JPH02212682A - 磁性流体シール - Google Patents

磁性流体シール

Info

Publication number
JPH02212682A
JPH02212682A JP1031678A JP3167889A JPH02212682A JP H02212682 A JPH02212682 A JP H02212682A JP 1031678 A JP1031678 A JP 1031678A JP 3167889 A JP3167889 A JP 3167889A JP H02212682 A JPH02212682 A JP H02212682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fringe
magnetic fluid
magnetic
annular groove
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1031678A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoji Isshiki
一色 尚次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1031678A priority Critical patent/JPH02212682A/ja
Publication of JPH02212682A publication Critical patent/JPH02212682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高速回転軸などに用いられる磁性流体シールに
関するものである。
従来の技術 軸とこの軸を収容するケーシングとの間のシールとして
、近年、磁気シールが提案されて、いる。
従来のこの種の磁気シールとして、たとえば「工業材料
」第30巻、第7号、第54〜56頁に開示されるもの
があり、以下これを第5図および第6図にもとづいて説
明する。
第5図および第6図において1は回転軸であり、磁石6
を間に挟んだ磁極片にて構成されるケーシング2の内部
に収容されている。回転軸1の外周には環状のフリンジ
3が複数条形成され、またケーシング2の内周面4は円
筒面に形成されている。
フリンジ3の先端外周部とケーシング2の内周面4との
隙間には、磁性流体5が介在されでいる。
このような構成において、フリンジ3を磁束7が通過覆
る磁場を作用させると、このフリンジ3の先端部の磁束
密度が高くなり、磁力によって索引された磁性流体5が
この部分に集中して、フリンジ3の側方より作用する内
部圧力Δpに抗するシール機能を果たすことになる。
発明が解決しようとり−る課題 しかし、このように磁力のみを用いてシール機能を達成
するだけでは、シールダベき内部圧力△pが大きくなっ
た場合に磁性流体5のシールが破壊するなどして対応で
きなくなる(ljそれがあるといった問題点があり、た
とえば第5図および第6図に示されるものでは耐えうる
内部圧力△pは0.1気圧が限度である。そのため、高
圧シール用のものではフリンジ3の段数をきわめて多く
しなければならないといった問題点がある。
そこで本発明はこのような問題点を解決し、1段のフリ
ンジで大きな内部圧力に耐えることができる磁気流体シ
ールを提供することを目的とプる。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明は、 回転軸の外周に一条または複数条の環状のフリンジを形
成し、 この回転軸の外側に配置d−れてこの回転軸を収容する
ケーシングの内周に、前記各フリンジの先端外周部が入
り込み可能かつフリンジに磁場を印加可能な環状溝を形
成し、 前記フリンジの外面と環状溝の内面との隙間に磁性流体
を介在させたものである。
また本発明によれば、フリンジおよび環状溝の横断面の
形状を、それぞれV字形に形成づることができる。
さらに本発明によれば、フリンジの表面に複数条の周方
向の溝部を形成して、このフリンジの表面に、環状溝の
内面に近接した細幅の周方向の近接面を複数条形成する
のが好ましい3、作用 このような構成によれば、フリンジの回転によってフリ
ンジの外面と環状溝の内面との間の磁性流体もともに回
転し、遠心力にJ、って外側に強く押しつ(〕られ、隙
間の一゛方より内部圧力が作用ダ−れば磁性流体は反対
方向に押し出されて半径方向の液面高さにヘッド差を生
ずる。
このようになると、磁性流体には磁力による耐圧力性能
とともにヘッド差に作用する遠心力による耐圧力性能も
同時に生じて加算され、しかも高速軸では前者にくらべ
て後者の方が十分大ぎくなるので、従来の磁性流体シー
ルにくらべて大きな内部圧力に対抗可能な磁性流体シー
ルが得られる。
また、フリンジの表面に複数条の周方向の溝部を形成し
て、環状溝の内面に近接した細幅の周方向の近接面を複
数条形成すれば、このような近接面を形成しない場合に
比べ、フリンジにおける環状溝の内面に近接した部分の
面積が小さくなって、摩擦損失が低減される。
実施例 第1図は、本発明の第1実施例にもとづくV帯磁性流体
シールのtI4mを承り。ここでづ1は回転軸であり、
イの外周には二段の環状のフリンジ12が形成されてい
る。フリンジ12は、その先端外周部が先細り状となる
V字形の断面形状を有するように構成されている。回転
軸11はケーシング14の内部に収容され、このケーシ
ング14は、磁石21を間に挟んだ磁極片にて形成され
るとともに、その内周面13が円筒状に形成されている
。これにより、図示のような磁束19を有した磁場が形
成されている。このケーシング14には、回転軸11の
フリンジ12に対応づ゛る位置に、このフリンジ12の
先端外周部が入り込む環状WIi15が形成されている
。この環状溝15は、フリンジ12の断面形状に対応し
