JPH02225672A - 硬質カーボン膜生成装置 - Google Patents

硬質カーボン膜生成装置

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JPH02225672A
JPH02225672A JP1043916A JP4391689A JPH02225672A JP H02225672 A JPH02225672 A JP H02225672A JP 1043916 A JP1043916 A JP 1043916A JP 4391689 A JP4391689 A JP 4391689A JP H02225672 A JPH02225672 A JP H02225672A
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plasma
chamber
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plasma chamber
hard carbon
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Shigenobu Okada
繁信 岡田
Susumu Morishima
森島 進
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、たとえば磁気ディスク、磁気ヘッド、及び
光学部品等の保護膜として用いられる硬質カーボン膜の
製造装置に関し、特に、ECR(Electron C
yclotron Re5onar+s:電子サイクロ
トロン共鳴)プラズマCVD法により硬質カーボン膜を
生成する装置に関するものである。
[従来の技術〕 磁気ディスク、磁気ヘッドの保護膜及び光学部品等の保
護膜として、硬質カーボン膜であるダイヤモンド状M(
以下、DLC膜と記す)が用いられている。
このDLCMを生成する技術として、最近、ECRプラ
ズマCVD法が開発され、既に実用に供されている。そ
の例として、たとえば特開昭60−103099号や特
開昭60−195092号に記載されるものがある。
これらの公報ではいずれも、プラズマ室周囲に配設され
た電磁コイルに通電してプラズマ室内に875ガウスの
磁界を発生させ、この状態で、前記プラズマ室に2.4
5G)Izのマイクロ波を導入し、このプラズマ室に電
子サイクロトロン共鳴による放電を起こさせ高密度プラ
ズマを発生させるようにしている。そしてこのプラズマ
流を試料室内に引込んで基板に照射させ、この基板上に
薄膜を堆積させるようにしている。
前記いずれの公報においても、反応ガスはプラズマ室側
から導入されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、ECRプラズマは高い分解能力を持っている
ため、反応ガスとして炭化水素系のガスを用い、プラズ
マ室側からこの炭化水素系ガスを導入した場合には、炭
化水素が分解され過ぎて大量のHラジカルが発生し、こ
れが膜中に取り込まれてDLC膜が生成できない場合が
あった。DLC膜の生成においては、反応を促進させる
必要から反応圧力を高くしなければならないため、この
ような現象がより一層増長されることになるとともに、
この結果、膜厚分布を良好にできない。
この発明の目的は、DLC@等の硬質カーボン膜を安定
して生成することができる硬質カーボン膜生成装置を捷
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る硬質カーボン膜生成装置は、ECRプラ
ズマCVD法を用いた硬質カーボン膜生成装置であって
、プラズマ室と、磁気回路と、試料室と、反応ガス導入
手段とを有する。
前記プラズマ室は、マイクロ波が導入されプラズマを発
生するための室である。前記磁気回路は、前記プラズマ
室の周囲に配設され、前記プラズマ室内に電子サイクロ
トロン共鳴条件を満たす磁界を形成するための回路であ
る。前記試料室は、前記プラズマ室内に発生したプラズ
マ流が照射される基板がその内部に配置される室である
。前記反応ガス導入手段は、前記試料室内に反応ガスを
均等に噴出するように設けられたものである。
〔作用〕
この発明に係る硬質カーボン膜生成装置では、反応ガス
は試料室側から導入される。したがって、高い分解能力
を有するECRプラズマによりプラズマ室内の反応ガス
の分解過剰が防止される。これにより、たとえば反応ガ
スとして炭化水素系のガスを用いた場合には、この炭化
水素系ガスの分解過剰によるHラジカルの大量発生が抑
えられる。
また、反応ガスは試料室内に均等に噴出する。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例による硬質カーボン膜生成装
置の断面構成図である。図において、1は導入されるマ
イクロ波(周波数2.450H2)に対して空洞共振器
となるように構成されたプラズマ室である。プラズマ室
1には、石英等で構成されたマイクロ波導入窓2を介し
てマイクロ波導入用の導波管3が接続されている。
プラズマ室1の周囲には、プラズマ発生用の磁気回路と
して電磁コイル4a、4bが配設されている。この電磁
コイル4a、4bによる磁界の強度は、マイクロ波によ
る電子サイクロトロン共鳴の条件がプラズマ室1の内部
で成立するように決定される。この電磁コイル4a、4
bによって下方に向けて発散する発散磁界が形成される
プラズマ室1の下方には、試料室5が設けられている。
試料室5には、プラズマ室1から引き出されたプラズマ
流Mが照射される基板7が基板ホルダー8に保持されて
い、る、基板ホルダー8には支軸9が取り付けられてお
り、この支軸9は図示しない昇降装置により昇降可能に
なっている。また基板ホルダー8は、支軸9を介して高
周波電源10に接続されている。基板ホルダー8の上方
には、プラズマ流Mの基板7への照射を制限するための
シャッタ11が設けられている。シャッタ11はビンl
laの回りに回動自在に設けられており、閉位W(実線
)及び開位置(2′点鎖線)をとり得るようになってい
る。
試料室5内のシャッタ1工上方には、反応ガスを試料室
