JPH02225954A - 積層型蒸発器 - Google Patents

積層型蒸発器

Info

Publication number
JPH02225954A
JPH02225954A JP4675589A JP4675589A JPH02225954A JP H02225954 A JPH02225954 A JP H02225954A JP 4675589 A JP4675589 A JP 4675589A JP 4675589 A JP4675589 A JP 4675589A JP H02225954 A JPH02225954 A JP H02225954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
evaporator
path
pipe
introduction pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4675589A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Suzumura
恵司 鈴村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP4675589A priority Critical patent/JPH02225954A/ja
Publication of JPH02225954A publication Critical patent/JPH02225954A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D1/00Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/03Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits
    • F28D1/0308Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other
    • F28D1/0325Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another
    • F28D1/0333Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members
    • F28D1/0341Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by paired plates touching each other the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another the plates having integrated connecting members with U-flow or serpentine-flow inside the conduits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1例えば自動車用等の、特に小型空調装置に使
用されるエバポレータの如き積層型蒸発器に関する。
(従来の技術) 熱交換器の能力を上昇させるために、流体を細い管に分
割して流し、これにより伝熱表面積の増大及び流体の流
路の断面中心から管壁面までの距離の短縮化を図り熱交
換効率を高めることが一般に行われている。冷媒を問わ
ず熱交換器の内部の流体の流路は1分流することにより
生じる淀み等を考えなければより細かく分流した方が効
率は上昇する。
自動車用エアコンのエバポレータに使用される積層型熱
交換器においても交換器内部で、主に8〜lOバスする
ことにより上述した効果を得ている。
しかしながら、このバス数を増加させることは、偏流の
発生を招き、流れにくくなる部位ができ全体の熱分布が
悪化するという結果をもたらす。空調を目的とするエバ
ポレータでは特に冷媒流れの淀みは問題となる。この冷
媒流れの淀みが熱交換器の温度分布を不均一とし、更に
冷却空気の温度分布を不均一とする為である。この温度
分布の著しい場合には高温多湿の空気と低温乾燥空気を
急激に混合されることにより白煙状の空気が車室内に導
入されていまうという不具合をおこす。
このような理由より一般的な積層型エバポレータでは、
冷媒導入管より導入された冷媒はプレートチューブ等の
チューブエレメントで構成される流路へ8〜10程の数
に分配されるにすぎない。そこで−回バスさせた後の冷
