JPH02229788A - 気相成長装置 - Google Patents

気相成長装置

Info

Publication number
JPH02229788A
JPH02229788A JP4954389A JP4954389A JPH02229788A JP H02229788 A JPH02229788 A JP H02229788A JP 4954389 A JP4954389 A JP 4954389A JP 4954389 A JP4954389 A JP 4954389A JP H02229788 A JPH02229788 A JP H02229788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
main body
vapor phase
phase growth
uniform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4954389A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiryo Takasuka
英良 高須賀
Kaoru Ikegami
池上 薫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP4954389A priority Critical patent/JPH02229788A/ja
Publication of JPH02229788A publication Critical patent/JPH02229788A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 L墓よL憇皿豆! 本発明は基板表面にエピタキシャル膜を形成する気相成
長装置、特に所謂水平式気相成長装置に関する. 従迷ヱυ支術 エピタキシャル膜とは、シリコン等の単結晶を基叛とし
て,その上にさらに単結晶を気相成長させて形成された
薄膜をいい、このエピタキシャル膜の形成は、CCD.
Bi−CMOS等のICデバイスの製造過程において重
要な工程の一つである. この種エピタキシャル膜の形成には従来から水平式気相
成長装置と呼称される形式の気相成長装置が広範に使用
されている. 該水平式気相成長装置は、装置本体内に配置された基板
表面に対して略水平方向から原料ガスを流し、前記基板
表面にエピタキシャル膜を形成するものである. このエピタキシャル膜は、製品間で性能のバラツキが生
じないように、製品及び製品間同士でその膜厚分布が均
一であることが要求される.ところで、原料ガスを基板
表面に対して水平方向から流した場合、薄膜の成長速度
を律速する層流中の停滞層の厚さが流れ方向で徐々に大
きくなるとともに原料ガスは供給側から出口側に進むに
つれて消費されるため,その濃度が除々に薄くなり、原
料ガスの流れ方向に関して膜厚分布の不均一化を招く. しかし、原料ガスの流れ方向に関しては、前記基板が載
置されているサセプタを回転することにより,円周方向
における膿厚分布が均一化される.したがって、装置本
体内の原料ガスの流れ方向に対して直行する方向(以後
横方向と記す)における膜の成長速度が均一化されれば
,均一な膜厚分布を有するエピタキシャル膜が基板表面
に形成されることとなる.すなわち、装置本体内の横方
向における膜の成長速度が均一化されれば、前記サセブ
タの半径方向における膜厚分布も均一化されることとな
り、円周方向及び半径方向の双方向において膜厚分布が
均一化されるからである.ところで,前記気相成長装置
においては、膜の成長速度は装置本体内を流れる原料ガ
スの流速の増加とともに増加することが知られている(
J.Electrochem.Soc.:SOLID 
STATE SCIENCE  Vol.117,No
.7.1970.p.925〜p.930 参照).し
たがって、装置本体内の横方向における原料ガスの速度
