JPH0221195A - 復水器循環水系統の空気抜き運転方法および空気抜き装置 - Google Patents
復水器循環水系統の空気抜き運転方法および空気抜き装置Info
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- JPH0221195A JPH0221195A JP13151889A JP13151889A JPH0221195A JP H0221195 A JPH0221195 A JP H0221195A JP 13151889 A JP13151889 A JP 13151889A JP 13151889 A JP13151889 A JP 13151889A JP H0221195 A JPH0221195 A JP H0221195A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明はタービンプラントに係り、特に復水器に備えら
れる復水器循環水系統の始動時、さらには通常運転中の
空気抜き操作を確実に行なうのに用いられる空気抜き運
転方法および空気抜き装置に関する。
れる復水器循環水系統の始動時、さらには通常運転中の
空気抜き操作を確実に行なうのに用いられる空気抜き運
転方法および空気抜き装置に関する。
(従来の技術)
蒸気タービンプラントは高温側熱源(ボイラあるいは原
子炉)から導かれる蒸気により蒸気タービンを駆動して
動力を得る大形の蒸気動力機械として知られている。こ
のプラントの基本サイクルはランキンサイクルによって
おり、高温側熱源との間に充分な温度差を保っている低
温側熱源としての復水器が備えられる。この復水器の冷
却媒体は低温側熱源温度を規定しており、一般には海水
、河川水、湖水などが用いられる。通常、これらの水を
水源の取水部から復水器に導き、さらにそこから放水部
に戻すために復水器には循環水系統が設けられる。
子炉)から導かれる蒸気により蒸気タービンを駆動して
動力を得る大形の蒸気動力機械として知られている。こ
のプラントの基本サイクルはランキンサイクルによって
おり、高温側熱源との間に充分な温度差を保っている低
温側熱源としての復水器が備えられる。この復水器の冷
却媒体は低温側熱源温度を規定しており、一般には海水
、河川水、湖水などが用いられる。通常、これらの水を
水源の取水部から復水器に導き、さらにそこから放水部
に戻すために復水器には循環水系統が設けられる。
以下、原子力タービンプラントの復水器に対する適用例
に基づいて、この復水器循環水系統を図面を参照して説
明する。
に基づいて、この復水器循環水系統を図面を参照して説
明する。
第1図において、符号1は復水器を示しており、この復
水器1と取水槽2および放水槽3との間に循環水を流す
ための第1および第2送水管4a、 4bが設けられる
。この第1および第2送水管4a、 4bの経路内には
定期的に実施される点検において作業員が出入りするた
めの直立管5a、 5bがそれぞれ設けられる。さらに
、この直立管5a、5bの頂部には各々ベント管6a、
6bが接続されており、その開放端はサンプピット7a
、 7bにそれぞれ臨ませている。なお、図中符号8a
、8bは仕切弁を示している。
水器1と取水槽2および放水槽3との間に循環水を流す
ための第1および第2送水管4a、 4bが設けられる
。この第1および第2送水管4a、 4bの経路内には
定期的に実施される点検において作業員が出入りするた
めの直立管5a、 5bがそれぞれ設けられる。さらに
、この直立管5a、5bの頂部には各々ベント管6a、
6bが接続されており、その開放端はサンプピット7a
、 7bにそれぞれ臨ませている。なお、図中符号8a
、8bは仕切弁を示している。
上記構成において、取水槽2内の水はポンプにより抽出
され、循環水として第1送水管4aを通して復水器1に
送られ、内部に備えら九る冷却管内を流動する。この後
、蒸気の熱を奪って温度上昇した循環水は復水器1から
第2送水管4bを通して放水槽3に排出され、温度の低
い水と混合して冷却される。復水器1の運転中の循環水
の挙動は以上のとおりであるが、復水器1の始動前には
復水器1、第1および第2送水管4a、 4bならびに
直立管5a、 5b内に空気が流入しているため、これ
を系統外に出す、いわゆる空気抜き操作が必要となる。
され、循環水として第1送水管4aを通して復水器1に
送られ、内部に備えら九る冷却管内を流動する。この後
、蒸気の熱を奪って温度上昇した循環水は復水器1から
