JPH02228419A - 焼入装置 - Google Patents

焼入装置

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JPH02228419A
JPH02228419A JP4819789A JP4819789A JPH02228419A JP H02228419 A JPH02228419 A JP H02228419A JP 4819789 A JP4819789 A JP 4819789A JP 4819789 A JP4819789 A JP 4819789A JP H02228419 A JPH02228419 A JP H02228419A
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pressure
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Takao Mizogami
溝上 多賀男
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高温加熱された金属製品を冷却液中に下降浸
漬させて急冷硬化させる焼入装置に関する。特に、金属
製品の重量に拘らず最適下降速度で浸漬できるようした
ものである。
[従来の技術] 例えばアルミダイカスト製品等金属製品(以下ワークと
略称する。)を、上方に配設された加熱炉で高温に加熱
し、その後、下方に配設された冷却液槽内に浸漬させて
急冷硬化させる焼入装置が広く利用されている。
かかる焼入装置におけるワークの昇降手段には、ワイヤ
ロープエレベータ方式、油圧シリンダ方式等種々あるが
、構造簡単で設備費が低くかつ迅速昇降できる点におい
て、実公昭62−17466号公報に開示された方式が
優れている。
該公報昇降手段は、シリンダ内に供給された加圧空気を
動力源とし液体を動力伝達媒体として単動ラムを上下動
させる構成であり、加熱炉から冷却液槽へのワークの下
降は、その重力を利用して行うものである。
したがって、単動ラムの収縮速度すなわちワークの下降
(落下)速度は、シリンダ内空気の排気量によって定ま
ることから、当初は最大排気量とし、冷却液槽に近づく
につれて減速するために、ワークの落下ストロークに応
じて複数のリミットスイッチ等を適宜に配設し、各リミ
ットスイッチが作動するごとに対応するシャットアウト
弁を閉成するように形成されている。各リミットスイッ
チの配設位置は、平均的ワーク重量であるときに適当な
下降速度で冷却液に突入できるように選択固定されてい
た。
[発明が解決しようとする課題] しかし、−層の高品質、高速化さらに多様化が求められ
る現今では、次のような問題点が指摘されている。
すなわち、ワークの多様化に伴ってその形状・重量がま
ちまちとなる場合が多い、このなめ、ワーク重量が軽く
なると下降速度が著しく低下してしまい高速化に反する
ばかりか均一焼入ができない、また、低速となると扉開
放時間が長くなってしまうから加熱炉内の暖気が大量に
放出され、熱効率が低下しコスト高となる。
一方、ワークが高重量となると、下降速度が高速となる
ので冷却液への投込時衝撃が過大となりこの場合にも均
一焼入ができない。
ここに、ワーク重量に応じて上記複数リミットスイッチ
の配役位置を調整することが考えられるが、その時間・
労力の点から実用性がない、−数的には、多種な小物(
ワーク)をケージに多数吊下させて一度に処理すること
からすれば、その総重量を求めること自体が相当困難で
あり実現不可能といって過言でない、しかも、焼入を含
む製造工程の全自動化を阻害することになる。
本発明の目的は、ワーク重量を自動検出しかつその重量
の軽重に拘らず下降速度を理想状態に自動調整して迅速
で高品質処理できる焼入装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、加圧空気を動力源として単動ラムを上下動さ
せる昇降手段の構成に着目し、その空気圧力を検出して
ワーク重量を求めるとともに当該重量に応じて排気量を