が均一化されれば前記膿の成長速度は均一化されること
となる. しかして、供給側から水平方向に原料ガスを流した場合
,第9図に示すように,装置本体5l内の速度分布は、
管摩擦等の要因により放物線Pを描くことが一般に知ら
れている. このように速度分布が放物&IPを描くため、特に大型
の気相成長装置において、基板52を載置しているサセ
プタ60表面の半径方向(矢印yで示す)の膜厚分布が
不均一となる. そこで、従来から装置本体5l内の速度分布を均一化す
る試みが種々なされている. 例えば,第10図に示すように、複数個の孔54・・・
が形成されたノズル55を原料ガスが搬送される注入配
管53の先端に設け,これら孔54・・・の孔径やその
配置、さらにはその形状等を変えることによって、これ
らの孔54・・・から吐出される原料ガスの流速を各々
変え、装置本体51内の速度分布の均一化を図っていた
. また、第11図に示すように、複数個のスリット58・
・・が形成された流速調整部材59を原料ガスの導入口
56が形成されている装置本体51の側壁部57に付設
し,これらスリット58・・・の間隔や形状等を変える
ことによって、これらのスリット58・・・から吐出さ
れる原料ガスの流速を各々変え,装置本体5l内の速度
分布の均一化を図っていた. が ゛しよ とする一 上記従来例においては、設計条件の異なる多数のノズル
55や多数の流速調整部材59を製作し、これらのノズ
ル55や流速調整部材59のそれぞれについて,装置本
体5l内の速度分布、すなわち膜の成長速度に関する特
性を調べ最適条件を選定する必要がある. しかし5上記従来例においては、1個の注入配管53か
ら供給される原料ガスの流速を前記ノズル55や前記流
速調整部材59でもって変化させて速度分布の制御を行
なっているため、1個の孔54の孔径や1個のスリット
58の形状等を変えると、その流速変化がその他の孔5
4・・・やその他のスリット58・・・にも影響を及ぼ
し、速度分布均一化のための調整に多大な時間と経費を
要し、生産性が悪いという問題点があった. また,的確な流速分布を得るためには多量の経験的なデ
ータを必要とし、かつその調整に熟練を要するという問
題点があった. 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、比較的簡単な方法で装置本体内の速度分布を均一化
し、膜厚分布の均一なエピタキシャル膜を基板表面に形
成することができる気相成長装置を提供することを目的
とする. 課 を ′するための 「 上記目的を達成するために本発明に係る気相成長装置は
、装置本体内に配置された基板表面に対して略水平方向
から原料ガスを流し、前記基板表面にエピタキシャル膜
を形成する気相成長装!であって、前記原料ガスを前記
装置本体内に導入する複数個の注入配管が、前記装置本
体の側壁部に配設され、前記注入配管の少なくとも1つ
以上に流量制御器が装備されていることを第1の特徴と
している. さらに、本発明に係る気相成長装置は、装置本体内に配
置された基板表面に対して略水平方向から原料ガスを流
し、前記基板表面にエピタキシャル膜を形成する気相成
長装置であって,前記原料ガスを前記装置本体内に導入
する複数個の注入配管が、前記装置本体の側壁部に配設
されると共に、前記原料ガスの流量を制御する流量制御
機構が設けられ、該流量制御機構が、前記注入配管と対
向状に配設された複数個の流速計と、前記注入配管のそ
れぞれに設けられた複数個の流量調整器と、前記流速計
の流速を検知して前記流量調整器のそれぞれに適宜動作
信号を送信する制御手段とから構成されていることを第
2の特徴としている. ■ 上記第1の特徴によれば、複数個の注入配管が、前記装
置本体の側壁部に配設されているので、原料ガスは複数
個のそれぞれの注入配管から装置本体内に供給される.
さらに、これらの注入配管の少な《とも1つ以上に流量
制御器が装備されているので,他の注入配管に影響を与
えることなく流量制御を独立的に行なうことができる.