媒を一旦集合させ、もう−度8〜IO程の数の流路へ分
配しているものがある(実開昭80−75870  第
2.4図、実開昭60H170第6,7図及び特開昭H
−119373第16、17.18図に示す従来例を参
照)。
しかしながら、この再分配方式は、冷媒側の圧力損失が
増大するという欠点を存する。
そこでこの従来方式に対して、流れの淀みを防ぐとして
特開昭51− 84858が提案され、2分割流れとし
て淀みを防止しつつ圧力損失を大幅に減少させるとして
特開昭62−119373が提案されている。
(発明により解決すべき課題) しかしながら、上記従来(特開昭51−8465f3号
公報及び特開昭82−119373号公報)のものは、
配管回りが繁雑である上に熱交換器の外側に配管がまわ
りこむ結果、装置が大型化するという欠点がある。すな
わち、これらの公報の冷媒導入管をみると、エバポレー
タ本体の手前で配管そのものを分配しており、コンパク
トさを欠く形状となっている。すなわち従来の他のもの
に対して冷媒導入管を1本〜2本分増加させた形となっ
ている。特開昭51−64856号公報のものは、配管
が空気流路を阻害していない形状の図となっているが、
実際の車両搭載からこのような形状では配管を含めた全
体の幅が大きくなってしまいおおいに問題となる。
また、製作上、配管を含む一体ろう付が困難で、配管分
岐部は、その後側の溶接工程を必要とする。
更に、上記特開昭62−119373号公報に記載され
る積層型蒸発器は、流路分割によって生じる境膜伝熱係
数の低下の問題を解決していない。
よって1本発明は上記課題を解決する新規な積層型蒸発
器を提供することを目的とする。
(発明による課題の解決手段) 本発明の積層型蒸発器は、一端側に冷媒導入口と冷媒排
出口を有しこれらを連通ずる扁平流路を内部に形成して
なるチューブエレメントを多数積層して連接溶着し、前
記各冷媒導入口及び前記各冷媒排出口をタンクによりそ
れぞれ連通し前記−端側に冷媒分配路及び冷媒集合路を
チューブエレメントの積層方向に形成してなる積層型蒸
発器において、前記冷媒分配路の路長方向中央部に冷媒
導入管を、前記冷媒集合路の路長方向中央部に冷媒排出
管をそれぞれ接続したことを特徴とする請求項1記載の
発明)。
又前記積層型蒸発器において、冷媒分配路の路長方向中
央部に冷媒導入管を、前記冷媒集合路の路長方向中央部
に冷媒排出管をそれぞれ接続すると共に5前記チユーブ
エレメントの偏平流路断面積を冷媒分配路及び冷媒集合
路を2分割しない場合の1/2とすることも可能である
(請求項2記載の発明)。
上記請求項1及び2紀裁の発明において、以下のように
することができる。
前記冷媒導入管及び前記冷媒排出管を蒸発器の空気流入
側に近接配置し、該冷媒導入管は、該導入管に形成され
る角筒状通過部により該蒸発器を貫通し該蒸発器の空気
流出側において該通過部よりフの字形状に曲折する曲折
部により該空気流出側に配される前記冷媒分配路に接続
することが好ましい。
また、蒸発器の空気流入側に冷媒排出管と近接して配さ
れる冷媒導入管は、該導入管に形成される角筒状扁平通
過部により該蒸発器の一端側を迂回して該蒸発器の他端
側かつ空気流出側に配される前記冷媒分配路に接続する
ことも好ましいことである。
更にまた。前記冷媒導入管及び冷媒排出管を蒸発器の空
気流入側に近接配置し、該冷媒導入管及び該冷媒排出管
の各先端部に該先端部内と連通ずる中空ブロック部材を
取り付け、該各ブロック部材により蒸発器の空気流入側
より前記冷媒導入管を空気流出側の冷媒分配路に、前記
冷媒排出管を空気流入側の冷媒集合路にそれぞれ接続す
ることもできる。
前記冷媒導入管に取り付けられるブロック部材と、前記
冷媒排出管に取り付けられるブロック部材とをプレス加
工により一体形成することができる。
(作用) 蒸発器の一端側にタンクによって形成される冷媒分配路
の路長方向中央部に接続される冷媒導入管からこの分配
路内に流入した冷媒は、接続部より2路に分割される。
分割されて路長が半減した分配路内の冷媒は、各分配路
の受は持つチューブエレメント内により均等な分配状態
をもって流れ込み、扁平流路を通過する間に熱交換仕事
を果して冷媒排出口に到達し、これら排出口に連通する
2分割された冷媒集合路の各集合路に合流し、冷媒集合
路の中央部に接続されている冷媒排出管から流出する。
(好適な実施の態様) 前記扁平流路をU字状扁平流路とし、このU字流路を形
成する8字チューブを多数並列し、これら8字チューブ
の間にフィン(コルゲート状。
その他任意形状のものでよい)を介在して8字チューブ
を交互に積層する積層型蒸発器とすることができる。
