JPH0222557Y2 - - Google Patents

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JPH0222557Y2
JPH0222557Y2 JP14333086U JP14333086U JPH0222557Y2 JP H0222557 Y2 JPH0222557 Y2 JP H0222557Y2 JP 14333086 U JP14333086 U JP 14333086U JP 14333086 U JP14333086 U JP 14333086U JP H0222557 Y2 JPH0222557 Y2 JP H0222557Y2
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、粉・粒体などの磨耗性流体を吸引
又は圧送により輸送するための直管から曲り管の
範囲の各種の形状において、任意方向の直管とし
て又は曲り管として、容易に、それぞれの任意の
形状で使用される広範囲な用途性の得られる、非
汚染性、耐摩性の対称型セラミツクユニツトから
なる耐摩内層を有する可撓性ホースに関するもの
である。
〔従来の技術〕 従来、この関係のホースは、セラミツク材料の
小片とゴム材料とを複合化し、セラミツク小片と
そのバインダーであるゴム材料とが磨耗性流体に
直接接触するタイプのものであつた。
例えば、(イ) 実開昭58−142474号公報には、補
強層にて補強されたゴムホースの内管ゴムの内周
面に耐摩耗性材料からなる粒状体を埋設した構
成、すなわち、実用新案登録請求の範囲として、
「内周面2の表層部に、耐摩耗性材料からなる粒
状体3を埋設したことを特徴とする耐摩耗性ゴム
ホース。」が開示されている。
また、(ロ) 特開昭55−129433号公報には、特許
請求の範囲として、「平均粒径が0.05〜10mmであ
つて、モース硬度が7(ヌープ硬度820)以上の硬
質焼結金属または焼結磁器の粒子がJIS−K6301
加硫ゴムの物理試験方法に規定するスプリング硬
さA形で20〜90のゴムに、容積比で10〜60%分散
混合せしめられ、上記粒子とゴムとが接着せられ
た耐摩耗性ゴムライニング材。」が示されている。
また、(ハ) 実開昭60−31574号公報(考案の名
称−セラミツクタイル内張りゴムホース)には、
実用新案登請求の範囲として、「ゴムホースの内
面ゴム層にセラミツクタイルを固着してなるセラ
ミツクタイル内張りゴムホースにおいて、薄肉な
略角形のセラミツクタイルの一端側面側から他端
側に貫通する貫通孔を設け、該セラミツクタイル
多数個を可撓性線材に通し、帯状に形成し、螺旋
状に巻回して配置し、内面ゴム層に固着してなる
ことを特徴とするセラミツクタイル内張りゴムホ
ース。」が開示されている。
すなわち、セラミツクタイル相互間に相当な間
隔を設けて可撓性線材を通して連結して、心体上
に巻き付け、内面ゴム層を被覆してセラミツクタ
イルを固定する構造である。これは、個々のタイ
ルの離脱落下を防止するため可撓性線材で連結し
たものである。
以上のとおり、セラミツク材料とゴム材料とが
ホース内面側に露出される構造体である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のとおり、ホース構造において、従来の技
術で共通して言える欠点は、いずれも、セラミツ
ク材料とゴム質との両者が磨耗材料と接触するた
め、セラミツク材料の脱落やゴム質の磨耗による
流体への汚染や耐磨耗性不足による耐久寿命の短
縮等の問題点を有するものである。
上記の公報記載の従来技術のホースについて、
その問題点を要約すると、 (イ)の公報のホースは、一般のホース構造で、比
較的汎用的に使用される形体であり、ある程度の
耐磨耗性を有するが、使用中において、セラミツ
ク粒状体の脱落や磨耗ゴムの流体への汚染などの
欠点がある。
(ロ)の公報の耐磨耗性材料では、(イ)の公報記載の
ものと同様の問題点を有するが、さらに、セラミ
ツク材料とゴム材料との混練時に、ゴム混合機械
を損耗させる欠点がある。
(ハ)の公報のホースは、セラミツクタイルを可撓
性線材にて連結して、内面ゴムに固着する形体の
ため、個々のセラミツクタイルの早期脱落は防止
されるが、全体的な垂れ下がり状態を生起する欠
点は依然として存在するが、ゴム部分は、タイル
相互間の間隔部であり、流体と接触するゴム部分
