JPH02229556A - 温湿度制御におけるヒータ出力適正化方法 - Google Patents

温湿度制御におけるヒータ出力適正化方法

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JPH02229556A
JPH02229556A JP5177789A JP5177789A JPH02229556A JP H02229556 A JPH02229556 A JP H02229556A JP 5177789 A JP5177789 A JP 5177789A JP 5177789 A JP5177789 A JP 5177789A JP H02229556 A JPH02229556 A JP H02229556A
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heater
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は恒温器、恒温恒温器その他の環境試験装置等に
おける温度または温湿制御対象槽に対し冷凍機を設ける
とともに、加熱ヒータまたは加熱ヒータと加湿ヒータ付
蒸発式加?W器を設け、該冷凍機を運転しつつ該ヒータ
出力を制御することにより前記槽内の温度または温湿度
を制御する場合におけるヒータ出力適正化方法に関する
〔従来の技術〕
環境試験装置等における温度または温湿度制御対象槽に
対し冷凍機を設けるとともに、加熱ヒータおよび加湿ヒ
ータ付蒸発式加湿器のうち少なくとも加熱ヒータを設け
、該冷凍機を運転しつつ該ヒータ出力を制御することに
より前記槽内の温度または温湿度を制御する場合には、
前記冷凍機をある程度高温の雰囲気においても運転でき
るようにその冷媒流量ないし膨張機構の開度が予め一定
の状態に設定される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この設定条件で一旦冷凍回路を決定すると、そ
の固定された冷媒流量のもとにおいてヒータ出力を制御
することになるので、目標温度等の設定条件によっては
冷媒流量を少なくし、ヒータ出力もそれに応じて少なく
してもよい場合でも、ヒータ出力を大きくしておかなけ
ればならないという問題があり、また、冷媒流量を多く
し、ヒータ出力もそれに応じて大きくしなければならな
いときでも、それができないという問題がある。
そこで本発明は、温度または温湿度制御対象槽に対し冷
凍機を設けるとともに、加熱ヒータおよび加湿ヒータ付
蒸発式加湿器のうち少なくとも加熱ヒータを設け、該冷
凍機を運転しつつ該ヒータ出力を制御することにより前
記槽内の温度または温湿度を制御する場合において、ヒ
ータ出力を適正化して円滑な温度または温湿度制御を行
いつつヒータ出力の節約を図ることができる方法を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明は前記目的に従い、 温度制御対象槽に対し冷凍機および加熱ヒータを設け、
該冷凍機を運転しつつ該ヒータ出力を制御して前記槽内
を目標温度にする温度制御におけるヒータ出力適正化方
法であって、 前記冷凍機の膨張機構に開度可変形膨張機構を採用する
こと、 制御の種類に応じた前記膨張機構の操作量P,を決定す
ること、 前記加熱ヒータ出力平均値HAを求めること、制御の種
類に応じた加熱ヒータ出力の上限HUおよび下限HDを
決定すること、 上限HU<平均値HAならば前記操作量P+で前記膨張
機構を閉じ、下限HD≦平均値HA≦上限HUならば前
記膨張機構の開度をそのままにし、平均値HA<下限H
Dならば前記操作量P.で前記膨張機構を開くこと、 を含むことを特徴とする温度制御におけるヒータ出力適
正化方法、および 温湿度制御対象槽に対し冷凍機を設けるとともに加熱ヒ
ータおよび加湿ヒータ付蒸発式加湿器を設け、該冷凍機
を運転しつつ該両ヒータ出力を制御して前記槽内を目標
温湿度にする温湿度制御におけるヒータ出力適正化方法
であって、 前記冷凍機の膨張機構に開度可変形膨張機
構を採用すること、 温湿度運転において前記槽内温湿度が所定の状態に安定
している場合または勾配運転の場合には、制御の種類に
応じた前記膨張機構操作量PIを決定すること、 前記加熱ヒータ出力平均値HAおよび前記加湿ヒータ出
力平均値haを求めること、 制御の種類に応じた前記加熱ヒータ出力の上限HUおよ
び下限HD、ならびに前記加湿ヒータ出力の上限huお
よび下限hdを決定すること、上限HU<平均値HA且
つ上限hu<平均値haならば前記操作N p +で前
記膨張機構を閉じ、下限HD≦平均値HA≦上限HU且
つ下限hd≦平均値ha≦上限huならば前記膨張機構
開度をそのままにし、平均値HA<下限HDおよび平均
