JPH02227914A - 耐放射線性電線・ケーブル - Google Patents
耐放射線性電線・ケーブルInfo
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- JPH02227914A JPH02227914A JP1050723A JP5072389A JPH02227914A JP H02227914 A JPH02227914 A JP H02227914A JP 1050723 A JP1050723 A JP 1050723A JP 5072389 A JP5072389 A JP 5072389A JP H02227914 A JPH02227914 A JP H02227914A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この発明は、耐放射線性電線・ケーブル、特に高レベル
核燃料サイクル施設で使用される耐放射線性電線・ケー
ブルに関する。
核燃料サイクル施設で使用される耐放射線性電線・ケー
ブルに関する。
［従来の技術Ｊ
近年、原子力産業の発展に伴い、核燃料サイクル施設の
建設は急務を要している。この核燃料サイクル施設の中
には、従来のプラントに比べ、非常に高レベルな放射線
場となる領域が存在するため、ここに使用されるｉＩ線
・ケーブルは高度な耐放射線性が要求される。
建設は急務を要している。この核燃料サイクル施設の中
には、従来のプラントに比べ、非常に高レベルな放射線
場となる領域が存在するため、ここに使用されるｉＩ線
・ケーブルは高度な耐放射線性が要求される。
しかし、現在原子力発電所内で使用されている電線・ケ
ーブルの耐放射線性は２ＭＧｙが限度であり、これ以上
の放射線の照射を受けると劣化が著しく進行するという
問題がある。
ーブルの耐放射線性は２ＭＧｙが限度であり、これ以上
の放射線の照射を受けると劣化が著しく進行するという
問題がある。
［発明が解決しようとする課題］
これまでの研究から、芳香族油は、ポリマーに混和する
と優れた放射線保護効果が与えられ、これを多（入れれ
ば入れるほどこの効果が顕著であることが認められてい
た。しかし、従来型のクロロスルホン化ポリエチレン（
ムーニー粘度３０〜６０）に対しては、ポリマー１００
重量部に対し、芳香族油を１０重量部以上加えると著し
い機械強度の低下の問題が生じていた。
と優れた放射線保護効果が与えられ、これを多（入れれ
ば入れるほどこの効果が顕著であることが認められてい
た。しかし、従来型のクロロスルホン化ポリエチレン（
ムーニー粘度３０〜６０）に対しては、ポリマー１００
重量部に対し、芳香族油を１０重量部以上加えると著し
い機械強度の低下の問題が生じていた。
また、芳香族油の多量混和によって難燃性の低下が起こ
るが、従来の添加型の難燃剤（デカブロモジフェニルオ
キシド）の添加により難燃性は向上されるものの、耐放
射線性が低下してしまうといった問題が生じた。
るが、従来の添加型の難燃剤（デカブロモジフェニルオ
キシド）の添加により難燃性は向上されるものの、耐放
射線性が低下してしまうといった問題が生じた。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、芳
香族油の多量混和により著しく耐放射線性を向上させる
ことができ、しかも、難燃性を保つことができる耐放射
線電線・ケーブルを提供することを目的とする。
香族油の多量混和により著しく耐放射線性を向上させる
ことができ、しかも、難燃性を保つことができる耐放射
線電線・ケーブルを提供することを目的とする。
［課題を解決するための手紐および作用Ｊこの発明は、
従来型のクロロスルホン化ポリエチレンに代り、新しい
高分子タイプのクロロスルホン化ポリエチレン（ムーニ
ー粘度７０〜１４０）を用いたことにより、芳香族油の
多量混和（２０〜８０重量部）によっても、機械強度は
実用上十分な程度を保たせることができた。
従来型のクロロスルホン化ポリエチレンに代り、新しい
高分子タイプのクロロスルホン化ポリエチレン（ムーニ
ー粘度７０〜１４０）を用いたことにより、芳香族油の
多量混和（２０〜８０重量部）によっても、機械強度は
実用上十分な程度を保たせることができた。
また、難燃剤として、臭素化アセナフチレン縮合体を用
いたことにより、放射線性の低下なしに難燃性を向上さ
せることができた。これにより、従来に比べ著しく耐放
射線性および難燃性の向上が認められた。
いたことにより、放射線性の低下なしに難燃性を向上さ
せることができた。これにより、従来に比べ著しく耐放
射線性および難燃性の向上が認められた。
［実 施 例］
この発明に使用するクロロスルホン化ポリエチレンは、
ムーニー粘度（ＭＬｉ＋４１００℃）が７０〜１４０の
範囲のものであり、これが７０未満では芳香族油を加え
たときの機械的強度の低下が大きくなり、１４０を越え
ると押出性が著しく悪化することになる。
ムーニー粘度（ＭＬｉ＋４１００℃）が７０〜１４０の
