JPH02221371A - イオンビームスパッタ方法及びその装置並びにそれに用いるスパッタターゲット - Google Patents

イオンビームスパッタ方法及びその装置並びにそれに用いるスパッタターゲット

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JPH02221371A
JPH02221371A JP4263589A JP4263589A JPH02221371A JP H02221371 A JPH02221371 A JP H02221371A JP 4263589 A JP4263589 A JP 4263589A JP 4263589 A JP4263589 A JP 4263589A JP H02221371 A JPH02221371 A JP H02221371A
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JP
Japan
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ion beam
target
angle
irradiated
sputtering
Prior art date
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Pending
Application number
JP4263589A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yasujima
安島 廣行
Mika Nishitani
西谷 美香
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はイオンビームスパッタによる薄膜形成方法に関
し、加えて、その装置および用いるターゲットの形状に
関する。
[従来の技術] スパッタ成膜方法は、強い付着力と緻密な膜が得られる
ため、薄膜作製技術として広く利用されている。最近で
は、さらにその膜質を向上するため、イオンビームを用
いるスパッタ方法が検討されている。第1図に、このイ
オンビームスパッタ方法の原理図を示す。イオンビーム
スパッタ方法は、高真空に保たれた成膜試料室1とスパ
ッタ用イオンビーム発生源2を別途に設定出来る特徴を
持っているため、薄膜への不純物混入が少ないこと、ス
パッタ条件の制御性が良いことの利点を持っている。従
来のイオンビームスパッタ成膜法においては、第1図に
示したようなターゲット3と基板4との配置設定がなさ
れ、イオンビーム5がターゲット3に照射される。この
とき、イオンビーム5のターゲットに対する入射角度θ
は、スパッタ効率の高い45〜60度近辺の角度が、−
Mに設定される。また、膜の特性を制御するために成膜
角度、すなわちスパッタ粒子6の基板4へ到達する角度
の制御が必要となる場合には、第2図に示すような斜め
配置が必要となる。さらに、膜の均一性を得るために、
さらに基板4を回転させる工夫も必要である。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように、従来のイオンビームスパッタ成膜法にお
いては、ターゲット3と基板4間にはイオンビーム5の
通過領域が必要なために、ターゲット3と基板4との距
離、ビームの照射角度θや照射面積が制限され、成膜速
度、成膜角度および膜の均一性など、膜質を制御する条
件設定に関して問題がないとは言えない。
本発明は、表面に凹凸形状のパターンを設けたターゲッ
トを考案し、通常の照射角度より鋭角にイオンビームを
ターゲットに入射出来るようにして、成膜粒子を効率よ
く発生させたり、任意の成膜角度を設定した薄膜を形成
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明のイオンビームスパ
ッタ成膜法においては、イオンビーム照射面を微小単位
からなる凹凸面としたターゲットを使用する。
第3図および第4図は、本発明に使用するターゲットの
断面形状を説明する斜視図である。照射イオンビームに
対して任意の角度を持つ微小単位7からなる凹凸面を設
けることにより、ターゲット全体に対するイオンビーム
の見かけの照射角度は鋭角に設定することができる。
[作用] 本発明に使用するターゲットは、その断面形状を第3図
に示したように、照射イオンビームに対して任意の角度
を持つ微小単位面からなる凹凸状パターンを設けたもの
である。この小さな単位面は、スパッタ用イオンビーム
の飛来方向に対し任意の角度を設定して加工する0本発
明のターゲットを使用するイオンビームスパッタ方法で
は、特定の小さな凹凸面に対して、イオンビームをスパ
ッタに必要な充分大きな角度で照射することができ、か
つ、ターゲット全体に対する見かけの照射角度は小さな
角度に設定することができる。従って、より広い面積に
対してのイオンビーム照射が出来るため、比較的小型の
イオンビーム発生源の利用や、膜の均一性の優れた面積
の大きな膜形成が可能となる。また、必要なイオンビー
ムの通過領域も小さ(出来るため、ターゲットと基板間
の設定距離の接近による成膜効率の増加も可能となる。
さらに、単位微小面の角度を設定することにより、成膜
角度を制御することも可能となる。
第5図は、上記本発明のイオンビームスパッタ成膜法の
説明図である。窒素やアルゴンなどの不活性ガスがボン
ベ10からイオン源11に導入されイオンビーム12を
発生する。このイオンビームは電場で加速され、ターゲ
ット13をスパッタするに充分のエネルギーが与えられ
る。照射されたイオンビームはターゲットからスパッタ
粒子14を発生させ、基板15に薄膜が形成される。一
般に、スパッタされる粒子はターゲット表面に対して角
度依存性を示す0本発明のターゲットの場合は、ターゲ