経時的に調整して最適下降速度に自動調整できるよう形
成したものである。
すなわち、シリンダ内に供給された加圧空気を動力源と
し液体を動力伝達媒体として単動ラムを上下動させる昇
降手段を有する焼入装置において、前記加圧空気の圧力
を検出する圧力サンセと、この圧力センサで検出した空
気圧力と前記昇降手段の機械的定数とから前記単動ラム
に加わる荷重を算出する荷重演算手段と、 この荷重演算手段で求めた荷重値に基づいて単動ラムの
下降速度モードを決定する下降速度モード決定手段と、 この下降速度モード決定手段で決定された下降速度モー
ドに基づいて前記シリンダ内空気の排気量を経時的にコ
ントロールする排気コントロール手段と、からなる下降
速度制御手段を備えたことを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、圧力センサはワークを支持する単動ラ
ムの上昇過程において、シリンダ内の空気圧力を自動検
出する。すると、荷重演算手段下降速度モード決定手段
が、算出した荷重値に基づき下降速度モード、つまり時
間乃至ストロークと排気量の相関関係を決定する。
よって、この下降速度モードに基づき排気コントロール
手段を作動させれば、当該ワークの軽重に拘らず単動ラ
ムすなわちワークの下降速度を理想速度に自動調整でき
、迅速で均一な焼入を行うことができる。
[実施例コ 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
本焼入装置は、第1図、第2図に示される如く、大別し
て加熱炉10、扉開閉手段20、冷却液槽3o、昇降手
段40、位置保持手段60、下降速度制御手段80およ
び制御手段90から構成されている。
第1図において、加熱炉10は、床面9の上方に設けら
れかつ冷却液槽30は、その下方に配設されている。
車輪2を有する枠体1で搬入されたワークWKは、昇降
手段40で加熱炉10へ押上げられ所定温度に加熱され
る。その後、ワークWKの重力により冷却液槽30に落
下浸漬され焼入処理される。
焼入後のワークWKは、再び床面9に押上げられ、次の
ワークWKと交換される。加熱炉10へのワーク出入れ
は扉開閉手段20によって扉21(21a、21b)を
開閉して行う、常態にあっては扉21を閉鎖して熱放出
を防止する。
位置保持手段60は、昇降手段40との協働によってワ
ークWKの昇降動作の確実性と円滑化を図るものである
。また、制御手段90は、扉開閉手段20.昇降手段4
0.位置保持手段60を適時かつ適宜に駆動制御するも
のである。
そして、昇降手段40は、加圧空気を動力源として液体
を動力伝達媒体として単動ラム44を上下動させる構成
(詳細後記する)であり、シリンダ41内に加圧空気を
供給することによって単動ラム44を上昇させ、シリン
ダ41内からその空気を排気することによって、ワーク
WKの重力を利用して単動ラム44を下降(自然落下)
させるよう形成されている。
したがって、単動ラム44の下降速度は、シリンダ41
内からの排気量の増減によって早遅することになる。す
なわち、ワークW Kの初速を零(0)として自由落下
させた場合、時刻tにおける速度Vは、重力加速度をg
とずれば、v=gtであるから、冷却液31への突入速
度を理想速度とするためにはシリンダ41内からの排気
量を加減する必要がある。
ところが、ワークWKの重量をW、質量をmとすると、
動力加速度gは□であるから、前記落下速度v = −
tとなる。つまり、加熱炉10と冷却液槽30(詳しく
は、冷却液31の液面)との配設位置が固定化されてい
るので、自由落下速度はワークWKの重量に比例する。
よって、従来の如く固定化された多数のリミットスイッ
チによるシャットアウト弁の順次閉塞動作では、ワーク
WKの軽重により冷却液31への突入速度が変化する。
加熱炉10と冷却液槽30との距離が大きい程顕著化す
る。
ここに、下降速度制御手段80は、ワークWKの重量W
の軽重を自動検出するとともにその軽重に応じて排気量
を経時的にコントロールし、もってワークWKの冷却液
31へ突入するときの落下速度Vを一定つまり理想状態
