JPH02222632A - 自動給餌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、養魚池や観賞用の魚槽などに設置され、定
時に定量の餌を供給することができる自動給餌＠置に関
するものである。

（従来の技術） 一般に魚餌は吸湿性が８く、流動性が悪いために定量供
給することが困難であり、従来は回転翼で餌を散布する
、いわゆる投射形のものが用いられている。また、粉体
または流体物を取出すｆＩ置として、家庭内で使用する
米びつが知られており、これは回転底を備え、この回転
底に設けた孔が取出し口と合致したときにのみ所定量の
米が取出されるようにしている。

〔発明が解決しようとする！題〕

上記投射形のものでは、９論の餌を取出すのには適当で
ない上に、餌の量を正確に計量するのが困難である。ま
た上記米びつを給＃ｌ装置として利用すると、魚餌が湿
気を吸収して流動性が悪くなった場合には、給餌装置内
に張付いて重量で落下しなくなることがある。ざらに餌
の取出しはその重量に依存するために、貯蔵量の大小に
よって餌の取出し亀が変化するという岡題がある。

この発明は、このような従来の欠点を解消するためにな
されたものであり、餌の邑を正確に計量して確実に所望
量の餌を取出すことができ、しかも貯蔵場の大小によっ
て餌の取出し階が変化することはなく、装置を比較的安
価に製造することができる自動給餌装置を提供すること
を目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、円筒形の本体内に餌貯Ｒ１Ｍが形成され、
上記本体の底板の下側には回転駆動手段が設けられてそ
の回転軸が本体底板を貫通して上方に延び、本体底板上
には上記回転軸により回転する回転板が配置され、この
回転板は餌貯蔵室の底板の下面に近接するとともに本体
底板との間に所定の間隔を有し、上記回転軸から偏心し
た位置において本体底板には回転板の下面を受けるベア
リングが周方向に複数箇所設けられ、上記回転軸から偏
心した位置であって上記ベアリングと干渉しない位置に
おいて回転板に貫通穴からなる餌出し穴が形成されると
ともに、この餌取出し穴には下端部が回転板に近接する
筒部材が取付けられ、本体底板には上記餌取出し穴に対
向する位置に餌取出し口が設けられ、餌貯蔵室底板には
回転板の餌取出し穴に対向するとともに上記餌取出し口
には対向しない位置に餌取出し用開口部が形成されてい
るものである。

〔作用〕

上記構成では、餌貯蔵室の底部に配置された回転板の餌
取出し穴に取付けられた筒部材により、回転板の回転に
伴って自動的に餌の取出し身が正確に計量され、また回
転板はベアリングによって支持されているために餌の貯
蔵量の大小や回転板に作用する偏心荷重によってｖｅ轡
を受けることはなく、常に正確に一定量の餌の取出しを
行なうことができる。

（実施例） 第１図および第２図において、円筒形の本体１は上部本
体２と下部本体３とを有し、下部本体３の上端部には本
体底板４が一体に形成され、その外周部で上部本体２と
下部本体３とが互いに接続されている。上部本体２の上
部には１！２０が取付けられ、この１２０はヒンジ２１
により開閉可能に構成され、フック２２により閉止状態
が保たれるようにしている。そして上部本体２と本体底
板４と１！２０とによって囲まれる空間に餌貯蔵室１０
が形成されている。そしてこの餌貯蔵ｖ１０の内部の保
温、保冷のために、上部本体２と本体底板４と蓋２０と
はそれぞれプラスチックの板材で構成されるとともに、
その板厚方向の中心部に発泡材などの断熱材からなる心
材１１が内包されている。

上記本体底板４の中心部下側にはモータ（回転駆動手段
）９０が取付けられ、この回転軸９１は本体底板４を貝
通して上方に突出し、この突出部にアダプタ９１ａがね
じ９３により取付けられている。また本体底板４の上側
には中央ボス部６０とその外周部の平板部６１とからな
る回転板６が配置され、このボス部６０に上記アダプタ
９１ａが下側から嵌入されて、モータ９０の回転力が伝
達されるように連結されている。

