JPH02230648A - 表面解析装置 - Google Patents
表面解析装置Info
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- JPH02230648A JPH02230648A JP1050580A JP5058089A JPH02230648A JP H02230648 A JPH02230648 A JP H02230648A JP 1050580 A JP1050580 A JP 1050580A JP 5058089 A JP5058089 A JP 5058089A JP H02230648 A JPH02230648 A JP H02230648A
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- 238000005211 surface analysis Methods 0.000 title claims description 13
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 10
- 230000000750 progressive effect Effects 0.000 abstract 2
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 abstract 1
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 14
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 13
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 5
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000005686 electrostatic field Effects 0.000 description 2
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(7)技術分野
この発明は、イオン源から出た陽子を3方向に偏向させ
る静電偏向器を持つ表面解析装置の、静電偏向器電極と
電源の改良に関する。
る静電偏向器を持つ表面解析装置の、静電偏向器電極と
電源の改良に関する。
表面解析装置は、真空中で加速した陽子を試料表面に当
て、散乱された陽子のエネルギー損失分分を測定するこ
とにより、試料表面の元素の分析を行なうものである。
て、散乱された陽子のエネルギー損失分分を測定するこ
とにより、試料表面の元素の分析を行なうものである。
陽子のエネルギー損失バは、相手方の元素の質量と、散
乱角eによる。相手方の元素の質量が小さいほど、散乱
角eが大きいほど、エネルギー損失が大きい。
乱角eによる。相手方の元素の質量が小さいほど、散乱
角eが大きいほど、エネルギー損失が大きい。
散乱角eはいくらでもよいのであるが、イールドが比較
的大きいこと、試が大きくなること、表面の凹凸の影響
を受けにくいこと、などから、180°に選ぶことが多
い。
的大きいこと、試が大きくなること、表面の凹凸の影響
を受けにくいこと、などから、180°に選ぶことが多
い。
つまり、試料に入射する陽子と、反平行な散乱陽子のみ
を測定の対象にする。
を測定の対象にする。
入射エネルギーをEOx散乱エネルギーをE1とすると
、この間には比例関係がある。
、この間には比例関係がある。
E1:KEo
このKは、相手方の原子の質量数をI゛とじて、θ=1
80°のとき、 である。損失部は、 部 =go−E1 = ( 1−K )Eo (5)
である。相手の原子質量数によりパが一義的に決まる。
80°のとき、 である。損失部は、 部 =go−E1 = ( 1−K )Eo (5)
である。相手の原子質量数によりパが一義的に決まる。
そこで、散乱陽子のエネルギーロススペクトルr(w)
を求めると、試料表面の原子の存在量が求められること
になる。
を求めると、試料表面の原子の存在量が求められること
になる。
(イ)従来技術
第2図によって、従来例に係る表面解析装置の概略を説
明する。
明する。
これはイオン源1、マグネット2、加減速管3、試料4
、位置検出器6、などを含んでいる。
、位置検出器6、などを含んでいる。
イオン源1から引出し電圧vexで陽子イオンが引出さ
れる。エネルギーEeは Ee = qVex である。これがマグネット2で円弧軌道を描き、コリメ
ータ5のスリットを通って、加減速管3に入る。ここで
加速される。
れる。エネルギーEeは Ee = qVex である。これがマグネット2で円弧軌道を描き、コリメ
