JPH0222923Y2 - - Google Patents

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JPH0222923Y2
JPH0222923Y2 JP12495983U JP12495983U JPH0222923Y2 JP H0222923 Y2 JPH0222923 Y2 JP H0222923Y2 JP 12495983 U JP12495983 U JP 12495983U JP 12495983 U JP12495983 U JP 12495983U JP H0222923 Y2 JPH0222923 Y2 JP H0222923Y2
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gear
latch arm
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circuit breaker
pin
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JP12495983U
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JPS6031051U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回路遮断器(以下「遮断器」とい
う)の短絡電流遮断動作履歴を表示することによ
り遮断器の残余寿命を表示する装置に関するので
ある。
〔従来技術〕
近年、あらゆる機器の設備等の信頼性向上が重
視される傾向にあり、遮断器においても例外では
なく、同様な傾向にある。
しかしながら、遮断器の寿命要素に大きな要因
をもつているのは、短絡電流の遮断時の接点消
耗、絶縁低下、あるいは耐電圧低下など、いわゆ
る、どの程度の短絡電流を何回遮断したかによつ
て遮断器の寿命がほぼ決定される。
従来、遮断器は短絡電流等を遮断した際は、機
器の点検をし、あるいは取替えるようになつてい
るが、現実的には一般的な過負荷遮断から定格遮
断電流域まで遮断電流の大きさが広範囲であるこ
とや、遮断器に余裕のあるものを使用したりする
ため、点検を行なつても、再度そのまま使用する
か、取り替えるかは、個々人の判断に頼つている
のが現実である。
このため、遮断器の点検不良による二次災害が
発生し、配電機器に大きな損害を与えている事態
がしばしば発生している。
〔考案の目的〕
本考案は、このような実情に鑑み、短絡電流の
遮断回数、短絡電流の大きさ等の動作状況により
遮断器の電気的寿命を予測し、外部に表示するこ
とにより、予防保全の信頼度を高めるための装置
を提供することを目的とするものである。
〔考案の構成〕
この目的を達成するため、本考案の回路遮断器
の寿命表示装置は、遮断器ケース本体内に固定接
触子及びこれに接触する可動接触子を設け、この
可動接触子の周囲に消弧用グリツドを配設した回
路遮断器において、 前記消弧用グリツドの上部に近接してコ字状外
枠を設置し、同コ字状外枠の開放側に補助枠を取
付け、同補助枠に植設されたピンの外周に、渦巻
状に形成した熱変形素子の基端を固定し、前記ピ
ンに回転可能に歯車を取付け、同歯車と同軸に回
転可能なラツチアームの一辺のバネ性をもつラツ
チ片を前記歯車に係合し、ラツチアームの他端の
L字状に突出したレバー片を前記熱変形素子の先
端部に連結し、前記熱変形素子が復帰した時に前
記ラツチアームを定常位置に復帰せしめる復帰ス
プリングを前記ピンとラツチアームの間に取付
け、前記歯車に先端が係合して同歯車の歩進方向
と逆方向の歯車の回転を阻止するストツパーの基
端を前記外枠に取付け、前記歯車と共動する表示
板を備え、前記ケース本体の上面に装着されるカ
バーに、前記表示板の残余寿命表示を透視するた
めの表示窓及び同表示窓の開口を塞ぐ透明板を設
けたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基いて説明
する。第1図は本考案実施例の一部切欠正面図、
第2図はその側面図である。第3図は要部拡大正
面図、第4図はその平面図で、回路遮断器に内蔵
された本考案に係る寿命表示装置の部分を示すも
のである。以下図について説明すると、絶縁体か
らなるケース本体1内に設けられた固定接触子2
に接触する可動接触子3は、可動軸4に固着され
ているアーム5にピン6を介して設置され、可動
接触子3と負荷側端子7間は可撓性導体8により
接続され、可動接触子3の周囲には消弧用グリツ