なお、このボス部６０とアダプタ９１ａとの嵌合構造は
、回転板６の高さすなわち本体底板４と回転板６との間
隔が一定範囲で調整可能なように構成されている。

また本体底板４上には、その外周部付近に周方向に３箇
所のベアリング５が配置され、このベアリング５により
本体底板６の荷重が支持されている。このベアリング５
は、第３図に示すようにベアリング本体５０がビス５１
により本体底板４に固定され、このベアリング本体５０
の上側凹部５２にボール５３が配置され、このボール５
３により回転板６の荷重が支持されるようにしている。

ベアリング５は図面では周方向に３箇所設置した例を示
しているが、回転板６の回転軸部に偏心荷重が作用しな
いように適宜の箇所、設置すればよい。

また回転板６の外周付近には平板部６１を貫通する貫通
穴（餌取出し穴）が形成され、この貫通穴に筒部材９が
着脱可能に取付けられている。この筒部材９は第２図に
示すように周方向に１箇所のみ配置しているが、必要に
応じて同−円軌跡上に周方向に複数箇所、一定間隔また
は互いの間隔を異ならせて配置してもよい。

上記回転板６の上側には攪拌部材８が取付けられ、この
攪拌部ｌ１１１８は基部８０と放射方向に延びる腕部８
１とからなり、この基部８０は上記回転板６のボス部６
０上に重ね合わされてビス８２で固定され、回転板６と
ともに回転するようにしている。また回転板６上には餌
受け７が配置され、この餌受け７はその周壁７１がビス
７０で上部本体２に対して高さ調整可能に固定され、こ
の餌受け７の底板７２は回転板６の上面に近接し、かつ
攪拌部材８の下側に位置するように配置されている。上
記底板７２は餌貯ｊｌｌ室１０の底板を構成し、この底
板７２には上記筒部材９に対向するように扇形状の餌取
出し用開口部７３が形成されている。

下部本体３の下部には、支持１Ｉ１１５に支持された底
板１４が形成され、この底板１４によってブロワ３０が
支持されている。また本体底板４の一部には上記筒部材
９と対向する取出し管（餌取出し口）３１が取付けられ
、この取出し！！３１は、第２図に示すように、餌取出
し用開口部７３とは互いに対向しないように周方向に異
なる位置に設置されている。上記取出し管３１と上記ブ
ロワ３０の送風管３２とは合流して下部本体３の外部に
突出する餌放出管３３に接続されている。餌放出管３３
の先端部は上側はど突出壜が大きくなるようにして雨が
餌放出管３３中に入り込まないようにしている。

上記構成において、餌を魚槽などに供給するには、餌貯
蔵室１０中に所定の餌を入れて１１２０を閉じた状態で
、モータ９０およびブロワ３０を駆動させる。この状態
では、第２図に示すように筒部材９は餌受け７の底板７
２の餌取出し用開口部７３に対向してなく、したがって
筒部材９中には餌が充填されてなく、また餌取出し用開
口部７３の下側は回転板６の上面により塞がれている。

モータ９０が回転すると、その回転軸９１、アダプタ９
１ａ、ボス部６０を介して回転力が伝達され、回転板６
および攪拌部材８が第２図の時計方向に同時に回転し、
攪拌部材８により餌の攪拌がなされる。そして筒部材９
が餌取出し用開口部７３に対向する位置に達すると、餌
貯蔵室１０中の餌が餌取出し用開口部７３を通して同部
材９中に供給される。ついで筒部材９が餌取出し用開口
部７３の位置を過ぎると、餌取出し用開口部７３は再び
回転板６の上面により閉じられ、筒部材９が取出し管３
１に対向する位置に達すると、同部材９の上側は底板７
２により塞がれ、Ｆｉ１部材９の下側のみが開放するこ
とになるために、筒部材９中の餌が取出し管３１中に落
下し、ブロワ３ｏがら送風管３２を通して送られる風に
より餌放出管３３を通して所定の魚槽に放出される。