値ha<下限hdのいずれかまたは双方の条件下では、
前記操作NPIで前記膨張機構を開くこと、を含むこと
を特徴とする温湿度制御におけるヒータ出力適正化方法
、を従供するものである。
前記いずれの方法においても、前記膨張機構操作量P1
で直ちに膨張機構を開き、または閉じることなく、次の
ようにして膨張機構を操作してもよい。
すなわち、現在周囲温度RTおよび現在槽内温度Tのも
とにおける前記膨張機構の許容開度Mmaxを求め、制
御の種類に応じた前記膨張機構の最小許容開度Mmin
を決定し、前記膨張機構の許容開度Mmax,最小許容
開度Mm i nおよび現在開度Nの関係がMmi n
<N<Mma xのときは前記操作量P1に応じて前記
膨張機構を開き、または閉じ、Mmax<Nならば前記
膨張機構を開度Mmaxまで閉じ、N<Mmi nなら
ば前記膨張機構を開度Mm i nまで開くようにして
もよい。
前記「制御の種類」とは、槽内温度を一定に維持する温
度運転、槽内温湿度を一定に維持する温湿度運転、さら
にそれらの運転において温度範囲、湿度範囲が区分けさ
れている場合の各運転、湿度を考慮しない勾配運転、湿
度も考慮した勾配運転といった制御の種類を指している
前記膨張機構の許容開度Mmaxをもとめる方法は、様
々の周囲温度、槽内温度に対する膨張機構の安全許容開
度を予め実験によって求めておき、この実験結果を表に
しておいて該表から周囲温度および槽内温度を指定して
読みだす、該実験結果を記憶手段に記憶させておいて、
そこから周囲温度および槽内温度を指定して読みだす、
該実験結果に基づいて周囲温度RTおよび槽内温度Tの
もとにおける許容開度Mmaxをf (RT,T)で表
わし、この式に周囲温度および槽内温度を代入して求め
る等が考えられる。
Mma x=f (RT,T)とした場合、計算処理が
容易なものとして、 Mma x=a−T+b − ・−一次式Xa=f (
RT) 、b=f  (RT)を例示できる。
この場合、周囲温度が決定されると、槽内温度対Mma
xの関係式Xが決定されるので、この式Xに槽内温度T
@代入してMmaxを求めることができる。
なお、Mma x=a − RT+b a=f (T)、b=f (T)とすることもできる。
なお、実験において安全開度であるか否かは、圧縮機の
吐出管温度や吐出管内圧力等から判断できる。
前記膨張機構の許容開度Mmaxは最大許容開度である
必要はないが、普通は最大許容開度またはそれに近い開
度が選ばれる。
前記最小許容開度Mminは、冷凍回路中を冷媒と一緒
に流れているオイルが弁部で詰まらないこと、回路の低
圧側圧力が異常に低くならないこと、冷媒循環量が少量
とは言えふらつきなく一定量流れることなどを考慮して
決定する。
〔作 用〕
本発明方法によると、湿度を考慮しない運転のときには
、槽内温度が所定の温度に安定している場合または勾配
運転の場合に、制御の種類に応じた膨張機構の操作量P
,および加熱ヒータ出力の上限HUと下限HDが決定さ
れ、また、加熱ヒータ出力平均値HAが求められ、加熱
ヒータ出力上限HU<前記平均値HAならば操作M p
 tで膨張機構が閉じられ、該平均値HA<該下限H 
Dならば操作量P+で膨張機構が開かれる。HD≦HA
≦HUならば膨張機構開度はそのままにされる。
また、湿度をも考慮した運転のときには、槽内温度が所
定の状態に安定している場合または勾配運転の場合に、
制御の種類に応じた膨張機構の操作量PI、加熱ヒータ
出力の上限HUと下限HDおよび加湿ヒータ出力の上限
huと下限hdが決定され、さらに加熱ヒータ出力平均
値HAおよび加湿ヒータ出力平均値haが求められ、加
熱ヒータ出力上限HU<平均値HA且つ加湿ヒータ出力
上限hu<平均値haならば操作量P1で膨張機構は閉
じられ、平均値HA<下限HDおよび平均値ha<下限
hdのいずれかまたは双方の条件下では、操作量P1で
膨張機構が開かれる。HD≦HA≦HU且つhd≦ha
≦huならば、膨張機構開度はそのままにされる。
また、現在周囲温度RTおよび槽内温度Tのもとにおけ
る膨張機構の許容開度Mmax、制御の種類に応じた膨
張機構の最小許容開度Mminおよび現在の膨張機構開
度Nの大小を比較する場合には、Mm i n<N<M
ma xのときは操作量P,に応じて膨張機構が開かれ
、または閉じられ、Mmax<Nならば膨張機構は開度
Mmaxまで閉じられ、N<Mm i nならば膨張機
構は開度Mminまで開かれる。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明方法を実施するための装置例の概略説明
図であり、第5図〜第9図は該装置により実施される本
発明方法の一例を含む手順を示している。
第1図に示す装置例は恒温恒温器10であり、恒温槽1
01内に供試品を収めるテストエリア102を有し、該