8字チューブの並列配置構成により例えば上端側に各冷
媒導入口及び各冷媒排出口をそれぞれ連通してなる冷媒
分配路及び冷媒集合路が形成される。
これら各流路に関し一方の面、fp4えば前面(空気流
入側)に上記集合路を、後面に上記分配路を配置するこ
とができる。
これら各冷媒流路に対し前記前面に配される冷媒導入管
及び冷媒排出管を接続する接続構成に関し、以下のよう
にすることができる。
■ 冷媒導入管を前面より蒸発器を貫通して後面に回し
先端部がコの字状に曲折して後面に配される冷媒分配路
の路長方向中央部に接続する。
■ 冷媒導入管が蒸発器を貫通せずにその下側をくぐり
抜は先端部がコの字状に曲折して後面冷媒分配路の路長
方向中央部に接続する。
■ 冷媒導入管及び冷媒排出管の各先端部をブロック部
材に取り付け、このブロック部材により前面より金管を
対応する各冷媒流路に接続する。
(実施例) 以下1本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第1
図は本実施例の積層型エバポレータの外親図である。
このエバポレータ20は、チューブエレメント。
すなわちU字チューブlOと、蛇腹状のフルゲートフィ
ン6とを多数交互に連接し、その両端にサイドプレート
2を取り付けているms型のものである。フィンとして
は、他につば状のもの等があるが、蒸発器の組立製作上
のことを考え一体ろう付可能な形状のものとして上記蛇
腹状のフルゲートフィンが好ましい。
0字チューブ10は、第3図に示すように、全体として
極く浅い盆状をなすメインプレート1を2枚対向させて
最中の皮状に貼り合わせてなる扁平な管板部材で、その
中央部において縦方向に一部を残して突出し空間を2分
割する仕切壁18により0字流路9を形成している。こ
のメインプレート1は、一端側に冷媒導入ロアと冷媒排
出口8を有し、これらを前記U字流路9により連通して
いる。11は2 この冷媒流路に迷路形状を与えて熱交
換効率を向上させるための斜方向に配向させて設けた小
さな打出しリブ群である。
前記導入ロア及び排出口8にそれぞれ連なるプレート1
の上端部には積層方向に突出部12が区画形成され、プ
レート貼り合わせにより各2つのタンク13が形成され
ている。
各2つのタンク側面にはそれぞれ冷媒の導入又は排出用
通路孔12aがあけられ、隣接する各タンク側面は相互
に貼り合わされるので、エバポレータ上端側にタンク1
3によりそれぞれ冷媒分配路14及び冷媒集合路15が
形成される。これら冷媒流路14及び15は、空気流れ
方向16に対して分配路14が下流側、集合路工5が上
流側にくるように配置される。
扁平流路断面積は、この流路を形成する第4(B)図に
示すメインプレートの絞り19を加減することにより達
成される。
サイドプレート2は、板部材で、エバポレータの両端を
保護すると共に、その上端段部2aは。
連通孔の蓋体を構成している。
冷媒分配路14の中央部に当たるU字チューブ配役位置
に接続チューブ部17が配され、このチューブ部17に
冷媒導入管4が接続している。
この接続チューブ部17は、その片側が前記メインプレ
ート1で構成されもう片側がフラットプレート3で構成
されこれらが合わさって形成されている。
分配路位置に当たるフラットプレート3の上端部には分
配路に連通ずる通孔3aが設けられ、この通孔3aは1
周縁3bがプレート1側と反対側に突出し、2つの接続
部17はフラットプレート3側を対向させて配されてい
る。
これら両者間に、冷媒導入管4の先端部4aが接続して
いる。この先端部4aは、角筒状をなし、その左右側面
には前記通孔の周縁3bとそれぞれ嵌合する孔4bが設
けられている。冷媒導入管4は、エバポレータ20に関
し空気流れ方向16の上流側中央部から接続チューブ部
17間を貫通し。
コの字状に曲折してその先端部4aが前記周縁3bとの
嵌合位置に位置決めされる。また、冷媒導入管4の接続
部間貫通部4Cは、角筒状に形成され、その左右側面は
それぞれフラットプレート3と密接すると共に、その上
下側面もコルゲートフィン6とそれぞれ密接している。
第1,2図よりわかるように本実施例では、その冷媒導
入管が空気を冷却するコアの面積をわずかながら減少さ
せているが、配管の簡便さ及び全体の小型化のメリット
は、その欠点を充分おぎなうこととなる。前述したが、
エバポレータ前面で2本以上の冷媒導入管を持つ場合は
、特開昭5l−64i356の提案するように空気流れ
を阻害しない位置に配管を持たせることは、実際には車
両搭載性から至難の技となるため2本発明の空気を冷却
するコアの面積の減少、及びそれにともなう空気側の圧
