JPH0222001Y2 - - Google Patents

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JPH0222001Y2
JPH0222001Y2 JP1985073573U JP7357385U JPH0222001Y2 JP H0222001 Y2 JPH0222001 Y2 JP H0222001Y2 JP 1985073573 U JP1985073573 U JP 1985073573U JP 7357385 U JP7357385 U JP 7357385U JP H0222001 Y2 JPH0222001 Y2 JP H0222001Y2
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cylinder
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filtration
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は油剤の水分吸着濾過装置に係り、特
に、油剤中の水分を良好に除去するようにした油
剤の水分吸着濾過装置に関する。
〔従来技術およびその問題点〕
一般に工業用油剤に水分がエマルジヨンとして
混入していると機器などに悪影響を与える。
このような点に鑑み、米国でアクアコンフイル
タと称する油剤の濾過装置が既に開発されてお
り、この濾過装置は水分を吸着する濾過材を筒状
に形成し、油剤が濾過材筒の外側から内側へ流過
するようになつている。このため、濾過材筒の内
側には、濾過材筒を油剤の流体圧から保護するた
めの金属製の保護筒が濾過材筒と一体的に配設さ
れている。
しかしながら、このような従来の油剤の濾過装
置においては、濾過材筒内部の保護筒が不燃性の
金属製であるため、焼却することができず、した
がつて濾過材筒の使用後の処置が面倒であつた。
〔考案の目的〕
本考案は、前述した従来のものにおける欠点を
除去し、濾過材筒を簡単に焼却でき、しかも油剤
中の水分を十分除去し得るようにした油剤の水分
吸着濾過装置を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、少なくとも水分を吸着し得る可燃性
材料からなる濾過材を筒状に形成して濾過材筒を
構成し、この濾過材筒の一端に可燃性材料からな
る密閉板を取付けて閉塞するとともに、濾過材筒
の他端には中央開口を有する可燃性材料からなる
保持板を取付けてなる濾過本体と;前記保持板の
中央開口に対向する油剤の流通口を備え、前記濾
過本体を挿脱可能に支持するケーシングと;前記
濾過本体の濾過材筒の外周および内周のいずれか
一方に微小間隙をもつて隣接する周面を備えた支
持部材とを有したものである。
このような構成によれば、支持部材が濾過材筒
を近接位置において支持しているので、濾過時の
液圧に対して濾過材筒が破損されることなく安定
的に濾過を行なうことができるし、また、濾過材
筒をケーシングから取出して簡単に焼却すること
ができる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により説明す
る。
第1図は本考案の油剤の水分吸着濾過装置の全
体を示すものであり、この濾過装置は円筒形のケ
ーシング1を有している。このケーシング1はケ
ーシング本体2と、このケーシング本体2に着脱
可能に装着される円板状の蓋体3とにより構成さ
れており、ケーシング本体2は上部開口4を有
し、この上部開口4の外周にはフランジ5が周設
されている。また、前記ケーシング本体2の上部
開口4の近傍には大径部6が形成されており、こ
のケーシング本体2の上部開口4を覆うようにケ
ーシング本体2のフランジ5には、それぞれ複数
本のボルト7およびナツト8により前記蓋体3の
締着されるようになつてい。この蓋体3の表面に
は、前記ケーシング本体2の大径部6と同径の凹
部9が形成されており、また、蓋体3の中心部に
は蓋体3の内外を連通する油剤の吸入管10が突
設されている。
前記ケーシング本体2の底壁11の内側には凹
部12が形成されており、また、ケーシング本体
2の下端中心部には、ケーシング本体2の内外を
連通する油剤の排出管13が突設されている。前
記ケーシング本体2の底壁11上には、後述する
濾過本体14を支持する基台15が突設されてお
り、この基台15はその外周側の油剤がケーシン
グ本体2の底壁11の凹部12内に流入し得るよ
うな形状とされている。
前記ケーシング本体2の内周面は、第2図に詳
示すように、頂角が極めて鋭利な二等辺三角形を
連設してなる凹凸形状とされており、濾過本体1
4の内圧を均等に受け得るようになつている。
前記濾過本体14は、前記ケーシング本体2内
に同心状に配置される濾過材筒16を有してお
り、この濾過材筒16は、濾過材17を谷折りと
山折りとを相互に繰返すようにジグザグに多数折