エリアの後方には仕切り壁103を介して空調室104
を備えている。該空調室は冷却器11とその上方の空気
循環用ファン12を備えている。冷却器11とファン1
2の間には加熱ヒータである電気ヒータ2が設けられて
おり、冷却器の下方には加湿用電気ヒータ3によって水
を加熱するタイプの蒸発式加湿器30が設けられている
。空気はファンl2の作用で矢印八方向に循環する。冷
却器11は冷凍機1の構成メンバである。冷凍機1は冷
却器11のばか空調室の外側に配置された圧縮機13、
凝縮器14および冷却器ll用の開度可変型電子膨張弁
l5を備えている。
弁15は図示しないシャフトが回されると弁体が移動し
て弁開度が変わるタイプのものである。
該シャフトはステッピングモータ4lによって駆動され
るようになっており、モータ4lにはパルス出力ジエネ
レータ42が接続されている。このジェネレータ42は
マイクロコンピュータM(以下、「マイコンM」という
)からの指示に基づいて作動する。
前記加熱ヒータ2には電流供給回路21が接続され、加
湿ヒータ3には電流供給回路31が接続されている。こ
れら回路21、31はマイコンMからの指示に基づいて
作動する。
ファン12を駆動するモータM1は駆動回路C1を介し
て、圧縮機モータM2および凝縮器l4用のファン14
1の駆動モータM3は駆動回路C2を介して、それぞれ
マイコンMに接続されている。
槽101内には空調室104の吹き出し口付近に乾球温
度検出器5および湿球温度検出器6が設けられており、
これら検出器の出力はマイコンMに入力される。また、
周囲温度を測定するための温度検出器7が冷凍機1にお
ける凝縮器l4へ流れ込む空気流の中に配置されており
、該検出器からの温度信号もマイコンMに入力される。
さらに、圧縮機1の吐出管には、冷凍機異常を知るため
の温度検出器9が設けられており、この検出器からの信
号もマイコンMに入力される。
マイコンMにはテンキー等を含む操作ボード8が接続さ
れており、該ボード8によって温度運転、温湿度運転ま
たは勾配運転のモードを選択することができ、さらに温
度運転の場合にはその目標温度、温湿度運転の場合には
その目標温湿度、勾配運転の場合には勾配運転開始の温
度と勾配運転終了時の温度およびその間に要する時間を
設定して温度変化勾配を設定できる。さらに各種運転の
順序をも適宜入力することができる。すなわち、例えば
50゜C,60%RHで3時間、次いで60%RHのま
ま50″Cから20゛Cまで2時間で降下、次いで20
’C,60%RHで3時間というように運転順序を設定
できる。
ボード8には、さらに、恒温恒温器lOの運転開始のた
めにファンモータMl、圧縮器モータM2、ファンモー
タM3等を運転開始し、あるいはそれらを停止させるた
めの指示キーも設けられている。
次に、かかる恒温恒温器において実行される本発明実施
例方法について説明する。
第1図に示す恒温恒温器によると、温度運転の場合、す
なわち槽101、より正確にはテストエリア102を目
標温度に維持する運転の場合には、ボード8において指
示された目標温度(設定温度)に向け、乾球温度検出器
5によってテストエリア102内の温度を監視しつつマ
イコンMからの指示に基づいて加熱ヒータ2の出力を制
御する.また、勾配運転の場合も、ボード8において指
示された温度変化勾配に従って加熱ヒータ2の出力を制
御する。
温湿度運転、すなわち槽101、より正確にはテストエ
リア102内をボード8において設定された温度および
湿度(目標温湿度)に維持する運転の場合には、テスト
エリア102内の温湿度を温度検出器5、6で監視しつ
つマイコンMからの指示に基づいて加熱ヒータ2および
加湿ヒータ3の出力を制御する。なお、いずれの運転の
場合においても操作ボード8上の指示キーによりファン
12および冷凍機1の運転開始を指示する。
また、弁15はいずれの運転の場合でも、後述するよう
に必要に応じ、マイコンMからの指示に基づいて開閉さ
れる。
マイコンMによる制御のメインルーチンは第2図に示す
とおりである。
まず、プログラムがスタートすると、ステップSaでマ
イコンMの初期化等のための初期設定が行われる。次に
ステップsbでマンマシンインターフエイス処理、すな
わちボード8において指示入力された情報をメモリへ書
き込む処理を行い、その後ステップScで制御処理を行
って再びステップSaへ戻る。
図示しないタイマICから予め決めた時間間隔ごとにタ
イマ割り込みがあったときは(ステップSd)、まずス
テップSeでタイマ管理処理を行い、その後ステップS
fでヒータの出力をコントロールし、ステップSgで膨
張弁開度をコントロ一ルし、ステップshで冷凍機(特
にモータM2、M3)運転をコントロールし、リターン
する。
ステップSeにおけるタイマ管理処理ルーチンは第3図