力損失の増加より派生する問題は、実質的には前記特開
昭よりも少なくこそなれ大きくなるとは考えがたい。そ
して冷媒導入管のコアを貫通させる部分を一般的な配管
の形状である丸形状をプレス等の加工により角形状にす
ることにより、配管とコルゲートフィンとの隙間が無く
なりここより充分に冷却されない空気が車室内に流れ込
むことも防止できる。
冷媒導入管4と接近してこれに沿う冷媒排出管5は、エ
バポレータ20の中央部より上方に曲折し、前記導入管
の場合と同様に、その先端部5aに設けられた孔5bと
フラットプレート3の冷媒集合路側に設けられた通孔の
周縁3bとが嵌合位置決めするようになっている。
冷媒の導入管と排出管はいづれも近接し空気流れに対す
る前面に集められているが、これは導入管4に取り付け
られる膨張弁(図示せず)がエノくボレータ出口の冷媒
状!@(温度・圧力)により開閉を行うためそれらを検
知するための感温管−キャピラリチューブを所存してお
り、この感温管・キャピラリチューブを冷媒排出管に取
りつける必要がある為である。また車両へのエアコンシ
ステムの搭載には各部品の配管による連結が非常に煩雑
に成る場合が多いため、それを改善する目的でもある。
冷媒分配路及び冷媒集合路は、接続チューブ部I7を境
にして、それぞれ、左右2つの流路に分割される。
当って各構成部材を熱伝導性の良い例えばアルミニウム
等の薄金属板をプレス加工にて成型し、予め表面をろう
材をもって被覆しておき、配管を含めそれぞれ仮組立し
、治具によってこの状態を固定させながらろう材の溶融
温度(例えば600℃前後)にまで加熱されているろう
付炉に納めることによって、各構成部材は−単に接合さ
れるものである。
第5図に示すものは1本発明の別の実施例である。これ
は、冷媒導入管41をエバポレータ20を貫通させずに
その下側をくぐらせた点が前記実施例と異なる。すなわ
ち導入管41のくぐり抜は部41aは、扁平な角筒状に
形成され、中央部に位置する接続部17下側を通過して
いる。本構成により、空気の熱吸収を行うフィンの表面
積を減らさずに。
すなわち空気の冷却面積を減らさずに導入管の接続が行
えると共に2工バポレータ全体の小型化にも寄与してい
る。
第6図は、導入管42の接続部17における別の接続構
成を示す。これは、導入管42を排出管5と同じ側から
接続している点が異なる。すなわち、先端部42aは、
上段22a付の角筒状冷媒導入ブロック部22に接続さ
れ、このブロック部の切欠部に排出管の先端部5aに接
続された角筒状冷媒排出ブロック部21が嵌合されこれ
らブロック部21.22は接続部17間に密接挾持され
て接続されている。これにより、導入管が反対側に回わ
ることがなくなり、その長さを短縮することができ配管
の圧力損失を減らすことができる。
また、その接続部位が隅によせられておりここは中央部
より空気流速は若干ながら遅くなるため空気冷却面積を
減少させる部分が中央にある第1図よりも影響が相対的
に小さくなる。しかし、このようにするには配管の最小
曲げRの関係から第1図の如くバイブ一体のものとする
ことは難しい為1図示したようにブロック状の部材22
を使用することが好ましい。
第7図は、導入管43の更に別の接続構成を示す。これ
は、導入管の先端部43aを下段23a付の角筒状冷媒
導入ブロック部23に接続した点が第6図に示すものと
異なる。
本構成により、導入管43は、エバポレータの外側に突
出することになるが、フィンの表面積に影響を与えるこ
とはなく1従って空気冷却面積の減少を避けることがで
きる。
なお、第6.7図に示した各別体のブロック部は、第9
図に示す一体のブロック部として形成することもできる
。これは、プレス加工により成形された2枚のプレート
24a、 24bを重ね合わせて導入及び排出ブロック
部24を形成するものである。
一般にこれらのブロックは鋳造や切削加工で製造するの
が普通となるが、鋳物はその表面酸化膜により、ロウ付
けに不具合を呈し冷媒漏れの原因をつくることになりま
た切削物は重量が重くなりやすいため、第9図に示すプ
レス成形によるプレート24a、24bのかさねあわせ
の方が、第6゜7図に示すものよりも優位といえる。
第8図は、接続部の別構成を示す。前述したフラットプ
レート3とメインプレート1とで構成される接続チュー
ブ部17は、0字チューブ10と比べると、断面積が1
/2となり冷媒流路としての圧力損失がほぼ2倍となる
ため冷媒流量が1/2となってしまい冷房能力は他の0
字チューブ10より小さくなってしまう可能性がある。
そこで、第8図に示すように、フラットプレートを使用