曲して蛇腹状をなす円筒状に形成したものであ
る。前記濾過材17としては、第3図Aに示す単
層の場合、レーヨンにエチレンスチロールを混入
したような材質の不織布中にスターチポリアクリ
レートのような高吸水性樹脂の粒体を多数散在せ
しめて構成されており、この不織布中のエチレン
スチロールは、濾過材17を折曲するためにアイ
ロンを掛けると薄くなりかつ硬化して成形状態を
保持することが可能となる。なお、前記濾過材筒
16の寸法は、濾過本体14をケーシング本体2
内に設置した状態において濾過材筒16の各面が
ケーシング本体2の凹凸形状の内周面に微小間隙
をもつて隣接するような寸法とされている。した
がつて、前記ケーシング1は、前記濾過材筒16
の支持部材を兼ねている。
また、前記濾過材筒16の下端には、外縁を前
記濾過本体14と同形の凹凸形状とされかつ可燃
性および可撓性の材料からなる密閉板18が取付
けられている。さらに、前記濾過材筒16の上端
には円板状でかつ可燃性および可撓性の材料から
なる保持板19が取付けられており、この保持板
19の外周部は前記ケーシング本体2の大径部6
内に臨んでいる。この保持板19の中央部には、
前記蓋体3の上部開口4に対向する大径の中央開
口20が形成されている。
つぎに、前述した実施例の作用について説明す
る。
濾過本体14をケーシング1内に設置するに
は、ケーシング1のケーシング本体2から蓋体3
を取外しておき、濾過本体14を密閉板18側か
らケーシング本体2の上部開口4内へ挿入する。
そして、前記ケーシング本体2の大径部6上にO
リング21を配置しておき、このOリング21上
に濾過本体14の保持板19を載置する。このO
リング21上に濾過本体14の保持板19が載置
された状態において密閉板18は基台15と多少
離間している。ついで、前記保持板19上に、前
記Oリング21に重複するようにOリング22を
配置し、ケーシング本体2のフランジ5上に蓋体
3を重ねてボルト7およびナツト8により締着す
る。すると、両Oリング21,22が押圧されて
偏平となつてケーシング1内の水密性を保持する
とともに、濾過本体14の全体が多少下降して密
閉板18がケーシング本体2の基台15上に着座
することになる。
このようにしてケーシング1内に濾過本体14
を装着したら、図示しない油剤の管路を吸入管1
0および排出管13に接続し、吸入管10から濾
過本体14を介して排出管13方向に油剤が流れ
るようにする。すると、吸入管10からの油剤が
保持板19の中央開口20を介して濾過材筒16
内に達し、ここから濾過材筒16を通過して、そ
の際、油剤内に含まれている水分が濾過材筒16
の高吸水性樹脂に吸着されて除去される。このよ
うにして水分を除去された油剤は、ケーシング1
の内側に沿つて下降し、ケーシング本体2の凹部
9から排出管13を介して排出され、再使用に供
される。なお、ある程度の大きさの不純物も濾過
材筒16の表面に付着して除去される。
ところで、前記濾過材筒16は蛇腹状に折曲形
成されているため濾過面積が大きく、しかも、油
剤は水分が吸着されてなく、抵抗の小さい部位の
濾過材筒16を濾過しようとするので、濾過材筒
16の表面には均一に水分が吸着されることにな
り、濾過材筒16は長期間の使用が可能である。
また、濾過材筒16の外側近傍には、支持部材を
なすケーシング本体2の凹凸形状の内周面が臨ん
でいるので、濾過材筒16に油圧が作用して濾過
材筒16が膨脹してもケーシング本体2の内周面
に接触することにより濾過材筒16の破損は防止
される。
前述したようにして油剤の濾過装置の使用を続
けて濾過材筒16に吸着される水分がその許容量
に近づいたと判断したら、ボルト7を外して蓋体
3をケーシング本体2から取外し、濾過本体14
を新しいものに交換すればよい。そして、使いお
えた濾過本体14は、全体的に可燃性材料により
形成されているので、焼却してしまえば簡単に処
分することができる。
なお、前述した実施例においては、水を吸着し
得る1枚の濾過材17により濾過材筒16を形成
したが、第3図Bに示すように、前述した水分吸
着用の濾過材17の外側に金属粉のような不純物
を付着し得る濾過材23を接着して濾過材筒16
を形成することにより、不純物をさらに良好に濾
過することができる。また、このように構成すれ
ば、濾過材筒16の厚さが増し、強度が強くな
る。
さらに、第3図Cに示すように、2枚の不純物
用の濾過材23,23の間に水分用の濾過材17
を挟持して濾過材筒16を構成することによりさ
らに不純物の捕捉率が増すし、また強度も増すこ
とになる。
さらにまた、前述した第1図ないし第3図の実
施例においては、濾過材筒16の内側から外側に
油剤を通過させるように構成したが、本考案は濾
過材筒16の外側から内側に油剤を通過させるよ
うに構成することも可能である。
第4図および第5図はこのように濾過材筒16
の外側から内側に油剤を通過させる実施例を示す
ものであり、ケーシング本体2の内周面は、第5
図に示すように円筒形とされ、このケーシング本
