでもよいのであるが、イールドが比較
的大きいこと、試が大きくなること、表面の凹凸の影響
を受けにくいこと、などから、180°に選ぶことが多
い。
つまり、試料に入射する陽子と、反平行な散乱陽子のみ
を測定の対象にする。
入射エネルギーをEOx散乱エネルギーをE1とすると
、この間には比例関係がある。
E1:KEo このKは、相手方の原子の質量数をI゛とじて、θ=1
80°のとき、 である。損失部は、 部 =go−E1 =  ( 1−K )Eo          (5)
である。相手の原子質量数によりパが一義的に決まる。
そこで、散乱陽子のエネルギーロススペクトルr(w)
を求めると、試料表面の原子の存在量が求められること
になる。
(イ)従来技術 第2図によって、従来例に係る表面解析装置の概略を説
明する。
これはイオン源1、マグネット2、加減速管3、試料4
、位置検出器6、などを含んでいる。
イオン源1から引出し電圧vexで陽子イオンが引出さ
れる。エネルギーEeは Ee  =  qVex である。これがマグネット2で円弧軌道を描き、コリメ
ータ5のスリットを通って、加減速管3に入る。ここで
加速される。
加速電圧をvaceとして、 Eo =  qVex  + qVacc      
   (力となる。試料4に陽子が衝突する。エネルギ
ー損失!を伴うので、散乱された(θ= 180’ )
陽子のエネルギーE1は E1= qVex  −}− qVacc−ハ(slと
なる。これが加減速管3を逆シー通るので、加速電圧分
だけ減速されて、エネルギーEaがEa = qVax
 − IJ          (91となる。これが
コリメータ5を通り、マグネット2に入り、半円軌道を
描いて、位置検出器6に入る。半円軌道の直径&は によって与えられる。位置検出器に入射する点Kは位置
検出器の出力によって分る。点Kがエネル4’ − E
aに応じて変わる。位置検出器のそれぞれの部分に入射
した陽子の数を計数すると、試料表面の元素分布を知る
事ができる。
これらの装置は全て高真空中にある。陽子は高真空中を
飛行する。しかし、簡単のため真空容器や真空排気装置
の図示を省略している。
表面解析装置の基本形においては、イオン源1で生じk
陽子ビームを、直進(直線AB)させてマグネット2へ
入射させる。マグネット2では、磁束密度Bに応じた基
本半径Roの円弧軌道Ωを描く。
ところで、C点はコリメータのスリット位置によって決
まる。B点はイオン源1の出口方向の延長線とマグネッ
ト2の交点として決まる。つまり、B%Cは機構上の定
点である。自由に変えることができない。
陽子ビームは、2点B,Cを通り、しかも、B1C点で
の方向も決められている。つまり、マグネット中での陽
子ビーム軌道Ωは機構的に定まっているのである。
基本半径R1は という関係を満足しなければならない。
測定対象となる元素はAs%Ga、、P1・・・など、
試料物質によって多様である。
これら元素によって、エネルギー損失部が異なる。にも
拘わらず、位置検出器6の中へ散乱ビームを入れなけれ
ばならない。このkめには、aω式の散乱後のエネルギ
ーEaが、ある範囲になるように、Ee,Bを変える、
という事である。Eeは引出し陽子エネルギーであるが
、磁束密度Bはこれの平方根に比例するように変えなけ
ればならない。
このようト;、基本半径R1が決まっているという事は
、イオン源1の引出電圧’Vexと、マグネットBの磁
束密度の関係を固定する、という事である。
はなはだ不自由であって、使いにくい。
対象となる元素が2種類あって、これらの元素からの散
乱の微細なスペクトルを観察したいという場合がある。
このような場合、マグネット磁束密度Bを変える事なく
、陽子引出し電圧Vex (引出しエネルギーEe )
をふたどおりに変えた方が便利である。
そこで本発明者は、マグネットに対して、ふたとおりの
入射ができるように、2つの静電偏向器を用いた表面解
析装置を発明した。
特願昭63−276567 ( S 63. 10. 
