JPH02209958A - 耐熱ヒューズボックス - Google Patents

耐熱ヒューズボックス

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Publication number
JPH02209958A
JPH02209958A JP32344388A JP32344388A JPH02209958A JP H02209958 A JPH02209958 A JP H02209958A JP 32344388 A JP32344388 A JP 32344388A JP 32344388 A JP32344388 A JP 32344388A JP H02209958 A JPH02209958 A JP H02209958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
box
fuse
polyphenylene ether
pts
Prior art date
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Pending
Application number
JP32344388A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Yoshimura
正司 吉村
Toru Ueki
徹 植木
Kazuharu Kanezaki
金崎 和春
Takashi Sato
隆 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、成形加工性、耐熱性、ヒンジ性に優れた熱可
塑性樹脂組成物から成形されたヒユーズボックスに関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車等に使用されるガラス管被覆ヒユーズは耐
熱性に優れているものの、耐衝撃性に劣り、割れ易く、
また製造コストが高い、このことからガラス管よりプラ
スチックへの代替がおこなわれている。プラスチック被
覆ヒユーズの製造法は射出成形によりヒユーズの被覆材
(本発明ではヒユーズボックスと称する)を得た後、ヒ
ユーズをセントし被覆材の薄肉部を直角に折り曲げ、か
しめて固定する。このため、耐熱性以外にヒンジ性も必
要である0例えばヒユーズボックスとして、ポリカーボ
ネート、ボリアリレート、ポリサルホン等が使用されて
いるが、ポリカーボネートは耐熱性に劣るため低消費電
流回路のみに使用されている。またボリアリレート、ポ
リサルホン等は耐熱性に優れているものの、価格が高く
汎用性に劣る。一方ボリフエニレンエーテルは価格が安
く、耐熱性に優れた樹脂であることが広く知られている
が、溶融粘度が高く、成形時に高温を要するため変色、
酸化劣化を生じ、−船釣には単独では使用されていない
0通常はポリスチレン、ゴム変性ポリスチレンとからな
る樹脂組成物として使用されている。しかしながら、こ
の樹脂組成物はポリフェニレンエーテル樹脂の成形加工
性を改善してはいるが、熱変形温度が大幅に低下してい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、ポリフェニレンエーテル樹脂の耐熱性
を損なわず成形加工性を改善し、耐熱性、ヒンジ性に優
れたヒユーズボックスを提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記問題を解決すべく鋭意検討した結果
、ポリフェニレンエーテル樹脂または、ポリフェニレン
エーテルとスチレン系樹脂に酸イミド化合物を添加して
なる熱可塑性樹脂組成物が最もヒユーズボックスとして
好ましいものであることを見いだし本発明に到達したも
のである。
即ち、本発明は (a)一般式 (式中R,、R,、R1、およびR4はそれぞれ独立に
ハロゲン、水素、炭化水素、ハロ炭化水素、炭化水素オ
キシおよびハロ炭化水素オキシで構成される群から選択
され、nはモノマー単位の総数を表わし、20以上の整
数である)で示されるポリフェニレンエーテルまたはポ
リフェニレンエーテルとスチレン系樹脂との組成物10
0重量部と、(b)酸イミド化合物1〜20重量部より
なる熱可塑性樹脂組成物から成形された耐熱ヒユーズボ
ックスである。
本発明の熱可塑性樹脂組成物を構成する(a)成分のポ
リフェニレンエーテル樹脂は前記一般式で示される単位
を一種以上含有するホモポリマまたはコポリマーが望ま
しい、ポリフェニレンエテル樹脂の製造方法は特に限定
しないが、米国特許第3306874号、同第3306
875号、同第3257357号および第325735
8号に記載の方法でフェノール類の反応によって製造で
きる。これらフェノール類としては、2.6−シメチル
フエノール、2.6−シエチルフエノール、2.6−シ
ブチルフェノール、2,6−ジラウリルフェノール、2
,6−ジプロピルフェノール、2.6−ジフェニルフェ
ノール、2−メチル−6−ニチルフエノール、2−メチ
ル−6−シクロヘキジルフエノール、2−メチル−6−
メドキシフエノール、2−メチル−6−ブチルフェノー
ル、2.6−シメトキシフエノール、2.3゜6−ドリ
メチルフエノール、2,3,5.6−チトラメチルフエ
ノールおよび2,6−シエトキシフエノールが含有され
るが、これらに限定されるものではない0本発明におい
て、好ましいポリフェニレンエーテル樹脂はポリ(2,
6−シメチルー1.4−フェニレン)エーテルである。
本発明において用いられるポリスチレン系樹脂としては
、GPポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン、ス
チレン・ブタジェン共重合物、スチレン・無水マレイン
酸共重合物、スチレンアクリロニトリル共重合物、スチ
レン・アクリロニトリル・ブタジェン共重合物、スチレ
ン・メチルメタクリレート共重合物等があり、好ましく
はCPポリスチレン、透明スチレン・ブタジェン共重合