に示すとおりであり、まずステップSelにおいてカウ
ンタを更新し、ステップSe2において所定時間Sに達
したか否かを判断し、まだのときにはリターンするが、
所定時間に達しているとステップSe3でタイマフラッ
グを゛1′にセットし、ステップSe4でタイマカウン
タをリセットする。
メインルーチン中に示されているサブルーチンScの制
御処理は第4図に示すとおりである。
まず、ステップSclにおいてタイマフラッグが゜゛1
′゛か否かを判断し、“l ++であるとステップSc
2でカウンタCを更新し、次いでステップSc3でC=
1ならばステップSc4へ進み、温度制御計算処理を行
う。ステップSc3でC≠1であるならば、ステップS
c5でC=2か否かを判断し、C=2であるとステップ
Sc6へ進み、ここで湿度制御計算処理を行い、そのあ
とステップSc7でカウンタをリセットする。ステップ
Sc4および(Sc6、Sc7)のいずれへ進んでも、
その後はステップSc8へ進み、ここで膨張弁開度処理
を行い、ステップSc9でタイマフラグを“0゜゜にセ
ットしてメインルーチンへリターンする。前記ステップ
Sclでタイマフラッグが“1′゛でない場合には直ち
にメインルーチンへリターンする。
本発明実施例方法の要部は、この制御処理ルーチンにお
けるステップSc8の膨張弁開度処理およびこの処理に
基づく割り込みルーチンSd中のステップSgの膨張弁
開度コントロールにおいて実行される。
そこで第5図〜第9図に示す膨張弁開度処理ルーチンの
概略を示すフローチャートに基づいて本発明実施例方法
を説明する。
まずステップSLで冷凍機1がオンかオフかの読み取り
を行い、ステップS2でアラームチェックを行う.この
アラームチェックは冷凍機lの異常を検出するためのも
ので、本例ではここで圧縮機13の吐出管温度を測定す
る温度検出器9からの温度信号が読み込まれる。
次いでステップS3でアラームの有無が判断される。こ
の判断は本例では、吐出管温度もが予め定めた安全な温
度t1より大きいか否かを判断するもので、rYEsJ
であると吐出管温度異常であるから、ステップS4へ進
む。
該ステップS4においては温度Lが予め定めた危険温度
L2に達しているか、否かを判断する。
t2に達しているとステップS5で直ちに圧縮機停止を
決定し、タイマ割込みルーチンSdにおけるステップs
hで冷凍機1を停止する。しかし吐出管温度もかt2よ
り小さい場合にはステップS6へ進み、ここで膨張弁1
5を予め定めた量だけ閉じることを決定する。この決定
に基づいてタイマ割り込みルーチンSdにおけるステッ
プSgで膨張弁を閉じる。この膨張弁を閉じる操作は吐
出管温度Lが予め定めた前記安全限界温度t1以下にな
るまで繰り返される。
さて、ステップS3で吐出管温度Lが安全温度であると
判断すると、ステップS7で冷凍機がオンか否を判断し
、オフであるとステップS8でゼロリセットが済んでい
るか否かを判断する。このゼロリセットが済んでいると
直ちにリターンするが、まだの場合にはステップS9で
ゼロリセットする。このゼロリセットは冷凍機が運転さ
れていない場合に、膨張弁15を完全に閉じる命令を出
すものである。このゼロリセットに基づいて前記割り込
みルーチンSdにおけるステップSgにより膨張弁は閉
じられる。
ステップS7で冷凍機がオンであると、ステップSIO
へ進み、ここでボード8において設定された次の運転が
勾配運転か否かを判断する。次の運転が勾配運転でない
場合にはステップSllで恒温恒温器のテストエリア1
02における状態が安定しているか否かを判断する。す
なわち温度運転であるならばボード8において設定した
目標温度が誤差±a″Cの範囲に安定しているか否か、
また温湿度運転の場合には、設定された目標温度が誤差
±a″Cの範囲に安定し且つ設定された目標湿度が誤差
±b%RHの範囲に安定しているか否かを判断する。あ
るいは現在勾配運転中か否かを判断する。ステップ31
1のこれらの判断の結果いずれもrNOJの場合には第
6図に示すステップS12へ進む。
ステップS12から8151では、現在周囲温度RTお
よび現在の槽内温度Tのもとにおける冷凍機1中の膨張
弁15の最大許容開度Mmaxを求める。
Mmaxの求め方としては様々考えられるが、ここでは
周囲温度RTおよび槽内温度Tから求める。周囲温度R
Tは第1図に示す温度検出器7によって求め、槽内温度
Tは第1図に示す温度検出器5によって求める。ステッ
プS13では、予め実験により槽内温度Tおよび周囲温
度RTを様々に変化させて求めた許容し得る最大膨張弁
開度から、周囲温度RTが定まれば槽内温度Tに対する
膨張弁l5の最大許容開度Mmaxを算出し得る式Xを
求める。本例ではこの関係式Xは一次式として求められ
る。
すなわちMmax=aXT+b (一次式X)であり、