に自動調整する手段である。しかも、昇降手段40の構
成に着目して、ワーク重量Wを自動検出するよう形成さ
れている。
以下、構成要素を付脱する。
加熱炉10は、第1図に示す如く、仕切板12でワーク
WKの収容空間たる加熱室14と加熱路13とに仕切ら
れ、上部に吸込口15.下部に開口部16が設けられて
いる。ヒータ17で加温された熱風は、モータ19で駆
動されるファン18によって矢印のように循環される。
全体は断熱性の隔壁11で囲われ2階面8に配設されて
いる。常態において、開口部16は扉21、(21a、
21b)によって閉鎖されている。
扉開閉手段20は、一対の扉21a、21bを第1図の
実線と2点鎖とで示した位置に左右方向に開閉駆動する
もので、2階面8を形成する横梁22に沿って回設され
たチェーン24、このチェーン24を回行させるビニオ
ン25、ランク26およびシリンダ装置27とから構成
されている。
扉21a、21bの閉鎖時においても、後記支持棒5が
貫通できる。
また、冷却液槽30は、冷却液31を収容するもので、
ワークWKが浸漬されたときに冷却液31が溢出されな
い十分な容量を持つ、なお、冷却液31の供給管、排出
管等は図示省略する。
次に、昇降手段40は、空気室43と動力伝達媒体45
を収納する空間とを形成するシリンダ41と、単動ラム
44とからなり、単動ラム44はシリンダヘヅド42で
水密され冷却液槽30内に出没可能である。動力伝達媒
体45は非圧縮性、経済性、防錆等のため大部分の水4
5wと少量の油450とから形成されている。
この空気室43には、加圧空気源7から、供給弁48、
加圧空気供給管47を通して単動ラム44を上昇させる
加圧空気が供給される。供給弁48は、2ポジシヨンの
ソレノイドバルブである。
なお、49は流量乃至圧力調整用の弁である。
また、空気室43には、排気弁58、絞り弁59を有す
る排気管57か接続されている。両弁58.59を開成
することにより単動ラム44をワークWK等の重力作用
によって下降できる。
位置保持手段60は、この昇降手段40と一連的関連を
持って、ワークWKの位置規制、下降動作の円滑を図る
ものであり、左右一対のシリンダ61、リンク62、リ
ンクパー65、双頭リンク63.71.72等から構成
されている。
ここにワークWKとは、ケージ3に取付けられf:多数
物品であり、この実施例では車輪2付の枠(4、lと一
体的に昇降される。単動ラム44には、受台4、比較的
小径の支持棒5、案内部材6を介し、て支持されるもの
とされている。案内部材6は、冷却液槽30と一階層と
に渡り立設されたガイドレール51,51に車輪等の摺
動体を介して円滑J、−下動案内されている。
初期状態において、案内部材6は、第3の双頭リンク7
2で支持され、受台4は床面9と同一高さとなっ′Cい
る。枠体1で搬送されたワークW K(ケージ3)は受
台4に載置される。第3の双頭リンク72と第2の双頭
リンク71との間には、案内部材6の上昇運動を許容す
る余裕Cが設けらゾ]、でいる、一方、案内部材6が第
1の双頭リンク63で保持されている場合には、ワーク
WKは、第】図で2点鎖線で示す如く、加熱炉10に収
納される。また、冷却液槽30に浸漬されたワークVi
 Kは、案内部材6が1点鎖線で示すようにシリンダヘ
ヅド42で下降限に保持されることによって位置規制さ
れる。
したがって、案内部材6が2点鎖線で示す状態にあると
きに、シリンダ61を動作させ、各双頭リンク63,7
1.72をガイドレール51の内側に格納するように回
動させれば、ワークWKを加熱炉10から冷却液槽30
に自己の重力により自然落下させることができる。
なお、ガイドレール51の上端に設けられたストッパー
64は、ワークWKを1階層から加熱炉10へ上昇させ
るときの位置規制を行うものである6また、67は上限
スイッチ、68は定位置スイッチ、6つは下限スイッチ
である。
次に、制御手段90は、第2図に示す如く、CPU91
、ROM92、RAM93、キーボード94、タイマ9
5、入力ボート96、出力ボート97等から構成されて
いる。ROM92には、供給弁48.′##気弁58.