ド9が設けられている。この消弧用グリツド9の
上部に近接して寿命表示装置10を設ける。寿命
表示装置10は下記のように構成されている。即
ちケース本体1に装着したコ字状外枠11を設
け、その下方開放部に差渡して補助枠12を取付
け、この補助枠12にピン13を植設し、このピ
ン13外周に渦巻状に形成したバイメタル等の熱
変形素子14の基端を固定する。また熱変形素子
14の上部にピン13と同軸に回転可能に歯車1
5を設け、歯車15と同軸に回転可能なラツチア
ーム16を設け、その一辺をバネ性をもつたラツ
チ片16aとして歯車に係合せしめ、他辺はL字
状に突出したレバー片16bとし14の先端部1
4aに連結せしめ、熱変形素子14が熱変形した
とき、その先端部14aによつてラツチアームを
駆動可能としている。熱変形素子14と歯車15
の間には一端がピン13に固着され自由端がラツ
チアーム16に係合し、熱変形素子14が復帰し
たときラツチアーム16を定位置に復帰せしめる
復帰スプリング17を設け、また外枠11に一端
を固定し他端が歯車15と係合し歯車15を歩進
位置に残留せしめるストツパー18を設けてい
る。歯車15上面には円板状の表示板19を共動
可能に取付ける。またケース本体1の上面にカバ
ー20が装着されており、このカバー20には透
明板21が固着され、外面に表示窓22が設けら
れており、前記表示板19の表示面は表示窓22
に対置され表示板19の動きが外部から見えるよ
うにしている。
次にこのような構成による表示装置の作用につ
いて述べる。
短絡電流が固定接触子2により可動接触子3を
経て可撓性導体8を通じて負荷側端子7へ流れた
時、トリツプ機構(図示せず)の遮断指令により
固定接触子2と可動接触子3間が開離し、アーク
が発生する。このアーク熱に熱変形素子14が応
動し、アーク熱の大きさに応じて熱変形素子14
が変形伸縮して先端14aが移動し、ラツチアー
ム16のレバー片16bを駆動し、ラツチアーム
16は熱変形素子14の移動量に応じ、例えば第
4図のA方向に回転し、レバー片16bが押され
てラツチ片16aにより歯車15が回転する。ま
た、この歯車15の同軸上の表示板19が共動し
回転する。
表示板19の表面には、放射状に色別を施して
おり、表示板19が回転することにより、カバー
20の表示窓22に色が現れるようにする。実施
例では、動作回数が増加する方向に、白、青、
黄、赤の色別を施した。電流がなくると熱変形素
子14は元へ戻り、ラツチアーム16も復帰スプ
リング17の付勢力により元の位置に戻るが、歯
車15はストツパー19により逆転せず、駆動さ
れた位置に残留するようになつているので、青色
表示がそのまま維持される。
次にまた短絡電流が遮断されると、同様にして
表示板19が回転し、今度は青色から黄色へと色
表示が変り、寿命域に近づいていることを表示す
る。最後には赤色表示となり、遮断器が電気的寿
命であることを表示する。
このように外部に色別表示することにより、遮
断器の寿命を容易に判断できるようになり、遮断
器の点検、取り替えを個々人の主観に頼ることな
く確実に保全が実施でき、機器の信頼度を高める
ことができる。
なお、上記説明は定格遮断電流程度の大きい短
絡電流が流れた場合についてであるが、短絡電流
の比較的小さい電流を遮断した場合は、当然遮断
器の電気的寿命は定格遮断電流の場合よりも延び
るため、本実施例では、短絡電流の大きさによつ
て歯車のノツチ送り数等を加減して回転角を変化
させるなどにより、短絡電流の大きさと回数によ
つて寿命判断表示ができるようにした。
即ち、まず定格遮断電流容量程度の大きい短絡
電流を遮断した場合、そのアーク熱の大きさに対
応する熱変形素子14の動きによつて、歯車15
が3ノツチ動くようになされ、表示板19は歯車
15が3ノツチ分で1色分が変化するように色区
分されている。
次に、短絡電流が定格短絡電流値の例えば半分
程度の小さいものである場合は、熱変形素子14
の伸びは定格遮断電流時に比べて小さくなり、歯
車15も例えば1ノツチ分しか回転せず、表示窓
には、白色と青色の中間で両者が半々に表示され
ることになる。
従つて、定格遮断電流の場合は、3回で赤色表
示となるが、半分以下の短絡電流の場合は9回で
赤色表示となることになり、短絡電流の大きさに
よつて寿命回数を変え得ることになり、また表示
度合によりそのときの短絡電流の大きさが推定で
きるので、機器保全の信頼度を高めることができ
る。
このノツチ送りによる回転角度を短絡電流の大
きさに応じて変化させる方法は、この実施例に限
定されることなく、短絡電流の大きさの区分、回