a=f (RT)、b=f (RT)である。
このように関係式Xを求めたあとステップSl4で設定
温度(目標温度)へ向けて温度上昇処理すべきか温度降
下処理すべきかを判断する。
i度K下処理 温度降下処理のときにはステップS151へ進み、ここ
で式Xに現在槽内温度Tを代入して、温度Tのもとにお
ける膨張弁の最大許容開度MmaXを算出する。
次にステップ316で膨張弁の最大許容開度Mmaxと
膨張弁の現在開度Nとの差P2を求める.そのあと先に
求めたP!の正負の符号に応じ、膨張弁の開閉を決定す
る(ステップ317)。
次にステップ318で運転の種類、すなわち温度運転か
温湿度運転かに応じて、温度降下処理において許容でき
る最小弁開度Mminを選択決定する.このような最小
許容開度は、運転の種類に応じ予め定められてメモリ内
に記憶されている最小許容開度の中から選択する。
なお、温度降下処理におけるMminは、冷凍回路中を
冷媒と一緒に流れているオイルが弁部で詰まらないこと
、回路の低圧側圧力が異常に低くならないこと、冷媒循
環量が少量とは言え、ふらつきなく一定量流れるなどを
考慮して決定する。
このように最小許容開度Mm i nを決定したあとス
テップ319で現在弁開度NがMmaxとMminの間
に入っているか否かを判断し、入っているとステップ3
20で弁操作:Lt P m = l P zの開命令
を出力する。
ステップS19の判断でrNOJの場合には、ステップ
321で現在弁開度NがMmaxより大きいか否かを判
断し、大きいときにはMmaxまで弁を閉じる命令を出
力し、そうでないとき、すなわちN<Mminのときは
ステップS23でMminまで弁を開く命令を出力する
このようにMm i n<N<Mma x,Mma x
<N,N<Mm i nを判断する理由は、前回の膨張
弁開度操作において既にMmax<NまたはN<Mm 
i nになっている場合があるからである。
ステップ320、S22およびS23のそれぞれにおい
て出される命令は第2図に示すタイマ割り込みルーチン
SdにおけるステップSgの膨張弁コントロール処理で
実行する。
このように恒温恒温器lOにおける温度降下制御では、
現在周囲温度RTと現在槽内温度Tのもとで許容される
膨張弁l5の最大許容開度MmaXを考慮して安全に、
また、予め決めた膨張弁の最小許容開度Mminをも考
慮して設定温度(目標温度)に近づくように膨張弁15
の開度を制御することができる。
嵐1コJり1理 さて、前記ステップ314で温度上昇処理であると判断
された場合には、ステップS152へ進み、ここで前の
ステップ313で求めた式Xに槽内目標温度T。を代入
し、温度T0における最大許容開度MtmaXを求める
次にステップ324で現在槽内温度Tと槽内設定温度(
目標温度)Toの差ΔTに基づいて許容される現時点に
おける膨張弁の最大許容開度MmaXを求め、次にステ
ップS25でこのMmaxと現在膨張弁開度Nとの差P
,を求める。ここでのMmaxの求め方は後述する。ス
テップ326ではP3の正負の符号に応じ、弁開または
弁閉を決定する。
以後は先程説明した温度降下制御の場合と同様にステッ
プ318へ進み、ここで運転の種類に応じ予め定めてお
いた弁の最小許容開度Mminのうちから、温度上昇制
御運転に適する最小許容開度Mminを決定する。
その後は現在開度NとMminおよびMmaxとの大小
関係に応じてステップ320で操作i1Pm=IP3 
1に応じて弁開または弁閑の命令を出力するか、ステッ
プ322でMmaxまで弁を閉じる命令を出力するか、
ステップS23でMminiまで弁を開く命令を出力す
る。
そしてこの命令はタイマ割り込みルーチンSdにおける
ステップSgの膨張弁コントロールにおいて実行される
なお、温度上昇制御における前記弁の最小許容開度Mm
inも、前記温度降下制御における弁最小許容開度と同
様の観点から決定されている。
現在槽内温度Tと前記槽内目標温度T0の差ΔTのもと
で許容される現在の最大許容弁開度Mmaxは、温度上
昇制御においても槽内の許容発熱負荷をできるだけ大き
くし、しかもできるだけ速やかに目標温度に到達できる
ように定めるもので、様々の定め方が考えられるが、こ
こでは現在周囲温度RTおよび目標温度T。のちとの最
大許容開度Mtmaxと前記温度差ΔTの関数として求
める.すなわち、 ΔT−T−T. kは温度だけを考慮した制御か、湿度をも考慮した制御
かに応じて予め定めた補正係数、温度設定可能範囲:例
えば−10〜50゜C。
このように温度上昇制御運転においては、現在開き得る
膨張弁の最大許容開度Mmaxを、現在槽内温度と目標
槽内温度との差ΔTを考慮して定めているので、膨張弁
開度をいきなり目標槽内温度T0における最大許容開度
Mtmaxにするならば槽内の温度上昇速度が遅くなる