31出願)である。
第2図に於て、陽子イオンの経路であるA点に第1静電
偏向電極10がある。これの電源が第1静電偏向器電源
9である。電極間に電圧を加えないと、ビームはAB方
向に直進する。これを第1ラインという。電極板をk,
lとする。kに対してlの電圧vlによって、この電源
の電圧ということにする。
電圧ηに正電圧を加えると、陽子はAからDの方向へ偏
向される。Dの位置に第2の静電偏向電極11がある。
これによって、ビームを反対向きに曲げ、E点からマグ
ネットへ入れる。マグネットで、より小さい基本半径R
2の円弧ECを描いて、コリメータ5のスリットに入る
基本半径R2が小さいということは、同じ磁束密度Bに
対し、引出しエネルギーEOが小さいという事である。
このようなA, D, Eを通る第2のビームを第2ラ
インという。
前記の特願昭63 − 276567には、これだけし
か開示されていない。
その後、第3のビームラインAFを作り、ビームダンバ
12へ陽子ビームを入射できるように改良を重ねた。こ
れは開示していない改良である。ビームダンパ12は、
ファラデーカップなどのイオン計数素子であり、陽子イ
オンビームの強度を予め測定することができる。
第3ラインという事にする。第1静電偏向電極10に負
電圧を与える事により、ビームダンバ12に陽子ビーム
を入射させる事ができる。
第2静電偏向電極11の電源13は、ある決まった極性
の電圧を電極11間に印加していればよb′h0 しかし、第1静電偏向電極1ロのための電源9は、正の
高電圧、負の高電圧、及びOボルト近辺の電圧を発生す
るものでなければならない。
第2r:IAK示すモノハ、特願昭63 − 2765
67 K完全には記載されていない。第2図の、3ライ
ンを有する表面解析装置は未だ開示されていない。しか
し、本発明者が試作して実験したものであるので、従来
技術として説明した。
各ビームラインを選択するために、静電偏向電極10に
与える電圧は、 l      k 第1ライン     〜O     〜O第2ライン 
    士”1 / 2     −v1 / 2第3
ライン    −v2/2+v2/2ということである
。■1、v2は数kVのオーダである。
(ウ)発明が解決しようとする問題点 第1ライン、第2ラインの軌道設定は特に重要である。
第2ラインADEのように、ビームを強く曲げる時は、
電源9が強い正電圧を生じている。この場合は、比較的
正確に電源電圧を規定できる。電圧のドリフトも少ない
ところが、第1ラインのように、直進する場合が問題で
ある。例えば、アライメントが完全な場合は、電極10
にOvを印加すればよい(アライメントがずれている場
合は、数V〜数十V程度である。)電圧を印加しないの
であるから、簡単であるように思われるが、実はそうで
はない。
電源9は数kVの定格の電源であるが、このような電源
によって、Ovを正しく出力するのは困難である。どう
してもOvからドリフトしてしまう。
ところが、0/から少しでもドリフトすると、直線軌跡
ABが動いてしまう。B点から陽子ビームがずれると、
コリメータ5のスリットへ入る事ができない。
このように大きい定格電圧を持つ電源に対してOvの出
力を正確に出すように要求するのは困難である。
もうひとつは、第1静電偏向器電源9が両極性(バイボ
ーラ)電源でなければならないという事である。第2ラ
インと、第3ラインとを切りかえる時に極性を変えなけ
ればならない。
(ニ)構 成 本発明に於ては、陽子ビームをマグネットに入れるため
の第1ライン、第2ラインを選ぶためには第1静電偏向
電極に、同じ極性の電圧を印加しなければならないよう
にする。そして、ビームダンバに入る第3ラインが直進
する軌跡とする。
ビームダンパに入るビームは多少ふらついても差支えが
ない。ファラデイカップのように開口の大きい検出器を
使うので、ビームが左右に多少ふれても検出器に入りう
る。
重要な軌道である第1ライン、第2ラインに沿って陽子
を運動させるときは、第1静電偏向電源が、同極性(例
えば正)の電圧+v1、+v2を生ずるようにする。v
l1v2は定格電圧に近い値であるから、正確な値に制
御することができる。Ovを正確に4えることよりもず
っと容易である。
本発明に於で、各ビームラインを選択するため、第1静
電偏向電極10に与える電圧は、jk 第1 5イン+V1/2     ”1/2第2ライン
    +”2 / 2    = V2 / 2第3
ライン     0       0となるのである。
図面によって説明する。第1図は本発明の表面解析装置
の構成図である。
イオン源1、マグネット2、加減速管3、試料4、位置
検出器6が設けられる。これは従来の表面解析装置と同
じである。
静電偏向器によって、イオン源1から出た陽子ビームを
、3のビームラインに振り分ける。この分け方に工夫が
なされる。
イオン源1の陽子の出射方向は、第2図の場合、マグネ
ットの入射辺UWに直角であった。本発明ではそうでは
なく、出射方向がマグネット入射辺UNに対して平行に
近くなる。
そして、陽子ビームの進行経路のF点に、第1静電偏向
電極10を設ける。この電極10も異形の電極である。
一方の電極板kは円弧状に曲っている。他方の両極板l
は平板状である。
第1静電偏向電源9が、第1静電偏向電極10に直流電
圧を印加する。この電圧の値により、陽子ビームはF点
から3つのラインに分けられる。
第1ラインはFBCと進むものである。これは、マグネ
ット中で、より大きい基本半径R1を描く。
第1ラインを選択するために、第1静電偏向電極10に
は、最も大きい正電圧v1を加える。つまり、極板lに
+vl/2、極板kに−v1/2の゛電圧を加える。
この場合、イオン源の電位をQVにとっている。
電極板kは円弧状、lは平板状であるので、この間に生
ずる静電界が一様ではない。したがって、ビームの偏向
角を簡単をて計算することはできない。
このような異形の電極板の間に生ずる静電界を正しく求