したがって、まず第1回目の膜を形成した後、任意の方
法でその膜厚分布を計測し、この後速度分布が均一とな
るように前記流量制御器を操作して流量を調整すること
が可能となる.そして、この操作を適数回繰り返すこと
によって、装置本体内における速度分布の均一化が可能
となり、均一な膜厚分布を有するエピタキシャル膜を基
板表面に形成することができる. また、上記第2の特徴によれば,流量制御機構が、注入
配管と対向状に配設された複数個の流速計と、前記注入
配管のそれぞれに設けられた複数個の流量調整器と、前
記流速計の流速を検知して前記流量調整器のそれぞれに
適宜動作信号を送信する制御手段とから構成されている
ので、流速計により計測された流速に応じ前記制御手段
を介してそれぞれの流量調整器に適宜動作信号が送られ
る,そして,原料ガスはこれら流量調整器により所望流
量に制御されて装置本体内に供給される6したがって、
装置本体内における原料ガスの流速を計測するのみで流
量の自動制御を行なうことが可能となり、上述と同様、
成長速度の均一化が可能となり、均一な膜厚分布を有す
るエピタキシャル膜を基板表面に形成することができる
.夾旌] 以下、本発明に係る気相成長装置の実施例を図面に基づ
き詳説する. 第1図及び第2図において、1は本発明に係る気相成長
装置の一例としての水平式気相成長装置であって、石英
製の装置本体2と、複数個の基板3・・・を表面に載置
して装着するサセプタ4と、装置本体2の上方に配設さ
れて該装置本体2内部を加熱するヒータ部5と,原料ガ
ス(キャリャガスを含む)を装置本体2内に供給する第
1〜第3の注入配管68〜6cと、前記原料ガスの流量
を制御する第1〜第3の流量制御器7a〜7cとを主要
部として構成されている. 装置本体2は、断面矩形形状の反応管8と、第1〜第3
の注入配管6a〜6cが接続される側壁部9と、未反応
の原料ガスを矢印B方向に排気する排気部lOとから構
成されている. サセブタ4は、炭化ケイ素を被覆した炭素からなり,平
面視円形状に形成されて矢印C方向に回転可能とされて
いる.11は該サセプタ3の軸受シール部である. ヒータ部5は、複数個の赤外線ランブ12・・・と、こ
れら赤外線ランブl2・・・の熱を反射して装置本体2
内部の加熱に寄与する反射板l3とを主要部として構成
されている. 第1〜第3の注入配管6a〜6Cは、装置本体2の幅方
向(矢印Yで示す)に一定間隔を有して側壁部9に接続
されている. 第1〜第3の流量制御器7a〜7cは,流量を計測する
流量計15a〜15cと,これら流量計15a〜15c
の上部に設けられた流量調整弁16a−16cとから構
成されている.そしてこれら流量制御器78〜7Cは、
第1〜第3の注入配管68〜6cのそれぞれに取り付け
られ、これら注入配管6a〜6Cを通過する原料ガスの
流量がそれぞれ独立的に可変可能とされている.このよ
うに構成された気相成長装置においては,以下のように
してエピタキシャル膜が基板表面に形成される. まず、複数個の基板3・・・をサセプタ4に載置して装
着した後、サセブタ4を矢印C方向に回転駆動させると
共に、ヒータ部5の電源をrONJ L,て基板3・・
・及びサセブタ4を約1000℃に加熱する.そしてこ
の後、SiH4、SiC14等のシリコン系ガスとHz
,He等のキャリャガスとからなる原料ガスを矢印D方
向から搬送する.そしてマスフローコントローラ17に
よって原料ガスの総流量を制御し,次いで3系統に分割
し、第1〜第3の注入配管68〜6cから装置本体2内
部に原料ガスを供給する.そして,この原料ガスが基板
3・・・の上面に到達すると、ヒータ部5からの熱によ
って前記シリコン系ガスが分解反応を起こし、シリコン
が基板3・・・に堆積し,エピタキシャル膜を形成する
. しかして、本発明においては、第1〜第3の流量制御器
7a〜7cを操作して装置本体2内の速度分布が均一化
できるように構成されている.以下、その速度分布均一
化の方法について説明する. まず、第1〜第3の流量制御器7a〜7Cの流量を適当
に設定して第1〜第3の注入配管6a〜6cから原料ガ
スを装置本体2内に供給し,サセブタ4上の基板3に膜
を堆積させる.そして,基板3上に形成された膜の膜厚
分布を「繰返し反射干渉(MBI)法」等の膜厚測定法
で測定する.この場合、サセブタ4は前述の如く回転し