第2送水管4bを通して放水槽3に排出され、温度の低
い水と混合して冷却される。復水器1の運転中の循環水
の挙動は以上のとおりであるが、復水器1の始動前には
復水器1、第1および第2送水管4a、 4bならびに
直立管5a、 5b内に空気が流入しているため、これ
を系統外に出す、いわゆる空気抜き操作が必要となる。
この場合、ポンプにより昇圧された循環水が第1送水管
4aに導かれると、系統内の空気は循環水と結合して大
部分が放水槽3に送り出されるが、一部の空気は系統で
循環水の主流から外れている箇所に残ってしまう。特に
、分岐形状の直立管5a。
4aに導かれると、系統内の空気は循環水と結合して大
部分が放水槽3に送り出されるが、一部の空気は系統で
循環水の主流から外れている箇所に残ってしまう。特に
、分岐形状の直立管5a。
5bの頂部にはこの滞留空気の発生が著しい、この滞留
空気の排出のためにベント管6a、 6bが設けられて
おり、仕切弁8a、 8bを開放したとき、滞留空気は
直立管5a、5bの頂部からベント管6a、6bを通し
てサンプピット7a、7bに排出されるようになってい
る。
空気の排出のためにベント管6a、 6bが設けられて
おり、仕切弁8a、 8bを開放したとき、滞留空気は
直立管5a、5bの頂部からベント管6a、6bを通し
てサンプピット7a、7bに排出されるようになってい
る。
(発明が解決しようとする課題)
上記したように復水器1の始動時、直立管5a。
Sb内に滞留する空気は仕切弁8a、 8bを開放する
ことにより系統外に排出されるが、循環水が系統内に導
かれるときにこの仕切弁8a、8bが開放されていると
、空気が放出された後に多量の循環水がサンプピット7
a、7bに流れ込み、これがサンプピット7a、7bで
溢れてしまうことになる。このため、始動においては仕
切弁8a、 8bは全閉され、その後直立管5a、5b
にも循環水が満ちてきたときに開くという手順を踏むよ
うにしているが、空気の圧縮性により急速な仕切弁8a
、 8bの開放は危険な場合がある。すなわち、直立管
5a、Sb内に閉じ込められた空気の圧力が上昇したと
ころで仕切弁8a、8bが開放されると、圧縮性のある
空気だけが急速に系統外に逃げ、その後を水柱が追って
直立管5a。
ことにより系統外に排出されるが、循環水が系統内に導
かれるときにこの仕切弁8a、8bが開放されていると
、空気が放出された後に多量の循環水がサンプピット7
a、7bに流れ込み、これがサンプピット7a、7bで
溢れてしまうことになる。このため、始動においては仕
切弁8a、 8bは全閉され、その後直立管5a、5b
にも循環水が満ちてきたときに開くという手順を踏むよ
うにしているが、空気の圧縮性により急速な仕切弁8a
、 8bの開放は危険な場合がある。すなわち、直立管
5a、Sb内に閉じ込められた空気の圧力が上昇したと
ころで仕切弁8a、8bが開放されると、圧縮性のある
空気だけが急速に系統外に逃げ、その後を水柱が追って
直立管5a。
5bの頂部の閉塞部材が衝突する、いわゆる水!!現象
が発生する可能性がある。したがって、仕切弁8a、
8bは時間を掛けて少しづつ開くように操作されるが、
始動操作が非常に煩雑になり易い。
が発生する可能性がある。したがって、仕切弁8a、
8bは時間を掛けて少しづつ開くように操作されるが、
始動操作が非常に煩雑になり易い。
一方、復水器1の通常運転中は循環水中に含まれる空気
の一部が循環水から分離して直立管5a。
の一部が循環水から分離して直立管5a。
5bの頂部に集まってくる。この空気は時間の経過と共
に多くなってくるため、一定量が集まったところで仕切
弁8a、8bを開放して系統外に排出されるが、滞留空
気の監視には運転員の手を煩わせねばならないという欠
点がある。
に多くなってくるため、一定量が集まったところで仕切
弁8a、8bを開放して系統外に排出されるが、滞留空
気の監視には運転員の手を煩わせねばならないという欠
点がある。
本発明の目的は復水器始動時、復水器循環水系統の直立
管の頂部に滞留する空気さらには通常運転中に同じ直立
管の頂部に集まってくる空気を人手を介することなく、
自動的に系統外に排出するようにした復水器循環水系統
の空気抜き運転方法および空気抜き装置を提供すること
にある。
管の頂部に滞留する空気さらには通常運転中に同じ直立
管の頂部に集まってくる空気を人手を介することなく、
自動的に系統外に排出するようにした復水器循環水系統
の空気抜き運転方法および空気抜き装置を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために本発明は取水槽と復水器とを