範囲のものであり、これが７０未満では芳香族油を加え
たときの機械的強度の低下が大きくなり、１４０を越え
ると押出性が著しく悪化することになる。
芳香族油は、モレキュラータイプ分析により測定した芳
香族量が３０重量％以上のものを使用する必要があり、
これ未満のものでは耐放射線性が不十分である。その上
限は特に規定しないが７０重量％程度である。また、芳
香族油は、アニリン点が４０〜７０の範囲にあるものを
使用することが好ましい、この芳香族油の配合量は、ク
ロロスルホン化ポリエチレン１００重量部に対して２０
〜８０重量部の範囲とする必要があり、２０重量部未満
では耐放射線性が不十分となり、８０重量％を越えると
機械特性の低下が著しくなると共に、難燃配合の場合に
は難燃性を低下させる。
香族量が３０重量％以上のものを使用する必要があり、
これ未満のものでは耐放射線性が不十分である。その上
限は特に規定しないが７０重量％程度である。また、芳
香族油は、アニリン点が４０〜７０の範囲にあるものを
使用することが好ましい、この芳香族油の配合量は、ク
ロロスルホン化ポリエチレン１００重量部に対して２０
〜８０重量部の範囲とする必要があり、２０重量部未満
では耐放射線性が不十分となり、８０重量％を越えると
機械特性の低下が著しくなると共に、難燃配合の場合に
は難燃性を低下させる。
臭素化アセナフチレン縮合体は難燃剤として配合するも
のであり、その量はクロロスルホン化ポリエチレン１０
０重量部に対して５〜５０重量部の範囲である。これが
５重量部未満では十分な難燃効果が得られず、５０重量
部を越えると加硫時に臭素化アセナフチレンの分解によ
るハロゲン化ガス発生による発泡の問題が発生するよう
になる。
のであり、その量はクロロスルホン化ポリエチレン１０
０重量部に対して５〜５０重量部の範囲である。これが
５重量部未満では十分な難燃効果が得られず、５０重量
部を越えると加硫時に臭素化アセナフチレンの分解によ
るハロゲン化ガス発生による発泡の問題が発生するよう
になる。
この発明に使用するその他の配合剤としては。
リサージ（加硫剤）、ワックス、三酸化アンチモン、カ
ボーンブラックあるいは白色充填剤といったものがあげ
られる。
ボーンブラックあるいは白色充填剤といったものがあげ
られる。
次に、この発明の耐放射線性電線・ケーブルの実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
実用配合エチレンプロピレンゴムを５．５ｍｍ”の撚綿
導体上に１．０ｍｍ厚に押出し、次にこのケーブル線心
３本を撚合間隙にジュートを介在させながら撚り合わせ
、その周上に１００℃の押出温度で下記の第１表に示す
組成からなる２、０ｍｍ厚のケーブルシースを押出被覆
して試料とした。
導体上に１．０ｍｍ厚に押出し、次にこのケーブル線心
３本を撚合間隙にジュートを介在させながら撚り合わせ
、その周上に１００℃の押出温度で下記の第１表に示す
組成からなる２、０ｍｍ厚のケーブルシースを押出被覆
して試料とした。
各側に基づくケーブルについて、引張り特性。
耐放射線性および難燃性を評価した結果を第１表の下欄
に示した。
に示した。
なお、評価は次に基づいて行なった。
引張り特性：剥ぎ取ったシースをダンベル３号に打抜き
、ショツパー型引張り試 験機を用いて測定した。
、ショツパー型引張り試 験機を用いて測定した。
耐放射線性：ケーブルに６０Ｃｏを線源とするγ線を５
００Ｍｒａｄ照射し、剥ぎ 取ったシースをダンベル３号に打 抜き、ショツパー型引張り試Ｍ機 を用いて、引張り強さおよび伸び を測定し、初期値との対比により 残率な求めた。
００Ｍｒａｄ照射し、剥ぎ 取ったシースをダンベル３号に打 抜き、ショツパー型引張り試Ｍ機 を用いて、引張り強さおよび伸び を測定し、初期値との対比により 残率な求めた。
難燃性：ケーブルをＩＥＥＥ Ｓｔｄ、３８３に規定
された垂直トレイ燃焼試験法 （ＶＴＦＴ）により評価した。
された垂直トレイ燃焼試験法 （ＶＴＦＴ）により評価した。
第１表からも明らかな通り、請求項第１項に係る実施例
１〜４および実施例１Ｏではいずれも優れた引張り特性
および耐放射線性を有しているが、芳香族油の配合量が
規定値を下回る比較例１では耐放射線性が劣り、規定値
を上回る比較例２では引張り特性の低下が著しい、また
、芳香族量が規定値を下回る芳香族油を用いた比較例３
では耐放射線性が著しく悪く、ムーニー粘度が規定値を
下回るクロロスルホン化ポリエチレンを用いた比較例４
では引張り特性が劣る。請求項第２項に係る実施例５〜
９および実施例１１では耐放射線性を保持しつつＶＴＦ
Ｔに合格する難燃性を付与できた。これは、臭素化アセ
ナフチレン縮合体が耐放射線性を低下させずに難燃性を
付与できる難燃剤であることに起因する。難燃剤配合に
おいて芳香族油の配合量が規定値を上回る比較例５では
引張り特性の低下と共に難燃性の低下が著しい。
１〜４および実施例１Ｏではいずれも優れた引張り特性