ているので円周方向の膜厚は均一であるが、原料ガスの
速度分布が不均一の場合は半径方向の膜厚が均一とはな
らず,均一な膜厚分布を有するエピタキシャル膜を形成
することができない.そこで、半径方向の膜厚分布を均
一化するために装置本体2内の速度分布を均一化する必
要がある. 第3図は装置本体2内における原料ガスの速度調整法を
示した図であって、横軸は装置本体2の幅方向の距離Y
を示し、縦軸は速度■を示している. サセブタ4には複数個の基板3・・・が装着されている
が、例えばサセブタ4の外周近傍に位置する基板3の膜
厚がサセブタ4の中央部近傍に位置する基板3の膜厚よ
りも薄い場合においては、第1の注入配管6aからの流
速V,及び第3の注入配管6cからの流速V,が第2の
注入配管6bからの流速v2に比べて遅いため、速度分
布は破線で示すように放物線Qを描いている.したがっ
て、第2の注入配管6bの流量設定はそのままにしてお
いて、第1及び第3の流量調整弁16a.l6Cを操作
して第1及び第3の注入配管6a.6cの流量(流速)
を変化させ、v.−V1 =Δv.及びv.−v.=Δ
V,だけ第1及び第3の注入配管6a、6Cを通過する
原料ガスの流速を増加させると、実線Rで示すように、
装置本体2内の速度分布が容易に均一化される.そして
このように均一化された速度分布のもと、気相成長を行
なわせるとサセブタ4上の複数個の基板3・・・すべて
に対して均一な成長速度でもって膜が形成され、製品及
び製品間同士でバラツキのない均一な膜厚分布を有する
エピタキシャル膜が基板3・・・表面に形成される. 第4図は速度分布を均一化させるための流量制御器7a
〜7Cの最適変化量が、不明の場合における速度調整法
を示した図であり、第3図と同様、横軸は装置本体2の
幅方向の距iiIYを示し,縦軸は速度Vを示している
. まず前述と同様、第1回目の膜形成を行ない、膜厚測定
の結果、速度分布が破線のような曲線Sを描いている場
合、第2の注入配管6bの管内流速はそのままにしてお
いて,第1及び第3の流量調整弁16a,16cを操作
し第1及び第3の注入配管の流速をそれぞれv4、■,
に設定して第2回目の膜形成を行なう.そして、この膜
厚分布を計測した結果、サセブタ4の外周近傍に位置す
る基板3の膜厚がサセブタ4の中央部近傍に位置する基
板3の膜厚よりも厚い場合は、反応管8の管壁近傍の流
速が中央部近傍の流速に比べ速いため,一点鎖線で示す
如く、速度分布は曲線Tを描く.次に、再び第1及び第
3の流量調整弁16a16cを操作して前記流速v4、
Vsと第1回目に設定した流速V l.V *との間の
値にそれぞれ設定して再度膜形成を行なう.この過程を
複数回繰り返すことによって、最終的に実線Uで示す如
く所望流速V,に収束され、装置本体2内の速度分布が
均一化される.そして上述と同様、このように均一な速
度分布においては、サセブタ4上の複数個の基板3・・
・すべてに対して均一な成長速度でもって膜が形成され
,均一な膜厚分布を有するエピタキシャル膜が形成され
る. 第5図は速度分布が均一化された状態を示す装置本体内
の速度分布図である.このように流量制御器7a〜7C
を介して注入配管6a〜6Cからの流速を制御すること
により装置本体2内の速度分布を容易に均一化すること
ができる.上述の如く,この実施例では3個の注入配管
6a〜6Cを設け、これら注入配管6a〜6cのそれぞ
れに流量制御器7a〜7cが装備されているので,個々
の注入配管6a〜6cの流量を独立して変化させること
ができ、一方の流量制御器、例えば第1の流量制御器7
aを変化させても他方の流量制御器、例^ば第2の流量
制御器7bの流量に影響を与えることがなく、容易に速
度分布の均ー化が図れる. 尚、上記実施例において,第1〜第3の流量制御器78
〜7cが第1〜第3の注入配管6a〜6Cのそれぞれに
設けられ,いずれも独立可変とされているが、少な《と
も1つ以上の流量制御器がいずれかの注入配管に設けら
れていれば原料ガスの流量制御は可能である.例えば第
2の注入配管6bには流量制御器を設けず、第1及び第
3の注入配管6a、6cにのみ流量制御器7a、7cを
設け、これらの流量制御器7a、7cにより原料ガスの
流量を独立的に制御しても一定範囲内でその流量を制御
することが可能であり、速度分布の均一化を図り得る.