結ぶ第1送水管と、復水器と放水槽とを結ぶ第2送水管
と、こわらの第1および第2送水管から各々分岐して設
けられた少なくとも一つの直立管とを備え、循環水が第
1送水管に備えられたポンプにより昇圧され、取水槽か
ら復水器にかけて送られ、その後第2送水管を通して放
水槽に排出されるようになっている復水器循環水系統の
空気抜き運転方法において、第1および第2送水管の直
立管の頂部と、復水器の各水室とを連絡管を介して各々
連通せしめ、復水器の始動にあたり、各水室、第1およ
び第2送水管ならびに各直立管内に滞留している空気を
系統内に循環水を張って放水槽に送り出し、さらに滞留
空気の排出後に循環水に混入して系統内に流れてくる空
気を各直立管および各連絡管内に循環水を送って放水槽
に排出することを特徴とするものである。
結ぶ第1送水管と、復水器と放水槽とを結ぶ第2送水管
と、こわらの第1および第2送水管から各々分岐して設
けられた少なくとも一つの直立管とを備え、循環水が第
1送水管に備えられたポンプにより昇圧され、取水槽か
ら復水器にかけて送られ、その後第2送水管を通して放
水槽に排出されるようになっている復水器循環水系統の
空気抜き運転方法において、第1および第2送水管の直
立管の頂部と、復水器の各水室とを連絡管を介して各々
連通せしめ、復水器の始動にあたり、各水室、第1およ
び第2送水管ならびに各直立管内に滞留している空気を
系統内に循環水を張って放水槽に送り出し、さらに滞留
空気の排出後に循環水に混入して系統内に流れてくる空
気を各直立管および各連絡管内に循環水を送って放水槽
に排出することを特徴とするものである。
また、別の発明は取水槽と復水器とを結ぶ第1送水管と
、復水器と放水槽とを結ぶ第2送水管と。
、復水器と放水槽とを結ぶ第2送水管と。
これらの第1および第2送水管から各々分岐して設けら
れた少なくとも一つの直立管とを備え、循環水が第1送
水管に備えられたポンプにより昇圧され、取水槽から復
水器にかけて送られ、その後第2送水管を通して放水槽
に排出されるようになっている復水器循環水系統におい
て、第1および第2送水管の直立管の頂部と、復水器の
各水室とを連絡管を介して各々連通せしめたことを特徴
とするものである。
れた少なくとも一つの直立管とを備え、循環水が第1送
水管に備えられたポンプにより昇圧され、取水槽から復
水器にかけて送られ、その後第2送水管を通して放水槽
に排出されるようになっている復水器循環水系統におい
て、第1および第2送水管の直立管の頂部と、復水器の
各水室とを連絡管を介して各々連通せしめたことを特徴
とするものである。
(作用)
本発明においては第1および第2送水管の直立管の頂部
は連絡管を介して復水器の水室と連絡する構成を採る。
は連絡管を介して復水器の水室と連絡する構成を採る。
一般に、復水器の水室に対して第1および第2送水管は
底部に接続されるため、直立管の頂部と水室とは水室側
が高い位置を占める。
底部に接続されるため、直立管の頂部と水室とは水室側
が高い位置を占める。
復水器の始動にあたり、第1送水管に備えられるポンプ
が起動されると、循環水が第1送水管。
が起動されると、循環水が第1送水管。
入口側水室、復水器冷却管、出口側水室および第2送水
管を順次満たして行き、この過程で系統内を満たしてい
た空気も順次放水槽に送り出される。
管を順次満たして行き、この過程で系統内を満たしてい
た空気も順次放水槽に送り出される。
すなわち、第1送水管の直立管の頂部と入口側水室とは
連絡管を介して連通しており、循環水により直立管の頂
部に押し上げられた空気は連絡管を通して高位にある入
口側水室に逃がされる。
連絡管を介して連通しており、循環水により直立管の頂
部に押し上げられた空気は連絡管を通して高位にある入
口側水室に逃がされる。
また、第2送水管の直立管の頂部には出口側水室に循環
水が流れたときから、低位にある直立管にかけて連絡管
を経由する循環水の流れが形成され、その際直立管内の
空気は循環水によって第2送水管に逃がされる。
水が流れたときから、低位にある直立管にかけて連絡管
を経由する循環水の流れが形成され、その際直立管内の
空気は循環水によって第2送水管に逃がされる。
一方、系統内の滞留空気が放水槽に排出された後も、循
環水と共にそこに含まれる空気が系統内に流れてくる。
環水と共にそこに含まれる空気が系統内に流れてくる。
このとき、第1送水管の直立管では連絡管を経由する流
れが、第2送水管の直立管でも連絡管を経由する流れが