めて、厳密に軌道計算しなければならな+1)。
第2ラインは第1静電偏向電極10からFHEと進むも
のである。経路の途中に第2静電偏向電極11を設ける
。第2静電偏向電源13が、電極11の電極板t,sに
電圧を印加している。これは、単純な円弧軌道を描《も
のであってよい。
第2ラインFHEを通ったビームは、マグネット中で、
より小さい基本半径R2 ( Q点を中心として)゜の
軌道を描く。
第3ラインは、第1静電偏向電極10に於て曲げられず
、ここを直進して抜けてゆき、ビームダンバ12に入る
ものである。直線FJである。この場合、電源9が発生
すべき電圧はQVである。
(6)作 用 第1静電偏向電極1 0 K. +Vl/2、一vu/
2ノ’!圧を加えると、陽子ビームはL F B Cと
いう第1ラインを描いてマグネットに入る。マグネット
中で0点を中心とする大きい基本半径R1を描いて進む
第1静電偏向電極10に、十’/2 / 2、− ’/
2 /2の電圧を加えると、陽子ビームはLFHEとい
う第2ラインを描いてマグネットに入る。マグネット中
でQ点を中心とする小さい基本半径町を描いて進む。
第1ライン、第2ラインを通った陽子は、加減速管3を
経て試料4に衝突する。180°散乱されたものが加減
速管を反対に通り、マグネット2に入?て、半円軌道C
Kを描いて位置検出器6に入肘する。これにより陽子の
エネルギー損失分布を求め、試料表面の解析をすること
ができる。
第1静電偏向電極10に、0/,QVを印加すると、陽
子ビームはLFJと直進してビームダンバ12に入る。
これは、陽子ビーム量を測定するものである。第3ライ
ンである。
a)効 果 ビーム軌跡を厳密に設定しなければならない第1ライン
、第2ラインについては、第1静電偏向電源9が大きい
電圧を発生するようになっている。
定格に近い電圧であるので、精度良く制御することがで
きる。
電源9が■vを発生しなければならないのは第3ライン
である。Ovの近傍では、電源の出力が安定せず、電圧
がドリフトしやすい。しかし、たとえドリフトしても、
ビームダンバ12には入るので、ビーム流量を測定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の表面解析装置の概略構成図。 第2図は本発明者が以前に作製した表面解析装置の概略
構成図。 1・・・・・・イオン源 2・・・・・・マグネット 3・・・・・・加減速管 4・・・・・・・・試  料 5・・・・・・・コリメータ 6・・・・・・位置検出器 9・・・・・・第1静電偏向電源 10・・・・・・第1静電偏向電極 11・・・・・・第2静電偏向電極 12・・・・・・ビームダンバ 13・・・・・・第2静電偏向電源 発  明  者    青   木   正   彦特
許出願人  日新電機株式会社 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 陽子ビームを発生する真空に保たれたイオン源1と、該
    イオン源1から生じた陽子ビームと試料4によつて散乱
    された陽子ビームとを真空中に於て偏向させるマグネッ
    ト2と、マグネット2で偏向した陽子ビームと散乱され
    た陽子ビームとを通すスリットを有するコリメータ5と
    、コリメータ5を通つた入射陽子ビームを真空中で加速
    して試料4に当て試料4で散乱された散乱角Θ=180
    °の陽子ビームを逆に通して減速する加減速管3と、減
    速された陽子ビームがコリメータ5を通りマグネット2
    に入り半円軌道を描いた後にこれを入射させて位置検出
    する位置検出器6とよりなり、位置検出器6のビーム入
    射位置により陽子の運動エネルギー分布を求めるように
    した表面解析装置に於て、イオン源1とマグネット2の
    間に陽子ビームを偏向させるための第1静電偏向電極1
    0、第2静電偏向電極11を設け、これらにより、陽子
    ビームの進行軌跡が3つになるようにし、そのうちふた
    つの第1ライン、第2ラインはマグネット2に異なる点
    から入りコリメータ5に達し、第3ラインは直進する事
    とし、第1静電偏向電極10に同一の極性で異なる電圧
    を印加することにより第1ライン、第2ラインのいずれ
    かを選択でき、第2静電偏向電極11によつていずれか
    のラインの陽子軌跡をさらに曲げてマグネットに入射さ
    せ、第1静電偏向電極10に電圧を加えない場合陽子ビ
    ームがビームダンパ12に入射するようにした事を特徴
    とする表面解析装置。
JP1050580A 1989-03-02 1989-03-02 表面解析装置 Pending JPH02230648A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7005657B1 (en) 2005-02-04 2006-02-28 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Wafer-scanning ion implanter having fast beam deflection apparatus for beam glitch recovery

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7005657B1 (en) 2005-02-04 2006-02-28 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Wafer-scanning ion implanter having fast beam deflection apparatus for beam glitch recovery

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