ータ5のスリットを通って、加減速管3に入る。ここで
加速される。
加速電圧をvaceとして、
Eo = qVex + qVacc
(力となる。試料4に陽子が衝突する。エネルギ
ー損失!を伴うので、散乱された(θ= 180’ )
陽子のエネルギーE1は E1= qVex −}− qVacc−ハ(slと
なる。これが加減速管3を逆シー通るので、加速電圧分
だけ減速されて、エネルギーEaがEa = qVax
− IJ (91となる。これが
コリメータ5を通り、マグネット2に入り、半円軌道を
描いて、位置検出器6に入る。半円軌道の直径&は によって与えられる。位置検出器に入射する点Kは位置
検出器の出力によって分る。点Kがエネル4’ − E
aに応じて変わる。位置検出器のそれぞれの部分に入射
した陽子の数を計数すると、試料表面の元素分布を知る
事ができる。
(力となる。試料4に陽子が衝突する。エネルギ
ー損失!を伴うので、散乱された(θ= 180’ )
陽子のエネルギーE1は E1= qVex −}− qVacc−ハ(slと
なる。これが加減速管3を逆シー通るので、加速電圧分
だけ減速されて、エネルギーEaがEa = qVax
− IJ (91となる。これが
コリメータ5を通り、マグネット2に入り、半円軌道を
描いて、位置検出器6に入る。半円軌道の直径&は によって与えられる。位置検出器に入射する点Kは位置
検出器の出力によって分る。点Kがエネル4’ − E
aに応じて変わる。位置検出器のそれぞれの部分に入射
した陽子の数を計数すると、試料表面の元素分布を知る
事ができる。
これらの装置は全て高真空中にある。陽子は高真空中を
飛行する。しかし、簡単のため真空容器や真空排気装置
の図示を省略している。
飛行する。しかし、簡単のため真空容器や真空排気装置
の図示を省略している。
表面解析装置の基本形においては、イオン源1で生じk
陽子ビームを、直進(直線AB)させてマグネット2へ
入射させる。マグネット2では、磁束密度Bに応じた基
本半径Roの円弧軌道Ωを描く。
陽子ビームを、直進(直線AB)させてマグネット2へ
入射させる。マグネット2では、磁束密度Bに応じた基
本半径Roの円弧軌道Ωを描く。
ところで、C点はコリメータのスリット位置によって決
まる。B点はイオン源1の出口方向の延長線とマグネッ
ト2の交点として決まる。つまり、B%Cは機構上の定
点である。自由に変えることができない。
まる。B点はイオン源1の出口方向の延長線とマグネッ
ト2の交点として決まる。つまり、B%Cは機構上の定
点である。自由に変えることができない。
陽子ビームは、2点B,Cを通り、しかも、B1C点で
の方向も決められている。つまり、マグネット中での陽
子ビーム軌道Ωは機構的に定まっているのである。
の方向も決められている。つまり、マグネット中での陽
子ビーム軌道Ωは機構的に定まっているのである。
基本半径R1は
という関係を満足しなければならない。
測定対象となる元素はAs%Ga、、P1・・・など、
試料物質によって多様である。
試料物質によって多様である。
これら元素によって、エネルギー損失部が異なる。にも
拘わらず、位置検出器6の中へ散乱ビームを入れなけれ
ばならない。このkめには、aω式の散乱後のエネルギ
ーEaが、ある範囲になるように、Ee,Bを変える、
という事である。Eeは引出し陽子エネルギーであるが
、磁束密度Bはこれの平方根に比例するように変えなけ
ればならない。
拘わらず、位置検出器6の中へ散乱ビームを入れなけれ
ばならない。このkめには、aω式の散乱後のエネルギ
ーEaが、ある範囲になるように、Ee,Bを変える、
という事である。Eeは引出し陽子エネルギーであるが
、磁束密度Bはこれの平方根に比例するように変えなけ
ればならない。
このようト;、基本半径R1が決まっているという事は
、イオン源1の引出電圧’Vexと、マグネットBの磁
束密度の関係を固定する、という事である。
、イオン源1の引出電圧’Vexと、マグネットBの磁
束密度の関係を固定する、という事である。
はなはだ不自由であって、使いにくい。
対象となる元素が2種類あって、これらの元素からの散
乱の微細なスペクトルを観察したいという場合がある。
乱の微細なスペクトルを観察したいという場合がある。
このような場合、マグネット磁束密度Bを変える事なく
、陽子引出し電圧Vex (引出しエネルギーEe )
をふたどおりに変えた方が便利である。
、陽子引出し電圧Vex (引出しエネルギーEe )
をふたどおりに変えた方が便利である。
そこで本発明者は、マグネットに対して、ふたとおりの
入射ができるように、2つの静電偏向器を用いた表面解
析装置を発明した。
入射ができるように、2つの静電偏向器を用いた表面解
析装置を発明した。
特願昭63−276567 ( S 63. 10.