せずに8字チューブと同じようにメインプレートの重ね
合わせを行い、他の8字チューブと同一の断面積を確保
し、そのタンク部のみを周縁27bを有する通孔27a
とした接続部27を構成するものである。これにより、
冷却空気の温度分布が悪くなるのを防止できる。
上記した構成よりなる本積層型蒸発器は、冷媒流れの淀
み(冷媒の各8字チューブへの不均一な分配)を伴わず
にバス数を従来の一挙に2倍とし、冷却空気の温度分布
が悪くなるのを防止し熱交換効率を高めると共に、なお
かつ煩わしい冷媒分配管を持たないエバポレータを提供
することが可能となる。
(実施例の作用) 第2(A)図に冷媒の流れを示す。コンデンサにより凝
縮された液冷媒はレシーバを通過後、膨張弁をとおりエ
バポレータへ導入される。ここで空気流れ方向1Bに対
して前面から、後ろ面に廻りこんだ冷媒導入管4により
エバポレータ本体に冷媒が導入される。一連のタンク1
3群により構成される冷媒分配路14は、接続部17を
境に分割しており、冷媒は図中で中央上部より左右2系
統に分割されエバポレータ本体部へ流れこむことになる
エバポレータ本体部はメインプレートエを相対するよう
にして形成されるU字チューブIOとコルゲートフィン
6との交互連接により構成され、冷媒は、各8字チュー
ブ10に均等分配され各8字チューブlOのリブ1■の
ついた内部を流れ蒸発を行い、コルゲートフィン6を通
して蒸発潜熱を空気から奪うことにより、空気を冷却す
る。
8字チューブにより空気流れに対して後ろ面より前面に
導かれつつ蒸発を終えた冷媒は、タンク13群により構
成され接続部17により分割された冷媒集合路15によ
り再び左右両側上部より中央に集められ冷媒排出管5に
よりコンプレッサへ吸入される。
(発明の効果) 請求項1に記載する本発明は、簡単な配管構成で圧力損
失の低減が達成できる。配管は、導入及び排出の各管1
本のみであり、配管の簡素化、装置の小型化が達成でき
る。
また、配管を含めた一体ろう付が可能となり。
製作工程数の低減が果たせる。
圧力損失に関し1例えば冷媒流路を分割しない従来の蒸
発器と1分配及び集合の各冷媒流路の中央で分割する本
発明のそれとを比較すると2本発明の蒸発器は、冷媒流
れの淀み(冷媒の各8字チューブへの不均一な分配)を
伴わずに圧力損失を大幅に減少させうる。すなわち、従
来方式の圧力損失(流路抵抗)R1とし第1図の右半分
の圧力損失をR、左半分の圧力損失をR3とすれば、流
路長さが半分となるために、R2−R1/2、またR2
−R3であるので1本発明の圧力損失RはR2とR3の
並列の圧力損失となるので以下の式となり、単純には圧
力損失(流路抵抗)は1/4となる。
R4−R1/4 圧力損失は1本来1等温等圧のエバポレータでの蒸発過
程に温度勾配を持たせてしまうため、それを低減するこ
とは、エバポレータとしての機能向上におおいに役立つ
請求項2に記載する本発明は、前記した効果に加えて、
更に以下に述べる効果を奏する。
8字チューブにおける流路断面積が従来のままで本分割
方式を採用すると、圧力損失(流路抵抗)を低減はする
ものの境膜伝熱係数は減少するという結果をもたらす。
すなわち冷媒の流量が一定で流路がほぼ2倍となるため
、1つの8字チューブを流れる冷媒の流速が1/2とな
ってしまうからである。境膜伝熱係数は流速の増加とと
もに増加する傾向にあるため、流速が減少すれば減少し
てしまう。
これを例えば円管内を流れる流体で説明すると以下のよ
うになる。円管内を流れる流体と円管との境膜伝熱係数
は古くから以下の実験式が提案されている。
0.8   0.4 N u m O,023X Re   X P rXD Nu(ヌッセルト数)−k Re(レイノルズ数)−Dxvx μ Pr(プラントル数)−」−口9L h:境膜伝熱係数、D:管径、に:熱伝達率。
V;流速、μ:粘度、ρ:密度、Cp:比熱これを適用
して円管で考えれば、流速Vが1/20.8 となった場合、境膜伝熱係数りは(1/2)   倍と
なってしまい効率は落ちることになる(実際にはエバポ
レータ内は蒸発過程であり上式を適用することはできな
いが傾向は同様として考える)。そこで流速を落とさず
に一定に保つ為に管の断面積を、流量が1/2に減少し
た分1/2として、流速を同一に保つと以下の式となり
境膜伝熱係数りは上昇することになる。すなわち、断面
積が1/2のため、管径は17シとなる。D−1//’
Dとして前式に代入した以下の計算結果を得る。
X(1/J)’“8XJ2 そこで今度は、この場合の圧力損失を考える。
円管に関する圧力損失(流路抵抗)の式は以下の様に提
案されている。
R:流路抵抗、λ:管摩擦係数、L:管長さ。