5内に導入するための反応ガス散布管6が設けられてい
る。このガス散布管6は、第2図に示すように、外部か
ら反応ガスが導入される直線状のガス導入部6aと、こ
の導入部6aに接続された円環状のガス敗布部6bとか
ら構成されている。散布部6bには、円環の径方向から
上方約45°の方向に複数の孔(図では8個)61が形
成されている。この孔61の隣合うもの同士のピッチは
、ガス導入部6a側が最も大きく、ガス導入部側から遠
ざかるに従い徐々に小さくなっている。なお、基板ホル
ダー8には、冷却水が循環するジャケット(図示せず)
が装着されている。
次に、作用効果について説明する。
まず、図示しない排気系によりプラズマ室1及び試料室
5を真空状態にする。次に、反応ガス散布管6を通じ、
メタンガスCH,を導入する。メタンガスは、ガス散布
管6の散布部6bに形成された孔61から、散布部6b
の内側45°上方に噴出する。このとき、前述のように
、ガス散布管6に形成された孔61は、導入部6a側の
方が数が少ない、したがって、導入部6aに導入された
メタンガスは各孔からほぼ均等に噴出する。試料室5内
に噴出したメタンガスは、試料室5上部の内壁5bに衝
突して、下方に拡散する。
次に、プラズマ室1の周囲に設けられた電磁コイル4a
、4bに通電して、プラズマ室1内の磁束密度が875
ガウスになるようにする0次に導波管2を介して周波数
2.45GH2のマイクロ波をプラズマ室1に導入する
。このような条件により、プラズマ室l内においては、
875ガウスの磁場により回転する電子の周波数とマイ
クロ波の周波数2.45GHzとが一致し、電子サイク
ロトロン共鳴を起こす、したがって、電子はマイクロ波
から効率よくエネルギーを吸収し、低ガス圧にて高密度
のプラズマが発生する。
このプラズマ室1内に発生したプラズマは、電磁コイル
4a、4bによって形成される発散磁界の磁力線に沿っ
て引き出される。この状態でシャッタ11を開くと(2
点10;1の状態)、プラズマ室1内に発生したプラズ
マ流は基板7に照射される。
このとき、基板7には高周波電B10が接続されている
ので、周期的に正、負の電位がかかる。
この結果、基板7に負の自己バイアスが発生し、これに
よりプラズマ中の正イオンが引き込まれ、基板7上にD
LC膜が生成される。また成膜中においては、図示しな
い移動機構によって基板ホルダ8を昇降させて、基板7
上の膜厚分布が良好なものになるようにする。
1辰班 プラズマ室1の形状を内径200mm、長さ200am
とし、ガス散布管6として径150m+g、孔61の径
が0.5m〜1.5閣のものを用いた。メタンガスを流
量80 s c c m (standard cub
ic per s+1nutes)で供給し、試料室5
内の圧力を6×10づTorr、マイクロ波パワーを1
50W。
基板の自己バイアスを一200Vとした。また基板とし
て直径6インチのシリコンウェハを用いた。
約50分後、基板全面に厚さ約0.5μmの膜が堆積し
た。膜の硬度はHt(ヌープ硬度)−約2000 kg
/lhm” 、屈折率2.L H/Cの原子数比は約0
.2であった。
以上の結果により、生成された膜はD L C膜である
と判断した。また膜厚分布については触針による膜厚測
定及びエリプリメータによる膜厚測定の結果、いずれの
測定においても膜厚分布±5%以内であった。したがっ
て、良好な膜厚分布を得ることができた。
このような本実施例では、試料室5側から反応ガスを導
入するようにしたので、メタンガスが分解されすぎるこ
とによる大量のHラジカルの発生を抑制することができ
、これにより安定してDLC膜を生成することができる
。また試料室内に反応ガスが均等に噴出するようにし、
さらに基板ホルダー8を昇降可能にしたので、膜厚分布
を良好なものにすることができる。
〔他の実施例〕
(a)  前記ガス散布管6は円環状に限られるもので
はなく、短形状等であってもよい。また、ガス散布管6
に形成される孔61は8個に限定されるものではなく、
さらに孔61の形成される方向は45″″の方向に限定
されるものではない。
缶)前記実施例では、ガス散布管6に形成される孔61
のピッチを変えることにより反応ガスが均等に散布され
るようにしたが、たとえば孔61を同ピツチで形成して
、ガス導入部6a側の孔径を最も小さく、ガス導入部6
aから遠ざかるに従い徐々に大きくなるようにしてもよ
い。この場合でも反応ガスを均等に散布することができ
る。
(C)  反応ガスとしてはメタンガスに限られるもの
ではなく、硬質カーボン膜を生成することのできるもの
であれば他の炭化水素系のガスであってもよい。
(ロ)また、高周波電源10の周波数は13.56M)
12に限定されるものではない。
〔発明の効果〕
この発明に係る硬質カーボン膜住成装置によれば、試料
室側から反応ガスを導入するようにしたので、メタンガ
スが分解されすぎることによるHラジカルの大量発生を
防止することができ、これにより安定して硬質カーボン
膜を生成することができる。また反応ガスが均等に噴出
するようにしたので、基板上の膜圧分布を良好なものに
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による硬質カーボン膜生成装
置の断面構成図、第2図は反応ガス散布管の平面図、第
3図はこの散布管の■−■断面図である。 l・・・プラズマ室、3・・・導波管、4a、4b・・
・電磁コイル、5・・・試料室、6・・・反応ガス散布
管、7・・・基板、8・・・基板ホルダー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マイクロ波が導入されプラズマを発生するための
    プラズマ室と、このプラズマ室の周囲に配設され、前記
    プラズマ室内に電子サイクロトロン共鳴条件を満たす磁
    界を形成するための磁気回路と、前記プラズマ室内に発
    生したプラズマ流が照射される基板が内部に配置される
    試料室と、前記試料室内に反応ガスを均等に噴出するよ
    うに設けられた反応ガス導入手段とを備えた硬質カーボ
    ン膜生成装置。
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