転角度の設定等は任意に選定でき、また回転角度
はノツチ送りではなく無段階送り方式であつても
よい。
この実施例では、色の変化により寿命表示をす
るようにしたが、熱変形素子の動作履歴をカウン
タ表示したり、短絡電流の大きさと回数による進
み具合をアナログ的に指針表示することも同様に
できる。また、この実施例では回路遮断器に寿命
表示装置を内蔵したものを示したが、遮断器の外
部に付設するように構成することも可能である。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、短絡電流によ
る熱変形素子の動作履歴に基づく残余寿命を表示
するようにしたので、点検者の主観に頼ることな
く遮断器の電気的寿命を予測し、事故予防保全信
頼度を高めることができるという効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠正面
図、第2図はその側面図、第3図は要部拡大正面
図、第4図はその平面図である。 1……ケース本体、2……固定接触子、3……
可動接触子、10……寿命表示装置、14……熱
変形素子、15……歯車、16……ラツチアー
ム、17……復帰スプリング、18……ストツパ
ー、19……表示板、20……カバー、21……
透明板、22……表示窓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 遮断器ケース本体1内に固定接触子2及びこれ
    に接触する可動接触子3を設け、この可動接触子
    3の周囲に消弧用グリツド9を配設した回路遮断
    器において、 前記消弧用グリツド9の上部に近接してコ字状
    外枠11を設置し、同コ字状外枠11の開放側に
    補助枠12を取付け、同補助枠12に植設された
    ピン13の外周に、渦巻状に形成した熱変形素子
    14の基端を固定し、前記ピン13に回転可能に
    歯車15を取付け、同歯車15と同軸に回転可能
    なラツチアーム16の一辺のバネ性をもつラツチ
    片16aを前記歯車15に係合し、ラツチアーム
    16の他端のL字状に突出したレバー片16bを
    前記熱変形素子14の先端部14aに連結し、前
    記熱変形素子14が復帰した時に前記ラツチアー
    ム16を定常位置に復帰せしめる復帰スプリング
    17を前記ピン13とラツチアーム16の間に取
    付け、前記歯車15に先端が係合して同歯車15
    の歩進方向と逆方向の歯車15の回転を阻止する
    ストツパー18の基端を前記外枠11に取付け、
    前記歯車15と共動する表示板19を備え、前記
    ケース本体1の上面に装着されるカバー20に、
    前記表示板19の残余寿命表示を透視するための
    表示窓22及び同表示窓22の開口を塞ぐ透明板
    21を設けたことを特徴とする回路遮断器の寿命
    表示装置。
JP12495983U 1983-08-09 1983-08-09 回路遮断器の寿命表示装置 Granted JPS6031051U (ja)

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JP12495983U JPS6031051U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 回路遮断器の寿命表示装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12495983U JPS6031051U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 回路遮断器の寿命表示装置

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Publication Number Publication Date
JPS6031051U JPS6031051U (ja) 1985-03-02
JPH0222923Y2 true JPH0222923Y2 (ja) 1990-06-21

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JP12495983U Granted JPS6031051U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 回路遮断器の寿命表示装置

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