各々形成されるため、空気の混入が生じても、各直立管
の頂部には残らず、@環水と共に下流に運ばれ、最後に
放水槽に排出される。すなわち、本発明による復水器循
環水系統においては直立管を含めてすべての領域で循環
水の流れが保たれ、滞留空気の排出後に循環水中に混入
した空気は連続的に系統の外に排出される。
れが、第2送水管の直立管でも連絡管を経由する流れが
各々形成されるため、空気の混入が生じても、各直立管
の頂部には残らず、@環水と共に下流に運ばれ、最後に
放水槽に排出される。すなわち、本発明による復水器循
環水系統においては直立管を含めてすべての領域で循環
水の流れが保たれ、滞留空気の排出後に循環水中に混入
した空気は連続的に系統の外に排出される。
(実施例)
本発明の実施例を第2図を参照して説明する。
なお、第2図に示される構成中、第1図に示されるもの
と同一のものには同一の符号を付してその説明を省略す
る。
と同一のものには同一の符号を付してその説明を省略す
る。
第2図において、第1送水管4aの直立管5aおよび第
2送水管4bの直立管5bには各々入口側水室9aおよ
び出口側水室9bと連絡している連絡管10a。
2送水管4bの直立管5bには各々入口側水室9aおよ
び出口側水室9bと連絡している連絡管10a。
10bが設けられる。ここで、各連絡管10a、 10
bの一端は直立管5a、5bの頂部に近いところに結ば
れ、一方他端はその頂部よりも高い位置にある入口側お
よび出口側水室9a、9bと接続される。
bの一端は直立管5a、5bの頂部に近いところに結ば
れ、一方他端はその頂部よりも高い位置にある入口側お
よび出口側水室9a、9bと接続される。
なお、図中符号11は第1送水管4aに備えられるポン
プを示している。
プを示している。
本実施例の空気抜き操作は次のように進められる。復水
器1が始動される前の第1送水管4日内は大気圧が作用
し、これと通じている入口側水室9a。
器1が始動される前の第1送水管4日内は大気圧が作用
し、これと通じている入口側水室9a。
復水器1の冷却管、出口側水室9bおよび第2送水管4
b内を含む大部分の系統が空気で満圧されている。ここ
で、ポンプ11を起動すると、循環水が第1送水管4a
に流れ、内部の空気が下流に逃がされる。そして、入口
側水室98以下の全域に循環水が流れて系統内の空気が
放水槽3に排出される。循環水が第1および第2送水管
等のほぼ全域を満たしたときから、直立管4aの水位は
上昇し始め、内部の空気がその頂部に集まるが、この空
気は連絡管10aを通して入口側水室9aに排出される
。また、直立管4b内滞留空気は出口側水室9bから連
絡管10bを通して流れくる循環水によって第2送水管
4bに排出される。
b内を含む大部分の系統が空気で満圧されている。ここ
で、ポンプ11を起動すると、循環水が第1送水管4a
に流れ、内部の空気が下流に逃がされる。そして、入口
側水室98以下の全域に循環水が流れて系統内の空気が
放水槽3に排出される。循環水が第1および第2送水管
等のほぼ全域を満たしたときから、直立管4aの水位は
上昇し始め、内部の空気がその頂部に集まるが、この空
気は連絡管10aを通して入口側水室9aに排出される
。また、直立管4b内滞留空気は出口側水室9bから連
絡管10bを通して流れくる循環水によって第2送水管
4bに排出される。
かくして、復水器の始動前にすべての滞留空気は、系統
外に排出されるが、従来のように仕切弁8a、8b等を
操作する必要がなく、運転員の負担が大きく軽減される
。また、直立管5a、5b内の空気が逃がされる過程で
循環水の水撃現象が発生しないために機器の安全が保た
れる。
外に排出されるが、従来のように仕切弁8a、8b等を
操作する必要がなく、運転員の負担が大きく軽減される
。また、直立管5a、5b内の空気が逃がされる過程で
循環水の水撃現象が発生しないために機器の安全が保た
れる。
一方、上記の水張りを経て復水器1が始動されて以後も
循環水に混入して空気が系統内に運ばれる。この空気が
循環水のよどみ領域にて循環水から分離されると、その
ままそこに滞留してしまうが、水張り後は各直立管5a
、5bで連絡管LOa、 10bを経由する流れが形成
されているから、すべての混入空気が連続して下流に運
ばれる。すなわち、直立管5aに流れた空気は連絡管1
0aを経由して入口側水室9aに運ばれ、また直立管5
bに導かれた空気は連絡管10bからの流れによって第
2送水管4bに送り出され、系統内で空気の滞留は生じ
ない。
循環水に混入して空気が系統内に運ばれる。この空気が