D:管径2g:重力加速度 この場合は、従来の物に対して、管長さしが1/2とな
り、管径りが1/4となった2つの流路抵抗が、並列に
なっていると考えられる。そこで前述したR  、R、
R、Rの関係を示すとここで 従って 以上のように、管の断面積をl/2とし境膜伝熱係数を
向上させても、圧力損失(流路抵抗)はまだ従来よりも
低い結果となる。そしてさらに管の断面積を減少させ、
流速を上昇させて境膜伝熱係数をさらに上昇させても、
圧力損失(流路抵抗)を減少させたものをつくることが
可能となる。
さらに管の断面積を減少させるということは。
積層型のエバポレータでは冷媒側の流路を形成する絞り
(第3図B−B断面図)を少なくすることになり、加工
性が向上する。また0字チューブが薄くなるので強度も
向上し、空気側の圧力損失が減少することになり車両に
供給できる風量が増加し、車両の空調の快適性を大きく
向上させることになる。また全体の小型化にもおおいに
貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の積層型蒸発器の全体斜視図、第2(
A)図は、第1図に示すチューブエレメントにおける冷
媒の流れを示す図、第2(B)図は、同チューブエレメ
ントの接続部における第1の接続構成を示す図、第3図
は、メインプレートの正面図、第4(A)図は、第3図
A−A線断面図、第4(B)図は、第3図B−B線断面
図、第5 (A) 図は、チューブエレメント接続部に
おける第2の接続構成を示す斜視図、第5(B)図は、
同要部分解図、第6(A)図は、接続部における第3の
接続構成を示す斜視図、第6(B)図は、同分解図、第
7(A)図は、接続部における第4の接続構成を示す斜
視図、第7(B)図は、同分解図、第8(A)図は、チ
ューブエレメント接続部の別の実施例を示す斜視図、第
8(B)図は、同分解図、第9図は、ブロック部の別の
実施例を示す分解図。 である。 1・・・メインプレート 2・・・サイドプレート3・
・・フラットプレート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一端側に冷媒導入口と冷媒排出口を有しこれら
    を連通する扁平流路を内部に形成してなるチューブエレ
    メントを多数積層して連接溶着し,前記各冷媒導入口及
    び前記各冷媒排出口をタンクによりそれぞれ連通し前記
    一端側に冷媒分配路及び冷媒集合路をチューブエレメン
    トの積層方向に形成してなる積層型蒸発器において, 前記冷媒分配路の路長方向中央部に冷媒導入管を,前記
    冷媒集合路の路長方向中央部に冷媒排出管をそれぞれ接
    続したことを特徴とする積層型蒸発器。
  2. (2) 前記チューブエレメントの偏平流路断面積を冷
    媒分配路及び冷媒集合路を2分割しない場合の1/2と
    したことを特徴とする請求項1記載の積層型蒸発器。
  3. (3) 前記冷媒導入管及び前記冷媒排出管を蒸発器の
    空気流入側に近接配置し,該冷媒導入管は、該導入管に
    形成される角筒状通過部により該蒸発器を貫通し該蒸発
    器の空気流出側において該通過部よりコの字形状に曲折
    する曲折部により該空気流出側に配される前記冷媒分配
    路に接続する請求項1又は2記載の積層型蒸発器。
  4. (4) 蒸発器の空気流入側に冷媒排出管と近接して配
    される冷媒導入管は,該導入管に形成される角筒状扁平
    通過部により該蒸発器の一端側を迂回して該蒸発器の他
    端側かつ空気流出側に配される前記冷媒分配路に接続す
    る請求項1又は2記載の積層型蒸発器。
  5. (5) 前記冷媒導入管及び冷媒排出管を蒸発器の空気
    流入側に近接配置し,該冷媒導入管及び該冷媒排出管の
    各先端部に該先端部内と連通する中空ブロック部材を取
    り付け,該各ブロック部材により蒸発器の空気流入側よ
    り前記冷媒導入管を空気流出側の冷媒分配路に,前記冷
    媒排出管を空気流入側の冷媒集合路にそれぞれ接続する
    請求項1又は2記載の積層型蒸発器。
  6. (6) 前記冷媒導入管に取り付けられるブロック部材
    と,前記冷媒排出管に取り付けられるブロック部材とを
    プレス加工により一体形成する請求項5記載の積層型蒸
    発器。