31出願)である。
31出願)である。
第2図に於て、陽子イオンの経路であるA点に第1静電
偏向電極10がある。これの電源が第1静電偏向器電源
9である。電極間に電圧を加えないと、ビームはAB方
向に直進する。これを第1ラインという。電極板をk,
lとする。kに対してlの電圧vlによって、この電源
の電圧ということにする。
偏向電極10がある。これの電源が第1静電偏向器電源
9である。電極間に電圧を加えないと、ビームはAB方
向に直進する。これを第1ラインという。電極板をk,
lとする。kに対してlの電圧vlによって、この電源
の電圧ということにする。
電圧ηに正電圧を加えると、陽子はAからDの方向へ偏
向される。Dの位置に第2の静電偏向電極11がある。
向される。Dの位置に第2の静電偏向電極11がある。
これによって、ビームを反対向きに曲げ、E点からマグ
ネットへ入れる。マグネットで、より小さい基本半径R
2の円弧ECを描いて、コリメータ5のスリットに入る
。
ネットへ入れる。マグネットで、より小さい基本半径R
2の円弧ECを描いて、コリメータ5のスリットに入る
。
基本半径R2が小さいということは、同じ磁束密度Bに
対し、引出しエネルギーEOが小さいという事である。
対し、引出しエネルギーEOが小さいという事である。
このようなA, D, Eを通る第2のビームを第2ラ
インという。
インという。
前記の特願昭63 − 276567には、これだけし
か開示されていない。
か開示されていない。
その後、第3のビームラインAFを作り、ビームダンバ
12へ陽子ビームを入射できるように改良を重ねた。こ
れは開示していない改良である。ビームダンパ12は、
ファラデーカップなどのイオン計数素子であり、陽子イ
オンビームの強度を予め測定することができる。
12へ陽子ビームを入射できるように改良を重ねた。こ
れは開示していない改良である。ビームダンパ12は、
ファラデーカップなどのイオン計数素子であり、陽子イ
オンビームの強度を予め測定することができる。
第3ラインという事にする。第1静電偏向電極10に負
電圧を与える事により、ビームダンバ12に陽子ビーム
を入射させる事ができる。
電圧を与える事により、ビームダンバ12に陽子ビーム
を入射させる事ができる。
第2静電偏向電極11の電源13は、ある決まった極性
の電圧を電極11間に印加していればよb′h0 しかし、第1静電偏向電極1ロのための電源9は、正の
高電圧、負の高電圧、及びOボルト近辺の電圧を発生す
るものでなければならない。
の電圧を電極11間に印加していればよb′h0 しかし、第1静電偏向電極1ロのための電源9は、正の
高電圧、負の高電圧、及びOボルト近辺の電圧を発生す
るものでなければならない。
第2r:IAK示すモノハ、特願昭63 − 2765
67 K完全には記載されていない。第2図の、3ライ
ンを有する表面解析装置は未だ開示されていない。しか
し、本発明者が試作して実験したものであるので、従来
技術として説明した。
67 K完全には記載されていない。第2図の、3ライ
ンを有する表面解析装置は未だ開示されていない。しか
し、本発明者が試作して実験したものであるので、従来
技術として説明した。
各ビームラインを選択するために、静電偏向電極10に
与える電圧は、 l k 第1ライン 〜O 〜O第2ライン
士”1 / 2 −v1 / 2第3
ライン −v2/2+v2/2ということである
。■1、v2は数kVのオーダである。
与える電圧は、 l k 第1ライン 〜O 〜O第2ライン
士”1 / 2 −v1 / 2第3
ライン −v2/2+v2/2ということである
。■1、v2は数kVのオーダである。
(ウ)発明が解決しようとする問題点
第1ライン、第2ラインの軌道設定は特に重要である。
第2ラインADEのように、ビームを強く曲げる時は、
電源9が強い正電圧を生じている。この場合は、比較的
正確に電源電圧を規定できる。電圧のドリフトも少ない
。
電源9が強い正電圧を生じている。この場合は、比較的
正確に電源電圧を規定できる。電圧のドリフトも少ない
。
ところが、第1ラインのように、直進する場合が問題で
ある。例えば、アライメントが完全な場合は、電極10
にOvを印加すればよい(アライメントがずれている場
合は、数V〜数十V程度である。)電圧を印加しないの
であるから、簡単であるように思われるが、実はそうで
はない。
ある。例えば、アライメントが完全な場合は、電極10
にOvを印加すればよい(アライメントがずれている場
合は、数V〜数十V程度である。)電圧を印加しないの
であるから、簡単であるように思われるが、実はそうで
はない。