という弊害が防止される。そして目標温度到達時には大
きな許容発熱負荷をもつことになる。しかも、膨張弁の
開閉にあたってステップS19以降で現在開度Nと最大
許容開度Mmaxおよび最小許容開度Mminとの大小
関係が考慮されているので、より適正安全に膨張弁開度
を制御できる。
′の゛ 一がム配゛ 一の′tA さて、再びステップSIOに戻る。ステップS10(第
5図)において次の設定が勾配運転と判断した場合には
、ステップS27へ進み、ここで上昇勾配運転か否かを
判断する。上昇勾配運転の場合にはステップS271で
予め定めた固定の膨張弁許容最小開度Mm i nを決
定する。
この開度Mm i nは、現在の運転から次の勾配運転
への円滑な移行、すなわち、乱れのない安定した上昇勾
配運転に直ちに入ることができるように、いかなる温度
からの上昇においても、適当なヒータ出力が得られるこ
とを実験で確認した開度である. 次の設定が降下勾配運転の場合にはステップ828へ進
み、ここで運転開始時の温度TSおよび終了時の温度T
E並びに運転制御時間MNから勾配を次式で算出する. 最小許容開度Mmin=f (勾配)を算出する。
この式は勾配をできるだけ広い範囲から選択できるよう
に定めることが望ましく、様々考えられるが、ここでは
実験に基づいて、冷媒回路に異常なく、次に設定された
降下勾配運転へ円滑に移行できるように定める。
すなわち、本例ではMmin=MpX勾配十Mqとする
。ここでMp,Mqは定数であり、Mp>Mqの関係に
ある。
このようにステップS27またはS29において次の運
転が勾配運転である場合の膨張弁最小許容開度Mm i
 nを決定したあとはステップ330へ進む。
ここで運転の種類に応じて予め定められている膨張弁の
一回の操作量のうちから現在の運転の種類に応じた操作
量P,を選沢決定する。
次にステップS31でヒータ出力平均値を求める。ここ
でヒータとは現在温度運転中の場合には加熱ヒータ2の
ことであり、現在温湿度運転中の場合には加熱ヒータ2
および加湿ヒータ3のことである。
このヒータ出力平均値の算出は、ステップS3lに到達
する前に第4図に示す制御処理ルーチンScにおける温
度処理サブルーチン(ステップS04)、湿度処理サブ
ルーチン(ステップSc6)において測定され記憶され
た複数個の出力値に基づいて算出される。
このようにヒータ出力平均値を算出したあとステップ3
32で現在の運転の種類に応じた加熱ヒータ出力の上限
HU及び下限HD、または該加熱ヒータ出力上限下限H
U,HD及び加湿ヒータ出力の上限hu及び下限hdを
選択決定する。
なお、これら上限、下限は円滑な制御を図りつつ、ヒー
タ出力をできるだけ節約できるように運転の種類に応じ
て予め定められており、マイコンMのメモリに記憶され
ている。
次にステップ333から336において、前記現在の運
転の種類に応じた適切なヒータ出力の上限および下限の
間、すなわち適切なヒータ出力制御範囲においてヒータ
出力が制御されているかどうかを判断し、「否」の場合
にはそのような適切な範囲で出力制御されるように膨張
弁の開度を操作することを決定する。
これをさらに詳述すると、現在温度運転か、または湿度
を考慮しない勾配運転である場合には、ステップS33
でヒータ出力平均値HAが加熱ヒータ上限HUより大き
いか否かを判断し、大きい場合には操作量をP,で膨張
弁を閉じることを決定する(ステップS331)。また
、小さい場合には加熱ヒータ出力平均値HAが加熱ヒー
タ出力の上限HUと下限HDとめ間に入っているか否か
を判断し、入っているとステップS35で弁の開度調整
をしないことを決定し、rNo, 、すなわち平均値H
Aが下限HDよりも小さい場合にはステップ336で操
作量P1による膨張弁開動作を決定する。
現在の運転が温湿度運転または湿度をも考慮した勾配運
転の場合には、ステップS33では加熱ヒータ出力平均
値HAが加熱ヒータ出力上限IIUよりも大きく且つ加
湿ヒータ出力平均値haが加湿ヒータ出力上限huより
も大きいか否かを判断し、rYEsJであればステップ
S331へ、「NO」であればステップS34へ進む。
そしてステップS34では加熱ヒータ出力平均値HAが
加熱ヒータ出力の上限HUと下限HDの間に入っており
且つ加湿ヒータ出力平均値haが加湿ヒータ出力の上@
huと下限hdO間に入っているか否かを判断する。r
YEsJであればステップS35へ進み、「NO」であ
ればステップS36へ進む。
このようにして操作量P1による膨張弁の開閉を決定し
たあとはステップ337から339において、前記第6
図に示すステップ312から3151におけると同じ手
法によって現在周囲温度RTおよび現在槽内温度Tのも
とにおける膨張弁の最大許容開度Mmaxを求め、その
あとはすでに説明したステップS19以降へ進む。