また、注入配管が2個で足りる小型の装置本体2の場合
は,一方の注入配管のみに流量制御器を備え付け、該流
量制御器のみで原料ガスの流量を制御しても装置本体内
の速度分布は均一化され得る. さらに,上記実施例では流量制御器は、流量計と流量調
整弁で構成されているが、可変オリフィス等により注入
配管の配管抵抗が可変となるように前記流量制御器を構
成してもよく、流量計や流量調整弁に代^て圧力計や圧
力調整弁で流量制御器を構成してもよい.また、流量制
御器を流量測定器を含めて構成し、注入配管の流量をフ
ィードバック可能となるように構成してもよい.また、
これらの場合においても、少なくとも1つ以上の注入配
管に流量制御器が備え付けられていればよいことはいう
までもない. 第6図は第2の実施例を示した平面断面図であり,第7
図は第6図のA−A断面図を示したものである.この第
2の実施例は、装置本体2内の速度分布を均一化する手
段として、流量制御機横22が設けられている. 該流量制御機構22は、具体的には、装置本体2内にお
ける原料ガスの流量を計測する第1〜第3の流速計19
a−19cと、注入配管6a〜6C内における原料ガス
の流量を所望流量に調整する第1〜第3の流量調整器2
0a〜20cと,前記流速計19a−19cの流速を検
知して前記流量調整器20a〜20cのそれぞれに適宜
動作信号を送信する制御手段21とから構成されている
第1〜第3の流速計19a〜19cは、流速検知部23
a〜23cが第1〜第3の注入配管68〜6cと対向状
になるように、サセプタ4近傍に配設されている.尚、
これら流速計19a〜19Cがサセプタ4近傍に配設さ
れたのは、膜形成に関与する流速に対してできるだけ近
い流速を計測するためであるのはいうまでもない. また、第1〜第3の流量調整器20a〜20cは、第1
〜第3の注入配管68〜6Cのそれぞれに備λつけられ
、第1〜第3の注入配管6a〜6Cの流量がそれぞれ独
立的に可変可能とされている. しかして、第1〜第3の注入配管68〜6cから装置本
体2内に供給された原料ガスは、第1〜第3の流速計1
9a〜19cによってその流速が計測され、この流速は
電圧信号に変換されて制御手段2lに送信される.該制
御手段2lにおいては,予め所望の装置本体2内におけ
る所望の流速値が電圧信号V。とじて設定されており、
この電圧信号V0と流速計19a〜19cからの電圧信
号■1〜V,とを前記制御手段2lで比較する。
そして、該制御手段21は、これらの差、■。±Vt 
、Vo fVi 、Vo fVx を動作信号トシテ第
1〜第3の流量調整器20a〜20bにそれぞれ送信す
る.この後この動作信号を受信した流量調整器20a〜
20bが作動してこれら注入配管6a〜6cにおける原
料ガスの流量を所望流量に設定し、装置本体2内の原料
ガスの流速が均一化される.ここで、流量制御器の入力
電圧Vと原料ガスの流量Fとの関係は、第8図に示すよ
うに、比例関係にあり、電圧値から容易に所望流量、す
なわち所望流速が設定され、装置本体2内、特にサセブ
タ4近傍の速度分布を均一にすることができる. そして,このように均一化された速度分布のもとにおい
て、基板上に気相成長させると、上記第1の実施例と同
様、膜厚分布の均一なエピタキシャル膜な形成すること
ができる.しかも、この実施例においては、前記流量制
御機構22により原料ガスの流量が制御されているので
、流量制御の自動化が可能となり、生産性等において極
めて好都合なものとなる. このように本発明に係る気相成長装置においては、従来
のようなノズル55や流速調整部材59(第10図及び
第11図参照)による調整を排して前記流量制御器又は
前記流量制御機構により流量を制御することにより、速
度分布の均一化がなされたので、その調整に長時間を要
したり、調整に熟練を要することもなく比較的容易に速
度分布の均一化を図ることができ、所期の目的を達成す
ることができた. 尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく要旨
を逸脱しない設囲において変更可能なことはいうまでも
ない.また、装置本体の大型化に対応すべく注入配管を
4個以上設けた場合についても同様に対応できることは
いうまでもない.1匪五盈】 以上詳述したように本発明に係る気相成長装置は、原料
ガスを装置本体内に導入する複数個の注入配管が、前記
装置本体の側壁部に配設され、前記注入配管の少なくと
も1つ以上に流量制御器が装備されているので,注入配
管を通過する原料ガスの流量を注入配管毎に独立的に制
御することができる.したがって、装置本体内における
速度分布の均一化を容易に図ることができ、サセプタに
載置された基板上には均一なエピタキシャル膜を形成す
ることができる. さらに、前記注入配管と対向状に配設された複数個の流
速計と、前記注入配管のそれぞれに設けられた複数個の
流量調整器と、前記流速計の流速を検知して前記流量調
整器のそれぞれに適宜動作信号を送信する制御手段とか
らなる流量制御機構を設けることにより、速度分布の均
一化を自動的に行なうことが可能となる。
このように本発明に係る気相成長装置によれば、装置本