ット表面での単位微小面の角度に依存した方向性をもっ
たスパッタ粒子上なる。
[実施例1] Co−Cr合金ターゲット(原子組成比 7/3)の1
mm板に、表面と90度の角度の2mmピッチ切込み加
工を施し単位面とした。RFイオン源を用いて発生させ
たアルゴンイオンビーム(0,1mA/cm震 400
V加速)をターゲットに20度の角度で衝突(微小面に
対して50度)させ、ターゲットより10cm離したシ
リコン基板上に磁性薄膜を形成した。装置内の真空度は
10゛3パスカルとし、成膜時間は2時間として、1μ
の薄膜を得た。得られた膜の磁化特性は、保磁力が70
00e、残留磁化240 e m u / c cであ
つた。切込み角度処理をしていない従来のり−ゲット形
状の場合(90度の成膜角度)の特性、それぞれ400
0e、90emu/ccと比較して、磁気特性が向上し
ている0本実施例は、60度の成膜角度に相当しており
、成膜角度による効果が磁気特性に現われたと考えられ
る。
[実施例2] 第4図に示した、円錐状のビーム照射凹面8を設けたタ
ーゲットを用いて、実施例(1)と同様の成膜試験を行
なった0円錐形状は、角度120度の切込みを持つ直径
1.5mmの大きさで2mmピッチで加工した。得られ
た膜の磁化特性は保磁カフ500e、残留磁化250 
e m u / c cであった。
[実施例3] 第4図に示した、円錐状のビーム照射凹面8を設けたタ
ーゲットを用い、さらに、ターゲットをその面内におい
て30rpmで回転させながら、実施例2と同様の成膜
試験を行なった。膜の磁化特性は保磁カフ500e、残
留磁化280 emu/ c cで、実施例2とほぼ同
様な膜が得られたが、膜厚の均一性を向上することが出
来た。
[発明の効果] 本発明の薄膜形成方法は、照射イオンビームに対して任
意の角度を持つ微小単位からなる凹凸面を設けたターゲ
ットを使用したイオンビームスパッタ方法である。この
小さな単位面に対して、イオンビームは充分な鈍角の角
度で入射することが出来、かつ、ターゲット全体に対す
る見かけの角度は鋭角に設定することができる。従って
、より広い面積に対してのイオンビーム照射が出来るた
め、比較的小型のイオンビーム発生源の利用や、膜の均
一性の優れた面積の大きな膜形成が可能となる。また、
必要なイオンビームの通過領域も小さく出来るため、タ
ーゲットと基板間の設定距離の接近による成膜効率の増
加も可能となる。さらに、微小単位面の角度を設定する
ことにより、成膜角度を制御することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、イオンビームスパッタ方法の原理を示す説明
図、第2図は、ターゲットと基板の設定位置の一例を示
す説明図、第3図は、本発明に使用するターゲットの一
実施例を示す斜視図、第4図は、本発明に使用するター
ゲットの他の実施例を示す斜視図であり、第5図は、本
発明のイオンビームスパッタ方法の一実施例を示す説明
図である。 1・・・・・・成膜試料室   2・・・・・・イオン
ビーム発生源 ° 3・・・・・・ターゲット   4
・・・・・・基板5・・・・・・イオンビーム   6
・・・・・・スパッタ粒子第1図 特  許  出  願  人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴 木 和 夫 第2図 第5図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イオンビーム発生源からイオンビームをターゲッ
    トに照射し、照射されたターゲットからスパッタされる
    粒子を、対向する基板に成膜するイオンビームスパッタ
    方法において、ターゲットのイオンビーム照射面を微小
    単位からなる凹凸面としたことを特徴とするイオンビー
    ムスパッタ方法。
  2. (2)イオンビーム発生源と、該イオンビーム発生源か
    らのイオンビームを照射されるターゲットと、該ターゲ
    ットと対向する被成膜基板を備えるイオンビームスパッ
    タ装置において、前記ターゲットのイオンビーム照射面
    が微小単位からなる凹凸面を呈することを特徴とするイ
    オンビームスパッタ装置。
  3. (3)イオンビーム照射面を微小単位からなる凹凸面と
    したことを特徴とするイオンビームスパッタ用ターゲッ
    ト。
JP4263589A 1989-02-22 1989-02-22 イオンビームスパッタ方法及びその装置並びにそれに用いるスパッタターゲット Pending JPH02221371A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009028055A1 (ja) * 2007-08-29 2009-03-05 Canon Anelva Corporation スパッタリングによる成膜方法とその装置

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JP4503098B2 (ja) * 2007-08-29 2010-07-14 キヤノンアネルバ株式会社 スパッタリングによる成膜方法とその装置
JPWO2009028055A1 (ja) * 2007-08-29 2010-11-25 キヤノンアネルバ株式会社 スパッタリングによる成膜方法とその装置
US8043483B2 (en) 2007-08-29 2011-10-25 Canon Anelva Corporation Film forming method by sputtering and sputtering apparatus thereof

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