物(商品名にレジン)が用いられる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物を構成する(b)成分とは
、酸イミド化合物、すなわち、−船釣にN Hxまたは
第1級アミン化合物と2塩基酸のアシル基から誘導され
る環状のイミドが使用される。
第一級アミンの例としてはアニリン、シクロへ圭ジルア
ミン、P−ヒドロキシアニリン等が挙げられ、2塩基酸
の例としてはコハク酸、グルタル酸、フタル酸、マレイ
ン酸等が挙げられる。即ち、酸イミド化合物の代表例と
しては、コハクィミド、グルタルイミド、フタルイミド
、N−フェニルフタルイミド、N−フェニルマレイミド
、N−シクロへキシルマレイミド、N−(4−ヒドロキ
シフェニル)マレイミド、N−(4−カルボキシフェニ
ル)マレイミド、N−(4−クロロフェニル)マレイミ
ド等が挙げられる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物において、(a)ポリフェ
ニレンエーテル、または、ポリフェニレンエーテルとス
チレン系樹脂に対する(b)酸イミド化合物の配合比は
、<a>が100重量部に対して(b)が0.1〜20
重量部、好ましくは1〜15重量部の範囲である。(b
)が0.1重量部未満では成形加工性が低下し、20重
量部を越えるとヒンジ性が低下するため好ましくない。
また、ポリフェニレンエーテルとスチレン系樹脂を併用
する場合には、ポリフェニレンエーテルとスチレン系樹
脂合計100重量%に対して、スチレン系樹脂が30重
量%以下が好ましい、30重量%を越えると耐熱性が低
下する。
本発明のヒユーズボックスの製造方法に関しては特に制
限はなく、通常公知の方法を採用することができる。す
なわち、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリスチレン系
樹脂、酸イミド化合物を高速撹拌機などを用いて均一混
合した後、十分な混練能力のある一軸または多軸の押出
機で溶融混練してペレット化した後、射出成形法によっ
て製造される。また、目的に応じて顔料や染料、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、滑剤、難燃剤、および帯電防止剤
などを添加することができる。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明する
。なお、実施例および比較例に記した樹脂組成物および
成形物の特性評価は次の方法に従って実施した。
(1)メルトフローインデックス(成形加工性)JIS
−に7210に準拠した。
荷重  16kg、温度 300°C (2)熱変形温度(樹脂の耐熱性) JIS−に7207に準拠した。
曲げ応力 1 56kg/ (3)ヒンジ性 成形品(ヒユーズボックス)にヒユーズをセットし、薄
肉部(0,5mm)を直角に折り曲げた時の破断の有無
を見た。
(4)成形品(ヒユーズボックス)の耐熱性150℃、
2時間乾燥機の中に装置した後変形の有無を目視により
観察した。
実施例 1〜3 ポリフェニレンエーテル樹脂(C,EMポリマー(株)
社製、25°Cクロロホルム中での極限粘度0.5)、
CPポリスチレン樹脂〔三井東圧化学(株)社製、商品
名トーボレックス550−05)イミド化合物として、
N−フェニルマレイミドを表1に示す割合で配合し、2
70〜300°Cの範囲で混練、ペレット化した。この
ペレットから射出成形法により作製した試験片およびヒ
ユーズボックスの評価結果を表1に示す。
実施例 4〜5 実施例1〜3において、イミド化合物として、N−シク
ロヘキシルマレイミドイミドを表1に示す割合で配合し
た以外は実施例1〜3と同様とした。
実施例 6 実施例1〜3において、イミド化合物として、コハクイ
ミドを表1に示す割合で配合した以外は実施例1〜3と
同様とした。
比較例 1〜4 実施例1〜3において、配合割合を変えた以外は同様と
した0本発明で規定した配合比をはずれると加工性、耐
熱性、ヒンジ性のいずれかが大幅に低下し、十分な実用
価値を有するものでない。
比較例 5 ポリカーボネートより成形したヒユーズボックスは15
0℃で変形が生じ十分な実用価値を有するものでない。
〔発明の効果〕
本発明の樹脂組成物よりなるヒユーズボックスは耐熱性
、ヒンジ性に優れその実用価値は大きい。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1、R_2、R_3、およびR_4はそれぞ
    れ独立にハロゲン、水素、炭化水素、ハロ炭化水素、炭
    化水素オキシおよびハロ炭化水素オキシで構成される群
    から選択され、nはモノマー単位の総数を表わし、20
    以上の整数である)で示されるポリフェニレンエーテル
    またはポリフェニレンエーテルとスチレン系樹脂との組
    成物100重量部と、(b)酸イミド化合物1〜20重
    量部よりなる熱可塑性樹脂組成物から成形された耐熱ヒ
    ューズボックス
JP32344388A 1988-12-23 1988-12-23 耐熱ヒューズボックス Pending JPH02209958A (ja)

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JP32344388A JPH02209958A (ja) 1988-12-23 1988-12-23 耐熱ヒューズボックス

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JP32344388A JPH02209958A (ja) 1988-12-23 1988-12-23 耐熱ヒューズボックス

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JPH02209958A true JPH02209958A (ja) 1990-08-21

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