電源9は数kVの定格の電源であるが、このような電源
によって、Ovを正しく出力するのは困難である。どう
してもOvからドリフトしてしまう。
によって、Ovを正しく出力するのは困難である。どう
してもOvからドリフトしてしまう。
ところが、0/から少しでもドリフトすると、直線軌跡
ABが動いてしまう。B点から陽子ビームがずれると、
コリメータ5のスリットへ入る事ができない。
ABが動いてしまう。B点から陽子ビームがずれると、
コリメータ5のスリットへ入る事ができない。
このように大きい定格電圧を持つ電源に対してOvの出
力を正確に出すように要求するのは困難である。
力を正確に出すように要求するのは困難である。
もうひとつは、第1静電偏向器電源9が両極性(バイボ
ーラ)電源でなければならないという事である。第2ラ
インと、第3ラインとを切りかえる時に極性を変えなけ
ればならない。
ーラ)電源でなければならないという事である。第2ラ
インと、第3ラインとを切りかえる時に極性を変えなけ
ればならない。
(ニ)構 成
本発明に於ては、陽子ビームをマグネットに入れるため
の第1ライン、第2ラインを選ぶためには第1静電偏向
電極に、同じ極性の電圧を印加しなければならないよう
にする。そして、ビームダンバに入る第3ラインが直進
する軌跡とする。
の第1ライン、第2ラインを選ぶためには第1静電偏向
電極に、同じ極性の電圧を印加しなければならないよう
にする。そして、ビームダンバに入る第3ラインが直進
する軌跡とする。
ビームダンパに入るビームは多少ふらついても差支えが
ない。ファラデイカップのように開口の大きい検出器を
使うので、ビームが左右に多少ふれても検出器に入りう
る。
ない。ファラデイカップのように開口の大きい検出器を
使うので、ビームが左右に多少ふれても検出器に入りう
る。
重要な軌道である第1ライン、第2ラインに沿って陽子
を運動させるときは、第1静電偏向電源が、同極性(例
えば正)の電圧+v1、+v2を生ずるようにする。v
l1v2は定格電圧に近い値であるから、正確な値に制
御することができる。Ovを正確に4えることよりもず
っと容易である。
を運動させるときは、第1静電偏向電源が、同極性(例
えば正)の電圧+v1、+v2を生ずるようにする。v
l1v2は定格電圧に近い値であるから、正確な値に制
御することができる。Ovを正確に4えることよりもず
っと容易である。
本発明に於で、各ビームラインを選択するため、第1静
電偏向電極10に与える電圧は、jk 第1 5イン+V1/2 ”1/2第2ライン
+”2 / 2 = V2 / 2第3
ライン 0 0となるのである。
電偏向電極10に与える電圧は、jk 第1 5イン+V1/2 ”1/2第2ライン
+”2 / 2 = V2 / 2第3
ライン 0 0となるのである。
図面によって説明する。第1図は本発明の表面解析装置
の構成図である。
の構成図である。
イオン源1、マグネット2、加減速管3、試料4、位置
検出器6が設けられる。これは従来の表面解析装置と同
じである。
検出器6が設けられる。これは従来の表面解析装置と同
じである。
静電偏向器によって、イオン源1から出た陽子ビームを
、3のビームラインに振り分ける。この分け方に工夫が
なされる。
、3のビームラインに振り分ける。この分け方に工夫が
なされる。
イオン源1の陽子の出射方向は、第2図の場合、マグネ
ットの入射辺UWに直角であった。本発明ではそうでは
なく、出射方向がマグネット入射辺UNに対して平行に
近くなる。
ットの入射辺UWに直角であった。本発明ではそうでは
なく、出射方向がマグネット入射辺UNに対して平行に
近くなる。
そして、陽子ビームの進行経路のF点に、第1静電偏向
電極10を設ける。この電極10も異形の電極である。
電極10を設ける。この電極10も異形の電極である。
一方の電極板kは円弧状に曲っている。他方の両極板l
は平板状である。
は平板状である。
第1静電偏向電源9が、第1静電偏向電極10に直流電
圧を印加する。この電圧の値により、陽子ビームはF点
から3つのラインに分けられる。
圧を印加する。この電圧の値により、陽子ビームはF点
から3つのラインに分けられる。
第1ラインはFBCと進むものである。これは、マグネ
ット中で、より大きい基本半径R1を描く。
ット中で、より大きい基本半径R1を描く。
第1ラインを選択するために、第1静電偏向電極10に
は、最も大きい正電圧v1を加える。つまり、極板lに
+vl/2、極板kに−v1/2の゛電圧を加える。
は、最も大きい正電圧v1を加える。つまり、極板lに
+vl/2、極板kに−v1/2の゛電圧を加える。