開閉シリンダ装置27゜シリンダ61を所定の手順で動
作させてワークWKを昇降させるシーゲンスプログラム
、ワークWKの加熱温度・時間をコントロールする加熱
プログラム、冷却液槽30内での冷却時間を定める冷却
プログラム等々が格納されている。各時間等はキーボー
ド94で設定変更可能であり、設定値はRAM93に記
憶される。時間管理基準はタイマ95に基づく。
このために、入力ボート96には各スイッチ67〜69
が、出力ボート97には供給弁48.排気弁58.シリ
ンダ装置27.シリンダ61等が(妾続されている。
ここに、本発明の技術的特徴である下降速度制御手段8
0は、上記制御手段90の全体および各構成要素の持つ
機能等を巧みに利用して構成されている。すなわち、圧
力センサ81、CPU91 。
R,0M92.RAM93等から形成した荷重演算手段
82.下降速度モード決定手段83および排気コントロ
ール手段85から構成される装置圧力センサ81は、昇
降手段40のシリンダ41内に供給される加圧空気の圧
力を検出するもので、この実施例ではその空気室43内
の圧力を検出する。検出時は、単動ラム44の上昇中で
もよいが、前記シーゲンスプログラムでワークWKを定
位置から加熱炉20へ上昇させる途中に一旦上昇中断さ
せ、この中断時に検出させることにより一層の正確検出
を図っている。
中断は、案内部材6が適宜な位置、例えば第2の双頭リ
ンク71に当接した位置、で行えばよいが、この実施例
では、第3図のステップ6に示したように定位置から単
動ラム44を設定時間T1だけ上昇しなときに行うもの
としている。設定時間T1はキーボード94から設定変
更可能である。
この意味において、第1、第2の双頭リンク71゜72
との間に余裕Cを設けているのである。
荷重演算手段82は、圧力センサ81で検出した加圧空
気の圧力と、昇降手段40の機械的定数(例えば、シリ
ンダ41の断面積から単動ラム44の断面積を差引いた
有効断面積)との積により、当該ワークWKの重量を検
出する手段である。演算式はROM92に記憶され、C
PU91で演算実行される。演算された荷重値はRAM
93に記憶される。ここに、ワークWKの重量とは、単
動ラム44に加わる荷重であるから、ゲージ3、受台4
、支持棒5、案内部材6等の総重量を指すこと明らかで
ある。
また、下降速度モード決定手段83は、荷重演算手段8
2で算出した荷重値に基づいて単動ラム44の下降速度
モードを決定する手段であって、CPU91がRAM9
3に記憶された荷重値とROM92に記憶されたプログ
ラムに基づいてモード決定し、決定モードをRAM93
に記憶する構成とされている。
下降速度モードとは、昇降手段40のシリンダ41内の
空気室43から外部に放出する空気量(排気量)の経時
的変化である。具体的には、前記公報に示された如く、
複数のシャットアウト弁を順次閉鎖する各シャットアウ
ト弁の閉鎖タイミングとしてもよいが、この実施例では
排気弁58と直列状に配設された絞り弁59によって連
続的に排気量をコントロールするものとして、当該絞り
弁59の時間ごとの開度としている。つまり、単動ラム
44の下降速度を一定とするためには、空気室43内の
圧力を一定にコントロールすればよいことになるが、加
熱炉10から冷却液槽30への下降に与えられる許容時
間が数秒でありかつこの下降時間は短いほど好ましいこ
と並びに冷却液31への突入時速度は過大でないことに
鑑み、予め下降速度モードを決定しておくのである。
続いて、排気コントロール手段85は、上記下降速度モ
ードに基づいてシリンダ41(空気室43)内から排気
量を経時的にコントロールする手段であって、前記絞り
弁59のドライバ86、このドライバ86にRAM93
に記憶された下降速度モードに基づいて駆動信号を出力
させるCPU91等から形成されている。ドライバ86
は、第2図に示す如く出力ボート97に接続されている
もとより、剪定条件としての排気弁58の開閉、ワーク
WK落下後の絞り弁59の初期開度への復帰をも行うも
のとされている。
次に、作用を説明する。
制御手段90が作動すると、第3図ステップ2において
、ワークWKが定位置にあるか否かを判断する。枠体1
に取付けられたワークWK(ゲージ3)が受台4に載置
されかつ案内部材6が第3の双頭リンク72で位置規制
されて、第1図に実線で示す如く床面9と同じ高さにあ
るときは、肯(YES)判断されステップ4に進む。否
(No)判断されると初期状態未了としてステップ52
へ進み、ブザー98を鳴らす。
ステップ4では、供給弁48が開成され、昇降手段40
の空気室43に加圧空気が供給される。