体内における原料ガスの流速を均一化するための調整に
長時間を要したり、その調整に熟練を要することもなく
、比較的容易かつ効率よく均一な速度分布を得ることが
できる。したがって、基板上には均一な膜厚分布を有す
るエピタキシャル膜が形成されると共に、エピタキシャ
ル膜形成工程の時間が短縮され、延ではCCD等ICデ
バイスの生産性向上に寄与するという顕著な効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す平面断面図,第2図は
第1図の正面断面図、第3図及び第4図は装置本体内の
速度調整法を説明するための説明図,第5図は装置本体
内の速度分布を示す速度分布図、第6図は本発明の第2
の実施例を示す平面断面図、第7図は第6図のA−A断
面図、第8図は流量調整器の入力電圧と原料ガスの流量
との関係を示す特性図、第9図は一般的な装置本体内の
速度分布を示す速度分布図、第lO図及び第11図は従
来例の気相成長装置を示す平面断面図である. 2・・・装置本体、3・・・基板、6a・・・第1の注
入配管、6b・・・第2の注入配管.6c・・・第3の
注入配管、7a・・・第1の流量制御器.7b・・・第
2の流量制御器、7c・・・第3の流量制御器、9・・
・側壁部,19a・・・第1の流速計、19b・・・第
2の流速計、19c・・・第3の流速計、20a・・・
流量調整器、20b・・・流量調整器、20c・・・流
量調整器、21・・・制御手段、22・・・流量制御機
構.特許出願人 : 住友金属工業株式会社代理人  
 : 弁理士  井内 龍ニ第3図 第4図 第5図 第9図 第11図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)装置本体内に配置された基板表面に対して略水平
    方向から原料ガスを流し、前記基板表面にエピタキシャ
    ル膜を形成する気相成長装置であって、 前記原料ガスを前記装置本体内に導入する複数個の注入
    配管が、前記装置本体の側壁部に配設され、 前記注入配管の少なくとも1つ以上に流量制御器が装備
    されていることを特徴とする気相成長装置。
  2. (2)装置本体内に配置された基板表面に対して略水平
    方向から原料ガスを流し、前記基板表面にエピタキシャ
    ル膜を形成する気相成長装置であって、 前記原料ガスを前記装置本体内に導入する複数個の注入
    配管が、前記装置本体の側壁部に配設されると共に、前
    記原料ガスの流量を制御する流量制御機構が設けられ、 該流量制御機構が、前記注入配管と対向状に配設された
    複数個の流速計と、前記注入配管のそれぞれに設けられ
    た複数個の流量調整器と、前記流速計の流速を検知して
    前記流量調整器のそれぞれに適宜動作信号を送信する制
    御手段とから構成されていることを特徴とする気相成長
    装置。
JP4954389A 1989-02-28 1989-02-28 気相成長装置 Pending JPH02229788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4954389A JPH02229788A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 気相成長装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4954389A JPH02229788A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 気相成長装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02229788A true JPH02229788A (ja) 1990-09-12

Family

ID=12834107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4954389A Pending JPH02229788A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 気相成長装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02229788A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2739871A1 (fr) * 1995-10-11 1997-04-18 Sgs Thomson Microelectronics Dispositif d'injection de gaz dans un reacteur de depot chimique en phase vapeur
JP2003166066A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Tokyo Electron Ltd 成膜制御装置、成膜装置、成膜方法、膜厚流量係数算出方法、およびプログラム