この場合、イオン源の電位をQVにとっている。
電極板kは円弧状、lは平板状であるので、この間に生
ずる静電界が一様ではない。したがって、ビームの偏向
角を簡単をて計算することはできない。
ずる静電界が一様ではない。したがって、ビームの偏向
角を簡単をて計算することはできない。
このような異形の電極板の間に生ずる静電界を正しく求
めて、厳密に軌道計算しなければならな+1)。
めて、厳密に軌道計算しなければならな+1)。
第2ラインは第1静電偏向電極10からFHEと進むも
のである。経路の途中に第2静電偏向電極11を設ける
。第2静電偏向電源13が、電極11の電極板t,sに
電圧を印加している。これは、単純な円弧軌道を描《も
のであってよい。
のである。経路の途中に第2静電偏向電極11を設ける
。第2静電偏向電源13が、電極11の電極板t,sに
電圧を印加している。これは、単純な円弧軌道を描《も
のであってよい。
第2ラインFHEを通ったビームは、マグネット中で、
より小さい基本半径R2 ( Q点を中心として)゜の
軌道を描く。
より小さい基本半径R2 ( Q点を中心として)゜の
軌道を描く。
第3ラインは、第1静電偏向電極10に於て曲げられず
、ここを直進して抜けてゆき、ビームダンバ12に入る
ものである。直線FJである。この場合、電源9が発生
すべき電圧はQVである。
、ここを直進して抜けてゆき、ビームダンバ12に入る
ものである。直線FJである。この場合、電源9が発生
すべき電圧はQVである。
(6)作 用
第1静電偏向電極1 0 K. +Vl/2、一vu/
2ノ’!圧を加えると、陽子ビームはL F B Cと
いう第1ラインを描いてマグネットに入る。マグネット
中で0点を中心とする大きい基本半径R1を描いて進む
。
2ノ’!圧を加えると、陽子ビームはL F B Cと
いう第1ラインを描いてマグネットに入る。マグネット
中で0点を中心とする大きい基本半径R1を描いて進む
。
第1静電偏向電極10に、十’/2 / 2、− ’/
2 /2の電圧を加えると、陽子ビームはLFHEとい
う第2ラインを描いてマグネットに入る。マグネット中
でQ点を中心とする小さい基本半径町を描いて進む。
2 /2の電圧を加えると、陽子ビームはLFHEとい
う第2ラインを描いてマグネットに入る。マグネット中
でQ点を中心とする小さい基本半径町を描いて進む。
第1ライン、第2ラインを通った陽子は、加減速管3を
経て試料4に衝突する。180°散乱されたものが加減
速管を反対に通り、マグネット2に入?て、半円軌道C
Kを描いて位置検出器6に入肘する。これにより陽子の
エネルギー損失分布を求め、試料表面の解析をすること
ができる。
経て試料4に衝突する。180°散乱されたものが加減
速管を反対に通り、マグネット2に入?て、半円軌道C
Kを描いて位置検出器6に入肘する。これにより陽子の
エネルギー損失分布を求め、試料表面の解析をすること
ができる。
第1静電偏向電極10に、0/,QVを印加すると、陽
子ビームはLFJと直進してビームダンバ12に入る。
子ビームはLFJと直進してビームダンバ12に入る。
これは、陽子ビーム量を測定するものである。第3ライ
ンである。
ンである。
a)効 果
ビーム軌跡を厳密に設定しなければならない第1ライン
、第2ラインについては、第1静電偏向電源9が大きい
電圧を発生するようになっている。
、第2ラインについては、第1静電偏向電源9が大きい
電圧を発生するようになっている。
定格に近い電圧であるので、精度良く制御することがで
きる。
きる。
電源9が■vを発生しなければならないのは第3ライン
である。Ovの近傍では、電源の出力が安定せず、電圧
がドリフトしやすい。しかし、たとえドリフトしても、
ビームダンバ12には入るので、ビーム流量を測定する
ことができる。
である。Ovの近傍では、電源の出力が安定せず、電圧
がドリフトしやすい。しかし、たとえドリフトしても、
ビームダンバ12には入るので、ビーム流量を測定する
ことができる。
第1図は本発明の表面解析装置の概略構成図。
第2図は本発明者が以前に作製した表面解析装置の概略
構成図。 1・・・・・・イオン源 2・・・・・・マグネット 3・・・・・・加減速管 4・・・・・・・・試 料 5・・・・・・・コリメータ 6・・・・・・位置検出器 9・・・・・・第1静電偏向電源 10・・・・・・第1静電偏向電極 11・・・・・・第2静電偏向電極 12・・・・・・ビームダンバ 13・・・・・・第2静電偏向電源 発 明 者 青 木 正 彦特
許出願人 日新電機株式会社 第 図