循環水のよどみ領域にて循環水から分離されると、その
ままそこに滞留してしまうが、水張り後は各直立管5a
、5bで連絡管LOa、 10bを経由する流れが形成
されているから、すべての混入空気が連続して下流に運
ばれる。すなわち、直立管5aに流れた空気は連絡管1
0aを経由して入口側水室9aに運ばれ、また直立管5
bに導かれた空気は連絡管10bからの流れによって第
2送水管4bに送り出され、系統内で空気の滞留は生じ
ない。
かくして、この通常運転中の空気抜き操作も運転員の手
を煩わせず自動的に行なうことができ、運転員の負担が
大きく軽減される。
を煩わせず自動的に行なうことができ、運転員の負担が
大きく軽減される。
さらに、本実施例は原子力タービンプラントに適用した
場合に優れて有用である。すなわち、−般に、原子力タ
ービンプラントでは復水器1に接続される領域の循環水
系統がタービン建家内にあり、サンプピット7a、 7
bに排出された空気循環水等が放射線管理区域に運ばれ
ることになり放射性I恕 廃棄冊を含むこれらの循環水等は廃棄物処理装置を通さ
ない限り廃棄することができなくなるが、本実施例の循
環水系統は放射線管理区域外に循環水等が運ばれ、廃棄
物処理装置による処理を経ずに廃棄することが可能とな
る。
場合に優れて有用である。すなわち、−般に、原子力タ
ービンプラントでは復水器1に接続される領域の循環水
系統がタービン建家内にあり、サンプピット7a、 7
bに排出された空気循環水等が放射線管理区域に運ばれ
ることになり放射性I恕 廃棄冊を含むこれらの循環水等は廃棄物処理装置を通さ
ない限り廃棄することができなくなるが、本実施例の循
環水系統は放射線管理区域外に循環水等が運ばれ、廃棄
物処理装置による処理を経ずに廃棄することが可能とな
る。
以上の説明から明かなように本発明は復水器循環水系統
に備えられる第1および第2送水管の直立管の頂部と、
復水器の各水室とを連絡管を介して各々連通せしめ、復
水器の始動にあたって、各水室、第1および第2送水管
ならびに各直立管内に滞留している空気を系統内に循環
水を張って放水槽に送り出し、さらに滞留空気の排出後
に循環水に混入して系統内に流れてくる空気を各直立管
および各連絡管内に循環水を送って放水槽に排出するよ
うにしているので、復水器の始動時、さらに運転中に直
立管の頂部に集まってくる空気を人手を煩わせることな
く系統外に排出することができ、運転員の負担が軽減さ
れるという効果を奏する。
に備えられる第1および第2送水管の直立管の頂部と、
復水器の各水室とを連絡管を介して各々連通せしめ、復
水器の始動にあたって、各水室、第1および第2送水管
ならびに各直立管内に滞留している空気を系統内に循環
水を張って放水槽に送り出し、さらに滞留空気の排出後
に循環水に混入して系統内に流れてくる空気を各直立管
および各連絡管内に循環水を送って放水槽に排出するよ
うにしているので、復水器の始動時、さらに運転中に直
立管の頂部に集まってくる空気を人手を煩わせることな
く系統外に排出することができ、運転員の負担が軽減さ
れるという効果を奏する。
第1図は従来の原子力タービンプラントにおける復水器
循環水系統の一例を示す系統図、第2図は本発明による
空気抜き運転方法に使用される装置を示す系統図である
。 1・・・復水器 2・・・取水槽3・・・放水
槽 4a・・・第1送水管4b・・・第2送水
管 5a、5b・・・直立管10a、 10b一連
絡管 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 第子丸 健
循環水系統の一例を示す系統図、第2図は本発明による
空気抜き運転方法に使用される装置を示す系統図である
。 1・・・復水器 2・・・取水槽3・・・放水
槽 4a・・・第1送水管4b・・・第2送水
管 5a、5b・・・直立管10a、 10b一連
絡管 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 第子丸 健
Claims (2)
- (1)取水槽と復水器とを結ぶ第1送水管と、前記復水
器と放水槽とを結ぶ第2送水管と、これらの第1および
第2送水管から各々分岐して設けられた少なくとも一つ
の直立管とを備え、循環水が前記第1送水管に備えられ
たポンプにより昇圧され、前記取水槽から前記復水器に
かけて送られ、その後前記第2送水管を通して前記放水
槽に排出されるようになっている復水器循環水系統の空
気抜き運転方法において、前記第1および第2送水管の
直立管の頂部と、前記復水器の各水室とを連絡管を介し
