JPH027607Y2 - - Google Patents

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JPH027607Y2
JPH027607Y2 JP1983193570U JP19357083U JPH027607Y2 JP H027607 Y2 JPH027607 Y2 JP H027607Y2 JP 1983193570 U JP1983193570 U JP 1983193570U JP 19357083 U JP19357083 U JP 19357083U JP H027607 Y2 JPH027607 Y2 JP H027607Y2
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JP
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main body
screen
outlet
strainer
internal space
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JP1983193570U
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JPS60104218U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、サイクロン方式を利用したストレー
ナーに係り、特にその構造が簡単で、しかもその
ろ過機能が高められるようにしたものである。
(従来の技術) 従来、この種のストレーナーには、例えば、実
開昭54−165871号公報、実開昭55−2452号公報、
実開昭55−84108号公報にみられるものが開示さ
れている。すなわち、第1の公報にみられるもの
は、内部空間内に配置されたロート状スクリーン
に対し、接線流が働くように流体導入管を設けた
ものである。
また、第2の公報にみられるものは、オイルフ
イルタに関するもので、流入管がスクリーンの下
部側に設けられているものである。さらに、第3
の公報にみられるものは、旋回流を増加させるた
め、水流方向板が設けられているが、この場合の
スクリーンは、内部に原水流を旋回させ、その外
側に清水を流出させるように構成したものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、第1の公報にみられるもので
は、スクリーン効果が薄れてくるとスクリーンの
外周囲にゴミが巻き上がり不具合となる問題点が
あつた。
また、第2の公報にみられるものでは、ゴミ排
出口を必要とするものについては、このままでは
適用できないものであつた。
さらに、第3の公報にみられるものでは、旋回
流の増加のみでは、スクリーン効果が薄いととも
に、清水管が本体側部に設けられているため、ろ
過作業の能率向上がそれほど期待できず、汎用性
に欠ける問題点があつた。
このようなことから、本考案では、ろ過効果を
さらに高めるとともに、その構造が簡単なスクリ
ーンを提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述した点に鑑みなされたもので、
略円筒状をなす本体には、流入口、流出口および
ゴミ排出口がそれぞれ設けられるとともに、その
内部空間を密閉する上蓋には、少なくともスクリ
ーンが略同心円状に吊下げられるようにしたスト
レーナーにおいて、特に、本体の内壁に沿つて移
動する旋回流が得られるように構成して、そのス
クリーン機能を向上させ得るようにしたものであ
る。
(実施例) 以下、本考案ストレーナーの一実施例につい
て、図を参照しながら説明する。
第1図および第2図において、1は、略円筒状
をなすストレーナーの本体であり、その側部上方
および底部には、凸出管2,3が構成され、流入
口4および流出口5がそれぞれ開口するようにな
つている。
また、本体1の底部側の側部には、図示しない
排水バルブの回動操作により、ゴミ等を含んだ残
水を排水できるゴミ排水口6が設けられている。
前記流入口4は、第2図から判るように、その
開口方向が軸心方向に向かわずに、偏位角θをも
つように開口し、その開口端には、水流方向板7
が設けられている。そして、この水流方向板7
は、前述した流入口4の偏位機構と関連動作し
て、特に原水流に旋回流を発生させるものであ
る。
すなわち、流入口4からの原水流は、図示の場
合左回りで、本体1の内壁に沿つて沈下しながら
流れるものである。したがつて、ろ過作用に直接
関与するスリーブ状のスクリーン8には、原水流
が直接当たらないように配慮されているものであ
る。この場合、スクリーン8は、例えば適宜の穴
9を打抜いたステンレス管を枠体として、これに
メツシユの細かい網10を巻回するようにしたも
のである。
そして、前記スクリーン8は、本体1の内部空
間を密閉する上蓋11に吊下げられるとともに、
このスクリーン8の内部には、略同心円状にある
内筒12が設けられる。この内筒12は、必ずし
も設ける必要はないが、特に旋回流の中心方向へ
の遮断効果をねらつたもので、これに伴つて内壁
とともに環流路を構成するものである。そして、
前記上蓋11は、本体1に対して密閉度を高める
ためパツキン13を介在させ、ボルト14および
ナツト15で固定される。
また、前記スクリーン8の下端には、原水流に
含まれたゴミの巻上げを防止するフランジ状の防
止リング16が設けられ、この防止リング16の
中央開口17が、前記流出口5に連通するように
なつている。したがつて、内部空間で流出口5を
構成する凸出管3は、本体1の底部から前記中央
開口17に向かつて延びるようになつている。ま
た、前述した防止リング16により、本体1の内
部空間が二分され、本体1の底部側には、ゴミの
排出空間が形成される。
このようにして構成された本考案のストレーナ
ーは、施設園芸のろ過、海水のろ過等の用途に適
用できる。この適用に際しては、ろ過容積、スク
リーン8のメツシユサイズを適宜変化させれば、
容易に対応できる。
(考案の効果) 本考案のストレーナーは、以上説明した構成に
より、次のような技術的効果が得られるものであ
る。
第1に、流入口4からの原水流が旋回流である
ため、スクリーン8の目づまり現象が減少する効
果である。これは、流入口4の偏位機構、開口端
への水流方向板7の設置の構成から、原水流が本