て、■字状の断面形状に形成されている。フリンジ12
の先端外周部と環状溝15との隙間には、磁性流体16
が介在されている。
次に上記構成にもとづくシール効果を、第6図に示づ′
従来例の場合のシール効果との対比のうえで説明Jる。
まず第6図にもとづき、従来例にお(プる磁気的な体積
力の強さについて説明覆る。いま、磁性流体5の@Wを
2開、その密度γを20001(g/mどじで、この磁
性流体5が0.1Kg/c〆の耐圧を有づるのに必要な
体積力Xは、重力加速度を9としてすなわち X O,1x 104(KFI/ rd、 )  −200
0x−X 2 X 10−3より、 づ−なわち重力加速度の250倍となる。
次に第1図にもとづき、本発明において遠心力により生
じる体積力の強さについて説明する。ここで、第1図に
示すように、内部圧力△pが作用7ると、環状溝15に
入り込んだフリンジ12の先端部にd51=プる内部圧
力△pの作用側とその反対側とでは、この内部圧力△p
にもとづき、磁性流体1bに回転軸11のラジアル方向
のヘッド差Δhが生じる。いま、回転軸11の直径Yが
2 cm %その回転数が12000rpn+であると
すると、その周上の遠心力の加速度Y〔よ、接線方向の
速度をUとして、Y= 1609g となる。したがって、遠心力による体積力は、磁力のそ
れの約6.5倍となることが示される。泪紳によれば、
もしヘッド差△hが5 mtnあれば、遠心力と磁力ど
の含射で、実に1.8ataの内部圧力△pに耐えるこ
とが可能になる。よって、従来のものと同等の耐内部圧
力性を得ようとターると、フリンジ12の段数ははるか
に少なくてよいことになる。
第2図〜第4図は本発明の第2実施例にもとづくツリー
型磁性流体シールの構造を示す。ここでは、フリンジ1
2の面積に複数条の周方向の溝部17を形成ザることに
より、環状溝15の内面に近接した細幅の周方向の近接
面18が複数条形成されている。磁性流体16は、溝部
17を含めたフリンジ12と環状溝15との隙間に介在
されている。また、内部圧力△pによりヘッド差△hが
生じている。
この第2実施例の磁気流体シールを上、述の第1実施例
のものと比較すると、いまヘッド差Δhが同じで、かつ
遠心力の加速度Yが等し【ブれば、この遠心力にもとづ
く耐圧性は、第1実施例のV型と第2実施例のツリー型
でほぼ同等である。
しかし、磁性流体16に動く摩擦力につぎ説明すると、
第1実施例の場合は環状溝15とフリンジ12との隙間
のギャップ幅が全面的に小さく、かつ狭い部分の長さも
大きいので、磁性流体16に生ずる粘性力づなわち摩擦
力がぎわめて大きなものとなる。これに対し第2実施例
の場合は・、近接面18の面積が小さく、かつ溝部17
が摩擦を低減させるための自由空間どじで作用するため
、第1実施例の場合に比べて摩擦力はぎわめて小さくな
る。よって、軸11を回転させる際の摩擦損失も小さく
なる。
また磁力にもとづく耐圧性について説明すると、第1実
施例のV型の場合では、フリンジ12と環状溝15どの
隙間の長さが大きいため、磁束が分散し、第2実施例の
ツリー型の場合では、第3図に示づ−ようにフリンジ1
2の近接面18に磁束19が集中するという違いが生ず
るが、近接部の隙間が等しければ、全体の磁束強さは等
しいので、両者の磁力による効果はほぼ等しくなる。
以上より、第1実施例のV型に比べ、第2実施例のツリ
ー型の方が、磁性流体16内に生ずる摩擦損失が小さい
分だけ高速軸に有利である。
磁性流体16としては、従来と同じくでさるだ(ブ粘性
の低いものが好ましい。また真空用4【どでは、使用温
度における蒸気圧がでさるだけ低いことが好ましい。ま
た磁束19の強さは、回転軸11の停止時に磁性流体1
6をフリンジ12と環状溝15との隙間に保持しておく
ことのできる力があればよく、必ずしもあまりに強力で
ある必要はない。それは、前述のように遠心力による効
果が磁力による効果まりもはるかに大きいためである。
また第4図に示すように、フリンジ12の溝部17には
、磁性流体16に遠心力を与えるための三日月形の凹部
20を多数形成するのが好ましい。あるいは、この凹部
20に代えて、溝部17の内面に多数のフィンを形成し
てもよい。
また磁気シール部すなわち環状ti15とフリンジ12
どの組含せ部は、第1図に示ザように二段あれは°十分
であることが多い。
以上のように本発明の磁性流体シールによれば、わずか
なフリンジ段数で内部圧力への耐圧性にすぐれたものと
することができるため、高速真空ポンプ、薬液シールポ
ンプ、各種ブロワ−1蒸気タービン、ガスタービンなど
、回転の上昇とともに所要シール圧力が上昇する流体機
械に特に好適である。
発明の効果 以上述べたように本弁明によると、磁力にもとづく耐圧
性のみならず、遠心力にもとづく耐圧性をも得ることが
できるため、内部圧力への耐圧性を良好を1ものとする
ことかでき、シール部の段数を従来J、りも十分に減少
させることが可能となって、コンパクトな構成とするこ
とができる。
また、フリンジの表面に複数条の周方向の溝部を形成し
て、環状溝の内面に近接したa幅の周方向の近接面を複
数条形成することにより、フリンジにおける環状溝の内
面への近接部の面積を小さくすることができて、摩擦損
失を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の磁性流体シールの断面図
、第2図は本発明の第2実施例の磁性流体シールの断面
図、第3図は第2図における要部の拡大図、第4図は第
2図におCブるフリンジを拡大して示す斜視図、第5図
は従来の磁性流体シールの断面図、第6図は第5図にお
ける要部の拡大図である。 11・・・回転軸、12・・・フリンジ、14・・・ケ
ーシング、15・・・環状溝、76・・・磁性流体、△
h・・・ヘッド差、17・・・溝部。 代理人   森  本  義  弘