したがって、動力伝達媒体45は下方に押され、単動ラ
ム44が上昇し始める。上昇開始と同時にワークWKの
総重量は、第3の双頭リンク72から単動ラム44に乗
移る。
続いて、ステップ6において、設定時間T1経過を確認
すると供給弁48を閉成し、−旦昇降手段40の上昇を
中断する。なお、この中断を第2の双頭リンク71で案
内部材6が位置規制されたことを条件として行う場合に
は、別個のリミットスイ・ツチ等を設ければよい。
単動ラム44が両双頭リンク71.72間(余裕C内)
で停止されたときには、空気室43の圧力と前記有効面
積との積とワークWKの総重量がバランスしている。下
降速度制御手段80を形成する圧力センサ81で検出し
た空気室43内の圧力値はRAM93に記憶されている
ここに、荷重演算手段82は、ステップ10においてワ
ーク重量(荷重)を演算し、下降速度モード決定手段8
3はROM92に記憶された演算式に基づいて下降速度
を高速にかつ冷却液31への突入時速度を理想状態とす
るような当該ワーク重量に応じた下降速度モードを決定
する(ステップ12)、とともに、CPtJ91は決定
モードをRAM93に記憶させる。
引続き、制御手段90は、供給弁48を開成(ステップ
14)し、単動ラム44を再び上昇させるとともにシリ
ンダ61を駆動させて位置保持手段60を解放する。そ
の後、ステップ16で設定時間T2経過を確認すると、
ステップ20で扉開閉手段20を動作させ、扉21 (
21a、21b)を開く、シたがって、ワークWKは加
熱炉10(加熱室14)内へ挿入される。案内部材6が
第1図で2点鎖線で示す上限に至ると上限スイッチ67
が作動(ステップ22)し、供給弁48は閉成されかつ
扉21は閉鎖される(スヅテップ24.26)。
ここに、ワークWKは、加熱炉10内に収納され加熱さ
れる0両扉21a、21b間には支持棒5が貫通するだ
けなので、加熱炉10内は略密閉であり高能率で加熱さ
れる。また、上限スイッチ67が作動したときには、位
置保持手段60のシリンダ61を作動させ、案内部材6
をストッパ64と第1の双頭リンク63で挾み込んでワ
ーク荷重を第1の双頭リンク63で持つこともできるよ
うにバックアップして安全が図られる(ステップ27)
引続き、制御手段90は、所定の加熱時間経過(ステッ
プ28)を確認すると、再び扉21a。
21bを開く(ステップ30)、とともに位置保持手段
60を開放(ステッヅプ31)しかつ排気弁58を開成
する。
すると、昇降手段40の空気室43内の空気が排気弁5
8、絞り弁59を通して外部に排気されるので、ワーク
WKは単動ラム44を押下げつつ自然落下する。落下速
度は時間とともに高速化する。
ここに、下降速度制御手段80は、ワークWKが冷却液
槽30に近づくと排気コントロール手段85を作用させ
、絞り弁59の開度をRAM93に記憶されていた下降
速度モードに基づいて経時的に絞り調整する(ステップ
34)。
したがって、ワークWKの落下速度は理想かつ高速度に
保たれ、ワークWKは冷却液31に過度の衝撃なく突入
されかつ円滑に浸漬される。案内部材6が下限位置とな
る(ステップ36)と、扉21は閉鎖され、排気弁58
は閉成される。その後、絞り弁59は次手順に備え初期
開度に自動復帰される(ステップ38,40.42>。
続いて、ステップ44で所定の焼入時間を確認すると、
制御手段90は、再び供給弁48を開成(ステップ46
)して、昇降手段40を駆動する。
ワークWKは上昇し床面9と同一高さの定位置に押上げ
られる。定位置は、定位置スイッチ68で確認される(
ステップ48)。
引続き、ステップ49で位置保持手段60を動作させ、
ワーク荷重を第2の双頭リンク71に乗移し、供給弁4
8を閉成する(ステップ50)。
その後に、ワークWKは枠体1ごと他所へ搬送され、受
台4には次のワークWKがn置される。
しかして、この実施例によれば、加圧空気を動力源とし
液体を動力伝達媒体45として単動ラム44を上下動さ
せる昇降手段40と、この昇降手段40の空気圧力を自
動検出してワーク重量を演算するとともに排気量を経時
的にコントロールする下降速度制御手段80を設けた構
成であるから、迅速昇降という加圧空気動力方式の特長
を十分に発揮させつつワークWKの軽重に拘らずその下
降速度を経時的理想状態に自動調整できるので、冷却液
槽30の近くまで高速に下降させかつ冷却液31への突
入時衝撃が小さく均一な焼入れをすることができる。
また、下降速度制御手段80は、圧力センサ81と制御
手段90を形成する構成要素(91〜97)を有効利用
した荷重演算手段82.下降速度モード決定手段83.