WO2007032053A1 (ja) * 2005-09-12 2007-03-22 Epicrew Corporation 反応ガス供給装置及び半導体製造装置
US7378011B2 (en) * 2003-07-28 2008-05-27 Phelps Dodge Corporation Method and apparatus for electrowinning copper using the ferrous/ferric anode reaction
JP2012169651A (ja) * 2004-03-09 2012-09-06 Mks Instruments Inc 半導体製造のための気体フロー分割システム及び方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2739871A1 (fr) * 1995-10-11 1997-04-18 Sgs Thomson Microelectronics Dispositif d'injection de gaz dans un reacteur de depot chimique en phase vapeur
JP2003166066A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Tokyo Electron Ltd 成膜制御装置、成膜装置、成膜方法、膜厚流量係数算出方法、およびプログラム
US7378011B2 (en) * 2003-07-28 2008-05-27 Phelps Dodge Corporation Method and apparatus for electrowinning copper using the ferrous/ferric anode reaction
JP2012169651A (ja) * 2004-03-09 2012-09-06 Mks Instruments Inc 半導体製造のための気体フロー分割システム及び方法
WO2007032053A1 (ja) * 2005-09-12 2007-03-22 Epicrew Corporation 反応ガス供給装置及び半導体製造装置
JPWO2007032053A1 (ja) * 2005-09-12 2009-03-19 エピクルー株式会社 反応ガス供給装置及び半導体製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6453992B1 (en) Temperature controllable gas distributor
JP5069424B2 (ja) 成膜反応装置及び同方法
US5091207A (en) Process and apparatus for chemical vapor deposition
US20100272892A1 (en) Film formation reactive apparatus and method for producing film-formed substrate
JPH08335558A (ja) 薄膜気相成長装置
JP2007324285A (ja) 成膜反応装置
KR19980018102A (ko) 화학증착장치
JPH03281780A (ja) Cvd装置
JPH02229788A (ja) 気相成長装置
EP0688887B1 (en) Wafer processing reactor
CN110400768A (zh) 反应腔室
US20070012241A1 (en) Methods of assessing the temperature of semiconductor wafer substrates within deposition apparatuses
RU2125620C1 (ru) Способ нанесения покрытия на поверхность основы (варианты) и устройство для их осуществления
JPH01252761A (ja) 溶融亜鉛めっき用合金化炉の板温制御装置
JP2003309075A (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
TW201823508A (zh) 控制cvd或ald反應器中之氣流或其中生長之層的均勻性的裝置及方法
US5685905A (en) Method of manufacturing a single crystal thin film
JP3070728B2 (ja) 薄膜気相成長装置
JP2699916B2 (ja) 常圧気相成長装置
JPH02275797A (ja) 気相成長装置
JPH09289170A (ja) 半導体製造装置
KR20190046827A (ko) 기상 성장 장치, 에피택셜 웨이퍼의 제조 방법 및 기상 성장 장치용의 어태치먼트
JPH06232049A (ja) 半導体製造装置
JPH07183220A (ja) 半導体製造装置
JPH06151338A (ja) 気相成長装置