JP4675589A 1989-02-28 1989-02-28 積層型蒸発器 Pending JPH02225954A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4675589A JPH02225954A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 積層型蒸発器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4675589A JPH02225954A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 積層型蒸発器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02225954A true JPH02225954A (ja) 1990-09-07

Family

ID=12756145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4675589A Pending JPH02225954A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 積層型蒸発器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02225954A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7000689B2 (en) * 2002-03-05 2006-02-21 Apv North America, Inc. Fluid connectors for heat exchangers
US7007749B2 (en) * 2001-10-24 2006-03-07 Modine Manufacturing Company Housing-less plate heat exchanger

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7007749B2 (en) * 2001-10-24 2006-03-07 Modine Manufacturing Company Housing-less plate heat exchanger
US7000689B2 (en) * 2002-03-05 2006-02-21 Apv North America, Inc. Fluid connectors for heat exchangers

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4821531A (en) Refrigerant evaporator
JP3159805B2 (ja) 熱交換器
JP3879032B2 (ja) 冷却装置
JP6088905B2 (ja) 複式熱交換器
US20030188857A1 (en) Heat exchanger for exchanging heat between internal fluid and external fluid and manufacturing method thereof
CN101443621A (zh) 具有皱缩通道进口的并流式热交换器
JP2002162174A (ja) 蛇行熱交換器
CN105008162A (zh) 热交换器以及空调装置
US6814135B2 (en) Stacked-type evaporator
JP2001324244A (ja) 熱交換器
US6397938B1 (en) Heat exchanger
JPH0886591A (ja) 熱交換器、および冷媒蒸発器
US6230787B1 (en) Stack type evaporator
US4892143A (en) Heat exchanger
US6953081B2 (en) Heat exchanger and vehicle heating or air-conditioning system including same
JP3627295B2 (ja) 熱交換器
JP2004044851A (ja) 熱交換器
JPH02225954A (ja) 積層型蒸発器
JP4264997B2 (ja) 冷媒蒸発器
WO2020110638A1 (ja) 熱交換器
JP2001330391A (ja) 熱交換器
JP3677898B2 (ja) 複式熱交換器
JP2000146477A (ja) 積層型熱交換器
JP2004338644A (ja) 車両用熱交換装置
US5778974A (en) Laminated type heat exchanger having small flow resistance