排気コントロール手段85から形成されているので、低
コストで高速応答させることができる。また、単動ラム
44の下降速度をワーク形状、数等に照し最適かつ容易
に調整することができる。
また、シリンダ41(空気室43)の空気圧力を圧力セ
ンサ81で検出する際は、制御手段90で単動ラム44
を一旦静止させる構成とされているので、−段と精密検
出でき、−層の高品質焼入れを達成できる。
また、排気コントロール手段85は、絞り弁59を含み
形成されているので、排気量を連続的かつ2次曲線的に
も自動調整でき、単動ラム44を高速で下降させるとと
もに冷却液31への突入時には大きく絞り込んで最適な
ダンピング効果を発揮させることができる。
さらに、位置保持手段60が設けられているので、上限
位置、定位置において単動ラム44に加わる荷重を機械
的に支持させることができ、昇降手段40のバックアッ
プ機能として保護の万全が期せられる。また、ワークW
Kの下降(落下)開始を正確にかつ扉21 (21a、
21b)の開閉等とのタイミングを容易・確実にとるこ
とができ、全体として4〜5秒で加熱炉10から冷却液
槽30へ下降・突入浸漬できる。
[発明の効果] 本発明は、シリンダ内に供給された加圧空気を動力源と
し液体を動力伝達媒体として単動ラムを上下動させる昇
降手段を有し、かつその空気圧力を検出してワーク荷重
を求めるとともに当該ワーク荷重に応じて排気量を自動
調整する下降速度制御手段を備えた構成であるから、ワ
ーク荷重の軽重に拘らずその下降速度を経時的理想状態
に自動調整できるので、冷却液槽までの下降速度を高速
にかつ冷却液への突入衝撃を小さく、全体として迅速下
降のもとに均一な処理を安定して行うことができる、と
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示し、第1図は一部を断面した
正面図、第2図は主に下降速度制御手段の構成を示した
ブロック図および第3図は動作説明をするためのフロー
チャートである。 1・・・枠体、 3・・・ケージ、 10・・・加熱炉、 16・・・開口部、 20・・・扉開閉手段、 2f (21a、21b)−扉、 30・・・冷却液槽、 40・・・昇降手段、 41・・・シリンダ、 43・・・空気室、 44・・・単動ラム、 45・・・動力伝達媒体、 48・・・供給弁、 58・・・排気弁、 59・・・絞り弁、 60・・・位置保持手段、 80・・・下降速度制御手段、 81・・・圧力センサ、 82・・・荷重演算手段、 83・・・下降速度モード決定手段、 85・・・排気コントロール手段、 90・・・制御手段。 出願人 トリニティ工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダ内に供給された加圧空気を動力源とし液
    体を動力伝達媒体として単動ラムを上下動させる昇降手
    段を有する焼入装置において、前記加圧空気の圧力を検
    出する圧力サンセと、この圧力センサで検出した空気圧
    力と前記昇降手段の機械的定数とから前記単動ラムに加
    わる荷重を算出する荷重演算手段と、 この荷重演算手段で求めた荷重値に基づいて単動ラムの
    下降速度モードを決定する下降速度モード決定手段と、 この下降速度モード決定手段で決定された下降速度モー
    ドに基づいて前記シリンダ内空気の排気量を経時的にコ
    ントロールする排気コントロール手段とからなる下降速
    度制御手段を備えた焼入装置。
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