この放出量は、１回当り筒部材９の内容積に相当する量
であり、また放出間隔は回転板６の回転速度により決め
られる。また筒部材９を回転板６の周方向に複数個配置
すれば、その数により餌の放出量を調整することができ
、さらに本体底板４と回転板６との間隔を変化させて筒
部材９の長さを変化させることにより、餌の放出量を調
整することも可能である。

回転板６の回転速度はモータ９０により通常は一定の値
に定まり、また各装置ごとに筒部材９の数は決まるため
、季節変化などによる餌の量の調整は筒部材の高さ調整
により行なう。すなわち、着脱可能に取付けられている
筒部材９を所望量の餌が収容される長さのものに取換え
、それに対応して回転板６および餌受け７の取付は高さ
を調整する。またベアリング５もその本体５０の高さが
異なるものに取換え、ボール５３が回転板６の下面に当
接するようにする。このように同一の装置で筒部材を取
換えるだけで餌の量を自由に調整することができる。

なお、回転板６の回転の際に、餌による荷重が餌取出し
用開口部７３の部分に作用し、回転板６には偏心荷重が
作用することになるが、回転板６はその下面がベアリン
グ５によって支持されているために、回転板６にたわみ
が生じたり、回転軸部に無理な力が作用したりすること
はない。また回転板６が周縁部でベアリング５によって
支持されているために、餌の貯蔵量が変化して回転板６
に作用する荷重が変化しても餌の取出し量に影響を与え
ることはなく、さらに回転板６を薄く構成しても支障が
ないために装置の＠量化を図ることができる。

（発明の効果） 以上説明したように、この発明によれば餌貯蔵室の底部
に配置された回転板の餌取出し穴に取付けられた筒部材
により、回転板の回転に伴って自動的に餌の取出し農が
正確に計量され、また回転板はベアリングによって支持
されているために餌の貯蔵量の大小や回転板に作用する
偏心荷重によって影響を受けることはなく、常に正確に
一定量の餌の取出しを行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す装置全体の中央縦断面
図、第２図はその°■−■轢断百図、第３図はベアリン
グ部の縦断面図である。 １・・・本体、２・・・上部本体、３・・・下部本体、
４・・・本体底板（本体底板）、５・・・ベアリング、
６・・・回転板、８・・・攪拌部材、９・・・筒部材、
１０・・・餌貯蔵室、３１・・・餌の取出し管（取出し
口）、７２・・・餌貯蔵室の底板。 特許出願人　　　　　ヤマハ発動礪株式会社代　理　人
　　　　　弁理士　　　小谷悦司同　　　　　　　弁理
士　　　長１）正向　　　　　　　弁理士　　　伊藤孝
夫第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、円筒形の本体内に餌貯蔵室が形成され、上記本体の
   底板の下側には回転駆動手段が設けられてその回転輪が
   本体底板を貫通して上方に延び、本体底板上には上記回
   転軸により回転する回転板が配置され、この回転板は餌
   貯蔵室の底板の下面に近接するとともに本体底板との間
   に所定の間隔を有し、上記回転輪から偏心した位置にお
   いて本体底板には回転板の下面を受けるベアリングが周
   方向に複数箇所設けられ、上記回転軸から偏心した位置
   であって上記ベアリングと干渉しない位置において回転
   板に貫通穴からなる餌出し穴が形成されるとともに、こ
   の餌取出し穴には下端部が回転板に近接する筒部材が取
   付けられ、本体底板には上記餌取出し穴に対向する位置
   に餌取出し口が設けられ、餌貯蔵室底板には回転板の餌
   取出し穴に対向するとともに上記餌取出し口には対向し
   ない位置に餌取出し用開口部が形成されていることを特
   徴とする自動給餌装置。