なお第5図に示すステップS10で次の設定が勾配運転
であると判断した結果、ステップ327へ進みそこから
ステップS39を経てステップS19へ進んだときには
、ステップ319以降におけるMm i nはステップ
S271で決定されたMminまたはステップ329で
算出されたMminであり、ステップS20における操
作lPmはステップ330で決定された操作量P+であ
る。
前記ステップ311(第5図)において温度運転または
温湿度運転が安定している、あるいは現在勾配運転中で
あると判断した場合には、ステップSill(第8図)
へ進み、ここで運転の種類に応じた膨張弁の最小許容開
度Mminを決定し、その後はすでに説明したステップ
S30以降へ進む,このように温度運転または温湿度運
転において安定な状態、あるいは勾配運転中である場合
にも、運転の種類に応じてヒータ出力を適正化し、円滑
な温度または温湿度制御を行いつつヒータ出力の節約を
図る。
なお、ステップSllからステップ3111〜339を
経てステップS19へ進む場合には、ステップS19以
降における膨張弁最小許容開度Mminは先のステップ
S111において決定されたM m i nである。
なお、以上説明した手順において、実際には膨張弁開度
Mma x..Mtma x,Mminはそれぞれ、膨
張弁のある状態の開度、例えば完全に閉じた状態を基準
として、そこからMmax,MLmax,Mminの開
度にもっていくに必要なパルス数として扱われる。また
前記膨張弁操作量Pm(  PI,Pz,P3)もパル
ス数で扱われる。
[発明の効果〕 本発明によると、温度または温湿度制御対象槽に対し冷
凍機を設けるとともに、加熱ヒータおよび力n?Wヒー
タ付蒸発式加湿器のうち少なくとも加熱ヒータを設け、
該冷凍機を運転しつつ該ヒータ出力を制御することによ
り前記槽内の温度または温湿度を制御する場合において
、ヒータ出力を適正化して円滑な温度または温湿度制御
を行いつつヒータ出力の節約を図ることができる。
また、現在周囲温度RTおよび槽内温度Tのもとにおけ
る膨張機構の許容開度Mmax、制御の種類に応じた膨
張機構の最小許容開度Mm i nおよび現在の膨張機
構開度Nの大小を比較して膨張機構を操作するときには
、より適正安全に温度または温湿度制御が行われる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一例を実施するための恒温恒温器
の概略説明図である。第2図は第1図に示すマイクロコ
ンピュータMの動作のメインルーチンを示すフローチャ
ート、第3図はタイマ管理ルーチンを示すフローチャー
ト、第4図は制御処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。第5図から第9図は本発明実施例方法を説明する
ためのフローチャートであり、同時に第4図に示す膨張
弁処理ルーチンを示すフローチャートでもある。 l・・・冷凍機、 2・・・加熱ヒータ、 3・・・加湿ヒータ、 l5・・・電子膨張弁、 5・・・乾球温度検出器、 6・・・湿球温度検出器、 7・・・周囲温度検出器、 9・・・圧縮機吐出管温度検出器、 M・・・マイクロコンピュータ、 8・・・操作ボード、 IO・・・恒温恒温器、 101・・・槽、 102・・・槽内テストエリア。 出 願 人 タバイエスペック株式会社第 図 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)温度制御対象槽に対し冷凍機および加熱ヒータを
    設け、該冷凍機を運転しつつ該ヒータ出力を制御して前
    記槽内を目標温度にする温度制御におけるヒータ出力適
    正化方法であって、 前記冷凍機の膨張機構に開度可変形膨張機構を採用する
    こと、 温度運転において前記槽内温度が所定の温度に安定して
    いる場合または勾配運転の場合には、制御の種類に応じ
    た前記膨張機構の操作量P_1を決定すること、 前記加熱ヒータ出力平均値HAを求めること、制御の種
    類に応じた加熱ヒータ出力の上限HUおよび下限HDを
    決定すること、 上限HU<平均値HAならば前記操作量P_1で前記膨
    張機構を閉じ、下限HD≦平均値HA≦上限HUならば
    前記膨張機構の開度をそのままにし、平均値HA<下限
    HDならば前記操作量P_1で前記膨張機構を開くこと
    、 を含むことを特徴とする温度制御におけるヒータ出力適
    正化方法。
  2. (2)温湿度制御対象槽に対し冷凍機を設けるとともに
    加熱ヒータおよび加湿ヒータ付蒸発式加湿器を設け、該
    冷凍機を運転しつつ該両ヒータ出力を制御して前記槽内
    を目標温湿度にする温湿度制御におけるヒータ出力適正
    化方法であって、前記冷凍機の膨張機構に開度可変形膨