が、(イ)と(ロ)に比べて比較的に少ないため、比較的
には耐摩性は向上するが、セラミツクタイルを線
材にて固定して螺旋状に巻き付け固定されてお
り、屈曲性が悪く、小さな曲げ半径で使用する場
合は、あらかじめ特定のベンド管として製作する
必要がある。また、可撓性線材の腐食と磨耗によ
る耐久性の短縮によるセラミツクタイルの脱落は
依然として解消されない。
因つて、考案者らは、上記の従来のすべての問
題点、すなわち、セラミツク材料の脱落の問題、
セラミツク材料以外の物質による流体の汚染の問
題、セラミツク材料使用による非可撓性の問題等
を解消する構造体を探究したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、セラミツク材料の対称型(同一
幅、同一肉厚の輪状の内面が軸線に対して平行な
形をした形状)の輪状体(第1図参照)の両側部
に球面状の突部と凹部を形成した輪状の対称型セ
ラミツクユニツトを、該輪状のセラミツクユニツ
トの内面がホース管体の軸に対して平行状態すな
わち直線状態に所要数組合せ、ホースの耐摩内層
を形成し、その耐摩内層の外周部を補強層および
エラストマー(ゴム又はゴム状物質等の弾性高分
子物質の総称)で被覆し、この被覆ホースの両端
部に継手フランジを接着し、締布又は各種材料の
型等にて加圧し、加硫一体化した構成とするもの
である。
なお、より可撓性を得るため、セラミツクユニ
ツトの両側部の各組合せ部は、非接着状態となる
ように色々な方法でエラストマーを被覆すること
が適切である。たとえば、セラミツクユニツトの
幅の両側部には接着剤を使用せず且つエラストマ
ーの加硫中の流動を抑制するように処置する。ま
た、使用される補強層は、柔軟性を得るため、主
としてテキスタイルコード(ナイロン、ポリエス
テル、芳香族ポリアミド繊維等)が使用され、使
用条件に応じて適切なコード角度で交差状の2プ
ライの組単位で設定される。
なお、より詳細については、実施例における例
示の図面に基づいて説明する。
〔作用〕
上記のとおり、輪状の対称型セラミツクユニツ
トは、 輪状体が、同一幅、同一肉厚の対称型で球面
の擦り合わせ嵌合の組合せのため、真直ぐなホ
ース状に製作されるが、使用時は、どの方向で
も任意の角度に曲げられ、各種の用途に対する
適合性が得られる。従つて、曲げ使用によつて
偏磨耗した場合は、直線状にして円周方向に必
要角度回転して、機器への取付け位置を変えて
所要の曲げ角度(90゜又は120゜)の範囲で使用
することが出来、従つて、数回の使用角度変換
が可能である。また、曲げによつてセラミツク
ユニツト間に透き間が形成されない。
ホース内層は、対称型セラミツクユニツトの
輪状の集合体で、ユニツト間の擦り合わせの組
合せ面が球面同志であるため、流体(粉粒体+
エアーその他)が接触するのは、セラミツク耐
摩内層材のみであり、脱落、汚染のおそれは全
くなく、また、流体の溜りなども起り難い。
外周部は、補強層とエラストマーで気密に形
成されているため、衝撃にも強く、また、圧
送、吸引作用が保持される。
球面組合せのため、厚肉でも容易に可撓性が
得られ相当な肉厚の耐摩内層が得られる。
〔実施例〕
第1図−Aは、この考案の一例を示す輪状の対
称型セラミツクユニツトの正面図、 第1図−Bは、第1図−Aの側面図で、この考
案の球面形状の基本例を示したものである。
図において、は輪状の対称型セラミツクユニ
ツト、1aは球面状の突部、1bは球面状の凹部
で、この輪状の対称型セラミツクユニツトの所
要数を相互に球面状部を組み合わせて、直線状に
ホースの耐摩内層を形成するものである。
なお、第1図−Bの球面状の突部1aおよび球
面状の凹部1bの曲率半径の中心は、輪状の中心
線上において同一半径にて形成されるもので、こ
の構成がこの考案の基本をなす構造である。この
ような球面のスライドによつて湾曲するため、隙
間のない良好な曲がりホースが得られる。
第2図は、曲げ状態にしたホース形状の場合の
一例を示す耐摩内層の形状図で、補強層とエラス
トマーとの被覆層を欠切したものである。
第3図は、ホースの直線状の断面図である。
第4図−A,B,Cは、この考案の基本構成と
は別の構成を示したもので、この球面形状は、湾
曲量の大きさによつてセラミツクユニツト相互間
の内面に透き間を形成する傾向がある。従つて、
直線状又はわずかな湾曲使用の場合には使用出来
る。
第4図−Aは、輪状の対称型セラミツクユニツ