構成図。 1・・・・・・イオン源 2・・・・・・マグネット 3・・・・・・加減速管 4・・・・・・・・試 料 5・・・・・・・コリメータ 6・・・・・・位置検出器 9・・・・・・第1静電偏向電源 10・・・・・・第1静電偏向電極 11・・・・・・第2静電偏向電極 12・・・・・・ビームダンバ 13・・・・・・第2静電偏向電源 発 明 者 青 木 正 彦特
許出願人 日新電機株式会社 第 図
Claims (1)
- 陽子ビームを発生する真空に保たれたイオン源1と、該
イオン源1から生じた陽子ビームと試料4によつて散乱
された陽子ビームとを真空中に於て偏向させるマグネッ
ト2と、マグネット2で偏向した陽子ビームと散乱され
た陽子ビームとを通すスリットを有するコリメータ5と
、コリメータ5を通つた入射陽子ビームを真空中で加速
して試料4に当て試料4で散乱された散乱角Θ=180
°の陽子ビームを逆に通して減速する加減速管3と、減
速された陽子ビームがコリメータ5を通りマグネット2
に入り半円軌道を描いた後にこれを入射させて位置検出
する位置検出器6とよりなり、位置検出器6のビーム入
射位置により陽子の運動エネルギー分布を求めるように
した表面解析装置に於て、イオン源1とマグネット2の
間に陽子ビームを偏向させるための第1静電偏向電極1
0、第2静電偏向電極11を設け、これらにより、陽子
ビームの進行軌跡が3つになるようにし、そのうちふた
つの第1ライン、第2ラインはマグネット2に異なる点
から入りコリメータ5に達し、第3ラインは直進する事
とし、第1静電偏向電極10に同一の極性で異なる電圧
を印加することにより第1ライン、第2ラインのいずれ
かを選択でき、第2静電偏向電極11によつていずれか
のラインの陽子軌跡をさらに曲げてマグネットに入射さ
せ、第1静電偏向電極10に電圧を加えない場合陽子ビ
ームがビームダンパ12に入射するようにした事を特徴
とする表面解析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1050580A JPH02230648A (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 表面解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1050580A JPH02230648A (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 表面解析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02230648A true JPH02230648A (ja) | 1990-09-13 |
Family
ID=12862922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1050580A Pending JPH02230648A (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 表面解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02230648A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7005657B1 (en) | 2005-02-04 | 2006-02-28 | Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. | Wafer-scanning ion implanter having fast beam deflection apparatus for beam glitch recovery |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP1050580A patent/JPH02230648A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7005657B1 (en) | 2005-02-04 | 2006-02-28 | Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. | Wafer-scanning ion implanter having fast beam deflection apparatus for beam glitch recovery |
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