および耐放射線性を有しているが、芳香族油の配合量が
規定値を下回る比較例１では耐放射線性が劣り、規定値
を上回る比較例２では引張り特性の低下が著しい、また
、芳香族量が規定値を下回る芳香族油を用いた比較例３
では耐放射線性が著しく悪く、ムーニー粘度が規定値を
下回るクロロスルホン化ポリエチレンを用いた比較例４
では引張り特性が劣る。請求項第２項に係る実施例５〜
９および実施例１１では耐放射線性を保持しつつＶＴＦ
Ｔに合格する難燃性を付与できた。これは、臭素化アセ
ナフチレン縮合体が耐放射線性を低下させずに難燃性を
付与できる難燃剤であることに起因する。難燃剤配合に
おいて芳香族油の配合量が規定値を上回る比較例５では
引張り特性の低下と共に難燃性の低下が著しい。
（以下余白）
［発明の効果】
以上説明したように、この発明はベースポリマーとして
ムーニー粘度が７０〜１４０のクロロスルホン化ポリエ
チレンを適用することにより、実用上充分な機械強度を
保ち、抵抗力に優れた有利な耐放射線用電線・ケーブル
を提供するものである。また、反応型臭素化ア４セナフ
チレン難燃剤の使用により、耐放射線性を保持し、充分
な難燃性を付与することができる原子力発電所用電線・
ケーブルを提供するものであり、この工業的価値はきわ
めて大なるものがある。
ムーニー粘度が７０〜１４０のクロロスルホン化ポリエ
チレンを適用することにより、実用上充分な機械強度を
保ち、抵抗力に優れた有利な耐放射線用電線・ケーブル
を提供するものである。また、反応型臭素化ア４セナフ
チレン難燃剤の使用により、耐放射線性を保持し、充分
な難燃性を付与することができる原子力発電所用電線・
ケーブルを提供するものであり、この工業的価値はきわ
めて大なるものがある。
Claims (2)
- （１）ムーニー粘度（ＭＬ＿ｉ＿＋＿４１００℃）が７
０〜１４０のクロロスルホン化ポリエチレン１００重量
部に対し、芳香族量３０重量％以上の芳香族油を２０〜
８０重量部含有する組成物によりシースを形成してなる
ことを特徴とする耐放射線性電線・ケーブル。 - （２）ムーニー粘度（ＭＬ＿ｉ＿＋＿４１００℃）が７
０〜１４０のクロロスルホン化ポリエチレン１００重量
部に対し、芳香族量３０重量％以上の芳香族油を２０〜
８０重量部および臭素化アセナフチレン縮合体を５〜５
０重量部含有する組成物によりシースを形成してなるこ
とを特徴とする耐放射線性電線・ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1050723A JPH02227914A (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | 耐放射線性電線・ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1050723A JPH02227914A (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | 耐放射線性電線・ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02227914A true JPH02227914A (ja) | 1990-09-11 |
Family
ID=12866791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1050723A Pending JPH02227914A (ja) | 1989-03-01 | 1989-03-01 | 耐放射線性電線・ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02227914A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010168556A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-08-05 | Hitachi Cable Ltd | 耐放射線性組成物及び電線・ケーブル |
-
1989
- 1989-03-01 JP JP1050723A patent/JPH02227914A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010168556A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-08-05 | Hitachi Cable Ltd | 耐放射線性組成物及び電線・ケーブル |
| US8076408B2 (en) | 2008-12-22 | 2011-12-13 | Hitachi Cable, Ltd. | Radiation resistant composition, wire and cable |
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