体1の内壁に沿つて移動するからである。例え
ば、40メツシユのスクリーン8を利用した場合に
おいても処理水量300/分0.3〜0.21粒径のゴミ
が約98%除去され、従来にない効果が得られてい
る。そして、スクリーン8によるゴミの沈下は、
第3図にみられるように機能するからである。
第2に、ろ過容積が大きい効果である。これ
は、本体1の内部には、スクリーン8、中央開口
17を備えた防止リング16および流出口5を開
口させた凸出管3が存在する単純な構造であるた
め、特別ろ過容積を減少させないからである。
第3に、ゴミの巻上げが減少していることであ
る。これは、スクリーン8の下端に防止リング1
6が存在するため、ゴミの巻上げが確実に防止さ
れ、ゴミが本体1の底部に沈下しながら集積され
ていくからである。
第4に、流量損失が非常に少ないという効果で
ある。これは、前述した旋回流に基づくサイクロ
ン作用により、スクリーン8を通過したろ過済み
の原水流が流出口5から排水されることからであ
る。
第5に、ストレーナー内部の掃除が簡単に行え
る効果である。これは、ゴミ排水口6に接続され
た排水バルブ(図示せず)により容易に行なえる
からである。そして、前記スクリーン8は、通常
旋回流によつて洗浄されているが、ろ過機能が低
下した場合には、流出口5に接続された圧力タン
クの残水を逆流させれば、その圧力でスクリーン
8の内部から洗浄され、きれいに掃除できるもの
である。
本考案は、以上説明したように、特に流入口に
ついては、内壁への偏位機構および開口端への水
流方向板の設置により、旋回流が得られるように
構成し、さらにゴミの巻上げ防止を図るようにし
たものであるから、スクリーン8の目づまり現象
が減少して長期にわたる運転が可能になる等の利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案ストレーナーの一実施例を示
す断面図、第2図は、第1図中の−線に沿つ
て得られる断面図、第3図は、スクリーンおよび
内筒の機能を概念的に示す説明図である。 1……本体、4……流入口、5……流出口、6
……ゴミ排出口、7……水流方向板、8……スク
リーン、11……上蓋、12……内筒、16……
防止リング、17……中央開口。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略円筒状をなす本体1には、流入口4、流出口
    5およびゴミ排出口6がそれぞれ設けられるとと
    もに、その内部空間を密閉する上蓋11には、少
    なくともスクリーン8が略同心円状に吊下げられ
    るようにしたストレーナーにおいて、 前記流出口4は、本体1の上方側部にあつて、
    しかもその流入方向が軸心方向に対して偏位角θ
    を有する内壁で開口し、かつその開口端には、原
    水流を内壁に沿つて旋回させる水流方向板7が設
    けられ、 前記スクリーン8は、その下端にゴミの巻き上
    げを防止し、かつ本体1の内部空間を上下方向で
    二分するようにフランジ状を呈する中央開口17
    を備えた防止リング16が設けられ、 前記流出口5は、本体1の下端中央にあつて、
    本体1の内部空間内にある前記防止リング16の
    中央開口17に向かつて延びる凸出管3の内部空
    間によつて構成され、 前記ゴミ排水口6は、前記防止リング16より
    も下方にあるゴミ排出空間を構成する本体1の下
    端に開口していることを特徴とするストレーナ
    ー。
JP19357083U 1983-12-17 1983-12-17 ストレ−ナ− Granted JPS60104218U (ja)

Priority Applications (1)

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JP19357083U JPS60104218U (ja) 1983-12-17 1983-12-17 ストレ−ナ−

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JP19357083U JPS60104218U (ja) 1983-12-17 1983-12-17 ストレ−ナ−

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Publication Number Publication Date
JPS60104218U JPS60104218U (ja) 1985-07-16
JPH027607Y2 true JPH027607Y2 (ja) 1990-02-23

Family

ID=30416303

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JP19357083U Granted JPS60104218U (ja) 1983-12-17 1983-12-17 ストレ−ナ−

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Families Citing this family (2)

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JP4673958B2 (ja) * 2000-06-19 2011-04-20 株式会社日本触媒 固形物除去装置
CA2872516C (en) * 2012-05-17 2020-09-22 Dow Global Technologies Llc Hydroclone with inlet flow shield

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JPS552452B2 (ja) * 1971-12-30 1980-01-21

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JPS5643371Y2 (ja) * 1978-05-15 1981-10-12
JPS552452U (ja) * 1978-06-21 1980-01-09
JPS5584108U (ja) * 1978-11-30 1980-06-10

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