て各々連通せしめ、前記復水器の始動にあたり、前記各
水室、前記第1および第2送水管ならびに前記各直立管
内に滞留している空気を系統内に循環水を張って前記放
水槽に送り出し、さらに滞留空気の排出後に循環水に混
入して系統内に流れてくる空気を前記各直立管および前
記各連絡管内に循環水を送って前記放水槽に排出するこ
とを特徴とする復水器循環水系統の空気抜き運転方法。 - (2)取水槽と復水器とを結ぶ第1送水管と、前記復水
器と放水槽とを結ぶ第2送水管と、これらの第1および
第2送水管から各々分岐して設けられた少なくとも一つ
の直立管とを備え、循環水が前記第1送水管に備えられ
たポンプにより昇圧され、前記取水槽から前記復水器に
かけて送られ、その後前記第2送水管を通して前記放水
槽に排出されるようになっている復水器循環水系統にお
いて、前記第1および第2送水管の直立管の頂部と、前
記復水器の各水室とを連絡管を介して各々連通せしめた
ことを特徴とする復水器循環水系統の空気抜き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13151889A JPH0221195A (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 復水器循環水系統の空気抜き運転方法および空気抜き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13151889A JPH0221195A (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 復水器循環水系統の空気抜き運転方法および空気抜き装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221195A true JPH0221195A (ja) | 1990-01-24 |
JPH0366591B2 JPH0366591B2 (ja) | 1991-10-17 |
Family
ID=15059926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13151889A Granted JPH0221195A (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 復水器循環水系統の空気抜き運転方法および空気抜き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0221195A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06147780A (ja) * | 1992-11-05 | 1994-05-27 | Toshiba Corp | 復水器水室ベント装置 |
JP2006266553A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水管の空気抜き装置 |
JP2014206312A (ja) * | 2013-04-11 | 2014-10-30 | 三菱重工業株式会社 | 復水器の冷却装置及び方法 |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP13151889A patent/JPH0221195A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06147780A (ja) * | 1992-11-05 | 1994-05-27 | Toshiba Corp | 復水器水室ベント装置 |
JP2006266553A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水管の空気抜き装置 |
JP4599200B2 (ja) * | 2005-03-23 | 2010-12-15 | 三菱重工業株式会社 | 水管の空気抜き装置 |
JP2014206312A (ja) * | 2013-04-11 | 2014-10-30 | 三菱重工業株式会社 | 復水器の冷却装置及び方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0366591B2 (ja) | 1991-10-17 |
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