の正面図、 第4図−Bは、側面図で、球面状部の曲率半径
の中心が、輪状の中心線上以外の範囲の例であ
り、1cが球面状の突部、1dが球面状の凹部で
ある。
第4図−Cは、同じく側面図で、球面状部の曲
率半径の中心が、セラミツクユニツトの肉厚の中
心線上の範囲の例であり、1eが球面状の突部、
1fが球面状の凹部である。
この考案の対称型セラミツクユニツトからなる
耐摩内層を有する可撓性ホースの組立は、中空成
形品の内面を形成する心型たとえば中空の金属製
のコア等の芯体上に、第1図に示す輪状の対称型
セラミツクユニツトを所要数挿入組立、直線状
の耐摩内層を形成し、両端部にはセラミツク端部
リング2を挿入、対称型セラミツクとセラミツ
ク端部リング2は、対対型セラミツクユニツト
と同様、凹凸の球面にて組み合わされる。その外
周部をエラストマーの内被層3にて包み、さら
に、その上を、エラストマーをトツピングした補
強層4を巻き付け、外被層5のエラストマーにて
被覆する。その両端部には継手フランジを挿入
し、この継手フランジの切欠部6bに、補強層
の端部を折り返し固定するビードリング7を当接
し、その外側のフランジ面には、エラストマーの
シール部8を形成し、加硫一体化するものであ
る。なお、6aは継手フランジを連結するため
のボルト穴でる。
すなわち、この考案のホースは、上記の組立に
よつて得られるような構造体で、球面状の突部1
aと凹部1bとの嵌合によつて連結される輪状の
対称型セラミツクユニツトの所要数を直線状に
組み合わさせることによつて、該セラミツクユニ
ツトの耐摩内層を形成し、その両端部にセラミ
ツク端部リング2を当接、その外周部を補強層と
エラストマーにて被覆、この被覆ホースの両端部
に継手フランジを接着、加硫一体化した対称型
セラミツクユニツトからなる耐摩内層を有する可
撓性ホースである。
〔考案の効果〕
この考案は、上記のとおり、対称型セラミツク
ユニツトの特殊な球面の擦り合わせ連合によつて
構成されているため、直線状から各種の曲げ角度
が得られる可撓性を有し、曲げ使用によつて偏摩
耗しても、90゜又は120゜の使用角度変換が出来る
ためライフが3〜4倍向上する。また、流体と接
触する内層は、セラミツクユニツトの耐摩材料の
みであるため、長期の耐久寿命が得られると共
に、輸送流体にゴム等の夾雑物の混入汚染するお
それがなく、最も重要視されている高純度の流体
が得られる。
また、輪状体のため絶体に離脱するおそれがな
く、輸送路の内径が保持され、長期に円滑な流体
輸送が得られる。また、厚肉で可撓性の得られる
構造体のため、さらに耐久寿命の延長効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図−Aは、この考案の輪状の対称型セラミ
ツクユニツトの正面図、第1図−Bは、第1図−
Aの側面図、第2図は、この考案のホースの曲げ
状態時の一例における耐摩内層の状態図、第3図
は、この考案の直線状態の断面図、第4図−A
は、別の構成例を示した輪状の対称型セラミツク
ユニツトの正面図、第4図−B,Cは、側面図で
ある。 ……輪状の対称型セラミツクユニツト(耐摩
内層)、1a,1c,1e……球面状の突部、1
b,1d,1f……球面状の凹部、2……セラミ
ツク端部リング、3……エラストマーの内被層、
4……補強層、5……エラストマーの外被層、
……継手フランジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ホースの内層を、球面状の空部と凹部との嵌
    合によつて連合される輪状の対称型セラミツク
    ユニツトの所要数を組み合わせて、直線状に、
    該セラミツクユニツトの耐摩内層として形成
    し、その両端部にセラミツク端部リングを当
    接、その外周部を補強層とエラストマーにて被
    覆、この被覆ホースの両端部に継手フランジを
    接着加硫一体化した対称型セラミツクユニツト
    からなる耐摩内層を有する可撓性ホース。 (2) 球面状の突部と凹部の曲率半径の中心が、輪
    状の対称型セラミツクユニツトの中心線上にあ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の対称型
    セラミツクユニツトからなる耐摩内層を有する
    可撓性ホース。
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