    張機構を採用すること、 温湿度運転において前記槽内温湿度が所定の状態に安定
    している場合または勾配運転の場合には、制御の種類に
    応じた前記膨張機構操作量P_1を決定すること、 前記加熱ヒータ出力平均値HAおよび前記加湿ヒータ出
    力平均値haを求めること、 制御の種類に応じた前記加熱ヒータ出力の上限HUおよ
    び下限HD、ならびに前記加湿ヒータ出力の上限huお
    よび下限hdを決定すること、 上限HU<平均値HA且つ上限hu<平均値haならば
    前記操作量P_1で前記膨張機構を閉じ、下限HD≦平
    均値HA≦上限HU且つ下限hd≦平均値ha≦上限h
    uならば前記膨張機構開度をそのままにし、平均値HA
    <下限HDおよび平均値ha<下限hdのいずれかまた
    は双方の条件下では、前記操作量P_1で前記膨張機構
    を開くこと、 を含むことを特徴とする温湿度制御におけるヒータ出力
    適正化方法。
  3. (3)温度制御対象槽に対し冷凍機および加熱ヒータを
    設け、該冷凍機を運転しつつ該ヒータ出力を制御して前
    記槽内を目標温度にする温度制御におけるヒータ出力適
    正化方法であって、 前記冷凍機の膨張機構に開度可変形膨張機構を採用する
    こと、 温度運転において前記槽内温度が所定の温度に安定して
    いる場合または勾配運転の場合には、制御の種類に応じ
    た前記膨張機構の操作量P_1を決定すること、 前記加熱ヒータ出力平均値HAを求めること、制御の種
    類に応じた加熱ヒータ出力の上限HUおよび下限HDを
    決定すること、 上限HU<平均値HAならば前記操作量P_1で前記膨
    張機構を閉じることを決定し、下限HD≦平均値HA≦
    上限HUならば前記膨張機構開度をそのままにすること
    を決定し、平均値HA<下限HDならば、前記操作量P
    _1で前記膨張機構を開くことを決定すること、 現在周囲温度RTおよび現在槽内温度Tのもとにおける
    前記膨張機構の許容開度Mmaxを求めること、 制御の種類に応じた前記膨張機構の最小許容開度Mmi
    nを決定すること、 前記膨張機構の許容開度Mmax、最小許容開度Mmi
    nおよび現在開度Nの関係がMmin<N<Mmaxの
    ときは前記操作量P_1に応じて前記膨張機構を開き、
    または閉じ、Mmax<Nならば前記膨張機構を開度M
    maxまで閉じ、N<Mminならば前記膨張機構を開
    度Mminまで開くこと、 を含むことを特徴とする温度制御におけるヒータ出力適
    正化方法。
  4. (4)温湿度制御対象槽に対し冷凍機を設けるとともに
    加熱ヒータおよび加湿ヒータ付蒸発式加湿器を設け、該
    冷凍機を運転しつつ該両ヒータ出力を制御して前記槽内
    を目標温湿度にする温湿度制御におけるヒータ出力適正
    化方法であって、前記冷凍機の膨張機構に開度可変形膨
    張機構を採用すること、 温湿度運転において前記槽内温湿度が所定の状態に安定
    している場合または勾配運転の場合には、制御の種類応
    じた前記膨張機構操作量P_1を決定すること、 前記加熱ヒータ出力平均値HAおよび前記加湿ヒータ出
    力平均値haを求めること、 制御の種類に応じた前記加熱ヒータ出力の上限HUおよ
    び下限HDならびに前記加湿ヒータ出力の上限huおよ
    び下限hdを決定すること、上限HU<平均値HA且つ
    上限hu<平均値haならば前記操作量P_1で前記膨
    張機構を閉じることを決定し、下限HD≦平均値HA≦
    上限HU且つ下限hd≦平均値ha≦上限huならば該
    機構開度をそのままにすることを決定し、平均値HA<
    下限HDおよび平均値ha<下限hdのいずれかまたは
    双方の条件下では、前記操作量P_1で前記膨張機構を
    開くことを決定すること、 現在周囲温度RTおよび現在槽内温度Tにおける前記膨
    張機構の許容開度Mmaxを求めること、 制御の種類に応じた前記膨張機構の最小許容開度Mmi
    nを決定すること、 前記膨張機構の許容開度Mmax、最小許容開度Mmi
    nおよび現在開度Nの関係がMmin<N<Mmaxの
    ときは前記操作量P_1に応じて前記膨張機構を開き、
    または閉じ、Mmax<Nならば前記膨張機構を開度M
    maxまで閉じ、N<Mminならば前記膨張機構を開
    度Mminまで開くこと、 を含むことを特徴とする温湿度制御におけるヒータ出力
    適正化方法。
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