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転軸の外周に一条または複数条の環状のフリンジ
    を形成し、 この回転軸の外側に配置されてこの回転軸を収容するケ
    ーシングの内周に、前記各フリンジの先端外周部が入り
    込み可能かつフリンジに磁場を印加可能な環状溝を形成
    し、 前記フリンジの外面と環状溝の内面との隙間に磁性流体
    を介在させ、 たことを特徴とする磁性流体シール。 2、フリンジおよび環状溝は、それぞれ横断面がV字形
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載の磁性
    流体シール。 3、フリンジの表面に複数条の周方向の溝部を形成して
    、このフリンジの表面に、環状溝の内面に近接した細幅
    の周方向の近接面を複数条形成したことを特徴とする請
    求項1または2に記載の磁性流体シール。
JP1031678A 1989-02-10 1989-02-10 磁性流体シール Pending JPH02212682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1031678A JPH02212682A (ja) 1989-02-10 1989-02-10 磁性流体シール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1031678A JPH02212682A (ja) 1989-02-10 1989-02-10 磁性流体シール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02212682A true JPH02212682A (ja) 1990-08-23

Family

ID=12337769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1031678A Pending JPH02212682A (ja) 1989-02-10 1989-02-10 磁性流体シール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02212682A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7188840B2 (en) * 2003-07-07 2007-03-13 Zhixin Li Magnetic fluidic seal with improved pressure capacity
JP2013142466A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Rigaku Corp 磁性流体シール装置
CN107956881A (zh) * 2017-12-13 2018-04-24 广西科技大学 一种交错式磁流体密封装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7188840B2 (en) * 2003-07-07 2007-03-13 Zhixin Li Magnetic fluidic seal with improved pressure capacity
JP2013142466A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Rigaku Corp 磁性流体シール装置
CN107956881A (zh) * 2017-12-13 2018-04-24 广西科技大学 一种交错式磁流体密封装置
CN107956881B (zh) * 2017-12-13 2023-05-02 广西科技大学 一种交错式磁流体密封装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4826394A (en) Vacuum pump
EP0223288B1 (en) Arrangement comprising a hydrodynamically journalled reciprocable and rotatable piston
CA2093151A1 (en) Face seal with double spiral grooves
US3784213A (en) Rotary face seal assembly
SE8701123D0 (sv) Screw rotor machine
US4648819A (en) Vane-type rotary compressor with rotary sleeve
JPS59231269A (ja) メカニカルシ−ル
JPH07501605A (ja) フローティングリングシール
CA2262930A1 (en) Seal structure between gas turbine discs
JPH02212682A (ja) 磁性流体シール
JP3068432B2 (ja) メカニカルシール
CN216278638U (zh) 一种自定位叶轮
JPS5822444Y2 (ja) 回転流体機械におけるシ−ル装置
JPS6321756Y2 (ja)
JPS6322376Y2 (ja)
KR930006330A (ko) 스크롤 압축기
JPS6056863U (ja) 回転機械用ラビリンスシ−ル装置
JPH07117067B2 (ja) 分子ポンプ
JPS60153494A (ja) ねじ溝分子ポンプ
RU2218497C2 (ru) Уплотнение вала турбокомпрессора
RU1815428C (ru) Уплотнение турбомашины
JPS641511Y2 (ja)
SU1681092A1 (ru) Уплотнение вала
JPS63134801A (ja) 回転ピストン機械の半径方向シ−ル装置
JPS6036588U (ja) ベ−ン型ポンプ