体2の内側には濾過本体14が設置されている。
この濾過本体14は、前述した第1実施例と同様
の構成の濾過材筒16の上下端に保持板19およ
び密閉板18が取付けられているほか、濾過材筒
16の内側には、支持部材をなす支持筒24が濾
過材筒16と微小間隙をもつて配設されている。
この支持筒24は、可燃性でかつ剛性のある材料
を谷折りと山折りとを相互に繰返すようにジグザ
グに多数折曲して蛇腹状をなす円筒形に形成した
ものであり、この支持筒24の各面は濾過材筒1
6の各面に隣接している。また、支持筒24の各
面には油剤通過用の多数の小孔25,25……が
穿設されている。
前記ケーシング本体2の周壁26にはケーシン
グ本体2の内外を連通する油剤の吸入管10が突
設されており、また蓋体3の中心部には蓋体3の
内外を連弾する油剤の排出管13が突設されてい
る。さらに、前記ケーシング本体2の底壁11に
は開閉コツク28を備えたドレン管27が接続さ
れている。
前述した構成によれば、吸入管10からケーシ
ング1内に導入された油剤は、濾過材筒16を通
過する際に含まれている水分を濾過材筒16の高
吸水性樹脂に吸着されて除去されるとともに、あ
る程度の大きさの不純物も除去される。そして、
水分および不純物を除去された油剤は保持板19
の中央開口20を介して排出管13から排出さ
れ、再使用に供される。また、ケーシング1内に
導入された油剤中の水分の一部は油と水との比重
の差によりケーシング本体2の底壁11の凹部内
に溜るので、時期をみてコツク28を開いてドレ
ン管27から水を除去すればよい。
なお、前記濾過材筒16に作用する油剤の圧力
は、濾過材筒16に近接配置されている支持筒2
4が受けるので、濾過材筒16が変形したり破損
したりすることはない。また、支持筒24も可燃
材料により形成されているので、濾過本体14は
焼却処理可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、少なくとも水分を吸着し
得る可燃性材料からなる濾過材を筒状に形成して
濾過材筒を構成し、この濾過材筒の一端に可燃性
材料からなる密閉板を取付けて閉塞するととも
に、濾過材筒の他端には中央開口を有する可燃性
材料からなる保持板を取付けてなる濾過本体と;
前記保持板の中央開口に対向する油剤の流通口を
備え、前記濾過本体を挿脱可能に支持するケーシ
ングと;前記濾過本体の濾過材筒の外周および内
周のいずれか一方に微小間隙をもつて隣接する周
面を備えた支持部材とを有しているので、濾過材
筒の破損を防止しつつ油剤中の水分を良好に除去
でき、しかも使用後は焼却して処分できるという
優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る油剤の水分吸着濾過装置
の第1実施例を示す縦断面正面図、第2図は第1
図の−線による相当部分の断面図、第3図
A,B,Cはそれぞれ濾過材筒の実施例を示す説
明図、第4図は本考案の第2実施例を示す縦断面
正面図、第5図は第4図の−線による相当部
分の断面図である。 1……ケーシング、2……ケーシング本体、3
……蓋体、4……上部開口、10……吸入管、1
3……排出管、14……濾過本体、16……濾過
材筒、17……濾過材、18……密閉板、19…
…保持板、23……濾過材、24……支持筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも水分を吸着し得る可燃性材料からな
    る濾過材を筒状に形成して濾過材筒を構成し、こ
    の濾過材筒の一端に可燃性材料からなる密閉板を
    取付けて閉塞するとともに、濾過材筒の他端には
    中央開口を有する可燃性材料からなる保持板を取
    付けてなる濾過本体と;前記保持板の中央開口に
    対向する油剤の流通口を備え、前記濾過本体を挿
    脱可能に支持するケーシングと;前記濾過本体の
    濾過材筒の外周および内周のいずれか一方に微小
    間隙をもつて隣接する周面を備えた支持部材とを
    有してなる油剤の水分吸着濾過装置。
JP1985073573U 1985-05-20 1985-05-20 Expired JPH0222001Y2 (ja)

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JPS61191102U JPS61191102U (ja) 1986-11-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54161340U (ja) * 1978-04-28 1979-11-12

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JPS61191102U (ja) 1986-11-28

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